JPH02192252A - 搬送波同期復調装置 - Google Patents

搬送波同期復調装置

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JPH02192252A
JPH02192252A JP1060168A JP6016889A JPH02192252A JP H02192252 A JPH02192252 A JP H02192252A JP 1060168 A JP1060168 A JP 1060168A JP 6016889 A JP6016889 A JP 6016889A JP H02192252 A JPH02192252 A JP H02192252A
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高梨 斉
Satoshi Aikawa
聡 相河
Yasuhisa Nakamura
康久 中村
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル信号伝送に利用する。特に、振幅位
相変調(QAM、APSK)または位相変調(P S 
K)された多値信号の復調に関する。さらに詳しくは、
受信信号から基準搬送波を再生し、この基準搬送波を用
いて多値信号を復調する回路に関する。
本発明は、受信信号から搬送波を再生し、この搬送波に
したがって多相位相変調された多値符号を復調する回路
において、復調回路の誤りが多いときには復調位相を実
質的に転換することにより、復調信号の絶対位相同期を
確実に行うものである。
〔従来の技術〕
多相位相変調方式では、4PSK、16QAM。
64QAM、256 QAMなどの多値符号を伝送する
方式が知られている。受信装置では、受信信号から搬送
波を再生し、この搬送波を利用して多値信号の復調を行
う。このとき、再生搬送波の周波数を同期させることは
できても、再生搬送波の絶対位相は不確実になりやすい
これを解決する技術として、従来から、■ パイロット
信号を伝送する方式、 ■ ユニークワードなど特定のパターン信号を絶対同期
確立用として情報信号の中に伝送する方式、 ■ 差動論理回路を用いる方式、 ■ 符号器および復号器を差動論理回路の内側に設置す
る方式 などが知られている。
■の方式については、ウェイ著、「ローテイショナリイ
・インバリアント・コンポルーショナル・チャネル・コ
ーディング・ウィズ・エクスパンデッド・シグナル・ス
ペース パート■;ノンリニア・コープIEBEJSA
C′1pJSAC−2巻第5号、1984年9月(L、
F、Wei、 ” Rotationally  In
variantConvolutional Chan
nel Coding  with  Expande
dSignal  5pace−Part  n;  
Non1inear  Codes”、  IEB8J
SACVol、5AC−2,No、5. Septem
ber 1984)  に詳しく説明されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の■の方式では、パイロット信号を送信す
るために余分の送信電力が増加する欠点がある。また、
■の方式では、特定の信号を送信する分だけ情報信号の
伝送ができなくなる欠点がある。さらに■の方式では、
差動論理演算による誤り伝搬が生じ、符号の誤り訂正能
力が低減する欠点がある。
これを解決するために■の方式が提案されたが、この方
式では、符号器として線形符号器を用いることができな
い。したがって、設計が複雑な非線形符号器を使用しな
ければならず、しかも最適符号の設計が困難となる欠点
がある。
本発明は、以上の課題を解決し、パイロット信号、ユニ
ークワード、差動論理回路、非線形符号器などを用いる
ことなく短い引き込み時間で絶対位相同期を確立し、誤
り検出または訂正のための冗長符号を含む多値符号を復
