JPH05205563A - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチInfo
- Publication number
- JPH05205563A JPH05205563A JP1003892A JP1003892A JPH05205563A JP H05205563 A JPH05205563 A JP H05205563A JP 1003892 A JP1003892 A JP 1003892A JP 1003892 A JP1003892 A JP 1003892A JP H05205563 A JPH05205563 A JP H05205563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckling
- button switch
- elastic
- push button
- coil spring
- Prior art date
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- Granted
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- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性座屈部材の座屈動作を利用した良好なク
リック感が得られるとともに、該弾性座屈部材を可動接
点として機能させることで部品点数が少なく構造も簡単
な押釦スイッチを提供する。 【構成】 内表面に固定接点8,9を配設した筐体1
と、該筐体1内に傾けて配置されて座屈を含む弾性変形
を行うとともに座屈部位5aが上記固定接点8,9に接
離する導電性の弾性座屈部材5と、上記筐体1に対して
昇降自在で上記弾性座屈部材5により上昇方向へ付勢さ
れるステム6とを備えた。
リック感が得られるとともに、該弾性座屈部材を可動接
点として機能させることで部品点数が少なく構造も簡単
な押釦スイッチを提供する。 【構成】 内表面に固定接点8,9を配設した筐体1
と、該筐体1内に傾けて配置されて座屈を含む弾性変形
を行うとともに座屈部位5aが上記固定接点8,9に接
離する導電性の弾性座屈部材5と、上記筐体1に対して
昇降自在で上記弾性座屈部材5により上昇方向へ付勢さ
れるステム6とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体内に傾けて組み込
んだコイルばね等の弾性部材の座屈動作を利用してスイ
ッチオンさせるクリック感付きの押釦スイッチに関す
る。
んだコイルばね等の弾性部材の座屈動作を利用してスイ
ッチオンさせるクリック感付きの押釦スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の押釦スイッチとしては、従来、
特開昭60−81719号公報や実開平2−80929
号公報に開示されているように、筐体内にわずかに傾け
て組み込んだコイルばねを座屈させてアクチュエータを
回転させ、このアクチュエータがメンブレンスイッチ等
のスイッチ素子をオンさせるという構成のものが知られ
ている。すなわち、このコイルばねの両端部はステムと
アクチュエータとに固定されていて、操作者がステムを
所定ストローク押し込んでコイルばねを所定量圧縮させ
ると、傾けて配置されているコイルばねが座屈し、この
座屈動作にアクチュエータが追動して回転することか
ら、スイッチ素子の可動接点がアクチュエータに押し込
まれて固定接点に接触するようになっている。そして、
コイルばねの座屈時にクリック感が生起されることか
ら、操作者は手指にてスイッチオンへの切り替わりを感
得することができる。
特開昭60−81719号公報や実開平2−80929
号公報に開示されているように、筐体内にわずかに傾け
て組み込んだコイルばねを座屈させてアクチュエータを
回転させ、このアクチュエータがメンブレンスイッチ等
のスイッチ素子をオンさせるという構成のものが知られ
ている。すなわち、このコイルばねの両端部はステムと
アクチュエータとに固定されていて、操作者がステムを
所定ストローク押し込んでコイルばねを所定量圧縮させ
ると、傾けて配置されているコイルばねが座屈し、この
座屈動作にアクチュエータが追動して回転することか
ら、スイッチ素子の可動接点がアクチュエータに押し込
まれて固定接点に接触するようになっている。そして、
コイルばねの座屈時にクリック感が生起されることか
ら、操作者は手指にてスイッチオンへの切り替わりを感
得することができる。
【0003】また、スイッチオン状態でステムに対する
押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルばね
の復帰力により、ステムが筐体に沿って初期位置まで上
昇するとともに、アクチュエータが上記座屈時とは逆向
きに回転してスイッチ素子がオフ状態に復帰するように
なっている。
