JP2942708B2 - 重合体エマルジョンの製造方法 - Google Patents
重合体エマルジョンの製造方法Info
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Description
する方法に関するものである。さらに詳しくは、エチレ
ン性不飽和単量体、ブタジエン系単量体などの単量体を
乳化重合するにあたって、特定の陰イオン性界面活性剤
を使用することにより、低起泡性で、重合安定性にすぐ
れた重合体エマルジョンを製造する方法に関するもので
ある。
重合法によってアクリル酸エステル系重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、あるいはスチレン−アクリロニトリル共重合体等の
重合体を製造する方法が提案されている。
ルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸塩、アルキルジフェニルエーテル
ジスルホン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、あるいはポ
リオキシエチレンアルキルエ―テル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、プルロニック型界面活性剤等の非イオン界
面活性剤を用いて乳化重合する方法が知られている。
使用される界面活性剤は、重合の開始反応、生成反応に
関与するのみではなく、重合中の重合体エマルジョンの
安定化、生成した重合体エマルジョンの機械的安定性や
化学的安定性、凍結安定性、顔料混和性、貯蔵安定性な
どに深く関与している。
性等の物性にも大きく影響するものであり、界面活性剤
の選択ではその用途に適合した界面活性剤を選定するこ
とが肝要である。
から推察できるようにイオンの影響を受け難く、化学的
安定性の良い重合体エマルジョンを得ることができる。
しかし重合中に発生する凝集物量は、陰イオン性界面活
性剤と比べて比較的多く、安定なエマルジョンを得るこ
とが難しい。
撥力の効果があるため、安定性良好な重合体エマルジョ
ンを得ることができるが、使用される陰イオン性界面活
性剤が本質的に泡立ちしやすい性質を有しているため、
重合体エマルジョンの製造及び使用工程において、種々
障害をもたらす原因となっている。即ち、重合体エマル
ジョンの製造工程においては、製造中の重合体エマルジ
ョンが多くの泡を生じることにより、加熱や冷却の効率
が低下したり、未反応単量体の回収及び除去時に障害と
なる。また、一方使用工程では、例えば塗料用ビヒクル
や紙加工あるいは接着剤に用いる場合、重合体エマルジ
ョンの発泡により、得られる皮膜に気泡やピンホールが
残り、このために皮膜の耐水性や接着力の低下、及び最
終製品の仕上がりの不良につながる原因となっている。
かかる状況下で理想的な界面活性剤は、いまだに見出だ
されていない。
発明は不飽和単量体を乳化重合するにあたり、特定の界
面活性剤を使用することにより、低起泡性で重合安定性
にすぐれた重合体エマルジョンを製造する方法を提供す
ることを目的とする。
め、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、式(I)に示
される陰イオン性界面活性剤が有用であることを見出し
本発明を完成した。
2 は炭素数1〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜4のア
ルキレン基を示す。lは1〜3の整数、mは1〜100
の整数である。Mは1価または2価のカチオンである。
nは1又は2の整数であり、カチオンMの原子価をあら
わす)を有する陰イオン性界面活性剤の存在下で、乳化
重合させることを特徴とする、低起泡性で重合安定性に
すぐれた重合体エマルジョンを製造する方法である。
のアルキレン基であり、例えばエチレン基、プロピレン
基、ブチレン基が例としてあげられ、これらのアルキレ
ン基は酸素原子と共にオキシアルキレン基を形成する。
該オキシアルキレン基は同一又は異種の混合物(ブロッ
クまたはランダム)でもよく、好ましくは、オキシエチ
レン基、プロピレン基、あるいはオキシエチレン基とプ
ロピレン基の混合物(ブロックまたはランダム)であ
り、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基が好まし
い。
整数2が好ましい。mは1〜100の整数であり、好ま
しくは5〜70であり、特に好ましいmは5〜50であ
る。mが100以上になると、エマルジョンの重合安定
性が悪くなる。R2 は炭素数1〜4の低級アルキル基で
あり、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基
などが例としてあげられる。好ましくはメチル又はブチ
ル基であり、メチル基が特に好ましい。Mは1価又は2
価のカチオンであり、ナトリウム、カリウムなどのアル
カリ金属;カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土
類金属;アンモニウム;水溶性アルカノールアミン、低
