JPH02184652A - 芳香族ポリカルボン酸の製造方法 - Google Patents

芳香族ポリカルボン酸の製造方法

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JPH02184652A
JPH02184652A JP215489A JP215489A JPH02184652A JP H02184652 A JPH02184652 A JP H02184652A JP 215489 A JP215489 A JP 215489A JP 215489 A JP215489 A JP 215489A JP H02184652 A JPH02184652 A JP H02184652A
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catalyst
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acid
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JP215489A
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Walter Partenheimer
ウオールター・パルテンハイマー
Gregory P Hussmann
グレゴリー・ポール・ハスマン
Krause Holtzhauer Juergen
ユルゲン・クラウス・ホルツハウアー
Vincent Huber Steven
ステイーブン・ビンセント・フーバー
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BP Corp North America Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
    • C07C51/265Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の分野は、改化し得る置換基を有する芳香族化合
物からの相当する芳香族ポリカルボン酸への液相酸化、
特に少なくとも3個の酸化し得る置換基を有する芳香族
化合物の酸化感−関する。
これまでC;一般に3個またはそれ以上の酸化し得る置
換基を有する芳香族化合物な液相中で溶媒の中で酸化し
てコバルト、マンガン、および臭素酸物を有する触媒の
存在の下相当する芳香族ポリカルボン酸にする場合、高
い収率でそれを得ることは出来なかった。この問題は特
に、4個またはそれ以上の酸化できる置換基を有する芳
香族化合物を酸化するときC二厳しかった。
この問題の原因は明白ではないが、3個またはそれ以上
の酸化し得る置換基を特C二同じ芳香嬢上鑑:有する置
換基を酸化させる時に生成する芳香族ポリカルボン酸が
前記触媒の一種以上の金属成分を反応混合物から沈殿さ
せる性質を有している点C二ある。前記の触媒もまた、
2個またはそれ以上の互いにオルトのカルボキシル基を
芳香頂上に有する芳香族ポリカルボン酸が生成する時不
活性化される点にある。例えば、ジュレンを酸化してピ
ロメリト酸とする時、その酸化が約50%完了した時に
前記触媒の不活性化が生じる。2個またはそれ以上のカ
ルボキシル基を互いにオルトの芳香頂上に有する芳香族
ポリカルボン酸については、その酸化反応が50〜を完
了する前:二前記触媒の不活性化が起こる点にある。
従って本発明の一般的な目的は従来の方法での問題を克
服し、前記の酸化を改良した方法を提供することにある
特に、本発明の目的は前記の酸化方法を改良して芳香族
ポリカルボン酸を高い収率で得ること1:ある。
本発明に関連する目的としては、前記の酸化方法を改良
して前記の触媒の金属成分の沈殿と前記触媒の不活性化
のいずれをも実質的1;減じようとすることにある。
本発明のその他の目的と利点については、後述の詳細な
説明、特許請求の範囲および添付された図面を参照して
明らかにされよう。
これらの目的は芳香族ポリカルボン酸生成物を製造させ
るための方法を改良することシーより達成され、それは
少なくとも1個のフェニル環又は1個の縮合芳香族環系
を有しそして少なくとも6個の酸化し得る3Jifif
挟基を有する芳香族化合物の原材料、ここで酸化し得る
置換基とはアルキル基、カルボニル含有のアルキル基ま
たは水酸基で置換されたアルキル基であって、かかるア
ルキル基は1〜3個の炭素原子を有し1つのフェニル環
又は縮合芳香族頃系の1つの頂上(:少なくとも2つの
酸化し得る置換基を有するものである、を高められた温
度および圧力下の液相中で02〜C6モノカルボン酸か
らなる溶媒中で、そしてコバルト、マンガンおよび臭素
成分からなる酸化用触媒の存在下で、溶媒対原材料の体
積比が約1:1から約10:1となる範囲で酸素含有ガ
スで酸化させ、その際反応温度)ま前記原材料化合物の
前記生成物への化学量論的な完全転化の初めの3分の1
の間は約96℃から約199℃の範囲とし、次に化学量
論的な完全転化の残りの3分の2の間は少なくとも約1
4℃増加して約176℃から約249℃の範囲とし、そ
して前記化学量論的な完全転化の残りの3分の2の間に
外部源から、モノカルボン酸と水の総溶媒に対して約5
から75重量%のレベルに達つする逸水な加えることか
らなっている。
本発明の方法に使用するために適当な供給原材料は、少
なくとも1つのフェニル基または縮合芳香環系を有し、
そして少なくとも3個の酸化しうる環置換基を有する、
少なくとも2個の酸化し得る置換基を1つのフェニル環
上または縮合芳香環系中の1つの環上に有する芳香族化
合物である。酸化し得る置換基とはアルキル基、カルボ
ニル含有アルキル基または水酸基で置換したアルキル基
からなり、かかるアルキル基は1〜3個の炭素を含むも
のである。好ましくは少なくとも2つの該酸化し得る置
換基は芳香族化合物原材料の1つのフェニル環上で、ま
