JPH02198454A - 複写可能な熱転写体 - Google Patents

複写可能な熱転写体

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JPH02198454A
JPH02198454A JP1018968A JP1896889A JPH02198454A JP H02198454 A JPH02198454 A JP H02198454A JP 1018968 A JP1018968 A JP 1018968A JP 1896889 A JP1896889 A JP 1896889A JP H02198454 A JPH02198454 A JP H02198454A
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JP
Japan
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toner image
release layer
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Pending
Application number
JP1018968A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Sone
曽根 洋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Paper Manufacturing Co
Original Assignee
Shikoku Paper Manufacturing Co
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Publication date
Application filed by Shikoku Paper Manufacturing Co filed Critical Shikoku Paper Manufacturing Co
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Publication of JPH02198454A publication Critical patent/JPH02198454A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写体に関し、特に、通常の複写装置を介
して、布地や、合成樹脂、金属、ガラスなどの被転写体
に図柄を転写するのに使用する複写可能な熱転写体に関
する。
(従来の技術及びその解決すべき課題)従来より、複写
機を使用して、所望の図柄を一旦、第1の転写体に正像
図柄で複写し、次いで第2の転写体に逆像図柄として転
写し、最後に図柄を第2転写体から被転写体に正像図柄
として転写することにより、通常の複写機を使用して被
転写体上に正像図柄を転写することは知られている(特
開昭60−92897号公報)。
しかしながら、ここで使用される第1転写体においては
、紙などの基体の上に剥離層(離型層)のみが設けられ
ているにすぎない。離型層は、その層に形成されたトナ
ー像を第2転写体へ最良に転写できるようにするための
ものであるので、離型性を良くすればするほど、複写機
から複写されたトナー像を保持する能力(定着性)は小
さくなる。従って、離型性と定着性とを調和させるため
には、必然的に離型性の程度が限定されることになる。
即ち、従来の第1転写体においては、1層で離型性と定
着性という相反する性質を持たせようとすると、適度な
離型性を有する離型層とすることが困難であった。この
ために、離型性のみが良すぎて、その分、定着性が相対
的に劣ってしまい、複写時にトナーが乗り難いとか、脱
落し易いとか、更には複写機の機差により影響を受ける
など問題となっていた。また、離型性がある程度小さく
なると、今度は転移不良を生じるなど問題となっていた
。その結果、従来の技術においては、第1転写体への図
柄の正確な複写及び第1転写体から第2転写体への確実
な転写ができず、被転写体にほぼ原図と同等な図柄を再
現できないなど問題となっていた。
(発明の目的) 従って、本発明は、離型性及び定着性という2つの相反
する性質をうまく結合し、複写機により原図に対応する
トナー像を正確に定着できるとともに、第2転写体にそ
のトナー像を確実に移行できる第1転写体を提供するこ
とを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討した結
果、第1転写体の基体の上に、順次、離型層及び転写層
を設けることにより、上記目的が容易に達成できること
を見出し、本発明に到ったものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図には、既に複写機により複写されたトナー像を有
する、本発明の第1転写体の断面図が示されている。即
ち、基体1の上に、順次、剥離層2及び転写層3が設け
られ、転写層3の上にはトナー像4が複写されている。
基体としては、広範囲の紙が使用でき、例えば上質紙、
中質紙、純白ロール紙、晒クラフト紙などの一層漉きの
パルプを原料とする紙や、更に、アート紙、コート紙、
パーチメント紙などが使用でき、更には、耐熱性を有す
る限り、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂フ
ィルムなども使用することができる。
なお、耐溶剤性を付与した基体が好ましい。
離型層には、一般に、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂
、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フ
ッ素樹脂及びその誘導体などの離型性を有する各種樹脂
を使用することができる。
離型層の厚みは、通常約1g/m’以上が好ましい。
Ig/m’よりも薄い場合には、離型性を持たせること
が難しくなる。
離型層を形成するための塗液は、水系でも溶剤系でもど
ちらでもよい。溶剤としては、例えば、トルエンやキシ
レンなどの溶剤が使用される。
上記塗液には、必要に応じて、硬化剤などの付加的試薬
を配合することができる。
塗液の塗工は、一般にロールコータ−やエアーナイフコ
ーター、ブレードコーターなどを使用することにより行
われる。
転写層には、アクリル樹脂や、エステル樹脂、ウレタン
樹脂、スチレン樹脂などが使用される。
厚みは、一般に、約0.2〜5.0 g/m’である。
厚みがこの範囲を外れると、転写層としての機能を十分
に発揮することができなくなる。
なお、必要により、転写層には導電剤及び滑剤などを添
