JPH0219549B2 - - Google Patents

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JPH0219549B2
JPH0219549B2 JP53144366A JP14436678A JPH0219549B2 JP H0219549 B2 JPH0219549 B2 JP H0219549B2 JP 53144366 A JP53144366 A JP 53144366A JP 14436678 A JP14436678 A JP 14436678A JP H0219549 B2 JPH0219549 B2 JP H0219549B2
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Moteibai Pateru Aabindo
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International Business Machines Corp
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Publication date
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Publication of JPS5488109A publication Critical patent/JPS5488109A/ja
Publication of JPH0219549B2 publication Critical patent/JPH0219549B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1833Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs by adding special lists or symbols to the coded information

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明の背景 本考案は磁気テープ貯蔵システムのような複数
チヤネル並列形データ処理システムにおけるエラ
ー・チヤネルの検出及び訂正に関する。更に具体
的には、本発明はチヤネル組(set of channels)
当りの冗長チヤネルの数を増加させることなく、
貯蔵媒体上の論理的に独立した複数チヤネル組に
存在するエラー・チヤネルの訂正可能な数を増加
させることに関する。 磁気テープ貯蔵システムにおいて、テープ・サ
イズ・データ・フオーマツト、記録密度について
企業の標準化が行われている。通常、9トラツク
を記録するには、半インチ(1.27cm)幅のテープ
が使用される。慣習上、データは9本の並列チヤ
ネル上で9ビツト・バイトがテープを横切るよう
に記録される。本発明は、同一貯蔵媒体上で論理
的に独立した2つ又はそれ以上のチヤネル組の上
にデータを記録する場合又はそれを読出す場合の
考慮の対象としている。 磁気テープは柔軟で可撓性に富む。他の形式の
移動形磁気貯蔵媒体、例えば剛性磁気デイスクな
どと異なり、磁気テープ貯蔵システムはデータが
テープへ又はそこから転送されている時、1つ又
はそれ以上の固定ヘツドに対して均一でない接触
関係でテープを移動させることが多い、ヘツドと
テープとの間に存在する微粒子、又はテープ上の
酸化鉄の欠損部分は信号振幅の損失を生じる。こ
のような場合、エラー・チヤネルの読出しクロツ
クは他のチヤネルのデータに対して同期を失う可
能性がある。その結果、テープへのデータの記録
及びそこからのデータの読出しは、非常に長い部
分にわたつてエラーを生じるかもしれない。この
点に関して、テープの雑音長(noisy length)
は、一過性雑音又はバースト雑音とは異つたデー
タ回復問題を提起する。一過性雑音及びバースト
雑音から生じた誤りは、その特徴として、通常有
限の持続時間を有する。欠陥データの再生は、巡
回特性を有する誤り検出コードを使用して行うこ
とができる。こらのコードは、その論理及び使用
法において複雑である。可変密度の記録を行うこ
とができ、且つ誤り検出及び訂正のために巡回符
号を使用することのできる磁気テープ貯蔵装置の
例は、IBM3420モデル、4、6、8磁気テープ
装置のためのIBM3803磁気テープ制御装置であ
る。実際に使用される符号は米国特許第3868632
号に説明されている。 現在、業界で行われている方法は、9本のチヤ
ネルより成るチヤネル組の7本のチヤネルについ
ての冗長情報を、残りの2本のチヤネルに記録す
ることである。この方法によれば、2本のエラ
ー・チヤネルを訂正することができる。もしテー
プ上に並列チヤネルより成る2つ又はそれ以上の
チヤネル組を記録する場合、1つのチヤネル組に
対して2本の冗長チヤネルが確保される。このよ
うな形式のチヤネル組で、1つのチヤネル組が3
本のエラー・チヤネルを含み、隣接したチヤネル
組がエラー・チヤネルを含んでいない場合を想定
してみる。その場合、エラー・チヤネルを含んで
いないチヤネル組の2本の冗長チヤネルは正に冗
長であつて、エラーの訂正には使用されていな
い。そのようなチヤネル組においては、エラー訂
正のための冗長度が無駄になつているが、これは
言い換えれば、そのチヤネル組のエラー訂正能力
には余裕があることを意味する。エラー・チヤネ
ルを2本まで訂正できる場合に、1本のエラー・
チヤネルしか生じなかつた時も同様である。従つ
て、あるチヤネル組に通常では訂正できない複数
のエラーが生じた時に、他のチヤネル組で無駄に
なつている不使用の冗長度を利用できればよい
が、現在の技術ではそれを実現する方法はない。 従来技術の代表的なものは、米国再発行特許第
28923号、米国特許第3868632号、アイ・ビー・エ