調する搬送波同期復調装置を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、多相位相変調され一定論理の誤り検出または
訂正のための冗長符号を含む多値符号を受信信号とし、
この受信信号に周波数同期する搬送波を再生する搬送波
再生手段と、この搬送波再生手段の出力に得られる信号
を搬送波として前記受信信号を復調する復調手段と、こ
の復調手段の出力信号を入力として上記一定論理にした
がって誤りの識別を行う手段とを備えた搬送波同期復調
装置において、 前記誤りの識別を行う手段の出力に誤りが多いことを判
定する手段と、この判定する手段の出力にしたがって上
記復調手段の位相を実質的に転換する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
復調手段の位相を実質的に転換する手段としては、再生
搬送波の同期位相を選択する回路を用いることもできる
しかし、復調手段の出力信号を選択手段を用いて他の検
波位相に対応する復調信号と置換するものが優れている
すなわち、搬送波再生手段および復調手段はひとつの受
信信号について互いに位相の異なる搬送波により復調さ
れた複数N系列の情報内容が同一である復調信号を出力
する構成であり、誤りの識別を行う手段は、前記N系列
の復調信号をそれぞれ復号するN個の復号器と、このN
個の復号器の出力をそれぞれ再度符号化するN個の再符
号器とを含み、判定する手段は、このN個の再符号器の
出力と上記N系列の復調信号のうち対応する信号との相
関をそれぞれ求める相関手段を含み、位相を実質的に転
換する手段は、前記相関手段の相関出力が最も大きくな
る復調信号を選択して出力する選択手段を含むことが望
ましい。
Nの値は不確定位相数であり、N系列の搬送波の位相を
それぞれ360 /N度ずつずらすことが望ましい。
搬送波再生手段は、基準搬送波を再生する搬送波再生回
路と、この基準搬送波の位相を360 /N度ずつずら
すCN−1〕個の移相器とを含み、復調手段は、基準搬
送波またはCN−13個の移相器のいずれかの出力を用
いて受信信号を復調するN個の復調器を含むことが望ま
しい。
また、搬送波再生手段および復調手段に、ひとつの基準
搬送波により復調された信号を入力とし、360/N度
ずつ異なる搬送波位相で復調したときと同一の出力に変
換する[:N−13個の等価移相器を備えることもでき
る。このような等価移相器は、ディジタル回路により得
られる。
N個の復号器は誤り訂正を行う必要はなく、情報ビット
を抽出するだけで十分である。したがって、簡単な構成
の復号器で十分である。再符号器は、送信側と同一の符
号器が用いられる。
相関手段は、相関値の連続性を判定する相関値連続性判
定回路を含み、選択手段は、現在選択されている系列の
相関値が連続して低く、他のひとつの系列の相関値の積
分値が最大であり、かつその系列の最新の相関値が連続
して最大であるとき以外には他の系列の選択を禁止する
選択系列変更禁止回路を含むことができる。
受信信号が組織符号器により作成された符号の場合には
、再符号器は、送信側と同一論理の符号化を行う手段と
、この手段の出力する冗長ビットを復号器の出力に一致
させる手段とを含むことが望ましい。
〔作 用〕
受信信号には一定論理の誤り検出または訂正のための冗
長符号を含み、受信装置ではこの一定論理にしたがって
受信符号の誤り検出または訂正を行う。受信側で識別さ
れる符号誤りが多い場合には、正しい絶対位相同期がな
されていないものとして、復調される多値符号の位相を
転換する。
さらに具体的には、−例として復号回路で算出されるメ
トリックまたはパスメモリの内容あるいは再符号化した
信号と復調信号との差から、現位相が正確な絶対位相同
期状態にあるか否かを判定する。すなわち検波位相が正
しくない場合には、復号回路出力には符号語でない信号
が送出され、正しく同期している場合に比べると、メト
リックの分散、メトリックの時間変化、パスメモリの内
容かられかる最尤バスの連続性、あるいは再符号化信号
