JP2887854B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2887854B2
JP2887854B2 JP1003892A JP1003892A JP2887854B2 JP 2887854 B2 JP2887854 B2 JP 2887854B2 JP 1003892 A JP1003892 A JP 1003892A JP 1003892 A JP1003892 A JP 1003892A JP 2887854 B2 JP2887854 B2 JP 2887854B2
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JP
Japan
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coil spring
button switch
stem
housing
buckling
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JP1003892A
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孝博 村上
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ARUPUSU DENKI KK
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ARUPUSU DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体内に傾けて組み込
んだコイルばね等の弾性部材の座屈動作を利用してスイ
ッチオンさせるクリック感付きの押釦スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の押釦スイッチとしては、従来、
特開昭60−81719号公報や実開平2−80929
号公報に開示されているように、筐体内にわずかに傾け
て組み込んだコイルばねを座屈させてアクチュエータを
回転させ、このアクチュエータがメンブレンスイッチ等
のスイッチ素子をオンさせるという構成のものが知られ
ている。すなわち、このコイルばねの両端部はステムと
アクチュエータとに固定されていて、操作者がステムを
所定ストローク押し込んでコイルばねを所定量圧縮させ
ると、傾けて配置されているコイルばねが座屈し、この
座屈動作にアクチュエータが追動して回転することか
ら、スイッチ素子の可動接点がアクチュエータに押し込
まれて固定接点に接触するようになっている。そして、
コイルばねの座屈時にクリック感が生起されることか
ら、操作者は手指にてスイッチオンへの切り替わりを感
得することができる。
【0003】また、スイッチオン状態でステムに対する
押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルばね
の復帰力により、ステムが筐体に沿って初期位置まで上
昇するとともに、アクチュエータが上記座屈時とは逆向
きに回転してスイッチ素子がオフ状態に復帰するように
なっている。
【0004】このようにコイルばねを座屈させてスイッ
チオンする押釦スイッチは、常に良好なクリック感が得
られるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押釦スイッチは、復帰ばね兼クリックばねとし
てのコイルばねをステムとアクチュエータとの間に介設
し、このアクチュエータを介してスイッチ素子のオン・
オフ切換えを行うというものなので、部品点数が多く、
構造も複雑になってしまうという不具合があった。
【0006】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、良好なクリック感が得られ
て部品点数が少なく、構造も簡単な押釦スイッチを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、内表面に固定接点を配設した筐体と、該筐体に対し
て昇降自在なステムと、上記筐体内に前記ステムの昇降
方向に対して斜めに配置された導電性のコイルばねとを
備え、上記コイルばねの弾性により上記ステムを上昇方
向へ付勢するとともに、該ステムの下降動作により上記
コイルばねを座屈させ、その座屈部位を上記固定接点に
接触させるように構成することによって達成される。
【0008】
【作用】上記手段によれば、導電性のコイルばねが、ス
テムを初期位置へ復帰させる機能とクリック感を生起す
る機能とに加えて、固定接点に接離する可動接点として
の機能を併せ持つので、部品点数を削減して構造を簡素
化することができ、しかも、このコイルばねをステムの
昇降方向に対して斜めに配置したので、筐体内の限られ
たスペースに長寸のコイルばねを配置して明確なクリッ
ク感を得ることができ、コイルばねの座屈動作も容易に
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による押釦スイッチの一実施例
を図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は該
押釦スイッチの非操作時の断面図、図2は該押釦スイッ
チの押し込み操作時の断面図、図3は該押釦スイッチに
組み込んだゴム成形品の取付構造を示す要部断面図、図
4は該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構造を
示す要部斜視図である。
【0010】これらの図に示す押釦スイッチは、合成樹
脂材からなる筐体1と、この筐体1の内底面に載置固定
されたゴム成形品2と、略コ字形に折曲加工された角線
材で両端部を筐体1の下方へ突出させている一対の金属
端子3,4と、筐体1内に傾けて配置されて座屈を含む
弾性変形を行い座屈部位5aに金めっきが施してある良
導電性のコイルばね5と、筐体1に対して昇降自在でコ
イルばね5により上昇方向へ付勢されるステム6とから
構成されており、コイルばね5のばね力に抗してステム
6を所定ストローク下方へ押し込むと、所定量圧縮され
たコイルばね5が下方へ座屈するようになっている。
【0011】ここで、ゴム成形品2は、図3に明らかな
ように、シリコンゴムからなる絶縁性ゴム部7と、シリ
コンゴムに導電粉を混練した導電性ゴム材を絶縁性ゴム
部7の中央部を挟んで絶縁性ゴム部7上に並設してなる
一対の導電性ゴム部8,9とを、一体化した成形品であ
って、各導電性ゴム部8,9の肉薄部8a,9aにそれ
ぞれ金属端子3,4が圧接させてある。すなわち、略コ
字形の金属端子3,4はそれぞれ、その中央部を導電性
ゴム部8,9の肉薄部8a,9aに押しつけた状態で、
図4に示すように筐体1の下方へ突出する部分を約90
度ねじることによって該筐体1に係止・固定されている
が、こうして筐体1に取り付けた金属端子3,4はゴム
成形品2の弾発力によって導電性ゴム部8,9との圧接
状態が維持されており、ゴム成形品2自身はその両端部