ム技術開示誌(IBM Technical Disclosure
Bulletin)、第14巻、1972年5月号第3846頁に示
されている。上記米国再発行特許及び米国特許第
3868632号は9トラツク・テープの誤り訂正に関
している。即ち、データ・チヤネル及び冗長チヤ
ネルの双方は同一の論理組(logical set)の一部
である。上記技術開示誌は、利用可能なデータへ
単一パリテイをモジユーロ2で加算して、利用不
可能なデータに代るデータ値を計算することによ
つて、複数テープからレコードを回復する方法を
説明している。 複数の論理的に独立したチヤネル組におけるエ
ラー訂正法は、単一の組において既知のエラー・
チヤネルの3本までを訂正する方法と区別して考
えなければならない。後者の訂正方法は、米国特
許第3851306号で説明されるように3本の冗長チ
ヤネルを必要とする符号を使用する。18チヤネ
ル・テープ・システムのインタリーブされた2つ
の9チヤネル組でそのような方法及び符号を使用
するには、各チヤネル組で3本の冗長チヤネルを
必要とし、その場合には各チヤネル組における既
知のエラー・チヤネルの3本までを訂正すること
ができよう。しかし、9チヤネルの各組に3チヤ
ネルの冗長度を設けることは無駄が多い。特に、
2つの組で3本のエラー・チヤネルが同時に発生
することは非常にまれである場合にそうである。 本発明の要約 本発明の目的は、複数チヤネル並列形貯蔵シス
テムにおいてエラー・チヤネルを訂正することで
ある。関連した目的として、エラー・チヤネルの
数がチヤネル組当りの冗長チヤネルの数を超過す
る場合でも、それらエラー・チヤネルを訂正する
ことである。他の目的は、第1の組の冗長チヤネ
ル上に記録された情報を利用して、第2の組の複
数のエラー・チヤネルを訂正することである。他
の目的はデータ記録の方向と関係なく、即ち貯蔵
媒体上でデータがチヤネルに沿つているかチヤネ
ルを横断しているかの如何によらず、そのような
チヤネル訂正を行うことである。 前記の目的は、論理的に独立した複数のチヤネ
ル組の各組にある2本のチヤネルへパリテイ検査
ビツトを符号化する装置によつて達成可能とな
る。各チヤネル組の第1のチヤネルには、それ自
体の組のチヤネルに記録されたデータへ限定され
る垂直パリテイ検査符号が記録され、第2のチヤ
ネルには、2つの組の全チヤネルについて所定の
正又は負の傾斜方向で取られた横断パリテイ検査
符号が記録される。他方、第2チヤネルの横断パ
リテイ検査符号(傾斜検査符号)は、データ・バ
イトの中で一定間隔に配分された検査バイトとし
て記録することができる。 誤りの訂正は、エラー値に代る正しいデータ値
を計算することである。本発明において、これは
先ず少なくとも一対の交差するシンドローム
(syndrome)の論理値から誤り訂正信号を誘導す
ることによつて開始される。これらのシンドロー
ムは誤りを含む冗長チヤネル・パリテイ・データ
から得られる。交差シンドロームの各々の対に関
しては、少なくとも1つのシンドロームが傾斜方
向に取られることを要する。第2に、交差シンド
ロームの論理値から誘導された誤り訂正信号を、
最初に記録されたチヤネル・データと結合するこ
とによつて、任意の組における既知のエラー・チ
ヤネルの3本までを記録情報から訂正することが
できる。この場合、2つの組は双方で同時に4本
により多いエラー・チヤネルを指示することはな
いとする。本発明は、3つ又はそれ以上の論理的
に独立したチヤネル組を有する複数チヤネル並列
形システムへ、延長して使用することができる。
更に、第1のチヤネル組における複数のエラー・
チヤネルを、第2のチヤネル組にある冗長チヤネ
ルに関連するシンドロームを利用して訂正する場
合、誤りを検出して外部的な誤りポインタ
(pointer)を与えるために、アナログ装置を使用
することができ、それによつて本発明の訂正能力
を増大させることができる。 本発明において、エラー・チヤネルに対する内
部ポインタを発生することが可能である。1つの
方法として、記録されたパリテイ・ビツトから各
組の最初のエラー・チヤネルに対するようチヤネ
ル・ポインタを発生することができる。更に他の
方法として、いずれの組においても冗長チヤネル
の数を増加させることなく、少なくとも1つの組
で第2エラー・チヤネル・ポインタを発生するこ
とができる。 本発明の他の特徴として、符号化、記録、検
索、復号化にあたり、複数チヤネル並列形データ
処理システムのデータとして、複数の特殊データ
形式を使用することができる。第1のデータ形式
において、傾斜パリテイ検査ビツトは独立した検
査チヤネルに現われる。第2のデータ形式におい
て、傾斜パリテイ検査ビツトは、データ・バイト
の間で一定間隔に配分された検査バイトとして現
われる。他の変化例のデータ形式では、チヤネル
を横切るバイト又はチヤネルに沿つたバイトとし
て情報が記録される。 従来技術において、データ・チヤネル及び冗長
チヤネルはそれら自体の間しか相互に関連してい
なかつた。同一の貯蔵媒体上で複数の独立したチ
ヤネル組へデータを記録する方法が開発されたこ
とに伴ない、本発明は2つの組のチヤネルにある
データに適度の相関関係を持たせることによつ
て、一方の組にある冗長チヤネルに関連するシン
ドロームを他方の組におけるエラー・チヤネルの
訂正に使用することができる。これは1つの組で
のみ取られた垂直パリテイと、2つの組を横切つ
て取られた傾斜交差チヤネル・パリテイとを組合
せて、誤り検査情報を符号化することにより達成
される。 実施例の説明 第1図を参照すると、そこには本発明を組込ん
だ複数チヤネル並列形貯蔵システムのブロツク図
が示される。情報源1からの情報はバツフア/制
御装置3へ印加される。制御装置3は、データの
形式化、そのパリテイ符号化、形式化されパリテ
イ符号化されたデータを貯蔵ユニツト5にある論
