JPH021722Y2 - - Google Patents

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JPH021722Y2
JPH021722Y2 JP3429084U JP3429084U JPH021722Y2 JP H021722 Y2 JPH021722 Y2 JP H021722Y2 JP 3429084 U JP3429084 U JP 3429084U JP 3429084 U JP3429084 U JP 3429084U JP H021722 Y2 JPH021722 Y2 JP H021722Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばマイクロ・フロツピー・デイ
スクカセツトの装着装置に適用するのに最適なも
のであつて、シヤーシ上に設けられた左右一対の
支持板間に水平状に配置されて上部のカセツト挿
入位置と下部のカセツト装着位置との間で昇降自
在に構成されたカセツトホルダーと、上記一方の
支持板の側面に摺動自在に取付けられると共に第
1ばねにより復動附勢された上記カセツトホルダ
ーを昇降操作するための操作板と、上記シヤーシ
上に摺動自在に取付けられると共に第2ばねによ
り復動附勢された摺動部材と、その摺動部材に設
けられたラツクと、上記シヤーシ上に設けられて
モータにより回転駆動されるようになされた駆動
ギヤとをそれぞれ具備し、上記駆動ギヤにより上
記ラツクを駆動して上記摺動部材を上記第2ばね
に抗して摺動させることにより上記操作板を上記
第1ばねに抗して摺動させて上記カセツトホルダ
ーを上記カセツト挿入位置から上記カセツト装着
位置へ自動的に下降させるように構成したデイス
クカセツトの装着装置に関するものである。
〔背景技術とその問題点〕 この種デイスクカセツトの装着装置のように、
デイスクカセツトが挿入されたカセツトホルダー
をモータの駆動力を利用してカセツト挿入位置か
らカセツト装着位置へ自動的に下降させる構造の
ものは、手動でデイスクカセツトを排出(エジエ
クト)させることが極めて困難であつて、緊急
時、停電時にデイスクカセツトを排出させなけれ
ばならない時に問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述のような欠陥を是正することが
できるデイスクカセツトの装着装置を提供しよう
とするものである。
〔考案の概要〕
本考案は、上述したデイスクカセツトの装着装
置において、上記シヤーシ上に摺動自在に設けら
れたエジエクト操作部材と、上記モータと上記駆
動ギヤ及びラツクとの間の伝動ギヤ機構中に設け
られたギヤクラツチとを具備し、上記カセツトホ
ルダーが上記カセツト装着位置へ下降されている
状態で上記エジエクト操作部材を手動操作によつ
て摺動させることによりそのエジエクト操作部材
によつて上記ギヤクラツチを切断すると共に上記
操作板を上記第1ばねにより復動方向側へ押圧さ
せて上記カセツトホルダーを上記カセツト装着位
置から上記カセツト挿入位置へ上昇させるように
構成したことを特徴とするデイスクカセツトの装
着装置である。
このように構成された本考案によれば、モータ
につてデイスクカセツトを自動的に装着できるも
のでありながら、緊急時または停電時には手動に
よる排出操作を極めて軽く行える。
〔実施例〕
以下、本考案をマイクロ・フロツピー・デイス
クカセツトの装着装置に適用した一実施例を図面
に基づいて説明する。
まず、第6A図〜第6D図によつて、デイスク
カセツトの装着装置の動作の概要を説明する。
デイスクカセツトの自動引き込み動作 第6A図に示す如く、デイスクカセツト56
をカセツト挿入位置に上昇されているカセツト
ホルダー1内に矢印i方向から水平に挿入する
と、摺動部材14上の係合部材16にデイスク
カセツト56が係合される。
そして、第6B図に示す如く、上記係合に引
き続き、デイスクカセツト56を矢印i方向に