たは縮合芳香基系の中の1つの壇上で互いにオルトであ
るのがよい。代表的にはかかる化合物の芳香部分はフェ
ニルまたはナフチル環であり、その上の酸化し得る置換
基は1から3個の炭素原子を含みメチル、エチルまたは
プロピルのようなアルキル基かホルミル、アセチル、ま
たはプロピオニルのようなカルボニル基かまたはアルキ
ル基とカルボニル基とを組み合わせたもののいずれかで
ある。好ましくは、供給原材料はトリメチルベンゼン例
えば1.2.5−または1.2.4−トリメチルベンゼ
ン、テトラメチルベンゼン例えば1.2,4.5−テト
ラメチルベンゼン(ジュレン)または1.2,3.4−
または1.2.3.5−テトラメチルベンゼン、ヘキサ
メチルベンゼン、ジメチルベンズアルデヒド、トリメチ
ルベンズアルデヒドである。殊に好ましくは、供給原材
料はジュレンまたは2,4.5− )ジメチルベンズア
ルデヒドである。
本発明に使用する過当な溶媒は02〜c6脂肪族モノカ
ルボン酸例えば酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪
酸、n−吉草酸、トリメチル酢酸およびカプロン酸およ
び水とこれらとの混合物のいずれかより成り、後述する
様に、少なくとも反応の残り半分または3分の2の間は
かがる混合物を含有する必要がある。好ましくは溶媒は
酢酸と水とからなるものである。
モノカルボン酸溶液の前記芳香族化合物原材料に対する
重量比は約0.5:1好ましくは約1:1、さらに好ま
しくは約2:1から約15=1好ましくは約10゛1そ
してさらに好ましくは約8=1までである。
本発明の方法に使用される分子状酸素源としては、分子
状酸素の含tにおいては空気から酸素ガスまで、変化し
てよい。分子状酸素源としては空気が好ましい。爆発性
混合物の形成を避けるため、反応器へ供給される酸素含
有ガスは(溶媒なしの基準で測定して)o、5から18
容積鴨の酸素を含む排気ガス蒸気混合物(下記(:述べ
るように酸化反応器から排出される)が形成されるよう
にするべきである。例えば酸化される酸化し得る置換基
中の炭素原子当り1.5から4.5モル量の酸素を供給
するのに十分な酸素含有ガスの供給速度は反応器から出
て来るガス−蒸気混合物中の酸素を0.5から18容積
ら(溶媒なしの基準で測定して)としうるであろう。
本発明の方法で使用される触媒はコバルト、マンガンお
よび臭素の各成分からなりまたさらにこの技術分野で仰
られている促進剤からなっている。好ましくは、触媒は
本質的にコバルトマンガン−1および臭素含有成分を営
む。
コバルトおよびマンガンの各成分は反応器中の溶媒中で
コバルト、マンガンおよび臭素のoT溶性の形態を提供
するような既知のイオンまたは結合した形のいずれかで
供給され得る。例えば溶媒が酢酸媒体の時コバルトおよ
び/またはマンガンの炭酸塩、酢酸塩、4水化物、およ
び/または臭素が使用されうる。後述するが臭素の全コ
バルトおよびマンガンに対するミリグラム原子比は適当
な臭素源より供給される。かかる臭素源としては、分子
状臭素(Br2)、またはイオン性臭素(例えば、HB
r 、 NaBr 、 KBr 、 NH4Br等)ま
たは酸化を進める温度で臭素イオンを提供することが知
られている有機臭化物(例えばブロモベンゼン、ベンジ
ル−プロミド、モノ−およびジ−ブロモ酢酸、ブロモア
セチルプロミド、テトラブロモエタン、エチレンジプロ
ミドh4)がある。分子状臭素およびイオン性臭化物中
の全臭素が後述する全コバルトおよびマンガンに対する
臭素元素のミリグラム原子比が滴定しているかどうかを
決めるときに用いられる。
反応操作条件下、有機臭化物から離れ出る臭素イオンは
既知の分析手段によりすぐ決定することが出来る。例え
ば、テトラブロモエタンは、操作温度が170℃から2
25°Cのときグラムモルあたり約有効重3グラム原子
の臭素を生じることがわかった。液相酸化における触媒
中のコAルト成分の芳香族化合物原材料に対するコバル
トの重を比は(元素状コバルトとして計算して)モル当
たり約0.5から約35、好ましくは約2から約25ミ
リモルの範囲である。液相酸化における触媒中のマンガ
ン成分の芳香族化合物原材料に対するマンガンの重量比
は(元素状マンガンとして計算して)モル当り約0.5
から約55、好ましくは約4から約25ミリモルの範囲
である。芳香化合物原材料に対する触媒中の臭素成分中
の臭素の重量比はモル当たり(元素状臭素として計算し
て)約0.5から約200好ましくは約50から約15
0ミ!Jモルの範囲である。
操作中において、反応器で維持されている最低の圧力は
芳香族原材料化合物を実質的な液相としておよび溶媒に
対して少なくとも70%を維持できるような圧力である
。前記芳香族原材料化合物および気化のために液相には
ない溶媒は過剰の酸素と酸化反応器より蒸気ガス混合物
として排出され、凝縮され次に酸化反応器に戻される。
溶媒が酢酸と70重Ji鳴までの水との混合物である場
合酸素反応器中における反応圧力ゲージは好ましくは約
O匂/cIR2から約35 Kg/α2および典型的に
は約10に9/1M2から約60匂/ω2の範囲にある
のがよい。
本発明の方法の本質的な特徴は前記#L換された芳香族
化合物原材料の酸化を開始した後に、外部源から反応混
合物中に水を加えることにある。外部源から反応混合物
中に加えられる水は約5重量t%から好ましくは約10
重″j7に%から約75重世%迄好ましくは約50重量
%迄そしてより好ましくは約60重重%迄がよく、これ
は反応混合物中におけるモノカルボン酸と水との鰯溶媒
の重量に対する盪であり、化学量論的ζ二(または理論
的に)芳香族化合物原材料が生成物(=完全に転化する
残りの6分の2の間に行なうが好ましくは該芳香族化合
物原材料から生成物への前記化学量論的に完了に転化す
る残りの半分が残っている間に行なうのがよい。ここで
化学量論的に完全な転化とは原材料の酸化し得る置換基