押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルばね
の復帰力により、ステムが筐体に沿って初期位置まで上
昇するとともに、アクチュエータが上記座屈時とは逆向
きに回転してスイッチ素子がオフ状態に復帰するように
なっている。
【0004】このようにコイルばねを座屈させてスイッ
チオンする押釦スイッチは、常に良好なクリック感が得
られるという利点がある。
チオンする押釦スイッチは、常に良好なクリック感が得
られるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押釦スイッチは、復帰ばね兼クリックばねとし
てのコイルばねをステムとアクチュエータとの間に介設
し、このアクチュエータを介してスイッチ素子のオン・
オフ切換えを行うというものなので、部品点数が多く、
構造も複雑になってしまうという不具合があった。
た従来の押釦スイッチは、復帰ばね兼クリックばねとし
てのコイルばねをステムとアクチュエータとの間に介設
し、このアクチュエータを介してスイッチ素子のオン・
オフ切換えを行うというものなので、部品点数が多く、
構造も複雑になってしまうという不具合があった。
【0006】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、良好なクリック感が得られ
て部品点数が少なく、構造も簡単な押釦スイッチを提供
することにある。
されたもので、その目的は、良好なクリック感が得られ
て部品点数が少なく、構造も簡単な押釦スイッチを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、内表面に固定接点を配設した筐体と、該筐体内に傾
けて配置されて座屈を含む弾性変形を行うとともに座屈
部位が上記固定接点に接離する導電性の弾性座屈部材
と、上記筐体に対して昇降自在で上記弾性座屈部材によ
り上昇方向へ付勢されるステムとを備えることによって
達成される。
は、内表面に固定接点を配設した筐体と、該筐体内に傾
けて配置されて座屈を含む弾性変形を行うとともに座屈
部位が上記固定接点に接離する導電性の弾性座屈部材
と、上記筐体に対して昇降自在で上記弾性座屈部材によ
り上昇方向へ付勢されるステムとを備えることによって
達成される。
【0008】
【作用】上記手段によれば、導電性の弾性座屈部材が、
ステムを初期位置へ復帰させる機能とクリック感を生起
する機能とに加えて、固定接点に接離する可動接点とし
ての機能を併せ持つので、同様に弾性部材の座屈動作を
利用している従来の押釦スイッチに比べて、少なくとも
可動接点およびアクチュエータが省略でき、構造も簡素
化できる。
ステムを初期位置へ復帰させる機能とクリック感を生起
する機能とに加えて、固定接点に接離する可動接点とし
ての機能を併せ持つので、同様に弾性部材の座屈動作を
利用している従来の押釦スイッチに比べて、少なくとも
可動接点およびアクチュエータが省略でき、構造も簡素
化できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による押釦スイッチの一実施例
を図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は該
押釦スイッチの非操作時の断面図、図2は該押釦スイッ
チの押し込み操作時の断面図、図3は該押釦スイッチに
組み込んだゴム成形品の取付構造を示す要部断面図、図
4は該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構造を
示す要部斜視図である。
を図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は該
押釦スイッチの非操作時の断面図、図2は該押釦スイッ
チの押し込み操作時の断面図、図3は該押釦スイッチに
組み込んだゴム成形品の取付構造を示す要部断面図、図
4は該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構造を
示す要部斜視図である。
【0010】これらの図に示す押釦スイッチは、合成樹
脂材からなる筐体1と、この筐体1の内底面に載置固定
されたゴム成形品2と、略コ字形に折曲加工された角線
材で両端部を筐体1の下方へ突出させている一対の金属
端子3,4と、筐体1内に傾けて配置されて座屈を含む
弾性変形を行い座屈部位5aに金めっきが施してある良
導電性のコイルばね5と、筐体1に対して昇降自在でコ
イルばね5により上昇方向へ付勢されるステム6とから
構成されており、コイルばね5のばね力に抗してステム
6を所定ストローク下方へ押し込むと、所定量圧縮され
たコイルばね5が下方へ座屈するようになっている。
脂材からなる筐体1と、この筐体1の内底面に載置固定
されたゴム成形品2と、略コ字形に折曲加工された角線
材で両端部を筐体1の下方へ突出させている一対の金属
端子3,4と、筐体1内に傾けて配置されて座屈を含む
弾性変形を行い座屈部位5aに金めっきが施してある良
