JPH0218497Y2 - - Google Patents

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JPH0218497Y2
JPH0218497Y2 JP1983077501U JP7750183U JPH0218497Y2 JP H0218497 Y2 JPH0218497 Y2 JP H0218497Y2 JP 1983077501 U JP1983077501 U JP 1983077501U JP 7750183 U JP7750183 U JP 7750183U JP H0218497 Y2 JPH0218497 Y2 JP H0218497Y2
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recess
peripheral edge
rubber cover
seal member
case
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JP1983077501U
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Priority to DE19843419451 priority patent/DE3419451A1/de
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Publication of JPH0218497Y2 publication Critical patent/JPH0218497Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ケースの凹所内に収納された可動
接点をステムで押圧して弾性変形させることによ
り、この可動接点を凹所内の底面に露呈する固定
接点に離反・接触させるようにした押釦スイツチ
に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種の押釦スイツチとしては、例えば
第3図に示すようなものがある。すなわち、図中
符号11は、底面に固定接点12,13が露呈す
る凹所11aが形成されたケースで、このケース
11の凹所11a内に、可動接点14およびこれ
を押圧するステム15が収納されるとともに、こ
のステム15が凹所11aから飛び出さないよう
に押え板16が凹所11aの開口周縁部11bに
取り付けられて構成されたものが知られている。
このステム15は、柱状突部15aとこの周囲
に形成されたフランジ部15bとからなり、この
柱状突部15aが押え板16の開口16aから突
出する一方、フランジ部15bが押え板16で覆
われることにより、凹所11aから飛び出さない
ように出没自在に収納されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の押釦スイツチ
にあつては、ステム15のフランジ部15bと押
え板16とは、単に当接状態にあるだけで、この
間にシール作用はないため、この押釦スイツチを
プリント基板にハンダ付けするときのフラツクス
や使用時における塵埃等が、そのフランジ部15
bと押え板16との間からスイツチ内に侵入して
接点の接触不良等が発生しスイツチ性能の低下を
招く虞があると共に、スイツチを洗浄する際にス
イツチ内へ溶剤が浸入しなければならず、洗浄作
業が非常に面倒であつた。
[課題を解決するための手段] この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、底面に固定接点が露呈する凹所
が形成されたケースと、該ケースの凹所内に収納
され、弾性変形させられることにより前記固定接
点に離反・接触する可動接点と、前記ケースの凹
所内に収納され、前記可動接点を押圧して弾性変
形させるステムと、該ステムおよび前記凹所の開
口を覆うように周縁部が前記凹所開口周縁部に装
着されたゴムカバーと、該ゴムカバー周縁部と略
同じ大きさで、該周縁部とともに前記凹所開口周
縁部に固定される剛体の環状シール部材とからな
り、前記凹所開口周縁部には、前記ゴムカバーの
周縁部を載せる段差部が形成され、かつ、かしめ
られて該段差部上面との間で前記ゴムカバー周縁
部および前記環状シール部材を挟持固定する肉盛
部が前記ケースの上面の開口周縁に設けられ、更
に、前記環状シール部材には、全周にわたつてゴ
ムカバー周縁部に食い込むビードが形成され、前
記肉盛部のかしめ時に変形した該肉盛部にて前記
環状シール部材が直接押圧されて該環状シール部
材と前記段差部上面との間に前記ゴムカバー周縁
部を挟持固定した押釦スイツチとした特徴として
いる。