理的に独立した並列チヤネルの2つの組に記録さ
せることなどを全般的に管理する。対応的に設け
られたバツフア/制御装置7は、上記並列チヤネ
ル上に記録されたデータを読取り、再形式化し、
利用装置11へ与えるために上記データを復号化
する。動作的には、バツフア/制御装置3の情報
は通路2及び4を介して誤り訂正符号器9へ並列
形式で送られ、そこで「検査及びパリテイ」ビツ
トがバイトと呼ばれる情報信号の組について遂次
に発生される。これら「検査及びパリテイ」ビツ
ト信号は情報信号に沿つて記録されるので、貯蔵
ユニツト5からこれらビツトを読取り、その追加
(冗長)信号を使用して情報信号中の誤りを訂正
することができる。復号器19は、所謂垂直方向
及び正又は負の傾斜チヤネル横断方向に群別され
た信号を利用して、シンドロームの計算を行うこ
とができる。 第2図を参照すると、そこにはテープに沿つて
18本の並列トラツクを記録するための形式
(format)が示される。この形式は、トラツクの
1本(トラツク8)が他の8本のトラツクについ
てのパリテイ・ビツトを記録するように配列され
た9トラツク形式に類似している。このようなパ
リテイ・ビツトは米国特許第3508194号、第
3508195号、第3508196号に挙げられているよう
に、垂直冗長検査(VRC)ビツトとして知られ
ている。8ビツト及びVRCビツトより成る各バ
イトAn及びBnはA組又はB組の9トラツク(チ
ヤネル)の各々へ同時に記録される。そのバイト
は米国再発行特許第25527号に従つて読出し及び
再編集を行うことにより、記録されたチヤネルか
ら回復される。第2図の形式において、各組のト
ラツク0はパリテイ符号のために確保されてい
る。トラツク横断(傾斜)パリテイ検査ビツト
dn a及びdn bは、正又は負傾斜のチヤネル横断方向
に記録されたビツトの単純なパリテイを表わす。
これに対し、A組チヤネルのm番目のビツト位置
にあるVRCビツトは、A組に限定された垂直方
向ビツトのみをカバーする。B組チヤネルのm番
目ビツト位置にあるVRCビツトは、B組に限定
された垂直方向ビツトのみをカバーする。 18本の並列トラツクがテープに沿つて記録され
ているものと仮定すれば、トラツクは図示される
ように2つの組へ群別される。A組は任意の9本
の並列トラツクより構成され、B組は残りの9本
の並列トラツクから構成される。第2図〜第4図
においては、2つの組は特定の順序づけられたト
ラツク配列を有するものとして示されている。実
際には、A組及びB組の各トラツクは相互にイン
タリーブされていてよく、任意の他の順序に配列
されていてもよい。 An(t)及びBn(t)は、それぞれA組及びB
組のt番目のトラツクのあるm番目のビツトを示
すと仮定する。トラツク番号tは各組で0から8
までの値を取る。ビツト位置mは0からMまでの
値を取る。各組の0番目及び8番目のトラツクは
検査トラツクである。第2図〜第4図に示される
ように、A組の0番目のトラツクは、正傾斜の対
角線に沿つたパリテイ・チエツク・ビツトを与え
る。1つの例として、A組のm番目の対角線チエ
ツク・ビツトdn aは、次の符号化式によつて与え
られる。 An(0)=7 〓Γt=1 An-t(t)7 〓Γt=0 Bn-t-8(7−t) 〓Γ=モジユロ2合計 =排他的OR 第2図から第4図に示されるように、B組の0
番目のトラツクにある各検査ビツトは、2つの組
の負傾斜のビツトに沿つたパリテイ検査ビツトで
ある。B組のm番目の対角線検査ビツトdn bは、
次の符号化式によつて与えられる。 Bn(0)=7 〓Γt=0 Bn-1(t)7 〓Γt=0 An-t-8(7−t) ……(2) 本発明において、パリテイは偶数パリテイを意
味するものとする。偶数パリテイは対象範囲にわ
たつてパリテイ・ビツトを含む1の数が偶数にな
るように(モジユーロ2合計)、ビツト値をパリ
テイ位置に割当てることである。 式(1)及び(2)は、次のような対称形に書き直すこ
とができる。 7 〓Γt=0 〔An-t(t)Bn-t-8 (7−t)〕=0 ……(3) 7 〓Γt=0 〔Bn-t(t)An-t-8 (7−t)〕=0 ……(4) 第2図を参照すると、レコードの最初の部分に
おいてビツト位置0から15までに対する対角線検
査ビツトの計算は、空欠ビツト位置(負のビツト
位置番号)からのデータ・ビツト値を使用する。 これらのデータ・ビツト値は、任意的に0の2
進値を有するものと考える。同様に、レコードの
終端部では各トラツクの全ビツトへ対角線検査ビ
ツトを与えるために、0番目の検査トラツクは15
ビツト位置だけ延長されねばならない。延長され
たビツト位置の検査ビツトは、同様に空欠位置か
らのいくつかのデータ・ビツト値を使用する。こ
れらの空欠位置は同様に0の2進値を有するもの
と仮定する。 A組の8番目にある各検査ビツトは、A組の同
一ビツト位置にある各ビツトに対する垂直パリテ
イ・ビツトである。A組のm番目の垂直パリテイ
検査ビツトvn aは、次式によつて表わされる。 8 〓Γt=0 An(t)=0 ……(5) 同様に、B組のm番目の垂直パリテイ・チエツ
ク・ビツトvn bは、次式によつて形成される。 8 〓Γt=0 Bn(t)=0 ……(6) ここで、第2図〜第4図に示される一般的な事
項について言及しておかねばならない。それは情
報の記録方向とトラツク方向との関係である。第
2図において、データ・バイトはトラツクに対し
て垂直方向に記録される。これはトラツク横断パ
リテイ・ビツトを含む。従つてバイトA0につい
ては、7個の情報ビツトがトラツク1から7まで
を横断して0ビツト位置に記録され、トラツク横
断パリテイ・ビツトがトラツク0の0ビツト位置
に記録される。B組のトラツクに情報を記録する
場合、例えばバイトB4についても同様である。 第3図の形式において、各組のトラツク0は横
断パリテイ・ビツトを記録するために確保され