と復調信号との差などに大きい違いが生じる。これを利
用することにより検波位相の正否を判定できる。
この判定の結果を前段にフィードバックする。
検波位相が正しい絶対位相同期状態にないと判定された
ときには、再生搬送波の位相を遷移してもよいが、これ
は復調信号を論理変換することにより、実質的にあるい
は等価的に再生搬送波の位相を遷移したことになる。こ
の方が高速で有利である。
本発明は受信される情報信号に含まれる誤り訂正もしく
は検出用の冗長符号を利用して、検波位相の正否を判定
するので、特別な回路を必要とせず、判定のために付加
する回路はきわめて簡単な構成である。受信信号には誤
り訂正もしくは検出用の冗長符号は実用的な信号では当
然に含まれているので、検波位相の正否を判定するため
に冗長符号を付加することはなく実質的に情報信号の容
量を制限することもない。
また、N系列の信号を用いる場合には、受信信号から互
いに位相の異なる複数の搬送波を再生し、この複数の搬
送波を用いてそれぞれ受信信号を復調する。これにより
得られた複数の復調信号をそれぞれ復号してから再符号
化し、元の復調信号と再符号化された信号との相関が大
きい復調信号を正しい復調信号として選択する。
特に、再生搬送波の絶対位相がN分の[:N−1〕の確
率で誤りとなる場合には、360/N度ずつ位相のずれ
たN系列の搬送波を再生する。このN系列の搬送波のう
ちのいずれか一つは、絶対位相同期が確立している。絶
対位相同期の確立した搬送波を用いて復調された信号は
、再符号化信号との相関が最大となる。これに対して、
位相のずれた搬送波により復調された信号は、復調およ
び再符号化により誤りが増加し、復調信号と再符号化信
号との相関が小さくなる。
位相の異なる搬送波のすべてについて同時に尤度を求め
るので、引き込み時間が短縮される。
また、正しい位相で復調された系列の相関値は定常状態
では「1」となるので、これを引き込み位相を切り替え
る条件として用いることができる。
受信符号が組織符号器により生成された畳み込み符号の
場合には、−度誤ったときに回復しない問題がある。こ
の問題は、再符号器の出力する誤り訂正用のビットを、
受信信号から復号された誤り訂正用のビットと置き換え
ることにより解決される。
〔実施例〕
第1図は本発明実施例第一実施例の搬送波同期復調装置
のブロック構成図である。
入力端子1には、多値位相変調され一定論理の誤り検出
または訂正のための冗長符号を含む多値符号が受信信号
として入力する。この装置は、この受信信号に周波数同
期する搬送波を再生する搬送波再生回路2と、この搬送
波再生回路2の出力に得られる信号を搬送波として前記
受信信号を復調する復調回路4とを備える。この搬送波
再生回路2は位相不確定性のある回路である。この復調
回路4の出力は選択器11を介してビタビ復号回路12
に入力し、このビタビ復号回路12で上記一定論理にし
たがって誤り訂正が行われ、復号された信号は復号信号
出力端子14に送出される。このビタビ復号回路12に
は、上記一定論理にしたがって誤りの識別を行う手段を
含む。
ここでこの実施例装置は、ビタビ復号回路12で行う誤
りの識別結果を入力しこの識別結果に誤りが多いことを
判定する判定回路13を設け、この判定回路13の出力
にしたがって、上記復調回路4の復調出力信号の転換を
行い実質的に復調用搬送波の位相を転換する選択器11
に制御信号として与える。
第3図は選択器11の構成例を示す図であって、復調回
路4の出力に得られる復調信号I (同相チャンネル)
およびQ(直交チャンネル)を入力として、位相反転回
路111.113および分配回路115により、復調信
号Iおよびaに対してそれぞれ検波位相0°、90°、
180°、270°に対応する4組の復調信号を作る。
スイッチ回路117によりこの4組の信号のうちの1組
を選択して、これを復調信号1′およびQ′とすること
により、互いに直交する検波位相に対して正しい位相の
信号を得る。
