JPH0348816Y2 - - Google Patents

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JPH0348816Y2
JPH0348816Y2 JP1983076995U JP7699583U JPH0348816Y2 JP H0348816 Y2 JPH0348816 Y2 JP H0348816Y2 JP 1983076995 U JP1983076995 U JP 1983076995U JP 7699583 U JP7699583 U JP 7699583U JP H0348816 Y2 JPH0348816 Y2 JP H0348816Y2
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JP
Japan
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recess
rubber cover
stem
peripheral edge
case
Prior art date
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JP1983076995U
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English (en)
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JPS59182828U (ja
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Priority to KR2019840002554U priority patent/KR890001960Y1/ko
Priority to GB08413234A priority patent/GB2140623B/en
Priority to DE19843419451 priority patent/DE3419451A1/de
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Publication of JPH0348816Y2 publication Critical patent/JPH0348816Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ケースの凹所内に収納された可動
接点をステムで押圧して弾性変形させることによ
り、この可動接点を凹所内の底面に露呈する固定
接点に離反・接触させるようにした押釦スイツチ
に関するものである。
従来技術 従来のこの種の押釦スイツチとしては、底面に
固定接点が露呈する凹所が形成されたケース内
に、可動接点およびこれを押圧するステムが収納
されるとともに、このステムが凹所から飛び出さ
ないように押え板が凹所開口周縁部に取り付けら
れて構成されたものが知られている。このステム
は、押圧部とこの周囲に形成されたフランジ部と
からなり、この押圧部が押え板の開口から突出す
る一方、フランジ部が押え板で覆われることによ
り、凹所から飛び出さないように出没自在に収納
されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の押釦スイツチ
にあつては、ステムと押え板とは当接状態にある
だけでこの間のシール作用はないため、プリント
基板へハンダ付けするときのフラツクス、使用時
等における塵埃等が、そのステムと押え板との間
〓からスイツチ内へ侵入して接点の接触不良等が
発生しスイツチ性能の低下を招く虞があるととも
に、スイツチを洗浄する際にスイツチ内へ溶剤が
浸入しないようにしなければならず、洗浄作業が
非常に面倒であつた。
課題を解決するための手段 この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、底面に固定接点が露呈する凹所
が形成されたケースと、該ケースの凹所内に収納
され、弾性変形させられることにより前記固定接
点に離反・接触する可動接点と、前記ケースの凹
所内に収納され、前記可動接点を押圧して弾性変
形させるステムと、溶剤に対して膨潤率が小さい
材料で形成されて前記ステムおよび前記凹所の開
口を覆うように周縁部が前記凹所開口周縁部に装
着されたゴムカバーとからなり、前記凹所開口周
縁部には、前記ゴムカバーの周縁部を載せる段差
部が形成され、かつ、かしめられることにより該
段差部上面との間で前記ゴムカバー周縁部を挟持
固定する肉盛部が前記ケースの上面の開口周縁に
形成され、さらに、かしめ力により前記ゴムカバ
ー周縁部に食い込む環状突部が前記段差部上面に
形成された押釦スイツチとしたことを特徴として
いる。
作 用 かかる手段によれば、ゴムカバーの周縁部をケ
ースの凹所開口周縁部にかしめて装着し、このゴ
ムカバーでステムおよび凹所開口を覆うことによ
り、スイツチ内へのフラツクス、塵埃、あるいは
溶剤等の侵入を防止し、また、かしめ力によりゴ
ムカバー周縁部に食い込む環状突部をケース開口
周縁部に形成することにより、ゴムカバー周縁部
