JPH04211595A - 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ - Google Patents

動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ

Info

Publication number
JPH04211595A
JPH04211595A JP3062970A JP6297091A JPH04211595A JP H04211595 A JPH04211595 A JP H04211595A JP 3062970 A JP3062970 A JP 3062970A JP 6297091 A JP6297091 A JP 6297091A JP H04211595 A JPH04211595 A JP H04211595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
color
luminance signal
intra
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3062970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3195943B2 (ja
Inventor
Mitsuru Ishizuka
充 石塚
Noriyuki Yamaguchi
山口 典之
Takuji Kurashita
蔵下 拓二
Junko Taniguchi
谷口 淳子
Seiji Yao
八尾 政治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP06297091A priority Critical patent/JP3195943B2/ja
Publication of JPH04211595A publication Critical patent/JPH04211595A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3195943B2 publication Critical patent/JP3195943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色信号を輝度信号の高
域周波数領域に周波数多重した複合カラーテレビジョン
信号(以下、V信号という)から輝度信号(以下、Y信
号または単にYという)および色信号(以下、C信号ま
たは単にCという)を分離するための輝度信号/色信号
分離フィルタに関する特に動画に対応して適応できる輝
度信号/色信号分離フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】動き適応型Y/C分離フィルタは、画像
が静止画像であるか、動画像であるかを局所的に判断し
、その各部の画素信号に適したY/C分離を行うフィル
タである。現行のNTSC信号方式では、C信号をY信
号の高域周波数領域に周波数多重した複合信号となって
いる。このため受像機では、Y/C分離が必要であり、
その分離の不完全さはクロスカラーやドットクロールな
どの画質劣化を生じさせる。したがって、テレビジョン
信号の垂直走査周波数に等しいか、それ以上の遅延時間
を有する遅延回路(以下、単に遅延回路という)を利用
した動き適応Y/C分離などの画質改善のための信号処
理回路が種々提案されている。これは大容量のメモリが
開発され、画像処理に利用できるようになったことに依
る。
【0003】図1は従来の動き適応型Y/C分離フィル
タの一例を示すブロック回路図である。同図において、
入力端子1にはNTSC方式のV信号201が入力され
、フィールド内Y信号抽出フィルタ4、フレーム間Y信
号抽出フィルタ5、色復調回路6およびY信号動き検出
回路11の入力端にそれぞれ与えられる。
【0004】フィールド内Y信号抽出フィルタ4にて、
Y/C分離されたフィールド内Y/C分離Y信号202
はY信号混合回路14の第1の入力端に入力される。ま
た、フレーム間Y信号抽出フィルタ5にて、Y/C分離
されたフレーム間Y/C分離Y信号203はY信号混合
回路14の第2の入力端に入力される。
【0005】また、V信号は色復調回路6にて、2種類
の色差信号、すなわちR−Y信号とB−Y信号に色復調
される。2種類の色差信号は時分割多重回路7である周
波数で時分割多重される。時分割多重回路7の出力信号
は、1.5MHz以下を通過域とする低域通過フィルタ
(以下、LPFという)8により、帯域制限される。帯
域制限された色差信号204は、フィールド内C信号抽
出フィルタ9、フレーム間C信号抽出フィルタ10およ
びC信号動き検出回路12の入力端にそれぞれ与えられ
る。
【0006】フィールド内C信号抽出フィルタ9にて、
Y/C分離されたフィールド内Y/C分離C信号205
はC信号混合回路15の第1の入力端に入力される。ま
た、フレーム間C信号抽出フィルタ10にて、Y/C分
離されたフレーム間Y/C分離C信号206はC信号混
合回路15の第2の入力端に入力される。
【0007】他方、Y信号動き検出回路11にて検出さ
れたY信号動き量を示す信号207は、合成回路13の
一方の入力端に入力され、また、C信号動き検出回路1
2にて検出されたC信号動き量を示す信号208は合成
回路13の他方の入力端の入力される。
【0008】合成回路13にて合成された動き検出信号
209はY信号混合回路14の第3の入力端およびC信
号混合回路15の第3の入力端にそれぞれ入力され、Y
信号動き検出回路11、C信号動き検出回路12および
合成回路13で動き検出回路80を構成している。
【0009】Y信号混合回路14の出力である動き適応
Y/C分離Y信号210は出力端2より送出され、C信
号混合回路15の出力である動き適応Y/C分離C信号
211は出力端3より送出される。
【0010】次に、動作について説明する。動き検出回
路80は、V信号201をY/C分離するに当り、Y信
号動き検出回路11およびC信号動き検出回路12の出
力を合成回路13で合成して、V信号201が静止して
いる画像を表わす信号か、動きを表わす信号かを判別す
る。
【0011】Y信号動き検出回路11は、たとえば図2
のように、入力端21からV信号201を入力して1フ
レーム遅延回路82で1フレーム遅延させた信号と、直
接入力されたV信号201とを減算器83で減算して、
V信号201の1フレーム差分を求め、2.1MHz以
下を通過域とするLPF84を通したのち、絶対値回路
85でその絶対値を求め、この絶対値を非線形変換回路
86でY信号の低域成分の動き量を示す信号207に変
換して出力端81に出力する。
【0012】また、C信号動き検出回路12は、たとえ
ば図23のように入力端23から入力される帯域制限さ
れた色差信号204を2フレーム遅延回路88で2フレ
ーム遅延させた信号と、直接入力された色差信号204
とを減算器89で減算して、2フレーム差分を求め、絶
対値回路90でその絶対値を求め、この絶対値を非線形
変換回路91でC信号の動き量を示す信号208に変換
して出力端87より出力する。
【0013】合成回路13は、たとえばY信号動き量2
07とC信号動き量208のうち、大きい方の値を選択
して出力するように構成されている。この判別結果は、
動き係数k(0≦k≦1)という形で表わされ、たとえ
ば画像を完全なる静止画像と判別した場合には、k=0
、画像を完全なる動画像と判別した場合には、k=1と
いうように制御信号209として与えられる。
【0014】一般に、画像が静止画像である場合には、
フレーム間相関を利用したフレーム間Y信号抽出フィル
タ5とフレーム間C信号抽出フィルタ10によりY/C
分離を行って、Y信号とC信号を分離する。
【0015】フレーム間Y信号抽出フィルタ5は、たと
えば図4のように入力端21から入力されたV信号20
1を1フレーム遅延回路93で1フレーム遅延させた信
号と、直接入力されたV信号201とを加算器94で加
算して、1フレーム和を求めてYF信号203を抽出し
て、出力端92に出力している。
【0016】フレーム間C信号抽出フィルタ10は、た
とえば図5のように入力端23から入力された色差信号
204を1フレーム遅延回路99で1フレーム遅延させ
た信号と、直接入力された色差信号204とを加算器1
00で加算して、1フレーム和を求めてCF信号206
を抽出して、出力端98に出力している。
【0017】また、一般に画像が動画像である場合には
、フィールド内相関を利用したフィールド内Y信号抽出
フィルタ4とフィールド内C信号抽出フィルタ9により
Y/C分離を行ってY信号とC信号を分離する。
【0018】フィールド内Y信号抽出フィルタ4は、た
とえば図6のように入力端21から入力したV信号20
1を1ライン遅延回路96で1ライン遅延させた信号と
、直接入力したV信号201とを加算器97で加算して
、1ライン和を求めてYf信号202を抽出して、出力
端95から出力している。
【0019】フィールド内C信号抽出フィルタ9は、た
とえば図7のように入力端23から入力した色差信号2
04を1ライン遅延回路102で1ライン遅延させた信
号と、直接入力した色差信号204とを加算器103で
加算して、1ライン和を求めてCf信号205を抽出し
て、出力端101から出力している。
【0020】動き適応型Y/C分離フィルタでは、この
ようなフィールド内Y信号抽出フィルタ4とフレーム間
Y信号抽出フィルタ5とを並置し、合成回路12にて合
成された動き係数kである制御信号209により、Y信
号混合回路14に以下のような演算を行わせて、動き適
応Y/C分離Y信号210を出力端2から出力する。 Y=kYf+(1ーk)YF ここで、Yf:フィールド内Y/C分離Y信号出力20
2、YF:フレーム間Y/C分離Y信号出力203、で
ある。
【0021】同様に、フィールド内C信号抽出フィルタ
9とフレーム間C信号抽出フィルタ10とを並置し、制
御信号209により、C信号混合回路15に以下のよう
な演算を行わせて、動き適応Y/C分離C信号211を
出力端3から出力する。 C=kCf+(1ーk)CF ここで、Cf:フィールド内Y/C分離C信号出力20
5、CF:フレーム間Y/C分離C信号出力206、で
ある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の動き適応型Y/
C分離フィルタは以上のように構成されているので、Y
信号動き検出回路11およびC信号動き検出回路12に
よりそれぞれ検出された動き量を合成した量に基づいて
、フィールド内Y信号抽出フィルタ4によるYf信号と
フレーム間Y信号抽出フィルタ5によるYF信号とを混
合するようにしている。また同様に、合成した動き量に
基づいてフィールド内C信号抽出フィルタ9によるCf
信号、フレーム間C信号抽出フィルタ10によるCF信
号とを混合するようにしている。
【0023】したがって、静止画におけるフィルタ特性
と動画におけるフィルタ特性とが全く異なることにより
、画像が静止画から動画に移る場合、または動画から静
止画に移る場合に解像度に極端な変化があるので、動画
処理時の画質劣化が目立つという問題点があった。
【0024】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、上記のような処理の切り換えが
多い画像でも、解像度が高く、画質劣化の少ない画像を
再生することのできる動き適応型Y/C分離フィルタを
得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明ではその第1の手
段として動画を検出した場合に、フィールド間相関を利
用した分離を行ってフレーム内輝度信号/色信号分離を
行う回路を設ける。第2の手段として動画を検出した場
合に、同様にフィールド間相関を利用した分離を行って
3フィールド内輝度信号/色信号分離を行う回路を設け
る。このようにして分離した輝度信号,色信号はフレー
ム間輝度信号/色信号分離によって分離された輝度信号
,色信号と夫々混合されて使用される。
【0026】
【作用】このようなフレーム内輝度信号/色信号分離又
は3フィールド内輝度信号/色信号分離によれば動画の
場合においても解像度の劣化が少ない輝度信号/色信号
分離ができる。
【0027】
【実施例】以下、この発明を実施例を示す図面にもとづ
いて説明する。図8はこの発明の動き適応型Y/C分離
フィルタの一実施例を示すブロック図である。
【0028】この図8は図1におけるフィールド内Y信
号抽出フィルタ4の部分を、フレーム内Y信号抽出フィ
ルタ16に、またフィールド内C信号抽出フィルタ9の
部分を、フレーム内C信号抽出フィルタ17に置き換え
たものであり、その他の部分は従来例で説明をしたので
省略する。
【0029】図8におけるフレーム内Y信号抽出フィル
タ16の第1実施例の詳細ブロック図を図9に示す。同
図において、入力端子21にはV信号101が入力され
る。このV信号101は2画素遅延回路25および26
2ライン遅延回路26の入力端に入力される。
【0030】2画素遅延回路25で2画素遅延された信
号は、減算器30、31、32、41の第1の入力端に
それぞれ入力される。262ライン遅延回路26で26
