JPH0635321Y2 - 押釦スイツチ - Google Patents

押釦スイツチ

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Publication number
JPH0635321Y2
JPH0635321Y2 JP10269788U JP10269788U JPH0635321Y2 JP H0635321 Y2 JPH0635321 Y2 JP H0635321Y2 JP 10269788 U JP10269788 U JP 10269788U JP 10269788 U JP10269788 U JP 10269788U JP H0635321 Y2 JPH0635321 Y2 JP H0635321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button switch
rubber sheet
push button
fixed contact
leaf spring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10269788U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0224432U (ja
Inventor
武 箱崎
一成 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Publication of JPH0224432U publication Critical patent/JPH0224432U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクリツク感触付きの押釦スイツチに係り、特
に、マイクロホンを備えた電子機器類に用いて好適な押
釦スイツチに関する。
〔従来の技術〕 第2図はクリツク感触付きの押釦スイツチの基本構造を
説明するためのもので、絶縁ケース1の凹所2内の底面
に、周辺固定接点3と中央固定接点4とが露出してお
り、この中央固定接点4と対向する位置に配置された円
椀状の板ばね5は、周辺固定接点3と常時接触する可動
接点であるとともに、操作時にクリツク感触を生起する
クリツクばねとして機能する。この板ばね5の上方に
は、絶縁ケース1の内外に突出するステム6が昇降自在
に設けてあり、絶縁ケース1に固定した押さえ板7がス
テム6の上方移動を規制する。
このような構成の押釦スイツチは、操作者がステム6を
図示矢印方向へ押し込むと、その下面側の突起6aを介し
て板ばね5の中央部が押圧変形されていき、ステム6を
所定ストローク押し込んだ時点で、板ばね5が反転して
中央固定接点4に衝突し、スイツチオン状態となる。そ
して、板ばね5が反転する際に操作者の手指にはクリツ
ク感触が伝わるので、押釦スイツチのオン時点を明確に
認識できるようになつている。
しかしながら、この種の押釦スイツチがVTRカメラのよ
うなマイクロホン付きの電子機器類に内蔵されている場
合、板ばね5が反転して中央固定接点4に衝突する際の
衝突音がマイクロホンに集音されてしまい、比較的大き
なノイズを生じるという問題があつた。
そこで従来、第3図に示すように、金属粉を混入してな
る導電ゴム製のシート8を周辺固定接点3と板ばね5と
の間に介設し、この導電ゴム製シート8を可動接点とし
て機能させる押釦スイツチが提案されている。このもの
は、ステム6を押し込んで板ばね5を反転させると、板
ばね5の中央部が導電ゴム製シート8に衝突し、押圧変
形された導電ゴム製シート8が中央固定接点4に当接し
てスイツチオン状態となるが、板ばね5と導電ゴム製シ
ート8との衝突音は極めて小さいので、ノイズはほとん
ど問題にならない。なお、この種の導電ゴム製シートを
用いた押釦スイツチとしては、実開昭60-31032号公報記
載のものが挙げられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、第3図に示す如き押釦スイツチは、剛性に乏し
い導電ゴム製シート8の中央部に自重による撓みが生じ
やすく、これが非操作時に中央固定接点4に接触して短
絡事故を起こす虞れがあつた。また、金属粉を混入して
なる導電ゴム材は通常の導電材料にくらべて電気抵抗が
大きいので、導電ゴム製シート8を介する両固定接点3,
4の導通状態は必ずしも良好とはいいがたく、導通不良
という最悪の事態も予想される。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、操作時の衝突音が極めて小さく、かつ短絡事故
や導通不良が回避できて信頼性の高い、押釦スイツチを
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、可動接点を金属
製薄板にて形成し、この金属製薄板にゴム製シートを積
層するとともに、このゴム製シートとステムとの間に円
椀状の板ばねを配置する構成とした。
〔作用〕
上記手段によれば、操作時にステムを介して反転させた
板ばねがゴム製シートに衝突し、このゴム製シートと一
体的に金属製薄板が押圧変形されてスイツチオン状態と
なるので、板ばねの衝突音は極めて小さく、また、可動
接点たる金属製薄板は導電ゴム材に比して電気抵抗が小
さく、自重による撓みも生じないので、信頼性が向上す
る。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る押釦スイツチの断面図