のすべてがカルボン酸基に理論的に完全に転化すること
である。原材料が化学量論的に完全に生成物に転化する
、初めの6分の1または初めの半分を決定するのは従来
知られている刊々の方法でなされる。例えば酸素消費量
の測定または反応器から取り出した反応混合物のサンプ
ルを分析などをこの決定に用いることが出来る。外部源
からの水の添加速度は1グラムのモノカルボン酸溶媒あ
たり1分間(−約0.002グラムであり好ましくは約
0.02から約1まで、より好ましくは約0.5グラム
までの水が好ましい。外部源からの水の添加は本発明の
方法による酸化を開始する時にまたはその後に続いての
いずれでもよい。
外部源から加えられる水の他に、酸化反応が開始する時
の反応混合物中に水が存在していてもよく、脂肪族モノ
カルボン酸溶媒の重量に対して約50重量鴨迄、好まし
くは約20重量%迄そしてより好ましくは約5重量%迄
である。
さらに、酸化反応それ自体が内部源としての水を供給し
、それは芳香族ポリカルボン酸とともに生成される。反
応混合物中に存在できるすべての発生源からの水を合体
した全音、−すなわち酸化反応の開始時に始めから存在
しているもの、酸化反応による内部源からの反応副生物
としてのもの、および外部源から導入されるもの−は脂
肪族モノカルボン酸と水との総溶媒に対して約5重it
%から好ましくは約10重i1%から約95重量鴨迄好
ましくは約55重量%迄そしてより好ましくは約40重
量%迄である。
本発明の方法におけるもう一つの本質的%像は化学量論
的に完全に転化する前記初めの3分の1の間の反応混合
物の温度が約93℃から好ましくは約121℃から約1
99℃迄好ましくは約188℃迄の範囲にあり、酸化反
応が開始後に温度が増加し、化学量論的に完全に転化す
る前記残りの6分の2好ましくは化学量論的に完全に転
化する前記残りの半分の反応の間の温度は少なくとも1
4℃好ましくは少なくとも28℃上がり、約176℃か
ら好ましくは204℃から約249℃好ましくは約23
2℃の範囲にあるという点にある。
好ましくは、温度上昇速度は約0.2°C/minから
好ましくは約1.7℃/分から約り1℃/分迄、好まし
くは6℃/分迄である。温度の増加は、本発明の方法の
酸化の開始時または、それに続いて始まってよい。液相
の状態を維持する丸めに、反応時の圧力もまた酸化反応
開始時における開始ゲージ圧力は平方インチあたり約1
0.0から約20.0ボンドの範囲から増加しなければ
ならず最も高い温度において、平方インチあたり約′5
00から約450ボンドのゲージ圧力に達つする。
本発明の方法において少なくとも1つのコバルト、マン
ガンおよび臭素の触媒成分を酸化反応の開始1:引き続
き、導入して、酸化反応中の該成分の量をそれにより補
充することも好ましい。例えば使用されるコバルト成分
全量のうち約5重it%から好ましくは約70重1tか
ら100重I1%迄酸化開始時の反応混合物中に存在し
、使用される全コバルト量の約95重量う迄好ましくは
約85重量鳴迄の量を、化学量論的に(または理論的に
)完全に転化する前記残りの3分の2の反応の間に、好
ましくは、化学量論的C:完全に転化する前記残り半分
の反応の間に添加するのがよい。最も好ましいのは酸化
反応の開始時C;反応混合物中に使用されるコバルトの
100重量鴨が存在することである。使用されるマンガ
ン成分全量のうち約OIL量鴨かも好ましくは約70重
1tからより好ましくは約30重量%から約100重量
%迄好ましくは約50重量う迄が酸化反応開始時の反応
混合物中に存在し、そして使用されるマンガンの約0重
量鳴好ましくは約50重量%から約100重量鴨迄、好
ましくは約70重1t%迄より好ましくは約70重1t
%迄の童を化学量論的H(または理論的に)完全に転化
する前記残りの3分の2の反応の間に、好ましくは化学
量論的に完全C二転化する前記残りの半分の反応の間に
加えるのがよい。使用される臭素成分全量のうち約5重
量%から好ましくは約15重量%からより好ましくは約
25重量鳴から約100重量%照灯ましくは約50重量
%、最も好ましくは約40重量%迄の量が反応開始時の
反応混合物中&−存在し、そして使用される臭素全量の
うち約0重量%から好ましくは約50重量鴨からより好
ましくは約60重量うから約95重量%照灯ましくは約
85重量%迄より好ましくは約75重量鴨迄の量を化学
量論的に(または理論的に)完全に転化する前記残りの
3分の2の反応の間に、好ましくは化学量論的C−完全
に転化する前記残りの半分の反応の間に加えるのがよい
。最も好ましいのは、酸化反応の開始口引き続き添加さ
れるコバルト、マンガンおよび臭素の各成分が、外部源
から加えられる水の中に溶解されておよび外部源からの
水と同じ速度で加えられることである。場合により1種
またはそれ以上の追加触媒成分例えばジルコニウムまた
は助触媒を、酸化反応開始後に添加してもよい。
本発明の方法シーよる酸化はパッチ式、連続式、半連続
式いずれでも操作することが出来る。パッチ式(=おい
ては、前記の置換された芳香族化合物原材料、溶媒、お
よび前記のコバルト、マンガンおよび臭素各成分の開始
時量を初めにパッチとして反応器に導入し、そして反応
器の内容物の温度と圧力は酸化反応の開始のためC二所
望のレベルまで上がる。空気を連続的に反応器の中に導
入する。酸化反応の開始後、例えば芳香族化合物原材料
の全部を反応器の中シー完全に導入した後、反応器内の
内容物の温度が上昇し、外部源からの水および場合(:
より加えられるコバルト、マンガンおよび臭素各成分を
上記記述の如く反応容器内に導入する。連続式1;おい
ては、置換された芳香族化合物原材料、空気、溶媒およ
び溶媒に溶解された触媒成分の初期量の各々を連続的に
第一の入口または導入装置を通じ第1の酸化反応器の中
に導入され、その上流部の一部において温度と圧力は酸
化反応を開始するのに所望のレベルC二あり、芳香族ポ
