JPH02180486A - テレビジョン表示画面の動き検出回路 - Google Patents

テレビジョン表示画面の動き検出回路

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JPH02180486A
JPH02180486A JP63333461A JP33346188A JPH02180486A JP H02180486 A JPH02180486 A JP H02180486A JP 63333461 A JP63333461 A JP 63333461A JP 33346188 A JP33346188 A JP 33346188A JP H02180486 A JPH02180486 A JP H02180486A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テレビジョン受像機内に設置されるテレビジ
ョン表示画面の動き検出回路に関するものである。
(従来の技術) NTSCやこれに準するr DTVやEDTVなどの標
準方式のテレビジョン放送の受像機では、隣接ライン間
の相関や隣接フレーム間の相関を利用して、Y/C分離
、ライン補間、雑音除去、輪郭補正、フレア補正7など
各種の画質改善処理がjテわれる。すなわち、表示画面
内の多くの部分では垂直方向(ライン方向)に緩慢な空
間的変化する傾向にあることから隣接ラインの映像信号
は類似したものとなり、ライン間の相関が成立する。ま
た、表示画面内の多くの部分では緩慢な時間的変換(動
き)が生ずる傾向にあるごとから隣接フレームの映像信
号は類似したものとなり、フレーム間相関が成立する。
これら隣接ライン間と隣接フレーム間の相関を利用する
画質改善処理回路の典型的なものは、隣接ライン間の相
関を利用する処理部と、隣接フレーム間の相関を利用す
る処理部と、これら各処理部の出力を表示画面内の各部
について動的に変更される合成比率のもとで合成する合
成部と、表示画面内の各部について垂直方向への空間的
変化と時間的変化の動きとを検出して上記合成回路の合
成比率を動的に制御するための制御信号を出力する垂直
変化検出部及び動き検出部とから構成される。
従来、上述のような動き検出回路は、第3図に示すよう
に、A/D変換回路51と、輝度信号の動き検出部52
と、色信号の動き検出部とから構成されている。色信号
の動き検出部は、現フレームの基準ラインから色信号を
抽出する色信号抽出部53.1フレーム前の基準ライン
から色信号を抽出する色信号抽出部54、映像信号に5
24ライン分の遅延時間を与える524ライン遅延回路
55、減算回路56、低域通過濾波回路57及び絶対値
回路58から構成されている。1ライン遅延回路53a
と減算回路53bとから成るくし型フィルターによって
、A/D変換回路51から供給される映像信号中の色信
号Cが分離され、中心周波数が色副搬送波周波¥I(f
sc)に設定された帯域i11過濾波回路53Cと絶対
値回路53dとを経て減算回路56の 方の入力端子に
供給される。
・方、1ライン遅延回路54aと減算回路54bとから
成るくし型フィルターによって、524ライン遅延回路
55を通過した1フレーム前の同一ライン上の映像信号
から色信号Cが分離され、帯域通過濾波回路54cと絶
対値回路54dとを経て減算回路56の他方の入力端子
に供給される。
減算回路56から出力される色信号のフレーム間差分信
号ΔCは、低域通過濾波回路57と絶対値回路58とを
経て色信号の動き検出信号として最大値選択回路59の
一方の入力端子に供給される。
また、減算回路52aから出力される輝度信号のフレー
ム間差分信号ΔY(色信号成分を含む)は、色信号除去
用の低域通過濾波口1s2bと絶対値回路52cとを経
て輝度信号の動き検出信号として最大値選択回路59の
他方の入力端子に供給される。最大値選択回路59は、
各入力端子に供給される輝度信号の動き検出信号と色信
号の動き検出信号とを比較して大きな方を選択し、最終
的な動き検出信号として出力端子OUTに出ツノする。
(発明が解決しようとする課題) 第3図に示した従来の動き検出回路では、輝度信号の動
き検出信号中に色信号の高域成分が漏れ込んでくること
により、実際には存在しない動きが検出されてしまうと
いう問題がある。
すなわち、隣接フレーム間では同・ライン上の同 画素
信号に含まれる色信号の位相が反転しているため、減算
回路52aからはrv度倍信号フレーム1jii差分信
号ΔYと振幅が2倍となった色信号2Cとが出力される
。この色信号成分2cを除去するために後段に低域通過
濾波回路52bが設置されるが、その濾波特性が不十分
であったり、色信号の高域成分が輝度信号の帯域にまで
拡がったりするため、この色信号成分を十分に除去する
ごとができない。特に、カラーパー信号のマゼンタとグ
リーンの境界部分で色信号の漏れ込みが生しやすく、ド
ツト妨害などの画質劣化が生ずるという問題がある。
また、第3図に示した従来の動き検出回路では、色信号
中に漏れ込む輝度信号のレベルが隣接ラインの相関の崩
れに伴って増加すると、これが実在しない色信号の動き
として誤検出されてしまうという問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係わるテレビジョン表示画面の動き検出回路は
、隣接フレームの映像信号のそれぞれに対し隣接ライン
間相関に基づ(Y/C分離を行う第1.第2のくし型フ
ィルターと、これら第1゜第2のくし型フィルターで分
離された輝度信号と分離前の映像信号のそれぞれについ
て隣接フレーム間差分を生成し輝度信号に関する第1.
