JPH02200180A - タンパク質の精製法 - Google Patents

タンパク質の精製法

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JPH02200180A
JPH02200180A JP1259873A JP25987389A JPH02200180A JP H02200180 A JPH02200180 A JP H02200180A JP 1259873 A JP1259873 A JP 1259873A JP 25987389 A JP25987389 A JP 25987389A JP H02200180 A JPH02200180 A JP H02200180A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒト成長ホルモン、ヒトプロティンCおよび凝固因子■
等を包含する、多数の、ヒトおよびその他の哺乳動物タ
ンパクが、これらのタンパクをコードしているDNAで
宿主細胞をトランスフェクトし、その組換え細胞をタン
パクの発現に適切な条件下で増殖させることによって、
これらの細胞中で生産されている。グリンネル等(Gr
innell etal)は、バイオテクノロジー(B
iotechnology) 5: 1189−119
2(1987)に、ヒト腎細胞による組換えヒトプロテ
ィンC(HPC)の発現を記載している。このタンパク
は細胞によって細胞培養培地に分泌され、培養培地およ
びその他の成分、例えば細胞排泄物、細胞残骸およびタ
ンパクまたは同様に培地に集積されるその他の物質等か
ら分離されなければならない。また、タンパクの生物学
的活性は保持されねばならないので、回収条件を、タン
パクの生物学的活性を保持し、同時に、培地中の不純物
からタンパクを効果的に分離するような、穏やかな条件
としなければならない。
純度はしばしば、考慮しなければならない重要事項であ
り、とりわけ医薬への応用のためには重要である。
細胞培養培地から生物学的に活性な形態のタンパクを回
収するには、多数の問題がある。例えば、所望のタンパ
クを、該タンパクを伴っているかもしれないホモローガ
スな生物学的に不活性なタンパクの様な、細胞培養培地
中の、他の非常に類似しているタンパクから分離しなけ
ればならない。
回収方法によって、高レベルの純度を有する生物学的に
活性な形態のタンパクを得るべきである。
ジョーンズ等(Jones et al)は、米国特許
第4゜512.922号に宿主細胞の細胞質から屈折力
のあるタンパク(宿主細胞内で不溶性顆粒タンパクを形
成する輸送されないタンパク)を回収するための方法を
記載している。変性−再生タンパクの回収系を記載して
いる関連特許には、米国特許第4.599.197号、
第4.518.526号および第4.511.503号
がある。
ラウシュおよびメング(Raush and Meng
)の米国特許第4.677.196号は、屈折体の形態
でもある、宿主細胞からのへテロジニアスな(hete
roganous)タンパクの回収を記載している。
ハング等(Hung et aJ)の米国特許第4.7
34゜362号は、タンパクを変性させ、次いで、再生
させて所望の生成物を得ることを含む、宿主細胞から組
換え屈折タンパクを回収するための方法を記載している
ヒト凝固因子■の回収および精製は、ブローズおよびマ
ジエラス(Brose and Majerus)によ
ってザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミスト
リー(The Journal of Biologi
cal Chemistry)I旦5 : 1242−
1247(1980)に記載されている。彼らは、まず
、クエン酸バリウムにタンパクを吸着させ、クロマトグ
ラフィーによって分離することからなる方法を使用し、
ヒト血漿から約30%の収率で因子■を精製した。
ビタミンに依存性タンパクは、止血の維持に関連のある
種類のタンパクである。ビタミンにへの依存は、タンパ
クの生合成の間に起こる。ヒトプロティンC(HPC)
は、止血の維持に重要な役割を果たすビタミンに依存性
血漿糖タンパクである。
エズモン(c,T、Esmon)のサイエンス(Sci
ence)235 : l 348−1352(198
7)。
HPCにカルシウムイオン(ca”つが結合すると、蛍
光放射分光学によって測定し得るRPCの構造上の変化
を生じる。ジョンソン等(Johnsonet al)
のジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(
J、Biol 、Chem、)、258 : 5554
5560(i983)。構造変化は、アガロースゲル電
気泳動の様な電気的分野においてタンパクの移動パター
ンの相違によって測定される様な表面の荷電分布の変化
をもたらす。ステン70(Stenflo、J、)のジ
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、
Biol、Chem、)、251:355−363(1
976)。
本発明は、宿主細胞によって産生されたか、またはタン
パクをコードしているDNAでトランスフオームまたは
トランスフェクトされた後の宿主細胞によって産生され
た、排出ビタミンに依存性タンパクを細胞培養培地から
回収および精製する方法を提供するものである。ビタミ
ンに依存性タンパクは、カルシウムイオンまたはバリウ
ムイオンの様な2価陽イオンと結合し、その結果、タン
パクの構造が変化したりタンパクの表面荷電が変化した
りする。本発明では、これらの変化を利用し、2価陽イ
オンの存在下で、種々の基質へのタンパクの結合親和性
を制御する。この方法は、タンパクのイオン的に変化し
た結合親和性に基づいてタンパクを分離するために、通
常のクロマトグラフィーを使用する。
本発明方法では、タンパクを含んでいる細胞培養培地を
キレート剤で処理し、内生の2価陽イオンを除去する。
培地を、これが強い親和性を有するイオン交換樹脂と接
触させる。次いで、タンパクに結合し、タンパク−陽イ
オン複合体として溶離する2価陽イオンを含有する溶液
で樹脂からタンパクを溶離する。次に、このタンパク−
陽イオン複合体を、陽イオンと結合する固定化キレート
剤を有する樹脂と接触させる。キレート樹脂は選択的に
陽イオンと結合し、この樹脂からタンパクのみが溶離す
る。次に、更に精製するために、タンパクを第2のイオ
ン交換樹脂と接触させる。タンパクを第2の陽イオン含
有バッファーで処理スると、タンパク−陽イオン複合体
が形成し、この複合体を疎水性樹脂と接触させる。タン
パク−陽イオン複合体は、疎水性樹脂に強く結合する。
次いで、樹脂と結合しているタンパクを、陽イオンと結
合するキレート剤で処理し、疎水性樹脂から高純度のタ
ンパクを溶出することができる。タンパクとタンパク−
陽イオン複合体間の結合差を利用し、各工程において9
0%以上の収率で、実質上純粋な生物学的に活性なタン
パクを回収するための、効率的でタンパクを変性させな
°い方法とすることができる。
第1図は、2価陽イオン結合タンパクの精製について本
発明方法を説明するフローチャートを示す。
第2図は、NaCQグラジェントを使用する、ファルマ
シア・モノQ (Pharmac ia MonoQ)
イオン交換樹脂からのヒトプロティンCの溶出プロファ
イルを示す。
第3図は、CaCQ2グラジェントを使用する、ファル
マシア・モノQイオン交換樹脂からのヒトプロティンC
の溶出プロファイルを示す。
第4図は、CaCQ2溶離バッファーおよび高NaC1
2/(ソファ−の両者を使用する、ファルマシア・7フ
ースト7 a −Q (Pharmacia Fast
 Flow Q)イオン交換樹脂からのヒトプロティン
Cの溶出プロファイルを示す。
HPCおよびその他のビタミンに依存性タンパクの大部
分は、Ca”の様な2価陽イオンと結合する。タンパク
の結合部位の大部分は、修飾されたグルタミン酸残基で
あるらしい。オーリン等(Ohlin et al)、
1988、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス
トリー(J、Biol、Chem、)、263 : 7
411−7417゜グルタミン酸残基が修飾される反応
は、ガンマカルボキシル化であり、これは、ミクロソー
ム酵素、ビタミンに依存性カルボキシラーゼによって行
われる翻訳後修飾である。ガンマカルボキシル化グルタ
メート(Gla残基と呼ばれる)は、ビタミンに依存性
タンパクの生物学的活性に必要である。例えば、HPC
の場合、タンパクを生物学的に活性(例えば、抗血栓活
性)にするために、RPCタンパク配列の最初の9個の