リカルボン酸生成物および溶媒中シー溶解している触媒
成分からなる生成物の流れが反応器から排出される。外
部源からの水と場合により添加されるコバルト、マンガ
ンおよび臭素の各成分を第1の反応器の前記第1の入口
の下流の地点にある反応器の中:;、ま九は前記第1の
酸化反応器からの排出物を含む第2の酸化反応器の中に
導入する。半連続式においては、溶媒とコバルト、マン
ガンおよび臭素の各成分の初期量を初め砿;反応器の中
にバッチ的に導入し、次に置換され九芳香族化合物原材
料と空気を連続的に反応器の中に導入する。酸化反応が
開始した後反応器の内容物の温度が上昇し、外部源から
の水と場合により添加されるコバルト、マンガンおよび
臭素の各成分を前述したようI:反応器の中に導入する
。本発明の方法1ユよる酸化においては、半連続式を使
用するのが好ましい。
その後は、連続式における生成物の流れまたはパッチ式
または半連続式1:おける反応器の内容物は冷却されて
約10℃か約120℃好ましくは約20℃から約32℃
の範囲の温度となり、その温度下で得られた粗生成物で
ある固体状酸生成物を生成混合物から濾過または遠心分
離により分離する。これより低い温度を用いると回収し
て得られる生成物の純度がかなり低下し、これより高い
温度を用いると回収して得られる生成物の量がかなり低
下する。
分離された芳香族ポリカルボン酸粗生成物は実質的には
その再結晶により溶媒としての水、酢酸または硝酸中の
その溶液から少なくとも1回精製され酸に対する溶媒の
比が約1=1から約10=1好ましくは約6:1から約
4:1の重量比の溶媒を使用する。酸に対する溶媒の重
量比が低い場合酸粗生成物中の不純物の除去が十分に出
来ない。そして酸1:対する溶媒の重量比が高い場合精
製した酸生成物の実質的回収量が減少する。水は再結晶
用の溶媒として好ましい。その酸は20〜130℃の温
度で結晶化する。
再結晶単独のみでも芳香族ポリカルボン酸生成物の純度
は劇的に改善されるが、生成した酸で観察される色はさ
らに改善され前記再結晶中に炭素吸着剤でその酸相生成
物を処置すると白い生成物を生成する。この場合、酸生
成物が再結晶溶媒中に溶解されている間にその溶液は炭
素吸着剤と接触するが、その溶液は典型的には例えば約
5〜6重鼠鳴の酸を溶解したレベルにある。この固体吸
着剤は精製した酸を再結晶する前に溶液から分離される
。再結晶の溶液が酸性であるため、酸溶解性の不純物例
えば金属不純物を低濃度含有する炭素吸着剤はこの用途
に有用である。このように有用な炭素吸着剤としては、
WestvacoのNuchar SNまたは5A−2
0およびAmerican NoritのDarco 
851が適当である。
この炭素処理により得られ九精製芳香族ポリカルボン酸
生成物はその光学密度または外観により示されるように
改良され九(より白い)色を実質的に有する。
場合により、芳香族ポリカルボン酸粗生成物を前記再結
晶の間にイオン交換樹脂により処理すると、金属不純物
の除去についてさらに効果!与えることが出来る。酸生
成物を再結晶溶媒中に溶解している間、その溶液を強酸
性例えば水素型の中のスルホン酸基を含むイオン交換樹
脂と接触させる。その樹脂として適当なものとしては、
Rohm & HaasのAmberlite IR−
200およびダウケミカルのDowex −5DW −
XSがある。このイオン交換樹脂による処理は炭素吸着
処理と同時にまたはその溶液から炭素吸着剤が分離され
た後になされてもよい。
場合により酸相生成物を生成混合物から分離した後また
は前記の再結晶の前に、その粗生成物をそれに対して比
較的貧溶性の液体例えば酢酸、水またはその混合物と共
にまたはその中で、0〜50°Cの範囲の温度で洗浄し
または再度スラリー化することにより不純物をさらに減
少させることが出来る。
本発明を以下の実施例により、さらに明白に理*’する
ことか出来る。
実施例 1〜2に れ以降特に述べる場合を除き、各実施例1〜26におい
て0.047モルのピロメリト酸を95℃で100ミリ
リツトルの酢酸と水の混合液に溶かした。α0024モ
ルの酢酸コパル) (II) 4水化物、0.0024
モルの酢酸マンガン(■)4水化物、0.0048モル
の臭化物源および0.000185モルのジルコニウム
(IV)オキサイPアセテートを次に95℃で連続的に
攪拌しながらピロメリト酸を溶かした中に加えた。15
分後その混合物を熱い漏斗を通して濾過し、分離して得
られた固体を風乾し重量測定した。50PILtの水を
炉液に加え、そのp液中の興味ある元素について分析し
た。実施例2ではピロメリト酸を使用しなかった。各実
施例において、酢酸/水混合液中に溶解しているコバル
ト、マンガンおよび臭素の各成分の重量係は、実鋏後に
溶液中に存在する金属のモル数を初めに加えであるモル
数で割ることによシ決定しパーセントで表わした。
各実施例において、酢酸/水混合液の組成臭素成分の源
、溶解されている触媒成分の重量係および形成した沈澱
物の重量を表1に示した。
表  1 HBr4523 HBr9896 HBr8157 HBr    81  56 HBr8730 HBr5576 HBr5988 HBr8391 HBr    66 87 HBr9695 HBr   100 96 HBr   141 102 HBr   102 95 81   10.84 93    none 89    0.875 95    0.64 89    0.87 96    0.68 90    0.63 95    0.41 95   0゜61 97    0.11 98    0.05 87    0.16 94    0.12 14    50    HBr   102 96 
97   0.0615    60     HBr
    999292   0A216    60 
    HBr    939297   0.081
7    70    HBr    949497 
