JP2560047Y2 - 磁気テープ記録再生装置の異常ブロック弁別機構 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置の異常ブロック弁別機構

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JP2560047Y2
JP2560047Y2 JP8458492U JP8458492U JP2560047Y2 JP 2560047 Y2 JP2560047 Y2 JP 2560047Y2 JP 8458492 U JP8458492 U JP 8458492U JP 8458492 U JP8458492 U JP 8458492U JP 2560047 Y2 JP2560047 Y2 JP 2560047Y2
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JP
Japan
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block
detection circuit
magnetic tape
signal
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JP8458492U
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和夫 佐野
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気テープに記録された
異常ブロックを弁別するための磁気テープ記録再生装置
の弁別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ記録再生装置において、既に
記録された情報を読出す際、記録時の装置や磁気テープ
の状態により本来必要な情報以外の信号、例えばノイズ
ブロック等が誤って記録されたり、消去されていなけれ
ばならない古いデータの消し残し等により異常ブロック
が磁気テープ上に存在してしまうことがあった。
【0003】図5は磁気テープに記録された正常なデー
タブロックと異常ブロックの説明図である。即ち、磁気
テープ100上に記録された正常なデータブロックM1
乃至M3のブロック間に異常ブロックNが記録されるこ
とがあった。しかし、この異常ブロックNが極く短い場
合は読出し時にデータとして認識されないため特に問題
とはならなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一方、この異常ブロッ
クNが通常のデータブロックと同等以上の長さを有する
場合はデータと誤認されて読出されることがあった。こ
のような異常ブロックNをデータとして読出すとエラー
となり、磁気テープ100上のデータ全体が使用できな
くなることがあった。そこで本考案の目的は、通常のデ
ータブロックと同等以上の長さを有する異常ブロックの
弁別が可能で、且つ、異常ブロックを検出してもデータ
処理を中断させることのない磁気テープ記録再生装置の
異常ブロック弁別機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案は、トラック毎に磁化反転を検出する磁化反転
検出回路と、各トラックの磁化反転回数が所定時間内に
所定回数以上になった場合にトラック毎のブロック信号
を出力するブロック信号検出回路と、前記ブロック信号
を出力したトラック数が所定数以上になった場合にデー
タブロック信号を出力するデータブロック信号検出回路
とにより弁別機構を構成した。
【0006】
【作用】まず、ブロック信号検出回路でトラック毎に磁
化反転回数が調べられ、この回数が所定時間内に所定回
数以上になった場合はそのトラックにデータが存在する
と判定されブロック信号を出力する。次に、データブロ
ック信号検出回路で前記ブロック信号を出力したトラッ
ク数が所定数以上になった場合は正常なデータブロック
が存在すると判定されデータブロック信号を出力する。
このように所定数のトラックに所定のデータがある場合
のみデータブロックが存在すると判定するので、正常な
データブロックと同等以上の長さを有する異常ブロック
でも弁別できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。尚、従来例と同様の部分について
は同一番号を付しその説明を省略する。
【0008】図1は本考案に係る磁気テープ記録再生装
置の異常ブロック弁別機構の構成図である。異常ブロッ
ク弁別機構1は、磁気テープ100に記録したデータを
読出す再生ヘッド2と、トラック毎に読出した信号の磁
化反転をパルス信号として出力する磁化反転検出回路3
と、各トラックの磁化反転回数が所定時間内に所定回数
以上になった場合にトラック毎のブロック信号を出力す
るブロック信号検出回路4と、前記ブロック信号が出力
されたトラックが所定数以上になった場合にデータブロ
ック信号を出力するデータブロック信号検出回路5と、
前記磁化反転出力回路3の出力信号と前記ブロック信号
検出回路4の出力信号とに基づいてファイルマーク信号
を検出するファイルマーク検出回路6とにより構成され
る。又、前記再生ヘッド2の出力は別途不図示の信号再
生部に入力されデータが解読される。
【0009】尚、本実施例では磁気テープ記録再生装置
として1/2インチ9トラック形式の装置を用いたがこ
の数値の形式に限定されるものではない。又、9トラッ
クのうち8トラックがデータの記録に、1トラックがパ
リティビットの記録に用いられる。又、データの記録密
度は6250BPI(Bit Per Inch)の場
合について説明するが3200BPI、1600BPI
その他の密度についても同様に説明できる。
【0010】又、前記再生ヘッド2及び前記磁化反転検
出回路3間の信号線S1、前記磁化反転検出回路3及び
前記ブロック信号検出回路4間の信号線S2、前記磁化
反転検出回路3及び前記ファイルマーク検出回路6間の
信号線S3、前記ブロック信号検出回路4及び前記デー
タブロック信号検出回路5間の信号線S4、前記ブロッ
ク信号検出回路4及び前記ファイルマーク検出回路6間
の信号線S5はトラック毎に合計9本で構成され、前記
ファイルマーク検出回路6の出力信号(FMKD:Fi
le MarK Ditect)線S6及び前記データ
ブロック信号検出回路5の出力信号(DBBY:Det
a Block BusY)線S7は夫々1本で構成さ
れる。
【0011】前記磁化反転回路3は、読出した信号の極
性が変わる毎に正又は負のパルス信号を発生する回路
で、例えばインバータ、単安定マルチバイブレータ、オ
ア回路等を組合わせて構成できる。即ち、磁化反転回数
はパルスの数として計数される。
【0012】図2は前記ブロック信号検出回路4及びデ
ータブロック信号検出回路5の一例である。前記ブロッ
ク信号検出回路4は、前記磁化反転回路3から入力した
パルス信号の数を計数するカウンタ11と、所定時間設
定用パルス信号を遅延させて前記カウンタ11のリセッ
ト端子11Rに入力する遅延回路12と、前記カウンタ
11のカウント出力と予め設定した設定値とを比較する
コンパレータ13と、このコンパレータ13の出力信号
でセットされるDフリップフロップ14と、前記所定時
間設定用パルス信号のレベルを反転して前記Dフリップ