級アルキルアミンなどの有機アミンカチオンなどが例と
してあげられる。これらのうちナトリウム又はアンモニ
ウムが特に好ましい。
表される代表的な化合物としては、次のようなものが例
示される。
ン化(メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモ
ニウム塩 2)ポリオキシプロピレン(8)[ジスチレン化(メチ
ルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩 3)ポリオキシエチレン(30)[ジスチレン化(メチ
ルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩 4)ポリオキシエチレン(12)[ジスチレン化(ブチ
ルフェニルエーテル)]硫酸エステルソーダ塩 5)ポリオキシエチレン(10)[メチルジスチレン化
(メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルソーダ塩 6)ポリオキシプロピレン(20)[メチルジスチレン
化(メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルソーダ塩 7)[ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシエチレン
(6)]ランダム[ジスチレン化(メチルフェニルエー
テル)]硫酸エステルアンモニウム塩 8)[ポリオキシプロピレン(10)ポリオキシエチレ
ン(20)]ブロック[ジスチレン化メチルフェニルエ
ーテル)]硫酸エステルソーダ塩。
(12)はエチレンオキサイドが平均12モル付加して
いることを示し、ポリオキシプロピレン(8)はプロピ
レンオキサイドが平均8モル付加していることを示し、
他はこれに準ずる。
1〜4のアルキル基で置換されているフェノール化合物
に常法に従って、スチレンもしくはメチルスチレンを反
応させて得られる式(II)
じ意義を有する)で表されるスチレン化アルキルフエノ
ール誘導体を出発物質として、それ自体公知の方法に従
って製造される。
又は苛性カリなどの触媒の存在下にアルキレンオキサイ
ドを付加して式(III )で表される化合物を製造し、
じ意義を有する) 次いで無水硫酸、クロルスルホン酸、スルファミン酸、
硫酸等の硫酸化剤で硫酸エステル化して本発明の陰イオ
ン性界面活性剤(I)に導くことができる。なお、上記
の硫酸エステル化反応は、必ずしも100%反応させる
必要はなく、60%以上、好ましくは75〜95%の反
応率であれば充分に所望の効果を得ることができる。か
くして得られた硫酸エステル化体は、中和してナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、水
溶性アルカノールアミン塩等とすることができる。
る単量体としては、たとえば(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピルなどのアクリル酸又はメタ
クリル酸のエステル類;臭化ビニル、塩化ビニル、塩化
ビニリデンなどのハロゲン化ビニル類;酢酸、プロピオ
ン酸、第三級合成飽和カルボン酸等の脂肪酸類のビニル
エステル類:スチレン、α−メチルスチレンなどの芳香
族ビニル類:エチレン、ブタジエンなどのモノオレフィ
ン又は共役ジオレフィン類:アクリロニトリルなどのシ
アン化ビニル類:アクリルアマイドなどのα,β−不飽
和アミド類:アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマール酸などのα,β−不飽和カルボン
酸類が挙げられる。
用される開始剤を特に限定することなく使用でき、例え
ばカリウム、ナトリウム、アンモニウムの過硫酸塩また
は過ホウ酸塩、過酸化水素などの無機過酸化物;過酸化
ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキサイド、過酢酸な
どの有機過酸化物;2,2ーアゾビスイソブチロニトリ
ル、4ーアゾビスー(4ーシアノペンタノイック)酸ま
たはそのアルカリ金属塩などのラジカル生成重合開始剤
を使用することができ、その使用量は0.01〜3.0
重量%、好ましくは0.1〜2.0%、より好ましくは
0.1〜1.0重量%である。
れば、上記過酸化物とアスコルビン酸、可溶性亜硫酸
塩、ハイドロサルファイト、チオ硫酸塩などの還元剤と
を併用することができ、また水中で重金属イオンを発生
する金属単量体または硫酸第一鉄などの水中で金属イオ
ンを発生する金属化合物とを組合わせてレドックス系重
合開始剤として使用することができる。
そのようなものとして例えばt−ドデシルメルカプタ
ン、ドデシルメルカプタン、四塩化炭素、クロロホル
ム、トリフェニルメタンなどを使用することができる。
添加剤、例えばキレート化剤、緩衝剤、有機酸の塩、あ
るいは溶剤などを使用することができる。
活性剤は単量体100重量部に対して0.5〜10重量
部、好ましくは1〜7重量部、より好ましくは1〜5重
量部の範囲で用いるのが適当である。
おいては、前記の一般式(I)で示される陰イオン性界
面活性剤は単独で充分機能を発揮するが、必要に応じて
