JPH02190571A - パネル支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、建築用パネル、特にコンクリート建築の工事
に用いるコンクリート打ちのための型枠に供されるパネ
ル支持具に関する。

［従来の技術］ 従来、壁を形成するためのコンクリート打ち作業は、第
８図に示すようにして行われる。即ち、床コンクリート
パネルｌの上面にベニヤ板のパツキン２を介して桟木３
を横置きにし、これを２組１対として対向して配置する
。そして、パツキン２を挿入又は除去したりして桟木３
の水平度を出した後、桟木３及びパツキン２をコンクリ
ート釘４によって簡易的に固定する０次に前記桟木３上
に角材よりなる桟木５が取付けられた型枠パネル６を整
列して載置し、桟木５を円釘７で桟木３に固定する。ま
た隣接する型枠パネル６同志も丸打８で固定する。更に
対向する型枠パネル６を次のようにして支持する。まず
、対向した型枠パネル６にピーコンｌＯを取付け、この
ピーコン１０にセパレーター１１の両端のねじ部を螺合
させる。

次にピーコンｌＯの外側に沿ってパイプ１２を配る、こ
のようにして型枠パネル６を枠組みした後、その中間に
形成される空間部にコンクリート１４を流し込んで壁を
形成するものであった。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、このような型枠パネル６の支持方法によれば
、桟木３の水平度が悪いと型枠パネル６が傾き、特にそ
の両端部では他の壁面を構成するための型枠パネル６と
の間で稜線をうまく合わせることができなくなるため、
パツキン２の厚みを現物合わせ的に調整して桟木３の水
平度を保たねばならず、その作業が容易ではなかった。

またパツキン２はベニヤ板を用いるので、薄いベニヤ板
でも厚さが２．７ｍｍ程度であり、正確に水平出しを行
うことができなかった。

また床コンクリートパネルｌと桟木３の間に空隙を生じ
るため、この空隙にモルタル１５を充填することが必要
で、この作業も非常に面倒であった。

本発明の目的は、桟木の水平度を容易に調整することが
可能で、かつ桟木と床コンクリートパネルの間にモルタ
ル詰めをすることが不要な新規な型枠用のパネル支持具
を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的は、第１の解決手段として、Ｌ字状金具と、こ
のＬ字状金具の水平面に固定したねじ部材と、このねじ
部材に嵌合し上下方向に伸長した枠体と、この枠体の外
側にあって前記ねじ部材に螺合したナツト部材と、前記
枠体の内側にあって該枠体の内壁に案内され上下動可能
な支持部材と、前記枠体にほぼ垂直に保持され支持部材
に螺合するボルト部材とを備えたパネル支持具により達
成される。

また第２の解決手段として、Ｌ字状金具と、このＬ字状
金具の水平面にほぼ垂直に固設された案内板と、この案
内板の上部に螺合するほぼ水平に配置されたねじ部材と
、前記案内板に設けられた長窓に案内されて上下動可能
な支持部材と、ほぼ垂直に設けられ前記り字状金具の水
平面に当接してなり、前記支持部材と螺合するボルト部
材とを備えたパネル支持具により達成される。

［作用］ 第１の解決手段のパネル支持具では、桟木を支持部材に
載せて支持した後、ナツト部材を締付けて枠体ごと桟木
をＬ字状金具の立面に軽く押し付けて安定させ、その後
、型枠パネルを桟木上に整列配置して、その水平度が悪
い場合は、ボルトを回して支持部材を上下させて桟木の
上下調整を容易に行うことができる。また桟木とＬ字状
金具の立面の間に帯板材を挟持することにより、桟木と
床コンクリートパネルの間に生じる空隙を埋めることが
可能で、ここにモルタル詰めを行う必要がなくなる。

また第２の解決手段のパネル支持具では、前記第１の解
決手段と同様であるので、その作用の説明は省略する。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図により説明
する。床コンクリートパネルｌの上面にはＬ字状金具２
０がコンクリート釘２１によって簡易的に固定されてい
る。Ｌ字状金具２０の釘穴は、ダルマ型の穴２０ａとし
て設けられ、Ｌ字状金具２０を横にずらせば該り字状金
具２０を簡単に取り外せるようになっている。Ｌ字状金
具２０の水平面上には、丸棒状で、その半分に雄ねじ部
２２ａが形成されたねじ部材２２が溶接されて固定され
ている。そして、ねじ部材２２の雄ねじ部２２ａには、
板状部材を断面がほぼ正方形となるように接合して構成
した枠体２３が上下方向に伸長するようにその下部に設
けた支持穴２３ａによって嵌合し支持されている。更に
ねじ部材２２の雄ねじ部２２ａには枠体２３の外側にあ
って該枠体２３を押接するようにナツト部材２４が螺合
している。枠体２３の内側には該枠体２３にほぼ垂直に
配設されたボルト２５が回転自在に支承されている。前
記ボルト２５には支持部材２６が螺合されており、この
支持部材２６は枠体２３の内壁に案内されて上下方向に
滑動可能であり、かつ枠体２３のＬ字状金具２０の立面
に向き合った壁に設けられた長窓２３ｂから支持腕２６
ａが突出している。