連続したグルタメート残基を、ガンマカルボキシル化に
よって修飾しなければならない。
RPCの場合、これらのGla残基は、Ca”+に対す
る結合部位の大部分を構成する。エスモン等(N、L、
Esmon at al)のジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー(J、Biol、Chem、)
、258:5548−5553(1983)。ジョンソ
ン等(Johnson et al)のジャーナル・オ
ブ・バイオロジカル・ケミストリー、258 : 55
54−5560(1983);オーリンおよびステシフ
0−(Ohlin and 5tenflo)のジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、262 
: I 379813804(1987);およびスタ
ーンズ等(Stearns et al)のジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、269 : 
826−832(1986)によって記載された様に、
HPCの軽鎖およびHPCの重鎖には、表皮細胞成長因
子様領域で形成される高親和t!j:Ca”+結合部位
がある。
I(PCタンパクの表面荷電分布の変化は、Ca2+に
よる9個のGla残基の中和(1残基当たり2[の負の
荷電)に起因し、その結果、正味18#の負の荷電を失
う。Ca”結合によって起こるHPCの表面荷電分布の
変化は、構造変化の結果でもある。構造におけるこの変
化は、イオン交換クロマトグラフィーおよび疎水性クロ
マトグラフィーで使用される樹脂の様な通常の樹脂に対
するその結合プロファイルに影響する。より具体的には
、この変化は通常のイオン交換クロマトグラフィー樹脂
を「偽親和性」樹脂として作用させる。
本発明の方法は、高比活性のタンパクから低比活性のタ
ンパクを選択的に分離することができる。
この選択性は、タンパクに存在するGla残基の数に基
づく。例えば、樹脂に対するGla含有タンパクの親和
性の高さに基づき、低比活性のタンパク(即ち、より少
ないGla残基を何するタンパク)を、より高比活性の
タンパク(即ち、多、数のGla残基を有するタンパク
)から分離することができる。
より多数のGla残基を有するタンパクは、カルシウム
の様な2filli陽イオンと複合体形成して、より明
白な構造的および電気的変化を示し、2価陽イオンを含
有する溶離バッファーが使用される場合、これらの高活
性タンパクは、カラムから、より容易に溶離するであろ
う。この選択性は非常に有効かつ有用である。多数のほ
にゅう動物セルラインは、全てのGla残基の存在を欠
いているため、完全に生物学的に活性な組換えビタミン
に依存性タンパクを発現することができない。本発明の
方法は、完全に活性なビタミンに依存性タンパクを、そ
れより低活性の形態の同一のタンパクから分離すること
ができる。この方法は、簡単であり、経済的であり、い
ずれの生化学研究室によっても容易に組み立てられる。
本発明は、偽親和性樹脂として通常のクロマトグラフィ
ー樹脂(イオン交換または疎水性の様な)を使用するこ
とを基礎とする。低濃度の2価陽イオン、とりわけ(a
 R+の存在または非存在は、通常のクロマトグラフィ
ー樹脂におけるRPCの溶離プロファイルに影響する。
この現象は、全てのビタミンに依存性タンパクおよび/
またはペプチド、および(a 2 +結合タンパク、ペ
プチドまたは巨大分子を包含する全ての2価陽イオン結
合タンパクに及ぶかもしれない。Ca”は、既知のビタ
ミンに依存性タンパクに結合させるための、生理学的に
非常に豊富なエフェクター2価金属イオンなので、これ
を以下の大部分の試験について使用する。しかしながら
、Ca”を、ストロンチウム(Sr”つむよびバリウム
(Ba”つの様な他の2価陽イオンで置き換えてもよい
。これらの金属イオンによっても同じ結果が得られる。
本発明方法は、例えばヒトプロティンC(RPC)、因
子江、因子x1因子■、因子■、ヒトプロティン5(H
PS)、グaティン2.骨Glaタンパクおよび骨マト
リックスGlaタンパクを包含する、産生される全ての
ビタミンに依存性タンパクに有効である。この方法は、
RPCの様なビタミンに依存性タンパク酵素原、および
活性化プロティンC(APC)の様な対応する活性化形
の血漿プロテアーゼの両者に有効である。
本明細書記載の発明はまた、微生物(宿主細胞)中で発
現した後に宿主細胞から細胞培養培地に分泌されるヘテ
ロローガスな組換えタンパクの単離、精製、再活性化お
よび使用に有用な方法に関するものである。本発明の目
的のために、分泌されたタンパクを「排出タンパク」と
呼ぶ。本明細書記載の発明は更に、非形質転換セルライ
ン中で産生された排出タンパクの単離、精製、再活性化
および使用に関するものである。
組換えDNA法を使用して宿主微生物に外来のタンパク
を産生させる場合、その様なタンパクはしばしば「ヘテ
ロローガスなタンパク」または1組換えタンパク」と呼
ばれる。本発明において、 「タンパク」なる語句は、
2価陽イオン結合ポリペプチドおよびタンパクの全てを
包含するものとする。
「ヘテロローガス」および「組換え」なる語句は、2価
陽イオンと結合する、宿主微生物によって分泌されるタ
ンパクを意味するために互換的に使用される。
まず、周知の標準的組換えDNA法によって、タンパク
をクローニングする。HPCのクローニングは、ベック
マン等(Beckmann et al)によって、ヌ
クレイツク・アシッズ・リサーチQJucleicAc
ids Re5earch)13 : 5233(19
85)に記載された。ヒト腎293細胞による組換えH
PC(fHPC)の発現は、グリンネル等(Grinn
all eLal)によってバイオテクノロジー(Bi
otecbnology)5 :1189−1192(
1987)に記載された。
培養培地を集め、所望により、冷室温(約4°C)にて
約20,0OOGで約20分間遠心して、細胞残骸を除
去する。上清はタンパクを含有している。遠心後、ベン
ズアミジンの様なプロテアーゼ阻害剤、およびEDTA
またはEGTAの様なキレート剤を、全ての2価陽イオ
ンを除去するのに十分な濃度で培地に加えることができ
る(第1図、第1−2工程参照)。
次いで、培地を陰イオン性4級または3級アミンベース
の樹脂の様なイオン交換樹脂と接触させる(第1図、第
3工程)。市販品として入手し得る好適な樹脂の幾つか
の例には、ファルマシア・ファースト70−Q(F F
 Q)およびモノQ1およびシグマ社製QAE−A50
−120およびDEAE3級/4級アミンがある。本発
明の1態様では、樹脂をカラムに入れることができる。
しかしながら、培地が通過し、適切なイオン交換を保証
する十分な樹脂表面積と接触し得る限り、樹脂をベツド
またはその他の形状とすることもできる。この工程は、
冷室温(8〜10℃)で行う。
まず、少量のプロテアーゼ阻害剤、キレート剤、および
、所望により、1価の塩を含有している中性pI(のバ
ッファー溶液で樹脂を平衡化する。
Ca”“と反応しない限り、いずれの中性バッファーを
使用してもよいが、例えば、リン酸バッファーはCa”
+と不溶性複合体を形成するので使用することができな
い。好ましい平衡化バッファー溶液は、約20mMトリ
スバッファー、2mMEDTA、2mMベンズアミジン
およびO,15MNaCl2を含有し、約7.4のpH
を有する。次いで、受容器(例えば、カラム)に樹脂を
充填する。
ベツドボリュームは、タンパクのための結合部位を与え
るのに十分とすべきである。次に、既にプロテアーゼ阻
害剤およびキレート剤で処理された培養培地をカラムに
負荷する。タンパク結合が最もよ〈起こるように流速を
調節する。RPCの場合、直線状流速を1時間当たり、
約40−80センチメートルとすべきである。
次いで、負荷されたカラムを、1価の塩(例えば、Na
CQまt;はKCl2)、プロテアーゼ阻害剤(例えば
、ベンズアミジン)およびキレート剤(例えば、EDT
A)を含有する、カラム容量の約3倍またはそれ以上の
量の中性バッファー(例えば、トリスバッファー、pH
7,4)で洗浄する。所望により、塩およびプロテアー
ゼ阻害剤を含有する、カラム容量の約2倍量の中性バッ
ファーで2回目の洗浄を行ってもよい。所望のタンパク
は樹脂に対して高い親和性を有するので、これらのタン
パクは、この時点で、イオン性樹脂に強く結合している
。細胞培養培地中のその他のタンパクおよび不純物の大
部分は洗い流されている。カラムからタンパクを取り出
すために、2価陽イオン、好ましくはカルシウム(ca
”つを含有している「溶離」バッファーを使用する(第
