JPH0338740Y2 - - Google Patents

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JPH0338740Y2
JPH0338740Y2 JP476986U JP476986U JPH0338740Y2 JP H0338740 Y2 JPH0338740 Y2 JP H0338740Y2 JP 476986 U JP476986 U JP 476986U JP 476986 U JP476986 U JP 476986U JP H0338740 Y2 JPH0338740 Y2 JP H0338740Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリツクドームを使用してクリツク
感を得るようにした押ボタン式スイツチの改良に
関するものである。
〔従来技術〕
第5図乃至第7図は、従来の押ボタン式スイツ
チを示したものである。
この押ボタン式スイツチ1は、印刷配線板2上
にスペーサ3を介して接点シート4が配置され、
該接点シート4の上にケーシング5が配置された
ものである。そして、この押ボタン式スイツチ1
では、ケーシングの孔5a内にクリツクドーム6
およびキートツプ7の下部が収容されている。
この押ボタン式スイツチ1では、キートツプ7
を第5図に示した状態から押下すると、クリツク
ドーム6が第6図に示したように変形され、さら
にキートツプ7を押下すると、第7図に示したよ
うに接点シート4上の可動接点8が印刷配線板2
上の固定接点9a,9bに接触し、接点9a,9
b間の導通がはかられる。その間、即ちクリツク
ドーム6が変位し始めてから可動接点8が固定接
点9a,9bに接触するまでの間に、クリツクド
ーム6のクリツク動作が行われる。
ところで、上記した押ボタン式スイツチ1で
は、その構造上、キートツプ7を押下した場合、
クリツク動作後に固定接点9a,9bが導通さ
れ、またキートツプ7の押圧力を解除した場合、
固定接点9a,9b間の導通が断たれた後にクリ
ツク動作がなされる。即ち、このような押ボタン
式スイツチ1では、上記2回のクリツク動作の間
に、固定接点9a,9bが導通されている状態と
断たれている状態の2態様をとる。
したがつて、上記押ボタン式スイツチ1では、
操作者がキートツプ7を押下してクリツク感を得
たとしても、固定接点9a,9bが導通されてい
るとは限らず、スイツチ動作が不確定である。
また、上記した押ボタン式スイツチ1では、常
時所定圧力以上の力下でキートツプ7を押圧して
いなければならない。即ち、一瞬の間キートツプ
7の押圧力が所定圧より下ると、可動接点8は直
ちに固定接点9a,9bから離反してしまう。
したがつて、上記押ボタン式スイツチ1は、チ
ヤタリングを起す虞れがある。
さらにまた、上記した押ボタン式スイツチ1で
は、クリツクドーム6およびキートツプ7がケー
シング5と独立しているため、このスイツチ1が
電卓等のように、機器ケース上に多数配設される
場合に、特にクリツクドーム6がケーシング5か
ら脱落し易い。
したがつて、上記した押ボタン式スイツチ1を
採用した機器はその組立が煩雑になる。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記問題点に鑑みて、安定し
た導通状態が得られ、しかも機器の組立作業も容
易となる押ボタン式スイツチを提供することにあ
る。
〔考案の構成〕
そこで、本考案では、ケーシングの孔内に隔壁
を形成し、該隔壁上面にクリツクドームの周縁を
載置させて、該クリツクドームを隔壁とキートツ
プ間に拘束するとともに、隔壁の中央部に孔を穿
設し、該孔内に弾性体を嵌装させることによつて
上記目的を達成している。
即ち、本考案の押ボタン式スイツチでは、クリ
ツクドームはケーシングから脱落することはな
く、またスイツチング動作に際しても、弾性体が
撓められた状態で可動接点が固定接点に接触して
いるため、キートツプへの押圧力が一瞬の間低下
しても弾性体の蓄圧力によつて導通状態が保持さ
れる。
〔実施例〕
以下図面に示した実施例を参照しながら本考案
を説明する。
第1図は、本考案に係る押ボタン式スイツチ
(以下単にスイツチと言う)を示している。
このスイツチ10では、印刷配線板11上にス
ペーサ12を介して接点シート13が配置され、
印刷配線板11、スペーサ12および接点シート
13によつて回路部14が構成されている。そし
て、この回路部14には孔14a,14aが貫設
されており、それらの孔14a,14a間に位置
する印刷配線板11上には固定接点11a,11
aが形成され、また、接点シート13の下面には
可動接点13aが貼着されている。
また、このスイツチ10の操作部15は、ケー
シング16、弾性体17、クリツクドーム18、
キートツプ19および蓋体20から構成されてい
る。
ケーシング16は、合成樹脂によつて成形さ
れ、中央部に孔16aを有しており、該孔16a
内には隔壁16bが形成されている。そして、こ
の隔壁16bの中央には矩形の孔16cが形成さ
れている、また、ケーシング16は、外側面に凸
部16d,16dを有し、孔16aの内周面に軸
方向の溝16e,16eを有している。さらに、
ケーシング16は底面に爪16f,16fを有し
ている。
弾性体17は、合成樹脂によつて成形されてい
る。この弾性体17は、楕円状の無端帯であつ
て、その平行部中央に突条17a,17aが形成
されている。
キートツプ19は下端外周にフランジ状部19
aを有し、該フランジ状部19aの周面には凸部
19b,19bが形成されている。また、このキ
ートツプ19の下面には凹部19c(第2図参照)
が形成され、その中央にはプツシロツド19dが
立設されている。