[実施例] 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図である。
まず構成を説明すると、図中符号1は凹所Aが
形成されたケースで、この凹所Aの底面に固定接
点2,3が露呈しており、この凹所A内に、可動
接点4およびステム5が収納され、さらに、ゴム
カバー6でこのステム5および凹所Aの開口を覆
うように、ゴムカバー6の周縁部たる鍔部6bが
環状シール部材7とともに凹所開口周縁部1aに
固定されている。
具体的には、可動接点4は、弾性変形可能にド
ーム状に形成され、周縁部が一方の固定接点2に
常時当接し、中央部が他方の固定接点3から離間
しており、弾性変形されることにより当接するよ
うに、凹所A内に収納されている。また、ステム
5は、中央部に設けられた柱状突部5aと、この
柱状突部5aの周囲に形成されたフランジ部5a
と、可動接点4の中央部に当接する半球形状の押
圧突部5cとから形成されており、可動接点4に
よつて押し上げられた状態で凹所A内に出没自在
に収納されている。さらに、ゴムカバー6は、フ
レオン等の溶剤に対し膨潤率の小さいクロロピレ
ンゴム材で帽子状に形成され、ステム柱状突部5
aを覆うように内部がこの柱状突部5aと適合し
た形状に形成された本体6aと、この本体6aの
周囲に延設され、凹所Aの開口周縁部1aに装着
される鍔部6bとから形成されている。さらにま
た、環状シール部材7は、例えばステンレス等の
金属(剛体)で、ゴムカバー鍔部6bと略同じ大
きさに円環状に形成されており、全周にわたつて
鍔部6b側へ突出するビード7aが形成されてい
る。一方、ケース1の凹所開口周縁部1aには、
内壁に鍔部6bを載せる段差部1bが形成される
とともに、かしめられることにより段差部1b上
面との間で鍔部6bおよび環状シール部材7を挟
持固定する肉盛部1cがケース1の上面の開口周
縁に形成され、さらに、段差部1b上面に環状突
部1dが凹所Aの全周にわたつて形成されてい
る。
かかる構成の押釦スイツチの組み立てについて
説明すると、まず予めゴムカバー6をステム5
に、本体6aでステム柱状突部5aを覆うことに
より装着する。そして、凹所A内に可動接点4と
ゴムカバー6が装着されたステム5とを収納する
と同時に、ゴムカバー6の鍔部6bを凹所開口周
縁部1aの段差部1b上に載せ、さらにこの鍔部
6b上に環状シール部材7を載せる。しかる後、
肉盛部1cを第1図に示すように、スピンかしめ
あるいは熱かしめして、ゴムカバー鍔部6bおよ
び環状シール部材7を段差部1b上面との間に挟
持固定する。この状態で、肉盛部1cにて剛体の
環状シール部材7が直接押圧されて、この環状シ
ール部材7と段差部1b上面との間でゴムカバー
鍔部6bが挟持された形となる。よつて、肉盛部
1cのかしめ力が各位置において異なつてしまつ
た場合でも、鍔部6bとの間に剛体の環状シール
部材7を介在させることによつて、広範囲にわた
つて力の伝達がなされ、鍔部6bに作用する力す
なわち環状シール部材7が鍔部6bを押え付ける
力は、全周にわたつて均一となり、この挟持固定
部位は全周にわたつて安定したシール作用が得ら
れることとなる。特に、この時のかしめ力にて環
状シール部材7のビード7aおよび段差部1b上
面の環状突部1dが鍔部6bに食い込むため、鍔
部6bと環状シール部材7および段差部1b上面
との圧接力が強くなり、ビード7aや環状突部1
dを設けないものより、この部位のシール性が一
層向上した状態で、ゴムカバー6によつてステム
5および凹所Aの開口が覆われることとなる。
このような押釦スイツチは、ゴムカバー6でス
テム5および凹所Aの開口が覆われ、しかも環状
シール部材7が設けられてシール性が良いため、
プリント基板ヘハンダ付けするときのフラツクス
や使用時等における塵埃等が凹所A内へ侵入する
ことなく、スイツチ性能が保たれる。また、フレ
オン等の溶剤を使用してのスイツチ洗浄にに際
し、溶剤が凹所A内へ浸入することがなく、しか
もゴムカバー6がこの容剤に対し膨潤率の小さい
材質であるため、溶剤に浸漬されてもゴムカバー
6が変形することなく、その機能を充分維持でき
たうえで、凹所A内への溶剤の浸入を気にせずに
スイツチ全体を丸洗いすることができ、洗浄作業
が容易に行なわれることとなる。さらに、ビード
7aおよび環状突部1dが鍔部6bに食い込んで
いるため、前述のようにシール性が向上するとと
もに、固定状態も強固なものとなり、ゴムカバー
6がケース1にしつかり固定されてケース1から
外れるようなことはない。
この押釦スイツチの作動については、ゴムカバ
ー6の本体6aすなわちステム5の柱状突部5a
を押圧すると、ゴムカバー6の鍔部6bに変形を
