JPH0217104Y2 - - Google Patents

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JPH0217104Y2
JPH0217104Y2 JP3006983U JP3006983U JPH0217104Y2 JP H0217104 Y2 JPH0217104 Y2 JP H0217104Y2 JP 3006983 U JP3006983 U JP 3006983U JP 3006983 U JP3006983 U JP 3006983U JP H0217104 Y2 JPH0217104 Y2 JP H0217104Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば金庫等に用いることができる
電子錠に関するものである。
予め設定された暗誦番号をキー操作等によつて
入力することにより錠装置を解錠するようにした
電子錠は既に提案されている。
本考案の目的は、防犯態勢の弱い夜間は所定の
多数桁の暗誦番号を入力しなければ解錠すること
ができないようにして信頼性の高い電子錠を提供
すると共に、防犯態勢が比較的強固な昼間は一部
の桁の暗誦番号を入力するだけで解錠することが
できるようにして迅速な解錠操作を可能にした電
子錠を提供することにある。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図において、金庫1に蝶番2によつて開閉
可能に設けられた扉にはプレート3が取り付けら
れており、プレート3には、金庫本体と扉との間
において閂を係脱させるための操作ハンドル4
と、電子錠の操作用キーボード6と、制御回路切
換え用各種スイツチ7が設けられている。キーボ
ード6は、第2図に示されているように、押しボ
タンスイツチでなる「0」から「9」までのテン
キー8と、「※」の記号が付されたエンターキー
と、「#」の記号が付されたキーとを有している。
次に、金庫1の内部機構を説明する。第3図に
おいて、符号9は前記ハンドル4の回動操作によ
り図の左右方向に移動して金庫本体と係脱する閂
であつて、閂9に形成された切欠9aには電子錠
装置に含まれる駆動源たるソレノイド11により
駆動される被駆動部材たるプランジヤ14が係脱
しうるようになつている。プランジヤ14は、ソ
レノイド11が励磁されるとソレノイド11に吸
引されて閂9の切欠9aから離脱し、また、ソレ
ノイド11が消磁されるとばね12の付勢力によ
りソレノイド11から突出して閂9の切欠9aに
係合しうるようになつている。図示の状態は、ソ
レノイド11が消磁されてプランジヤ14が閂9
の切欠9aに係合し、閂9が金庫本体と係合した
状態で拘束され、施錠状態になつている。しか
し、後に述べるような回路によつてソレノイド1
1が励磁されると、プランジヤ14がばね12の
弾力に抗し吸引されて閂9の切欠9aから離脱
し、閂9を自由に動かしうる状態、即ち解錠状態
にすることができるようになつている。
次に、本考案に用いられる電子錠装置の電気回
路例について説明する。
第4図において、記号乃至は前記テンキー
8を示しており、これらのテンキーを選択操作す
るとこれに対応するスイツチがオンとなり、ダイ
オードマトリクス回路により4ビツトの2進法に
よるデジタル信号として出力され、ラツチ回路
C1により一時記憶されるようになつている。ラ
ツチ回路C1は記憶装置の一部をなし、この記憶
装置はラツチ回路C1のほかにラツチ回路C2乃至
C8が列設されて全体として8桁の記憶装置列に
なつていて、前記テンキーを一ずつ押すたびに生
ずる信号を各ラツチ回路C1乃至C8のクロツク端
子CLKに入力することにより、順次下位の桁の
ラツチ回路におけるラツチ信号を上位の桁のラツ
チ回路にシフトするようになつている。ただし、
第4桁のラツチ回路の4ビツトの出力データはそ
れぞれ一群のトライステート回路Tr1,Tr2
Tr3,Tr4を介して第5桁のラツチ回路C5に入力
されるようになつており、また、前記ダイオード
マトリクス回路からの4ビツトの出力データはそ
れぞれ他の一群のトライステート回路Tr5,Tr6.
