JPH021702A - 高固形分重合体エマルジョンの製造方法 - Google Patents

高固形分重合体エマルジョンの製造方法

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JPH021702A
JPH021702A JP1056979A JP5697989A JPH021702A JP H021702 A JPH021702 A JP H021702A JP 1056979 A JP1056979 A JP 1056979A JP 5697989 A JP5697989 A JP 5697989A JP H021702 A JPH021702 A JP H021702A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高固形分で低粘度でありかつ作業性にすぐれた
重合体エマルジョンの製造に関するものであり、さらに
詳しくはアクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニルの
如きエチレン性不飽和単量体もしくは1,3−ブタジェ
ンの如くブタジェン系単量体を乳化重合するに当たって
下記一般式(I>で表されるアニオン性界面活性剤を必
須成分とした乳化剤を使用することにより2高固形分で
低粘度でありかつ作業性にすぐれた固形分が65〜75
重景%である高固形分重合体エマルジョンを提供せんと
するものである。
RO−+AO−)−、CCH2CHCOM   (I)
ご So、M (式中Rは炭素数4〜22のアルキル基又は炭素数1〜
20を含む置換基で置換されたフェニル基を表し、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは0又は1〜1
00の整数を表し、Mは水素又は塩形成物質である。) [従来技術] 近年、接着剤、粘着剤又は塗料用等のバインダーとして
高固形分の重合体エマルジョンに対する市場要望が活発
になってきている。この理由としてはプラントの生産性
、輸送費と貯蔵費の低減のためや水等の揮発成分が少な
くなった分だけ乾燥速度を速めることや一度塗りで厚い
皮膜をつくることができる等のメリットが考えられるか
らである。特に粘着剤用としては60%以上の高固形分
の重合体エマルジョンの要望がつよく、このためエマル
ジョンの固形分を向上させる方法については、これまで
も種々検討されてきている0例えば特開昭53−840
92号公報特開昭56−141311号公報、特開昭6
0−179402号公報、特開昭60−203603号
公報、特開昭61−252203号公報、米国特許第4
130513号などに記載された方法が知られているが
、いずれも多段階乳化重合法という特殊な製造方法が採
用されているため、実際上重合操作に種々の問題点があ
った。また特開昭56−141311号公報、特開昭5
9−152971号公報は高固形分重合体エマルジョン
の製造を目的としてなされたものであるが、エマルジョ
ン固形分が高くなるにつれて作業性が悪くなるか、また
は高粘度となり、高固形分で低粘度で、かつ作業性にす
ぐれた重合体エマルジョンを得ることは不十分であった
そのために、−段階乳化重合法で高固形分重合体エマル
ジョンの製造におて低粘度かつ作業性のすぐれた界面活
性剤の開発が強く要望されている。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は不飽和単量体の1種または2種以上を乳化重合
するにあたり、ある種の乳化剤使用により多段階乳化重
合法という特殊な製造方法によらず一段階乳化重合法に
より固形分が65〜75%で低粘度かつ作業性のすぐれ
た高固形分重合体エマルジョンを提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段] 本発明者は一段階乳化重合法により高固形分で低粘度か
つ作業性にすぐれた重合体エマルジョンを製造するに当
たって従来技術の欠点は乳化剤にあるものと考えそれに
ついて鋭意研究を重ねた結果、前記式(I)に示される
乳化剤が有用であることを見い出し本発明を完成するに
に至ったものである。
一般式(I>で表される代表的な化合物としては、次の