る。しかし、データ・バイトはトラツク方向に記
録される。この形式では、9つのトラツク・レコ
ードが1ブロツクとして区画され、各ブロツクは
7つのデータ・バイトとトラツクに沿つて置かれ
た2つの検査バイトとを含む。第2図の形式と同
じように、2本の検査トラツクが使用されるが、
符号化及び復号化の処理では通常の8ビツト・バ
イトが使用され、バイトはトラツクに沿つて記録
される。第3図の形式は、第2図の形式における
7個のデータ・ビツト及び2つの検査ビツトより
成るトラツク横断文字とは明らかに区別される。 次に第4図を参照する。第2図の形式では、対
角線パリテイ検査ビツトが2つの検査トラツクに
現われていた。即ち、垂直文字An及びBnは7個
のデータ・ビツトと2個の検査ビツトとから構成
された。これは8個のデータ・ビツトと1つの垂
直パリテイ検査ビツトとより成る垂直文字又はバ
イトを、半インチ(1.27cm)磁気テープの9トラ
ツク上に通常の如く記録することと明らかに区別
される。第4図の形式においてA0、A8、A16
A24…は正傾斜の対角線パリテイ検査ビツトを与
え、B0、B8、B16、B24…は負傾斜の対角線パリ
テイ検査ビツトを与える。他のバイトは、通常の
8個のデータ・バイトと1個の垂直パリテイ検査
ビツトとから構成される。 第2図〜第4図の複数トラツク・テープ形式に
並置して示されたシフト・レジスタ形符号器9は
トラツク横断パリテイ・ビツトを発生する。第2
図〜第3図の形式では、これらのパリテイ・ビツ
トは、バツフア/制御装置3によつて貯蔵ユニツ
ト5における各組のトラツク0上に記録される。
第4図の垂直形式の場合、横断パリテイ検査ビツ
トの全バイトが垂直に記録されねばならない。 ここで第2図を参照すると、符号器9は7段の
フリツプ・フロツプFF1、FF2、…、FF6、
FF7より成るシフト・レジスタとして示される。
シフト・レジスタの各段の間には、複数入力単一
出力の排他的OR(XOR)ゲートが介在する。
XORゲート195、197、…、205は1つ
の段から他の段へ(例えばFF2からFF1へ)接
続を行う外に、2つの組のトラツクを傾斜状に横
断する各ビツトからの入力を有する。この点に関
して云えば、XORゲート193はBn-8(7)の終端
であり、他のXORゲートは2つのビツト入力の
終端である。XORゲート195はAn(1)及びBn-8
(6)の終端であり、以下同様にしてXORゲート2
07はAn(7)及びBn-8(0)の終端である。 第2図の符号器9はAn(0)を算出するため式
(1)を実行する。ここでAnは7ビツト・データ文
字であり、Bn-8は前に計算された検査ビツトを
含む8ビツト文字である。7ビツト文字An及び
8ビツト文字Bn-8が順次に入れられるに従つて、
検査ビツトA0(0)、A1(0)、A2(0)、…、An
(0)が連続的シフトによつて符号器9のXORゲ
ート193の出力に発生される。m番目の検査ビ
ツトAn(0)は、An及びAn-8が入れられた時に
発生される。mの値が負であるAn又はBnはオー
ル0の文字であることに注意されたい。式(2)で定
義されるBn(0)のトラツク横断パリテイ・ビツ
トを発生する符号器は示されていないが、容易に
類推できよう。 ここで第3図のトラツク方向データ・バイト形
式における符号器9に注目すると、トラツク方向
バイトとしてG及びHの記号が使用される。トラ
ツク方向バイト形式の要件を満足させるために、
符号器9のXORゲートに対するビツト割当てに
若干の変更がなされている。第3図において、φ
はオール0のバイトであり、H8o-8は前に計算さ
れた検査バイトである。他のG8o+p及びH8o-p-1
8ビツト・データ・バイトである(pは0から7
まで変化する)。φバイト及びB組からの検査バ
イトを含むデータ・バイトが示された順序で入つ
て来るに従つて検査バイトG0、G8、G16、…、
G8oが連続的シフトによつてシフト・レジスタ出
力に発生され、ビツトごとの処理へ入れられる。
mの値が負であるGn又はHnはオール0のバイト
である。第3図においてXORゲート193は2
つの入力G8o+p(0)及びH8o-p-1(0)の終端であ
ることに注意されたい。パリテイ・ビツトの計算
を定義する論理は、式(3)のAn(t)及びBn(t)
の関係に従つて第3図に表わされている。B組の
対応する符号器についても、式(4)の関係に従つて
第3図から類推できる。 次に垂直トラツク横断データ・バイト形式に関
連する第4図の符号器9に注目する。φはオール
0のバイトであり、A8o+p及びB8(o-1)+pは8ビツ
ト・データ・バイトであり、pは0から7まで変
化する。
〔An+15-t(t) Bn+7-t(7−t)〕
ここで、復号器時間mの時点で、(m+15)番
目のビツト位置にあるA組からの8個の垂直ビツ
トは通路51上にあり、(m+7)番目のビツト
位置にあるB組からの8個の垂直ビツトは通路5
7上にあり、これらの垂直ビツトは対応する
XORゲート209,…,211,213へ入力
として印加される(B組からの垂直ビツトは逆順
になつている)。 発生器25からの通路59及び61上の出力
は、シンドローム処理器27へ印加される。垂直
パリテイ・シンドロームSva nは、通路63により
誤りパターン発生器29へ入力となる(第5図)。
第5図のB組の処理通路では、発生器39を誤り
パターン発生器43へ接続する通路87が設けら
れる。 ここで第8図を参照すると、そこにはシンドロ
ーム処理器27の論理図が示される。シンドロー
ム処理器27への入力は、通路99及び77のビ
ツト線上に現われる誤り訂正パターンea n及びeb n
ある。更に、正傾斜対角線シンドロームSda n+15
びA組の変位された垂直シンドロームSva n+15-j-z
は、それぞれシフト・レジスタ段FF15及び
XORゲート253へ入力として印加される。