Tr7,Tr8を介して第5桁のラツチ回路C5に入力
されるようになつている。各ラツチ回路C1乃至
C8のラツチ信号はそれぞれのQ0乃至Q3端子から
コンパレータCP1乃至CP8のP0乃至P3端子に入力
されるようになつている。記号「※」で示すエン
ターキーを押すとそれに対応したスイツチがオン
になつて、アンド回路a1(以下、アンド回路につ
いては「a1」「a2」のように略する)を介しコン
パータCP1のIN端子に「H」信号が入力されるよ
うになつている。符号DS1乃至DS8は任意の暗誦番
号の設定部を成すデジスイツチであり、これらデ
ジスイツチは2進法により4ビツトのデジタル信
号を出力するようになつている。各デジスイツチ
DS1乃至DS8の出力信号は、それぞれ対応するコン
パレータCP1乃至CP8の入力端子B0乃至B3に入力
されるようになつている。コンパレータCP1はデ
ジスイツチDS1からの信号とラツチ回路C1のラツ
チ信号とを比較し、比較が一致したときは上記エ
ンターキーの操作によつて入力された「H」信号
を出力端子Qから出力するようになつている。そ
のほかの各桁のコンパレータCP2乃至CP8も同様
に、それぞれ対応する桁のデジスイツチからの信
号とラツチ回路からの信号とを比較し、比較が一
致したときは下位の桁のコンパレータから出力さ
れた「H」信号を上位の桁のコンパレータに対し
て出力するようになつている。従つて、全桁のコ
ンパレータが比較一致の状態においてエンターキ
ーを操作すると、エンターキーの操作によつて出
力された「H」信号が各コンパレータCP1乃至
CP8を通り、最上位のコンパレータCP8の出力端
子Qから「H」信号が出力されるようになつてい
る。なお、第5桁のコンパレータCP5のIN端子に
は、第4桁のコンパレータからの信号がオア回路
O1(以下、オア回路については「O1」「O2」のよ
うに略する)を介して加えられるようになつてい
る。
第4図において記号CdSは金庫等が置かれてい
る環境の明るさ、具体的には夜間であるか昼間で
あるかを検知する光センサであつて、CdSの出力
信号は差動アンプAMPに入力され、環境の明る
さが一定値以下、即ち夜間になるとアンプAMP
からフリツプフロツプ回路FF1(以下、フリツプ
フロツプ回路については「FF1」、「FF2」のよう
に略示する)のクリア端子CLに「H」信号を加
えるようになつている。FF1の端子Qの信号はa2
に加えられるようになつている。SW1は電子錠装
置の解錠操作を簡単化するための操作スイツチで
あつて、スイツチSW1がオフの場合はa2に「H」
信号が加えられるようになつている。a2の出力は
a3に加えられると共に、インバータIn1を介して
a1に加えられるようになつており、a3の出力は
O1を介して第5桁のコンパレータCP5のIN端子
に加えられるようになつている。a2の出力はま
た、前記トライステート回路Tr1,Tr2,Tr3
Tr4の制御端子(ストローブ入力)に加えられる
ようになつている。さらに、a2の出力はインバー
タIn2で反転されたのち前記トライステート回路
Tr6,Tr6,Tr7,TF8の制御端子(ストローブ入
力)に加えられるようになつている。a3の今一つ
の入力端子には、エンターキーの操作によつて生
ずる信号Yが加えられるようになつている。
第4図において、符号LSは扉の開閉検知スイ
ツチで、このスイツチLSは扉が開いているとき
はオフとなつて「H」信号を出力し、O2に加え
られるようになつている。O2にはまた、第5図
におけるイニシヤルリセツト回路IRからイニシ
ヤルリセツト信号Zが加えられるようになつてい
る。O2の出力はO3及びO4に加えられ、O3の出力
はFF2の端子CLに、O4の出力はFF3の端子CLに
加えられるようになつている。FF2の端子Qの出
力信号はFF1のプリセツト端子PRに加えられ、
FF2の端子の出力信号はO4に加えられるように
なつている。FF2の端子Qの出力信号はまたトラ
ンジスタTrのベースに加えられると共にa4に加
えられ、さらに、各ラツチ回路C1乃至CNのリセ
ツト端子RSTに加えられるようになつている。
a4にはまた発振回路OSC1からクロツクパルスが
加えられ、a4を通つたクロツクパルスはFF3のク