伴なつてステム5が押し下げられ、このステム5
の押圧突部5cで可動接点4の中央部が押圧され
てこの可動接点4が弾性変形させられ、中央の固
定接点3に可動接点4の中央部が接触する。その
後、ステム5の押圧力を解除すると、可動接点4
が元の形状に復帰して固定接点3と離反し、この
時の可動接点4の復帰力によつてステム5が押し
上げられて元の位置まで戻る。このような作動
時、ゴムカバー6が従来の押え板の役目を兼ね
て、ステム5が凹所Aから飛び出さないようにし
ている。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、
ゴムカバーおよび環状シール部材を設けたことに
より、フラツクス、塵埃、水あるいは溶剤等の凹
所内への侵入を防止することができ、しかも環状
シール部材の全周に渡つてゴムカバー周縁部に食
い込むビードを形成することにより、シール性を
一層確実なものとすることができると共に、ゴム
カバーを確実に装着することができる、という実
用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の押釦スイツチ
の一実施例を示し、第1図は同押釦スイツチの断
面図、第2図は同押釦スイツチの分解斜視図、第
3図は従来例の押釦スイツチを示す断面図であ
る。 1……ケース、1a……凹所開口周縁部、1b
……段差部、1c……肉盛部、1d……環状突
部、2,3……固定接点、4……可動接点、5…
…ステム、6……ゴムカバー、6b……鍔部(周
縁部)、7……環状シール部材、7a……ビード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底面に固定接点が露呈する凹所が形成された
    ケースと、該ケースの凹所内に収納され、弾性
    変形させられることにより前記固定接点に離
    反・接触する可動接点と、前記ケースの凹所内
    に収納され、前記可動接点を押圧して弾性変形
    させるステムと、該ステムおよび前記凹所の開
    口を覆うように周縁部が前記凹所開口周縁部に
    装着されたゴムカバーと、該ゴムカバー周縁部
    と略同じ大きさで、該周縁部とともに前記凹所
    開口周縁部に固定される剛体の環状シール部材
    とからなり、前記凹所開口周縁部には、前記ゴ
    ムカバーの周縁部を載せる段差部が形成され、
    かつ、かしめられて該段差部上面との間で前記
    ゴムカバー周縁部および前記環状シール部材を
    挟持固定する肉盛部が前記ケースの上面の開口
    周縁に設けられ、更に、前記環状シール部材に
    は、全周にわたつてゴムカバー周縁部に食い込
    むビードが形成され、前記肉盛部のかしめ時に
    変形した該肉盛部にて前記環状シール部材が直
    接押圧されて該環状シール部材と前記段差部上
    面との間に前記ゴムカバー周縁部を挟持固定し
    たことを特徴とする押釦スイツチ。 (2) 凹所開口周縁部の段差部上面には、全周にわ
    たつてゴムカバー周縁部に食い込む環状突部が
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の押釦スイツチ。
JP7750183U 1983-05-24 1983-05-25 押釦スイツチ Granted JPS59182829U (ja)

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JP7750183U JPS59182829U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 押釦スイツチ
KR2019840002554U KR890001960Y1 (ko) 1983-05-24 1984-03-23 푸시버튼 스위치
GB08413234A GB2140623B (en) 1983-05-24 1984-05-23 Push button switch
DE19843419451 DE3419451A1 (de) 1983-05-24 1984-05-24 Drucktastenschalter

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JPS59182829U JPS59182829U (ja) 1984-12-05
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JPS5755134B2 (ja) * 1979-03-30 1982-11-22

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