第2の動き検出信号として出力する第1.第2の差分生
成部と、これら第1.第2の差分生成部から出力される
輝度信号に関する第1.第2の動き検出信号を前者に大
きな合成比率を与えつつ合成し輝度信号の動き検出信号
として出力する合成部と、上記第1.第2のくし型フィ
ルターで分離された色信号の差分を生成し色信号の動き
検出信号として出力する第3の差分生成部とを備えてい
るすなわち、この動き検出回路によれば、くし型フィル
ターによる色信号除去後の輝度信号の隣接フレーム間差
分に基づく第1の動き検出信号を輝度信号の動き検出信
号の主体とすること、により、色信号の漏れ込みに伴う
実在しない動きの誤検出が有効に回避される。
また、この動き検出回路によれば、くし型フィルターに
よるY/C分離前の映像信号の隣接フレーム間差分に基
づく第2の動き検出信号を補助的な動き検出信号とする
ことにより、第1の動き検出信号だけを用いる場合の欠
点が補完される。すなわち、くし型フィルターによる色
信号の除去は、色信号の位相が隣接ライン間で反転する
ことを利用して隣接ライン間の映像信号を加算すること
によって行われる。このため、色信号を除去するための
処理は隣接ライン間にわたる輝度信号の平均化処理に他
ならず、隣接ライン上の輝度信号の大小関係が隣接フレ
ーム間で反転するような特殊な輝度信号の動きについて
は平均化処理を伴う第1の動き検出信号によって検出で
きない。このような特殊な動きは、隣接ライン間の平均
化処理を伴わない第2の動き検出信号によって検出可能
である。
さらに、本発明の動き検出回路は、映像信号の隣接シー
イン間の相関の度合を検出し、その低下と共に色信号の
動き検出信号に対する合成比率を低下させつつ輝度信号
の動き検出信号と合成して最終的な動き検出信号とする
構成であるから、相関の崩れに伴って色信号中に漏れ込
んでくる輝度イδ3成分による実在しない動きの誤検出
が有効に回避される。
以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明の・実施例に係わるテレビジョン表示画
面の動き検出回路の構成を示すブロック図である。この
動き検出回路は、1から16までの参照数字がされた動
き検出部と、21から50までの参照数字が付された隣
接ライン間相関検出部から構成されている。
すなわち、動き検出部はA/D変換回路l、524ライ
ン遅延回路2、現フレームの映像信号に対してY/C分
離を行うくし型フィルター3,1フレーム前の映像信号
に対してY/C分離を行うくし型フィルター4、減算回
路5,6,12、濾波部5a、5b、減算回路6.7.
低域通過濾波回路7a、7b、帯域通過濾波回路8a、
8b、絶対値回路9a、9b、10a、10b、13、
最大値選択回路11,15、係数回路14及びコアリン
グ回路16から構成されている。
また、隣接ライン間相関の検出部は、第1の検出系20
と、第2の検出系30と、第3の検出系30とを備えて
いる。これら各検出系は、動き検出部を構成する第1.