ロツク端子CKに加えられるようになつている。
FF3はタイマーとしての機能を有し、所定数のク
ロツクパルスが加えられると端子Q10から「H」
信号を出力し、O3に加えるようになつている。
上記トランジスタTrはリレーコイルLを制御す
るものであり、リレーコイルLに通電されるとそ
の接点R1がオンになり、第5図におけるソレノ
イド11に通電されるようになつている。
前記記号「※」で示されるキーを押すことによ
つて生ずるエンター信号Yは、第5図における
FF5,FF6及びFF7の各端子CKに加えられるよう
になつている。
第5図において、FF5の端子Dには直流電源
Vccが加えられ、FF5の端子Qの出力はFF6の端
子Dに、FF6の端子Qの出力はFF7の端子Dに、
FF7の端子Qの出力はa7に加えられると共にイン
バータI2を介してa6に加えられ、また、インバー
タI3,I4を介してパイロツトランプPの一方の端
子に加えられるようになつている。パイロツトラ
ンプPの他方の端子には直流電源Vccが加えられ
るようになつている。a7にはまた発振器OSC2
ら所定周波数のクロツクパルスが加えられるよう
になつている。a7の出力はFF4の端子CKに加え
られるようになつている。FF4はタイマーとして
の機能を有し、a7を介して加えられるクロツクパ
ルスを計数してこの計数値が所定数に達すると端
子Q10から「H」信号を出力するようになつてい
る。このFF4の端子Q10からの信号、a6の出力信
号及びイニシヤルリセツト回路IRからの信号は、
それぞれO5を介してFF5,FF6,FF7のクリア端
子CLにクリア信号として入力されるようになつ
ている。FF7の端子の出力はa5に加えられると
共に、FF4の端子CLに加えられるようになつて
いる。第4図における最上桁のコンパレータCP8
の端子Qの出力Aは、第5図におけるa5及びa6
一つの入力端子に加えられるようになつている。
第5図におけるa5の出力Bは第4図におけるFF2
のプリセツト端子PRに加えられるようになつて
いる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
夜間の場合 夜間は環境が暗いため、センサCbSの抵抗値が
大きく、アンプAMPからFF1の端子CLに「H」
信号が加えられ、FF1の端子Qの出力は「L」と
なる。従つて、スイツチSW1がオンであるかオフ
であるかに拘らずa2の出力は「L」となり、イン
バータIn1を介してa1に「H」信号が加えられ、
また、インバータIn2を介してトライステート回
路Tr5,Tr6,Tr7,Tr8の制御端子に「H」信号
が加えられてこれらトライステート回路が遮断状
態となる一方、a2の「L」出力信号が他のトライ
ステート回路Tr1,Tr2,Tr3,Tr4の制御端子に
加えられてこれらトライステート回路は入力デー
タをそのまま出力させるバツフアとしての作動状
態となる。そこでいま、テンキー操作により8桁
の所定数値を入力すると共に、最後にエンターキ
ーを押したとする。テンキー操作により入力され
た信号は各ラツチ回路C1乃至C8において順次シ
フトされ、8桁分の入力完了によりそれぞれの桁
における数値信号を一時記憶すると共にそれぞれ
の記憶信号をそれぞれの桁のコンパレータCP1
至CP8に入力する。各桁のコンパレータCP1乃至
CP8は、上記各桁の記憶信号と予め設定された各
桁のデジスイツチDS1乃至DS8からの信号とを比較
し、総ての桁の比較一致により、エンターキーの
操作によつてa1を介しコンパレータCP1に加えら
れた「H」信号を各コンパレータCP1乃至CP8
直列的に介してコンパレータCP8の端子Qから出
力し、第5図におけるa5とa6に加える。a5の他方
の入力は、後で述べる特別の場合を除き通常は
「H」となつているから、a5の出力は「H」とな
り、第4図のFF2にプリセツト信号として加えら
れる。これによりFF2の端子Qの出力が「H」、
トランジスタTrがオンとなり、リレーコイルL
が励磁され、接点R1がオンとなり、ソレノイド
11に給電され、第3図について説明した通り、
錠装置の解錠が行なわれることになる。
なお、FF2の端子Qからの「H」信号は各ラツ
チ回路C1乃至C8のリセツト端子に入力されて記