XORゲート253の出力は、対角線シンドロー
ムSda n+15-zと垂直シンドロームSva n+15-j-zとの交
差SAを表わす。この交差はA組のトラツクの1
本について生じる。ここで注意すべきは、通路6
9上の交差を表わす信号は、B組処理通路の誤り
パターン発生器43へ入力として印加されること
である。B組トラツクの1本で生じたシンドロー
ム交差信号SBは、シンドローム処理器41から通
路71を介してA組処理通路の誤りパターン発生
器29へ印加される(第5図)。 第8図のシフト・レジスタ段FF15,FF1
4,FF8,…,FF0はシンドロームSda nの変位
された1から15までの値を貯蔵する。XORゲー
ト219,221,…,223,225,22
7,…229,231はシンドローム値が新しい
位置へ変化される時に、前サイクルの訂正された
誤りパターンeb n及びea nによつて、シンドローム値
を修正する(式(28)〜(33)参照)。 シフト・レジスタ段FF14,…,FF8への入
力は、前のシフト・レジスタ段の内容と誤り訂正
パターンeb nとのモジユーロ2加算である。AND
ゲート247,245,…243はB組エラー・
チヤネルの位置につき通路67上にポインタzを
有するので、ORゲート251からのシンドロー
ムSda n+15-zはB組エラー・チヤネルと交差する正
傾斜対角線シンドロームを表わす。 対角線シンドロームSda nの1から15まで変位さ
れた値はシフト・レジスタ段FF7,FF6,…,
FF1,FF0によつて容易に利用可能となる。関
連したANDゲート241,239,…,237,
235及びORゲート249は式(18)及び
(22)に必要なi番目の変位された値Sda n+iを選択
する。XORゲート225,227,…,229,
231はシンドローム値が新しいレジスタ段へ変
位される時に、前サイクルからの訂正された誤り
パターンea nによつてシンドローム値を修正する。
更に、XORゲート231へ入力されたレジスタ
段FF0の内容とea n(0)との不一致は、通路23
3上で訂正不能の誤りがあることを示す。 ここで第10図を参照すると、そこにはA組の
誤りパターン発生器29が示される。A組の訂正
誤りパターンは通路77の対応するビツト線上で
ea n(0)、ea n(1),…,ea n(7),ea n(8)の如
く出
力される。ORゲート291,293,…,29
5,297の各々は一連のANDゲートの終端で
ある。例えば、ORゲート291はANDゲート2
99,301,303の終端である。ANDゲー
ト299は一連のANDゲート299,305,
…,311,317に含まれ、ANDゲート30
1は一連のANDゲート301,307,…,3
13,319に含まれ、ANDゲート303は一
連のANDゲート303,309,…,315,
321に含まれる。ポインタi,j,kの1個以
上がアクチブであれば、適当な1が通路65,8
1,79上に現われる。もしA組トラツク1に誤
りがあり、iがそれに対するポインタであれば、
ANDゲート305で終端するi=1の導線65
が能動化される。「A組の1本を超えるエラー・
トラツク」の線が能動化されると、線75上の対
角線シンドロームSda n+iはANDゲート323を通
過する。これは式(22)に従う誤リパターンea n
(i)の値である。通路329上の信号ea n(i)は
一連のANDゲート299,305,…,311,
317へ分配される。通路65上のi=1のみが
能動化されると、信号ea n(i)はANDゲート30
5、ORゲート293、通路77を介してea n(1)と
表示された線へ送られる。 もしA組の3トラツクに誤りがあれば、AND
ゲート327が能動化され、通路71上の合成シ
ンドロームSBが通される。これは式(23)に従う
誤りパターンea n(k)の値である。通路333上
の信号は一連のANDゲート303,309,3
15,321へ分配される。信号ea n(k)はkの
値に従つてANDゲートの1個を通過する。例え
ば、k=7であればANDゲート321が能動化
され、信号ea n(k)はANDゲート321、ORゲ
ート297を通り、通路77の対応する線上にea n
(7)として現われる。 シンドローム発生器25から与えられる通路6
3上の垂直パリテイ・シンドロームSva nは、式
(24)に従いXORゲート325を介して誤りパタ
ーンea n(i)及びea n(k)と結合される。XORゲ
ート325の出力は、誤りパターンea n(j)の値
であり、それは通路331上に与えられる。通路
331上の信号は一連のANDゲート301,3
07,313,319,326の全てへ入力の1
つとして分配される。信号ea n(j)はjの値に従
つてこれらANDゲートの1個を通過する。例え
ば、j=6であれば、ANDゲート313が能動
化され、信号ea n(j)はANDゲート313及び
ORゲート295を通過し、通路77に対応する
線上にea n(6)として現われる。ポインタi,j,k
の値は(i<j<k)又は(j=8及びi<k)
の関係を満足させることに注意されたい。 再び第6図を参照すると、そこにはA組のエラ
ー・トラツク2,4,5を示すポインタi,j,
kとB組のエラー・トラツク3を示すポインタy
が示される。垂直パリテイ・シンドロームSva n
誤り値のみでは誤りビツトがトラツク2,4,5
のいずれにあるか不明瞭であることは明らかであ
る。最少数のエラー・トラツクを横断する対角線
パリテイ・エラー・シンドロームに対して参照が
なされれば、上記の不明瞭さは除される。負傾斜
の対角線シンドロームであつて図示されたものよ
りもB組トラツク0上を3ビツト位置だけ右方に
あるものは、A組トラツク2のm番目のエラー・
ビツト位置と交差するが、他の3本のエラー・ト
ラツクを横断しなければならない。これらのトラ