第2のくし型フィルター3゜4の各部から引き出された
Y/C分離済みの輝度信号や色信号、あるいはY/C分
離前の映像信号相互を加算し、あるいは減算する加減算
回路、これら加減算値に含まれる輝度信号の低域成分を
抽出する低域通過濾波回路、無極性の信号を作成するた
めの絶対値回路、抽出された輝度信号の絶対値を基準レ
ベルと比較する比較回路、伸張回路などから構成されて
いる。これら各相関検出系においては、隣接ライン間の
輝度信号の差分の絶対値と各検出系内の比較回路に設定
される所定の基準レベルとから相関の崩れの度合が所定
の限度を越えたか否かが検出される。デコーダ50は、
これら3系統のそれぞれにおいて検出されたライン間相
関の崩れの限度に関する組合せに基づき4種類の係数を
生成し、色信号の動き検出部の係数回路14に供給する
まず、動き検出部について説明すれば、入力端子INに
出現中の現フレームの映像信号に対してY/C分離を行
う(し型フィルター3は、現フレームの映像信号に1ラ
イン分ずつの遅延時間を与える縦列接続された1ライン
遅延回路3a、3bと、加算回路3c、3dと、減算回
路3eとから構成されている。同様に、lフレーム前の
映像信号に対してY/C分離を行うくし型フィルター4
も、1フレーム前の映像信号に1ライン分ずつの遅延時
間を与える縦列接続された1ライン遅延回路4a、4b
と、加算回路4c、4dと、減算回路4Cとから構成さ
れている。
入力端子INに供給されるNTSCテレビジョン映像信
号は、A/D変換回路1において色副搬送波の4倍(4
fsc)のサンプリング周波数でサンプリングされつつ
8ビツト・幅のディジタル映像信号に変換され、くし型
フィルター3に供給される。加算回路3Cは、A/D変
換回路1から一方の入力端子に直接供給される映像信号
と、これが1ライン遅延回路3a、3bを経ることによ
り2ライン分遅延した(2ライン前の)映像信号とを加
算する。加算回路3cからは、加算値が1ビツトだけ下
位ビット側にシフトされることによりその半分が出力さ
れる。この加算値の半分、すなわち平均値が出力される
点は、他の加算回路についても同様である。
lライン遅延回路3aから出力中の映像信号(Yl−C
)を含むラインを表示位置の基準ラインとしかつ隣接シ
ーイン間の相関を100%とすれば、加算回路3Cの出
力はこの基準ラインの前後に隣接する2ライン上の映像
信号の平均値(Y−C)に該当する。ここで、色信号C
の極性(−)は、その位相が基準ライン上の映像信号の
色信号の位相から反転していることを示している。従っ
て、加算回路3dからは、基準ライン上とその前後に隣
接する2ライン上の映像信号に含まれる輝度信号の平均
値Yが出力され、これが減算回路5の一方の端子に供給
される。また、現フレームの基準ライン上のY/C分離
前の映像信号が減算回路6の一方の入力端子に供給され
る。
さらに、減算回路3eからは、現ライン上とその前後に
隣接する2ラーイン上の映像信号に含まれる色信号の平
均値Cが出力される。隣接ライン間の相関の崩れに伴っ
て色信号の平均値C中に漏れ込んでくる低域の輝度信号
成分は、中心周波数が色副搬送波周波数(f sc)に
設定された帯域通過濾波回路8aによって除去される。
この帯域通過濾波回路8aから出力される色信号Cは、
絶対値回路10aで振幅情報だけを有する無極性の色信
号となって減算回路゛12の一方の入力端子に供給され
る。なお、上記シーイン間の相関の崩れに伴って色信号
の平均値C中に漏れ込んだ低域の輝度信号成分は、第1
の隣接ライン間相関検出系20内の低域通過濾波回路2
1によって抽出されることになる。これについては、後
に詳述する。
上述のくし型フィルター3内の1ライン遅延回路3aの
出力は、524う、イン遅延回路2を経て1フレ一ム分
遅延することにより(し型フィルター3で処理中の映像
信号の1フレーム前の映像信号としてくし型フィルター
4に供給される。このくし型フィルター4とその後段に