蓋体20は、中央に孔20aが形成されてお
り、また両側部に下方に延びる舌片20b,20
bが形成されている。そして、それらの舌片20
b,20bには、孔20c,20cがそれぞれ形
成されている。
このような操作部15の構成要素は、以下のよ
うにして組立てられる。まず、ケーシング16の
孔16a内にクリツクドーム18を収容し、次い
で凸部19bをケーシング16の溝16eに合致
させてキートツプ19をケーシングの孔16a内
に落し込み、その後蓋体20をケーシング16の
上面に被せる。すると、蓋体20は、その舌片2
0b,20bの孔20c,20cがケーシング1
6の凸部16b,16bに嵌合してケーシング1
6に係止される。
このようにして組立てられた操作部15は、回
路部14に組付けられるが、それに先だつて、ケ
ーシング16の孔16cに弾性体17が嵌装され
る。そして、ケーシング16の爪16f,16f
は回路部14の孔14a,14aに挿入され、第
2図のようにして操作部15が回路部14上に係
止される。
以下に上記したスイツチ10の作用を説明す
る。このスイツチ10は通常において、第2図に
示した状態に維持される。この状態にあるスイツ
チ10のキートツプ19を押下すると、該キート
ツプ19のプツシロツド19dによつてクリツク
ドーム18が押下される。そして、このクリツク
ドーム18は変形しながら弾性体17に当り、第
3図に示したように、該弾性体17を押下して接
点シート13を撓め、可動接点13aを固定接点
11aに接触させる。さらにキートツプ19を押
下すると、クリツクドーム18はさらに変形さ
れ、クリツク動作がなされる。その間、弾性体1
7はクリツクドーム18によつて圧縮され続け、
遂には第4図に示したように変形限界に達する。
このスイツチ10において、キートツプ19の
押下力を解除すると、キートツプ19はクリツク
ドーム18の復元力によつて上方へ押上げられ
る。その間クリツクドーム18はクリツク動作が
なされる。クリツクドーム18が復元されるに伴
つて弾性体17も復元され、続いて接点シート1
3の復元力によつて可動接点13aが固定接点1
1aから離反される。
したがつて、上記スイツチ10では、キートツ
プ押下の際のクリツク感は、可動接点13aが固
定接点11aに当接した後に得られ、またキート
ツプ19への押下力を解除した場合には、クリツ
ク感を得た後に可動接点13aが固定接点11a
から離れる。即ち、このスイツチ10では、キー
トツプ押下の際のクリツク感からキートツプ19
への押下力解除の際のクリツク感までの間は、可
動接点13aが固定接点11aに確実に接触され
ている。
なお、上記実施例では、ケーシング16に1組
の操作部15が構成されるように1つの孔16a
を形成しているが、多数組の操作部15を構成す
るべくケーシング16を広い面積を有するものに
し、そこにクリツクドーム18等の要素を多数組
込めるように多数の孔16aを形成するようにし
てもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
上記したように本考案に係る押ボタン式スイツ
チは、クリツクドーム等がケーシング内に拘束保
持されるため、組立作業が容易となり、また弾性
体を介して可動接点を固定接点に接触させるの
で、キートツプ押下力の変動に対しても安定した
導通状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る押ボタン式スイツチの分
解斜視図、第2図乃至第4図はその押ボタン式ス
イツチの動作態様を示した縦断面図、第5図乃至
第7図は従来の押ボタン式スイツチの動作態様を
示した縦断面図である。 10…押ボタン式スイツチ、11…印刷配線
板、11a…固定接点、12…スペーサ、13…
接点シート、13a…可動接点、14…回路部、
14a…孔、15…操作部、16…ケーシング、
16a…孔、16b…隔壁、16c…孔、16f
…爪、17…弾性体、18…クリツクドーム、1
8a…周縁、19…キートツプ、20…蓋体、2
0a…孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシングの孔にクリツクドームおよびキー
    トツプの下部を収容するとともに、ケーシング
    の下方に可動接点および固定接点を配設し、上
    記キートツプの変位を上記クリツクドームを介
    して上記可動接点に伝達し、該可動接点を上記
    固定接点に圧接させてスイツチング動作を行わ
    せるようにした押ボタン式スイツチにおいて、
    上記ケーシングの孔内に隔壁を形成し、該隔壁
    上面に上記クリツクドームの周縁を載置させ
    て、該クリツクドームを上記孔内に収容すると
    ともに、上記隔壁の中央部に孔を穿設し、該孔
    内に弾性体を嵌装させ、上記キートツプを押下
    することによつて、上記クリツクドームおよび
    上記弾性体を介して上記可動接点を上記固定接
    点に当接させるようにしたことを特徴とする押
    ボタン式スイツチ。 (2) 上記弾性体は、楕円状の合成樹脂製環状体で
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の押ボタン式スイツチ。
JP476986U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH0338740Y2 (ja)

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JPS62116412U JPS62116412U (ja) 1987-07-24
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