JPH0218384A - 分子線エピタキシャル成長方法 - Google Patents

分子線エピタキシャル成長方法

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JPH0218384A
JPH0218384A JP16816888A JP16816888A JPH0218384A JP H0218384 A JPH0218384 A JP H0218384A JP 16816888 A JP16816888 A JP 16816888A JP 16816888 A JP16816888 A JP 16816888A JP H0218384 A JPH0218384 A JP H0218384A
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JP
Japan
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substrate
gas
single crystal
molecular beam
crystal film
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Pending
Application number
JP16816888A
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English (en)
Inventor
Junji Saito
斎藤 淳二
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 分子線エピタキシャル成長方法に関し、有機金属から遊
離した炭素が単結晶膜中に入り込む現象の発生を阻止す
ることを目的とし、減圧雰囲気中に置いた化合物半導体
の基板をエピタキシャル成長温度に加熱する基板加熱工
程と、該基板加熱工程により加熱した前記基板の表面に
、有機金属を含んだガス状単結晶膜成長用材料を照射し
、これと同時に、活性ガスを前記基板表面に照射する反
応ガス供給工程とを含み構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、分子線エピタキシャル成長方法に関する。
〔従来の技術〕
単結晶薄膜を半導体基板にエピタキシャル成長する方法
として、分子線結晶方法(以下、MBE法という)があ
る。
このMBE法は、加熱した化合物半導体単結晶基板を高
真空中に置いて、この基板表面にガス状の半導体材料を
照射することにより、基板表面にその元素を堆積させる
ものであって、膜厚をきわめて精度良く制御できること
や、ヘテロエピタキシャル構造の膜と基板との境界を象
、峻に変化させることができるといった長所がある。
そして、MBE法における半導体元素の供給手段として
は、第4図に見られるように、固体化した元素材料40
を成長室41内に取付け、この材料を加熱して分子線状
にしたものを基板42に供給する方法と(第4図(a)
)、元素材料を反応室41の外部でガス化するとともに
、このガスを分子線状にし、分子線源セル43を通して
基板42に照射する方法があり(第4図(b))、後者
の方法によれば、元素材料を補充する際に成長室41内
の真空状態を解(必要がなく、凍作労力を軽減できると
いう利点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、成長室41の外部でソース材料を気化する場合
には、■属用の元素材料としてトリメチルガリウムGa
(CHa)sやトリエチルガリウムGa(Czlls)
i等の有機金属を使用するため、第5図に示すように、
有機金属に含まれるメチル基やエチル基が、加熱した基
板42上で熱分解して炭素Cを遊離させ、この炭素Cが
基板42表面に形成されたエピタキシャル結晶中に取り
込まれ、結晶の純度を低下させてアクセプタとして作用
するといった問題がある。
また、このような問題は、材料に含まれる■属とV属の
ソースのうち■属ソースの占める割合を多くすることが
できな(なり、ソースの供給量の調整範囲が狭くなると
いった不都合をも生じさせる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、有機金属から遊離した炭素が結晶中に入り込む現象
の発生を阻止することができる分子線エピタキシャル成
長方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記した問題点は、減圧雰囲気中に置いた化合物半導体
の基板をエピタキシャル成長温度に加熱する基板加熱工
程と、該基板加熱工程により加熱した前記基板の表面に
、有機金属を含んだガス状単結晶膜成長用材料を照射し
、これと同時に、活性ガスを前記基板表面に照射する反
応ガス供給工程とを有することを特徴とする分子線エピ
タキシャル成長方法。
〔作 用〕
まず、化合物半導体基板の温度をエピタキシャル温度ま
で上昇させる。
次に、単結晶膜を成長するためのガスソースとして、有
機金属を含んだガス状単結晶膜成長用材料を使用し、分
子線源セルを通して基板表面に供給する。また、これと
同時に、水素ガス■8のようなガスを活性化して、活性
ガス(H”)を発生させて、基板表面に照射する。
このため、基板表面には単結晶膜が成長するが、第2図
に見られるように、有機金属を構成するエチル基、メチ
ル基等が熱分解し、このエチル基等にに含まれる炭素原
子Cが遊離する。この状態では、蒸気圧の低いこの炭素
原子は基板に付着するが、活性ガス、例えばHoを基板
に向けて照射するために、CとHlが結合して炭化水素
となり基板から離脱する。
このために、単結晶膜の純度が向上する。
〔実施例] 第1図は、本発明を実施するための装置の一例を示すも
のであって、図中符号lはエピタキシャル成長装置で、
その成長室2の中央には、ガリウム砒素(GaAs)の
ような化合物半導体基板3を支持する支持台4が設けら
れ、この支持台4には、基板3を加熱するヒータ5とそ
の温度を検知するための熱電対6が取付けられている。
また、成長室2には、エピタキシャル成長に不必要なガ
スを冷却・液化して除去するための液体窒素シュラウド
7が内壁に沿って取付けられ、さらに、基板3と対向す
る壁面には、複数の分子線源セル8と、ラジカルビーム
銃9とが取付けられていて、基板3の表面にガスやラジ
カル原子を供給するように構成されている。