配置される帯域通過濾波回路8b及び絶対値回路10b
のそれぞれは、上述したくし型フィルター3、帯域通過
濾波回路8a及び絶対値回路10aのそれぞれと同一の
構成であり、これら各部において上記現フレームの映像
信号に対するものと同 の処理が1フレーム前の映像信
号に対して行われる。
すなわち、くし型フィルター4内の加算回路4dからは
、1フレーム前の表示画面内の基準ライン上とその前後
に隣接する2ライン上の映像信号に含まれる輝度信号の
平均値Y゛が出力され、減算回路5の他方の入力端子に
供給される。また、1フレーム前の基準ライン上のY/
C分離前の映像信号が減算回路6の他方の入力端子に供
給される。さらに、1フレーム前の基準ライン上の映像
信号から分離された色信号C°は、帯域通過濾波回路8
bで低域の輝度信号成分が除去されたのち絶対値回路1
0bで振幅情報だけを有する無極性の色信号となって減
算回路12の他方の入力端子に供給される。
この結果、減算回路12からは、現フレームの基準ライ
ン上の映像信号から分離された色信号Cと、lフレーム
前の基準ライン上の映像信号から分離された色信号C°
 との差分ΔCが出力される。
この色信号の隣接フレーム間差分ΔCは、絶対値回路1
3と係数回路14とを経て表示画面内の色信号の動き検
出信号として最大値検出回路14の方の入力端子に供給
される。
さらに、減算回路5からは、現フレームの基準ライン上
の映像信号から分離された輝度信号Yと、1フレーム前
の基準ライン上の映像信号から分離された輝度信号Y°
との隣接フレーム間差分ΔYが出力される。この隣接フ
レーム間差分ΔYは、これに含まれる高域の色信号成分
を除去するための低域通過濾波回路7aと絶対値回路9
aとを経て輝度信号に関する第1の動き検出信号となり
、最大値選択回路11の・方の入力端子に供給される。
さらに、減算回路6からは、現フレームの基準ライン上
の映像信号と1フレーム前の基準ライン上の映像信号と
の差分δYが出力される。この隣接フレーム間差分信号
δYは、これに含まれる高域の色信号成分を除去するた
めの低域通過濾波回路7b、絶対値回路9b及びコアリ
ング回路16を経て輝度信号に関する第2の動き検出信
号となり、最大値選択回路11の他方の入力端子に供給
される。
最大値回路11は、再入力端子に供給される第1の動き
検出信号ΔYとコアリング後の第2の動き検出信号δY
との大きさを比較し、大きい方の動き検出信号を輝度信
号の動き検出信号として選訳し、これを最大値検出回路
15の他方の入力端子に供給する。
上述のように、第1の動き検出信号ΔYはくし型フィル
ター3と4のそれぞれによって色信号除去済みの輝度信
号の隣接フレーム間差分に基づき生成されたものである
。これに対して、第2の動き検出信号δYはY/C分離
前の映像信号の隣接フレーム間差分に基づき生成された
ものであるため、第1の動き検出信号に比べて色信号の
漏れ込みによる妨害が発生しやすい。このため、フレー
ム間差分δYについては所定のレベルを越えない限りゼ
ロレベルと見做されるコアリング処理が施されたのち、
最大値選択回路11に供給される。
従って、通常、第1の動き検出信号ΔYの方が第2の動
き検出信号δYよりも大きくなり、最大値選択回路11
で選択された第1の動き検出信号ΔYが輝度信号の動き
検出信号となる。
このように、(し型フィルター3と4とにおいて3ライ
ンにわたる平均化処理のもとに生成した輝度信号のフレ
ーム間差分から第1の動き検出信号ΔYを生成するごと
により、色信号の漏れ込みや雑音の影響による誤検出を
回避することができる。しかしながら、この第1の動き
検出信号では、上記色信号を除去するための隣接ライン
にわたる平均化処理のため表示画面内の特殊な動きにつ
いては全く検出不能になるという欠点がある。
すなわち、第2図に例示するように、1フレーム前の表
示画面(A)では基準ラインの直前のラインLn−1.