ようなものが例示される。
1)ポリオキシエチレン(4)2−エチルヘキシルエー
テルスルホサクシネートジソーダ塩。
2)ポリオキシエチレン(6)ノニルフェニルエーテル
スルホサクシネートジソーダ塩。
3)ポリオキシエチレン(4)ジスチレン化フェニルエ
ーテルスルホサクシネートジシーダ塩。
4)ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテルスルホ
サクシネートジソーダ塩。
5)[ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン
(2)]、、、Aオクチルフェニルエーテルスルホサク
シネートジソーダ塩。
6)ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(
6)ポリオキシエチレン(2)ノニルフェニルエーテル
スルホサクシネートジソーダ塩。
7)ポリオキシプロピレン(3)2−エチルヘキシルエ
ーテルスルホサクシネートジソーダ塩。
8)ポリオキシエチレン(1)2−エチルヘキシルエー
テルスルホサクシネートジアンモニウム塩9)ポリオキ
シエチレン(4)ベンジル化フェニルエーテルスルホサ
クシネートジアンモニウム塩。
上記記載例においてポリオキシエチレン(4)はエチレ
ンオキサイドが平均4モル重縮合していること3示し、
ポリオキシプロピレン(3)はプロピレンオキサイドが
平均3モル重縮合していることを示し、他はこれに準す
る。
本発明における乳化剤、即ち前記一般式(I>で表され
る化合物は、公知の方法に従って、調製することができ
る1例えば一般式ROH<式中Rは炭素数4〜22のア
ルキル基又は炭素数1〜20の置換基を持つフェニル基
を表す)で示されるアルコールを原料とし、当該アルコ
ールにアルキレンオキサイドを常法(三共出版、堀口博
著、「新界面活性剤」612〜648頁、1975年)
により付加せしめ付加物とし、該付加物に不飽和二塩基
酸を常法[(日本化学会誌、N。
2.261〜265頁、1976年)(油化学、第26
巻、第5号、283〜28G頁、1977年)]により
反応させて半エステルとし、次いで酸性亜硫酸塩を付加
させる方法[(米国特許第2316234号、1943
年)、(米国特許第3329640号、1967年)コ
によって調製できる。
−i式ROMなる化合物類としては直鎖または分岐の飽
和または不飽和アルコール類及び置換フェノール類が挙
げられ直鎖飽和アルコール類としては、たとえばブチル
アルコール、オクチ ルアルコール、ドデシルアルコー
ル、オフタデ シルアルコール;分岐飽和アルコールと
してはたとえばイソブチルアルコール、2−エチルヘキ
サノール、2−オクチルトチ゛カノール;不飽和アルコ
ールとしてはたとえばオレイルアルコール、アリルアル
コール;合成アルコールとしてはたとえば′オキソアル
コール、セカンダリ−アルコール等が挙げられる。置換
フェノール類としてはなどえば、n−ブチルフェノール
、イソブチルフェノール、5ec−ブチルフェノール、
t−ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノール、ドデシルフェノール、クミルフェノール、フ
ェニルフェノール、スチレン化フェノール、ベンジル化
フェノール、スチレン化クレゾール、ベンジル化クレゾ
ール、ジ−t−ブチルフェノール、ジオクチルフェノー
ル、ジノニルフェノール、スチレン化ノニルフェノール
、スチレン化オクチルフェノール等が挙げられる。
一般式ROMに付加するアルキレンオキサイド類として
は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイドおよびスチンオキサイド等が挙げられ、
付加する方法としてはそれぞれ単独に付加されるもの、
あるいはそれらの二つ以上のものがブロックまたはラン
ダムに任意の割合で付加されたものでもよいアルキレン
オキシドの平均付加モル数は通常1〜100、好ましく
は1〜50である。不飽和二塩基酸としてはマレイン酸
、メチルマレイン酸、フマル酸、メチルフマル酸、イタ
コン酸などがあげられ、特にマレイン酸が有用である。
これらの酸は不飽和二塩基酸モノエステルを得るために
は通常酸無水物の形で使用される。