導電性のコイルばね5と、筐体1に対して昇降自在でコ
イルばね5により上昇方向へ付勢されるステム6とから
構成されており、コイルばね5のばね力に抗してステム
6を所定ストローク下方へ押し込むと、所定量圧縮され
たコイルばね5が下方へ座屈するようになっている。
【0011】ここで、ゴム成形品2は、図3に明らかな
ように、シリコンゴムからなる絶縁性ゴム部7と、シリ
コンゴムに導電粉を混練した導電性ゴム材を絶縁性ゴム
部7の中央部を挟んで絶縁性ゴム部7上に並設してなる
一対の導電性ゴム部8,9とを、一体化した成形品であ
って、各導電性ゴム部8,9の肉薄部8a,9aにそれ
ぞれ金属端子3,4が圧接させてある。すなわち、略コ
字形の金属端子3,4はそれぞれ、その中央部を導電性
ゴム部8,9の肉薄部8a,9aに押しつけた状態で、
図4に示すように筐体1の下方へ突出する部分を約90
度ねじることによって該筐体1に係止・固定されている
が、こうして筐体1に取り付けた金属端子3,4はゴム
成形品2の弾発力によって導電性ゴム部8,9との圧接
状態が維持されており、ゴム成形品2自身はその両端部
が金属端子3,4と筐体1との間に挟持されている。な
お、金属端子3,4を外部へ突出させている筐体1の端
子突出部1aは、フラックス上がりを防止するため略V
字形に成形してある。
ように、シリコンゴムからなる絶縁性ゴム部7と、シリ
コンゴムに導電粉を混練した導電性ゴム材を絶縁性ゴム
部7の中央部を挟んで絶縁性ゴム部7上に並設してなる
一対の導電性ゴム部8,9とを、一体化した成形品であ
って、各導電性ゴム部8,9の肉薄部8a,9aにそれ
ぞれ金属端子3,4が圧接させてある。すなわち、略コ
字形の金属端子3,4はそれぞれ、その中央部を導電性
ゴム部8,9の肉薄部8a,9aに押しつけた状態で、
図4に示すように筐体1の下方へ突出する部分を約90
度ねじることによって該筐体1に係止・固定されている
が、こうして筐体1に取り付けた金属端子3,4はゴム
成形品2の弾発力によって導電性ゴム部8,9との圧接
状態が維持されており、ゴム成形品2自身はその両端部
が金属端子3,4と筐体1との間に挟持されている。な
お、金属端子3,4を外部へ突出させている筐体1の端
子突出部1aは、フラックス上がりを防止するため略V
字形に成形してある。
【0012】また、弾性座屈部材たるコイルばね5の一
端部はステム6に固定してあるが、他端部は、筐体1内
の位置決め突起1bの周縁部に弾接してはいるものの固
定はされておらず、筐体1が該端部を非固定状態で支持
している。したがって、座屈時には図2に示すように、
コイルばね5の該端部は位置決め突起1bの周囲で筐体
1から離間する向きに回転することができ、これにより
コイルばね5に大きな座屈動作が保証されている。そし
て、下方へ座屈したコイルばね5の座屈部位5aは、図
2に示すように、ゴム成形品2の導電性ゴム部8,9の
肉厚部8b,9bに当接し、絶縁状態にあった両導電性
ゴム部8,9がコイルばね5を介して導通されるように
なっている。すなわち、この押釦スイッチは、導電性ゴ
ム部8,9の肉厚部8b,9bを固定接点となし、両固
定接点に接離する可動接点としてコイルばね5を用いて
いる。
端部はステム6に固定してあるが、他端部は、筐体1内
の位置決め突起1bの周縁部に弾接してはいるものの固
定はされておらず、筐体1が該端部を非固定状態で支持
している。したがって、座屈時には図2に示すように、
コイルばね5の該端部は位置決め突起1bの周囲で筐体
1から離間する向きに回転することができ、これにより
コイルばね5に大きな座屈動作が保証されている。そし
て、下方へ座屈したコイルばね5の座屈部位5aは、図
2に示すように、ゴム成形品2の導電性ゴム部8,9の
肉厚部8b,9bに当接し、絶縁状態にあった両導電性
ゴム部8,9がコイルばね5を介して導通されるように
なっている。すなわち、この押釦スイッチは、導電性ゴ
ム部8,9の肉厚部8b,9bを固定接点となし、両固
定接点に接離する可動接点としてコイルばね5を用いて
いる。
【0013】さらにまた、ステム6の底面中央部には、
下降動作時にコイルばね5の座屈部位5aに当接する座
屈強制突起6aが付設してあり、この突起6aに下方へ
押し込まれてコイルばね5の座屈動作が強制的に開始さ
れるようになっている。
下降動作時にコイルばね5の座屈部位5aに当接する座
屈強制突起6aが付設してあり、この突起6aに下方へ
押し込まれてコイルばね5の座屈動作が強制的に開始さ
れるようになっている。
【0014】なお、図中の符号10は、上記押釦スイッ
チを搭載しているプリント基板を示しており、このプリ
ント基板10の回路パターンに金属端子3,4がはんだ
付けされる。
チを搭載しているプリント基板を示しており、このプリ
ント基板10の回路パターンに金属端子3,4がはんだ
付けされる。
【0015】次に、上記押釦スイッチの動作を簡単に説
明する。
明する。
【0016】図1に示す非操作時には、筐体1内の一対
の導電性ゴム部8,9は互いに絶縁されているのでスイ