憶が消去されると共に、a4にも加えられてa4のゲ
ートを開き、発振器OSC1からのクロツクパルス
FF2のクロツク入力端子に加える。FF3はこのク
ロツクパルスを計数し、所定の計数値に達する
と、端子Qから「H」信号を出力し、この「H」
信号はO3を介しFF2のクリア端子CLに加えられ、
FF2をクリアする。これによりトランジスタTrは
オフ、リレー接点R1がオフになり、ソレノイド
11への給電を絶つ。FF2の端子Qの「H」信号
はFF1にプリセツト信号として入力され、FF1
端子Qの出力を「H」に転換させる。
昼間の場合 昼間はセンサCdSの抵抗値が小さく、アンプ
AMPからFF1の端子CLに入力される信号は
「L」となり、FF1の端子Qの出力は「H」のま
まであり、この「H」信号がa2に加えられる。そ
こでいま、スイツチSW1がオンになつているもの
とすると、a2の他方の入力信号は「L」であるか
ら、a2の出力は「L」であり、前に述べた夜間の
動作と同様の動作が行なわれることになる。即
ち、8桁までの総ての暗誦番号を入力しなければ
解錠することができない。この場合は解錠操作の
簡便性よりも防盗性を重視したものということが
できる。
次に、スイツチSW1をオフにしたとすると、a2
の入力はすべて「H」となるからa2の出力は
「H」となり、a3の一方の入力が「H」となる。
従つて、第4桁のラツチ回路と第5桁のラツチ回
路C5の間のトライステート回路Tr1,Tr2,Tr3
Tr4は上記「H」信号により遮断状態となり、一
方、別のトライステート回路Tr5,Tr6,Tr7
Tr8は、それらの制御端子に上記「H」信号がイ
ンバータIn2で「L」に反転されて入力されるた
め導通状態となり、テンキー操作によるデジタル
信号を第5桁のラツチ回路C5に直接加える状態
になる。上記a2からの「H」信号はインバータ
In1で「L」に反転されてa1に加えられるから、
a1はエンターキーの操作による「H」信号を第1
桁のコンパレータCP1に入力することはできな
い。これに対しa3の入力の一つにはa2から「H」
信号が加えられているため、エンターキーの操作
による「H」信号はa3を通り、さらにO1を通つ
て第5桁のコンパレータCP5のIN端子に加えられ
ることになる。そこでいま、テンキー操作により
上位4桁のみの暗誦番号を入力し、そのあとエン
ターキーを操作したとする。テンキー操作による
デジタル信号は、下位4桁のラツチ回路を無視し
てトライステート回路Tr5,Tr6,Tr7,Tr8を介
し第5桁のラツチ回路C5に直接入力されるから、
上位4桁の信号の入力により上位4桁のラツチ回
路C5乃至C8はそれぞれの桁の信号を記憶し、上
位4桁のコンパレータCP5乃至CP8はこれら上位
4桁の比較一致により、前記a3,O1を通して入
力されたエンター信号を通過させて最上位のコン
パレータCP8の端子Qから出力し、これを第5図
におけるa5とa6に加える。以後は前述の夜間の場
合と同様に解錠動作が行なわれることになる。即
ち、この場合は上位4桁のみで解錠が可能であ
り、これによつて解錠操作の迅速化を図ることが
できる。
朝一番に解錠する場合 夜の間にFF1の端子CLにクリア信号が入力さ
れ、また、施錠状態ではFF1にプリセツト信号の
入力がないから、FF1の端子Qの出力は「L」で
あり、よつて、スイツチSW1がオンであるかオフ
であるかに拘らずa2の出力は「L」となり、一群
のトライステート回路Tr1,Tr2,Tr3,Tr4は導
通状態となるのに対し他の一群のトライステート
回路Tr5,Tr6,Tr7,Tr8は遮断状態となるか
ら、この場合は、8桁までの信号を入力する必要
がある。これは防盗性を重視したものである。以
後は前述の場合と同じに動作する。
次に、各種付属回路について説明する。
リミツトスイツチLSは、扉が閉じている場合
にのみ電子錠の解錠動作が行なわれるようにする
ためのものであつて、扉が開いているときはリミ
ツトスイツチLSがオフになつて「H」信号が出
力され、O2,O3を介してFF2のクリア端子CLに
加えられ、もつてソレノイド11が励磁されるこ
とのないようになつている。
第5図におけるFF5,FF6,FF7及びFF4を含む
部分は、テンキーによる数値の入力操作が誤つて