1図、第4工程)。カルシウムイオンは、タンパクに選
択的に結合し、Ca−タンパク複合体を形成するであろ
う。この複合体は樹脂に対して低い親和性を有し、従っ
て、Ca−タンパク複合体は、溶出液に含まれるであろ
う。溶離バッファーは、中性バッファー(例えば、トリ
ス)1.1価の塩(例えば、NaC(+)、カルシウム
塩(例えば、CaCL)およびプロテアーゼ阻害剤(例
えば、ベンズアミジン)の組み合わせであってよい。好
ましい溶離パン7アーは、20mMトリス、0.15 
 NaC(2,10mM CaCQ2および5mMベン
ズアミジンを含有し、約7.4のpHを有する。タンパ
クは、カラム容量の2倍の溶離剤で溶出する。タンパク
の約90パーセント(90%)は、カラム容量の2倍の
終わりまでに溶出される。この工程後のタンパクの回収
は、約80−90%である。
次に、タンパクを含有している溶出液を、固定化キレー
ト剤を含有する樹脂で処理し、第2のイオン交換樹脂と
接触させる(第1図、第5〜7エ程)。これらの2種類
の樹脂を含有しているカラムまたはベツドを、所望によ
り、縦列に組み立て、キレートカラムからの溶出液を直
接イオン交換カラムに流入させてもよい。別法として、
キレートカラムからの溶出液を集め、次いで、イオン交
換カラムに負荷させてもよい。固定化EDTAを有する
チエレックス100 (chelex100Xバイオラ
ド(Biorad))の様な、固定化キレート剤を有す
る樹脂を含有している市販のキレートカラムを使用する
ことができる。このカラムの目的は、タンパクからカル
シウムを除去することである。イオン交換樹脂は、最初
の工程で使用したイオン交換樹脂と同じタイプとするこ
とができる。この工程では、まず、低濃度の塩を含有し
ている中性p)(のバッファー(例えば、トリスバッフ
ァー)で洗浄することによって、両樹脂を平衡化させる
。カラムの容量は試料の容量に依存する。キレートカラ
ムのベツド容量は、好ましくは、試料200++o2当
たり約20mQとするべきであり、イオン交換カラムの
ベツド容量は、好ましくは、タンパク0.5−1.0グ
ラム当たり約5011112とするべきである。両力ラ
ムは、結合していないカルシウムを除去し、更にタンパ
クを精製するのに十分な流速で流すべきである。この工
程も、冷室温で行うことができる。好ましい方法では、
最初の工程からの溶出液を、直列に連結したカラムに負
荷する。次に、負荷したキレートカラムを、キレートカ
ラム容量に基づき、カラム容量の2倍量の、低濃度の塩
を有する中性pHのバッファーで洗浄する。液体が溶出
したら、キレートカラムの連結をはずすことかでさる。
この時点で、タンパクは、イオン交換カラムに結合して
いる。タンパクは低い塩濃度でイオン交換カラムに結合
し、より高い塩濃度で溶離するということがわかってい
る。従って、タンパクを溶出するためには、塩グラジェ
ントを含有している一連のバッファーでカラムを処理す
ればよい(第1図、第8工程および第2図参照)。例え
ば、pH7,4のトリスバッフブーおよび1MNacI
2からなるバッファーを、このバッファーを0−50%
含有している一連の溶液をカラム容量の約20倍以上使
用して、カラムと接触させることができる。タンパクは
、約27%バッファーを含有している溶液で溶離し始め
、約30%バッファーで最大に溶離する。グラジェント
の代わりに高い塩濃度のバッファーを使用しても、タン
パクを溶離させることができる(例えば、約064〜l
 M NaCl2)。キシエルおよびデイビー(Kis
iel and Davie)のメンズ・イン・エンザ
イモロジ−(Meth、in Enzymology)
8旦、: 320−332(1981)の記載に従い、
分光学を使用して280nmにおける吸収を測定し、光
学密度の変化を調べることによって、溶出をモニターす
る。この時点で、タンパクの回収は90%以上である。
次いで、溶出液からタンパク不純物を除去することによ
ってタンパクを濃縮および精製するために、タンパク含
有溶出画分を疎水性樹脂と接触させる。フェニルスペロ
ースの様な疎水性樹脂を使用することができる。市販品
として入手し得る樹脂には、フェニルスペロースHR5
15およびフェニルセファロースCL−4B(両者トモ
ファルマシア製)がある。疎水性樹脂をまず、1価の塩
および2価陽イオンを含有していることもある中性バッ
ファーで平衡化する。好ましい平衡化バッファーは、約
7.4のpHを有する20mMトリス、1MNaCQお
よび10mM CaCQzである。
この工程では、前工程から溶出されたタンパク含有画分
を、約10 mM CaCQxを含有しているパンファ
ーの様な第2の2価陽イオンで処理し、疎水性樹脂に負
荷し、平衡化バッファーで洗浄する(第1図、第9−1
0工程)。ビタミンに依存性タンパクは、Ca”の非存
在下でフェニルスベロースの様な疎水性樹脂に弱く結合
するが、Ca2“の存在下では樹脂に対して高い親和性
を有し、そのため、EDTAの様なキレート剤を含有し
ている溶液によって樹脂から溶離され得るということが
わかった。中性バッファー、低濃度の1価の塩およびキ
レート剤を含有している溶離バッファーを用いてタンパ
クを溶離することができる。好ましい溶離バッファーは
、約20mMトリス、0.15MNaCl2および1m
M EDTA(pH7,4)を含有する。
この方法によるタンパクの純度は、SDS:PへGEク
ロマトグラフィーによって調べると、98%より高い。
ラエムリ(Laemml i)、ネイチャー(Natu
re)227 : 680−685(1974)。グリ
ン不ル等(Grinnell et al)のバイオテ
クノロジー(Biotechnology)5 : l
 189 1192(1987)に記載の機能分析によ
って調べた結果、タンパクは100%の生物学的活性を
も保持している。
以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はいかなる意味においてもこれらの実施例によっ
て限定されるものではない。
実施例1 陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによ
るRPCの分離 以下の試験のために、4級アミンベ・−スの強陰イオン
交換樹脂(即ち、ファースト70−Q マf−はモノー
Q1ファルマシア社製)を使用する。評判のよい会社か
らの4級アミンベースの樹脂ヲ使用するべきである(例
えば、QAE−A50−120、シグマ社製)。RPC
はDEAE−セファロースCL−6B(ングマ社)の様
な3級アミンベースの樹脂にも結合するので、これらの
樹脂を使用しても同じ結果を得ることができる。
この結果から、HPCはCa”の非存在下で陰イオン交
換樹脂に結合することがわかる。
物質: カラム:     ファルマシア・モノ−Q1R515 器具:       NaC(lグラジェントを流すた
めのファルマシアFPLC LCC−500システム バフ77  A:   20mMトリス、pH7,4,
0,15M NaCQ 10バッファーB:  20mMトリス、pH7,4、
MNacQ 流速:       I mrIJ分 NaCQグラジェント:20分間でo−1oo%バッフ
ァーB 製造業者の指示に従い、カラムを条件設定した。
次いで、カラム(ベツド容量1 mQ)をバッファーA
で平衡化した。バッファーA8.51Af2中、血漿H
PC6+++9を含有している試料をカラムに負荷し、
NaCQグラジェントの開始前にカラムをバッファーA
(カラム容量の3倍量、3吋)で洗浄した。第2図に示
される様に、全てのHPCが樹脂に結合した。HPCの
濃度は、キシエルおよびデイビーのメソッズ・イン・エ
ンザイモロジ−80、320−332(1981)の記
載に従い、280r+mにおける吸収を測定することに
よって光学密度よりモニターした。
RPCが、2mM CaCQzを含有しているバッファ
ーA中にある場合、HPCはモノーQカラムに結合しな
いということがわかった。2mMCaCQ2は、細胞培
養培地またはヒ)・血漿中に通常存在しているものであ
る。RP Cは、20mMトリス(pH7,4)中に0
.4MNaCQを含有して(、する溶液でモノーQ樹脂
から溶離することかわかった。
HP Cを溶離するのに必要なNaCQの量は、pHに
依存する。例えば、pHが低いほど、必要なNaCQ濃
度は高く、pHが高いほど、必要なNaCQ濃度は低い
実施例2 低濃度のCaCQ2による陰イオン交換カラ
ムからのHPCの溶離 以下の試験は、実施例1に記載のファルマシア・モノー
Qカラムおよび同一のプロトコールを使用する。
物質: カラム:     ファルマシア・モノ−Q。
R515 器具:      ファルマシアFPLCLCCバッフ