ッチオフ状態に保たれているが、この状態で操作者がス
テム6を下方へ押し込むと、所定ストローク押し込んだ
時点でコイルばね5が座屈してクリック感が生起され、
その直後にコイルばね5の座屈部位5aが図2に示すよ
うに一対の導電性ゴム部8,9に当接し、両導電性ゴム
部8,9が座屈部位5aを介して導通されることから、
スイッチオン状態となる。このとき、操作者は手指に伝
わるクリック感によってスイッチオンへの切り替わりを
感得することができる。
の導電性ゴム部8,9は互いに絶縁されているのでスイ
ッチオフ状態に保たれているが、この状態で操作者がス
テム6を下方へ押し込むと、所定ストローク押し込んだ
時点でコイルばね5が座屈してクリック感が生起され、
その直後にコイルばね5の座屈部位5aが図2に示すよ
うに一対の導電性ゴム部8,9に当接し、両導電性ゴム
部8,9が座屈部位5aを介して導通されることから、
スイッチオン状態となる。このとき、操作者は手指に伝
わるクリック感によってスイッチオンへの切り替わりを
感得することができる。
【0017】また、スイッチオン状態でステム6に対す
る押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルば
ね5は自らの復帰力で両導電性ゴム部8,9から離間す
るので、スイッチオフ状態に切り替わり、このコイルば
ね5の復帰力でステム6は筐体1に沿って初期位置まで
上昇する。
る押し込み操作力を除去すると、座屈していたコイルば
ね5は自らの復帰力で両導電性ゴム部8,9から離間す
るので、スイッチオフ状態に切り替わり、このコイルば
ね5の復帰力でステム6は筐体1に沿って初期位置まで
上昇する。
【0018】このように上記実施例は、弾性座屈部材た
るコイルばね5の座屈部位5aを良導電性となし、この
座屈部位5aを一対の導電性ゴム部8,9に接離させる
ことでコイルばね5を可動接点として利用しているの
で、復帰ばね兼クリックばねとしてコイルばねを組み込
んでいる従来品に比べて、少なくとも可動接点およびア
クチュエータが省略でき、構造も簡素化できるという利
点がある。
るコイルばね5の座屈部位5aを良導電性となし、この
座屈部位5aを一対の導電性ゴム部8,9に接離させる
ことでコイルばね5を可動接点として利用しているの
で、復帰ばね兼クリックばねとしてコイルばねを組み込
んでいる従来品に比べて、少なくとも可動接点およびア
クチュエータが省略でき、構造も簡素化できるという利
点がある。
【0019】また、上記実施例は、筐体1がコイルばね
5の一端部を非固定状態で支持するという可動支持構造
を採用しており、座屈時に該端部が筐体1に拘束されな
いように配慮してあるので、コイルばね5を大きく座屈
させることができ、よって極めて良好なクリック感が得
られるようになっている。
5の一端部を非固定状態で支持するという可動支持構造
を採用しており、座屈時に該端部が筐体1に拘束されな
いように配慮してあるので、コイルばね5を大きく座屈
させることができ、よって極めて良好なクリック感が得
られるようになっている。
【0020】さらにまた、上記実施例は、ステム6を所
定ストローク押し込むと座屈強制突起6aが強制的にコ
イルばね5の座屈動作を開始させるので、コイルばね5
のばね定数に多少のばらつきがあっても、確実にこれを
座屈させて導電性ゴム部8,9に当接させることができ
るとともに、オンタイミングのばらつきも小さく、高信
頼性が期待できる。
定ストローク押し込むと座屈強制突起6aが強制的にコ
イルばね5の座屈動作を開始させるので、コイルばね5
のばね定数に多少のばらつきがあっても、確実にこれを
座屈させて導電性ゴム部8,9に当接させることができ
るとともに、オンタイミングのばらつきも小さく、高信
頼性が期待できる。
【0021】しかも、上記実施例は、ゴム成形品2の導
電性ゴム部8,9を固定接点として用いているので、こ
のゴム成形品2によってコイルばね5の座屈時の衝撃が
緩和されるという利点があり、金属どうしを接離させる
場合に懸念されるスパーク発生も回避できる。
電性ゴム部8,9を固定接点として用いているので、こ
のゴム成形品2によってコイルばね5の座屈時の衝撃が
緩和されるという利点があり、金属どうしを接離させる
場合に懸念されるスパーク発生も回避できる。
【0022】なお、上記実施例では弾性座屈部材として
コイルばねを用いているが、板ばね等の弾性部材を筐体
内に傾けて配置し、これを座屈させるようにしてもよ
い。
コイルばねを用いているが、板ばね等の弾性部材を筐体
内に傾けて配置し、これを座屈させるようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、コイルばね等の弾
性座屈部材を可動接点として機能させる本発明によれ
ば、良好なクリック感を得るためにコイルばねの座屈動
作を利用している従来品に比して可動接点やアクチュエ
ータが省略できるので、部品点数が削減できて構造も簡
素化でき、よって大幅なコストダウンが図れるという優
