JP2887855B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2887855B2
JP2887855B2 JP1008492A JP1008492A JP2887855B2 JP 2887855 B2 JP2887855 B2 JP 2887855B2 JP 1008492 A JP1008492 A JP 1008492A JP 1008492 A JP1008492 A JP 1008492A JP 2887855 B2 JP2887855 B2 JP 2887855B2
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button switch
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conductive rubber
contact
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孝博 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属端子に導通されて
いる固定接点に可動接点を接離させてオン・オフ切換え
を行う押釦スイッチに係り、特にその固定接点や金属端
子の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の押釦スイッチは、通常、内底面
に固定接点を配設して外部に金属端子を突出させた筐体
や、この固定接点に接離する可動接点や、この可動接点
を駆動するためのステム等を備えており、固定接点や金
属端子を筐体に取り付けるために、従来品はフープ状金
属板をプレス加工したものをインサートして筐体が成形
されている。すなわち、インサートされた金属板のう
ち、筐体の内表面に露出する部分を固定接点となし、か
つ筐体の外部へ突出する部分を金属端子となすことによ
り、これら固定接点と金属端子との導通不良が回避で
き、筐体への取付強度も確保できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来品のようにプレス加工した金属板をインサートして筐
体を成形すると、フープ供給設備等のイニシャルコスト
が嵩み、組立ラインも長くなってしまうので、製品のコ
ストアップを余儀なくされるという不具合があった。
【0004】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、インサート成形を行わずに
固定接点や金属端子を簡単かつ確実に筐体に取り付ける
ことのできる安価な押釦スイッチを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、筐体の内表面に導電性ゴムを搭載して該導電性ゴム
を固定接点となすとともに、金属端子を上記導電性ゴム
に圧接させた状態で上記筐体に固定することによって達
成される。
【0006】
【作用】上記導電性ゴムの弾発力を利用することによ
り、上記金属端子は該導電性ゴムに圧接させた状態で簡
単に筐体に固定することができ、これにより該導電性ゴ
ムを該金属端子と筐体との間に挟持することができるの
で、インサート成形が不要となる。また、導電性ゴムか
らなる固定接点は、可動接点が当接する際の衝撃を緩和
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明による押釦スイッチの一実施例
を図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は該
押釦スイッチの非操作時の断面図、図2は該押釦スイッ
チの押し込み操作時の断面図、図3は該押釦スイッチに
組み込んだゴム成形品の取付構造を示す要部断面図、図
4は該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構造を
示す要部斜視図である。
【0008】これらの図に示す押釦スイッチは、合成樹
脂材からなる筐体1と、この筐体1の内底面に載置固定
されたゴム成形品2と、略コ字形に折曲加工された角線
材で両端部を筐体1の下方へ突出させている一対の金属
端子3,4と、樹脂フィルムに導電パターンを印刷して
なる可撓性部材でゴム成形品2の上面と対向する位置に
設置された接点シート5と、筐体1内で接点シート5の
上方に傾けて配置され座屈を含む弾性変形を行うコイル
ばね6と、筐体1に対して昇降自在でコイルばね6によ
り上昇方向へ付勢されるステム7とから構成されてお
り、コイルばね6のばね力に抗してステム7を所定スト