ツクはB組のトラツク3及びA組のトラツク5及
び4である。最少数のエラー・トラツクを横断す
る対角線パリテイ・シンドロームは、正傾斜であ
つてA組トラツク0のビツト位置(m+2)で終
端するシンドロームである。それはSda n+iで表わ
される。 A組トラツク5のm番目ビツト位置にある誤り
を指定する対角線パリテイ・シンドロームは、負
傾斜であつてB組トラツク0で終端し、Sdb n+15-k
で表わされる。これに対し、同様の誤りを指定す
るためA組トラツク0で終端する正傾斜対角線シ
ンドローム(図示されたものより3ビツト位置だ
け右方へシフトしたもの)は、負傾斜対角線シン
ドロームよりも1本だけ多くエラー・トラツクと
交差する。この負傾斜対角線シンドロームはB組
のエラー・トラツクを横切るかも知れないので、
B組トラツク8で終端する垂直パリテイ・シンド
ロームSvb n+15-y-kを利用することができる。これ
によつて識別値が得られる。中間のjトラツクを
問題にするのは、i及びkトラツクの値が確定し
た後である。要するに、先ずトラツクiの未知の
誤り値を除去する。次いで、トラツクKの未知の
誤り値を除去する。その時点で、垂直シンドロー
ムSva nによつてトラツク4に誤りがあるかどうか
を識別することが可能となる。 第1及び第2エラー・ポインタ発生の実施例 第13a図を参照すると、他のポインタがない
場合、A組の第1エラー・トラツクを指示する第
1エラー・ポインタ発生器が示される。B組は最
大2本の既知のエラー・トラツクを有してよいこ
とに注意されたい。この発生器は一対のラツチ4
01及び407を有し、これらはそれぞれ計数減
少形リング・カウンタ405をスタートし又はス
トツプする。リング・カウンタ405の出力はポ
インタjを表わす。ラツチ401及び407はそ
れぞれシンドロームSda n+7及びSva nに応答する。
Sda n+7=1の時、ラツチ401がセツトされ、カ
ウンタ405の計数値は7へセツトされる。トラ
ツクに沿つてビツト位置mが変化する度に、カウ
ンタは1だけ減少する。Sva n=1の時、ラツチ4
07がセツトされ、カウンタ405が停止され
る。この時点のカウンタ値はポインタjを与え
る。ラツチ407がラツチ401の前にセツトさ
れる特別な場合、ポインタjは8に等しい。 ここで第13b図を参照すると、第1ポインタ
が8以外のトラツクを指示している場合、A組の
第2エラー・ポインタを発生する手段(第2エラ
ー・ポインタ発生器)が示される。この発生器は
一対のリング・カウンタ405及び406を含
み、これらのカウンタはそれぞれポート415及
び417からポインタiとポインタjとを出力す
る。ラツチ401は計数減少形リング・カウンタ
405をjの値へセツトし、ラツチ407は計数
増加形リング・カウンタ406を同じjの値へセ
ツトする。ANDゲート413がラツチ401,
407によつて付勢される時、「ストツプ及びゲ
ート・アウト」信号が共通の通路を介して双方の
リング・カウンタへ与えられる。ANDゲート4
11の出力427は、XORゲート423及び4
25への入力が同時に不一致になつた時、第2ポ
インタをj=8へセツトする。XORゲート42
3への通路75及び63にある入力Sda n+i及び
Sva nの不一致はラツチ401をセツトし、XOR
ゲート425への通路63及び71にある入力
Sva n及びSBの不一致はラツチ407をセツトす
る。 第13b図のポインタ発生器は、第12c図、
第12d図、第12e図と共に考察されるべきで
ある。A組のポインタj<8の場合を考えれば、
動作を理解できる。最初、i及びj及びkは相互
に等しくセツトされる(i=j=k)。目的とす
るところは、B組が最大1本の既知のエラー・ト
ラツクを有する場合に、i<jとなるような第2
ポインタ及び再割当て値を得ることである。換言
すれば、A組のポインタj<8、及びB組におけ
る最大1つのポインタの存在がこの発生器を働か
せる必要条件である。 ここで、通路71上の入力SBはk=jのために
Sda n+15-kSvb n+15-k-yを表わす。i=jのために
Sda n+i≠Sva nとなつた条件で、XORゲート423
からの1出力がラツチ401をセツトする。これ
はカウンタ405をjの値へセツトする。同様
に、SB≠Sva nになれば、XORゲート425から
生じた1はラツチ407をセツトし、かつカウン
タ406をjの値へセツトする。mが1だけ増加
すると、カウンタ405は1だけ減少し、カウン
タ406は1だけ増加する。しかしラツチ401
及び407の双方がセツトされていれば、カウン
タはANDゲート413を通る信号によつて停止
する。この時点で、ポインタiはカウンタ405
の計数値に等しく、ポインタjはカウンタ406
の計数値に等しい。ラツチ401及び407が同
一値mへ同時にセツトされる特別な場合には、第
2ポインタjは8へセツトされる。 ここで第13c図を参照すると、第1エラー・
ポインタがトラツク8を指示している時、A組の
第2エラー・ポインタを発生する手段(第2エラ
ー・ポインタ発生器)が示される。目的とすると
ころは、第1ポインタj=8が与えられた時、第
2ポインタiを得ることである。最初、i=k=
0にセツトされる。B組は最大1本しか既知のエ
ラー・トラツクを有しない。この発生器はラツチ
423によつて0へセツトされる計数増加形リン
グ・カウンタ408を含み、このカウンタ408
は通路75上のシンドロームSda n+iによつて停止
され、その内容がゲート・アウトされる。SBが1
である時、ラツチ423がセツトされ、通路75
が1である時、カウンタが停止される。 最初、i及びkは0へセツトされる。SBはk=
0である時のSdb n+15-kSvv n+15-k-yを表わす。SB
=1はカウンタを0へセツトする。mが1だけ増
加すると、カウンタは1だけ増加する。この場