基準ラインLn及びその直後のライン上n+1上に出現
する画素信号の輝度のレベルが0 (黒)、1 (白)
、0 (黒)であり、次のフレーム(現フレーム)の表
示画面(B)ではそれぞれ1,0.1と変化したものと
する。。上述した3ラインにわたる輝度信号の平均化処
理は、第1図のくし型フィルター3,4の構成を参照す
れば明らかなように、まず現ラインの直前、直後のライ
ンについて平均値が作成され、次に、この平均値と現ラ
インの輝度信号との平均値が作成される。従って、1フ
レーム前と現フレームの表示画面について作成される輝
度信号のレベルの平均値はいずれも1/2となり、これ
らの差分である第1の動き検出信号はOとなる。従って
、表示画面中に生ずる特殊な動きは第1の動き検出13
号によっては検出できない。
上述のような隣接3ラインではなく隣接2ラインにわた
る画素信号の平均化処理によって分離した輝度信号の隣
接フレーム間差分から第1の動き検出信号を生成する場
合でも上述のような特集な動きは検出不能となる。すな
わち、第2図の(A)と(B)のいずれについても、現
ラインl、nとその直前のラインLn−1上の画素信号
の平均値は1/2であり両者の差分はOとなる。同様に
、(A)と(B)のいずれについても、現ラインLnと
その直後のラインLn+1上の画素(K号の平均値は1
/2であり両者の差分はOとなる。
これに対して、第2の動き検出信号δYは、隣接ライン
にわたる平均化処理が施されていないため、第2図のよ
うに表示画面中では最大の1となる。この結果、最大値
回路12において第2の動き検出信号δYが選択され、
第2図の表示画面についての動きが検出される。
前述のように、くし型フィルター3の減算回路3eから
出力される色信号中に隣接ライン間相関の崩れに伴って
漏れ込んだ輝度信号の低域成分は、ライン間相関検出系
20の低域i1!l過濾波回路21で抽出される。この
輝度信号成分は、絶対値回路22を経て隣接ライン相関
の崩れの度合を示す信号となり比較回路23の一方の入
力端子に供給される。比較回路23は、この一方の入力
端子に供給される無極性の信号のレベルと他方の入力端
子に供給される基準レベルとを比較し、前者が後者を越
えた期間にわたり出力をハイに立上げる。このハ・子信
号は、伸張回路24においてライン上の適宜な画素数に
対応する分だけ水平力向に伸張されてデコーダ50の一
つの入力端子に供給される。
くし型フィルター3の1ライン遅延回路3a。
3bの入力端子と出力端子のそれぞれから引き出された
基準ラインの直前、直後のライン上の映像信号は、第2
のライン間相関検出系300減算回路31において減算
され、低域通過濾波回路32によって高域の色信号成分
が除去され、輝度信号のライン間差分信号として出力さ
れる。この輝度信号のライン間差分信号は、絶対値回路
33を経てライン相関の崩れの度合を示す無極性の信号
となり比較回路34の一方の入力端子に供給され、基準
レベルと比較される。輝度信号のう、イン間差分信号が
この基準レベルを越えた期間にわたり比較回路34から
出力されるハイ信号は、伸張回路35を経てデコーダ5
0の一つの入力端子に供給される。
第3のライン間相関検出系40の加算回路41a、41
b、41cのそれぞれは、基準ラインとその直前、直後
のライン上の映像信号に含まれる輝度信号の隣接フレー
ムにわたる平均値値を出力する。従って、減算回路42
a、42bのそれぞれからは、上記各輝度信号の隣接フ
レーム間平均値の隣接ライン間差分信号が出力される。
これら差分信号は絶対値回路43a、43bのそれぞれ
において無極性の差分信号となったのち加算回路44で
平均化され、これに含まれる色信号成分を除去するため
の低域通過濾波回路45を通して比較回路46に供給さ
れ、基準レベルと比較される。
輝度信号の隣接フレームにわたる平均値のシーイン間差
分信号が基準レベルを越えた期間にわたり比較回路46
から出力されるハイ信号は、伸張回路47を経てデコー
ダ50の−・つの入力端子に供給される。
デコーダ50は、上記3系統の隣接ライン間相関検出系
20.30..40の出力が全てローであるか、一つだ
けがハイであるか、二つがハイであるか、全てがハイで
あるかに応じて、それぞれ1゜0.5  、 0.25
 、  Qの係数を生成し、色信号の動き検出部の係数
回路14に供給する。従って、係数回路14と最大値選
択回路15とから構成される動き検出信号の合成回路に
おいて、隣接ライン間の相関の度合が低下するほど色信
号の動き検出信号の合成比率が低下する。
以上、輝度信号に関する第1の動き検出信号と、コアリ
ング処理済み輝度信号に関する第2の動き検出信号のう
ち太き方を選択して最終的な輝度信号の動き検出信号と
する構成を例示した。しかしながら、−船釣には、これ
ら第1.第2の動き検出信号を前者の方に大きな合成比
率を付与しながら適宜な合成比率で合成する構成として
もよい。
また、輝度信号の動き検出信号と色信号の動き検出信号
についても、単に大きい方を選択する代わりに、両者を