2ライン遅延されたV信号は1ライン遅延回路27と4
画素遅延回路28の入力端と、減算器30の第2の入力
端にそれぞれ入力される。
【0031】1ライン遅延回路27で1ライン遅延され
たV信号は2画素遅延回路29の入力端に入力される。 4画素遅延回路28で4画素遅延されたV信号は減算器
31の第2の入力端に入力される。2画素遅延回路29
で2画素遅延されたV信号は減算器32の第2の入力端
に入力される。
【0032】減算器30の出力信号は、信号選択回路4
0の第1の入力端と、LPF33の入力端に入力される
。減算器31の出力信号は信号選択回路40の第2の入
力端と、LPF34の入力端に入力される。減算器32
の出力信号は信号選択回路40の第3の入力端と、LP
F35の入力端に入力される。
【0033】LPF33の出力は絶対値回路36の入力
端に、LPF34の出力は絶対値回路37の入力端に、
LPF35の出力は絶対値回路38の入力端にそれぞれ
入力される。
【0034】絶対値回路36の出力は最小値選択回路3
9の第1の入力端に、絶対値回路37の出力は最小値選
択回路39の第2の入力端に、絶対値回路38の出力は
最小値選択回路39の第3の入力端にそれぞれ入力され
る。最小値選択回路39の出力は信号選択回路40の第
4の入力端に入力され、これにより第1から第3の入力
を選択制御する。
【0035】信号選択回路40の出力は、1ライン遅延
回路42の入力端と減算器41の第2の入力端と加算器
43,減算器44の第1の入力端にそれぞれ入力される
。1ライン遅延回路42の出力は加算器43,減算器4
4の第2の入力端にそれぞれ入力される。加算器43の
出力は加算器46の第1の入力端に入力される。減算器
44の出力はLPF45の入力端に入力される。LPF
45の出力は加算器46の第2の入力端に入力される。 減算器41の出力は加算器47の第1の入力端に入力さ
れ、加算器46の出力は加算器47の第2の入力端に入
力される。
【0036】加算器47の出力はフレーム内Y/C分離
Y信号112として出力端22から出力される。 次に動作について説明する。画面の水平方向をx軸、画
面の垂直方向をy軸、上記x軸とy軸で構成される平面
に垂直な方向に時間軸であるt軸をとると、x軸、y軸
およびt軸で構成できる3次元時空間を考えることがで
きる。
【0037】図10,図11は3次元時空間を表わした
図であり、図10はt軸とy軸で構成される平面、図1
1はx軸とy軸で構成される平面である。図10では破
線でフィールドを示し、実線で色副搬送波が同位相であ
ることを示している。そしてこれらの交点には画素○,
●が示してある。n−2…n+1はフィールド番号であ
る。
【0038】また、図11の実線および破線はそれぞれ
nフィールド、nー1フィールドの走査線を示しており
、走査線上の「○」、「●」、「□」、「★」の4種類
の印はV信号を色副搬送波周波数fsc (=3.58
MHz )の4倍でディジタル化したときの色副搬送波
が同位相の標本点を同一印で示している。l−2…l+
2はライン番号を示している。また図10,図11で○
と●,□と★は位相が 180°異なる。
【0039】いま、注目標本点を「☆」で表わすと、同
一フィールドであるnフィールドでは2標本点前後の2
点c,dと、1ライン上下の点a,bで色副搬送波位相
が180°異なっている。そこで、ディジタル回路によ
るラインくし形フィルタや、特開昭58−242367
 号公報に示された適応型Y/C分離フィルタなどが構
成できる。
【0040】また、図11に示すように1フレーム(=
2フィールド)離れた同一標本点で色副搬送波位相が 
180°異なるので、フレーム間Y/C分離フィルタも
また構成できる。
【0041】さらに、図11からわかるように、注目標
本点があるnフィールドから1フィールド前のnー1フ
ィールドでは、1ライン上の標本点アまたは1ライン下
の2標本点前後イ,ウで逆位相となるので、これら3点
ア、イ、ウのうちいずれかと注目点との演算によりフィ
ールド間Y/C分離が可能となる。
【0042】また、上記のx軸、y軸およびt軸に対応
した周波数軸として、水平周波数軸であるμ軸、垂直周
波数軸であるν軸および時間周波数軸であるf軸を考え
、互いに直交するμ軸、ν軸、f軸で構成できる3次元
周波数空間を考えることができる。
【0043】図12は上記3次元周波数空間の投影図を
表わしている。図12(a)は上記3次元周波数空間を
斜め方向から見た図、図12(b)は上記3次元周波数
空間をf軸の負の方向から見た図、図12(c)は上記
3次元周波数空間をμ軸の正の方向から見た図である。
【0044】この図12(a)〜(c)には3次元周波
数空間上でのV信号のスペクトル分布を表わしてある。 図12(a)〜(c)からわかるように、Y信号のスペ
クトルは3次元周波数空間の原点を中心に広がっており
、C信号のスペクトルは色副搬送波周波数fsc でI
信号、Q信号が直交二相変調されているので、図12(
a)〜(c)のような4個所の空間に位置している。 しかし、図12(c)のようにV信号をμ軸上でみると
、C信号は第2象限と第4象限のみに存在している。
【0045】これは、図10で色副搬送波の同位相を表
わす実線が時間とともに上がっていることに対応してい
る。それにもかかわらず、従来例では、画像の動きを検
出した場合、フィールド内での相関を利用したY/C分
離を行っていたので、μ軸、ν軸方向の帯域制限は可能
であるが、f軸方向の帯域制限を加えることはできなか
った。
【0046】したがって、本来Y信号が存在する周波数
空間をC信号として分離することになり、動画における
Y信号の帯域が狭くなっていた。そこで、前述のように
フィールド間処理によるY/C分離を行うことにより、
動画におけるY信号の帯域を広げることができる。
【0047】図11において、nフィールド内にある注
目標本点「☆」の近傍にあり、色副搬送波位相が 18
0°異なる、n−1フィールド中の点は、標本点「●」
ア、イ、ウである。これら3点のいずれかとの演算によ
りフィールド間Y/C分離が可能となる。
【0048】第1に、図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」アとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分を取り出すことができる。この取出
成分をして1ライン遅延回路42、加算器43、46、
減算器44、LPF45で構成される2次元くし形フィ
ルタを通過させると、C信号を取り除くことができる。 この結果と、減算器41の出力であるC信号を含まない
3次元周波数空間上の低域成分とを加えることによりY
信号が得られる。これをフィールド間Y抽出Aとする。
【0049】図13(a)〜(c)は図12(a)〜(
c)と同じく3次元周波数空間を表わしており、フィー
ルド間Y抽出Aにより得られたY信号の存在する周波数
空間を示している。
【0050】第2に、図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」イとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分を取り出すことができる。取出した
成分をして上記の2次元くし形フィルタを通過させると
、C信号を取り除くことができる。以下、上記と同様の
処理によりY信号が得られる。これをフィールド間Y抽
出Bとする。
【0051】図14も図12,図13と同じくフィール
ド間Y/C抽出Bにより得られたY信号の存在する周波
数空間を示している。図14(a)〜(c)を見ると、
分離されたY信号に一部C信号が含まれるようであるが
、Y信号とC信号は相互に相関が強いことから、Y信号
にC信号が含まれることは極めて少ない。
【0052】第3に、図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」ウとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分を取り出すことができる。これに上
記の2次元くし形フィルタを通過させると、C信号を取
り除くことができる。以下、上記と同様の処理によりY
信号が得られる。これをフィールド間Y抽出Cとする。
【0053】図15も同じくフィールド間Y/C分離C
により得られたY信号とC信号の存在する周波数空間を
示している。図15(a)〜(c)を見ると、分離され
たY信号に一部C信号が含まれるようであるが、第11
図と同様の理由から、Y信号にC信号が含まれることは
極めて少ない。
【0054】これら3種類のフィールド間Y/C分離を
適応的に切り換え制御するため、注目標本点「☆」と標
本点「●」ア、イ、ウとの間での相関を検出する必要が
ある。入力端21に入力されるのはV信号であるから、
相関を検出するためには、それぞれの差分をLPFに通
し、Y信号の低域成分の相関を検出して、制御信号とす
ればよい。
【0055】次に図9の構成のフレーム内Y信号抽出フ
ィルタの動作について説明する。この発明は、動き検出
回路80で画像が動画であると判断したときに動画処理
として、フィールド内Y信号抽出フィルタの代わりに3
種類のフィールド間演算を含んだフレーム内Y信号抽出
フィルタのうち最適なものを用いることを特徴としてい
る。
【0056】図9において、入力端21から入力された
V信号101は2画素遅延回路25で2画素遅延され、
また262ライン遅延回路26で262ライン遅延され
る。
【0057】2画素遅延回路25で2画素遅延されたV
信号と、262ライン遅延回路26の出力とを減算器3
0で減じることにより、フィールド間Y抽出Cのための
フィールド間差分を得る。この演算は注目標本点“☆”
と標本点“●”ウとの差の演算である。図11の点dを
参照点とすると、注目標本点☆は2画素分遅れている。 標本点●ウは点dより262ライン(1フィールド分)
遅れている。従って2画素遅延回路25出力と262ラ
イン遅延回路26出力の差は目的の差となる。
【0058】2画素遅延回路25で2画素遅延されたV
信号と、4画素遅延回路28の出力とを減算器31で減
じることにより、フィールド間Y抽出Bのためのフィー
ルド間差分を得る。2画素遅延回路25で2画素遅延さ
れたV信号と、2画素遅延回路29の出力とを減算器3
2で減じることにより、フィールド間Y抽出Aのための
フィールド間差分を得る。
【0059】フィールド間Y抽出A,Bについても点d
を参照点とすればフィールド間Y抽出Cと同様に容易に
離隔できよう。以上の3種類のフィールド間差分は信号
選択回路40に入力され、後に述べる最小値選択回路3
9の出力により選択される。
【0060】減算器30の出力であるフィールド間差分
はまた2.1MHz以下を通過域とするLPF33を通
し、さらに絶対値回路36で絶対値化され、最小値選択
回路39に入力される。絶対値回路36出力は図11に
おける注目点と標本点ウとの間の相関を検出する。
【0061】減算器31の出力であるフィールド間差分
はまた2.1MHz以下を通過域とするLPF34を通
し、さらに絶対値回路37で絶対値化され、最小値選択
回路39に入力される。絶対値回路37は図11におけ
る注目点と標本点イとの間の相関を検出する。
【0062】減算器32の出力であるフィールド間差分
はまた2.1MHz以下を通過域とするLPF35を通
し、さらに絶対値回路38で絶対値化され、最小値選択
回路39に入力される。絶対値回路38は図11におけ
る注目点と標本点アとの間の相関を検出する。
【0063】最小値選択回路39は上記の3種類の絶対
値出力のうち最小のもの(相関検出量は最大のもの)を
選択し、信号選択回路40を制御する。すなわち、信号
選択回路40は絶対値回路36の出力が最小の場合は減
算器30の出力を、絶対値回路37の出力が最小の場合
は減算器31の出力を、絶対値回路38の出力が最小の
場合は減算器32の出力をそれぞれ選択する。
【0064】さらに信号選択回路40の出力は、減算器
41でV信号から減算され、相関が検出された方向の3
次元周波数空間低域成分が得られる。一方、信号選択回
路40の出力は相関が検出された方向の3次元周波数高
域成分であるので、1ライン遅延回路42、加算器43
、46、減算器44、LPF45で構成される2次元く
し形フィルタを通過することにより、C信号を除去でき
る。加算器47にて減算器41と加算器46の出力を加
算することにより、フレーム内Y/C分離Y信号112
を得ることができる。
【0065】なお、図9において、C信号を除去するた
めに1ライン遅延回路42を含んだ演算を用いたが、こ
れを複数個のラインメモリを用い、記憶した複数ライン
の信号ごとに1ライン遅延回路を用いて演算する場合は
より分離精度が高くなる。図16は、この発明である図
8におけるフレーム内C信号抽出フィルタ17の第1実
施例の詳細ブロック図である。
【0066】同図において、入力端子23には色差信号
104が入力される。この色差信号104は2画素遅延
回路61および262ライン遅延回路62の入力端に入
力される。2画素遅延回路61で2画素遅延された信号
は、減算器66、67、68、74の第1の入力端にそ
れぞれ入力される。
【0067】262ライン遅延回路62で262ライン