手でストロークS1だけ矢印f方向に押すと、デ
イスクカセツト56によつて摺動部材14が矢
印g′方向に押されて、摺動部材14のラツク1
5が駆動ギヤ44に係合されると共に、モータ
39が自動的に正回転駆動される。
すると、第6C図に示す如く、モータ39に
よつてギヤ42,43を介して矢印j方向に回
転駆動される駆動ギヤ44によつてラツク15
が駆動されて、摺動部材14が第2ばね31に
抗して矢印g′方向に摺動される。
そして、第6C図に示す如く、摺動部材14
により係合部材16を介してデイスクカセツト
56がカセツトホルダー1内にストロークS2
け矢印i方向に自動的に引き込まれる。
そして、デイスクカセツト56がカセツトホ
ルダー1内に完全に引き込まれた後、引き続き
摺動部材14によつて操作板(図示せず)が摺
動操作されて、カセツトホルダー1がカセツト
挿入位置からその真下のカセツト装着位置へ下
降されて、デイスクカセツト56がカセツト装
着位置に装着される。
そして、この後に、モータ39が停止され
る。
デイスクカセツトの自動排出動作 第6C図に示す如く、排出指令信号によりモ
ータ39が逆回転駆動され、矢印j′方向に回転
駆動される駆動ギヤ44によつてラツク15を
介して摺動部材14が矢印g方向に摺動され
る。
この時、摺動部材14によつて操作板が摺動
操作されて、カセツトホルダー1がカセツト装
着位置からカセツト挿入位置へ上昇された後、
引き続き摺動部材14によつて係合部材16を
介してデイスクカセツト56がカセツトホルダ
ー1内から矢印i′方向に排出される。
そして、摺動部材14が第6B図の位置まで
矢印g方向に摺動されると、ラツク15が駆動
ギヤ44から外れるが、摺動部材14は引き続
き第2ばね31によつて第6A図の位置まで矢
印g方向に摺動される。
従つて、摺動部材14によつて係合部材16
を介してデイスクカセツト56が第6A図の位
置までカセツトホルダー1内から矢印i′方向に
自動的に排出される。
そして、この後にモータ39が停止され、デ
イスクカセツト56を第6A図で矢印i′方向に
引つ張ると、係合部材16がデイスクカセツト
56から外れる。
デイスクカセツトの手動操作による排出動作 第6C図に示す如く、デイスクカセツト56
がカセツトホルダー1内に完全に挿入され、か
つカセツト装着位置に装着されている状態で、
第6D図に示す如く、エジエクト操作部材49
を手で矢印h′方向に押す。
すると、エジエクト操作部材49によつてア
ーム45が矢印l方向に回動操作されて、ギヤ
クラツチを構成している中間ギヤ43がギヤ4
2から外れ、ギヤクラツチが切断される。
このギヤクラツチの切断により、駆動ギヤ4
4が回転自由になり、摺動部材14が第2ばね
31によつて第6D図の位置から第6A図の位
置まで矢印g方向に摺動される。
すると、前述したデイスクカセツトの自動排
出動作と同じ動作によつて、デイスクカセツト
56がカセツトホルダー1内から矢印i′方向に
排出される。
従つて、このデイスクカセツトの装着装置
は、デイスクカセツト56をモータ39によつ
てカセツトホルダー1内に自動的に引き込んで
装着し、或いはその逆に、デイスクカセツト5
6をカセツトホルダー1内から自動的に排出す
る自動式の装着及び排出装置でありながら、緊
急時または停電時には、手動操作によつても、
デイスクカセツト56を排出することが可能な
ものである。
次に、第1図〜第4図によつてカセツトホルダ
ー1の昇降駆動機構の構造を説明する。
カセツトホルダー1はシヤーシ2上に垂直状に
設けられた左右一対の支持板3a,3b間に水平
状に配置されている。そしてこのカセツトホルダ
ー1の上部で両支持板3a,3b間に水平状に配
置された連結板4の左右両端部4a,4bが両支
持板3a,3b間に左右一対の第1支点軸5a,
5bを介して上下方向に回動自在に枢支されてい
る。そしてその連結板4の左右両端部4a,4b
で両第1支点軸5a,5bから後方に離間された