れた効果を奏する。また、筐体が該弾性座屈部材の一端
部を非固定状態で支持するという可動支持構造を採用す
れば、該弾性座屈部材を大きく座屈させることができる
ので、より良好なクリック感が得られるという効果を奏
する。また、ステムに座屈強制突起を付設し、強制的に
該弾性座屈部材の座屈動作を開始させれば、信頼性が高
まるという効果を奏する。さらにまた、導電性ゴムを用
いて固定接点となせば、該弾性座屈部材の座屈時の衝撃
が緩和できるという効果を奏する。
性座屈部材を可動接点として機能させる本発明によれ
ば、良好なクリック感を得るためにコイルばねの座屈動
作を利用している従来品に比して可動接点やアクチュエ
ータが省略できるので、部品点数が削減できて構造も簡
素化でき、よって大幅なコストダウンが図れるという優
れた効果を奏する。また、筐体が該弾性座屈部材の一端
部を非固定状態で支持するという可動支持構造を採用す
れば、該弾性座屈部材を大きく座屈させることができる
ので、より良好なクリック感が得られるという効果を奏
する。また、ステムに座屈強制突起を付設し、強制的に
該弾性座屈部材の座屈動作を開始させれば、信頼性が高
まるという効果を奏する。さらにまた、導電性ゴムを用
いて固定接点となせば、該弾性座屈部材の座屈時の衝撃
が緩和できるという効果を奏する。
【図1】実施例たる押釦スイッチの非操作時の断面図で
ある。
ある。
【図2】該押釦スイッチの押し込み操作時の断面図であ
る。
る。
【図3】該押釦スイッチに組み込んだゴム成形品の取付
構造を示す要部断面図である。
構造を示す要部断面図である。
【図4】該押釦スイッチに組み込んだ金属端子の取付構
造を示す要部斜視図である。
造を示す要部斜視図である。
1 筐体 2 ゴム成形品 3.4 金属端子 5 コイルばね(弾性座屈部材) 5a 座屈部位 6 ステム 6a 座屈強制突起 8,9 導電性ゴム部(固定接点)
Claims (5)
- 【請求項1】 内表面に固定接点を配設した筐体と、該
筐体内に傾けて配置されて座屈を含む弾性変形を行うと
ともに座屈部位が上記固定接点に接離する導電性の弾性
座屈部材と、上記筐体に対して昇降自在で上記弾性座屈
部材により上昇方向へ付勢されるステムとを備えたこと
を特徴とする押釦スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記弾性座屈
部材がコイルばねからなることを特徴とする押釦スイッ
チ。 - 【請求項3】 請求項1の記載において、上記ステム
に、下降動作時に上記弾性座屈部材に当接して該弾性座
屈部材を強制的に座屈させるための座屈強制突起を付設
したことを特徴とする押釦スイッチ。 - 【請求項4】 請求項1の記載において、上記弾性座屈
部材の一端部を上記ステムに固定し、かつ他端部を非固
定状態で上記筐体にて支持したことを特徴とする押釦ス
イッチ。 - 【請求項5】 請求項1の記載において、上記固定接点
が導電性ゴムからなることを特徴とする押釦スイッチ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003892A JP2887854B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 押釦スイッチ |
US08/003,173 US5326951A (en) | 1992-01-23 | 1993-01-12 | Push button switch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003892A JP2887854B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 押釦スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05205563A true JPH05205563A (ja) | 1993-08-13 |
JP2887854B2 JP2887854B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=11739228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003892A Expired - Lifetime JP2887854B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887854B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP1003892A patent/JP2887854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2887854B2 (ja) | 1999-05-10 |
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