遅延されたV信号は1ライン遅延回路63と4画素遅延
回路64の入力端と、減算器66の第2の入力端にそれ
ぞれ入力される。1ライン遅延回路63で1ライン遅延
された信号は2画素遅延回路65の入力端に入力される
。4画素遅延回路64で4画素遅延された信号は減算器
67の第2の入力端に入力される。2画素遅延回路65
で2画素遅延された信号は減算器68の第2の入力端に
入力される。
【0068】減算器66の出力信号は、信号選択回路7
3の第1の入力端と、絶対値回路69の入力端に入力さ
れる。減算器67の出力信号は信号選択回路73の第2
の入力端と、絶対値回路70の入力端に入力される。減
算器68の出力信号は信号選択回路73の第3の入力端
と、絶対値回路71の入力端に入力される。
【0069】絶対値回路69の出力は最小値選択回路7
2の第1の入力端に、絶対値回路70の出力は最小値選
択回路72の第2の入力端に、絶対値回路71の出力は
最小値選択回路72の第3の入力端にそれぞれ入力され
る。最小値選択回路72の出力は信号選択回路73の第
4の入力端に入力され、これにより第1から第3の入力
を選択制御する。
【0070】信号選択回路73の出力は、減算器74の
第2の入力端に入力される。減算器74の出力はフレー
ム内Y/C分離C信号115として出力端24から出力
される。次に図16の構成のフレーム内C信号抽出フィ
ルタの動作について説明する。
【0071】この発明は、動き検出回路80で画像が動
画であると判断したときに動画処理として、フィールド
内C信号抽出フィルタの代わりに3種類のフィールド間
演算を含んだフレーム内C信号抽出フィルタのうち最適
なものを用いることを特徴としている。
【0072】図16において、入力端23から入力され
た色差信号104は2画素遅延回路61で2画素遅延さ
れ、また262ライン遅延回路62で262ライン遅延
される。2画素遅延回路61で2画素遅延された色差信
号と、262ライン遅延回路62の出力とを減算器66
で減じることにより、フィールド間C抽出Cのためのフ
ィールド間差分を得る。
【0073】2画素遅延回路61で2画素遅延された色
差信号と、4画素遅延回路64の出力とを減算器67で
減じることにより、フィールド間C抽出Bのためのフィ
ールド間差分を得る。2画素遅延回路61で2画素遅延
された色差信号と、2画素遅延回路65の出力とを減算
器68で減じることにより、フィールド間C抽出Aのた
めのフィールド間差分を得る。
【0074】以上の3種類のフィールド間差分は信号選
択回路73に入力され、後に述べる最小値選択回路72
の出力により選択される。減算器66の出力であるフィ
ールド間差分はまた絶対値回路69で絶対値化され、最
小値選択回路72に入力される。絶対値回路69は図1
1における注目点と標本点ウとの間の相関を検出する。
【0075】減算器67の出力であるフィールド間差分
はまた絶対値回路70で絶対値化され、最小値選択回路
72に入力される。絶対値回路70は図11における注
目点と標本点イとの間の相関を検出する。減算器68の
出力であるフィールド間差分はまた絶対値回路71で絶
対値化され、最小値選択回路39に入力される。絶対値
回路71は図11における注目点と標本点アとの間の相
関を検出する。
【0076】最小値選択回路72は上記の3種類の絶対
値出力のうち最小のもの(相関検出量は最大のもの)を
選択し、信号選択回路73を制御する。すなわち、信号
選択回路73は絶対値回路69の出力が最小の場合は減
算器66の出力を、絶対値回路70の出力が最小の場合
は減算器67の出力を、絶対値回路71の出力が最小の
場合は減算器68の出力をそれぞれ選択する。
【0077】さらに信号選択回路73の出力は、減算器
74で色差信号から減算され、相関が検出された方向の
3次元周波数空間低域成分が得られる。図17は、この
発明である図8におけるフレーム内Y信号抽出フィルタ
16の第2実施例の詳細ブロック図である。
【0078】図17において、図9と異なる点はフィー
ルド間の相関を検出する方法のみである。この実施例は
V信号の相関を検出する方法として、3次元周波数空間
においてY信号のスペクトルが広がっている方向を検出
する方法を用いる。3種類のフィールド間Y/C分離を
選択制御するためのY信号のスペクトルの広がりを検出
する周波数領域について図示すると図18、図19、図
20のそれぞれ実線部分となる。
【0079】図18はフィールド間Y抽出Aを選択する
ためのY信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領
域である。この領域は図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」アの1ライン下にある標本点「○」エと
の差をLPFに通過させることにより検出することがで
きる。
【0080】図19はフィールド間Y抽出Bを選択する
ためのY信号スペクトルの広がりを検出する周波数領域
である。この領域は図11における注目標本点「☆」と
標本点「●」イとの和をBPFに通過させることにより
検出することができる。図20はフィールド間Y抽出C
を選択するためのY信号スペクトルの広がりを検出する
周波数領域である。この領域は図11における注目標本
点「☆」と標本点「●」ウとの和をBPFに通過させる
ことにより検出することができる。
【0081】次に上記図17の構成のフレーム内Y信号
抽出フィルタのうち、図9と異なるフィールド間相関検
出回路のみを説明する。図17において図9と同等の個
所には同じ番号が付されている。
【0082】262ライン遅延回路26の出力と2画素
遅延回路25の出力は加算器54で加算され、その結果
は2.1MHz以上を通過域とするBPF57を通し、
さらに絶対値回路36で絶対値化され、最大値選択回路
49に入力される。絶対値回路36出力は図11におけ
る注目点と標本点ウとの間の相関を検出する。
【0083】262ライン遅延回路26の出力は2画素
遅延回路52、53で4画素遅延される。2画素遅延回
路53の出力と2画素遅延回路25の出力は加算器55
で加算され、その結果は2.1MHz以上を通過域とす
るBPF58を通し、さらに絶対値回路37で絶対値化
され、最大値選択回路49に入力される。絶対値回路3
7は図11における注目点と標本点イとの間の相関を検
出する。
【0084】2画素遅延回路52の出力と2画素遅延回
路25の出力は減算器56で加算され、その結果は2.
1MHz以下を通過域とするLPF59を通し、さらに
絶対値回路38で絶対値化され、最大値選択回路49に
入力される。絶対値回路38は図11における注目点と
標本点アとの間の相関を検出する。
【0085】最大値選択回路49は上記の3種類の絶対
値出力のうち最大のもの(相関検出量も最大のもの)を
選択し、信号選択回路40を制御する。図21は、この
発明である図8におけるフレーム内Y信号抽出フィルタ
16の第3実施例の詳細ブロック図である。
【0086】図21において図9と異なる点は、3種類
のフィールド間C信号抽出フィルタに加え、フィールド
内C信号抽出フィルタを含めた4種類のフィルタからの
うち最適のものを用いる点である。上記図21の構成の
フレーム内Y信号抽出フィルタのうち、図9と異なるフ
ィールド間相関検出回路のみを説明する。図21におい
て図9と同等の個所には同じ番号が付されている。
【0087】2画素遅延回路25の出力は減算器30、
31、32、41の第1の入力端に入力されるとともに
、フィールド内C信号抽出フィルタ48に入力される。 フィールド内C信号抽出フィルタ48の出力は信号選択
回路51の第1の入力端に入力される。
【0088】減算器30の出力は信号選択回路51の第
2の入力端とLPF33に入力される。減算器31の出
力は信号選択回路51の第3の入力端とLPF34に入
力される。減算器32の出力は信号選択回路51の第4
の入力端とLPF35に入力される。LPF33、34
、35の出力は、図9と同様にそれぞれ絶対値回路36
、37、38に入力される。
【0089】絶対値回路36の出力は最大値選択回路4
9と最小値選択回路39の第1の入力端にそれぞれ入力
される。絶対値回路36は図11における注目点と標本
点ウとの間の相関を検出する。絶対値回路37の出力は
最大値選択回路49と最小値選択回路39の第2の入力
端にそれぞれ入力される。絶対値回路37は図11にお
ける注目点と標本点イとの間の相関を検出する。
【0090】絶対値回路38の出力は最大値選択回路4
9と最小値選択回路39の第3の入力端にそれぞれ入力
される。絶対値回路38は図11における注目点と標本
点アとの間の相関を検出する。
【0091】最大値選択回路49の出力はしきい値判定
回路50の第1の入力端に入力される。最小値選択回路
39の出力はしきい値判定回路50の第2の入力端と信
号選択回路51の第5の入力端に入力される。しきい値
判定回路50の出力は信号選択回路51の第6の入力端
に入力される。
【0092】しきい値判定回路50は3種類のフィール
ド間相関の最大値が第1のしきい値αより小さい場合ま
たは、3種類のフィールド間相関の最小値が第2のしき
い値βより大きい場合に、信号選択回路51がフィール
ド内C信号抽出フィルタ48の出力を選択するように制
御する。
【0093】一方、しきい値判定回路50にて、3種類
のフィールド間相関の最大値が第1のしきい値αより大
きいか、または、3種類のフィールド間相関の最小値が
第2のしきい値βより小さいと判定された場合には、最
小値選択回路39の出力により、信号選択回路51は絶
対値回路36の出力が最小の場合は減算器30の出力を
、絶対値回路37の出力が最小の場合は減算器31の出
力を、絶対値回路38の出力が最小の場合は減算器32
の出力をそれぞれ選択するように制御される。但し、α
<βの関係があるものとする。
【0094】図22は、この発明である図8におけるフ
レーム内Y信号抽出フィルタ16の第4実施例の詳細ブ
ロック図である。図22において図21と異なる点は、
フィールド間の相関を検出する方法のみである。ここで
は図17における実施例と同様に、V信号の相関を検出
する方法として、3次元周波数空間においてY信号のス
ペクトルが広がっている方向を検出する方法を用いる。
【0095】図22の構成のフレーム内Y信号抽出フィ
ルタのうち、図9、図17および図21と異なる点のみ
説明する。図22において図9、図17および図21と
同等の個所には同じ番号が付されている。
【0096】最小値選択回路39の出力はしきい値判定
回路50の第1の入力端に入力される。最大値選択回路
49の出力はしきい値判定回路50の第2の入力端と信
号選択回路51の第5の入力端に入力される。しきい値
判定回路50の出力は信号選択回路51の第6の入力端
に入力される。
【0097】しきい値判定回路50は3種類のフィール
ド間相関の最大値が第1のしきい値αより小さい場合ま
たは、3種類のフィールド間相関の最小値が第2のしき
い値βより大きい場合に、信号選択回路51がフィール
ド内C信号抽出フィルタ48の出力を選択するように制
御する。
【0098】一方、しきい値判定回路50にて、3種類
のフィールド間相関の最大値が第1のしきい値αより大
きいか、または、3種類のフィールド間相関の最小値が
第2のしきい値βより小さいと判定された場合には、最
大値選択回路49の出力により、信号選択回路51は絶
対値回路36の出力が最大の場合は減算器30の出力を
、絶対値回路37の出力が最大の場合は減算器31の出
力を、絶対値回路38の出力が最大の場合は減算器32
の出力をそれぞれ選択するように制御される。但し、α
<βの関係があるものとする。
【0099】図21は、この発明である図8におけるフ
レーム内C信号抽出フィルタ17の第2実施例の詳細ブ
ロック図である。図23において図16と異なる点は、
3種類のフィールド間Y信号抽出フィルタに加え、フィ
ールド内Y信号抽出フィルタを含めた4種類のフィルタ
からのうち最適のものを用いる点である。
【0100】図23の構成のフレーム内C信号抽出フィ
ルタのうち、図16と異なるフィールド間相関検出回路
のみを説明する。図23において図16と同等の個所に
は同じ番号が付されている。
【0101】2画素遅延回路61の出力は減算器66、
67、68、74の第1の入力端に入力されるとともに
、フィールド内Y信号抽出フィルタ75に入力される。 フィールド内Y信号抽出フィルタ75の出力は信号選択
回路78の第1の入力端に入力される。
【0102】減算器66の出力は信号選択回路78の第
2の入力端と絶対値回路69に入力される。減算器67
の出力は信号選択回路78の第3の入力端と絶対値回路
70に入力される。減算器68の出力は信号選択回路7
8の第4の入力端と絶対値回路71に入力される。
【0103】絶対値回路69の出力は最大値選択回路7
6′と最小値選択回路72の第1の入力端にそれぞれ入
力される。絶対値回路69は図11における注目点と標
本点ウとの間の相関を検出する。絶対値回路70の出力
は最大値選択回路76′と最小値選択回路72の第2の
入力端にそれぞれ入力される。
【0104】絶対値回路70は図11における注目点と
標本点イとの間の相関を検出する。絶対値回路71の出
力は最大値選択回路76′と最小値選択回路72の第3