  0.0418    80    HBr    
949197   0.0319    90    
HBr   104 96 94   0.0420 
   100     HBr    93 89 8
9   0.0221    20    NaBr 
  387.2B1   1.3322    20 
   NaBr   32 32 87   1.20
23    30    NaBr   45 66 
92   0.9224     40     Na
Br   49 8294   0.7225    
60     NaBr   100 97 91  
 0.0926    100     NaBr  
 100 9391   0.03実施例 27〜40 各実施例27〜40に関して、実施例1〜26の手順を
くり返す。ただしピロメリト酸の代わりにへ電メリト酸
を使用した。各実施例について、酢酸/水混合液の組成
、臭素成分の源、溶解している触媒成分の重量係および
形成した沈澱物の重量を表2に示した。
表  2 Br Br Br Br Br Br Br Br NaBr NaBr NaBr NaBr NaBr NaBr 1.09 0.79 1.11 1.44 1.07 0、847 0.14 0.012 0.866 0、696 1.11 1.49 1.13 1.04 実施例 41〜54 各実施例41〜54に関して、実施例1〜26をくシ返
した。ただしピロメリト酸の代ゎ9にトリメリド酸を使
用した。各実施例について酢酸/水混合液の組成、臭素
成分の源、溶解している触媒成分の重量係および形成し
た沈澱物の重量を表3に示した。
表  3 OHEr 5      HBr 10      HBr 15      HBr 20      HBr 30      HBr 40     、HBr 50      HBr 0      NaBr 3      NaBr 10      NaBr 15      NaBr 20      NaBr 30      NaBr 20  5.1 84 5.63 2.48 0.183 0.030 0.024 0.036 0.042 o、os。
5.90 2.62 0.981 0.595 0.079 0.074 表1.2および3はピロメリト酸(1,2,4,5−テ
トラカル?キシベンゼン、ジュレンの酸化生成物)、ヘ
ミメリト酸(1,2,3−)リカルデキシベンゼン、1
,2.3− )リメチルベンゼンの酸化生成物)および
トリメリド酸(1,2,4−)リカルポキシベンゼンプ
ソイドクメンの酸化生成物)各々が、それぞれ均一相酸
化の中で使用されている典型的溶液から酢酸コパル) 
(n)および酢酸マンガン(II)を沈澱させることを
示している。均一相酸化の間の反応器内の水の濃度の代
表値は約20%である。表1の実施例21は、この水分
濃度において臭素源として臭化ナトリウムを使用した場
合コバルトの62係が沈澱し、マンガンの93チが沈澱
したことを示している6表2におけるへ電メリト酸(1
,2,3−トリメチルベンゼンの生成物)についておよ
び表3におけるトリメリド酸(プソイドクメンの生成物
)についても同様の結果を示している。
重i−aことであるが表1〜3では、ある量の水を酢酸
に加えた後には触媒の沈澱が終了することも示されてい
る。ピロメリト酸とへミメリト酸に関して、この限界は
酢酸中の水が約40係となる所であシ、トリメリド酸に
ついては、その限界は約20俤である(臭素源としては
臭化水素を使用したー臭化す) IJウムはよシ高い限
界を有する)。
実施例 55〜59 プソイドクメンの均一相酸化をガラス製反応器中でパッ
チ式により行ない、ガラスフリットを経由した空気を酢
酸溶媒を通じて送った。
100.00ミリリツトルの酢酸、10.0ミリリツト
ルのプソイドクメン、α002モルの酢酸コバルト(n
)4水化物、0.002モルの酢酸マンガン(It) 
4水化物、α004モルの臭化ナトリウムを反応器の中
に初めに入れた。水と芳香族酸(下記に述べる)を酸化
の間に逓次加える。反応の温度は95℃であ夛圧力は大
気常圧および空気の流速は毎分52ミリリツトルであっ
た。酸化の速度は排出されるガスの酸素含量の測定およ
び反応器を通じる空気の流速を知ることによシ決定する
酸化速度対触媒の金属成分に対する加えられた芳香族酸
のモル此のプロットを図1に示した。
図1は触媒金属の沈澱によシ酸化速度が阻害されそして
十分高い濃度の場合完全に反応を妨げることを示してい
る。均一相酸化は故意に酸化速度が数時間の間一定とな
るよう非常にゆっくりと行なわれる。均一相酸化が進行
中選定した酸を逓次加える。安息香酸、フタル酸のよう
な酸は、酸化速度に対してほとんど効果がなくガラス製
反応器中では沈澱は起こらない。しかしトリメリド酸、
ヘミメリト酸およびピロメリト酸を添加すると反応器中
での金属の沈澱をひき起こし、そして初めに反応の重大
な阻害がおこシ、十分な濃度に達すると酸化の終了をを
引き起こす。
実施例 60〜69 各実施例60〜69はシュレーンをパッチ式で酸化し、
攪拌機、空気配管、冷却管、および酸化中に物質を導入
するための付加系統を備えた2リツトルのオートクレー
ブ中で実行する。反応器の温度はオートクレーブの周囲
の絶縁した電熱器および反応器中にある冷却管で制御す
る。酸化の間流体は制御された速度で冷却管の中を通過
する。反応器からの排出ガスは一連の凝縮器を通り過ぎ
、ドライアイスで冷却され次に測定器を通シガス流速、
およびガス流中の酸素と二酸化炭素の濃度が記録される
。典型的には試薬をオートクレーブに加え、窒素ガスを
徐々に加え反応器をパージする。反応器の温度は開始温
度迄高められ、窒素ガスの流入を停止することによシ反
応を開始し反応器へ通じる空気流入を開始する。反応器
の圧力は反応(research)制御バルブで制御す
る。試薬は反応の間適当なポンプでオートクレーブ中へ