このような構成の装置では、受信された情報信号の中に
含まれる誤り訂正もしくは検出用の冗長符号を利用して
、誤りが多いときには検波位相が正しくないものと判定
し、検波位相を転換して誤りの少ない復調出力を見出す
ことにより、搬送波再生回路3が位相不確定性のある回
路であっても、実質的に正しい検波位相に同期させるこ
とができる。
ビタビ復号回路12は復調信号を入力として、符号語の
確からしさであるメトリックを算出し、最尤な符号語を
求めることにより復号を行う。したがってメトリックは
基準搬送波で復調した場合と、他の検波位相で復調した
場合とで値が異なる。すなわち各タイムスロットにおけ
るメトリックの分散、メトリックの時間変化などが顕著
に異なる。
したがって、この値を監視し積分して現在の検波位相が
正しいか否かを判断することができる。なお、符号化変
調では信号が並列に送信されるから符号同期は必要なく
、監視した結果を搬送波の位相同期に用いることが可能
となる。具体的には各タイムスロット毎に、メトリック
の分散として発生するメ) IJフックうちの最大のも
のと最小のものまたは平均との差を、あるいはメトリッ
クの時間変化として前タイムスロットにおけるメトリッ
クと現タイムスロットにおけるメトリックとの差を算出
し、積分し、ある値より小さければ正しい位相でないと
して、検波位相を転換する。(参考文献:「ヴイタビ復
号における符号同期方式」電子通信学会論文誌昭和58
−輪214 CB−72) )メトリックの分散以外に
メトリックの時間変化を用いても同様に実施できる。さ
らに最尤パスの連続性を用いることもできる。このため
にはビタビ復号器のパスメモリの内容から判断可能とな
る。
そのためには、各タイムスロット毎に選択されたパスの
最終段の状態遷移をメモリして、次のタイムスロットに
おける最終段の状態遷移と比較すればよい。
第4図はこのための判定回路13の一例を示す構成図で
ある。この回路はメトリックの分散、メトリック時間変
化、パスメモリの最尤パスの連続性、再符号化信号と復
調信号との排他論理和などを含む同期情報を入力して、
この同期情報を積分用カウンタ131により一部タイム
スロット毎に積分し、この積分値が一定値を越えたとき
に4進カウンタ132 に信号を送る。4進カウンタ1
32はスイッチ回路117に対して4つの異なる状態を
制御信号として与えて、復調信号工′およびQ′を選択
する。
第5図はこの判定回路13をプログラム制御回路により
実現する場合のフローチャートである。この制御図の中
で、最初のブロックでは、前タイムスロットと現タイム
スロットとの間で最大メトリックの差を演算することに
より、メトリックの時間変化を得るものである。また現
タイムスロットのパスメモリ最終段の状態と前タイムス
ロットのパスメモリ最終から2段めの状態を比較するこ
とにより、最尤パスの連続性を得ることができる。
第2図は本発明の第二実施例装置のブロック構成図であ
る。この例は復号回路15で誤り訂正の復号を行い、復
号信号出力端子14に送出される出力信号を分岐して再
符号化回路6により再度同一論理の符号化を行う。判定
回路13では、この再度符号化された信号と、復調回1
44で復調された信号との比較を行うことにより検波位
相の正否を判定する。この回路はビタビ復号以外の復号
回路、すなわちメトリックを用いることができない復号
回路の場合に本発明を実施するに適している。
第6図は本発明の第三実施例装置のブロック構成図であ
る。この例は検波位相の正否が判定回路13により判定
されると、その判定結果が否であるときに、搬送波再生
回路2の出力位相を直接に転換する構成のものである。
すなわち、搬送波再生回路2の出力回路にそれぞれ90
°、180’ 、270゜の移相回路3−1.3−2お
よび3−3を設けて、選択器16によりこの出力のうち
の一つを選択して、復調回路4の搬送波入力に供給する
第7図は本発明第四実施例のブロック構成図である。
この装置は、多値位相変調され一定論理の誤り検出また