とケース開口周縁部とのシール性を良くしてスイ
ツチ内の密封性を向上させ、前記侵入防止をより
確実なものとすることができると共に、ゴムカバ
ーを確実に装着できて、スイツチ操作を繰り返し
てもゴムカバーが外れるようなことがない。しか
も、ゴムカバーを溶剤に対して膨潤率が高い材質
で形成することにより、溶剤に浸漬されてもゴム
カバーが変形することがないことから、ゴムカバ
ーの機能を十分維持できた上で、溶剤の侵入を気
にせずにスイツチ全体を丸洗いすることができ
る。従つて、スイツチ性能の低下防止を図るとと
もに、スイツチ洗浄作業が容易にできることとな
る。
実施例 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図である。
まず構成を説明すると、図中符号1は凹所Aが
形成されたケースで、この凹所Aの底面に固定接
点2,3が露呈しており、この凹所A内に、可動
接点4およびステム5が収納されるとともに、ゴ
ムカバー6でこのステム5および凹所Aの開口が
覆われている。
具体的には、可動接点4は、弾性変形可能にド
ーム状に形成され、周縁部が一方の固定接点2に
常時当接し、中央部が他方の固定接点3から離間
しており、弾性変形されることにより当接するよ
うに、凹所A内に収納されている。また、ステム
5は、中央部に設けられた柱状突部5aと、この
柱状突部5aの周囲に形成されたフランジ部5b
と、可動接点4の中央部に当接する半球形状の押
圧突部5cとから形成されており、可動接点4に
よつて押し上げられた状態で凹所A内に出没自在
に収納されている。さらに、ゴムカバー6は、フ
レオン等の溶剤に対し膨潤率の小さいクロロプレ
ンゴム材で帽子状に形成され、ステム柱状突部5
aを覆うように内部がこの柱状突部5aと適合し
た形状に形成された本体6aと、この本体6aの
周囲に延設され、凹所Aの開口周縁部1aに装着
されるゴムカバー周縁部たる鍔部6bとから形成
されている。この凹所Aの開口周縁部1aには、
内壁に鍔部6bを載せる段差部1bが形成される
一方、かしめられることにより段差部1b上面と
の間で鍔部6bを挟持固定する肉盛部1cがケー
ス1の上面の開口周縁に形成され、さらに、この
肉盛部1cのかしめ力にて鍔部6bに食い込む環
状突部1dが段差部1b上面に凹所Aの全周にわ
たつて形成されている。
かかる構成の押釦スイツチの組み立てについて
説明すると、まず予めゴムカバー6をステム5
に、本体6aでステム柱状突部5aを覆うことに
より装着する。そして、凹所A内に可動接点4と
ゴムカバー6が装着されたステム5とを収納する
と同時に、、ゴムカバー6の鍔部6bを凹所開口
周縁部1aの段差部1b上に載せる。しかる後、
肉盛部1cを第1図に示すように、スピンかしめ
あるいは熱かしめすることにより、ゴムカバー6
の鍔部6bを段差部1b上面との間に挟持固定す
る。この時のかしめ力にて環状突部1dが鍔部6
bに食い込むため、この部位における両者の圧接
力が強くなり、ゴムカバー6とケース1との間の
シール性が環状突部1dを設けないものより、一
層向上した状態で、ゴムカバー6によつてステム
5および凹所Aの開口が覆われることとなる。
このような押釦スイツチは、ゴムカバー6でス
テム5および凹所Aの開口が覆われ、しかも環状
突部1dにてシール性がより向上しているため、
プリント基板へハンダ付けするときのフラツク
ス、使用時等における塵埃等がスイツチ内へ侵入
することなく、スイツチ性能が維持されることと
なる。また、フレオン等の溶剤を使用してのスイ
ツチ洗浄に際し、溶剤が凹所A内へ侵入すること
がなく、しかも、ゴムカバー6がこの溶剤に対し
膨潤率の小さい材質であるため、溶剤に浸漬され
てもゴムカバー6が変形することなく、その機能
を充分維持できたうえで、凹所A内への溶剤の侵
入を気にせずにスイツチ全体を丸洗することがで
き、洗浄作業が容易に行なわれることとなる。さ
らに環状突部1dが鍔部6bに食い込んでいるた
め、前述のようにシール性が向上するとともに、
固定状態も強固なものとなり、ゴムカバー6がケ
ース1にしつかり固定されてケース1から外れる
ようなことはない。
この押釦スイツチの作動については、ゴムカバ
ー6の本体6aすなわちステム5の柱状突部5a
を押圧すると、ゴムカバー6の鍔部6bに変形を
伴なつてステム5が押し下げられ、このステム5
の押圧突部5cで可動接点4の中央部が押圧され
てこの可動接点4が弾性変形させられ、中央の固
定接点3に可動接点4の中央部が接触する。その
後、ステム5の押圧力を解除すると、可動接点4
が元の形状に復帰して固定接点3と離反し、この
時の可動接点4の復帰力によつてステム5が押し
上げられて元の位置まで復帰する。このような作
動時、ゴムカバー6が従来の押え板の役目を兼ね
て、ステム5が凹所Aから飛び出さないようにし
ている。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
ゴムカバーを設けたことにより、フラツクス、塵
埃、水あるいは溶剤等のスイツチ内への侵入を防
止することができ、しかも環状突部を設けたこと
によりシール性の向上が図られ上記侵入防止をよ
り確実なものにすることができ、スイツチ性能の