加える。酸化の速度は排出ガス中の酸素含量を測定する
ことにより、および反応器に通じる空気流速を知ること
により決定し、ジュレンからピロメリト酸への転化の程
度の測定値とした。反応を終了するときは、反応器に通
じる空気の流れを窒素の流れにかえることにより行なっ
た。触媒金属成分はその酢酸塩4水化物の形で導入し、
臭素成分1ltHBrとして加えた。
表4にはジュレンをパッチ式で酸化する間の典型的な時
間−温度一圧カー触媒添加法を示した。
表  4 0.78 0.78 0.78 0.78 0.78 α78 0.78 0.78 0.78 0.78 0.78 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48 α48 0.48 0.064 0.14 0.21 0.28 0.35 0.42 0.49 0.56 Q、62 0.69 1.62 2.54 3.47 4.69 5.32 6.24 7.17 8.32 9.25 9.25 9.25 9.25 1.0 2.0 3.0 4.1 5.1 6.1 7.1 8.1 9.1 10.1 25.8 37.3 50.9 64.4 78.1 91.6 溶媒中に溶かした触媒混合物をゆっくりと加えるために
ポンプを使用した。50分目にジュレンが約80係酸化
し、ピロメリト酸のかなシの量が反応器中に形成し始め
た時、水の添加は急に増加し、そのため反応器中におい
て水の濃度が急に増加した。触媒金属は反応器中に加え
られた水の中に溶解するので、水による不活性化効果を
触媒を添加することにより補償する。
実施例60〜69でVi50分後に反応器に加える水の
圧加速度を増加したときの反応への効果を示した。これ
は酸化の終了の時の水含量を表5に示すように、増加さ
せるのでピロメリト酸の収率が66から80モルノぞ−
セントまで増加する結果を持たらす。表5はまた反応中
間体のレベルすなわちジカル?キシフタリドとトリカル
ブキシトルエンの合計が19.6から14.4〜9.9
4へまた1、6へと低下し、反応がさらに完成に向けて
進んでいることを示している。これはまた、反応器から
の排出物を冷却後に得られた固形物の酸価が増加してい
ることよシ見ることも出来る。実施例60〜64におい
ては、それ#:t834.845.860.878に増
加している(883が100係純度のピロメリト酸の理
論的価である)。水の効果が利益あることは実施例63
と69を比較することによっても見ることが出来る。実
施例69においては、ポンプ中の水を酢酸で交換した。
この結果、反応器に加える水の量が大きく減少したので
収率は80から64係に減少し、附随して酸価も878
から853に減少した。実施例62と68は同様である
。表6の他の試料はポンプの溶液中における触媒の量を
変え、ピロメリト酸の高い収率と高い酸価を得た。
実施例 70〜75 各実施例70〜75はジュレン酸化を半連続式で行なっ
たものに関する。これらの実施例において、酢酸溶媒、
触媒のコバルト、マンガン(各6酢酸塩4水化物の形で
加えた)および臭素(HBrとして加えた)各成分をパ
ッチとして2リツトルの反応器に導入した。反応器の装
備は本質的に実施例60〜69に使用したものと同じで
ある。反応器内容物の温度と圧力は酸化開始のために所
望のレベルに上昇させ、次にジュレンを毎分3.2tの
速度で水とともに連続的に反応器に導入した。ジュレン
の全部を導入したらすぐ(各実施例70〜75では55
分を要した)反応器の内容物の温度は上昇し、マンガン
と臭素の追加の触媒成分および触媒系のジルコニウム成
分の開始時量を含んだ外部源からの水を反応器に導入し
た。
使用した条件と実施例70〜75で得られた結果を表7
に示した。表7で使用した“第一”とはジュレンの添加
を完了した時および反応器内容物の温度が約1.9℃/
分で上昇する直前の反応温度および溶媒の原材料に対す
る体積比に関連した用語である。この第1の期間を通じ
て反応温度は本質的に一定である。1第二”という用語
はすべての水と原材料を導入した時の反応器内容物の最
高温度の平均および溶媒の原材料に対する重量比に関連
している。実施例70の結果を実施例71.72および
73の結果と比較すると、加えられた水の量の変化、反
応の最終温度および総反応時間のそれぞれの影響を示し
ており、また実施例74と実施例75を比較すると加え
られた水の添加速度の効果を示している。こむで使用し
たPMA”とはピロメリト酸、”TMLA”とはトリメ
リド酸、’1.2−DCP”とは1,2−ジカルがキシ
−4,5−フタリドおよび“2,4.5− TOT”と
は2゜4.5−トリカル?キシトルエンを各々意味して
いる。
圓 涜 4[1回 じ 脚注: 95 wt t44度ジュレン 外部源からの水、酢酸と水の総重量を 基準 すべての源からの水の最終濃度、酢酸 と水の総重量を基準 充填されたジュレンヲ基準 実施例 76〜78 各実施例76〜78において、本発明による方法に従っ
てジュレンを酸化することによりn造した粗ピロメリト
酸の100部を25℃にて150部の水で洗浄した。そ
の後、実施例77と78のそれぞれにおいて、洗浄した
粗ピロメリト酸をそれぞれ24〜82℃において水40
0部で1度または2度再結晶した。実施例76〜78の
粗ピロメリト酸、洗浄したピロメリト酸および1度およ
び2度再結晶したピロメリト酸各々の光学密度およびそ
の中の有機および無機の不純物濃度、および各再結晶に
おいて回収されたピロメリト酸のノぞ−セントを表8に
示した。
表  8 実 粗PMA  76 再結晶の回数        O PMA回収率(wt%) 19i0 PMA光学密度21・39 施例 ?0.895゜1 0.680.40 有機物 MLA 1.2− DCP 2.4,5− TOT 無機物4 O n r r e く4 脚注: I  PMAの開始時重量基準 2300ナノメータにて測定 5 回収された固形PMAの重量基準 4 金属元素として計算 実施例 79〜80 各実施例79〜80において、本発明の方法に従ってジ