は訂正のための冗長符号を含む多値符号を受信信号とし
、この受信信号に周波数同期する搬送波を再生する搬送
波再生手段として、搬送波再生回路2および移相器3−
1〜3−(N−1)を備え、この搬送波再生手段の出力
に得られる信号を搬送波として受信信号を復調する復調
手段として復調回路4−1〜4−Nを備える。
ここで、本実施例の特徴とするところは、搬送波再生回
路2、移相器3−1〜3− (N−1)および復調回路
4−1〜4−Nが、ひとつの受信信号について互いに位
相の異なる搬送波により復調された複数N系列の情報内
容が同一である復調信号を出力する構成であり、このN
系列の復調信号をそれぞれ復号するN個の復号器として
簡易復号器5−1〜5−Nを備え、このN個の復号器の
出力をそれぞれ再度符号化するN個の再符号器6−1〜
6−Nを備え、このN個の再符号器6−1〜6−Nの出
力とN系列の復調信号のうち対応する信号との相関をそ
れぞれ求める相関手段として遅延器7−1〜7−Nおよ
び積分器9−1〜9−Nを備え、この相関が最も大きく
なる復調信号を選択して出力する選択手段として比較器
10$よび選択器11を備えたことにある。
入力端子1には、誤り検出または生成のための冗長符号
を含む受信信号が入力される。搬送波再生回路2は、入
力端子1の受信信号から基準搬送波を再生する。この基
準搬送波は位相に不確定性がある。移相器3−1〜3−
(N−1)は、基準搬送波の位相をそれぞれ360/N
、360X2/N、  。
360(N−1) /N度だけずらす。復調回路4−1
は基準搬送波を用いて受信信号を復調し、復調回路4−
2〜4−Nはそれぞれ移相器3−1〜3−(1−N)の
出力を用いて受信信号を復調する。簡易復号器5−1〜
5−Nは、それぞれ復調回路4−1〜4−Nの出力につ
いて、誤り訂正を行うことなく情報ビットを抽出する。
再符号器6−1〜6−Nは、それぞれ簡易復号器5−1
〜5−Nの出力を送信側と同一の論理により符号化する
遅延器7−1〜?−Nは、それぞれ復調回路4−1〜4
−Nの出力を遅延させ、簡易復号器5−1〜5−N1再
符号器6−1〜6−Nによる遅延を補償する。
相関器8−1〜8−Nは、それぞれ、再符号器6−1〜
6−Nの出力と遅延器7−1〜7−Nを経由した復調回
路4−1〜4−Nの出力との相関を求める。積分器9−
1〜9−Nは、それぞれ相関器8−1〜8−Nの出力を
積分し、その積分値を基準搬送波および移相器3−1〜
3−(N−1)の出力の位相角度に対応した引き込み位
相の尤度とする。この尤度は、位相が正しければ「1」
に近づき、誤っているときには「0」に近づく。比較器
10は尤度が最大となる系列を判定する。選択器11は
、比較器10の判定結果を用いて、最も尤度が大きい引
き込み位相による復調信号を後段の復号器に人力する。
各位相のすべてについて同時に尤度を求め、最も尤度の
大きいものを選択するので、引き込み時間は一度の位相
引き込みに要する時間に等しい。
この時間をtとする。
例えばN=4の場合に、並列処理を行わないとする。こ
のとき、1回目ないし4回目の位相引き込みで絶対位相
同期を確立できる確率は、それぞれ1/4である。また
、引き込み時間はそれぞれt、2t、3tおよび4tと
なる。したがって、引き込み時間の期待値は、 (t+2 t+3 t+4 t)/4= 2.5tとな
る。すなわち、この場合には、本発明により引き込み時
間が2.5分の1に短縮される。
第8図は本発明第五実施例のブロック構成図である。
この装置は、ひとつの搬送波により復調された信号を等
価移相器30−1〜30− (N−1)で処理すること
が第四実施例と異なる。すなわち、搬送波再生手段およ
び復調手段に、ひとつの搬送波により復調された信号を
入力とし、360/N度ずつ異なる搬送波位相で復調し
たときと同一の出力に変換する(N−1)個の等価移相
器30−1〜3O−(N−1)を備えたことを特徴とす
る。このような等価移相器30−1〜3O−(N−1)