で、符号9は金属製薄板、10はゴム製シートであり、第
2,3図と対応する部分には同一符号が付してある。
第1図において、周辺固定接点3上に載置して中央固定
接点4に対向させてある金属製薄板9は、この押釦スイ
ツチの可動接点として機能するもので、かかる金属製薄
板9としては弾性に富む良導電性材料が好適であり、例
えばリン青銅の薄板の下面に金クラツドを施したものな
どがよい。この金属製薄板9の上面にはゴム製シート10
が積層してあり、このゴム製シート10上にクリツクばね
として機能する円椀状の板ばね5が配置してある。した
がつて、操作時にステム6を図示矢印方向へ所定ストロ
ーク押し込むと、板ばね5が反転してゴム製シート10の
中央部に衝突し、このゴム製シート10が金属製薄板9と
一体的に押圧変形されるようになつており、板ばね5の
反転とほぼ同時に金属製薄板9が中央固定接点4に当接
してスイツチオン状態となる。その他、特に説明しない
部分の構成は従来例と同等である。
上記実施例にあつては、反転した板ばね5がゴム製シー
ト10に衝突するので、その衝突音は極めて小さく、マイ
クロホン付きの電子機器類に内蔵してもノイズを生じる
心配はない。また、金属製薄板9は導電ゴム材などと比
べて電気抵抗が極めて小さいので、この金属製薄板9を
介して両固定接点3,4を確実に導通させることができ、
さらに金属製薄板9は自重により撓む虞れがないので、
初期状態つまり非操作時において、この金属製薄板9は
中央固定接点4から所定寸法離間した平坦面内に保持す
ることができる。したがつて、操作時の導通不良や非操
作時の短絡事故が確実に回避でき、信頼性の高い押釦ス
イツチが実現されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、金属製薄板上に
積層したゴム製シートに板ばねが衝突するので、その衝
突音は極めて小さく、しかも可動接点として金属製薄板
を用いることから導通不良や短絡事故が確実に回避され
ており、その結果、マイクロホン付きの電子機器類に内
蔵してもノイズを生じる心配がなく信頼性も高い優れた
押釦スイツチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る押釦スイツチの断面
図、第2図はクリツク感触付きの押釦スイツチの基本構
造を説明するための断面図、第3図は従来例に係る押釦
スイツチの断面図である。 1……絶縁ケース、3,4……固定接点、5……板ばね、
6……ステム、9……金属製薄板、10……ゴム製シー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ケースの内底面に固定接点を露出さ
    せ、この固定接点と対向する位置に可動接点を配置する
    とともに、この可動接点を上記固定接点に向けて押圧す
    るためのステムを昇降自在に保持した押釦スイツチにお
    いて、上記可動接点を金属製薄板にて形成し、この金属
    製薄板にゴム製シートを積層するとともに、このゴム製
    シートと上記ステムとの間に円椀状の板ばねを配置した
    ことを特徴とする押釦スイツチ。
JP10269788U 1988-08-04 1988-08-04 押釦スイツチ Expired - Lifetime JPH0635321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10269788U JPH0635321Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 押釦スイツチ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269788U JPH0635321Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 押釦スイツチ

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Publication Number Publication Date
JPH0224432U JPH0224432U (ja) 1990-02-19
JPH0635321Y2 true JPH0635321Y2 (ja) 1994-09-14

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ID=31332844

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JP10269788U Expired - Lifetime JPH0635321Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04 押釦スイツチ

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JP4304257B2 (ja) * 2004-02-25 2009-07-29 日産自動車株式会社 ヘッドレスト装置

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JPH0224432U (ja) 1990-02-19

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