低下を防止することができると共に、ゴムカバー
を確実に装着できて、スイツチ操作を繰り返して
もゴムカバーが外れるようなことがない。しか
も、ゴムカバーが溶剤に対し膨潤率の小さい材質
であるため、溶剤に浸漬されてもゴムカバーが変
形することなく、その機能を充分維持できたうえ
で、凹所内への溶剤の侵入を気にせずにスイツチ
全体を丸洗することができ、洗浄作業を容易に行
うことができる、という実用上有益な効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の押釦スイツチの一実施例を示
し、第1図は同押釦スイツチの断面図、第2図は
同押釦スイツチの分解斜視図である。 1……ケース、1a……凹所開口周縁部、1b
……段差部、1c……肉盛部、1d……環状突
部、2,3……固定接点、4……可動接点、5…
…ステム、6……ゴムカバー、6b……鍔部(周
縁部)、A……凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面に固定接点が露呈する凹所が形成されたケ
    ースと、該ケースの凹所内に収納され、弾性変形
    させられることにより前記固定接点に離反・接触
    する可動接点と、、前記ケースの凹所内に収納さ
    れ、前記可動接点を押圧して弾性変形させるステ
    ムと、溶剤に対して膨潤率が小さい材料で形成さ
    れ、前記ステムおよび前記凹所の開口を覆うよう
    に周縁部が前記凹所開口周縁部に装着されたゴム
    カバーとからなり、前記凹所開口周縁部には、前
    記ゴムカバーの周縁部を載せる段差部が形成さ
    れ、かつ、かしめられることにより該段差部上面
    との間で前記ゴムカバー周縁部を挟持固定する肉
    盛部が前記ケースの上面の開口周縁に形成され、
    さらに、かしめ力により前記ゴムカバー周縁部に
    食い込む環状突部が前記段差部上面に形成された
    ことを特徴とする押釦スイツチ。
JP7699583U 1983-05-24 1983-05-24 押釦スイツチ Granted JPS59182828U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7699583U JPS59182828U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 押釦スイツチ
KR2019840002554U KR890001960Y1 (ko) 1983-05-24 1984-03-23 푸시버튼 스위치
GB08413234A GB2140623B (en) 1983-05-24 1984-05-23 Push button switch
DE19843419451 DE3419451A1 (de) 1983-05-24 1984-05-24 Drucktastenschalter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7699583U JPS59182828U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 押釦スイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59182828U JPS59182828U (ja) 1984-12-05
JPH0348816Y2 true JPH0348816Y2 (ja) 1991-10-18

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ID=30207043

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7699583U Granted JPS59182828U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 押釦スイツチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495311B2 (ja) * 2000-07-07 2010-07-07 Hoya株式会社 押しボタンスイッチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS472508U (ja) * 1971-01-28 1972-08-29
JPS5755134B2 (ja) * 1979-03-30 1982-11-22

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849546Y2 (ja) * 1979-11-15 1983-11-11 松下電器産業株式会社 プッシュオン式スイッチ
JPS5755134U (ja) * 1980-09-17 1982-03-31

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JPS59182828U (ja) 1984-12-05

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