酸性亜硫酸塩としては酸性亜硫酸アルカリ金属(ナトリ
ウム、カリウムなど)、酸性亜硫酸アンモニウムなどが
あげられる。
即ち、本発明に係わる乳化剤は一つの親油基に対して一
分子中にスルホン酸基及びカルボン酸基の二つの異なる
親水基を持つ特異な構造である点で従来高固形分重合体
エマルジョンを目的として使用されるアニオン性界面活
性剤例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ア
ルキル硫酸エステル塩、ジアルキルスルホコハク酸エス
テル塩等とは異なりこのことが高固形分重合体エマルジ
ョンの製造に効果を発揮する特性となっていると思われ
る。
なお前記一般式(I>を使用して乳化重合する方法は既
に行われているが、(例えば特開昭51−18286号
公報、特開昭57−195703号公報)高固形分重合
体エマルジョンが形成されることは全く知られておらず
、特に本発明のように65%以上の固形分を有する重合
体エマルジョンが安定に出来たことは全く意外なことで
ある。
本発明で使用できる単量体としてはたとえば(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエキル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのアクリル
酸又はメタクリル酸のエステル類;臭化ビニル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル類;酢酸
、プロピオン酸、第三級合成飽和カルボン酸等の脂肪酸
類のビニルエステル類:スチレン、α−メチルスチレン
などの芳香族ビニル類:エチレン、ブタジェンなどのモ
ノオレフィン又は共役ジオレフィン類ニアクリルニトリ
ルなどのシアン化ビニル類ニアクリルアマイドなどのα
、β−不飽和アミド類ニアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマール酸などのα、β−不飽
和カルボン酸類が挙げられる。
重合開始剤としては通常乳化重合用に使用される開始剤
を特に限定なく使用できて、例えばカリウム、ナトリウ
ム、アンモニウムの過硫酸塩または過ホウ酸塩、過酸化
水素などの無機の過酸化物:過酸化ベンゾイル、ジター
シャリブチルパーオキサイド、過酢酸などの有機の過酸
化オ勿:2,2−アゾビスイソブチロニトリル、4−ア
ゾビス−(4−シアノペンタノイック)酸またはそのア
ルカリ金属塩などのラジカル生成重合開始剤を使用する
ことができ、その使用量は0.01〜3.0重量%、好
ましくは0゜1〜1.0重量%の範囲である。そして過
酸化物を使用する場合に重合速度を増大させ、または反
応温度を低下させる必要があれば、過酸化物とアスコル
ビン酸、可溶性亜硫酸塩、ハイドロサルファイド、チオ
硫酸塩などの還元剤:水中で重金属イオンを発生する金
属単量体または硫酸第一鉄などの水中で金属イオンを発
生する金属化合物とを組合わせてレドックス系として使
用することができる。
また、連鎖移動剤も併用することができ、そのようなも
のとして例えばターシャリドデシルメルカプタン、n−
ドデシルメルカプタン、四塩化炭素、クロロホルム、ト
リフェニルメタンなどを使用することができる。
さらにまた、乳化重合技術において慣例の添加剤、例え
ばキレート化剤、緩衝剤、または有R@の塩、溶剤など
を使用することができる。
本発明の高固形分エマルジョンの製造方法において、前
記の一般式(I>でしめされる乳化剤は単独でも充分機
能を発揮するが、必要に応じて従来公知の界面活性剤、
高分子量乳化剤、保護コロイドなどを併用することもで
きる。併用できる界面活性剤としては、例えばアニオン
性界面活性剤として長鎖アルキル硫酸塩、長鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸塩、アルキルジフェニルエーテルジ
スルホン酸塩などがあり、非イオン界面活性剤としては
、ポリオキシエヂレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンナルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、プルロニック型界面活性剤などがあり