ローク下方へ押し込むと、所定量圧縮されたコイルばね
6が下方へ座屈し、このコイルばね6の座屈部位6aが
接点シート5の中央部を下方へ押し込むようになってい
る。
【0009】ここで、ゴム成形品2は、図3に明らかな
ように、シリコンゴムからなる絶縁性ゴム部8と、シリ
コンゴムに導電粉を混練した導電性ゴム材を絶縁性ゴム
部8の中央部を挟んで絶縁性ゴム部8上に並設してなる
一対の導電性ゴム部9,10とを、一体化した成形品で
あって、各導電性ゴム部9,10の肉薄部9a,10a
にそれぞれ金属端子3,4が圧接させてある。すなわ
ち、略コ字形の金属端子3,4はそれぞれ、その中央部
を導電性ゴム部9,10の肉薄部9a,10aに押しつ
けた状態で、図4に示すように筐体1の下方へ突出する
部分を約90度ねじることによって該筐体1に係止・固
定されているが、こうして筐体1に取り付けた金属端子
3,4はゴム成形品2の弾発力によって導電性ゴム部
9,10との圧接状態が維持されており、ゴム成形品2
自身はその両端部が金属端子3,4と筐体1との間に挟
持されている。なお、金属端子3,4を外部へ突出させ
ている筐体1の端子突出部1aは、フラックス上がりを
防止するため略V字形に成形してある。
【0010】また、弾性座屈部材たるコイルばね6の一
端部はステム7に固定してあるが、他端部は、筐体1内
の位置決め突起1bの周縁部に弾接してはいるものの固
定はされておらず、筐体1が該端部を非固定状態で支持
している。したがって、座屈時には図2に示すように、
コイルばね6の該端部は位置決め突起1bの周囲で筐体
1から離間する向きに回転することができ、これにより
コイルばね6に大きな座屈動作が保証されている。そし
て、下方へ座屈したコイルばね6の座屈部位6aは、図
2に示すように接点シート5の中央部をゴム成形品2に
向けて撓ませるので、この接点シート5の導電パターン
が導電性ゴム部9,10の肉厚部9b,10bに当接
し、絶縁状態にあった両導電性ゴム部9,10が接点シ
ート5を介して導通されるようになっている。すなわ
ち、この押釦スイッチは、導電性ゴム部9,10の肉厚
部9b,10bを固定接点となし、両固定接点に接離す
る可動接点として接点シート5を用いている。
【0011】さらにまた、ステム7の底面中央部には、
下降動作時にコイルばね6の座屈部位6aに当接する座
屈強制突起7aが付設してあり、この突起7aに下方へ
押し込まれてコイルばね6の座屈動作が強制的に開始さ
れるようになっている。
【0012】なお、図中の符号11は、上記押釦スイッ
チを搭載しているプリント基板を示しており、このプリ
ント基板11の回路パターンに金属端子3,4がはんだ
付けされる。
【0013】次に、上記押釦スイッチの動作を簡単に説
明する。
【0014】図1に示す非操作時には、筐体1内の一対
の導電性ゴム部9,10は互いに絶縁されているのでス
イッチオフ状態に保たれているが、この状態で操作者が
ステム7を下方へ押し込むと、所定ストローク押し込ん
だ時点でコイルばね6が座屈してクリック感が生起さ
れ、その直後に図2に示すように、コイルばね6の座屈
部位6aに押し込まれた接点シート5が撓んで一対の導
電性ゴム部9,10に当接し、両導電性ゴム部9,10
が接点シート5を介して導通されることから、スイッチ
オン状態となる。このとき、操作者は手指に伝わるクリ
ック感によってスイッチオンへの切り替わりを感得する
ことができる。
【0015】また、スイッチオン状態でステム7に対す
る押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルば
ね6が自らの復帰力で図1の状態に戻るので、接点シー
ト5は撓みが解消されて両導電性ゴム部9,10から離
間してスイッチオフ状態に切り替わり、このコイルばね
6の復帰力でステム7は筐体1に沿って初期位置まで上
昇する。
【0016】このように上記実施例は、筐体1の内底面
に搭載したゴム成形品2の導電性ゴム部9,10にそれ
ぞれ金属端子3,4を圧接させた状態で、各金属端子
3,4が簡単なねじり加工によって筐体1に係止させて
あり、こうして各金属端子3,4を筐体1に固定すると
自動的にゴム成形品2が筐体1内の所定位置に固定でき
るというものなので、コストアップを招来するインサー
ト成形を行うことなく簡単かつ確実に、固定接点(導電
性ゴム部9,10)や金属端子3,4を筐体1に取り付
けることができ、ゴム成形品2の弾発力を利用している
ため導電性ゴム部9,10と金属端子3,4との導通も
確実である。しかも、ゴム成形品2や金属端子3,4を
筐体1に固定した後、引き続いて接点シート5、コイル