ュレンの酸化によりg造した粗ピロメリト酸の100部
を25℃にて40部の水から1度再結晶した。さらに実
施例80において、再結晶工程中にピロメリト酸が溶解
している間3部のDarco 5−51をその溶液と混
合し、その混合物を100℃で30分間攪拌し、その時
間の後炭素を濾過により溶液から分離した。その後その
溶液を30℃に冷却してピロメリト酸を再結晶させた。
実施例79〜80の粗ピロメリト酸、再結晶したピロメ
リト酸、再結晶して炭素で処理したピロメリト酸各々の
光学密度およびその中の有機および無機の不純物濃度お
よび各再結晶において回収されたピロメリト酸の/e−
セントを表9に示した。
表  9 実施例 吸着剤 PMA回収率(wt%)1 回収したPMAの色 粗罠 黄 色 なし 黄色 炭素 85.0 白色 有機物 MLA 1.2−DCP 2.4,5− ’l1OT 無機物3 O 励 r r 調性: I  PMAの開始時重量基単 2 回収した固形PMAの重量基準 3 金属元素として計算 実施例 81〜86 各実施例81〜86において、本発明の方法に従ってジ
ュレンの酸化により製造した粗ピロメリト酸の100部
を25℃にて400部の水から1度再結晶した。さらに
各実施例において、再結晶工程中にピロメリト酸を溶解
している間、6部の炭素吸着剤をその溶液に混合し、そ
の混合物を100℃で60分間攪拌し、その時間の後炭
素′(i−W過によシ、溶液から分離し、その後その溶
液30℃に冷却してピロメリト酸を再結晶した。実施例
81と86で得た粗ピロメリト酸、再結晶して炭素処理
したピロメリト酸各々の光学密度およびその中の有機お
よび無機の不純物濃度および各再結晶で回収されたピロ
メリト酸のパーセントを表10に示した。
実施例 87 252の粗ピロメリト酸を100℃で10゜fの水に溶
かし、0.5fのNuchar S−N炭素を加えた。
その溶液を60分間100℃に保ち熱いけいそう土p適
用ペットを通して濾過した。その濾過器を102の沸騰
水で洗浄した。生成物を20℃に冷却L、ピロメリト酸
を結晶化させた。得られたスラリーを濾過しそのケーキ
を12.5rの水で洗った。ケーキを次に16時間90
℃で減圧下20インチHgで乾燥させた。
21、7 tの乾燥固体が回収された。粗製物と精製し
た物質の金属の分析値を表11に示す。
実施例 88 25ノの粗ピロメリト酸を100℃で1D(1の水に溶
かし、0.52のNuchar S−N炭素を加えた。
この溶液を50分間100℃に保ち、15tのAmbe
rlite 工R−120(水素型)を加え、その混合
物を100℃に保ちさらに30分間保ち、熱濾過材を通
して濾過した。生成物を次に実施例90と同じ方法で後
処理した。182の乾燥ケーキを回収した。分析した金
属を表11に示した。
実施例87の結果と比較すると生成物中のコバルトとマ
ンガンの濃度はイオン交換処理をしない時よりはるかに
低かったが炭素または濾過材からまたは両者から出て来
るかも知れないアルミ、カルシウムおよび鉄のような金
属は減少しなかった。
実施例 89 25fの粗ピロメリト酸を100℃で1002の水に溶
かし、0.5tのNuchar S−N炭素を加えた。
その溶液を60分間100℃に保ち、熱い濾過材を通し
て濾過した。その濾過器を1Ofの沸騰水で洗浄し、1
5?のイオン交換樹脂Amberlite IR−12
0(水素型)を加え、さらにその混合液を100℃で3
0分間保ち熱い焼結ガラスフィルターを通じて濾過した
。フィルターを10tの沸騰水で洗浄した。生成物を2
0’Cに冷却しピロメリト酸を結晶化させた。得られた
スラリーを濾過し、そのケーキを12.5Fの水で洗っ
た。ケーキを次に16時間90℃で減圧下20“Hgで
乾燥させた。21.4 fの乾燥固体が回収された。粗
製物と精製した物質の金属の分析値を表11に示す。コ
バルト、マンガン、アルミ、カルシウム、および鉄を非
常に低いレベルにすることが達成された。
実施例 90 25fの粗ピロメリト酸を100℃で10Ofの水に溶
かし1fの濾過材(C!5lits Hyflo 5u
per−(:!el )を加えた。その溶液を100℃
で120分保ち、熱い濾過材のベットを通してF遇した
その濾過器を1Orの沸騰水で洗浄した。生成物を20
℃に冷却しピロメリト酸を結晶化させた。得られたスラ
リーを炉遇しそのケーキを12.5Fの水で洗った。そ
のケーキを次に90℃で16時間20インチHgの減圧
下で乾燥させた。20.8 fの乾燥固体が回収された
。粗製物と精製した物質の金属の分析値を表11に示す
表  11 実施例 AL           NA Ca          4.4 Co          910 0 r          2.0 0u           O,5 Fe         7.5 に1.O Mg         6.3 Mn         270 Mo        !10.1 14.2  25.4   1.7 30     ろ、0     1.214.0  0
.12  0.92 1.1   0.7   0.2 0.2   0.2   0.2 5、B   14.8   1.6 (191,31,7 Q、9   1.2   2.7 4、Ofio、01 0.05 @0.1   ロ0.1   iJo、121.4 26.4 1.2 0.3 11.0 4.0 ′!に、8 7.6 110.1 実施例 Na       25.1   6.8   3.6
   1.3   3.4Ni        NA 
   O,40,10,21,OF         
3.2   2.2   2.1   2.2   4
.O818816儒1   11   11Si   
   会1.5  13.8  29.6  21.7
  46.0Zr        1540  2.5