、特にエチレンオキサ9ドの平均イ・1加モル数が1〜
100モル、好ましくは5〜50モルのポリオキシエチ
レン系の非イオン界面活性剤が適している。
(jt川てきる高分子孔1ヒ剤としては、ボリヒニルア
ルコール、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリヒドロA−
シアルキI/ン(メタ)アクリレ−1〜など゛がある。
また、f井用て゛きる(?護コロイドとしてはアルA−
ン酸すlヘリウムなどの々[1きアニオン性保護コロイ
ドやヒドロキシエチルセルロースなどの如き非イオン性
保訳コロイドなどがある。
アニオン性界面活性剤および/または非イオン性界面活
性剤および/′−!f、たは高分子乳化剤および/また
は保護コロイドと併用する場合は、本発明に係わる乳化
剤1重量部当りそれぞれ005〜10重量部程度が適当
である。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが本
発明はこれ等の実施例によって限定されるものではない なお、各側において、部は重量さ1(を、%は重量%を
表ず、また試験項目、試験条件、評価基準は次の通りで
ある。
作業性・ 乳化重合終了後の重合体エマルジョンを100メツシユ
スクリーンで口過した時の状態を○、Δ、×て示し、作
業性の評価としな。
O・・・目詰まりなく、ろ過速度早く、作業性良好。
Δ・・・目詰まりないが、ろ過速度遅く、作業性やや不
良。
×・・・目詰まりあり、ろ過速度遅く、作業性不良。
重合安定性: 乳化重合終了後の重合体エマルジョンを100メツシユ
スクリーンでろ過し、残った凝固物を110℃で5時間
乾燥させて秤量したグラム数を使用モノマーに対する重
量%で表し、重合安定性の評価とした。
固形分: 中和前の重合体エマルジョン1gをとり、純水5g加え
たf&105°Cで2時間乾燥させた後の蒸発残分を%
で表しな。
重合転化率: 中和前の固形分の対理論固形分重量として表した。
粘度: [I]・・・25°Cにおける重合体エマルジョンの中
和前の粘度をB型回転粘度計、3Orpmにて測定しな
、(単位: cp) [n]−・・25°Cにおける重合体エマルジョンの中
和後の粘度をB型回転粘度計、3Orpmにて測定した
。(単位:cp) 増粘値:粘度[■]/粘度[I]にて表した。
pH:JISZ−8802に従い10%濃度にて測定し
た。
皮膜の外観ニ ガラス板上にエマルジョンを塗布し、室温で乾燥して厚
さ0.2mmの皮膜を作成し、この時の皮膜の白濁の状
態を肉眼で判定し、O5Δ、×で示し、皮膜の外観の評
価とした。
O・・・無色透明 Δ・・・微温 ×・・・白濁 貯蔵安定性: 重合体エマルジョンの室温、6ケ月間の状態をO1Δ、
×で示し、貯蔵安定性の評価とした。
O・・・ゲル化、増粘、分離が殆ど認められない。
Δ・・・ゲル化、分離、または増粘がやや認められる。
×・・・ゲル化、分離があるか、または相当に増粘が認
められる。
実施例 1 アクリル酸n−ブチル250部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル80部、酢酸ビニル60部。
アクリル酸10部を混合し単量体混合液を調製した。
本発明に係わる乳化剤ポリオキシエチレン(4)2−エ
チルヘキシルエーテルスルホサクシネートジソーダ塩1
0部をイオン交換水85゜2部に溶解させ、乳化剤水溶
液を調製した。この水溶液と上記単量体混合物とを混合
攪拌し、単量体水性散液を495.2部を得た。
次に還流冷却器、温度計、窒素ガス吹込口、滴下ロート
及び攪拌機を備えたILガラス製反応器にイオン交換水
64.5部及び過硫酸アンモニウム0.4部を仕込み8
0℃に昇温した後、窒素気流中で上記単量体水性分散液
495.2部及び10%過硫酸アンモニウム24部を8
0〜85°Cで3.5時間にて連続的に滴下し、重合を
行った・ 滴下終了後10%過硫酸アンモニウム2.4部を加え、
同温度にて2.5時間熟成反応を行い重合を完結させ冷
却後、28%アンモニア水8部で中和後、100メツシ
ユスクリーンでろ過し、重合体エマルジョンを得た。
実施例 2 本発明の乳化剤ポリオキエチレン(6)ノニルフェニル