このようなパネル支持具では、桟木３を支持腕２６ａの
上面に載せて支持した後、ナツト部材２４を締付けて枠
体２３ごと桟木３をＬ字状金具２０の立面に軽く押し付
けて安定させ、その後、型枠パネル６を桟木３上に整列
配置して、その水平度が悪い場合は、ボルト２５を回し
て支持部材２６を上下させて桟木３の上下調整を容易に
行うことができる。また桟木３とＬ字状金具２０の立面
の間に帯板材２７を挟持することにより、桟木３と床コ
ンクリートパネル１の間に生じる空隙を埋めることが回
部で、ここにモルタル詰めを行う必要がなくなる。

次に本発明の他の実施例を第４図乃至第７図により説明
する０本実施例に示すパネル支持具は、前記実施例に示
すパネル支持具と同様、Ｌ字状金具３０を有し、その水
平面にはほぼ垂直に固設された案内板３１が設けられて
いる。案内板３１の上部にはほぼ水平方向にねじ部材３
２が螺合している。また案内板３１の中央部には長窓３
１ａが形成されており、この長窓３１ａに案内されて上
下動可能な支持部材３３が設けられている。そして、支
持部材３３には案内板３１の上端に固定された天板３４
と、Ｌ字状金具３０の水平面に設けた支持穴３０ａによ
って保持されたボルト部材３５が螺合している。

本実施例のパネル支持具では、前記実施例と同様、桟木
３を支持部材３３の上面に載せて支持した後、ねじ部材
３２を締付けて桟木３をＬ字状金具３０の立面に軽く押
し付けて安定させ、その後、型枠パネル６を桟木３上に
整列配置して、その水平度が悪い場合はボルト部材３５
を回して支持部材３３を上下させることにより、桟木３
の上下調整を容易に行うことができる。

また桟木３とＬ字状金具３０の立面の間に帯板材２７を
挟持することにより、桟木３と床コンクリートパネル１
の間にモルタル詰めを不要にすることができる。

またコンクリート打ち完了後、パネルの解体にあたって
桟木３を下降させてパネルを容易に外せるようにするこ
とが可能であり、かつＬ字状金具３０も簡単に床コンク
リートパネルｌから外すことができる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明になるパネル支
持具を用いれば、桟木の水平調整が容易で、面倒なモル
タル詰め作業も不要となり、かつパネルの解体も簡単に
行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になるパネル支持具の正面図
、第２図は第１図の左側断面図、第３図は第２図の水平
断面図、第４図は本発明の他の実施例になるパネル支持
具の正面図、第５図は第４図の左側面図、第６図は第５
図の平面図、第７図は第４図の右側面図、第８図は従来
例を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は側断面図である。 ２０：Ｌ字状金具、　　　　２２：ねじ部材、２３：枠
体、　　　　　　２４：ナツト部材、２５：ボルト、　
　　　　　２６：支持部材、３０：Ｌ字状金具、　　　
　３２：ねじ部材。 ３３：支持部材、 ３５：ボルト部材。 第 ２０：Ｌ等状金具 ２３：＠Ｌ；’郭オ第 ２４：プヮト音βオ第 ２５：ｖルト 第 図 （ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｌ字状金具と、このＬ字状金具の水平面に固定し
   たねじ部材と、このねじ部材に嵌合し上下方向に伸長し
   た枠体と、この枠体の外側にあって前記ねじ部材に螺合
   したナット部材と、前記枠体の内側にあって該枠体の内
   壁に案内され上下動可能な支持部材と、前記枠体にほぼ
   垂直に保持され支持部材に螺合するボルト部材とを備え
   たパネル支持具。
2. （２）Ｌ字状金具と、このＬ字状金具の水平面にほぼ垂
   直に固設された案内板と、この案内板の上部に螺合する
   ほぼ水平に配置されたねじ部材と、前記案内板に設けら
   れた長窓に案内されて上下動可能な支持部材と、ほぼ垂
   直に設けられ前記Ｌ字状金具の水平面に当接してなり、
   前記支持部材と螺合するボルト部材とを備えたパネル支
   持具。