の入力端にそれぞれ入力される。絶対値回路71は図1
1における注目点と標本点アとの間の相関を検出する。
【0105】最大値選択回路76′の出力はしきい値判
定回路77の第1の入力端に入力される。最小値選択回
路72の出力はしきい値判定回路77の第2の入力端と
信号選択回路78の第5の入力端に入力される。しきい
値判定回路77の出力は信号選択回路78の第6の入力
端に入力される。
【0106】しきい値判定回路77は3種類のフィール
ド間相関の最大値が第1のしきい値αより小さい場合ま
たは、3種類のフィールド間相関の最小値が第2のしき
い値βより大きい場合に、信号選択回路78がフィール
ド内C信号抽出フィルタ75の出力を選択するように制
御する。
【0107】一方、しきい値判定回路77にて、3種類
のフィールド間相関の最大値が第1のしきい値αより大
きいまたは、3種類のフィールド間相関の最小値が第2
のしきい値βより小さいと判定された場合には、最小値
選択回路72の出力により、信号選択回路78は絶対値
回路69の出力が最小の場合は減算器66の出力を、絶
対値回路70の出力が最小の場合は減算器67の出力を
、絶対値回路71の出力が最小の場合は減算器68の出
力をそれぞれ選択するように制御される。但し、α<β
の関係があるものとする。
【0108】信号選択回路78の出力は減算器74で2
画素遅延回路61の出力である色差信号から減算され、
フレーム内抽出C信号115として出力端24から出力
される。
【0109】また図8において、フレーム内C信号抽出
フィルタ17、フレーム間C信号抽出フィルタ10、色
信号混合回路15で構成される色差信号の動き適応処理
回路は時分割多重された色差信号104を入力信号とし
ているが、フレーム内C信号抽出フィルタ17、フレー
ム間C信号抽出フィルタ10、色信号混合回路15と同
じ構成をさらに並置し、色差信号をそれぞれ別に動き適
応処理するように構成してもよい。
【0110】更に他の実施例について説明する。前述の
ように図11において、nー1フィールドの中で注目標
本点「☆」の近傍にあり、色副搬送波位相が 180°
異なる点は、標本点「●」ア、イ、ウがある。これら3
点のいずれかとの演算によりフィールド間Y/C分離が
可能となる。
【0111】図24はフレーム内Y信号抽出フィルタの
第5実施例のブロック図である。第1に、図11におけ
る注目標本点「☆」と標本点「●」アとの差によりC信
号を含む3次元周波数空間上の高域成分を取り出すこと
ができる。これを図24に示す1ライン遅延回路545
、加算器547、550、減算器546、LPF549
で構成される2次元くし形フィルタを通過させると、C
信号を取り除くことができる。この結果と、減算器54
8の出力であるC信号を含まない3次元周波数空間上の
低域成分とを加えることによりY信号が得られる。これ
をフィールド間Y抽出Aとする。
【0112】図25は図12と同じく3次元周波数空間
を表わしており、フィールド間Y抽出Aにより得られた
Y信号の存在する周波数空間を示している。
【0113】第2に、図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」イとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分を取出すことができる。これに上記
の2次元くし形フィルタを通過させると、C信号を取り
除くことができる。以下、上記と同様の処理によりY信
号が得られる。これをフィールド間Y抽出Bとする。
【0114】図26も同じくフィールド間Y抽出Bによ
り得られたY信号の存在する周波数空間を示している。 図26を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含ま
れるようであるが、Y信号とC信号は相互に相関が強い
ことから、Y信号にC信号が含まれることは極めて少な
い。
【0115】第3に、図11における注目標本点「☆」
と標本点「●」ウとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域成分を取り出すことができる。これに上
記の2次元くし形フィルタを通過させると、C信号を取
り除くことができる。以下、上記と同様の処理によりY
信号が得られる。これをフィールド間Y抽出Cとする。
【0116】図27も同じくフィールド間Y抽出Cによ
り得られたY信号の存在する周波数空間を示している。 図27を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含ま
れるようであるが、前述したところと同様の理由から、
Y信号にC信号が含まれることは極めて少ない。
【0117】これら3種類のフィールド間Y抽出を適応
的に切り換え制御するため、注目標本点「☆」と標本点
「●」ア、イ、ウとの間での相関を検出する必要がある
。入力端521に入力されるのはV信号であるから、相
関を検出するためには、nー1フィールドとn+1フィ
ールドにおける色副搬送波の位相が同じ標本点の差分を
用いている。
【0118】次に上記図24の構成のフレーム内Y信号
抽出フィルタとフレーム間相関検出回路の動作について
説明する。本発明は、動き検出回路80で画像が動画で
あると判断したときに動画処理として、フィールド内Y
信号抽出フィルタの代わりに3種類のフィールド間演算
を含んだフレーム内Y信号抽出フィルタのうち最適なも
のを用いることを特徴としている。
【0119】図24において、入力端521から入力さ
れたV信号701は263ライン遅延回路525で26
3ライン遅延された後、2画素遅延回路526で2画素
遅延され、また262ライン遅延回路527で262ラ
イン遅延される。
【0120】2画素遅延回路526で2画素遅延された
V信号と、262ライン遅延回路527の出力とを減算
器531で減じることにより、フィールド間Y抽出Cの
ためのフィールド間差分を得る。
【0121】2画素遅延回路526で2画素遅延された
V信号と、4画素遅延回路528の出力とを減算器53
2で減じることにより、フィールド間Y抽出Bのための
フィールド間差分を得る。
【0122】2画素遅延回路526で2画素遅延された
V信号と、2画素遅延回路530の出力とを減算器53
3で減じることにより、フィールド間Y抽出Aのための
フィールド間差分を得る。
【0123】以上の3種類のフィールド間差分は信号選
択回路544に入力され、後に述べる最小値選択回路5
43の出力により選択される。この実施例では相関検出
にn−1フィルタ,nフィルタ、v+1フィルタが関係
する。図25は注目標本点☆を含むnフィルタと、色副
搬送波位相が 180°異なるn+1フィルタの標本点
エ,オ,カを示している。
【0124】まず第1に、フィールド間Y抽出Aを選択
するためには、図11におけるn−1フィールドの標本
点アと図28におけるn+1フィールドの標本点エとの
差分絶対値を得る必要がある。
【0125】次に、フィールド間Y抽出Bを選択するた
めには、図11におけるn−1フィールドの標本点イと
図28におけるn+1フィールドの標本点オとの差分絶
対値を得る必要がある。
【0126】さらに、フィールド間Y抽出Cを選択する
ためには、図11におけるn−1フィールドの標本点ウ
と図28におけるn+1フィールドの標本点カとの差分
絶対値を得る必要がある。
【0127】上記の結果、得られた3種類のフレーム間
相関検出量を比較して、3種類のフィールド間Y信号抽
出フィルタを選択制御する。
【0128】図24において、入力端521から入力さ
れたV信号701は263ライン遅延回路525に入力
されるとともに、1ライン遅延回路534および2画素
遅延回路536の入力端に入力される。263ライン遅
延回路525の出力は、3種類のフィールド間Y信号抽
出フィルタを構成するのに用いられる。
【0129】262ライン遅延回路527の出力と4画
素遅延回路535の出力は減算器537で減算され、絶
対値回路540で絶対値化され最小値選択回路543に
入力されて、図11、図28における標本点ウとカとの
間の相関を検出する。
【0130】4画素遅延回路528の出力と1ライン遅
延回路534の出力は減算器541で減算され、絶対値
回路541で絶対値化され最小値選択回路543に入力
されて、図11、図28における標本点イとオとの間の
相関を検出する。
【0131】2画素遅延回路530の出力と2画素遅延
回路536の出力は減算器539で減算され、絶対値回
路542で絶対値化され最小値選択回路543に入力さ
れて、図11、図28における標本点アとエとの間の相
関を検出する。
【0132】最小値選択回路543は上記の3種類の絶
対値出力のうち最小のもの、すなわち注目標本点を中心
に1フレーム隔てた3方向の標本点間の相関が最大のも
のを選択し、信号選択回路544を制御する。
【0133】すなわち、信号選択回路544は絶対値回
路540の出力が最小の場合は減算器531の出力を、
絶対値回路541の出力が最小の場合は減算器532の
出力を、絶対値回路542の出力が最小の場合は減算器
533の出力をそれぞれ選択する。
【0134】さらに信号選択回路544の出力は、減算
器548でV信号から減算され、相関が検出された方向
の3次元周波数空間低域成分が得られる。一方、信号選
択回路544の出力は相関が検出された方向の3次元周
波数高域成分であるので、1ライン遅延回路545、加
算器547、550、減算器546、LPF549で構
成される2次元くし形フィルタを通過することにより、
C信号を除去できる。加算器551にて減算器548と
加算器550の出力を加算することにより、フレーム内
Y/C分離Y信号712を得ることができる。
【0135】なお、図24において、C信号を除去する
ために1ライン遅延回路545を含んだ演算を用いたが
、これを複数個のラインメモリを用い、記憶した複数ラ
インの信号ごとに1ライン遅延回路を用いて演算する場
合はより分離精度が高くなる。
【0136】図29はフレーム内C信号抽出フィルタ1
7の第13実施例の詳細ブロック図である。同図におい
て、入力端子523には色差信号704が入力される。 555は263ライン遅延回路、556、560、56
6は2画素遅延回路、557は262ライン遅延回路、
558、565は4画素遅延回路、559、564は1
ライン遅延回路、561、562、563は加算器、5
67、568、569は減算器、570、571、57
2は絶対値を出力する絶対値回路、573は3つの入力
に対してその最小値を判定し制御信号を出力する最小値
選択回路、574は3つの入力のうち1つを選択し出力
する信号選択回路である。信号選択回路574の出力は
、フレーム内Y/C分離C信号715として出力端52
4から出力される。
【0137】次に図29の構成のフレーム内C信号抽出
フィルタの動作について説明する。本発明は、動き検出
回路80で画像が動画であると判断したときに動画処理
として、フィールド内C信号抽出フィルタの代わりに3
種類のフィールド間演算を含んだフレーム内C信号抽出
フィルタのうち最適なものを用いることを特徴としてい
る。
【0138】図29において、入力端523から入力さ
れた色差信号704は、263ライン遅延回路555で
263ライン遅延された後、2画素遅延回路556で2
画素遅延され、また262ライン遅延回路557で26
2ライン遅延される。
【0139】2画素遅延回路556で2画素遅延された
色差信号と、262ライン遅延回路557の出力とを加
算器561で加算することにより、フィールド間C抽出
Cによるフィールド間和を得る。
【0140】2画素遅延回路556で2画素遅延された
色差信号と、4画素遅延回路558の出力とを加算器5
62で加算することにより、フィールド間C抽出Bによ
るフィールド間和を得る。
【0141】2画素遅延回路556で2画素遅延された
色差信号と、2画素遅延回路560の出力とを加算器5
63で加算することにより、フィールド間C抽出Aによ
るフィールド間和を得る。以上の3種類のフィールド間
和は信号選択回路574に入力され、後に述べる最小値
選択回路573の出力により選択される。
【0142】これら3種類のフィールド間C抽出を適応
的に切り換えるための相関検出は、図24における実施
例と同様にフレーム間の相関検出による。図29におい
て、入力端523から入力された色差信号704は26
3ライン遅延回路555に入力されるとともに、1ライ
ン遅延回路564および2画素遅延回路566の入力端
に入力される。263ライン遅延回路555の出力は、
3種類のフィールド間C信号抽出フィルタを構成するの
に用いられる。
【0143】262ライン遅延回路557の出力と4画
素遅延回路565の出力は減算器567で減算され、絶
対値回路570で絶対値化され最小値選択回路573に
入力されて、図11、図28における標本点ウとカとの
間の相関を検出する。4画素遅延回路558の出力と1
ライン遅延回路564の出力は減算器568で減算され
、絶対値回路571で絶対値化され最小値選択回路57
3に入力されて、図11、図28における標本点イとオ
との間の相関を検出する。
【0144】2画素遅延回路560の出力と2画素遅延
回路566の出力は減算器569で減算され、絶対値回
路572で絶対値化され最小値選択回路573に入力さ