エーテルスルホサクシネートジソーダ塩を10部用いた
以外は、実施例1と同様な条件で乳化重合を行った。
実施例 3 本発明の乳化剤ポリオキシエチレン(4)ジスチレン化
フェニルエーテルスルホサクシネートジソーダ塩10部
を用いた以外は、実施例1と同様な条件で乳化重合を行
°つな。
比較例 1 代表的な公知の乳化剤ポリオキシエチレン(6)ノニル
フェニルエーテル硫酸エステルソーダ塩を10部用いた
以外は、実施例1と同様な条件で乳化重合を行った。
比較例 2 代表的な公知の乳化剤ジオクチルスルホサクシネートソ
ーダ塩を10部用いた以外は、実施例1と同様な条件で
乳化重合を行った。
次に前記の実施例1〜3及び比較例1〜2で得られた重
合体エマルジョンの物性測定をした。
その結果を第1表に示す。
第  1 表 第1表の結果より本発明の乳化剤を用いた場合、得られ
た重合体エマルジョンは低粘度であり、しかも作業性の
良好のものであった。
実施例 4 アクリル酸11−ブチル300 aB、アクリル酸エチ
ル60部、酢酸ビニル24部、メタクリル@16部を混
合し単量体混合液を調製した。
本発明に係わる乳化剤ポリオキシエチレン(5)ラウリ
ルエーテルスルホサクシネートジアンモニウム塩10部
をイオン交換水85.2部に溶nvさせ、乳化剤水溶液
を調製した。この水溶液と上記単量体混合物とを混合攪
拌し、単量体水性分散液を495.2部を得な。
次に還流冷却器、温度計、窒素ガス吹込口、;I;4下
ロート及びM打機を備えた1Lガラス製反応器にイオン
交換水64.5部及び過硫酸アンモニウム0.4部を仕
込み80°Cに昇温した後、窒素気流中で上記単量体水
性分散液495.2部及び10%過硫酸アンモニウム水
溶液24部を80〜85℃で3.5時間にて連続的に滴
下し、重合を行った。
滴下終了後10%過硫酸アンモニウム水溶液2.4部を
加え、同温度にて2.5時間熟成反応を行い重合を完結
させ冷却後、28%アンモニア水10部で中和後、10
0メツシユスクリーンでろ過し、重合体エマルジョンを
得た。
実施例 5 本発明の乳化剤[ポリオキシエチレン(5)ポリオキシ
プロピレン(2)]、、ダ、オクチルフェニルエーテル
スルホサクシネートジソーダ塩10部を用いた以外は、
実施例3と同様な条件で乳化重合を行った。
比較例 3 代表的な公知の乳化剤ポリオキシエチレン(5)ラウリ
ルエーテル硫酸エステルソーダ塩を10部用いた以外は
、実施例1と同様な条件で乳化重合を行った。
比較例 4 代表的な公知の乳化剤ポリオキシエチレン(10)ドデ
シルフェニルエーテル硫酸エステルソーダ塩を10部用
いた以外は、実施例1と同様な条件で乳化重合を行った
次に前記の実施例4〜5及び比較例3〜4で得られた重
合体エマルジョンの物性測定をした。
その結果を第2表に示す。
第  2  表 第2表の結果より本発明の乳化剤を用いた場合、得られ
た重合体エマルジョンは低粘度であり、かつ作業性の良
好のものであった。
実施例 6 アクリル酸2°−エチルヘキシル198部、メタクリル
酸メチル139部、スチレン59部、アクリル酸4部を
混合し単量体混合液を調製しな。
本発明の乳化剤ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプ
ロピレン(6)ポリオキシエチレン(2)ノニルフェニ
ルエーテルスルホサクシネートジソーダ塩10部をイオ
ン交換水85.2部に溶解させ、乳化剤水溶液を調製し
たにの水溶液と上記単量体混合液とを混合攪拌し、単量
体水性分散液492.2部を得な。
次に還流冷却器、温度計、窒素ガス吹込み口、滴下ロー
ト及び攪拌機を備えたILガラス製反応器にイオン交換
水64.5部及び過硫酸アンモニウム0.4部を仕込み
80’Cに昇温した後、窒素気流中で上記単量体水性分
散液495−2部及び10%過硫酸アンモニウム水溶液
24部を80〜85°Cで3.5時間にて連続的に滴下
し、重合を行った。
滴下終了後10%過硫酸アンモニウム水溶液2.4部を
加え、同温度にて2.5時間熟成反応を行い重合を完結
させ冷却後、28%アンモニア水5部で中和後、100
メツシユスクリーンでろ過し、重合体エマルジョンを得
た。
実施例 7 本発明の乳化剤ポリオキシプロピレン(3)2−エチル
ヘキシルエーテルスルホサクシネートジソーダ塩10部