   2.6   0.9   2.9NA:検出せず
の意味 にあるものと同じと見做される。
【図面の簡単な説明】
第1図はプソイドクメンの酸化速度対(a)トリメリド
酸、ヘミメリト酸または(b)ピロメリト酸を反応系に
加えた時の触媒金属に対するモル比をプロットしたもの
である。 本発明をさらに詳しく理解するため、本発明の実施態様
の一例を詳しくグラフにより示すことにするが、ここに
説明したものは本発明を例示するために示す本のである
。 上に述べたことから、本発明の目的が達成されたことが
明らかである。実施態様のいくつかの例を述べたが当該
業者にとっては上記内容から実施例にかわる種々の他の
方法は容易であろう。それらの変法は本発明の主旨と思
想の範囲%FF出M人  アモコ・コーポレイション外
2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芳香族ポリカルボン酸生成物を製造する方法であつ
    て、少なくとも1個のフェニル環またはナフチル環およ
    び少なくとも3個の酸化し得る環置換基を有する芳香族
    化合物の原材料−ここで酸化し得る置換基とは1〜3個
    の炭素原子を含有し、アルキル基かカルボニル基かまた
    はアルキル基とカルボニル基とを組合わせたものからな
    り、1つのフェニル環またはナフチル環上に少なくとも
    2つの酸化し得る置換基を有している−を高められた温
    度および圧力下の液相中で、C_2〜C_6モノカルボ
    ン酸又はその混合物と水からなる溶媒中で、コバルト、
    マンガン、および臭素の成分からなる酸化用触媒の存在
    下に、溶媒対原材料の重量比が約0.5:1から約15
    :1の範囲で、酸素含有ガスと酸化させ、その際反応温
    度は、原材料の生成物への化学量論的な完全転化の初め
    の3分の1の間は約93℃から約199℃の範囲にあり
    、次に前記化学量論的な完全転化の残りの3分の2の間
    は、少なくとも約14℃増加して約176℃から約24
    9℃の範囲にあり、そして前記化学量論的な完全転化の
    残りの3分の2の間に外部源からモノカルボン酸と水と
    の総溶媒に対して約5〜約75重量%の範囲のレベルに
    なるまで水を加えることからなる、前記の芳香族ポリカ
    ルボン酸生成物を製造する方法。 2)芳香族化合物の原材料の1つのフェニル環またはナ
    フチル環上の少なくとも2つの酸化し得る置換基が互い
    にオルト位置である請求項1に記載の方法。 3)芳香族化合物の原材料がジユレンまたは2,4,5
    −トリメチルベンズアルデヒドである請求項1に記載の
    方法。 4)前記化学量論的な完全転化の残りの3分の2の間に
    外部源からの水がモノカルボン酸と水との総溶媒に対し
    て約5〜約50重量%の範囲のレベルに達つする迄加え
    られる請求項1に記載の方法。 5)前記化学量論的な完全転化の残りの半分の間に外部
    源からの水がモノカルボン酸と水との総溶媒に対して約
    5〜約75重量%の範囲のレベルに達つするまで加えら
    れる請求項1に記載の方法。 6)前記化学量論的な完全転化の残りの3分の2の間に
    存在する水の総量が(1)酸化反応の開始時に、初めか
    ら存在する水の量(2)酸化反応の副産物として生成さ
    れる水の量および(3)酸化反応を開始した後に外部源
    から加えられる水の量の合計であり、モノカルボン酸と
    水との総溶媒に対して約5から約92重量%の範囲にあ
    る請求項1に記載の方法。 7)反応温度が前記の化学量論的な完全転化の初めの3
    分の1にある間は約121℃から約188℃の範囲にあ
    り、そして約204℃から約232℃の範囲に増加され
    る請求項1に記載の方法。 8)液相酸化における芳香族化合物原材料に対する触媒
    のコバルト成分中のコバルト(コバルト元素として計算
    して)の重量比が1モル当たり約0.5から約35ミリ
    モルの範囲であり、芳香族化合物原材料に対する触媒の
    マンガン成分中のマンガン(マンガン元素として計算)
    の重量比が1モル当たり約0.5から約55ミリモルの
    範囲にあり、芳香族化合物原材料に対する触媒の臭素成
    分中の臭素(臭素元素として計算)の重量比が1モル当
    たり約0.5から200ミリモルの範囲にある請求項1
    に記載の方法。 9)触媒の全臭素成分を臭素元素として計算してその9
    5重量%迄を前記化学量論的な完全転化の残りの3分の
    2の間に導入する請求項1に記載の方法。 10)触媒の全臭素成分を臭素元素として計算して、そ
    の約50から約85重量%迄を前記化学量論的な完全転
    化の残りの3分の2の間に導入する請求項9に記載の方
    法。 11)触媒の全マンガン成分をマンガン元素として計算
    してその約100重量%迄を前記化学量論的な完全転化
    の残りの3分の2の間に導入する請求項1に記載の方法
    。 12)触媒の全マンガン成分をマンガン元素として計算
    してその約50から約90重量%迄を前記化学量論的な
    完全転化の残りの3分の2の間に導入する請求項11に
    記載の方法。 13)触媒の全コバルト成分をコバルト元素として計算
    してその95重量%迄を前記化学量論的な完全転化の残
    り3分の2の間に導入する請求項1に記載の方法。 14)触媒の全コバルト成分をコバルト元素として計算
    してその約80重量%迄を前記化学量論的な完全転化の
    残り3分の2の間に導入する請求項13に記載の方法。 15)酸化が半連続ベースで遂行される請求項1に記載
    の方法。
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