JPH073549Y2 - 電気部品の密封構造 - Google Patents

電気部品の密封構造

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JPH073549Y2
JPH073549Y2 JP1988130441U JP13044188U JPH073549Y2 JP H073549 Y2 JPH073549 Y2 JP H073549Y2 JP 1988130441 U JP1988130441 U JP 1988130441U JP 13044188 U JP13044188 U JP 13044188U JP H073549 Y2 JPH073549 Y2 JP H073549Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチ等の電気部品の密封構造に関する。
〔従来の技術〕
例えばデユアル・インライン・パツケージ・スイツチ
(以下DIPスイツチと称する)を基板に実装する場合、
通常DIPスイツチに備えられる端子を基板に半田付けし
た後、半田付け時に使用されたフラツクスを除去するた
めに洗浄が行われる。かかる洗浄を基板ごと行うために
は、DIPスイツチが密封構造になつていることが必要で
あり、そのシール構造として従来より第3図に示すもの
が知られている。
この第3図において、21は合成樹脂で成形された箱型の
ケースで、該ケース21の両側端には導電性材料からなる
端子22が対をなして所定間隔で複数配設されており、こ
れら端子22はケース21の内部でスイツチの接点を形成し
ている。またケース21の上部には合成樹脂や金属材料か
らなるパネル24が一体に重ねられており、このパネル24
と上記ケース21とでスイツチの外殻すなわちケーシング
を形成している。該ケーシング21,24の内部の空洞部A
内にはスライド23および可動接点23bが移動可能に複数
組収納されており、これらスライド23の上部に突設した
つまみ23aはパネル24に穿設した複数の穴24aのそれぞれ
に露出している。従つて、パネル24の上方からつまみ23
aを操作し、可動接点23bと端子22との接触状態を選択す
ることにより、所望の回路が得られる。このように構成
されたDIPスイツチのケーシング上面、すなわちパネル2
4の上面には、合成樹脂や金属箔などからなるフイルム
状のテーピ25が穴24aを塞ぐように貼着されており、該
テープ25により上記空洞部Aは密閉されている。
かかる密閉構造のDIPスイツチを図示せぬ基板に実装す
る場合は、各端子22を基板の孔に挿入した状態でフラツ
クスを塗布し、各端子22と基板のパターンとを半田固定
する。半田付け後にフラツクスをそのままにしておくと
パターンが腐食しやすくなるため、半田付けが完了する
と水洗いなどの洗浄により上記フラツクスを取り除く。
この時、DIPスイツチはケーシングの上面に貼着されて
いるテープ25により密閉構造となつているため、洗浄の
際に空洞部A内に洗浄液がはいり込むことはなく、よつ
て半田付けされたDIPスイツチを基板ごと洗浄できる。D
IPスイツチは、このように基板上に実装された後、第4
図に示すようにテープ25を指で剥がしてつまみ23aを操
作するか、あるいはシヤープペンシルやボールペンの先
端でテープ25を突き破つてつまみ23aを操作することに
より、所望の回路を形成する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようなシール構造では、テープ25
によるシール強度が充分でないため、半田付け時の熱に
よりDIPスイツチの空洞部A内の空気が膨張し、この膨
張した空気がテープ25とケーシングとの貼着面から外部
に吹き出して不所望な細孔が形成されてしまう。このよ
うな細孔は、洗浄の際に使用される洗浄液のDIPスイツ
チ内部への導通路となるため、スイツチ接点の短絡や腐
食などの接触障害の要因となり、特に半田付けの直後に
洗浄を行う場合は、大気圧と空洞部A内部の空気圧との
間に気圧差を生じるため、洗浄液の空洞部A内への浸入
量が顕著なものとなる。従つて、本考案の目的は、外部
の液体に対して高い密封構造を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、凹部を有し、可
動接片及び固定接片を一体成形し、該凹部内に可動、固