上部位置にカセツトホルダー1の前後方向のほぼ
中央部が同一軸線状態の左右一対の第2支点軸6
a,6bを介して回動自在に枢支されている。
次に、両支持板3a,3bのうち一方の支持板
3aの側面にはカセツトホルダー1を昇降操作す
るための操作板7が設けられている。この操作板
7は長手方向に設けられた一対の長孔8a,8b
が支持板3aに設けられた一対のガイド9a,9
bによつて案内されて前後方向に摺動自在に構成
されていて、その操作板7は第1ばね10によつ
て後方側(第2A図で矢印a方向)に摺動附勢さ
れている。また、操作板7には後方下方側に傾斜
された傾斜案内溝11が形成されていて、この傾
斜案内溝11内に連結板4の一方の端部4aに設
けられたピン12が係合されている。
そして、後述する操作板7の摺動駆動機構によ
つて操作板7が第2B図で第1ばね10に抗して
矢印a′方向に摺動されると、傾斜案内溝11の案
内作用によつてピン12がその傾斜案内溝11の
下端水平部11aへ下降される。その結果、連結
板4が矢印b′方向に回動されてカセツトホルダー
1がカセツト装着位置である下方へ下降される。
また操作板7が前述とは逆に第2A図で矢印a方
向に摺動されると、傾斜案内溝11の案内作用に
よつてピン12がその傾斜案内溝11の上端水平
部11bへ上昇される。この結果、連結板4が矢
印b方向に回動されてカセツトホルダー1がカセ
ツト挿入位置である上方へ上昇されるように構成
されている。
また第3A図及び第3B図に示すように、カセ
ツト装着位置の中央部にはターンテーブル60が
水平状に配置されていて、このターンテーブル6
0はシヤーシ2上に取付けられたモータ61によ
つて回転駆動されるように構成されている。また
カセツト装着位置でターンテーブル60の外周位
置にはシヤーシ2上に固着された前後、左右一
対、合計4本の位置決めピン62a,62bが設
けられている。またカセツト装着位置でターンテ
ーブル60の後方位置には、上下一対の録再ヘツ
ド63a,63bが配置されている。そして下ヘ
ツド63bはシヤーシ2上に前後方向(第3A図
で矢印c,c′方向)に移動自在に取付けられた移
動台64上に取付けられている。また移動台64
には支持体65が板ばね66を介して上下方向
(第3A図で矢印d,d′方向)に回動自在に取付
けられていて、この支持体65の先端の下部に上
ヘツド63aが取付けられている。
次ぎに、第4図〜第5D図によつて前記操作板
7の摺動駆動機構の構造を説明する。
まず、操作板7の内側でシヤーシ2上には摺動
部材14が前後方向に沿つて配置されている。こ
の摺動部材14はそれぞれほぼ長方形状をなす前
方部、中央部、後方部が一体的に成形されたもの
であつて、シヤーシ2の中央部側である前方部側
面にはラツク15が形成されている。そして摺動
部材14の中央部には係合部材16が設けられて
いる。この係合部材16はほぼL形状をなし、一
対の腕部17a,17bの先端に垂直状の折曲片
18a,18bが設けられている。そしてこの係
合部材16は基板19にばね20を介してフラン
ジ付きの軸21によつて取付けられている。従つ
て、この係合部材16は第5A図で矢印e方向に
回動附勢されると共に、上方に摺動附勢されてい
る。そして係合部材16は基板19が摺動部材1
4の中央部に設けられたガイド溝22によつて案
内されて摺動自在に構成されていて、第3ばね2
3によつて第5A図で矢印f方向に摺動附勢され
ている。なお24は係合部材16の初期状態で矢
印e方向への回動を規制する固定ストツパーであ
り、また25は係合部材16がばね20に抗して
第5B図で矢印e′方向に回動された状態で、その
係合部材16の矢印e方向への戻りを規制する移
動ストツパーである。即ち、移動ストツパー25
はばね26によつて下方に摺動附勢されていて、
シヤーシ2の側面に設けられたガイド溝27によ
つて案内されることで上下に移動されるように構
成されている。
次ぎに、摺動部材14の前方部の後端には突起