ァーA:  20mMトリス、pH7,4,0,15M
 NaCl2 バy7y  B:   20mMトリス、pH7,4,
0,15M NaCQ、30mM CaCQ。
流速:       l mQ1分 NaCf2グラジェント=2分間で0−50%バッファ
B カラムをバッファーAで平衡化した。Ca”+グラジェ
ントの展開前に、バッファーA0.7mQに溶解したH
PCo、6+l1gを含有している試料をバッファーA
といっしょにカラムに負荷した。20n+Mトリス、p
H7,4,0−15NaCQ中、6−9mM CaCQ
2のグラジェントで、HPCを溶離した。第3図に示し
た結果は、漸増濃度のCaCQ。
でHPCが溶離することを示している。
キシエルおよびデイビーのメソッズ・イン・エンサイモ
ロジー1旦: 320−332(1981)の記載に従
い、280nmにおける吸収を測定して光学密度を調べ
ることによって、HPCを定量した。
実施例3 陰イオン交換カラムからのHPCの溶離に対
する2価金属陽イオンの特異性実施例2の記載と同様に
して試験を組み立て、実施した。これによって、バッフ
ァーAまたはバッファ −C中、種々の濃度のCaCQ
2で、HPCがインクラティック溶離し得ることがわか
った。バッフy−A:20mMトリス、pH7,4,0
,15MNaCff バッファーC: 20mM トリス、pH7,4結果を
第1表に示す。
簾土嚢 10mM CaCQ2     + 95% 10mM  CaCQ2 +      0% 10mM MgCl22    + 20% このデータから、同濃度の塩化マグネシウム(MgCQ
z)はCaCQ2よりずっと効果が低いので、HPCの
溶離におけるCa”+の2価陽イオン効果はイオン特異
的であることがわかった。
CaCQ、を含有しているバッファーのイオン強度も重
要である。0.15M NaCQの非存在下では、10
mM CaCQ2のCaCQ2は、モノーQカラムから
のRPCの溶離に有効ではなかった。
実施例4 モノーQカラムからRPCを溶離するために
0.4MNaCQの代わりにlomMCaCQ2を使用
することの選択性 rHPC3,3119/mQを発現しているヒト腎29
3細胞からの2%ウシ胎児血清(FCS)調整培地(グ
リンネル等(Ginnell et al、、(198
7) Bio−technology 5:1189−
1192))を使用し、陰イオン交換カラムを使用する
1工程で240倍の精製が達成されたことがわかった。
製造業者の指示に従い、ファルマシア・ファースト70
−Q(FFQ)樹脂10cl+12を適切に調製した。
次いで、FFQ樹脂を、20mMトリス、0.15MN
aCl2.2mM EDTA、2mMベンズアミジン(
pH7,4)を含有するバッファー溶液で平衡化した。
3.3μg/mQ rHP Cを含有している2%FC
5調整培地3.3リットルに、EDTAおよびベンズア
ミジンをそれぞれ、4+aMおよび5mMの終濃度まで
加えた。この培養培地を、20cm、h″Iの直線状流
速でFFQカラム(3X16 cm)に通した。カラム
を、まず、20mMトリス、0.15M NaCQ、2
mM EDTA、2mMベンズアミジン(pH7,4)
を含有する溶液300m(1(カラムV量の3倍量)で
、次に、20mMトリス、0゜15M NaCQ、2m
Mベンズアミジン(pH7,4)を含有する溶液30 
OmQCカラム容量の3倍)、次いで、20mMトリス
、0.15MNaCα、2mMベンズアミジン、10 
mM CaCQx(J)H7−4)を含有している溶液
300mQで洗浄した。次いで、カラムを更に、20m
Mトリス、0.4M NaCQ。
2mMベンズアミジン(pH7,4)を含有する溶液で
溶離した。実施例2の記載と同様にして、0D28゜を
測定することによって、HPCの量を調べた。グリンネ
ル等によって記載された方法(Ginnell et 
al、、(1987) Biotechnology 
5:1189−II92)に従い、HPCの比活性を以
下の様にして調べたコまず、NPCを固定化トロンボモ
ジュリントロンビン複合体(エスモン博士(Dr、C,
T、Esmon。
Oklahoma Medical Re5earch
 Foundation)から入手)で活性化した。活
性化プロティンC(APC)のアミド分解活性を、トリ
ペプチド基質S−2238(ヘレナ(Helena))
の加水分解によって測定した。RPCの抗凝固活性を、
ヘレナからの試薬を使用し、活性化された部分トロンボ
グラスチン時間(APTT)の延長によって調べた。H
PCの比活性の単位の検定および定義は、グリンネル等
によって記載されたものである。・結果を第4図および
以下の第2表に示す。
第2表 この試験からの結果は、rHPCの純度は出発物質の0
.25%から約58%に上昇(計232倍の上昇)した
ことをはっきり示した。0.4MNaCQでrHPCを
溶離する「従来」法を使用して比較すると、この段階で
のrHPCの純度はわずか7%である(計28倍の上昇
)。従って、本発明の方法は、更に8.3倍の精製を与
える。
実施例5 陰イオン交換クロマトグラフィーからのタン
パクの溶離は、Ca”+結合タンパクおよびビタミンに
依存性タンパクに特異的である。
この実施例では、非Ca2+結合および非ビタミンに依
存性の2種類のタンパクを使用しI;。両タンパクは通
常、実施例1で特定された条件下、即ち、20mMトリ
ス、0.15M NaC12(pH7,4)でファルマ
シア・七ノーQカラムJこ結合する。使用した2種類の
タンパクは、グルコースオキシダーゼおよびアミログル
コシダーゼ(それぞれ、^spergillus ni
ger Cav、 # G 2133およびA3423
、シグマ社製)であった。2種類のタンパク各々につい
て実施例1および2に記載の試験を繰り返した。結果を
第3表に示す。
第3表 濃度 HPC9mM        O,40511M6  
非タンパク不純物の除去のための「偽親和j法の選択性 rHPCを発現しているヒト腎293細胞からの調整培
養培地をこの試験に使用した。グリン不ル等(Ginn
ell et al、、(1987) Biotech
nology 5:1189−1192))。培養培地
に、80内毒素単位/蛯(ang内毒素/mf2)で内
毒素(リボ多糖A)を含をさせた。内毒素は、負に荷電
した、ダラム陰性菌の外皮由来のリポ多糖のヘテロロー
ガスな分子である。
総タンパク濃度の代わりに内毒素濃度を測定する以外は
実施例4の記載に従って、試験を行った。
ウィツトエイカー・バイオプロダクツ(Whittak
erBioproducts)からの内毒素検定キット
を使用し、内毒素濃度を測定した。計4X10’内毒素
単位で出発し、10mM CaCQ2.20mM)リス
、0゜15M NaCQ、pH7,4で溶離されたrH
PCビークで、5.7XIO’内毒素単位が回収された
これは、l工程の精製後、出発培養培地から計98.5
%の内毒素が除去されたことを示す。
実施例7 汚染微生物の除去のための「偽親和」法の選
択性 実施例6の記載と同様にして、試験を行った。
5XlO10phi−XI 74フアージ(ATCC番
号13706−5in siemer−c−bl)を、
rHPCを発現しているヒト腎293m胞からの調整培
養培地に導入した。次いで、この培地をFFQカラムに
通した。rHPCを含有しているC aC(21溶出画
分中には1XIO’phi−X17477−ジが11収
されただけであったが、0.4MNaCl2溶出画分中
には2−3X I O’phi−X 174フアージが
回収された。これらの結果は、CaCl12溶離(「偽
親和」法)が0−4M NaCQ溶離(従来法)より2
0−30倍の選択性を与えることを示している。
実施例8 組換えヒトプロティン5(HPS)の精製 A、AV12細胞によって産生されたrHP Sの精製 HPSは、11Gla残基を有しているビタミンに依存
性タンパクである。シリアン(Syrian)ハムスタ
ーAV12細胞(ATCC番号CRL9595.198
7年11月24日受託)を、実質上、ヨーロッパ特許出
願EP−A  0247843号(1987年2月12
日公開)の教示に従って構築されたプラスミドpshD
で常法通り形質転換することによって、HPSを含有し
ている調整培養培地を得、以下の試験に使用した。
rHPSを含有しているこの培養培地を使用し、実施例
1に記載の方法を再び行った。「従来」法(実施例7に
記載)を使用し、20mM)リス、0゜33M NaC
QCpH7,4)の溶液を用いて、ファルマシアFFQ
カラムからrHPSを溶離した。
次に、rHP Sを含有している培養培地について、実
施例2に記載のCaCQz溶離法を使用した。次いで、
「偽親和」法を使用し、20mMトリス、0.15MN