は、簡単なディジタル回路で実現できる。また、−個の
復調回路4で本発明を実施できる。
以上の実施例では、選択器11により遅延器7−1〜7
−Nのいずれかの出力を選択する構成としたが、簡易復
号器5−1〜5−Nのいずれかの入力と同じ信号を選択
する構成としても本発明を同様に実施できる。
第9図は第四実施例の具体例を示す。この例は、本発明
を畳み込み符号変調された信号の復調装置に実施したも
のである。
移相器3−1〜3−3は、それぞれ基準搬送波の位相を
90度、180度、270度ずらす。簡易復号器5−1
〜5−4は、受信信号の硬判定点を求める。ここで、誤
り訂正用の符号が組織符号の場合には、硬判定点から求
められた信号から冗長ビットを除いたビットを出力する
。非組織符号の場合には、それに対応する簡単な復号器
を用いる。
第10図は非組織符号器および簡易復号器の一例を示す
ブロック構成図である。
この非組織符号器は、直列データが順次シフトして人力
される1ビツト構成のレジスタ41.42および43と
、レジスタ41.43に蓄えられた値の排他的論理和を
演算する排他的論理和回路44と、レジスタ41.42
および43に蓄えられた値の排他的論理和を演算する排
他的論理和回路45とを備える。
この非組織符号器の出力符号は、硬判定点から求められ
る信号の排他論理和を求めることにより復号化できる。
したがって、この場合の簡易復号器は、−個の排他的論
理和回路46により実現できる。
第9図の装置において、受信信号が第10図に示した非
組織符号器により符号化されているとする。
その場合には、簡易復号器5−1〜5−4として一個の
排他的論理和回路が用いられる。再符号器6−1〜6−
4には、送信側と同等の非組織符号器が用いられる。相
関器8−1〜8−4には、例えば排他的論理和回路が用
いられる。積分器9−1〜9−4には計数器が用いられ
る。
第11図は第五実施例の具体例を示す。この例は、本発
明を畳み込み符号変調された信号の復調装置に実施し、
選択器11の入力に、遅延した信号ではなく簡易復号器
5−1〜5−4の入力を分岐して接続したものである。
この具体例では、等価移相器30−1〜30−3が、ひ
とつの搬送波により復調された信号、すなわち復調回路
4の出力する復調信号を人力とし、90度ずつ異なる搬
送波位相で復調したときと同一の出力に変換する。
また、簡易復号器5−1〜5−4の人力を分岐して選択
器11に入力することにより、この搬送波同期復調装置
による遅延をなくすことができる。
第12図(a)、(b)および(C)に、それぞれ90
度等価移相器、180度等価移相器および270度等価
移相器の一例を示す。
第13図は本発明第六実施例のブロック構成図である。
この実施例装置が第四実施例、第五実施例およびこれら
の具体例と大きく異なるのは、相関値の連続性を判定す
る相関値連続性判定回路133−1〜133−4と、現
在選択されている系列の相関値が連続して低く、他のひ
とつの系列の相関値の積分値が最大であり、かつその系
列の最新の相関値が連続して最大であるとき以外には他
の系列の選択を禁止する選択系列変更禁止回路134と
を備えたことである。また、この実施例では復号器5−
1〜5−4のいずれかの出力を選択して出力する構成と
しているが、これについては第四実施例または第五実施
例と同等の構成としてもよい。
相関値連続性判定回路133−1〜133−4は、それ
ぞれ相関器8−1〜8−4の出力に接続される。選択系
列変更禁止回路134は、相関値連続性判定回路133
−1〜133−4の出力と、比較器10の出力とから、
系列変更の許否を判定し、これを選択器11に出力する
この実施例において選択変更が許可されるのは、(1)
現在選択されている系列の相関値が最も新しい過去mタ
イムスロットにわたって最大でなく、(2)他の系列の
積分値が最大であり、(3)その系列の相関値が最も新
しい過去mスロットにわたって最大である の三つの条件がすべて満足されたときだけである。
第14図は受信信号が組織符号器による畳み込み符号の