従来公知の界面活性剤、反応性乳化剤、高分子量乳化
剤、保護コロイドなどを併用することもできる。併用で
きる界面活性剤としては、例えば陰イオン性界面活性剤
としては長鎖アルキル硫酸塩、長鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ―
テル硫酸塩、アルキルジフェニルエ―テルジスルホン酸
塩などであり、また非イオン界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエ―テル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエ―テル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、プルロニック型界面活性剤などを挙げること
ができる。
リビニルアルコ―ル、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ
ヒドロキシアルキレン(メタ)アクリレ―トなどが挙げ
られ、また併用できる保護コロイドとしてはアルギン酸
ナトリウムなどのようなアニオン性保護コロイド、ヒド
ロキシエチルセルロ―スのような非イオン性保護コロイ
ドなどが例として挙げられる。
性剤、高分子乳化剤および/または保護コロイドと併用
する場合は、本発明に係わる陰イオン性界面活性剤1重
量部当りそれぞれ0.05〜10重量部程度が適当であ
る。
通常公知の乳化重合方法により得ることができる。その
様な方法としては、(1)一括仕込み法、(2)単量体
添加法(3)単量体エマルジョン添加法があり、好まし
い方法は単量体エマルジョン添加法である。
イオン性界面活性剤は、その分子の疎水基部分にスチリ
ル基を有し、且つ吸着力が強いため、重合性モノマーに
対する界面張力低下能、乳化力、可溶化力が優れ、その
結果、低起泡性であり、且つ重合安定性(具体的には重
合中の凝集物生成量の少ないこと)に優れた重合体エマ
ルジョンを製造することができる。また本発明により得
られる重合体エマルジョンは陰イオン性界面活性剤
(I)で製造したにもかかわらず意外にも凍結安定性、
化学的安定性、耐水性が優れており、その他貯蔵安定性
も良好である。
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって
限定されるものではない。なお、各実施例において、部
は重量部を、%は重量%を表す。また得られた重合体エ
マルジョンの評価基準は次の通りである。
マルジョンを100メッシュスクリーンでろ過し、スク
リーン上に残った凝集物を110℃で2時間乾燥させて
秤量した重量を使用モノマ―に対する重量%で表し、重
合安定性の評価とした。
り純水5g加えた後、105℃で2時間乾燥させた後の
蒸発残分を%で表した。
ョンの中和前の粘度をB型回転粘度計、60rpmにて
測定した(単位:mPs)。
体エマルジョン100mlを直径45mm、高さ350
mmの共栓付500mlメスシリンダーにとり、30秒
間強制振盪した直後の全体の容積(ml数)を測定し、
更にそのまま静置し、5分後の全体の容積(ml数)を
測定した。
じ、重合体エマルジョンを−10℃で16時間保ち、2
5℃、8時間放置したのち、ガラス棒で撹拌しエマルジ
ョン状態の変化及び粘度変化の有無から判定した。 ○…非常に安定 △…一部粘度変化が見られるが、全体的に安定 ×…非常に不安定で全体的にゲル化。
0gを30mlの試験管にとり、40%塩化カルシュウ
ム水溶液を5ml添加し外観を観察した。 ○…変化なし ×…凝集物を発生。
上に重合体エマルジョンを塗布して作成したポリマーフ
ィルムを25℃の水中に浸漬し、フィルムの白化状態を
評価した。 ○…1時間経過後、白化なし △…10〜30分で白化 ×…直ちに白化。
温で6ケ月間放置した後の外観を観察した。 ○…変化なし ×…凝集物の発生または増粘が認められる。
酸2−エチルヘキシル80部、アクリル酸4部イオン交
換水95部、過硫酸アンモニウム1部及び本発明に係わ
る界面活性剤ポリオキシエチレン(7)[ジスチレン化
(メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウ
ム塩4部を混合して単量体エマルジョン304部を調製
した。
下ロートを備えた反応器に脱イオン水76部及び上記単
量体エマルジョン15.2部を仕込んで攪拌を開始し、
窒素気流中で80℃に昇温し、30分初期重合させた。
続いて残りの単量体エマルジョン288.8部を80
℃、3時間かけて連続的に滴下して重合させ滴下終了後
1時間熟成を行なって重合体エマルジョンを得た。
リオキシプロピレン(8)[ ジスチレン化(メチルフェ
ニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩4部を用
いた以外は実施例1と同様な条件で乳化重合を行い、重
合体エマルジョンを得た。
リオキシエチレン(12)[ジスチレン化(ブチルフェ
ニルエーテル)]硫酸エステルソーダ塩4部を用いた以
外は実施例1と同様な条件で乳化重合を行い、重合体エ
マルジョンを得た。
リオキシエチレン(4)ノニルフェニルエーテル硫酸エ