aCl2.3.5n+M CaCffz(pH7−4)
の溶液を用いてFFQカラムからrHPsを溶離した。
8.293細胞によって産生された高比活性rHPSの
精製 ヒト腎293細胞をプラスミドpshDで常法通り形質
転換し、次に血清不含の培地で細胞を培養することによ
って、更にrHPsを得た。実質上、実施例1の教示に
従い、rHPS培養培地をファルマシア・ファーストア
ローQ樹脂に加え、その後、バッファーAで洗浄した。
次いで、溶離バッファーが20mMトリス、0.15M
 NaCQ、3゜OmM CaC12z(pH7,4)
を含有している以外、実施例2に記載のCaCQ2溶離
法を、HPS培養培地について行った。カラム容量の約
3倍量を集め、次いで、20+nMトリス、pH7,4
,9,5MNaCQを含有しているバッファーでカラム
を溶離した。両溶離バッファーからの溶出rHPSの生
物学的活性を、マーム等の検定方法(Malm eta
l(1987)Eur、J、Biochem、165:
39−45)を使用して試験した。
血清不含の培地で増殖させたAV12−形質転換細胞か
ら得たrHPS(実施例8Aと同様)を、更にファルマ
シア・ファースト70−Q樹脂に負荷した。次に、実質
上、上の293由来のrHPSのための記載と同様にし
て、AV12由来のrHPsを、3.OmM CaC(
1,、次いで、0.5MNaCQで溶離した。次に、マ
ーム等の方法によって、生物学的活性を検定した。
293由来のrHPsの全機能活性の97%が、20m
Mトリス、0.15M NaCQ、3.0mMCaCQ
tCpH7,4)の溶液で溶離され(caCQ、両分)
、293由来のrHPSの機能活性の残りの3%が、2
0mMトリス、0.5MNaC<2の溶液(pH7,4
)で溶離された(NaCQ画分)。しかしながら、AV
12由来のrHPSの全機能活性の43%のみが、Ca
CQz画分に溶出され、AV12由来のrHP Sの機
能活性の53%がNaC(2画分に溶出された。
実施例9の記載と同様にして、rHPSのCaCQxお
よびNaCQ両画分中のGla含有量およびベーターヒ
ドロキンアスパルテート含有量を測定した。CaCQ、
およびNaCQ画分からのrHPS分子は、ベーターヒ
ドロキシアスパルテート含有量、分子量(還元および非
還元5DS−PAGE)BよびN−末端タンパク配列に
相違を示さなかった。しかしながら、NaCQ画分から
の分子はCaCQ、画分からの分子より2個少ないGl
a残基を有しているので、この2両分からのrHPs分
子は、Gla含有量が異なった。これは、293細胞由
来の非常に機能的なrHP Sに比較して、AV12細
胞由来のrHPSの比活性が低い(約50%低い)理由
である。
この試験は、陰イオン交換クロマトグラフィーを使用す
る溶出rHPSの「偽親和」法(caC12゜画分)に
よって、高比活性rHPS(高Gla含有量)から低比
活性rHPS(低Gla含有量)を選択的に分離し得る
ことを示す。
実施例9 高比活性を有するrHPcは、低比活性rH
PCから分離し得る。
ヒトグロトロンビンタンパクは、生物学的活性に必須で
ある10個のGla残基を有している。ボロウスキー等
(Borovski et al、J、Biol、Ch
em、、260:9258−9264(1985))。
2または41m1のGla残基を欠損しているヒトプロ
トロンビンの天然の変異体は、その生物学的活性の、そ
れぞれ66%および5%のみを保持している。計lO個
のGla残基の内、2個のGlaを欠損しているプロト
ロンビンは、30%以上の活性の低下を生じるので、完
全な活性のためには全てのGla残基の存在が必須であ
る。
不純な培養培地で測定した時、1部分のみ活性である(
血漿HPC標準品に比較すると、3〇−60%の抗凝固
活性)rHPCを、実質上、米国特許比[129,02
8号(1987年12月4日出願)の教示に従って構築
されたプラスミドp4−14でシリアンハムスターAV
12細胞(ATCC番号CRL9595)を形質転換す
ることによって得た。実施例4のHPCのための記載と
同様にして、活性を測定した。この培養培地からのrH
PCを、実施例4に記載の方法によって、吸着させ、溶
離した。
培養培地中の全出発rHPCの45パーセントが、20
mMトリス、0.15M NaCl2.l OmMCa
 CQ zの溶液(pH7,4)で溶離され(ca C
(22画分)、20%が20mMトリス、0−4M N
aC12(pH7,4)で溶離された(NaCI2画分
)。CaCl22画分およびNaCQ画分中のrHPC
の抗凝固活性は、血症HPC標準品に比較すると、それ
ぞれ100%および25%であった。CaCl22画分
およびNaCQ画分の両者におけるrHPC中のGla
含有量およびベーターヒドロキシアスパルテート含有量
を、クワンダおよびカタヤマに記載の方法(Kuwan
da and Katayama、 Anal、Bio
chem、、131:173−179(1983))の
改良法を使用して測定した。即ち、アミノ酸分析の前に
ミニエール(miniert)パルプを備えたテフロン
バイアルを用いで、タンパクのアルカリ加水分解を行っ
た。(ピアス(Pierce)。
Cat、# 14005.10130)。2.5N N
aOH中のタンパク試料を注ぎ、つオータース・ピコタ
ッグ・ウオーク・ステーション(Waters pic
otag workstation)を使用し、ミニエ
ールパルプを介してN、を通した。クワンダおよびカタ
ヤマの記載に従い、110°Cで20時間加水分解した
後、加水分解物を中和し、抽出し、0−フタルアルデヒ
ド/エタンチオールで誘導体化した。以下の条件下でH
PLC分析を行った: カラム: ヌクレオシル53B(4,6X50Xマチエレイーナゲ
ル(Macherey−Nagel))インクラティッ
ク溶離:20mM クエン酸ナトリウム、pH4−30
,50%アセチルニトリル中 流速:1.5m(1/分 以下の溶離時間を得た: アミノM 溶離時間 Glu            9.5分10Asp 
         13分エリスローベーター0H−a
sp20分スレオ−ベーター0H−asp34分 Gla            44分システィン酸 
         53分CaCl2.画分およびNa
CQ画分は、rHPC1モル当たり、それぞれ9および
6.5モルのGlaを含有していることがわかった。
存在しているG1a残基の数は、他のビタミンに依存性
タンパクについて文献で報告されたことによって予想さ
れるように、rHPCの生物学的活性と非常によく相関
している。ポロウスキー等(Borowski et 
al、、 J、Biol、Che+a、、260:92
58−9264(1985))。CaCff、画分およ
びNaCQ画分間のrHPC中Gla含有量の相違以外
に、ベーターヒドロキシアスパルテート含有量、分子量
(還元および非還元5DS−PAGE)およびN−末端
タンパク配列に相違は検出されなかった。N−末端タン
パク配列分析は、PTH−アミノ酸分折用オンラインH
PLCシステム(モデル120A)を備えたアプライド
・バイオシステム(Applied Biosyste
m)・モデル470A気相シークエネーターを用い、自
動エドマン・デグラデーションケミストリーによって行
われt二。
この試験から、陰イオン交換カラムクロマトグラフィー
を使用するrHPCの溶離の「偽親和」法(caCQ 
、両分)は、高比活性rHPC(高Gla含有量)から
低比活性rHPC(低Gla含有量)を選択的に分離し
得ることがわかった。
実施例10  陰イオン交換カラムからの活性化ヒトプ
ロティンC(APC)の溶離 RPCは、活性セリンプロテアーゼ、活性化ヒトプロテ
ィンC(APC)の酵素原形態である。HPCとAPC
間の分子上の唯一の相違は、APCがHPCの重鎖のN
−末端の12−アミノ酸ペプチドを欠如していることで
ある。即ち、APCとHPCのGla含有量には相違が
ない。
rAPCは、グリンネル等(Ginnell et a
l、、(1987) Biotechnology 5
:1189−1192))の記載に従い、固定化された
トロンボモジュリン−トロンビン複合体を用い、rHP
Cから製造された。実施例1および2に記載の試験プロ
トコールを、rAPCについて再び行った。ファルマシ
ア・モノーQカラムからのrAPCの溶離プロファイル
の結果は、rHPCの結果と同じであった。「偽親和」
法または「従来」法について、rAPCの溶離のために
必要なCaCQ、またはNaCQの量は、rHPCの量
に一致した。
実施例11  疎水性カラムクロマトグラフィー生化学
の研究において使用される最も一般的な通常のタイプの
3種類のカラムクロマトグラフィーは、イオン交換、疎