場合に用いられる再符号器の一例を示すブロック構成図
である。
上述した実施例では、受信信号が非組織符号器により作
成された符号である場合について説明した。受信信号が
組織符号器による畳み込み符号の場合には、−度復号を
誤ったときにそれが回復しない問題がある。第14図に
示した再符号器はこの問題を解決するものである。
すなわち、この再符号器は、送信側と同一輪理の符号化
を行う手段として入力端子141−1.141−2およ
びシフトレジスタ142−1〜142−5を備え、この
手段の出力する冗長ビットを冗長ビットを復号器の出力
に一致させる手段としてシフトレジスタ設定回路144
を備える。
入力端子141−1.141−2とシフトレジスタ14
2−1〜142−5との接続は、送信側の符号器と同一
構成である。入力端子141−0には簡易復号器6−1
〜6−Nの出力のうちの冗長ビットが入力される。シフ
トレジスタ設定回路144は、この冗長ビットをシフト
レジスタ142−5に入力し、その内容を送信側の符号
器のシフトレジスタの値に一致させる。
冗長ビットをシフトレジスタ142−5に入力するのは
、再符号器の出力と冗長ビットが一致しないときだけよ
い。このため、シフトレジスタ142−5の出力と冗長
ビットとを排他的論理和回路143に入力する。シフト
レジスタ設定回路144では、排他的論理和回路143
の出力により、シフトレジスタ142−5への入力を判
定する。このとき、この排他的論理和回路143を相関
器8−1〜8−Nとして用いることもできる。
ここで、シフトレジスタ142−5に冗長ビットを入力
するのは、再符号器の出力が一度確定した後とする必要
がある。
この再符号器を上述の実施例における再符号器5−1〜
5−Nとして用いることにより、受信信号が組織符号器
により作成された符号である場合にも本発明を同様に実
施できる。
第15図は本発明利用例ディジタル信号伝送装置のブロ
ック構成図を示す。
この装置は、送信側に符号器151および変調器152
を備える。符号器151 は、送信しようとする情報を
誤り訂正符号化する。変調器152は、符号化された情
報を振幅位相変調または位相変調により変調する。
受信側には復調器153と誤り訂正復号器154を備え
る。復調器153は、受信信号から基準搬送波を再生し
、この基準搬送波を用いて振幅位相変調または位相変調
された多値信号を復調する。この復調器153として、
本発明の搬送波同期復調装置を用いる。復調器153の
出力する復調信号は、誤り訂正復号器154により復号
される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、送信側で信号に
なんら特別な符号やパイロット信号を挿入する必要はな
く、したがって、送信電力が増大することがなく、情報
信号の伝送容量を制限することもなく、差動論理演算を
用いる場合のように誤り訂正の効果を低減させたり受信
側装置の回路を複雑にすることもなく、簡単な回路構成
で正しい検波位相に短い時間で同期させることができる
装置が得られる。しかも、符号器、復号器は従来のもの
をそのまま使用でき、受信符号が組織符号の場合でも簡
単な回路で実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例搬送波同期復調装置のブロッ
ク構成図。 第2図は本発明第二実施例搬送波同期復調装置装置のブ
ロック構成図。 第3図は選択器の構成例を示す図。 第4図は判定回路の構成例を示す図。 第5図は判定回路をプログラム制御回路で実現する場合
の制御フローチャート。 第6図は本発明第三実施例装置のブロック構成図。 第7図は本発明第四実施例搬送波同期復調装置のブロッ
ク構成図。 第8図は本発明第五実施例搬送波同期復調装置のブロッ
ク構成図。 第9図は第四実施例の具体例を示すブロック構成図。 第10図は非組織符号器および簡易復号器の一例を示す