れて、図11、図28における標本点アとエとの間の相
関を検出する。最小値選択回路573は上記の3種類の
絶対値出力のうち最小のもの、すなわち注目標本点を中
心に1フレーム隔てた3方向の標本点間の相関が最大の
ものを選択し、信号選択回路574を制御する。
【0145】すなわち、信号選択回路574は絶対値回
路570の出力が最小の場合は加算器561の出力を、
絶対値回路571の出力が最小の場合は加算器562の
出力を、絶対値回路572の出力が最小の場合は加算器
563の出力をそれぞれ選択する。
【0146】また図8において、フレーム内C信号抽出
フィルタ17、フレーム間C信号抽出フィルタ10、色
信号混合回路15で構成される色差信号の動き適応処理
は時分割多重された2種類の色差信号704を入力信号
としているが、フレーム内C信号抽出フィルタ17、フ
レーム間C信号抽出フィルタ10、色信号混合回路15
と同じ構成をさらに並置し、2種類の色差信号をそれぞ
れ別に動き適応処理するように構成してもよい。
【0147】図24の実施例ではフレーム内Y信号抽出
フィルタ16において3種類のフィールド間Y信号抽出
フィルタを適応的に切り換え制御していたが、次の実施
例では3種類のフィールド間Y信号抽出フィルタに加え
、フィールド内Y信号抽出フィルタを含めた4種類のフ
ィルタからのうち最適のものを用いる。
【0148】図30はフレーム内Y信号抽出フィルタの
第6実施例を示すブロック図である。図30において図
24と同等の個所には同じ番号が付されている。552
は4つの入力のうち1つを選択し出力する信号選択回路
、553は2つの入力に対して入力が各々あるしきい値
を越えているか否かを判定し制御信号を出力するしきい
値判定回路、554は3つの入力に対してその最大値を
判定し制御信号を出力する最大値選択回路である。
【0149】2画素遅延回路526の出力は減算器53
1、532、533の第1の入力端に入力されるととも
に、信号選択回路552に入力される。この入力はフィ
ールド間の演算を行わない入力であり、信号選択回路5
52においてこの入力が選択されるとフィールド内Y信
号抽出の処理となる。
【0150】絶対値回路540の出力は最小値選択回路
543と最大値選択回路554に入力される。絶対値回
路541の出力は最小値選択回路543と最大値選択回
路554に入力される。絶対値回路542の出力は最小
値選択回路543と最大値選択回路554に入力される
【0151】最大値選択回路554の出力はしきい値判
定回路553の第1の入力端に入力される。最小値選択
回路543の出力はしきい値判定回路553の第2の入
力端と信号選択回路552の第5の入力端に入力される
。しきい値判定回路553の出力は信号選択回路552
の第6の入力端に入力される。しきい値判定回路553
は3種類のフレーム間相関の最大値が第1のしきい値α
より小さい場合または、3種類のフレーム間相関の最小
値が第2のしきい値βより大きい場合に、信号選択回路
552が2画素遅延回路526の出力を選択するように
制御する。
【0152】一方、しきい値判定回路553にて、3種
類のフレーム間相関の最大値が第1のしきい値αより大
きいまたは、3種類のフレーム間相関の最小値が第2の
しきい値βより小さいと判定された場合には、最小値選
択回路543の出力により、信号選択回路552は絶対
値回路540の出力が最小の場合は減算器531の出力
を、絶対値回路541の出力が最小の場合は減算器53
2の出力を、絶対値回路542の出力が最小の場合は減
算器533の出力をそれぞれ選択するように制御される
。但し、α<βの関係があるものとする。
【0153】加算器551の出力はフレーム内抽出Y信
号712として出力端522から出力される。図29の
実施例ではフレーム内C信号抽出フィルタ17において
3種類のフィールド間C信号抽出フィルタを適応的に切
り換え制御していたが、次の実施例では3種類のフィー
ルド間C信号抽出フィルタに加え、フィールド内C信号
抽出フィルタを含めた4種類のフィルタからのうち最適
のものを用いる。
【0154】図31はフレーム内C信号抽出フィルタ1
7の第4の実施例の詳細ブロック図である。図31にお
いて図26と同等の個所には同じ番号が付されている。 575はフィールド内の演算によってC信号を抽出し出
力するフィールド内C信号抽出フィルタ、576は4つ
の入力のうち1つを選択し出力する信号選択回路、57
7は2つの入力に対して入力が各々あるしきい値を越え
ているか否かを判定し制御信号を出力するしきい値判定
回路、578は3つの入力に対してその最大値を判定し
制御信号を出力する最大値選択回路である。
【0155】2画素遅延回路556の出力は加算器56
1、562、563の第1の入力端に入力されるととも
に、フィールド内C信号抽出フィルタ575に入力され
る。フィールド内C信号抽出フィルタ575の出力は信
号選択回路576に入力される。
【0156】絶対値回路570の出力は最小値選択回路
573と最大値選択回路578に入力される。絶対値回
路571の出力は最小値選択回路573と最大値選択回
路578に入力される。絶対値回路572の出力は最小
値選択回路573と最大値選択回路578に入力される
。信号選択回路576は図30の信号選択回路552と
同様に、しきい値判定回路553と最小値選択回路54
3によって制御される。
【0157】信号選択回路576の出力はフレーム内抽
出C信号715として出力端524から出力される。以
上を要約すると従来は図1に示すようにフィルタ内Y信
号抽出フィルタ4、フィルタ内C信号抽出フィルタ9を
使用していたのに替えて図8に示すようにフレーム内Y
信号抽出フィルタ16、フレーム内C信号抽出フィルタ
17を用いるのである。
【0158】次に示す実施例はY信号抽出にフレーム間
Y信号抽出フィルタ5と3フィルタ内Y信号抽出フィル
タとを用いる点で図8の実施例と異なる。図32はこの
第2の実施例のブロック図である。
【0159】この図32は図1におけるフィールド内Y
信号抽出フィルタ4の部分を、3フィールド内Y信号抽
出フィルタ76に、またフィールド内C信号抽出フィル
タ9の部分を、フレーム内C信号抽出フィルタ17に置
き換えたものであり、その他の部分は従来例で説明をし
たので省略する。
【0160】図32における3フィールド内Y信号抽出
フィルタ76の第1実施例の詳細ブロック図を図33に
示す。同図において、入力端子721にはV信号201
が入力される。このV信号201は263ライン遅延回
路725、1ライン遅延回路726の入力端と減算器7
29、加算器733の第1の入力端にそれぞれ入力され
る。
【0161】263ライン遅延回路25で263ライン
遅延されたV信号は、2画素遅延回路727の入力端と
減算器729、加算器733の第2の入力端にそれぞれ
入力される。2画素遅延回路27で2画素遅延されたV
信号は減算器734、735の第1の入力端に入力され
る。1ライン遅延回路726で1ライン遅延されたV信
号は4画素遅延回路728の入力端と減算器734の第
2の入力端にそれぞれ入力される。4画素遅延回路72
8で4画素遅延されたV信号は減算器735の第2の入
力端に入力される。
【0162】減算器729の出力信号は2画素遅延回路
730と262ライン遅延回路731の入力端にそれぞ
れ入力される。2画素遅延回路730の出力信号は、L
PF736、739の入力端と、加算器737、738
の第1の入力端にそれぞれ入力される。262ライン遅
延回路731の出力信号は4画素遅延回路732の入力
端と、加算器738の第2の入力端に入力される。4画
素遅延回路732の出力信号は加算器737の第2の入
力端に入力される。加算器733の出力信号は加算器7
47の第1の入力端に入力される。
【0163】減算器734の出力信号はLPF740の
入力端に入力される。減算器735の出力信号はLPF
741の入力端に入力される。LPF736の出力は信
号選択回路746の第1の入力端に、加算器737の出
力は信号選択回路746の第2の入力端に、加算器73
8出力は信号選択回路746の第3の入力端にそれぞれ
入力される。
【0164】LPF739の出力は絶対値回路742の
入力端に、LPF740の出力は絶対値回路743の入
力端に、LPF741の出力は絶対値回路744の入力
端にそれぞれ入力される。
【0165】絶対値回路742の出力は最小値選択回路
745の第1の入力端に、絶対値回路743の出力は最
小値選択回路745の第2の入力端に、絶対値回路74
4の出力は最小値選択回路745の第3の入力端にそれ
ぞれ入力される。最小値選択回路745の出力は信号選
択回路746の第4の入力端に入力され、これにより第
1から第3の入力を選択制御する。
【0166】信号選択回路746の出力は、加算器47
の第2の入力端に入力される。加算器747の出力は3
フィールド内Y/C分離Y信号212として出力端72
2から出力される。次に動作について説明する。
【0167】図11において、nー1フィールドの中で
注目標本点「☆」の近傍にあり、色副搬送波位相が 1
80°異なる点は、標本点「●」ア、イ、ウがある。図
34は図28同様n不意とn+1不意のV信号の配列を
示している。図34において、n+1フィールドの中で
注目標本点「☆」の近傍にあり、色副搬送波位相が 1
80°異なる点は、標本点「●」エ、オ、カがある。注
目標本点「☆」とこれら6点のいずれかとの演算により
フィールド間Y/C分離が可能となる。さらに、これら
フィールド間Y/C分離を組み合わせると、より精度の
よいY/C分離ができる3フィールド内Y/C分離が可
能となる。
【0168】第1に、図31における注目標本点「☆」
と標本点「●」エとの差によりC信号を含む3次元周波
数空間上の高域周波数成分を取り出すことができる。ま
た注目標本点「☆」と標本点「●」エとの和によりC信
号を含まない3次元周波数空間上の低域周波数成分を取
り出すことができる。
【0169】図33における減算器729と加算器73
3の出力はそれぞれこの高域周波数成分と低域周波数成
分である。減算器729の出力は水平位置補償のための
2画素遅延回路730とLPF736により、C信号を
含む高域周波数成分からC信号を取り除くことができる
。この結果と加算器733の出力であるC信号を含まな
い3次元周波数空間上の低域成分とを加算器747によ
り加算することによりY信号が得られる。これを3フィ
ールド内Y抽出Aとする。
【0170】図35は図12と同じく3次元周波数空間
を表わしており、3フィールド内Y抽出Aにより得られ
たY信号の存在する周波数空間を示している。
【0171】第2に、図33における減算器729の出
力を、さらに262ライン遅延回路731と4画素遅延
回路732により262ラインと4画素遅延し、加算器
737にて2画素遅延回路730の出力との和を得るこ
とができる。この演算は図34における注目標本点「☆
」と標本点「●」エとの差によりC信号を含む3次元周
波数空間上の高域周波数成分が得られ、さらに図11に
おける注目標本点「☆」と標本点「●」イとの位置の上
記高域周波数成分の和により、C信号を取り除くことに
相当する。以下、上記と同様の処理によりY信号が得ら
れる。これを3フィールド内Y抽出Bとする。
【0172】図36も同じく3フィールド内Y抽出Bに
より得られたY信号の存在する周波数空間を示している
。図36を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含
まれるようであるが、Y信号とC信号は相互に相関が強
いことから、Y信号にC信号が含まれることは極めて少
ない。
【0173】第3に、図33における加算器738にて
、262ライン遅延回路731の出力と2画素遅延回路
730の出力との和を得ることができる。この演算は図
34における注目標本点「☆」と標本点「●」エとの差
によりC信号を含む3次元周波数空間上の高域周波数成
分が得られ、さらに図11における注目標本点「☆」と
標本点「●」ウとの位置の上記高域周波数成分の和によ
り、C信号を取り除くことに相当する。以下、上記と同
様の処理によりY信号が得られる。これを3フィールド
内Y抽出Cとする。
【0174】図37も同じく3フィールド内Y抽出Cに
より得られたY信号の存在する周波数空間を示している
。図37を見ると、分離されたY信号に一部C信号が含
まれるようであるが、図36と同様の理由から、Y信号
にC信号が含まれることは極めて少ない。
【0175】これら3種類の3フィールド内Y抽出フィ
ルタを適応的に切り換え制御するため、注目標本点「☆
」と標本点「●」エ、オ、カとの間での相関を検出する
ことが考えられる。入力端721に入力されるのはV信
号であるから、相関を検出するためには、それぞれの差
分にLPFを通し、Y信号の低域成分の相関を検出して
、制御信号とすればよい。
【0176】次に図33の構成の3フィールド内Y信号
抽出フィルタの動作について説明する。この発明は、動
き検出回路80で画像が動画であると判断したときに動
画処理として、フィールド内Y信号抽出フィルタの代わ
りにフィールド間演算を含んだ3種類の3フィールド内
Y信号抽出フィルタのうち最適なものを用いることを特
徴としている。
【0177】図33において、入力端721から入力さ