水性/逆相およびサイズ排除である。前者2タイプは、
問題の生化学的化合物の表面電荷分布に依存するが、サ
イズ排除クロマトグラフィーは依存しない。そのため、
「偽親和」ビタミンに依存性タンパクが、「偽親和」法
を使用するこのタイプのカラムで分離され得ることを説
明するために、疎水性カラムクロマトグラフィーを使用
した。
疎水性側鎖は固定担体に結合され、疎水性カラム樹脂を
作り出す。これを説明するために、フェニル基を使用し
た。種々の長さの脂肪族炭化水素のような、その他の疎
水性側鎖を使用してもよい。
フェニルスペロースHR515およびフェニルセファロ
ースCL−4B(両者ともファルマシア製)のために、
2種類のタイプの固定担体を使用した。
(a)物質: カラム:ファルマシアーフェニルスベロースR515 バッフy−A:20mMトリス、2M NaCQ、 p
H7,4バッファーB:20mMトリス、0.15M 
NaCl2. pH7,4バッファーC:201TIM
トリス、2M NaCff。
10mM CaC<2z、pH7,4 バッ’7y−D:20mMトリス、O,15M NaC
Q。
lQmM CaCQx、pH7,4 流速:0.5m12/分 クロマトグラフイーシステム:ファルマシアFPLCL
CC〜500システム 製造業者の指示に従ってカラムを調製し、次いで、パン
ファーAで平衡化した。rHPC1mgをバッファーA
に溶解し、次にカラムに負荷した。タンパクの濃度を、
280nmでの光学密度を測定することによってモニタ
ーした。rHPCは、カラムに結合しなかった。0−1
00%バッファーBのグラジェント(40分間)では、
それ以上の物質が溶離されなかった。rHPCをバッフ
ァーCに溶解し、カラムに負荷した。全てのrHPCが
フェニルスペロース力ラムに結合した。バッファーAと
0間の唯一の相違は、バッファーCがlOmMCaCQ
、を含有しでいることである。0−100%バッファ一
りのグラジェントを40分で展開した。rHPCは、6
0%バッファ一りおよび40%バッファーC,または2
0mMトリス、0.9MNaCQ、  l OmM C
aCl22(1)87.4)で溶離された。
従って、このことから、rHPCは、低濃度のCa”″
の存在下で疎水性樹脂に対して、より高い親和性を有し
ていることがわかる。
フェニルセファロースカラムを使用し、試験を繰り返し
た: (b)ジ: カラム:7アルマシア・フェニルセファロースCL−4
B  O,5X5cm 流速: 0.5m l/分 子HPCは、バッフ7−A(2QmMトリス、2MNa
CQ1pH7,4)、まt二は20mM)リス、IMN
aCQ、l OmM CaC(22(pH7,4)のい
ずれかで、カラムに100%結合することがわかった。
しかしながら、rHPCは、20mMトリス、IM N
aCQ、pH7,4の溶液中ではカラムに結合しなかっ
た。
実施例12 細胞培養培地からrHPCを精製するだめ
の「偽親和」クロマトグラフィーの使用以下の構成は、
ある一連の条件および変数についての精製体系の例であ
る。
以下の工程を全て、冷室温(8−10°C)で行つtこ
IN]エ 陰イオン交換ファースト・70−Qカラム rHPCを5μg/+++Qで発現している293細胞
からの血清不合調整培養培地を使用した。血清不合培養
培地は、インシュリン、トランスフェリンのタンパク/
ペプチド補足物を含有した。rHPCの濃度は通常、調
整培養培地中、総タンパクの10−15%であった。フ
ァルマシア・ファースト70−Q樹脂(FFQ)を、製
造業者の指示に従い、INHCQおよび1NNaOHで
洗浄した。
次に、樹脂をlO10X20カラムに充填した。培養培
地500リツトル当たり、1リツトルのFFQ樹脂が必
要であった。カラムを充填し、20mMトリス、l M
 NaCQCpH7,4)を使用し、・120cm、h
”の速度で流した。カラムを、20mMトリス、0.1
5M NaCQ、2mM EDTAおよび2mMベンズ
アミジン(pH7,4)の溶液で平衡化した。
0.2M EDTA(pH7,4)および1Mベンズア
ミジンの溶液を、rHPCを含有している培養培地に加
え、それぞれ4mMおよび5mMの終濃度とした。次に
、培養培地を80 cm、h−’の流速でFFQカラム
に負荷した。
次いで、FFQカラムを、カラム容量の最小3倍量の、
20mMトリス、O,15M NaCQ、2mM ED
TA、5mMベンズアミシフ(pH7,4)を含有して
いる溶液で洗浄しt;。FFQカラムを更に、最小3倍
カラム容量の、20mMトリス、0.15MNaCl2
.5mMベンズアミジン(pH7゜4)を含有している
溶液で洗浄した。rHPCを、20mMトリス、0.1
5M NaCQ、l OmMCaCQ2.5mMベンズ
アミジン(pH7,4)の溶液で溶離した。流速は、5
cm、h−’であった。ブラッド7オードのタンパク試
薬(M、Bradford(’1976)Anal、B
iochem、72:248−254)またはグリンネ
ル等の記載のELISA検定(Ginnell et 
al、、(1987)Biotechnology 5
:1189−1192))でrHPCを検出した。rH
PCは、この溶離バッファーによって、カラム容量の2
倍目の始めに溶出した。rHPCの90%は、カラム容
量の半分で溶離した。
工程2 ファーストアローQカラムと直列のチエレック
ス100カラム チエレックス100カラム(パイオーラド)を使用し、
工程lからのrHPC中のCa”を除去した。
この工程では、通常の方法でFFQを流した。チエレッ
クス!00樹脂(300d)を、製造業者の指示に従い
、IN NaOHHzOIN HCQ−H2Oで洗浄し
た。樹脂を3−3−2X40カラムに充填し、1Mトリ
ス(pH7,4)の溶液で洗浄した。
カラムを、20mMトリス、0.15M NaCC(p
H7,4)を含有している平衡化バッファーで平衡化し
た。1Mトリス洗液は、チエレックス100をpH7,
4に迅速に平衡化するのに必要であった。FFQカラム
(3,2X25cm)を工程lの記載の様にして洗浄し
、20mMトリス、0.15MNaCQCpH7、4)
の溶液で平衡化した。このチエレックス100カラムを
FFQカラムと直列につなぎ、工程1からのrHPcを
含有している溶出液が、まず、チエレックス100、次
にFFQを通るようにした。
工程lからのrHPCの全てが負荷された後、カラムを
平衡化バッファー1.5リツトルで洗浄した。次いで、
チエレックス100カラムをFFQからはずした。
FFQを平衡化バッファー600蛯で更に洗浄した。次
に、FFQを、20mMトリス、0,25M NaC(
2(pH7,4)の溶液600m12で洗浄した。
この時点では、rHPCは全く溶離されなかった。
rHPCを、20mMトリス、0.4M NaCQCp
H7,4)の高い塩溶液でFFQから溶離した。280
dmでの吸収をモニターすることによって、rHPCを
検出した。この工程からのrHPCの収率は、90−9
5%であった。
工程3 疎水性フェニルセファロース樹脂フェニルセフ
ァロースCL−4B(ファルマシア)の3−3−2X4
0カラムを充填し、次いで、以下の溶液をそれぞれカラ
ム容量の3倍量を用い、20cI11.h−’の流速で
洗浄した:50%メタノール; H,O; 1%酢酸;
 H,O; 0.IM NaOH;H2O。
次いで、カラムを、20mMトリス、1MNaCQ11
0mM CaCffz(pH7−4)を含有している平
衡化バッファーで平衡化した。工程2からのrHPCを
、20mMトリス、2M NaCQ、20mM CaC
QxCpH7−4)を含有している溶液(等容量)で希
釈し、カラムを通した。
カラムを平衡化バッファー1リツトルで更に洗浄した。
rHPCを、20mMトリス、0.15MNaCQ11
mM EDTA(pH7,4)の溶液で溶離しに。
この工程でのrHPCの回収は、約85%であった。5
DS−PAGEによって測定するか(ラエムリ(Lae
mml i、(1974)Nature、227:68
0−685)または実施例4の記載の比活性によって測
定した純度は98%より大きかった。この工程後、内毒
素の濃度は、10分の1に低下した。
当業者は、通常の実験を使用し、本明細書記載の特定物
質および方法に対する多数の等価物を認めるか、または
確認することができるであろう。
この様な等価物は、本発明の範囲内であると思われ、本
明細書特許請求の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2価陽イオン結合タンパクの精製について本
発明方法を説明するフローチャートであり、第2図は、
NaCQグラジェントを使用する、ファルマシア・モノ
Q (Pharmacia Monod)イオン交換樹