3回連続して行なわれた場合に、一定時間が経過
しない限りキーボードを操作しても解錠不能とす
ることにより防盗効果を高めた回路部分である
が、本考案の要旨とは直接関係がないから、詳細
な説明は省略する。
以上述べた本考案の実施例によれば、周囲が暗
い場合は所定の多数の桁の暗誦番号を入力しなけ
れば解錠できず、逆に周囲が明るい場合は一部の
桁の暗誦番号の入力だけで解錠できるように、自
動的に切換えられるようにしたから、防犯態勢の
弱い夜間においては解錠し難くなつて信頼性が向
上し、また、防犯態勢が比較的強固な昼間は解錠
操作を迅速に行なうことができ、もつて、高い防
盗性と高い操作性とを兼ね備えた電子錠を提供す
ることができる。
なお、上記実施例では暗誦番号の桁が全部で8
桁となつていたが、電子錠の使用目的等により自
由に桁数を増減してよく、また、昼間に迅速な解
錠を行なう場合の桁数を任意に増減してもよい。
次に、第6図に示された本考案の別の回路例に
ついて説明する。前に述べた第4図の回路例は、
迅速な解錠操作を行なうための暗誦番号の桁を上
位の一部だけにしていたが、第6図の回路例は中
間位の一部の桁だけで解錠できるようにしたもの
である。第6図の回路の多くは第4図の回路構成
と同じであるから、第4図の回路構成と異なる点
を重点に説明する。
第6図において、一群のトライステート回路
Tr1,Tr2,Tr3,Tr4は第2桁のラツチ回路C2
第3桁のラツチ回路C3との間に挿入されており、
また、テンキー操作によるデジタル信号が他の一
群のトライステート回路Tr5,Tr6,Tr7,Tr8
介して第3桁のラツチ回路C3に直接導入される
うるようになつている。一群のトライステート回
路Tr1,Tr2,Tr3,Tr4の制御端子にはa2の出力
が加えられ、他の一群のトライステート回路
Tr5,Tr6,Tr7,Tr8の制御端子にはa2の出力が
インバータIn2による反転信号Xが加えられるよ
うになつている。第2桁のコンパレータCP2の端
子Qの出力はO1を介して第3桁のコンパレータ
CP3のIN端子に入力されるようになつている。入
力端子の一つにエンター信号が入力されるa3の出
力はFF8のプリセツト端子PRに加えられ、FF8
クリア端子CLにはイニシヤルリセツト信号Zと
FF3のQ10の出力信号WがO7を介して入力される
ようになつている。FF8の端子Qの出力と第6桁
のコンパレータCP6の端子Qの出力はそれぞれa8
に入力されるようになつている。a8の出力と第8
桁のコンパレータCP8の端子Qの出力はそれぞれ
O6に加えられ、O6の出力は第5図におけるa5
a6に加えられるようになつている。
次に、第6図の回路の動作を説明する。
まず、夜間の場合、あるいは昼間であつてもス
イツチSW1がオンになつているときは、第4図の
回路の場合と同じくa2の出力が「L」となるた
め、一群のトライステート回路Tr1,Tr2,Tr3
Tr4は導通状態となり、他の一群のトライステー
ト回路Tr5,Tr6,Tr7,Tr8は遮断状態となり、
さらに、エンターキーの操作によるエンター信号
はa3を通過することができず、さらに、a3の出力
が「L」でFF8はプリセツトされずa8は遮断され
たままであるから、エンターキーの操作によるエ
ンター信号は全桁のコンパレータが比較一致しな
い限りFF2のプリセツト信号として出力されるこ
とはない。即ち、全桁の暗誦番号を入力しない限
り解錠することはできない。
次に、昼間においてスイツチSW1をオフにする
と、第4図の場合と同様にa2の出力は「H」とな
り、一群のトライステート回路Tr1,Tr2,Tr3
Tr4は遮断、他の一群のトライステート回路Tr5
Tr6,Tr7,Tr8は導通となる。また、エンターキ
ーの操作によるエンター信号は、a3,O1を通つ
て第3桁のコンパレータCP3のIN端子に入力され
ると共に、a3を通つてFF3のプリセツト信号とし
て入力されFF8のQ端子の出力が「H」に反転す
る。そこで、第3桁から第6桁までの中間位の4
桁分の暗誦番号をテンキー操作によつて入力する
と、暗誦番号信号はトライステートTr5,Tr6
Tr7,Tr8を通してラツチ回路C3,C4,C5,C6
順次シフトされながら記憶され、各コンパレータ