れたV信号201は263ライン遅延回路725で26
3ライン遅延される。263ライン遅延回路725で2
63ライン遅延されたV信号と入力V信号201とを減
算器729で減じることにより、C信号を含む3次元周
波数空間上の高域周波数成分を得る。
【0178】減算器729の出力は、まず2画素遅延回
路730とLPF736により第1の方法でC信号を取
り除くことができる。これが前述の3フィールド内Y抽
出Aである。また減算器729の出力は、262ライン
遅延回路731で262ライン遅延され、さらに4画素
遅延回路732で4画素遅延された後、加算器737で
2画素遅延回路730の出力と加算することにより第2
の方法でC信号を取り除くことができる。これが前述の
3フィールド内Y抽出Bである。
【0179】また262ライン遅延回路731の出力は
、加算器738で2画素遅延回路730の出力と加算す
ることにより第3の方法でC信号を取り除くことができ
る。これが前述の3フィールド内Y抽出Cである。
【0180】以上の3種類のフィールド間差分は信号選
択回路746に入力され、後に述べる最小値選択回路7
45の出力により選択される。2画素遅延回路730の
出力であるフィールド間差分はまた2.1MHz以下を
通過域とするLPF739を通し、さらに絶対値回路7
42で絶対値化され、最小値選択回路745に入力され
る。絶対値回路742は図34における注目点と標本点
エとの間の相関を検出する。
【0181】減算器734は1ライン遅延回路726の
出力と2画素遅延回路727の出力とを減算し、フィー
ルド差分を得る。減算器734の出力であるフィールド
間差分はまた2.1MHz以下を通過域とするLPF7
40を通し、さらに絶対値回路743で絶対値化され、
最小値選択回路745に入力される。絶対値回路734
は図34における注目点と標本点オとの間の相関を検出
する。
【0182】減算器735は4画素遅延回路728の出
力と2画素遅延回路727の出力とを減算し、フィール
ド差分を得る。減算器735の出力であるフィールド間
差分はまた2.1MHz以下を通過域とするLPF74
1を通し、さらに絶対値回路744で絶対値化され、最
小値選択回路745に入力される。絶対値回路744は
図34における注目点と標本点カとの間の相関を検出す
る。
【0183】最小値選択回路745は上記の3種類の絶
対値出力のうち最小のもの(相関検出量は最大のもの)
を選択し、信号選択回路746を制御する。すなわち、
信号選択回路746は絶対値回路742の出力が最小の
場合はLPF736の出力を、絶対値回路743の出力
が最小の場合は加算器737の出力を、絶対値回路74
4の出力が最小の場合は加算器738の出力をそれぞれ
選択する。
【0184】さらに信号選択回路746の出力は、加算
器747で加算器733の出力と加算され、3次元周波
数空間上で相関が検出された方向にC信号を取り除くこ
とができ、3フィールド内Y/C分離Y信号212を得
ることができる。図38は3フィールド内Y信号抽出フ
ィルタ76の第2実施例の詳細ブロック図である。
【0185】図38において、図33と異なる点はフィ
ールド間の相関を検出する方法のみである。図38の構
成の3フィールド内Y信号抽出フィルタのうち、図33
と異なるフィールド間相関検出回路のみを説明する。図
38において図33と同等の個所には同じ番号が付され
ている。
【0186】この実施例はV信号の相関を検出する方法
として、3次元周波数空間においてY信号のスペクトル
が広がっている方向を検出する方法を用いる。3種類の
フィールド間Y/C分離を選択制御するためのY信号の
スペクトルの広がりを検出する周波数領域について図示
すると図39、図40、図41のそれぞれ実線部分とな
る。
【0187】図39はフィールド間Y抽出Aを選択する
ためのY信号のスペクトルの広がりを検出する周波数領
域である。この領域は図34における注目標本点「☆」
と標本点「●」エの1ライン上にある標本点「○」キと
の差にLPFを通過させることにより検出することがで
きる。
【0188】図40はフィールド間Y抽出Bを選択する
ためのY信号スペクトルの広がりを検出する周波数領域
である。この領域は図34における注目標本点「☆」と
標本点「●」オとの和にBPFを通過させることにより
検出することができる。図41はフィールド間Y抽出C
を選択するためのY信号スペクトルの広がりを検出する
周波数領域である。この領域は図34における注目標本
点「☆」と標本点「●」カとの和にBPFを通過させる
ことにより検出することができる。
【0189】次に上記図38の構成の3フィールド内Y
信号抽出フィルタのうち、図33と異なるフィールド間
相関検出回路のみを説明する。図38において図33と
同等の個所には同じ番号が付されている。
【0190】2画素遅延回路748の出力と2画素遅延
回路727の出力は減算器749で減算され、その結果
は2.1MHz以下を通過域とするLPF752を通し
、さらに絶対値回路755で絶対値化され、最大値選択
回路758に入力されて、図34における注目点と標本
点キとの間の相関を検出する。
【0191】1ライン遅延回路726の出力と2画素遅
延回路727の出力は加算器750で加算され、その結
果は2.1MHz以上を通過域とするBPF753を通
し、さらに絶対値回路756で絶対値化され、最大値選
択回路758に入力されて、図34における注目点と標
本点オとの間の相関を検出する。
【0192】4画素遅延回路728の出力と2画素遅延
回路727の出力は加算器751で加算され、その結果
は2.1MHz以上を通過域とするBPF754を通し
、さらに絶対値回路757で絶対値化され、最大値選択
回路758に入力されて、図34における注目点と標本
点カとの間の相関を検出する。
【0193】最大値選択回路758は上記の3種類の絶
対値出力のうち最大のもの(相関検出量も最大のもの)
を選択し、信号選択回路746を制御する。図42は、
この発明である図32における3フィールド内Y信号抽
出フィルタ76の第3実施例の詳細ブロック図である。
【0194】図42において図33と異なる点は、3種
類の3フィールド内Y信号抽出フィルタに加え、フィー
ルド内Y信号抽出フィルタを含めた4種類のフィルタか
らのうち最適のものを用いる点である。上記図42の構
成の3フィールド内Y信号抽出フィルタのうち、図33
と異なるフィールド間相関検出回路のみを説明する。図
42において図33と同等の個所には同じ番号が付され
ている。
【0195】263ライン遅延回路725の出力は2画
素遅延回路727の入力端と減算器729、加算器73
3の第2の入力端に入力されるとともに、フィールド内
Y信号抽出フィルタ760に入力される。フィールド内
Y信号抽出フィルタ760の出力は第2の信号選択回路
761の第1の入力端に入力される。加算器747の出
力は第2の信号選択回路761の第2の入力端に入力さ
れる。第2の信号選択回路761は後に述べるしきい値
判定回路759の出力により第1、第2の入力信号のい
ずれかを選択する。
【0196】LPF739、740、741の出力は、
図33と同様にそれぞれ絶対値回路742、743、7
44に入力される。絶対値回路742の出力は最大値選
択回路758と最小値選択回路745の第1の入力端に
それぞれ入力されて、図34における注目点と標本点エ
との間の相関を検出する。
【0197】絶対値回路743の出力は最大値選択回路
758と最小値選択回路745の第2の入力端にそれぞ
れ入力されて、図34における注目点と標本点オとの間
の相関を検出する。絶対値回路744の出力は最大値選
択回路758と最小値選択回路745の第3の入力端に
それぞれ入力されて、図34における注目点と標本点カ
との間の相関を検出する。
【0198】最大値選択回路758の出力はしきい値判
定回路759の第1の入力端に入力される。最小値選択
回路745の出力はしきい値判定回路759の第2の入
力端と第1の信号選択回路746の第4の入力端に入力
される。しきい値判定回路759の出力は第2の信号選
択回路761の第3の入力端に入力される。しきい値判
定回路759は3種類のフィールド間相関の最大値が第
1のしきい値αより小さい場合または、3種類のフィー
ルド間相関の最小値が第2のしきい値βより大きい場合
に第2の信号選択回路761がフィールド内Y信号抽出
フィルタ760の出力を選択するように制御する。
【0199】一方、しきい値判定回路759にて、3種
類のフィールド間相関の最大値が第1のしきい値αより
大きいまたは、3種類のフィールド間相関の最小値が第
2のしきい値βより小さいと判定された場合には、最小
値選択回路745の出力により、第1の信号選択回路7
46は絶対値回路742の出力が最小の場合はLPF7
36の出力を、絶対値回路743の出力が最小の場合は
加算器737の出力を、絶対値回路744の出力が最小
の場合は加算器738の出力をそれぞれ選択するように
制御され、さらに第2の信号選択回路761は加算器7
47の出力である3フィールド内Y抽出フィルタの出力
を選択するように制御される。但し、α<βの関係があ
るものとする。
【0200】第2の信号選択回路761の出力は3フィ
ールド内抽出Y信号212として出力端722から出力
される。図43は3フィールド内Y信号抽出フィルタ7
6の第4実施例の詳細ブロック図である。
【0201】図43において図33と異なる点は、フレ
ーム間の演算による相関を検出する方法のみである。図
43の構成の3フィールド内Y信号抽出フィルタのうち
、図33と異なる点のみ説明する。図43において図3
3と同等の個所には同じ番号が付されている。3フィー
ルド内Y抽出フィルタAの構成、動作は図33と同様で
ある。次に3フィールド内Y抽出フィルタBの動作につ
いて説明する。
【0202】2画素遅延回路730の出力は前述の通り
注目標本点「☆」と標本点「●」エとの差分である。ま
た減算器764はV信号を1ライン遅延回路726と2
62ライン遅延回路731により263ライン遅延され
た信号間の差分を得る。減算器764の出力は減算器7
29の出力を262ライン遅延した信号と同等の信号で
ある。加算器737で2画素遅延回路730の出力と減
算器764の出力を4画素遅延回路732で4画素遅延
した出力とを加算することにより図33における3フィ
ールド内Y抽出フィルタBと同様の出力が得られる。
【0203】さらに3フィールド内Y抽出フィルタCの
動作について説明する。2画素遅延回路730の出力は
前述の通り注目標本点「☆」と標本点「●」エとの差分
である。加算器738で2画素遅延回路730の出力と
減算器764の出力を加算することにより図33におけ
る3フィールド内Y抽出フィルタCと同様の出力が得ら
れる。
【0204】次にフレーム間の相関検出について説明す
る。2画素遅延回路766の出力は図11における標本
点「●」アの信号であり、また2画素遅延回路748の
出力は図34における標本点「●」エの信号である。減
算器771は2画素遅延回路766、748の出力の差
分を得て、さらに絶対値回路742で絶対値化され注目
標本点「☆」を中心としたフレーム間相関Aを得る。
【0205】4画素遅延回路770の出力は図11にお
ける標本点「●」イの信号であり、また1ライン遅延回
路726の出力は図34における標本点「●」オの信号
である。減算器772は1ライン遅延回路726と4画
素遅延回路770との出力の差分を得て、さらに絶対値
回路743で絶対値化され注目標本点「☆」を中心とし
たフレーム間相関Bを得る。
【0206】262ライン遅延回路731の出力は図1
1における標本点「●」ウの信号であり、また4画素遅
延回路728の出力は図34における標本点「●」カの
信号である。減算器773は262ライン遅延回路73
1の出力と4画素遅延回路728の出力との差分を得て
、さらに絶対値回路744で絶対値化され注目標本点「
☆」を中心としたフレーム間相関Cを得る。
【0207】最小値選択回路745は上記の3種類の絶
対値回路出力のうち最小のもの(相関検出量は最大のも
の)を選択し、信号選択回路746を制御する。すなわ
ち、信号選択回路746は絶対値回路742の出力が最
小の場合はLPF736の出力を、絶対値回路743の
出力が最小の場合は加算器737の出力を、絶対値回路
744の出力が最小の場合は加算器738の出力をそれ
ぞれ選択する。
【0208】信号選択回路746の出力は加算器747
で加算器733の出力と加算され、3フィールド内抽出
Y信号212として出力端722から出力される。図4
4は図32のフレーム内C信号抽出フィルタ17の一実
施例の詳細ブロック図である。
【0209】図44の構成のフレーム内C信号抽出フィ
ルタは、動き検出回路80で画像が動画であると判断し
たときに動画処理として、フィールド内C信号抽出フィ
ルタの代わりにフィールド間演算を含んだ3種類のフレ
ーム内C信号抽出フィルタのうち最適なものを用いるこ
とを特徴としている。
【0210】図44において、入力端723から入力さ
れた色差信号204は263ライン遅延回路788で2
63ライン遅延される。263ライン遅延回路788の
出力は2画素遅延回路774で2画素遅延され、また2
62ライン遅延回路775で262ライン遅延される。 262ライン遅延回路775の出力は減算器779の第