上記した分子線源セル8は、螺旋状のヒータ線8aに囲
まれたガス供給管8bを有し、ガス供給管8bの外端部
には電磁開閉弁10を介して流量調整器11が接続され
、ガス発生源12から放出されるガスの流量を調整しつ
つ、反応管2内の基板3上に薄膜形成用の有機性ガスを
照射するように構成されている。
また、ラジカルビーム銃9は、1llttn弁13を介
して供給された水素等のガスをECRプラズマ化してビ
ーム状にし、基板3に照射するように構成されている。
なお、符号14は、成長室2を減圧するために排気口1
5側に接続する真空ポンプ、16は、排気口15に取付
けたゲートバルブを示している。
次に、エピタキシャル成長装置1を使用してGaAs基
板上にGaAs単結晶薄膜をエピタキシャル成長する場
合を例にあげ、本発明の一実施例を説明する。
先ず、ラジカルビーム銃9に水素ガスlbを供給し、こ
の銃9内で水素ガスを活性化する。
次に、支持台4上のGaAs5仮30表面をクリーニン
グするために、この基板30をヒータ5により約400
°Cで加熱しつつ、ラジカルビーム銃9内のラジカル水
素110を基板30に約30分間照射するようにする。
基板30のクリーニングを終えたのち、基板30の温度
を500°Cに上昇させる一方、GaAs11331を
成長するためのガスソースとして、トリエチルガリウム
Ga(C1Hs)a (以下、TEGという)と、アル
シンAsJを使用し、2つの分子線源セル81.82を
通してGaAs基板30上にビーム状のガスを供給する
。この場合、ヒータ8aによりアルシンを約900°C
,TEGを60゛Cに加熱するため、アルシンは分解さ
れてAsと11□が発生する。
また、ガスソースの流量は、分子線源セル81.82に
接続した流N調整器11によって制御し、TEGをl 
Occ/min、アルシンを5 cc/winの割合で
基板30に照射すると、GaAsの単結晶膜31は、1
時間当たり1μ階の速度で成長する。
この単結晶膜31が成長する際には、第2図に見られる
ように、TEGのエチル基が熱分解し、このエチル基に
含まれる炭素原子Cが遊離し、蒸気圧の低いこの炭素原
子は基板30に付着するが、ラジカルビーム9から基板
30に向けてHoを照射すると、C、l!:Hoが結合
して炭化水素(CnI+、−。
ただし、a=O1±2)となり基板30から離脱する。
以上のようにして形成したGaAs単結晶膜31と、ラ
ジカル水素を照射しないで形成した単結晶膜とについて
C−■測定を行うと、第3図に示すように、ラジカル水
素を照射しない場合(図中I)には、アクセプタの数が
2 X I O”cm−”であるのに対し、本発明によ
り形成した膜31(図中■)では2 X 10 ”cm
−’となり、アクセプタ濃度が著しく低減した。なお、
この場合の膜厚は3μ繭として測定した。
従って、反応ガスに占める■層系ガスを多くすることが
可能になり、膜の成長成長条件を広い範囲で変えること
ができるようになり、高純度の単結晶膜を成長できる。
なお、上記した実施例では、ガリウム砒素基板を使用す
る場合について説明したが、インジウムリン(InP)
 、ガリウムアンチモン(Garb)等よりなる基板を
使用することもでき。また、■層系の有機金属を使用し
てアルミニウムガリウム砒素(AIGaAs)、インジ
ウムガリウム砒素(InAIGaAs)等の単結晶を形
成する場合にも、ラジカルビーム銃9からラジカル水素
を供給して炭素を除去するようにすることもできる。
また、上記した実施例では、ラジカルビーム銃9に導入
する材料として水素を用いたが、塩素を用いてCPとな
し、これを化合物半導体基板に照射して炭素と結合させ
て基板から離脱させるようにすることもできる。
C発明の効果〕 以上述べたように、本発明によれば、有機金属を含む反
応ガスを基板に照射して単結晶膜を成長する場合に、ラ
ジカルビームを基板に照射してながら行うようにしたの
で、ラジカル原子と有機金属ガスから遊離した炭素とを
結合させて基板から離脱することができ、単結晶膜に入
り込む炭素の量を著しく低減させて純度の高い単結晶膜
の形成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための装置の一例を示す概
要図、 第2図は、本発明による単結晶膜を成長する状態を示す
概要図、 第3図は、本発明方法と従来方法により形成した単結晶
膜のC−V特性図、 第4図(a)、(b)は、従来方法を実施する装置を例
示する概要図、 第5図は、従来方法による単結晶膜を成長する状態を示
す概要図である。 (符号の説明) l・・・エピタキシャル成長装置、 2・・・成長室、 3・・・半導体基板、 5・・・ヒータ、 8・・・分子線源セル、 9・・・ラジカルビーム銃、 12・・・ガス発生源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 減圧雰囲気中に置いた化合物半導体の基板をエピタキシ
    ャル成長温度に加熱する基板加熱工程と、該基板加熱工
    程により加熱した前記基板の表面に、有機金属を含んだ
    ガス状単結晶膜成長用材料を分子線照射し、これと同時
    に、活性ガスを前記基板表面に分子線照射する反応ガス
    供給工程とを有することを特徴とする分子線エピタキシ
    ャル成長方法。
JP16816888A 1988-07-05 1988-07-05 分子線エピタキシャル成長方法 Pending JPH0218384A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0560645A (ja) * 1991-09-05 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp 真空系多目的検査およびガス分析装置
JPH0845842A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Nec Corp Iii−v族化合物半導体の表面処理方法およびその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0560645A (ja) * 1991-09-05 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp 真空系多目的検査およびガス分析装置
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