脂からのヒトプロティンCの溶出プロファイルであり、
第3図は、CaC12xグラジエントを使用スる、ファ
ルマシア・モノロイオン交換樹脂からのヒトプロティン
Cの溶出プロファイルであり、第4図は、CaC(22
溶離バツフアーおよび高NaCQバッファーの両者を使
用する、ファルマシア・ファーストフo −Q (Ph
armacia Fast Flow Q)イオン交換
樹脂からのヒトプロティンCの溶出プロファイルである
。 特許出願人 イーライ・リリー・アンド・カンパニ 代 理 人 弁理士 責 山  葆 ほか1名SDS 
: PAGEクロマトグラフィーまたは比活性による分
析累積タンパク回収率、〉65% タンパクの純度:〉
98%FIG、3 FIG、2 S豪(而) FIG、4 き遺 (ml)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、組換え2価陽イオン結合性タンパクを産生する形質
    転換細胞の細胞培養培地から2価陽イオン結合性タンパ
    クを回収および精製するための方法であって、 (a)培地から2価陽イオンを除去し、 (b)培地を、タンパクが樹脂に結合する様な条件下で
    タンパク結合性イオン交換樹脂と接触させ、(c)樹脂
    結合タンパクを、陽イオン−タンパク複合体を形成させ
    それによって樹脂からタンパクを遊離させるのに適した
    条件下で2価陽イオンで処理し、 (d)陽イオン−タンパク複合体を、陽イオンを除去し
    、遊離の、生物学的に活性なタンパクを得るのに適した
    条件下で処理することからなる方法。 2、2価陽イオン結合性タンパクがビタミンK依存性タ
    ンパクからなる請求項1に記載の方法。 3、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒトプ
    ロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロテ
    インSからなる群から選択される請求項2に記載の方法
    。 4、(a)における2価陽イオンの除去が、培地にキレ
    ート剤を加えることからなる請求項1に記載の方法。 5、2価陽イオンがカルシウムイオン、バリウムイオン
    およびストロンチウムイオンからなる群から選択される
    請求項1に記載の方法。 6、タンパク結合性イオン交換樹脂が陰イオン性アミン
    ベースのイオン交換樹脂からなる請求項1に記載の方法
    。 7、(d)における陽イオン−タンパク複合体の処理が
    、キレート剤を複合体と混合することからなる請求項1
    に記載の方法。 8、組換え2価陽イオン結合性タンパクを産生する形質
    転換細胞の細胞培養培地から2価陽イオン結合性タンパ
    クを精製するための方法であって、(a)タンパクを含
    有している細胞培養培地を、該培地由来の内生の2価陽
    イオンを除去するのに十分なキレート剤と合し、 (b)(a)からの混合物を、タンパクをイオン交換物
    質に結合させるのに適した条件下でイオン交換物質と接
    触させ、 (c)(b)からのタンパク結合イオン交換物質を、陽
    イオン−タンパク複合体を形成させそれによってイオン
    交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件下で
    2価陽イオン供給源と接触させ、(d)(c)で生成し
    た陽イオン−タンパク複合体を、複合体から陽イオンを
    除去しそれによって遊離のタンパクを得るのに適した条
    件下でキレート物質と接触させ、 (e)(d)で得たタンパクを、タンパクをイオン交換
    物質に結合させるのに適した条件下でタンパクと第2の
    イオン交換物質を接触させることによって精製し、 (f)(e)からのタンパク結合イオン交換物質を、イ
    オン交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下で1価の塩と接触させ、 (g)(f)で得たタンパクを、陽イオン−タンパク複
    合体を形成させるのに十分な2価陽イオンと接触させ、 (h)(g)で得た陽イオン−タンパク複合体を、陽イ
    オン−タンパク複合体を疎水性物質に結合させるのに適
    した条件下で疎水性物質と接触させ、(i)(h)のタ
    ンパク結合疎水性物質を、陽イオン−タンパク複合体か
    ら陽イオンを除去しそれによって疎水性物質からタンパ
    クを遊離させるのに適した条件下でキレート剤と接触さ
    せることからなる方法。 9、2価陽イオンがカルシウムイオン、バリウムイオン
    、ストロンチウムイオンからなる群から選択される請求
    項8に記載の方法。 10、タンパクがビタミンK依存性タンパクからなる請
    求項8に記載の方法。 11、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒト
    プロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロ
    テインSからなる群から選択される請求項10に記載の
    方法。 12、キレート剤がEDTAからなる請求項8に記載の
    方法。 13、(b)のイオン交換物質が陰イオン性アミンベー
    スのイオン交換樹脂からなる請求項8に記載の方法。 14、イオン交換樹脂をカラムに充填する請求項13に
    記載の方法。 15、(d)のキレート物質が、EDTAが固定化され
    た樹脂からなる請求項8に記載の方法。 16、(e)のイオン交換物質が陰イオン性アミンベー
    スのイオン交換樹脂からなる請求項8に記載の方法。 17、(f)の1価の塩が約0.4M〜約1.0Mの濃
    度を有する塩化ナトリウムからなる請求項8に記載の方
    法。 18、(h)の疎水性物質がフェニルスペロース樹脂お
    よびフェニルセファロース樹脂からなる群から選択され
    る請求項8に記載の方法。 19、組換2価カルシウム結合性タンパクを産生する形
    質転換細胞の細胞培養培地に含有されている低比活性2
    価カルシウム結合性タンパクから高比活性2価カルシウ
    ム結合性タンパクを分離するための方法であって、 (a)タンパクを含有している細胞培養培地を、培地か
    ら内生のカルシウムを除去するのに十分な量のEDTA
    と合し、 (b)(a)で得た混合物を、タンパクをイオン交換樹
    脂に結合させるのに適した条件下でイオン交換樹脂と接
    触させ、 (c)(b)におけるタンパク結合イオン交換樹脂を、
    カルシウム−タンパク複合体を形成させそれによってイ
    オン交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下でカルシウムイオン供給源と接触させ、 (d)(c)で生成したカルシウム−タンパク複合体を
    、複合体からカルシウムイオンを除去しそれによって遊
    離のタンパクを得るのに適した条件下でEDTAが固定
    化された樹脂物質と接触させ、(e)(d)で得たタン
    パクを、タンパクをイオン交換樹脂に結合させるのに適
    した条件下でタンパクと第2のイオン交換樹脂を接触さ
    せることによって精製し、 (f)(e)からのタンパク結合イオン交換物質を、イ
    オン交換樹脂からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下で1価の塩と接触させ、 (g)(f)で得たタンパクを、カルシウム−タンパク
    複合体を形成させるのに十分なカルシウムイオン供給源
    と接触させ、 (h)(g)で得たカルシウム−タンパク複合体を、カ
    ルシウム−タンパク複合体を疎水性樹脂に結合させるの
    に適した条件下で疎水性樹脂と接触させ、(i)(h)
    のタンパク結合疎水性物質を、カルシウム−タンパク複
    合体からカルシウムを除去しそれによって疎水性樹脂か
    ら高比活性タンパクを選択的に遊離させるのに十分な量
    のEDTAと接触させることからなる方法。 20、カルシウム結合性タンパクがビタミンK依存性タ
    ンパクからなる請求項19に記載の方法。 21、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒト
    プロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロ
    テインSからなる群から選択される請求項20に記載の