定の両接片を収納したウエハーと、前記ウエハーの上面
に前記ウエハーの凹部を覆うようにして前記カバーとの
間に挟持したフイルムと、前記ウエハーに形成された階
段状の第1の段部と、前記カバーに形成され、前記第1
の段部と共に前記フイルムをクランク状に挾持する階段
状の第2の段部とを備え、前記ウエハーに嵌合される前
記カバーの第2の段部と前記ウエハーの第1の段部とで
前記フイルムの端部全周をクランク状に挾持するととも
に、前記ウエハーへの前記可動接片及び前記固定接片の
端子インサート部に塗布した樹脂にて前記ウエハーの第
1の段部と前記カバーの第2の段部の接合部をも接着し
た構成にしてある。
〔作用〕
すなわち、上記構成によれば、スイツチの接点部を内蔵
するウエハーの開放面を覆うフイルムの周縁全周がカバ
ーとウエハーとで挾持され、而もウエハーの可動及び固
定の両端子インサート部を封止する樹脂でカバーとウエ
ハーの接合部分を接着したので、ウエハー内部の密封は
完全である。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例の説明図で、第1図
は本考案の密封構造を具備したスイツチのカバーの一部
を破断した分解斜視図、第2図は第1図のスイツチの断
面図である。
これ等の図面において31は合成樹脂より成るウエハー
で、長方形の第1の基台32と、該第1の基台32の表面に
周縁に縁部33を設けて内方に一体に立設された第2の基
台34とより成つており、第1の基台32から第2の基台34
にかけて凹部35が形成されている。
前記第1の基台32には可動接片36が埋設されており、該
可動接片36は、基部37と、該基部37から折曲げ形成され
た弾性腕38を有し、該弾性腕38の先方部分38aはウエハ
ー31と水平に延び、先端に円弧状の接点部39を形成して
おり、端子36aは第1の基台32から外方に突出してい
る。
41は第1の基台32に可動接片36と同時に埋設された可動
接片で、基部42は第1の基台32に埋設され、先端の接点
部43はウエハー31と水平に延び、前記可動接片36の接点
部39と弾接しており、端子41aは第1の基台32から外方
に突出している。44はウエハー31の凹部35を被覆するフ
イルム、45はウエハー31に嵌合されるカバーで、ウエハ
ー31と同じく合成樹脂より成る。該カバー45には、第1
の基台32を嵌合する長方形の孔46を形成し、第1の側面
47aを有する第1の側板47と、該側面47の内方に第2の
基台34を嵌合する長方形の孔48を形成し、第2の側面49
aを有する第2の側板49と、第2の側面49aの内方に、下
方先端が第2の基台34の上面に当設可能な第3の側面50
aを有する第3の側板50を有し、第1の側面47aと第2の
側面49a間には第1の段部51を形成し、第2の側面49aと
第3の側面50a間には第2の段部52を形成している。55
はカバー45の上面板53の一部を残して前面板54の上方に
かけて設けられた孔で、第3の側面50aに囲まれた空洞5
6内には、レバー57が支軸されており、レバー57の先端
に設けたつまみ58は前記孔55からカバー45の外方に突出
している。また、レバー57の下面には、可動接片36の先
方部分38aを下方に押圧するための突部59が形成されて
いる。60は前面板54、後面板61の下部に設けられたスナ
ツプ爪、62は第1の基台32の下面の隅部に形成された前
記スナツプ爪60の係止する溝である。
次に上記のスイツチの組立ての概略を説明する。
先づ第1の基台32に可動接片36、固定接片41を埋設し、
固定接片41の接点部43を下方に折り曲げて可動接片36の
先方部分38aの接点部39に弾接させる。
次に第1の基台32の表面積と略等しい表面積を有するフ
イルム44を第2の基台34の上から第1の基台32の表面に
載置する。
この状態で、カバー45をウエハー31に嵌合し、前面板5
4、後面板61の先端に設けたスナツプ爪60を第1の基台3
2の下面の溝62に係止する。
次に、可動接片36の端子36aの第1の基台32へのインサ
ート部、及び固定接片41の端子41aの第1の基台32への
インサート部を樹脂63に封止する。而る時は第1の側面
47aの内側と第1の基台32の周面間の細隙64は前記樹脂6
3にて封止される。
この際、フイルム44の周縁は、第2の側面49と第3の側