ブロック構成図。 第11図は第五実施例の具体例を示すブロック構成図。 第12図は等価移相器の一例を示す図。 第13図は本発明第六実施例搬送波同期復調装置のブロ
ック構成図。 第14図は受信信号が組織符号器による畳み込み符号の
場合に用いられる再符号器の一例を示すブロック構成図
。 第15図は本発明利用例ディジタル慣号伝送装置のブロ
ック構成図。 1・・・入力端子、2・・・搬送波再生回路、3−1〜
3−(N−1)・・・移相器、4.4−1〜4−N・・
・復調回路、5−1〜5−N・・・簡易復号器、6−1
〜5−N・・・再符号器、7−1〜?−N・・・遅延器
、8−1〜8−N・・・相関器、9−1〜9−N・・・
積分器、10・・・比較器、11.16・・・選択器、
12・・・ビタビ復号回路、13・・・判定回路、14
・・・復号信号出力端子、15・・・復号回路、30−
1〜30−3・・・等価移相器、41〜43・・・レジ
スタ、44〜46・・・排他的論理和回路、111.1
13・・・ 位相反転回路、115・・・分配回路、1
17・・・スイッチ回路、131・・・積分用カウンタ
、132・・・4進カウンタ、133−1〜133−4
・・・相関値連続性判定回路、134・・・選択系列変
更禁止回路、141−0〜141−2・・・入力端子、
142−1〜142−5・・・シフトレジスタ、143
・・・排他的論理和回路、144・・・シフトレジスタ
設定回路、151・・・符号器、152・・・変調器、
153・・・復調器、154・・・誤り訂正復号器。 第 図 第三実施例 第6図 (a)90°等価移相器 (bH80°等価移相器 第 図 利用例 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多相位相変調され一定論理の誤り検出または訂正の
    ための冗長符号を含む多値符号を受信信号とし、 この受信信号に周波数同期する搬送波を再生する搬送波
    再生手段と、 この搬送波再生手段の出力に得られる信号を搬送波とし
    て前記受信信号を復調する復調手段と、この復調手段の
    出力信号を入力として上記一定論理にしたがって誤りの
    識別を行う手段と を備えた搬送波同期復調装置において、 前記誤りの識別を行う手段の出力に誤りが多いことを判
    定する手段と、 この判定する手段の出力にしたがって上記復調回路の位
    相を実質的に転換する手段と を備えたことを特徴とする搬送波同期復調装置。 2、搬送波再生手段および復調手段は、ひとつの受信信
    号について互いに位相の異なる搬送波により復調された
    複数N系列の情報内容が同一である復調信号を出力する
    構成であり、 誤りの識別を行う手段は、前記N系列の復調信号をそれ
    ぞれ復号するN個の復号器と、このN個の復号器の出力
    をそれぞれ再度符号化するN個の再符号器とを含み、 判定する手段は、このN個の再符号器の出力と上記N系
    列の復調信号のうち対応する信号との相関をそれぞれ求
    める相関手段を含み、 位相を実質的に転換する手段は、前記相関手段の相関出
    力が最も大きくなる復調信号を選択して出力する選択手
    段を含む 請求項1記載の搬送波同期復調装置。 3、相関手段は、相関値の連続性を判定する相関値連続
    性判定回路を含み、 選択手段は、現在選択されている系列の相関値が連続し
    て低く、他のひとつの系列の相関値の積分値が最大であ
    り、かつその系列の最新の相関値が連続して最大である
    とき以外には他の系列の選択を禁止する選択系列変更禁
    止回路を含む 請求項2項記載の搬送波同期復調装置。 4、受信信号は組織符号器により作成された符号であり
    、 再符号器は、 送信側と同一論理の符号化を行う手段と、 この手段の出力する冗長ビットを復号器の出力に一致さ
    せる手段と を含む 請求項2記載の搬送波同期復調装置。
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