ばね6、およびステム7を筐体1に組み込めば製品が完
成するので、この押釦スイッチの組立工程は1回の自動
組立で終了し、組立コストを大幅に低減することができ
る。
【0017】また、上記実施例は、ゴム成形品2の導電
性ゴム部9,10を固定接点として用いているので、こ
のゴム成形品2によってコイルばね6の座屈時の衝撃が
緩和されるという利点があり、金属どうしを接離させる
場合に懸念されるスパーク発生も回避できる。しかも、
このゴム成形品2は、一対の導電性ゴム部9,10間の
距離を絶縁性ゴム部8によって高精度に規定することが
でき、これら一対の導電性ゴム部9,10を近接させた
場合にも両者の絶縁が確保できるというものなので、ス
ペースファクタの向上が図れるという利点もある。
【0018】さらにまた、上記実施例は、接点シート5
がゴム成形品2を覆う位置に設置してあるので接点部へ
の塵埃の侵入が防止でき、しかも金属端子3,4は筐体
1に対し圧入されないので角線材の削りかすが接点部に
付着する虞もなく、よって接点部が導通不良や短絡事故
を起こしにくい構造になっている。
【0019】なお、上記実施例では金属端子3,4をね
じって筐体1に固定する場合について説明したが、筐体
の一部を熱がしめすることで金属端子を固定してもよ
い。
【0020】また、上記実施例ではコイルばねの座屈動
作を利用してオン・オフ切換えを行うクリック感付きの
押釦スイッチを例示したが、金属端子に導通せしめた固
定接点を筐体の内表面に配設している押釦スイッチ全般
について、本発明は適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、導電性ゴムを固定
接点となし、金属端子を該導電性ゴムに圧接させた状態
で筐体に固定した本発明によれば、導電性ゴムが弾発力
を有するため金属端子との導通が確実で、しかも導電性
ゴムを金属端子と筐体との間に挟持することができるの
で、コストアップを招来するインサート成形を行うこと
なく導電性ゴム(固定接点)や金属端子を簡単かつ確実
に筐体に取り付けることができ、よって信頼性を損なう
ことなく安価な押釦スイッチを提供することができる。
また、導電性ゴムからなる固定接点は可動接点が当接す
る際の衝撃を緩和することができるので、操作性向上や
長寿命化が図れるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たる押釦スイッチの非操作時の断面図で
ある。
【図2】該押釦スイッチの押し込み操作時の断面図であ
る。
【図3】該押釦スイッチに組み込んだゴム成形品の取付
構造を示す要部断面図である。
【図4】該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構
造を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 端子突出部 2 ゴム成形品 3.4 金属端子 5 接点シート 6 コイルばね 7 ステム 8 絶縁性ゴム部 9,10 導電性ゴム部(固定接点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材からなる筐体と、該筐体の内
    表面に配設された固定接点と、該固定接点に導通されて
    上記筐体の外部へ突出する金属端子と、上記固定接点に
    接離する可動接点とを備えた押釦スイッチにおいて、上
    記筐体の内表面に導電性ゴムを搭載して該導電性ゴムを
    上記固定接点となすとともに、上記金属端子を上記導電
    性ゴムに圧接させた状態で上記筐体に固定したことを特
    徴とする押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、絶縁性ゴムに
    上記導電性ゴムを一体成形し、この一体成形品を上記金
    属端子と上記筐体との間に圧接固定したことを特徴とす
    る押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、上記
    金属端子が角線材からなり、該金属端子のうち上記筐体
    の外部へ突出している部分がねじり加工によって該筐体
    に係止させてあることを特徴とする押釦スイッチ。
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JPH05205562A JPH05205562A (ja) 1993-08-13
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