    方法。 22、(b)のイオン交換樹脂が陰イオン性アミンベー
    スの樹脂からなる請求項19に記載の方法。 23、(g)の疎水性樹脂がフェニルスペロースおよび
    フェニルセファロースからなる群から選択される請求項
    19に記載の方法。 24、(f)の1価の塩が約0.4〜約1.0Mの濃度
    を有する塩化ナトリウムからなる請求項19に記載の方
    法。 25、2価陽イオン結合性タンパクを産生する細胞の細
    胞培養培地から2価陽イオン結合性タンパクを回収およ
    び精製するための方法であって、(a)培地から2価陽
    イオンを除去し、 (b)培地を、タンパクが樹脂に結合する様な条件下で
    タンパク結合性イオン交換樹脂と接触させ、(c)樹脂
    結合タンパクを、陽イオン−タンパク複合体を形成させ
    それによって樹脂からタンパクを遊離させるのに適した
    条件下で2価陽イオンで処理し、 (d)陽イオン−タンパク複合体を、陽イオンを除去し
    、遊離の、生物学的に活性なタンパクを得るのに適した
    条件下で処理することからなる方法。 26、2価陽イオン結合性タンパクがビタミンK依存性
    タンパクからなる請求項25に記載の方法。 27、タンパクがヒトプロテインC、ヒトプロテインC
    酵素原およびヒトプロテインSからなる群から選択され
    る請求項26に記載の方法。 28、2価陽イオン結合性タンパクを産生する細胞の細
    胞培養培地から2価陽イオン結合性タンパクを精製する
    ための方法であって、 (a)タンパクを含有している細胞培養培地を、培地か
    ら内生の2価陽イオンを除去するのに十分なキレート剤
    と合し、 (b)(a)からの混合物を、タンパクをイオン交換物
    質に結合させるのに適した条件下でイオン交換物質と接
    触させ、 (c)(b)からのタンパク結合イオン交換物質を、陽
    イオン−タンパク複合体を形成させそれによってイオン
    交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件下で
    2価陽イオン供給源と接触させ、(d)(c)で生成し
    た陽イオン−タンパク複合体を、複合体から陽イオンを
    除去しそれによって遊離のタンパクを得るのに適した条
    件下でキレート物質と接触させ、 (e)(d)で得たタンパクを、タンパクをイオン交換
    物質に結合させるのに適した条件下でタンパクと第2の
    イオン交換物質を接触させることによって精製し、 (f)(e)からのタンパク結合イオン交換物質を、イ
    オン交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下で1価の塩と接触させ、 (g)(f)で得たタンパクを、陽イオン−タンパク複
    合体を形成させるのに十分な2価陽イオンと接触させ、 (h)(g)で得た陽イオン−タンパク複合体を、陽イ
    オン−タンパク複合体を疎水性物質に結合させるのに適
    した条件下で疎水性物質と接触させ、(i)(h)のタ
    ンパク結合疎水性物質を、陽イオン−タンパク複合体か
    ら陽イオンを除去しそれによって疎水性物質からタンパ
    クを遊離させるのに適した条件下でキレート剤と接触さ
    せることからなる方法。 29、2価陽イオンがカルシウムイオン、バリウムイオ
    ン、ストロンチウムイオンからなる群から選択される請
    求項28に記載の方法。 30、タンパクがビタミンK依存性タンパクからなる請
    求項28に記載の方法。 31、タンパクが、活性化されたヒトプロテインC、ヒ
    トプロテインC酵素原およびヒトプロテインSからなる
    群から選択される請求項30に記載の方法。 32、2価カルシウム結合性タンパクを産生する細胞の
    細胞培養培地に含有されている低比活性2価カルシウム
    結合性タンパクから高比活性2価カルシウム結合性タン
    パクを分離するための方法であって、 (a)タンパクを含有している細胞培養培地を、培地か
    ら内生のカルシウムを除去するのに十分な量のEDTA
    と合し、 (b)(a)で得た混合物を、タンパクをイオン交換樹
    脂に結合させるのに適した条件下でイオン交換樹脂と接
    触させ、 (c)(b)におけるタンパク結合イオン交換樹脂を、
    カルシウム−タンパク複合体を形成させそれによってイ
    オン交換物質からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下でカルシウムイオン供給源と接触させ、 (d)(c)で生成したカルシウム−タンパク複合体を
    、複合体からカルシウムイオンを除去しそれによって遊
    離のタンパクを得るのに適した条件下でEDTAが固定
    化された樹脂物質と接触させ、(e)(d)で得たタン
    パクを、タンパクをイオン交換樹脂に結合させるのに適
    した条件下でタンパクと第2のイオン交換樹脂を接触さ
    せることによって精製し、 (f)(e)からのタンパク結合イオン交換物質を、イ
    オン交換樹脂からタンパクを遊離させるのに適した条件
    下で1価の塩と接触させ、 (g)(f)で得たタンパクを、カルシウム−タンパク
    複合体を形成させるのに十分なカルシウムイオン供給源
    と接触させ、 (h)(g)で得たカルシウム−タンパク複合体を、カ
    ルシウム−タンパク複合体を疎水性樹脂に結合させるの
    に適した条件下で疎水性樹脂と接触させ、(i)(h)
    のタンパク結合疎水性物質を、カルシウム−タンパク複
    合体からカルシウムを除去しそれによって疎水性樹脂か
    ら高比活性タンパクを選択的に遊離させるのに十分な量
    のEDTAと接触させることからなる方法。 33、カルシウム結合性タンパクがビタミンK依存性タ
    ンパクからなる請求項32に記載の方法。 34、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒト
    プロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロ
    テインSからなる群から選択される請求項33に記載の
    方法。 35、2価陽イオン結合性タンパクの試料から非タンパ
    ク性不純物を除去するための方法であって、(a)試料
    から2価陽イオンを除去し、 (b)試料を、タンパクが樹脂に結合する様な条件下で
    タンパク結合性イオン交換樹脂と接触させ、(c)樹脂
    結合タンパクを、陽イオン−タンパク複合体を形成させ
    それによって樹脂からタンパクを遊離させるのに適した
    条件下で2価陽イオンで処理し、 (d)陽イオン−タンパク複合体を、陽イオンを除去し
    、遊離の、生物学的に活性なタンパクを得るのに適した
    条件下で処理することからなる方法。 36、2価陽イオン結合性タンパクがビタミンK依存性
    タンパクからなる請求項35に記載の方法。 37、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒト
    プロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロ
    テインSからなる群から選択される請求項36に記載の
    方法。 38、非タンパク性不純物が細菌内毒素である請求項3
    5に記載の方法。 39、2価陽イオン結合性タンパクの試料からウィルス
    不純物を除去するための方法であって、(a)試料から
    2価陽イオンを除去し、 (b)試料を、タンパクが樹脂に結合する様な条件下で
    タンパク結合性イオン交換樹脂と接触させ、(c)樹脂
    結合タンパクを、陽イオン−タンパク複合体を形成させ
    それによって樹脂からタンパクを遊離させるのに適した
    条件下で2価陽イオンで処理し、 (d)陽イオン−タンパク複合体を、陽イオンを除去し
    、遊離の、生物学的に活性なタンパクを得るのに適した
    条件下で処理することからなる方法。 40、2価陽イオン結合性タンパクがビタミンK依存性
    タンパクからなる請求項39に記載の方法。 41、ビタミンK依存性タンパクが、活性化されたヒト
    プロテインC、ヒトプロテインC酵素原およびヒトプロ
    テインSからなる群から選択される請求項40に記載の
    方法。
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