フロップ14のクロック入力端子14cに入力するイン
バータ15とにより構成される。尚、所定時間tはパル
ス信号のパルス幅で予め設定しておく。又、前記ブロッ
ク信号検出回路4はトラック毎に合計9個設けられる。
【0013】前記データブロック信号検出回路5は9個
の入力端子A0乃至A8と、1個の選択ビット入力端子
A9と、出力端子5Dを備える。そして、各Dフリップ
フロップ14の出力端子14Qと前記入力端子A0乃至
A8とが夫々1本ずつ接続される。この回路5はアンド
ゲートとオアゲートを組合わせて構成できる従来の回路
である。
【0014】次に、前記ファイルマーク検出回路6につ
いて説明する。ファイルマークとは磁気テープ100上
に記録された特定のパターンで、例えば3,6,9トラ
ックを消去、その他のトラックに所謂バースト信号(高
レベル信号が連続したもの)を記録した特殊なブロック
のことをいう。即ち、このブロックは全トラックにバー
スト信号が存在するということがないため前記データブ
ロック検出回路5からデータブロック検出信号(DBB
Y)が出力されない。ところがこのファイルマークも正
常なデータブロックとして検出する必要があるためファ
イルマーク検出用に前記回路6を設けたものである。
【0015】図3は磁気テープ100に記録されたデー
タブロックMの形式説明図である。一般に1/2インチ
9トラックの装置で用いられる磁気テープ100の記録
方式のうち、1600BPI,3200BPI,625
0BPIについては磁気テープ100上にデータMdを
記録する際、前と後に夫々プリアンブルMa、ポストア
ンブルMbと呼ばれる全トラック磁化反転を有する冗長
部分が存在するため前記データブロックMからDBBY
が必ず出力される。
【0016】図4は異常ブロック弁別機構の動作を示す
フローチャートである。まず、S1にて前記ファイルマ
ーク検出回路6でファイルマーク検出信号(FMKD)
が検出されたか否かが調べられ、検出された場合はS2
に進み通常のファイルマークリード処理が行われる。
【0017】一方、検出されない場合はS3に進み前記
データブロック信号検出回路5でデータブロック検出信
号(DBBY)が検出されたか否かが調べられる。そし
て、検出された場合はS4に進み通常のリード処理が行
われ、検出されない場合は再びS1に戻る。即ち、S1
でFMKDが検出されず、且つ、S3でDBBYが検出
されない場合は通常リード処理にもファイルマークリー
ド処理にも入らずFMKD又はDBBYの入力待ち状態
となる。従って、データブロック以上の長さの異常ブロ
ックが検出されてもリード処理されない。
【0018】尚、一般に6250BPIは2トラック、
3200BPI及び1600BPIは1トラックが再生
不能になっても自己修復が可能なため、前記データブロ
ック信号検出回路5における所定のトラック数として6
250BPIの場合は7、3200BPI及び1600
BPIの場合は8を用いる。
【0019】このように本考案によれば、書込み不良等
による異常ブロックを無視して正常なブロックのみを読
出すことが可能となる。又、従来のIC等で構成できる
データブロック信号検出回路を追加し、且つ、一部の配
線を変更するだけで実現できるため装置の小型化及び費
用の低減に好適である。
【0020】
【考案の効果】トラック毎のブロック信号を検出し、更
にこのブロック信号を検出したトラック数が所定数以上
になったか否かを調べるようにしたので正常なデータブ
ロック以上の長さの異常ブロックでも弁別できる。又、
従来のIC等で構成できるため装置の小型化及び費用の
低減に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気テープ記録再生装置の異常ブ
ロック弁別機構の構成図である。
【図2】ブロック信号検出回路及びデータブロック信号
検出回路の回路図である。
【図3】磁気テープに記録されたデータブロックの形式
説明図である。
【図4】異常ブロック弁別機構の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】磁気テープに記録された正常なデータブロック
と異常ブロックの説明図である。
【符号の説明】
1・・・異常ブロック弁別機構、3・・・磁化反転検出回路、
4・・・ブロック信号検出回路、5・・・データブロック信号
検出回路、100…磁気テープ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号を記録又は再生する磁気テ
    ープ記録再生装置において、トラック毎に磁化反転を検
    出する磁化反転検出回路と、各トラックの磁化反転回数
    が所定時間内に所定回数以上になった場合にトラック毎
    のブロック信号を出力するブロック信号検出回路と、前
    記ブロック信号の数が所定数以上になった場合にデータ
    ブロック信号を出力するデータブロック信号検出回路と
    により構成されたことを特徴とする磁気テープ記録再生
    装置の異常ブロック弁別機構。
JP8458492U 1992-11-13 1992-11-13 磁気テープ記録再生装置の異常ブロック弁別機構 Expired - Lifetime JP2560047Y2 (ja)

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JP8458492U JP2560047Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 磁気テープ記録再生装置の異常ブロック弁別機構

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JP8458492U JP2560047Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 磁気テープ記録再生装置の異常ブロック弁別機構

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JPH0643803U JPH0643803U (ja) 1994-06-10
JP2560047Y2 true JP2560047Y2 (ja) 1998-01-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031684A1 (fr) * 1998-11-19 2000-06-02 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Procede de mesure de la force de coercition d'une carte magnetique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031684A1 (fr) * 1998-11-19 2000-06-02 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Procede de mesure de la force de coercition d'une carte magnetique

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