合、kは0のままであるが、iはカウンタの値に
従う。注意すべきは、Sda n+i=1はカウンタを停
止し、その計数値はポインタ値になることであ
る。第12f図で指適されたように、A組におい
て1つのポインタjが8へセツトされ、B組にお
いて最大1本のエラー・トラツクしかないことが
この発生器を能動化する必要条件である。 B組における誤り訂正 前述した誤り訂正及びポインタ発生の方法及び
装置はA組とB組が鏡像対称形を有する場合に、
B組に対しても適用可能である。従つてB組のた
めの符号化及び復号化式は、変数を適当に置換す
ることによつて、A組に式から得られる。即ち、 An←→Bn i←→x Sda n←→Sdb n j←→y Sva n←→Svb n k←→z ea n←→eb n 従つて、B組の次のような種類の誤りは、A組
について説明した復号化処理を応用して訂正可能
である。 1 A組に誤りがないか、又は唯1本の既知のエ
ラー・トラツクがある時、B組おける3本まで
の既知のエラー・トラツク。 2 A組が最大1本までの未知のエラー・トラツ
ク又は2本までの既知のエラー・トラツクを有
する時、B組における2本までの既知のエラ
ー・トラツク。 3 A組とは無関係に、B組における1本の既知
のエラー・トラツク。 4 A組が最大1本までの未知のエラー・トラツ
ク又は2本までの既知のエラー・トラツクを有
する時、B組における1本の未知のエラー・ト
ラツク。 5 A組が1本だけの既知のエラー・トラツクを
有する時、B組における2本までのエラー・ト
ラツク(その中の1本は既知である)。 一般的な場合 これまでの説明は、18トラツク・システムにお
ける2本の9トラツクを中心に述べてきた。しか
し得られた結果は、任意数のトラツクを有するシ
ステムへ一般的に適用することができ、2つの組
は同数のトラツクを有しなくともよい。以下の説
明は、そのようなシステムのための符号化式に関
する。 もしA組が(T1+2)本のトラツクを有し、
B組が(T2+2)本のトラツクを有するならば、
符号化式(3),(4),(5),(6)は一般的な場合のために
次のように書き直すことができる。 T1 〓Γt=0 An-t(t)T2 〓Γt=0 Bn-t-T (T2−t)=0 ……(50) T2 〓Γt=0 Bn-t(t)T1 〓Γt=0 An-t-T2 (T1−t)=0 ……(51) (T1+1) 〓Γt=0 An(t)=0 ……(52) (T2+1) 〓Γt=0 Bn(t)=0 ……(53) 復号化式は一般的な場合に関して同様に形式化
することができる。もしT2がT1に等しければ、
復号化式はA組及びB組について実質的に同一で
あり、復号化処理を時間多重化(time−
multiplex)することによつて同一のハードウエ
アを2つの組について使用することができる。ト
ラツクの数が増加した場合、トラツクに沿つたそ
れだけ多くのビツト位置が符号化及び復号化処理
に関係してくることである。他方、トラツク数の
増加は符号化及び復号化バツフアの大きさと、処
理時間の遅延とを決定する要因である。更に、ト
ラツク数の増加は2つの対角線パリテイ検査を完
了するために、レコードの終りにそれだけ多い検
査ビツトを必要とする。一般的には、2本の対角
線検査トラツクは(T1+T2)の余分な位置だけ
延長される。 3組又はそれ以上のチヤネル組を有するシステ
ムにおいて、横断パリテイ検査を適合的に使用す
ること これまで、システムのチヤネが相互排他的に複
数の組へ分割され、組内のチヤネル・エラーが横
断パリテイ検査及び垂直パリテイ検査によつて訂
正される複数チヤネル並列データ処理システムに
ついて説明してきた。これらのパリテイ検査を適
合的に使用することにより、2つの組のエラー・
チヤネルの数が合せて4を超過しない場合、これ
らの組の1つにおいて、3本までの既知のエラ
ー・チヤネルを訂正できることが示された。 ここで第14図を参照すると、3組のチヤネル
の場合に、垂直及び対角線パリテイ検査を使用す
る形式が示される。ここでT1,T2,T3はそれぞ
れA組、B組、C組におけるデータ・チヤネルの
数を示すものとする。各々の組はそれ自体の垂直
パリテイ検査チヤネルを有する。2本の追加的な
検査チヤネル(又はトラツク)は、全データ・ト
ラツクにわたる正傾斜対角線及び負傾斜対角線に
沿つて全体的パリテイ検査を与える。このシステ
ムにおけるチヤネルの全数は、2+(T1+1)+
(T2+1)+(T3+1)である。 第14図において正傾斜対角線に沿つたパリテ
イ検査はd+ n検査として示され、その検査ビツト
は第1チヤネル組の上部にある0番目のトラツク
に記録される。対応する符号化式は次の式によつ
て与えられる。 An(0)=T1 〓Γt=0 An-t(t)T2 〓Γt=0 Bn-t-T1 T3 〓Γt=1 Cn-t-T1-T2(t) ……(B−1) 負傾斜対角線に沿つたパリテイ検査d+ nによる
検査ビツトは、第3チヤネル組(C組)の下部に
ある0番目のトラツクに記録される。対応する符
号化式は次式によつて与えられる。 Cn(0)=T1 〓Γt=1 Cn-t(T3−t)T2 〓Γt=0
Bn-t-T3(T2−1)T3 〓Γt=0 An-t-T2-T3(T1−t) ……(B−2) 垂直パリテイ検査ビツトは各組別の検査トラツ
クに記録される。それらの対応する符号化式は次
の通りである。 An(T1+1)=T1 〓Γt=0 An(t) ……(B−3) Bn(T2+1)=T2 〓Γt=0 Bn(t) ……(B−4) Cn(T3+1)=T3 〓Γt=1 Cn(t) ……(B−5) これらのパリテイ検査は次のような誤り訂正能
力を与える。 1 各組の垂直パリテイ検査は、その組の1本の
既知のエラー・トラツクを訂正することができ
る。 2 1つの組における垂直パリテイ検査は、対角
線パリテイ検査の1つと組合せられて、その組
における2本の既知のエラー・トラツクを訂正