からなる押圧部28が設けられている。そして摺
動部材14は前方部、後方部にそれぞれ設けられ
た一対の長孔29a,29bがシヤーシ2上に設
けられた一対の軸30a,30bによつて案内さ
れて前後方向に摺動自在に構成されていて、その
摺動部材14は第2ばね31によつて前方側(第
5A図で矢印g方向)に摺動附勢されている。ま
た一対の軸30a,30bのうち一方の軸30b
には回動部材32が回動自在に枢支されている。
この回動部材32は一対の突部33a,33bと
その一方の突部33bに設けられたピン34とが
一体に成形されている。また摺動部材14の後方
部の下面には一対の突片からなる被検出部35
a,35bが設けられていて、摺動部材14の摺
動によつて両被検出部35a,35bがシヤーシ
2に設けられた例えばフオトカプラーからなるセ
ンサー36によつて検出されるように構成されて
いる。
なお前記操作板7はその前端部7aがシヤーシ
2の前面側に回り込むように屈曲されている。ま
た後方に延出された後端部7bには係合部37が
設けられていて、この係合部37内に回動部材3
2の一方の突部33bのピン34が係合されてい
る。
次ぎに第4図〜第5D図によつて摺動部材14
の摺動駆動機構の構造を説明する。
まず、シヤーシ2上の後方部に正逆回転可能な
モータ39が取付けられていて、このモータ39
の回転軸に固着されたウオーム40がウオームホ
イール41に係合されている。そしてウオームホ
イール41の下部に一体に成形されたギヤ42に
中間ギヤ43が係合され、この中間ギヤ43に駆
動ギヤ44が係合されている。ところで、中間ギ
ヤ43と駆動ギヤ44とはほぼく形状をなす回動
自在のアーム45上に支持されている。即ち、ア
ーム45の支軸46に駆動ギヤ44が回動自在に
枢支され、アーム45の一端に中間ギヤ43が支
持されている。そしてアーム45の他端にはピン
47が設けられている。なお、これらのギヤ4
2、中間ギヤ43、駆動ギヤ44によつて伝動ギ
ヤ機構が構成されている。そしてアーム45を回
動させることにより中間ギヤ43とギヤ42との
係合を切断させることでギヤクラツチが構成され
ている。
次ぎに、摺動部材14の側方でシヤーシ2の中
央部側にはエジエクト操作部材49が配置されて
いる。そしてこのエジエクト操作部材49の前端
部49aは屈曲されて前記操作板7の前端部7a
の前側に位置されている。またエジエクト操作部
材49の後端部49bに長孔51が設けられてい
て、この長孔51内に前記アーム45の他端に設
けられたピン47が係合されている。そしてエジ
エクト操作部材49は一対の長孔52a,52b
がシヤーシ2に設けられた一対のガイド53a,
53bによつて案内されて前後方向に摺動自在に
構成されていて、そのエジエクト操作部材49は
ばね54によつて前方側(第5A図で矢印h方
向)に摺動附勢されている。
次ぎに、以上のように構成されたマイクロ・フ
ロツピー・デイスクカセツトの装着装置の動作を
説明する。
まず、第1図及び第2A図に1点鎖線で示すよ
うに、装置の前面パネル68に設けられた挿入口
69からデイスクカセツト56がカセツトホルダ
ー1内に矢印i方向に水平に挿入される。そして
第5A図に実線で示すように挿入された状態でデ
イスクカセツト56を少し手で押圧すると、まず
デイスクカセツト56の前端部56aによつて係
合部材16の一方の腕部17aの折曲片18aが
押圧される。これによつて、係合部材16は1点
鎖線で示すようにばね20に抗して矢印e′方向に
回動され、さらにデイスクカセツト56を押圧し
て行くと、係合部材16の他方の腕部17bの折
曲片18bがデイスクカセツト56の側端部前方
の下面に設けられた被係合部57内に係合され
る。こうしてデイスクカセツト56は係合部材1
6に係合され、さらにデイスクカセツト56を押
圧して行くと、摺動部材14が一体となつて矢印
g′方向に第2ばね31に抗して摺動される。そし
て摺動部材14の一方の被検出部35aがセンサ
ー36に検出されてモータ39が正回転駆動さ
れ、これによつて伝動ギヤ機構を介して駆動ギヤ
44が矢印j方向に回転駆動される。なお係合部
材16がデイスクカセツト56に係合されて摺動
部材14の摺動が開始されると、第2A図で1点
鎖線から実線に示すように、移動ストツパー25
がシヤーシ2の側面に設けられたガイド溝27に
よつてばね26に抗して上方に突き上げられ、係
合部材16は矢印e方向への回動が規制されてデ
イスクカセツト56の被係合部57から外れない
ようにされる。そしてデイスクカセツト56がさ
らに押圧されることによつて摺動部材14が摺動
されると、第5B図に示すように摺動部材14の
ラツク15が駆動ギヤ44に係合されて、いよい
よ摺動部材14によるデイスクカセツト56の自
動引き込みが開始されることになる。なお、以上
の動作はデイスクカセツト56を最初に手で押圧
した時の極く僅かなストロークS1で連続的に行わ
れ、実施例では例えばS1は約5mmとなつている。
そして第5A図及び第5B図に示すように、摺動
部材14は復動位置P0から第1摺動位置P1まで
摺動されることになる。
次ぎに、摺動部材14が回転駆動されている駆
動ギヤ44によつて矢印g′方向に第2ばね31に
抗して摺動されて行き、これによつてデイスクカ
セツト56がカセツトホルダー1内に引き込まれ
る。そして第1図及び第3A図に示すようにデイ
スクカセツト56がカセツトホルダー1の後端部
に一体に設けられているストツパー58に当接さ
れて、そのデイスクカセツト56のカセツトホル
ダー1内での移動が停止される。これが第5C図
に示す状態であり、摺動部材14の押圧部28が
回動部材32の一方の突部33aに当接された状
態となつている。なお以上の動作はラツク15が
駆動ギヤに係合されてからのストロークS2で行わ
れ、実施例では例えばS2は約17mmとなつている。
そしてこれが第5C図に示すように、摺動部材1
4が第2摺動位置P2(カセツト引き込み完了位
置)まで摺動された状態である。
そして引続いて摺動部材14が摺動されて行く
が、この際デイスクカセツト56の移動はすでに
規制されているため、摺動部材16は第4C図で
示された位置が保持され、摺動部材14はばね2
0を引き伸ばしながら摺動される。そしてこの時
第5D図に示すように摺動部材14の押圧部28
によつて回動部材32の一方の突部33aが押圧
され、その回動部材32は矢印i方向に回動され
る。そして回動部材32の他方の突部33bのピ
ン34によつて操作板7が第1ばね10に抗して
矢印a′方向に摺動される。これによつて第2B図
で前述したようにカセツトホルダー1がカセツト
挿入位置からカセツト装着位置である下方へ下降
されることになる。なおこの時、係合部材16は
ばね20に抗して下方に摺動されるため、デイス
クカセツト56はその係合部材16による係合が
保持される。またこの時、摺動部材14の下面に
設けられた他方の被検出部35bがセンサー36
によつて検出されて、モータ39の回転が停止さ
れる。なお以上の動作はデイスクカセツト56が
カセツトホルダー1内で位置規制された後、摺動
部材14がさらにストロークS3で摺動される間に
行われ、実施例では例えばS3は約3mmとなつてい
る。そしてこれが第5D図に示すように、摺動部
材14が往動位置P3まで摺動された状態である。
以上のようにカセツトホルダー1がカセツト挿
入位置からカセツト装着位置へ下降される。この
結果、デイスクカセツト56が第3A図に示され
たターンテーブル60の真上位置から第3B図に
示すようにターンテーブル60上のカセツト装着
位置へ水平に下降されて装着され、デイスクカセ
ツト56の四隅が4本の位置決めピン62a,6
2b上に載置される。一方、第3B図に示すよう
に、カセツト装着位置へのデイスクカセツト56
の装着により、下ヘツド63bがデイスクカセツ
ト56の下ヘツド挿入孔71内に挿入されて磁気
デイスク72の下面に接触される。またカセツト
ホルダー1の下降に追従して、支持体65が矢印
d′方向に回動されて、上ヘツド63aがデイスク
カセツト56の上ヘツド挿入孔71a内に挿入さ
れて磁気デイスク72の上面に接触される。
以上により、デイスクカセツト56の装着動作
が完了する。
次ぎに、デイスクカセツト56の排出(エジエ
クト)動作を説明する。
まず、第5D図の状態で排出動作の指令信号に
よりモータ39が逆回転駆動されて駆動ギヤ44
が矢印j′方向に回転駆動される。これによつて摺
動部材14が矢印g方向に摺動される。この時、
摺動部材14の摺動は第3ばね23によつて吸収
されて、係合部材16は第5D図に示すように、
デイスクカセツト56がカセツトホルダー1の前
端のストツパー58で規制された状態を保持して
いる。そして第1ばね10のばね力による矢印a
方向への摺動が回動部材32によつて規制されて
た操作板7は、摺動部材14の摺動によつて回動
部材32が矢印k′方向へ回動可能となることで、
第1ばね10のばね力によつて矢印a方向へ摺動
される。これによつて第2A図に示すように、連
結板4が第1支点軸5a,5bを中心に矢印b方
向に回動されて、カセツトホルダー1がカセツト
挿入位置へ上昇される。
引き続いてモータ9の回転が続き、今度は前述
とは逆に摺動部材14が第5C図から第5B図に
示すように矢印g方向に摺動されて、係合部材1
6を介してデイスクカセツト56が押圧されて排
出される。そして駆動ギヤ44とラツク15との
係合が外れると、摺動部材14は第2ばね31の
ばね力によつてさらに矢印g方向へ摺動される。
そして移動ストツパー25がシヤーシ2のガイド
溝27によつて下方に引き下げられると係合部材
16はばね20により矢印e方向に回動されて第
5A図のようにデイスクカセツト56が排出され
る。
以上のように、デイスクカセツト56がモータ
39の回転駆動により自動的に排出される。
そして以上のように、デイスクカセツト56が
モータ39の回転駆動により自動的に装着、排出
される本実施例のデイスクカセツト装着装置によ
れば、デイスクカセツト56がモータ39の回転
駆動により自動的に引き込まれるため、そのデイ
スクカセツト56の姿勢が極めて安定する。従つ
て、デイスクカセツト56がカセツトホルダー1
内の上下方向で斜めに傾くようなことがなく、そ
のデイスクカセツト56が上ヘツド63aに衝突
するようなことは防止できる。またモータ39に
よつてカセツトホルダー1を一定速度で静かに下
降させることができるため、デイスクカセツト5
6が下降された際に上下ヘツド63a,63bが
衝撃的に磁気デイスク72に接触されることはな
く、上下ヘツド63a,63b同志が衝撃で破損
されることが防止できる。
なお、係合部材16の第3ばね23は、カセツ
トホルダー1が昇降される際に、デイスクカセツ
ト56をカセツトホルダー1内で位置規制させて
おくためのリミツターばねとして作用している。
即ち、摺動部材14が第2摺動位置P2(カセツト
引き込み完了位置)から往動位置P3まで摺動さ
れる間で、その摺動部材14は係合部材16の第
3ばね23を引き伸ばしながら摺動される。この
ため、第3ばね23のばね力によつて係合部材1
6がデイスクカセツト56をカセツトホルダー1
のストツパー58に確実に圧着させ、そのデイス
クカセツト56を正確にターンテーブル60上に
下降させることができる。
さらに、デイスクカセツト56を装置の前面パ
ネル68の挿入口69から挿入してから極く僅か
に手で押圧すれば、この後はモータ39によつて
自動的に装着され、またモータ39によつて自動
的に排出されるため、装着の前面パネル68にデ
イスクカセツト56を指でつまむ時に必要な広い
開口を設けなくて良い。従つて、前面パネル68
の挿入口69はデイスクカセツト56が挿入でき
る幅のスリツトで済み、前面パネル68の外観体
裁を良好にできる。
また、デイスクカセツト56の排出動作をモー
タ39によつて自動的に行うものであるから、コ
ンピユータのプログラムの信号によつてデイスク
カセツト56を自動排出させることも可能であ
る。
次ぎに、緊急時または停電時にデイスクカセツ
ト56を手動により排出させる動作について説明
する。
まず、第5D図に示すようにデイスクカセツト
56がカセツト装着位置に装着された状態におい
て、1点鎖線で示すようにエジエクト操作部材4
9の前端部49aを押圧してそのエジエクト操作
部材49をばね54に抗して矢印h′方向に摺動さ
せる。するとエジエクト操作部材49の後端部4
9bの長孔51によつてアーム45のピン47が
押圧されて、そのアーム45が1点鎖線で示すよ
うに支軸46を中心に矢印l方向に回動される。
これによつてギヤクラツチが切断、即ち中間ギヤ
43とウオームホイール41の下部ギヤ42との
係合が外され、駆動ギヤ44が回転自在の状態に
される。そして駆動ギヤ44の回転が自在にされ
たことで、摺動部材14に第2ばね31のばね力
によつて矢印g方向に摺動される。すると操作部
材7が第1ばね10のばね力によつて矢印a方向
に摺動され、第2A図に示すように連結板4が第
1支点軸5a,5bを中心に上方に回動されて、
カセツトホルダー1がカセツト挿入位置へ上昇さ
れる。なおエジエクト操作部材49を矢印h′方向
に摺動させた際には、エジエクト操作部材49の
前端部49aで操作板7の前端部7aを押圧する
ことによつて、操作板7は第1ばね10のばね力
と共にエジエクト操作部材49の押圧力が加えら
れ、その操作板7を確実に矢印a方向に摺動させ
ることができる。そして第5C図のように摺動部
材14が矢印g方向に摺動されて、操作板7が矢
印a方向に摺動されると、この後は第2ばね31
によつて摺動部材14が矢印g方向に摺動されて
行く。そして前述と同様にして第5A図に示すよ
うに、係合部材16の回動を規制している移動ス
トツパー25が下方に引き込まれると、係合部材
16が矢印e方向に回動されて、その係合部材1
6の一方の腕部17bの折曲片18bがデイスク
カセツト56の被係合部57から外れると共に、
他方の腕部17aの折曲片18aによつてデイス
クカセツト56が押圧されて前方に排出される。
以上のように、デイスクカセツト56をモータ
39によつて自動的に装着、排出させるデイスク
カセツトの装着装置において、中間ギヤ43とウ
オームホイールの下部ギヤ42との係合を外すこ
とによつて、駆動ギヤ44を回転自在の状態にし
たことで、摺動部材14を第2ばね31のばね力
によつて摺動させることができる。従つて、緊急
時または停電時でも極めて容易に手動でデイスク
カセツト56を排出させることが可能になる。
以上本考案の実施例に付き述べたが、本考案の
技術的思想に基づいて各種有効な変更が可能であ
る。
例えば実施例では、第1ばね10に抗して前方
側に往動された操作板7をエジエクト操作部材4
9によつて第1ばね10の復動方向側である後方
側に押圧するように構成したが、例えば第1ばね
10に抗して後方側に往動された操作板7をエジ
エクト操作部材49によつて第1ばね10の復動
方向側である前方側に押圧するように構成しても
良い。なおその際は、操作板7の傾斜案内溝11
を実施例とは逆向きに形成し、またエジエクト操
作部材49の押圧方向をリンク等を介して前方側
に変換して操作板7を押圧すれば良い。
〔応用例〕
本考案は、マイクロ・フロツピー・デイスクカ
セツトの装着装置に限定されることなく、各種の
記録及び/又は再生用のデイスクを収納してある
各種のデイスクカセツトの装着装置に適用可能で
ある。
〔考案の効果〕
本考案は上述したように、エジエクト操作部材
を手動操作によつて摺動させることによりそのエ
ジエクト操作部材によつてギヤクラツチを切断す
ると共に操作板を第1ばねにより復動方向側へ押
圧させてカセツトホルダーをカセツト装着位置か
らカセツト挿入位置へ上昇させるように構成した
ので、操作板の第1ばねによる復動をエジエクト
操作部材によつて補助するため、非常に軽い力で
カセツトホルダーを上昇させることができる。そ
して手動を利用してカセツトホルダーを上昇させ
ることができるので、カセツトホルダーを下降さ
せる摺動部材に設けられた第2のばねを弱くする
ことができる。この結果、摺動部材を第2のばね
に抗して摺動させるためのモータは小さいトルク
のもので済む。
この際、摺動部材の第2のばねを強くしておけ
ば、操作板を第1のばねだけで摺動させることが
できるが、第2のばねが強いと装着時に負荷が大
きくなつてしまう。また第1のばねが弱いと摺動
部材を含めた負荷要素が大きいために、操作板が
戻りにくくなる。
要するに、トルクの小さい小型のモータを利用
してデイスクカセツトを自動的に装着できるもの
でありながら、緊急時または停電時には手動によ
る排出操作を極めて軽く行えるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をマイクロ・フロツピー・デイス
クカセツトの装着装置に適用した実施例を示した
ものであつて、第1図は平面図、第2A図及び第
2B図は第1図−線拡大矢視図、第3A図及
び第3B図は第1図−線拡大矢視図、第4図
は要部の分解斜視図、第5A図〜第5D図は動作
を説明する要部の拡大平面図、第6A図〜第6D
図はデイスクカセツトの装着装置の動作の概要を
説明する概略図である。 また図面に用いられた符号において、1……カ
セツトホルダー、2……シヤーシ、3a,3b…
…支持板、7……操作板、10……第1ばね、1
4……摺動部材、15……ラツク、31……第2
ばね、39……モータ、43……中間ギヤ、44
……駆動ギヤ、45……アーム、49……エジエ
クト操作部材、56……デイスクカセツト、であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤーシ上に設けられた左右一対の支持板間に
    水平状に配置されて上部のカセツト挿入位置と下
    部のカセツト装着位置との間で昇降自在に構成さ
    れたカセツトホルダーと、上記一方の支持板の側
    面に摺動自在に取付けられると共に第1ばねによ
    り復動附勢された上記カセツトホルダーを昇降操
    作するための操作板と、上記シヤーシ上に摺動自
    在に取付けられると共に第2ばねにより復動附勢
    された摺動部材と、その摺動部材に設けられたラ
    ツクと、上記シヤーシ上に設けられてモータによ
    り回転駆動されるようになされた駆動ギヤとをそ
    れぞれ具備し、上記駆動ギヤにより上記ラツクを
    駆動して上記摺動部材を上記第2ばねに抗して摺
    動させることにより上記操作板を上記第1ばねに
    抗して摺動させて上記カセツトホルダーを上記カ
    セツト挿入位置から上記カセツト装着位置へ自動
    的に下降させるように構成したデイスクカセツト
    の装着装置において、上記シヤーシ上に摺動自在
    に設けられたエジエクト操作部材と、上記モータ
    と上記駆動ギヤ及びラツクとの間の伝動ギヤ機構
    中に設けられたギヤクラツチとを具備し、上記カ
    セツトホルダーが上記カセツト装着位置へ下降さ
    れている状態で上記エジエクト操作部材を手動操
    作によつて摺動させることによりそのエジエクト
    操作部材によつて上記ギヤクラツチを切断すると
    共に上記操作板を上記第1ばねにより復動方向側
    へ押圧させて上記カセツトホルダーを上記カセツ
    ト装着位置から上記カセツト挿入位置へ上昇させ
    るように構成したことを特徴とするデイスクカセ
    ツトの装着装置。
JP3429084U 1984-03-09 1984-03-09 デイスクカセツトの装着装置 Granted JPS60146952U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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