2の入力端と4画素遅延回路777および1ライン遅延
回路776の入力端に入力される。
【0211】2画素遅延回路774で2画素遅延された
色差信号と、262ライン遅延回路775の出力とを減
算器779で減じることにより、フィールド間C抽出C
のためのフィールド間差分を得る。2画素遅延回路77
4で2画素遅延された色差信号と、4画素遅延回路77
7の出力とを減算器769で減じることにより、フィー
ルド間C抽出Bのためのフィールド間差分を得る。
【0212】2画素遅延回路774で2画素遅延された
色差信号と、2画素遅延回路778の出力とを減算器7
81で減じることにより、フィールド間C抽出Aのため
のフィールド間差分を得る。
【0213】以上の3種類のフィールド間差分は信号選
択回路786に入力され、後に述べる最小値選択回路7
85の出力により選択される。減算器779の出力であ
るフィールド間差分はまた絶対値回路782で絶対値化
され、最小値選択回路785に入力される。絶対値回路
782は図11における注目点と標本点ウとの間の色差
信号の相関を検出する。
【0214】減算器769の出力であるフィールド間差
分はまた絶対値回路783で絶対値化され、最小値選択
回路785に入力される。絶対値回路783は図11に
おける注目点と標本点イとの間の色差信号の相関を検出
する。
【0215】減算器781の出力であるフィールド間差
分はまた絶対値回路784で絶対値化され、最小値選択
回路785に入力される。絶対値回路784は図11に
おける注目点と標本点アとの間の色差信号の相関を検出
する。
【0216】最小値選択回路785は上記の3種類の絶
対値出力のうち最小のもの(相関検出量は最大のもの)
を選択し、信号選択回路786を制御する。すなわち、
信号選択回路786は絶対値回路782の出力が最小の
場合には減算器779の出力を、絶対値回路783の出
力が最小の場合には減算器769の出力を、絶対値回路
784の出力が最小の場合には減算器781の出力をそ
れぞれ選択する。
【0217】さらに信号選択回路786の出力は、減算
器787で色差信号から減算され、相関が検出された方
向の3次元周波数空間低域成分が得られる。また図33
、図38、図42ではフィールド間相関検出回路は図3
4におけるn+1フィールド内の「●」エ、オ、カとn
フィールド内の注目標本点「☆」との間での相関を検出
するように構成されているが、これを図11におけるn
−1フィールド内の「●」ア、イ、ウとnフィールド内
の注目標本点「☆」との間での相関を検出するように構
成してもよい。
【0218】また図42においてフィールド内Y信号抽
出フィルタを並置して、3種類の3フィールド内Y信号
抽出フィルタを含めた4種類のフィルタの中から選択し
たように、図38においてもフィールド内Y信号抽出フ
ィルタを並置して、3種類のフレーム内Y信号抽出フィ
ルタを含めた4種類のフィルタの中から選択するように
してもよい。
【0219】同様に、図43においてもフィールド内Y
信号抽出フィルタを並置して、3種類のフレーム内Y信
号抽出フィルタを含めた4種類のフィルタの中から選択
するようにしてもよい。同様に、図44においてもフィ
ールド内C信号抽出フィルタを並置して、3種類のフレ
ーム内C信号抽出フィルタを含めた4種類のフィルタの
中から選択するようにしてもよい。
【0220】また図43においてフレーム間の相関を検
出し、その結果により3種類の3フィールド内Y信号抽
出フィルタを選択したように、図44においてもフレー
ム間の相関を検出し、その結果により3種類のフレーム
内C信号抽出フィルタを選択するようにしてもよい。さ
らに図44において、上記のようにフレーム間で相関を
検出し、かつフィールド内C信号抽出フィルタを並置し
て、3種類のフレーム内C信号抽出フィルタを含めた4
種類のフィルタの中から選択するようにしてもよい。
【0221】また図32において、フレーム内C信号抽
出フィルタ17、フレーム間C信号抽出フィルタ10、
色信号混合回路15で構成される色差信号の動き適応処
理回路は時分割多重された2種類の色差信号204を入
力信号としているが、フレーム内C信号抽出フィルタ1
7、フレーム間C信号抽出フィルタ10、色信号混合回
路15と同じ構成をさらに並置し、2種類の色差信号を
それぞれ別に動き適応処理するように構成してもよい。
【0222】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば動き検
出回路による動画の検出時に、画像の相関を利用して最
適なY/C分離が可能となり、動画でも解像度の劣化が
少ないY/C分離を行う動き適応型Y/C分離フィルタ
を構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のY/C分離フィルタのブロック図である
【図2】従来のY/C分離フィルタのY信号動き検出回
路のブロック図である。
【図3】従来のY/C分離フィルタのC信号動き検出回
路のブロック図である。
【図4】従来のY/C分離フィルタのフレーム間Y信号
抽出フィルタのブロック図である。
【図5】従来のY/C分離フィルタのフレーム間C信号
抽出フィルタのブロック図である。
【図6】従来のY/C分離フィルタのフィールド内Y信
号抽出フィルタのブロック図である。
【図7】従来のY/C分離フィルタのフィールド内C信
号抽出フィルタのブロック図である。
【図8】本発明のY/C分離フィルタの第1実施例のブ
ロック図である。
【図9】フレーム内Y信号抽出フィルタの第1実施例の
ブロック図である。
【図10】V信号の配列のt−y面図である。
【図11】V信号の配列のx−y面図である。
【図12】3次元周波数空間におけるV信号のスペクト
ル分布図である。
【図13】第1のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図14】第2のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図15】第3のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図16】図8の実施例におけるフレーム内C信号抽出
フィルタの第1実施例のブロック図である。
【図17】図8の実施例におけるフレーム内Y信号抽出
フィルタの第2実施例のブロック図である。
【図18】フィールド間Y抽出Aを選択するための相関
検出の周波数領域の分布図である。
【図19】フィールド間Y抽出Bを選択するための相関
検出の周波数領域の分布図である。
【図20】フィールド間Y抽出Cを選択するための相関
検出の周波数領域の分布図である。
【図21】図8の実施例におけるフレーム内Y信号抽出
フィルタの第3実施例のブロック図である。
【図22】図8の実施例におけるフレーム内Y信号抽出
フィルタの第4実施例のブロック図である。
【図23】図8の実施例のフレーム内C信号抽出フィル
タの第2実施例のブロック図である。
【図24】図8の実施例におけるフレーム内Y信号抽出
フィルタの第5実施例のブロック図である。
【図25】フレーム内Y信号抽出フィルタの第5実施例
についての第1のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図26】フレーム内Y信号抽出フィルタの第5実施例
についての第2のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図27】フレーム内Y信号抽出フィルタの第5実施例
についての第3のフィールド間Y信号抽出フィルタで得
られたY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分
布図である。
【図28】V信号の配列のx−y面図である。
【図29】図8の実施例におけるフレーム内C信号抽出
フィルタの第3実施例のブロック図である。
【図30】図8の実施例におけるフレーム内Y信号抽出
フィルタの第6実施例のブロック図である。
【図31】図8の実施例におけるフレーム内C信号抽出
フィルタの第4実施例のブロック図である。
【図32】本発明のY/C分離フィルタの第2実施例の
ブロック図である。
【図33】3フィールド内Y信号抽出フィルタのブロッ
ク図である。
【図34】V信号の配列のx−y面図である。
【図35】第1の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図36】第2の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図37】第3の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図38】3フィールド内Y信号抽出フィルタの第2実
施例のブロック図である。
【図39】第1の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図40】第2の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図41】第3の3フィールド内Y抽出によって得られ
たY信号の3次元周波数空間におけるスペクトル分布図
である。
【図42】3フィールド内Y信号抽出フィルタの第3実
施例のブロック図である。
【図43】3フィールド内Y信号抽出フィルタの第4実
施例のブロック図である。
【図44】フレーム内C信号抽出フィルタのブロック図
である。
【符号の説明】
5  フレーム間Y信号抽出フィルタ 10  フレーム間C信号抽出フィルタ14  輝度信
号混合回路 15  色信号混合回路 16  フレーム内Y信号抽出フィルタ17  フレー
ム内C信号抽出フィルタ76  3フィールド内Y信号
抽出フィルタ80  動き検出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  色信号を輝度信号の高域周波数領域に
    周波数多重したインターレース方式の複合カラーテレビ
    ジョン信号から輝度信号と色信号を分離する回路におい
    て、フレーム間の相関を利用して局所的に画像の動きを
    検出する動き検出回路、上記動き検出回路が静止画を検
    出したときにフレーム間相関を利用した分離を行ってフ
    レーム間輝度信号/色信号分離輝度信号を出力するフレ
    ーム間輝度信号抽出フィルタ、上記動き検出回路が動画
    を検出したときにフィールド間相関を利用した分離を行
    ってフレーム内輝度信号/色信号分離輝度信号を出力す
    るフレーム内輝度信号抽出フィルタ、上記動き検出回路
    の出力に基づき上記フレーム間輝度信号/色信号分離輝
    度信号と上記フレーム内輝度信号/色信号分離輝度信号
    を混合して動き適応輝度信号/色信号分離輝度信号を出
    力する輝度信号混合回路、複合カラーテレビジョン信号
    から色差信号に色復調する色復調回路、上記動き検出回
    路が静止画を検出したときにフレーム間相関を利用した
    分離を行ってフレーム間輝度信号/色信号分離色信号を
    出力するフレーム間色信号抽出フィルタ、上記動き検出
    回路が動画を検出したときにフィールド間相関を利用し
    た分離を行ってフレーム内輝度信号/色信号分離色信号
    を出力するフレーム内色信号抽出フィルタ、上記動き検
    出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信号/色信号
    分離色信号と上記フレーム内輝度信号/色信号分離色信
    号を混合して動き適応輝度信号/色信号分離色信号を出
    力する色信号混合回路とを備えたことを特徴とする動き
    適応型輝度信号/色信号分離フィルタ。
  2. 【請求項2】  色信号を輝度信号の高域周波数領域に
    周波数多重した複合カラーテレビジョン信号から輝度信
    号と色信号を分離する回路において、フレーム間の相関
    を利用して局所的に画像の動きを検出する動き検出回路
    と、この動き検出回路が静止画を検出したときにフレー
    ム間相関を利用した分離を行ってフレーム間輝度信号/
    色信号分離輝度信号を出力するフレーム間輝度信号抽出
    フィルタと、上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フィールド間で色副搬送波の位相が逆である点での
    差分の水平低域周波数成分によって相関を局所的に検出
    し、その検出結果により、フィールド間演算とフィール
    ド内演算とによる輝度信号の帯域制限を含んだ複数のフ
    レーム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フレ
    ーム内輝度信号/色信号分離輝度信号を出力するフレー
    ム内輝度信号抽出フィルタと、上記動き検出回路の出力
    に基づき上記フレーム間輝度信号/色信号分離輝度信号
    と上記フレーム内輝度信号/色信号分離輝度信号を混合
    して動き適応輝度信号/色信号分離輝度信号を出力する
    輝度信号混合回路と、複合カラーテレビジョン信号から
    色差信号に色復調する色復調回路と、上記動き検出回路