面50間の第2の段部52にて下方に押圧され、第2の基台
34の周縁に沿つて下方に折れ曲り、フイルム44の周縁
は、第2の基台34の上面と第3の側板50の下面間で挾持
され、フイルム44の端縁は、第2の側面49を有する第2
の側板49の下面とウエハー31の第2の基台34の縁部33に
て挾持される。
上記のスイツチの動作は、レバー57のつまみ58を下方に
押圧することによつてレバー57の突部59が弾性腕38の上
方部分38aを下方に押圧し、接点部39と接点部43を開と
し、レバー57の押圧を止めれば、弾性腕38の弾性によつ
て元の閉の状態となる。
本考案の上記のように密封構造は、ウエハー31の凹部35
を覆うフイルム44が、ウエハー31とカバー45とで全周縁
を挾持されているので、フイルム44は強固におさえら
れ、而も、カバー45の第1の側面47aとウエハー31の第
1の基台32の周面間の細隙64は、可動接片36、固定接片
41の端子36a,41aの第1の基台32へのインサート部に塗
布された樹脂63によつて封止されるので、封止は更に強
化され、端子36a,41aの半田付け時、凹部35の内部の空
気膨脹によつてフイルム44がはがれることはなく、密封
度は非常に良い。なお、上記実施例ではスイツチのレバ
ー57は回転式であつたが、スライド式でもよく、且つ、
本考案の密封構造は、ウエハー31の1次成形のみで足り
るので、部品の加工工程が少なく、且つ金型の削減をも
たらし、単価の低減に有効である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ウエハーの可動
接片、固定接片が収納される凹部は、フイルムをウエハ
ー及びカバーに接着することなく挾持するだけでフイル
ムによって完全に密封され、而も、ウエハーの周縁とカ
バーの周縁間の細隙は、可動接片、固定接片の各端子の
第1の基台へのインサート部を封止するために塗布され
た樹脂にて接着されるので、封止は更に強化され、端子
の半田付け時ウエハーの凹部の内部の空気膨張によって
フイルムが剥がれることがなく、スイッチの密封度が非
常に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例の説明図で、第1図
は、本考案の密封構造を具備したスイツチのカバーの一
部を破断した分解斜視図、第2図は、同断面図、第3図
は、従来例のスイツチの密封構造を示す断面図、第4図
は、スイツチに貼着されたテープの剥離動作を示す斜視
図である。 31……ウエハー、35……凹部、36……可動接片、6a……
端子、41……固定接片、41a……端子、44……フイル
ム、45……カバー、63……樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹部を有し、可動接片及び固定接片を一体
    成形し、該凹部内に可動、固定の両接片を収納したウエ
    ハーと、 前記ウエハーの上面に前記ウエハーの凹部を覆うように
    して前記カバーとの間に挟持したフイルムと、 前記ウエハーに形成された階段状の第1の段部と、 前記カバーに形成され、前記第1の段部と共に前記フイ
    ルムをクランク状に挾持する階段状の第2の段部とを備
    え、 前記ウエハーに嵌合される前記カバーの第2の段部と前
    記ウエハーの第1の段部とで前記フイルムの端部全周を
    クランク状に挾持するとともに、前記ウエハーへの前記
    可動接片及び前記固定接片の端子インサート部に塗布し
    た樹脂にて前記ウエハーの第1の段部と前記カバーの第
    2の段部の接合部をも接着したことを特徴とする電気部
    品の密封構造。
JP1988130441U 1988-10-06 1988-10-06 電気部品の密封構造 Expired - Lifetime JPH073549Y2 (ja)

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JPH0252239U JPH0252239U (ja) 1990-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62157023U (ja) * 1986-03-27 1987-10-06

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