加することができる。
転写層の塗工は、離型層の場合とほぼ同様にして行うこ
とができる。
本発明の第1転写体を使用するに当たっては、先ずその
上に複写されたトナー像を逆像図柄として第2転写体に
転写するために、第2転写体と接触され、熱圧着される
その操作を示す過程の一部が、第2図に示されている。
同図には、第1図の構成を有する第1転写体が、基体1
1に順次、離型層12及び転写層13が設けられている
第2転写体と、その転写層13において結合された状態
が示されている。この状態から、第1転写体を第1転写
体の基体1側から熱プレスにより第2転写体に熱圧着し
、冷却後、第1転写体を除去することにより、第1転写
体のトナー像4を転写層3とともに第2転写体に転移す
る。
従来、離型層のみを有する第1転写体においては、トナ
ー像を完全に第2転写体に移行させようとすると、その
分、トナー像の定着を十分に達成することができなかっ
た。逆に、定着を十分にしようとすると、今度はトナー
像の移行を完全に行うことができなかった。本発明にお
いては、離型層と転写層との二層構造とすることにより
、相反する性質を、これらの二層に分担させることによ
り、離型性と定着性とをともに有する第1転写体を得る
ことが可能となったのである。つまり、本発明において
は、複写機により複写されたトナー像は確実に転写層に
保持され、トナー像は転写層とともに第2転写体に移行
されるので、確実にトナー像を第2転写体へ移行するこ
とができる。
第2転写体の基体11としては、第1転写体に使用され
る基体1と同様である。
離型層には、例えば、シリコーン樹脂や、アルキッド樹
脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂などの熱
可塑性樹脂、更にはポリエチレン樹脂又はワックスなど
の熱溶融性樹脂などが使用される。
離型層の厚みは、通常、5〜10g/m’が適当である
転写層には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニルなどの熱溶融性樹脂又はアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂、更にはゴ
ム系樹脂など種々のポリマーが使用される。
転写層の厚みは、通常、20〜50g/mが適当である
第3図には、トナー像4及び第1転写体の転写層3を有
する第2転写体が示されている。この第2転写体は、最
後に被転写体15に転写層3において結合され、次いで
基体11側から熱プレスされることにより、転写層13
の一部が被転写体15に浸透した状態で、トナー像4が
被転写体15に移行し、固定される。
以下、本発明の第1転写体の効果について試験を行った
ので、その説明をする。
(2)転写層: 試験例 クリヤーコートにより耐溶剤性を付与した上質紙に、以
下の離型層用樹脂をトルエンで固形分が25%である塗
液を調製し、この塗液をエアーナイフコーターにより、
塗布量が8.0 g/m’となるように均一に塗布した
後、150℃で乾燥を行って、離型層を形成した。次に
、以下の転写層用の樹脂をトルエンにより固形分が6%
である塗液を調製し、その塗液をエアーナイフコーター
により、塗布量が1.0 g/rr+″となるように塗
布した後、150℃で乾燥を行って転写層を形成した。
試験例1 (1)離型層: °W4F−1f’l<W’t?o@:Y54’v  9
00. 3゜日立化成ポリマー社製 試験例2 (1)離型層: (試験例1と同じ) (2)転写層: 試験例3 (1)離型層: (2)転写層: (試験例1と同じ) 試験例4 (1)離型層: (2)転写層: (試験例1と同じ) このようにして得られた第1転写体に、モノクロコピー
機(フジゼロックス5030)及びカラーコピー機(キ
ャノンカラーレーザーコピア−1)により図柄を複写し
たところ、高温(180℃)に設定されている定着ドラ
ムにおけるトラブルは全くなく、原図に忠実な複写物が
得られた。次に、この第1転写体を、以下の構成からな
る第2転写体と積層し、加熱ローラー圧着装置(アイロ
チツク40S)を使用して、140℃で加熱圧着し、冷
却の後、第1転写体を第2転写体から剥離した。
第2転写体の構成 (1)基体:上質紙 (2)離型層:ポリエチレン樹脂 厚みニアg/m’ (3)転写層:エチレンー酢酸ビニル樹脂厚み:30g
/m’ 次に、このようにして得られたトナー像を有する第2転
写体を、ティーシャツに重ね、背面より熱圧着装置(ア
サヒプレスNAP−407)により、160℃、400
 g/cnfの圧力下、10秒間熱圧着し、第2転写体
を剥離したところ、図柄は完全に布に転写された。得ら
れた被転写布は、鮮鋭で美麗な図柄模様を有し、また堅
牢性に優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トナー像を有する第1転写体の断面図であり
、 第2図は、第1転写体のトナー像を第2転写体へ移行さ
せるために、第1転写体が第2転写体と結合されている
状態を示す断面図であり、そして第3図は、被転写体に
トナー像を移行させるために、第1転写体から転写され
たトナー像を有する第2転写体がその被転写体と結合さ
れようとしている状態を示す断面図である。 1.11・・・・・・基体   2.12・・・・・・
離型層3.13・・・・・・転写層  4・・・・・・
トナー像15・・・・・・被転写体 平成元年 月 日 1、事件の表示 平成1年特許願第18968号 2、発明の名称 複写可能な熱転写体 3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 四 国 製 紙 株 式 6、補正の対象 全 図 面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に、順次、剥離層及び転写層を設けたこと
    を特徴とする複写可能な熱転写体。
  2. (2)前記転写層が、30℃以上のガラス転移温度(T
    g)を有する熱可塑性樹脂を有する請求項1記載の複写
    可能な熱転写体。
  3. (3)前記転写層の塗布重量が0.2〜5.0g/m^
    2である請求項1記載の複写可能な熱転写体。
JP1018968A 1989-01-27 1989-01-27 複写可能な熱転写体 Pending JPH02198454A (ja)

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JPH02198454A true JPH02198454A (ja) 1990-08-06

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