    が静止画を検出したときにフレーム間相関を利用した分
    離を行ってフレーム間輝度信号/色信号分離色信号を出
    力するフレーム間色信号抽出フィルタと、上記動き検出
    回路が動画を検出したときには、フィールド間で複合カ
    ラーテレビジョン信号の色副搬送波の位相が逆である点
    での色差信号の差分によって相関を局所的に検出し、そ
    の検出結果により、フィールド間演算とフィールド内演
    算とによる色信号の帯域制限を含んだ複数のフレーム内
    処理を適応的に切り換える処理を行って、フレーム内輝
    度信号/色信号分離色信号を出力するフレーム内色信号
    抽出フィルタと、上記動き検出回路の出力に基づき上記
    フレーム間輝度信号/色信号分離色信号と上記フレーム
    内輝度信号/色信号分離色信号を混合して動き適応輝度
    信号/色信号分離色信号を出力する色信号混合回路とを
    備えたことを特徴とする動き適応型輝度信号/色信号分
    離フィルタ。
  3. 【請求項3】  上記フレーム内輝度信号抽出フィルタ
    の代わりに、上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フィールド間で色副搬送波の位相が同じである点で
    の差分の水平低域周波数成分及び、位相が逆である点で
    の和の水平高域周波数成分によって相関を局所的に検出
    して、その検出結果により、フィールド間演算とフィー
    ルド内演算とによる輝度信号の帯域制限を含んだ複数の
    フレーム内処理を適応的に切り換える処理を行って、フ
    レーム内輝度信号/色信号分離輝度信号を出力するフレ
    ーム内輝度信号抽出フィルタに置き換えたことを特徴と
    する請求項2記載の動き適応型輝度信号/色信号分離フ
    ィルタ。
  4. 【請求項4】上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フレーム間で色副搬送波の位相が同じである点での
    差分によって相関を局所的に検出し、その検出結果によ
    り、フィールド間演算とフィールド内演算とによる輝度
    信号の帯域制限を含んだ複数のフレーム内処理を適応的
    に切り換える処理を行って、フレーム内輝度信号/色信
    号分離輝度信号を出力するフレーム内輝度信号抽出フィ
    ルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の動き適応
    型輝度信号/色信号分離フィルタ。
  5. 【請求項5】上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フレーム間で複合カラーテレビジョン信号の色副搬
    送波の位相が同じである点での色差信号の差分によって
    相関を局所的に検出し、その検出結果により、フィール
    ド間演算とフィールド内演算とによる色信号の帯域制限
    を含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処
    理を行って、フレーム内輝度信号/色信号分離色信号を
    出力するフレーム内色信号抽出フィルタを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の動き適応型輝度信号/色信号
    分離フィルタ。
  6. 【請求項6】  色信号を輝度信号の高域周波数領域に
    周波数多重した複合カラーテレビジョン信号から輝度信
    号と色信号を分離する回路において、フレーム間の相関
    を利用して局所的に画像の動きを検出する動き検出回路
    と、この動き検出回路が静止画を検出したときにフレー
    ム間相関を利用した分離を行ってフレーム間輝度信号/
    色信号分離輝度信号を出力するフレーム間輝度信号抽出
    フィルタと、上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フィールド間で色副搬送波の位相が逆である点での
    差分の水平低域周波数成分によって相関を局所的に検出
    し、その検出結果により、3フィールド間の演算を含ん
    だ複数のフィールド間処理を適応的に切り換える処理を
    行って、3フィールド内輝度信号/色信号分離輝度信号
    を出力する3フィールド内輝度信号抽出フィルタと、上
    記動き検出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信号
    /色信号分離輝度信号と上記3フィールド内輝度信号/
    色信号分離輝度信号を混合して動き適応輝度信号/色信
    号分離輝度信号を出力する輝度信号混合回路と、複合カ
    ラーテレビジョン信号から色差信号に色復調する色復調
    回路と、上記動き検出回路が静止画を検出したときにフ
    レーム間相関を利用した分離を行ってフレーム間輝度信
    号/色信号分離色信号を出力するフレーム間色信号抽出
    フィルタと、上記動き検出回路が動画を検出したときに
    は、フィールド間で複合カラーテレビジョン信号の色副
    搬送波の位相が逆である点での色差信号の差分によって
    相関を局所的に検出し、その検出結果により、フィール
    ド間演算とフィールド内演算とによる色信号の帯域制限
    を含んだ複数のフレーム内処理を適応的に切り換える処
    理を行って、フレーム内輝度信号/色信号分離色信号を
    出力するフレーム内色信号抽出フィルタと、上記動き検
    出回路の出力に基づき上記フレーム間輝度信号/色信号
    分離色信号と上記フレーム内輝度信号/色信号分離色信
    号を混合して動き適応輝度信号/色信号分離色信号を出
    力する色信号混合回路とを備えたことを特徴とする動き
    適応型輝度信号/色信号分離フィルタ。
  7. 【請求項7】  上記3フィールド内輝度信号抽出フィ
    ルタの代わりに、上記動き検出回路が動画を検出したと
    きには、フィールド間で色副搬送波の位相が同じである
    点での差分の水平低域周波数成分及び、位相が逆である
    点での和の水平高域周波数成分によって相関を局所的に
    検出して、その検出結果により、3フィールド間演算を
    含んだ複数のフィールド間処理を適応的に切り換える処
    理を行って、3フィールド内輝度信号/色信号分離輝度
    信号を出力する3フィールド内輝度信号抽出フィルタに
    置き換えたことを特徴とする請求項6記載の動き適応型
    輝度信号/色信号分離フィルタ。
  8. 【請求項8】  上記3フィールド内輝度信号抽出フィ
    ルタの代わりに、上記動き検出回路が動画を検出したと
    きには、フレーム間で色副搬送波の位相が同じである点
    での差分によって相関を局所的に検出して、その検出結
    果により、3フィールド間演算を含んだ複数のフィール
    ド間処理を適応的に切り換える処理を行って、3フィー
    ルド内輝度信号/色信号分離輝度信号を出力する3フィ
    ールド内輝度信号抽出フィルタに置き換えたことを特徴
    とする請求項6記載の動き適応型輝度信号/色信号分離
    フィルタ。
JP06297091A 1990-03-27 1991-03-27 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ Expired - Fee Related JP3195943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06297091A JP3195943B2 (ja) 1990-03-27 1991-03-27 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-77596 1990-03-27
JP7759690 1990-03-27
JP2-189930 1990-07-16
JP18993090 1990-07-16
JP3-26290 1991-02-20
JP2629091 1991-02-20
JP06297091A JP3195943B2 (ja) 1990-03-27 1991-03-27 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04211595A true JPH04211595A (ja) 1992-08-03
JP3195943B2 JP3195943B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=27458465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06297091A Expired - Fee Related JP3195943B2 (ja) 1990-03-27 1991-03-27 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3195943B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100244519B1 (ko) * 1996-12-28 2000-02-01 전주범 운동 적응 휘도 및 색 신호 분리 회로

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100244519B1 (ko) * 1996-12-28 2000-02-01 전주범 운동 적응 휘도 및 색 신호 분리 회로

Also Published As

Publication number Publication date
JP3195943B2 (ja) 2001-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5325186A (en) Motion adaptive luminance signal and color signal separating filter
JP3278187B2 (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
KR940002196B1 (ko) 움직임 적응형 휘도신호 색신호 분리 필터
JPH0779476B2 (ja) 輝度信号色信号分離回路
JPH0314312A (ja) 適応型輝度信号色信号分離装置
JP2942261B2 (ja) 動き検出回路
JP3195943B2 (ja) 動き適応型輝度信号/色信号分離フィルタ
JP2786304B2 (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JP2757495B2 (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
KR940002198B1 (ko) 움직임 적응형 휘도신호 색신호 분리필터
JPH03274888A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03276991A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03274886A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03276990A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03274889A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03283795A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH0421295A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH0425298A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03274887A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03291092A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH04156092A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH03273788A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JPH04189094A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ
JP3663613B2 (ja) 映像信号処理装置および方法
JPH03292090A (ja) 動き適応型輝度信号色信号分離フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees