JPH0883459A - ディスクプレイヤ - Google Patents

ディスクプレイヤ

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Publication number
JPH0883459A
JPH0883459A JP6216941A JP21694194A JPH0883459A JP H0883459 A JPH0883459 A JP H0883459A JP 6216941 A JP6216941 A JP 6216941A JP 21694194 A JP21694194 A JP 21694194A JP H0883459 A JPH0883459 A JP H0883459A
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JP
Japan
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slider
tray
mount base
eject
disc
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Application number
JP6216941A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shinohara
弘 篠原
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急時のイジェクトを容易に、かつイジェク
ト構造を簡便である。 【構成】 スライダ28が移動してマウントベース14
の前端縁14aが上昇してディスクの読み取り位置に移
動された状態からスライダ28を移動してマウントベー
ス14を降下するイジェクト位置に戻すべく、スライダ
28にケーシングの正面側から押圧可能な傾斜面30a
を設ける一方、ケーシングの正面に、手動によりケーシ
ング内に押入することでスライダの傾斜面30aを押圧
するイジェクト片50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクプレイヤに関
し、特に手動のイジェクト機構を有するディスクプレイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクプレイヤについて説明す
る。ディスクプレイヤは、外形が箱状に形成された装置
本体と、コンパクトディスク(以下「ディスク」とい
う)が載置されるトレイと、装置本体内部に設けられ、
トレイをディスクの装脱位置と読み取り位置との間で移
動させるローディング機構と、装置本体内部に設けら
れ、ローディング機構を駆動するモータと、トレイをデ
ィスクの読み取り位置に移動した際にディスクを回転さ
せるスピンドル等が載置され、奥側縁部を軸支し、前端
縁が揺動自在であるマウントベースとを具備している。
【0003】図14には、従来のディスクプレーヤの概
略図を示す。ケーシング1内のベース1aには、マウン
トベース2の奥側縁を軸支し、前端縁2aが揺動自在に
設けられている。このマウントベース2には、ディスク
の読み取り位置に移動した際にディスクを回転させるス
ピンドル等が搭載されている。また、マウントベース2
の前端縁2a側のベース1上には、モータ3および駆動
力を伝達するための歯車4a、4b、5(歯車列)が設
けられている。このうち歯車5の周面には、傾斜するカ
ム溝5cが設けられ、このカム溝5cに前記マウントベ
ース2の前端縁2aに設けられたカムピン2bが係合し
ている(図15参照)。
【0004】前記歯車5には上下に歯体5a、5bが設
けられ、下部の歯体5bは歯車4bの小径の歯車に、上
部の歯体5aにはトレイ6の裏面に設けられた直線状の
ラック6aに歯合している(図16参照)。このため、
歯車5の回転によりトレイ6が進退するとともに、マウ
ントベース2の前端縁2aの上下動を行うことができ
る。なお、トレイ6がセット位置に移動した際に、マウ
ントベース2の前端縁2aが上方に移動して、マウント
ベース2に搭載されているスピンドルがディスクに嵌合
するように、歯車5の周面にカム溝5cの傾斜するカム
面5dが形成さている(図15参照)。
【0005】前記歯車4aの上面の円錐部4Aと、モー
タ3の出力軸に設けた円錐部3Aとはゴム材で形成さ
れ、摩擦力により駆動力を伝達している。なお、歯車4
aの円錐部4Aと円錐部3Aとが滑ることがなく、駆動
力を伝達できるように、歯車4aは板バネ4cにより上
方に付勢されている。
【0006】一方、図14および図17に示すように、
ケーシング1のフロントFから内部に向かって筒状のイ
ジェクトガイド7が形成され、このイジェクトガイド7
内にはイジェクトピン8が設けられている。イジェクト
ピン8の先端には、イジェクトガイド7の先端から突出
したゴム製の円錐部8aを有している。一方、イジェク
トガイド7の中途部から開口部に向かって形成された拡
径部7aには、イジェクトピン8の膨大部8bが位置し
ている。そして、拡径部7aの基部と、イジェクトピン
8の膨大部8bとの間にスプリング9が配置され、イジ
ェクトピン8を開口部方向に付勢している。なお、イジ
ェクトピン8先端に円錐部8aを有しているため、イジ
ェクトピン8がイジェクトガイド7のフロントF側に抜
けることがない。前記膨大部8bの表面には凹部8cが
形成されている。この凹部8cにドライバーの先端を嵌
合して、イジェクトピン8を回転させることができる。
【0007】そして、トレイ6がディスクの読み取り位
置にセットされた状態で、モータ3が故障したり、取り
出し不能になった際には、トレイ6のイジェクトができ
なくなってしまう。このとき、イジェクトピン8の膨大
部8b表面の凹部8cにドライバーの先端を嵌合し、ス
プリング9の付勢力に抗してイジェクトピン8をケーシ
ング1内に押し込み、イジェクトピン8先端の円錐部8
aを歯車4aの円錐部4Aに当接させる。この状態で、
ドライバーを回すことにより、歯車4a(円錐部4A)
を強制的に回転し、歯車列をそれぞれ回転させマウント
ベース2を降下し、トレイ6をイジェクトするとこがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のディスクプレイヤでは、イジェクト不能となった
際にドライバーが必要であり、工具がない場合にはイジ
ェクトができない。また、イジェクトピン8を押した状
態を保持しつつイジェクトピン8を回転させなければな
らず、面倒な動作である。また、イジェクトピン8先端
の円錐部8aは小径であり、何回も回転させなければな
らない。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、緊急時のイジェクトを
容易に、かつイジェクト構造を簡便にしたディスクプレ
イヤを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、ディスクが装脱
されるトレイと、該トレイを前記ディスクの装脱位置と
読み取り位置との間で移動させるローディング機構と、
前記読み取り位置に移動されたディスクを回転させるた
めのスピンドルが搭載され、奥側縁にて軸支されて、前
端縁側が揺動自在に設けられ、トレイがディスクの読み
取り位置に移動した際には前端縁側が上昇し、トレイが
ディスクの装脱位置に移動する際には前端縁が降下する
マウントベースとを具備するディスクプレイヤにおい
て、前記マウントベースの前端縁に近接して配置され、
該マウントベースの前端縁に沿う方向のマウントベース
の幅方向へ移動可能にスライダを設け、該スライダと前
記マウントベースの前端縁との間に設けられ、スライダ
の幅方向への進退移動によりマウントベースの前端縁側
を上昇、降下させるカム構造の昇降機構を設け、前記ス
ライダが移動してマウントベースが上昇してディスクの
読み取り位置に移動された状態からスライダを移動して
マウントベースを降下するイジェクト位置に戻すべく、
スライダにケーシングの正面側から押圧可能な傾斜面を
設ける一方、前記ケーシングの正面に、手動によりケー
シング内に押入することで前記スライダの傾斜面を押圧
するイジェクト片を設けたことを特徴とする。
【0011】なお、スライダの傾斜面を45度とする
と、イジェクト片を押圧した力がスムーズに伝達され、
スライダをベースの幅方向に移動することができる。
【0012】
【作用】次に、作用について述べる。トレイにディスク
を載せ、ローディング機構によりトレイを装脱位置から
読み取り位置へ移動する。このとき、スライダの幅方向
への進退移動によりマウントベースの前端縁をカム構造
の昇降機構により上昇させる。すなわち、トレイの移動
の後、スライダをマウントベースの幅方向に移動させ
る。一方、強制的にイジェクトする際には、イジェクト
片を介してスライダの傾斜面を押して、スライダをイジ
ェクト位置方向に移動させると、マウントベースの先端
縁が降下するとともに、トレイが若干突出することとな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るディスクプレイヤの好適
な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は
内部構造を示す概略的構造説明図である。図2はディス
クのイジェクト状態(トレイの装脱位置)を示す側面説
明図、図3はディスクのセット状態(読み取り位置)を
示す側面説明図である。図4はトレイの裏面図である。
【0014】まず、構成について説明する。ディスクプ
レイヤ10のケーシング11内には、ベース12が設け
られ、このベース12ほぼ中央の開口12aにマウント
ベース14が配置されている。このマウントベース14
は、ケーシング11の奥側縁で軸支され、前端縁14a
が揺動可能である。18はディスク(不図示)が載置さ
れるトレイであり、このトレイ18にはディスクを載置
可能な載置部18aが形成されている。また、トレイ1
8は、ケーシング11のフロント面Fから突出入可能で
ある。なお、マウントベース14には、従来公知の、デ
ィスクを再生するためのスピンドル15aやピックアッ
プ15b等が搭載されている。
【0015】前記トレイ18は、ベース12の両側縁部
12A、12Bに沿って点在するレール片13・・・に
沿ってガイドされ進退自在である。トレイ18の側縁部
の裏面には、レール片13・・・に係合するレール溝1
8b、18bが形成されている。また、トレイ18の裏
面にはラック22が設けられ、このラック22は、ベー
ス12のフロント面Fに沿ってベース12上に設けられ
た歯車列24の歯車24aと噛合している。なお、歯車
列24には、モータ26から動力が供給される。
【0016】上記マウントベース14の前端縁14a
と、歯車列24との間のベース12の凹部12Dには、
スライダ28が配置されている。このスライダ28は、
ベース12の両側縁12A、12B間をスライド可能で
ある。このスライダ28は、図1では一方の側縁部12
A側に移動しており、この位置をイジェクト位置とし、
スライダ28が他方の側縁部12Bに移動した状態をス
ライダ28のセット位置とする。なお、スライダ28の
イジェクト位置ではマウントベース14の前端縁14a
が下降した状態(イジェクト状態)であり(図2参
照)、スライダ28のセット位置ではマウントベース1
4の前端縁14aが上昇した状態(読み取り位置)であ
る(図3参照)。
【0017】ここで、スライダ28の構造について、さ
らに図5および図6を参照しつつ説明する。図5はスラ
イダ28の平面図、図6はスライダ28の左側面図であ
る。スライダ28は、ベース12の側縁部12A側を第
1カム部28A、側縁部12B側を第2カム部28Bと
し、第1および第2カム部28A、28Bは連結材29
により連結されている。
【0018】第2カム部28Bは、平面直角三角形状の
カムブロック30と、このカムブロック30上に設けら
れたスライドピン34と、カムブロック30のマウント
ベース14側に開口するカム溝32とから構成されてい
る。カムブロック30の傾斜面30aは傾きαが45度
傾いている。また、カム溝32は階段状に形成され、側
縁部12B側が低く、側縁部12A側が高く形成されて
いる。カム溝32にはマウントベース14前端縁14a
の側縁部12B側角に設けられたピン16が係合してい
る。
【0019】スライドピン34は、トレイ18の裏面に
形成されたカムガイド36に係合している。このカムガ
イド36は、トレイ18の進退方向に伸びる直線ガイド
部36aと、トレイ18の先端側で斜めに曲がる傾斜ガ
イド部36bと、側縁に至る側方ガイド部36cとから
なっている。なお、傾斜ガイド部36bは、45度傾斜
している。
【0020】第1カム部28Aは、マウントベース14
前端縁14aの側縁部12B側の角の下面に進入するカ
ム片38を有している。このカム片38は、傾斜する傾
斜面38aと、イジェクト状態でマウントベース14前
端縁14aの側縁部12A側の角の下に進入した支持部
38bとから形成されている。
【0021】第1カム28Aの上面にはロック溝40が
設けられている。このロック溝40には、トレイ18が
装脱位置から読み取り位置に移動する際、特にトレイ1
8がディスクの装脱位置から動き始めた移動初期のスラ
イダ28の移動を防止するために、トレイ18下面に設
けられたロック条42が係合している。一方、第1カム
部28Aのフロント面F側には、ラック44が形成され
ている。このラック44は、スライダ28がイジェクト
状態にあるときには、歯車列24の歯車24aに噛合し
ていない状態である(図1の状態参照)。
【0022】なお、スライダ28はベース12の両側縁
12A、12B間をスライドする自在であるが、スライ
ダ28はベース12に対しガイド手段(図示せず)によ
り案内されている。
【0023】次に、動作とともに、さらに詳しい構造に
ついて説明する。図1の状態で、トレイ18の載置部1
8aにディスクを載せ、スイッチを入れると、モータ2
6が駆動して歯車列24が駆動する。すると、歯車24
aがトレイ18裏面のラック22を介してトレイ18が
後退する。このとき、スライドピン34はカムガイド3
6に係合しており、スライドピン34がカムガイド36
の直線ガイド部36aにガイドされ、スライダ28は移
動することがない。なお、第1カム28A上面のロック
溝40には、トレイ18のディスクの装脱可能状態でト
レイ18下面のロック条42が係合しており、スライダ
28の移動を規制している。これは、トレイ18がディ
スク読み取り位置への移動初期に、スライダ28が移動
してマウントベース14の前端縁14aが上昇するのを
防止するためである。
【0024】さらに、トレイ18が後退し、スライドピ
ン34がカムガイド36の傾斜ガイド部36bに到達し
た際に、傾斜ガイド部36bに沿ってスライダ28が側
方に移動を開始する(図7参照)。このとき、トレイ1
8下面のロック条42と、スライダ28の第2カム28
A上面のロック溝40との係合は外れている。そして、
スライドピン34がカムガイド36の傾斜ガイド部36
bの中途部に達した際に、スライダ28のラック44と
歯車24aが噛合し、トレイ18裏面のラック22と歯
車24aとの噛合が外れる(図8参照)。なお、スライ
ダ28のラック44と、トレイ18裏面のラック22と
が少しの間、同時に歯車24aと噛合していても良い。
これは、傾斜ガイド部36bの傾きが45度であるとと
もに、ラック22とラック44とが直交しているためで
あり、トレイ18とスライダ28の動きが同一距離移動
することとなる。
【0025】続いて、歯車24aの回転に伴ってスライ
ダ28が移動し、スライドピン34がカムガイド36の
傾斜ガイド部36bと側方ガイド部36cとの境界に到
達するとスライダ28が僅かに移動し、トレイ18の進
退方向が規制されセット位置となる(図9参照)。さら
に、スライダ28が移動すると、スライダ28の第2カ
ム部28Bのカム溝32に沿ってマウントベース14の
前端縁14aのピン16が上昇し、マウントベース14
前端縁14aの側縁部12B側の角を上昇させることと
なる。一方、スライダ28の第1カム部28Aのカム片
38の傾斜面38aに沿って、マウントベース14前端
縁14aの側縁部12A側の角が上昇する。このよう
に、第1および第2カム部28A、28Bの作用によ
り、マウントベース14の前端縁14aの両角がガイド
されつつ上昇することとなる。
【0026】そして、トレイ18に載置されているディ
スクにスピンドル15aが嵌合してセット状態となり、
再生可能となる。このとき、スライダ28は側縁部12
Aから側縁部12B方向に移動する間に、スライドピン
34がカムガイド36の傾斜ガイド部36bの中途部か
ら側方ガイド部36cに移動し、特に側方ガイド部36
cではトレイ18の進退方向の移動が規制されている。
なお、スライダ28が側縁部12B側に移動した際(セ
ット位置)には、リミットスイッチ(図示せず)が位置
を検出し、モータ26の動作が停止する(図10参
照)。
【0027】このように、スライダ28がセット位置に
移動すると、トレイ18がディスクの読み取り可能状態
となる。そして、イジェクトさせるときには、モータ2
6を逆回転させてトレイ18をディスクの装脱位置に移
動させることができる。
【0028】ここで、ディスクのセット状態で、モータ
26等が駆動しなくなったり、イジェクト不能状態とな
った際に、強制的にイジェクトするための構造について
以下説明する。主に、図11〜図13を参照して説明す
る。図11はイジェクト構造を示す断面説明図、図12
はイジェクト構造を有するベースの部分斜視図、図13
はイジェクト片の斜視図である。
【0029】図10に示すように、セット位置のスライ
ダ28の第2カム部28Bの傾斜面30aに当接するよ
うに、かつフロント面Fに一端が臨むイジェクト片50
が設けられている。このイジェクト片50は、ベース1
2のフロント面F側の、トレイ18の移動方向に伸びる
スライド溝52内に配置されている。イジェクト片50
の側面には側方に延出するガイド片50a、50aが設
けられ、このガイド片50a、50aはスライド溝52
の底面に沿って幅方向にえぐられたガイド空間52a、
52a内に位置している。このガイド空間52a、52
aには、切欠き52b、52bにイジェクト片50のガ
イド片50a、50aを一致させてガイド空間52a、
52a内に入れる。そして、イジェクト片50のガイド
片50a、50aは、ガイド空間52a、52a内で動
きが規制されるが、スライド溝52内では自由にスライ
ドする。
【0030】前記イジェクト片50の先端面は、フロン
ト面Fに開口するイジェクト口Faに臨んでいる。ま
た、イジェクト片50の後端には、円柱状の押圧部50
bが形成されている。
【0031】そして、図12において、カムブロック3
0を点線で示しているが、トレイ18のディスクの装脱
位置(イジェクト位置)でのカムブロック30の位置を
A位置、ディスクの読み取り可能位置でのカムブロック
30の位置をB位置とする。そして、イジェクト片50
は、カムブロック30がB位置では奥側(反フロント面
F側)にカムブロック30が位置し抜けることがなく、
A位置でもカムブロック30の側縁部12B側がスライ
ド溝52の奥側を閉塞するように位置しており、最奥ま
で移動せずイジェクト片50のガイド片50a、50a
が切欠き52b、52bから外れることがない(図10
参照)。このため、イジェクト片50が、フリーに動い
ていても、カムブロック30の位置をB位置に移動した
際には、カムブロック30の傾斜面30aがイジェクト
片50をイジェクト口Fa方向に押し遣ることとなる。
【0032】ここで、強制的にイジェクトする際の動作
について説明する。まず、フロント面Fに開口するイジ
ェクト口Faから、イジェクト片50を押すことによ
り、イジェクト片50の押圧部50bが傾斜面30aを
押すこととなり、スライダ28がベース12側縁部12
A方向に押され移動する。なお、イジェクト片50の押
圧部50bが円柱状であるため点接触であり、傾斜面3
0aをスムーズに押圧することができる。
【0033】そして、ベース12側縁部12A方向に移
動するスライダ28は、第1カム部28aのカム片38
の傾斜面38aが、マウントベース14前端縁14aの
側縁部12A側の角から外れるとともに、第2カム部2
8Bのカム溝32に沿ってマウントベース14の前端縁
14aのピン16が降下し、マウントベース14前端縁
14aを下降させる。そして、スライダ28のピン34
が側方ガイド部36cから外れると、スライド28のピ
ン34が傾斜ガイド部36bを押し、傾斜ガイド部36
bのトレイ18の進退方向の距離L分だけ(図4参照)
トレイ18がケーシング11のフロント面Fから突出す
る。この状態で、トレイ18を手動で引き出すことによ
り、イジェクトが実現できる。
【0034】なお、イジェクト片50を、フロント面F
に開口するイジェクト口Fa方向にスプリングにより常
に付勢するようにしておいても良い。また、上記傾斜面
30aの傾きαが45度であるが、45度以下であって
も良い。この場合には、押圧力が小さく動きがスムーズ
であるが、イジェクト片50を押圧するストロークに対
してスライダ28の移動距離が少なくなってしまう。
【0035】上記実施例では、スライダ28の第1およ
び第2カム部28A、28Bは、ピン16とガイド32
による昇降機構、カム片38の傾斜面38aを側方から
進入させる構造であり、それぞれ異なる構造であるが、
マウントベース14の前端縁14aの両角を共にピン1
6とガイド32により上昇するカム構造の昇降機構にし
ても良い。
【0036】さらに、ディスクの装脱位置と読み取り位
置との間でマウントベース14を移動させる際に、一部
を歯車列24とスライダ28のラック44との噛み合わ
せにより行っているが、トレイ18のカムガイド36と
スライダ28のピン34との関係のみにより移動させる
ようにしても良い。
【0037】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改
変を施し得るのはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るディスクプレイヤは上述す
るように構成され、イジェクト片を強制的に押圧してス
ライダの傾斜面を押すため、スムーズに押圧力を伝達す
ることができ、スライダをベースの幅方向に押すことが
でき、容易にイジェクトすることができる等の著効を奏
する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレイヤの構成を示す概
略的平面説明図である。
【図2】本発明に係るディスクプレイヤのイジェクト状
態を示す概略的側面説明図である。
【図3】本発明に係るディスクプレイヤのディスクのセ
ット状態示す概略的側面説明図である。
【図4】トレイの裏面図である。
【図5】スライダの平面図である。
【図6】スライダの左側面図である。
【図7】本発明に係るディスクプレイヤのトレイの動き
を示す、特にマウントベースとトレイの関係を示す説明
図である。
【図8】本発明に係るディスクプレイヤのトレイの動き
を示す、特にマウントベースとトレイの関係を示す説明
図である。
【図9】本発明に係るディスクプレイヤのトレイの動き
を示す、特にマウントベースとトレイの関係を示す説明
図である。
【図10】本発明に係るディスクプレイヤのトレイのセ
ット状態を示す説明図である。
【図11】本発明に係るディスクプレイヤのイジェクト
機構を示す部分断面説明図である。
【図12】本発明に係るディスクプレイヤのイジェクト
機構を構成するベースの部分斜視説明図である。
【図13】イジェクト片の斜視図である。
【図14】従来のディスクプレーヤの概略図を示す平面
説明図である。
【図15】図14に図示された、周面にカム溝を有する
歯車の側面図である。
【図16】従来のディスクプレーヤの概略図を示す断面
正面説明図である。
【図17】従来のディスクプレーヤのイジェクト機構を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 ディスクプレイヤ 11 ケーシング 12 ベース 14 マウントベース 18 トレイ 22 ラック 26 モータ 28 スライダ 30 カムブロック 32 カム溝 34 スライドピン 36 カムガイド 40 ロック溝 42 ロック条 50 イジェクト片 52 スライド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが装脱されるトレイと、 該トレイを前記ディスクの装脱位置と読み取り位置との
    間で移動させるローディング機構と、 前記読み取り位置に移動されたディスクを回転させるた
    めのスピンドルが搭載され、奥側縁にて軸支されて、前
    端縁側が揺動自在に設けられ、トレイがディスクの読み
    取り位置に移動した際には前端縁側が上昇し、トレイが
    ディスクの装脱位置に移動する際には前端縁が降下する
    マウントベースとを具備するディスクプレイヤにおい
    て、 前記マウントベースの前端縁に近接して配置され、該マ
    ウントベースの前端縁に沿う方向のマウントベースの幅
    方向へ移動可能にスライダを設け、 該スライダと前記マウントベースの前端縁との間に設け
    られ、スライダの幅方向への進退移動によりマウントベ
    ースの前端縁側を上昇、降下させるカム構造の昇降機構
    を設け、 前記スライダが移動してマウントベースが上昇してディ
    スクの読み取り位置に移動された状態からスライダを移
    動してマウントベースを降下するイジェクト位置に戻す
    べく、スライダにケーシングの正面側から押圧可能な傾
    斜面を設ける一方、 前記ケーシングの正面に、手動によりケーシング内に押
    入することで前記スライダの傾斜面を押圧するイジェク
    ト片を設けたことを特徴とするディスクプレイヤ。
  2. 【請求項2】 前記スライダの傾斜面が45度であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスクプレイヤ。
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