CP3,CD4,CP5,CP6の比較が一致する。次に
エンター信号が出力されるとこのエンター信号は
a3,O1を介してコンパレータCP3に入力され、さ
らにコンパレータ列CP3,CP4,CP5,CP6を介し
てa8に入力される。一方、前述のように、FF8
端子Qの出力は「H」となり、この信号がFF2
プリセツト信号となつて解錠されることになる。
即ち、この場合は、中間位の4桁の暗誦番号の入
力とエンターキーの操作により迅速に解錠できる
ことになる。なお、解錠後一定時間経過すること
により、FF3の端子Q10から「H」信号が出力さ
れ、これによりFF8が原状に復帰する。
第6図の回路を用いれば、中間位の一部の暗誦
番号の入力により解錠できるし、また、例えばロ
ータリースイツチ等により一群のトライステート
回路及び他の一群のトライステート回路の挿入位
置を選択できるようにし、かつ、コンパレータ列
中のO1の挿入位置及びa8への信号取り出し位置
を選択できるようにしておけば、迅速な解錠を行
なう場合の桁数及び桁位置を任意に選択すること
ができる。もちろん、切換スイツチを用いなくて
も、製作段階において迅速な解錠を行なう場合の
桁数及び桁位置を任意に設定するようにしても差
し支えない。
このように、本考案によれば、防犯態勢の弱い
夜間においては多くの桁の暗誦番号を入力しなけ
ればならないから解錠し難くなつて盗難防止上の
信頼性が向上し、また、防犯態勢が比較的強固な
昼間は少ない桁の暗誦番号の入力により解錠でき
るから迅速な解錠操作を行なうことができ、もつ
て、高い防盗性と高い操作性を兼ね備えた電子錠
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子錠を有する金庫の外観の
例を示す正面図、第2図は同上金庫に用いられる
キーボードの拡大正面図、第3図は本考案に用い
られる機構部の一例を示す正面図、第4図は本考
案に用いられる制御回路の一例を部分的に示す回
路図、第5図は同上制御回路の他の部分を示す回
路図、第6図は本考案に用いられる制御回路の別
の例を第4図に対応して示す回路図である。 8……テンキー(操作部)、11……ソレノイ
ド(駆動手段)、14……プランジヤ、CdS……
光センサ、C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8
…ラツチ回路(記憶装置)、DS1,DS2,DS3,DS4
DS5,DS6,DS7,DS8……デジスイツチ(設定部)、
CP1,CP2,CP3,CP4,CP5,CP6,CP7,CP8
…コンパレータ、Tr1,Tr2,Tr3,Tr4……一群
のトライステート回路、Tr5,Tr6,Tr7,Tr8
…他の一群のトライステート回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 任意の複数桁のデジタル信号を入力することが
    できる操作部と、上記デジタル信号を記憶する複
    数桁の記憶装置列と、予め任意の値のデジタル信
    号を出力するように設定することができる複数桁
    の設定部と、上記記憶装置列に記憶されたデジタ
    ル信号と設定部からのデジタル信号とを各桁ごと
    に比較して各桁において比較が一致したときに解
    錠信号を出力するコンパレータと、このコンパレ
    ータからの解錠信号により施錠装置を解錠する駆
    動手段とを有する電子錠であつて、 上記記憶装置列の中間に挿入されて各ビツトの
    データを前後の記憶装置間で伝達する第1のトラ
    イステート回路群と、 操作部と上記記憶装置列の中間との間に接続さ
    れた第2のトライステート回路群と、 周囲の明るさが所定の明るさ以上になつた場合
    に検知信号を出力する光センサとを有し、 上記光センサの検知信号で第1のトライステー
    ト回路群を遮断し、第2のトライステート回路群
    を導通状態とすべく、上記光センサの出力を上記
    第1のトライステート回路群及び第2のトライス
    テート回路群の各制御端子に接続したことを特徴
    とする電子錠。
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