ステルアンモニウム塩4部を用いた以外は実施例1と同
様な条件で乳化重合を行い、重合体エマルジョンを得
た。
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ塩4部を用いた以外は
実施例1と同様な条件で乳化重合を行い、重合体エマル
ジョンを得た。
〜2で得られた重合体エマルジョンの評価結果を表1に
示す。
タクリル酸メチル98部、アクリル酸4部イオン交換水
100部、過硫酸アンモニウム1部及び本発明に係わる
界面活性剤ポリオキシエチレン(7)[ジスチレン化
(メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウ
ム塩3部を混合して単量体エマルジョン305部を調製
した。
下ロートを備えた反応器に脱イオン水100部及び上記
単量体エマルジョン3部を仕込んで攪拌を開始し、窒素
気流中で80℃に昇温し、30分初期重合させた。続い
て残りの単量体エマルジョン302部を80℃、3時間
かけて連続的に滴下して重合させ滴下終了後1時間熟成
を行なって重合体エマルジョンを得た。
リオキシエチレン(12)[メチルジスチレン化(メチ
ルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩3
部を用いた以外は実施例4と同様な条件で乳化重合を行
い、重合体エマルジョンを得た。
[ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシエチレン
(6)]ランダムジスチレン化(メチルフェニルエーテ
ル)]硫酸エステルアンモニウム塩4部を用いた以外は
実施例4と同様な条件で乳化重合を行い、重合体エマル
ジョンを得た。
クチルフェノキシ・エトキシ・エチル・スルホン酸ソー
ダ塩3部を用いた以外は実施例4と同様な条件で乳化重
合を行い、重合体エマルジョンを得た。
リオキシエチレン(5)トリデシルエーテル硫酸エステ
ルソーダ塩4部を用いた以外は実施例4と同様な条件で
乳化重合を行い、重合体エマルジョンを得た。
〜4で得られた重合体エマルジョンの評価結果を表2に
示す。
メタクリル酸メチル60部、スチレン36部、アクリル
酸4部、イオン交換水100部、過硫酸アンモニウム1
部及び本発明に係わる界面活性剤ポリオキシエチレン
(23)[ジスチレン化(メチルフェニルエーテル)]
硫酸エステルアンモニウム塩3部を混合して単量体エマ
ルジョン305部を調製した。次に、攪拌機、温度計、
還流冷却器及び滴下ロートを備えた反応器に脱イオン水
100部及び上記単量体エマルジョン3部を仕込んで攪
拌を開始し、窒素気流中で80℃に昇温し、30分初期
重合させた。続いて残りの単量体エマジョン302部を
80℃、3時間かけて連続的に滴下して重合させ滴下終
了後1時間熟成を行なって重合体エマルジョンを得た。
[ポリオキシプロピレン(10)ポリオキシエチレン
(20)]ブロック[ジスチレン化メチルフェニルエー
テル)]硫酸エステルソーダ3部を用いた以外は実施例
7と同様な条件で乳化重合を行い、重合体エマルジョン
を得た。
ウリル硫酸ソーダ3部を用いた以外は実施例7と同様な
条件で乳化重合を行い、重合体エマルジョンを得た。
オクチルスルホコハク酸ソーダ塩3部を用いた以外は実
施例7と同様な条件で乳化重合を行い、重合体エマルジ
ョンを得た。
〜6で得られた重合体エマルジョンの評価結果を表3に
示す。
ように、重合体エマルジョンの製造に際して、本発明に
係わる陰イオン性界面活性剤を使用することにより、低
起泡性で且つ重合安定性の優れた効果を発揮するもので
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 不飽和単量体を乳化重合するにあたり、
下記の一般式(I)で表される陰イオン性界面活性剤の
存在下で重合させることを特徴とする重合体エマルジョ
ンの製造方法。 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基、R2 は炭素数1
〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を
示す。lは1〜3の整数、mは1〜100の整数であ
る。Mは1価または2価のカチオンである。nは1又は
2の整数であり、カチオンMの原子価をあらわす。) - 【請求項2】 上記一般式(I)において、Aが炭素数
2〜3のアルキレン基を示し、mが5〜70であり、M
がナトリウム、アンモニウムあるいはモノエタノールア
ミンである請求項1記載の重合体エマルジョンの製造方
法。 - 【請求項3】 上記一般式(I)において、Aは炭素数
2〜3のアルキレン基を示し、mが5〜50であり、M
がナトリウム又はアンモニウムである請求項1記載の重
合体エマルジョンの製造方法。
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JPH08113602A JPH08113602A (ja) | 1996-05-07 |
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