することができる。 3 1つの組における垂直パリテイ検査は、対角
線パリテイ検査の1つと組合せられて、その組
における1本の未知のエラー・トラツクの検出
及び訂正に使用することができる。 4 1つの組における垂直パリテイ検査は、2つ
の対角線パリテイ検査と組合せられて、その組
における3本までの未知のエラー・トラツクを
訂正することができる。 5 1つの組における垂直パリテイ検査は、2つ
の対角線パリテイ検査と組合せられて、その組
における1本の既知のエラー・トラツク及び1
本の未知のエラー・トラツクを訂正することが
できる。 2つの対角線検査の各々は、1つの組において
のみエラーの検出もしくは訂正に役立つ。従つ
て、上記の(4)及び(5)に記載されるような誤り訂正
能力は、1つの組でのみ使用できる。同様に、上
記の(2)又は(3)に記載されるような誤り訂正能力
は、任意の2つの組でのみ使用できる。 復号化式及びその実施装置は、2つの論理的に
独立したチヤネル組で例示したように、各種のエ
ラー・チヤネルの組合せを考慮することによつて
具体化することができる。 これまで説明した事項は、本発明の精神及び範
囲から逸脱することなく、プログラム可能な論理
アレイもしくはソフトウエア手段を用いて容易に
実施可能であることが当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を組込んでよいデータ書込み用
パリテイ符号器及びデータ読出し用パリテイ復号
器を含む複数チヤネル並列貯蔵システムを表わす
ブロツク図、第2図は垂直データ・バイト・テー
プ形式及びそれに関連したトラツク横断パリテイ
符号器を示し、第3図はトラツク方向データ・バ
イト・テープ形式及びそれに関連したトラツク横
断パリテイ符号器を示し、第4図はトラツク横断
パリテイ・バイト及びデータ・バイトが垂直に記
録される垂直トラツク横断バイト・テープ形式及
びそれに関連したトラツク横断パリテイ符号器を
示し、第5図は2つのチヤネル組から読出された
エラー・チヤネルに関してパリテイ・シンドロー
ムの計算、誤り検出及び訂正ストリームの発生を
行う横断パリテイ復号器を示し、第6図はA組で
3本のエラー・チヤネル(又はエラー・トラツ
ク)が生じ、B組で1本のエラー・トラツクが生
じる様子を示し、第7図はA組のためのシンドロ
ーム発生器の詳細な論理図であり、第8図はA組
のためのシンドローム処理器の詳細な論理図であ
り、第9図はB組のためのシンドローム処理器の
詳細な論理図であり、第10図及び第11図はそ
れぞれA組のための誤りパターン発生器及び誤り
訂正器を示し、第12a図及び第12b図はA組
における第1エラー・トラツク・ポインタの発生
を示し、第12c図〜第12f図は横断パリテイ
検査の使用により少なくとも1つの組で第2エラ
ー・トラツク・ポインタを発生する様子を示し、
第13a図はA組の第1エラー・トラツク・ポイ
ンタを発生する詳細な論理を示し、第13b図及
び第13c図はA組の第1ポインタが8番目のト
ラツク以外へなされるか8番目のトラツクへなさ
れるかに従いそれぞれ第2エラー・トラツク・ポ
インタを発生する詳細な論理を示し、第14図は
3つのチヤネル組がある場合の垂直及び対角線パ
リテイ検査を示す。 1……情報源、3……符号器用バツフア/制御
装置、5……複数チヤネル並列形(複数トラツ
ク)貯蔵ユニツト、7……復号器用バツフア/制
御装置、9……符号器、11……利用装置、19
……復号器、23……データ分配器、25……シ
ンドローム発生器、27……シンドローム処理
器、29……誤りパターン発生器、31……誤り
訂正器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ複数本のチヤネルより成る2つのチ
    ヤネル組の1つに1本より多くのエラー・チヤネ
    ルが存在しない場合に他方のチヤネル組における
    3本までのエラー・チヤネルを訂正する装置にし
    て、 上記2つのチヤネル組の各々に対する垂直パリ
    テイ検査符号を当該チヤネル組の第1チヤネルに
    書込み、上記2つのチヤネル組の両方にわたつて
    所定の正の傾斜方向でとられた第1対角線パリテ
    イ検査符号を一方のチヤネル組の第2チヤネル又
    は該一方のチヤネル組においてチヤネル方向に沿
    つて一定間隔に配置されたチヤネル横断位置に書
    込み、上記2つのチヤネル組の両方にわたつて所
    定の負の傾斜方向でとられた第2対角線パリテイ
    検査符号を他方のチヤネル組の第2チヤネル又は
    該他方のチヤネル組においてチヤネル方向に沿つ
    て一定間隔で配置されたチヤネル横断位置に書込
    むための手段と、 上記垂直パリテイ検査符号及び対角線パリテイ
    検査符号とデータからシンドロームを決定する手
    段と、 エラー・チヤネルを指定するポインタ信号を発
    生する手段と、 少なくとも1本の既知のエラー・チヤネルを指
    定する上記ポインタ信号に応答して、上記既知の
    エラー・チヤネルにおける同一の誤り個所を横切
    る、当該チヤネル組に書込まれている両方のパリ
    テイ検査符号又は垂直パリテイ検査符号から決定
    されたシンドローム及び他方のチヤネル組に書込
    まれている対角線パリテイ検査符号から決定され
    たシンドロームから誤り訂正信号を発生する手段
    と、 上記誤り訂正信号とデータを論理的に結合する
    ことによつて上記データの誤りを訂正する手段と
    を具備するエラー・チヤネル訂正装置。
JP14436678A 1977-12-23 1978-11-24 Error corrector Granted JPS5488109A (en)

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