が金属端子3,4と筐体1との間に挟持されている。な
お、金属端子3,4を外部へ突出させている筐体1の端
子突出部1aは、フラックス上がりを防止するため略V
字形に成形してある。
【0012】また、弾性座屈部材たるコイルばね5の一
端部はステム6に固定してあるが、他端部は、筐体1内
の位置決め突起1bの周縁部に弾接してはいるものの固
定はされておらず、筐体1が該端部を非固定状態で支持
している。したがって、座屈時には図2に示すように、
コイルばね5の該端部は位置決め突起1bの周囲で筐体
1から離間する向きに回転することができ、これにより
コイルばね5に大きな座屈動作が保証されている。そし
て、下方へ座屈したコイルばね5の座屈部位5aは、図
2に示すように、ゴム成形品2の導電性ゴム部8,9の
肉厚部8b,9bに当接し、絶縁状態にあった両導電性
ゴム部8,9がコイルばね5を介して導通されるように
なっている。すなわち、この押釦スイッチは、導電性ゴ
ム部8,9の肉厚部8b,9bを固定接点となし、両固
定接点に接離する可動接点としてコイルばね5を用いて
いる。
【0013】さらにまた、ステム6の底面中央部には、
下降動作時にコイルばね5の座屈部位5aに当接する座
屈強制突起6aが付設してあり、この突起6aに下方へ
押し込まれてコイルばね5の座屈動作が強制的に開始さ
れるようになっている。
【0014】なお、図中の符号10は、上記押釦スイッ
チを搭載しているプリント基板を示しており、このプリ
ント基板10の回路パターンに金属端子3,4がはんだ
付けされる。
【0015】次に、上記押釦スイッチの動作を簡単に説
明する。
【0016】図1に示す非操作時には、筐体1内の一対
の導電性ゴム部8,9は互いに絶縁されているのでスイ
ッチオフ状態に保たれているが、この状態で操作者がス
テム6を下方へ押し込むと、所定ストローク押し込んだ
時点でコイルばね5が座屈してクリック感が生起され、
その直後にコイルばね5の座屈部位5aが図2に示すよ
うに一対の導電性ゴム部8,9に当接し、両導電性ゴム
部8,9が座屈部位5aを介して導通されることから、
スイッチオン状態となる。このとき、操作者は手指に伝
わるクリック感によってスイッチオンへの切り替わりを
感得することができる。
【0017】また、スイッチオン状態でステム6に対す
る押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルば
ね5は自らの復帰力で両導電性ゴム部8,9から離間す
るので、スイッチオフ状態に切り替わり、このコイルば
ね5の復帰力でステム6は筐体1に沿って初期位置まで
上昇する。
【0018】このように上記実施例は、弾性座屈部材た
るコイルばね5の座屈部位5aを良導電性となし、この
座屈部位5aを一対の導電性ゴム部8,9に接離させる
ことでコイルばね5を可動接点として利用しているの
で、復帰ばね兼クリックばねとしてコイルばねを組み込
んでいる従来品に比べて、少なくとも可動接点およびア
クチュエータが省略でき、構造も簡素化できるという利
点がある。
【0019】また、上記実施例は、筐体1がコイルばね
5の一端部を非固定状態で支持するという可動支持構造
を採用しており、座屈時に該端部が筐体1に拘束されな
いように配慮してあるので、コイルばね5を大きく座屈
させることができ、よって極めて良好なクリック感が得
られるようになっている。
【0020】さらにまた、上記実施例は、ステム6を所
定ストローク押し込むと座屈強制突起6aが強制的にコ
イルばね5の座屈動作を開始させるので、コイルばね5
のばね定数に多少のばらつきがあっても、確実にこれを
座屈させて導電性ゴム部8,9に当接させることができ
るとともに、オンタイミングのばらつきも小さく、高信
頼性が期待できる。
【0021】しかも、上記実施例は、ゴム成形品2の導
電性ゴム部8,9を固定接点として用いているので、こ
のゴム成形品2によってコイルばね5の座屈時の衝撃が
緩和されるという利点があり、金属どうしを接離させる
場合に懸念されるスパーク発生も回避できる。
【0022】
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導電性のコイルばねが、ステムを初期位置へ復帰させる
機能とクリック感を生起する機能とに加えて、固定接点
に接離する可動接点としての機能を併せ持つので、部品
点数を削減して構造を簡素化することができ、しかも、
このコイルばねをステムの昇降方向に対して斜めに配置
したので、筐体内の限られたスペースに長寸のコイルば
ねを配置して明確なクリック感を得ることができ、コイ
ルばねの座屈動作も容易になる、という種々の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たる押釦スイッチの非操作時の断面図で
ある。
【図2】該押釦スイッチの押し込み操作時の断面図であ
る。
【図3】該押釦スイッチに組み込んだゴム成形品の取付
構造を示す要部断面図である。
【図4】該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構
造を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 ゴム成形品 3.4 金属端子 5 コイルばね(弾性座屈部材) 5a 座屈部位 6 ステム 6a 座屈強制突起 8,9 導電性ゴム部(固定接点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内表面に固定接点を配設した筐体と、該
    筐体に対して昇降自在なステムと、上記筐体内に前記ス
    テムの昇降方向に対して斜めに配置された導電性のコイ
    ルばねとを備え、上記コイルばねの弾性により上記ステ
    ムを上昇方向へ付勢するとともに、該ステムの下降動作
    により上記コイルばねを座屈させ、その座屈部位を上記
    固定接点に接触させるように構成したことを特徴とする
    押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記ステム
    に、下降動作時に上記コイルばねに当接して該コイルば
    を強制的に座屈させるための座屈強制突起を付設した
    ことを特徴とする押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記コイルば
    の一端部を上記ステムに固定し、かつ他端部を非固定
    状態で上記筐体にて支持したことを特徴とする押釦スイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、上記固定接点
    が導電性ゴムからなることを特徴とする押釦スイッチ。
JP1003892A 1992-01-23 1992-01-23 押釦スイッチ Expired - Lifetime JP2887854B2 (ja)

Priority Applications (2)

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