適宜な合成比率で合成するように構成することもできる
さらに、ライン相関の崩れの度合を高精度で検出するた
めに3系統の検出部を設置する構成を例示したが、コス
ト低減の観点からいずれか2系統あるいは1系だけを設
置する構成としてもよい。
本発明の実験結果によれば、上記実施例で説明した第2
の検出系(30)で好適な結果が得られた。従って、検
出系統を1系統に絞る場合には、この第2の検出系を設
置すればよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明に係わるテレビジョ
ン表示画面の動き検出回路は、くし型フィルターによる
Y/C分離後の輝度信号のフレーム間差分を灯度信の動
き検出信号の主体とする構成であるから、従来回路の欠
点であった色信号の漏れ込みに伴う動きの誤検出を防止
できる。
また、くし型フィルターによるY/C分離後の色信号か
ら抽出された輝度信号のフレーム間差分を補助的な第2
の動き検出信号として利用することにより、第1の動き
検出だけを使用する場合の欠点が補完される。
さらに、本発明の動き検出回路は、映像信号の隣接ライ
ン間の相関の度合を検出し、その低下と共に色信号の動
き検出信号に対する合成比率を低下させつつ輝度信号の
動き検出信号と合成して最終的な動き検出信号とする構
成であるから、相関の崩れに伴って色信号中に漏れ込ん
でくる詠度信号成分による実在しない動きの誤検出を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の・実施例に係わるテレビジョン表示画
面の動き検出回路の構成を示すブロック図、第2図は第
1図の動作を説明するための概念図、第3図は従来例に
係わるテレビジョン表示画面の動き検出回路の構成を示
すブロック図である。 IN・・・NTSCテレビジョン映像信号の入力端子、
■・・・A/D変換回路、2・・・524ライン遅延回
路、3・・・現フレームの映像信号にY/C分離を行う
くし型フィルター 4・・・1フレーム前の映像信号に
Y/C分薄を行うくし型フィルター、5,6.12・・
・減算回路、7a、7b・・・色信号成分を除去するた
めの低域通過濾波回路、13a、3b・・・輝度信号成
分を除去するための帯域通過濾波回路、9a、9b。 10a、10b、L3・−・絶対値回路、11゜15・
・・最大値選択回路、1・1・・・係数回路、16・・
・コアリング回路、20,30.40・・・ライン相関
の度合の検出部、50・・・デコーダ、OUT・・・動
き検出13号の出力端子。 特許出願人 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 任意のフレームのテレビジョン映像信号に対し隣接ライ
    ン間相関に基づくY/C分離を行う第1のくし型フィル
    ターと、 前記任意のフレームに隣接するフレームのテレビジョン
    映像信号に対し隣接ライン間相関に基づきY/C分離を
    行う第2のくし型フィルターと、前記第1、第2のくし
    型フィルターで分離された輝度信号の隣接フレーム間差
    分を生成し輝度信号に関する第1の動き検出信号として
    出力する第1の差分生成部と、 前記第1、第2のくし型フィルターから引き出した映像
    信号の隣接フレーム間差分を生成し輝度信号に関する第
    2の動き検出信号として出力する第2の差分生成部と、 前記第1、第2の差分生成部から出力される輝度信号に
    関する第1、第2の動き検出信号を前者に大きな合成比
    率を与えつつ合成し、輝度信号の動き検出信号として出
    力する合成部と、 前記第1、第2のくし型フィルターで分離された色信号
    の差分を生成し色信号の動き検出信号として出力する第
    3の差分生成部と、 前記輝度信号の動き検出信号と色信号の動き検出信号を
    変更可能な合成比率で合成し最終的な動き検出信号とし
    て出力する最終合成部と、 前記映像信号の隣接ライン間の相関の度合を検出しその
    低下と共に前記色信号の動き検出信号に対する合成比率
    を低下させる制御信号を前記最終合成部に供給する隣接
    ライン間相関検出部とを備えたことを特徴とするテレビ
    ジョン表示画面の動き検出回路。
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DE68925880T DE68925880T2 (de) 1988-12-28 1989-12-28 Bewegungsdetektion und Y/C Trennschaltung und -verfahren zur Detektion einer Bewegung in einem Fernsehwiedergabebild
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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