を用いた以外は、実施例6と同様な条件で乳化重合を行
った。
比較例 5 代表的な公知の乳化剤ポリオキシエチレン(8)オクチ
ルフェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩を10
部用いた以外は、実施例6と同様な条件で乳化重合を行
った。
比較例 6 代表的な公知の乳化剤ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ塩を10部用いた以外は実施例6と同様な条件で乳化
重合を行った。
次に前記の実施例6〜7及び比較例5〜6で得られた重
合体エマルジョンの物性測定をした。
その結果を第3表に示す。
第  3  表 第3表の結果より本発明の乳化剤を用いた場合、得られ
た重合体エマルジョンは低粘度であり、かつ作業性の良
好のものであった。
実施例 8 アクリル酸n−ブチル195部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル195部、アクリル酸8部、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル2部を混合し単量体混合液を調製した。
本発明に係わる乳化剤ポリオキシエチレン(1)2−エ
チルヘキシルエーテルスルホサクシネートジアンモニウ
ム塩10部をイオン交換水85.2′Bに溶解させ、乳
化剤水溶液を調製した。この水溶液と上記単量体混合液
とを混合攪拌し、単量体水性分散液を495.2部を得
た。
次に還流冷却器、温度計、窒素ガス吹込み口、滴下ロー
ト及び攪拌機を備えたILガラス製反応器にイオン交換
水64.5部及び過硫酸アンモニウム0.4部を仕込み
80℃に昇温した後、窒素気流中で上記単量体水性分散
液495.2部及び10%過硫酸アンモニウム水溶液2
4部を80〜85℃で3.5時間にて連続的に滴下し重
合を行った。
滴下終了後10%過硫酸アンモニウム水溶液2.4部を
加え、同温度にて2.5時間熟成反応を行い重合を完結
させ冷却後、28%アンモニア水15部で中和後、10
0メツシユスクリーンでろ過し、重合体エマルジョンを
得た。
実施例 9 本発明の乳化剤ポリオキシエチレン(4)ベンジル化フ
ェニルエーテルスルホサクシネートジアンモニウム塩を
10部用いた以外は、実施例8と同様な条件で乳化重合
を行った。
比較例 7 代表的な公知の乳化剤ラウリル硫酸ソーダ塩を10部用
いた以外は、実施例8と同様な条件で乳化重合を行った
比較例 8 代表的な公知の乳化剤オクチルフェノキシエチルエトキ
シエチレンスルホン酸ソータ塩を10部用いた以外は、
実施例8と同様な条件で乳化重合を行った。
次に前記の実施例8〜9及び比較例7〜8で得られた重
合体エマルジョンの物性測定をしたその結果を第4表に
示す。
第  4 表 第4表の結果より本発明の乳化剤を用いた場合、得られ
た重合体エマルジョンは低粘度であり、かつ作業性の良
好のものであった。
[発明の効果] 第1.2.3.4表の結果より明らかなように、高固形
分重合体エマルジョンの製造に際して本発明に係わる乳
化剤を使用することにより、低粘度でかつ作業性にすぐ
れた効果を発揮するものである。
特許出願人 日本乳化剤株式会社 代 理 人 弁理士大野彰夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和単量体の1種または2種以上を乳化重合する
    にあたり、下記の式で表されるアニオン性界面活性剤を
    必須成分とする乳化剤を使用することを特徴とする固形
    分が65〜75重量%である高固形分重合体エマルジョ
    ン製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは炭素数4〜22のアルキル基又は炭素数1〜
    20を含む置換基で置換されたフェニル基を表し、Aは
    炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは0は1〜10
    0の整数を表し、Mは水素又は塩形成物質である。)
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