JPH02163515A - 軸受の潤滑装置 - Google Patents

軸受の潤滑装置

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JPH02163515A
JPH02163515A JP63315008A JP31500888A JPH02163515A JP H02163515 A JPH02163515 A JP H02163515A JP 63315008 A JP63315008 A JP 63315008A JP 31500888 A JP31500888 A JP 31500888A JP H02163515 A JPH02163515 A JP H02163515A
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Japan
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bearing
race
lubricating oil
thrust bearing
lubricating
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Moichi Chiba
千葉　茂一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明に係る軸受の潤滑装置は、自動車用変速機等に
組み込まれるスラスト軸受の潤滑を、効率良く行なう為
に利用する。
（従来の技術） 例えは、自動車用自動変速機には、第６図に示した様な
遊星歯車装置が組み込まれている。
この遊星歯車装置は、軸１の外周面に固定した支持板２
の側面に支持した遊星軸３に、ころ軸受１２を介して遊
星歯車４を支承し、軸１の周囲で回転自在な太陽歯車５
と、リングキャリア６の内周面に固定したリング歯車７
とを、遊星歯車４と噛合させている。
リングキャリア６と支持板２との間には、保持器１３に
より保持された複数のころ１４から成るスラスト軸受８
と、このスラスト軸受８を挟む１対のレース１５．１６
とを設けて、上記両部材６．２同士の相対的回転を自在
としている。
そして、中心部に潤滑油供給路９を有する軸１の中間部
で、スラスト軸受８の内周縁部に対向する部分には吐出
口１０を、遊星軸３の内部には、この遊星軸３の一端面
と中間部外周面とに開口する通油路１１を、それぞれ形
成している。
上記潤滑油供給路９には、図示しない機構により潤滑油
か送り込まれる為、この潤滑油が吐出口】Ｏからスラス
ト軸受８の内周縁に向けて吹き出し、このスラスト軸受
８の潤滑を行なう。そして潤滑油は、スラスト軸受８を
潤滑した後、遊星軸３の内部に設けた通油路１１を通過
してから、この遊星軸３の外周面と遊星歯車４の内周面
との間に設けたころ軸受１２を潤滑する。
ところで、実公昭６３−３６２０７号公報には、スラス
ト軸受８を通過した後の潤滑油を、遊星軸３内の通油路
１１内に効率良く導く為、第７〜８図に示す様な導油構
造が示されている。
この内の第７図のものは、スラスト軸受８の外周縁と通
油路１１の開口部との間に設けたリング状の堰板１７と
、通油路１１の開口部に設けた導油板１８とにより、ス
ラスト軸受８から通油路１１に向けて潤滑油を導くもの
、第８図に示したものは、リングキャリア６に形成した
膨出部１９と導油板１８とにより、スラスト軸受８から
通油路１１に向けて潤滑油を導くものである。
（発明が解決しようとする課題） ところが、上述の様に構成される軸受の潤滑装置の場合
、次に述べる様な不都合を生した。
即ち、リングキャリア６の側面に堰板１７を固定したり
、或は膨出部１９を形成する作業は面倒で、潤滑装置を
組み込んだ変速機等の製作費か高くなる原因となる。
又、堰板ｊ７や導油板１８を組み忘れた場合、スラスト
軸受８を通過した後の潤滑油を通油路１１に効率的に導
く事が出来ず、遊星歯車４を支承したころ軸受１２の潤
滑が不良となり易い。
スラスト軸受８を通過後の潤滑油を通油路１１に導く為
の構造として他にも、第９〜１０図に示した様な構造が
考えられている。
この内の第９図に示したものは、遊星歯車４が遊星軸３
から抜は出ない様にする為の抜は止め板２０の内周側部
分に形成した通路２１を通して、スラスト軸受８を通過
後の潤滑油を遊星軸３内の通油路１１に導くもの、第１
０図に示したものは、太陽歯車５の端面に形成した溝２
２と、抜は止め板２０の内周側部分に形成した通路２１
とを通じて、スラスト軸受８を通過後の潤滑油を、遊星
軸３内の通油路１１に導くものである。
ところが、これら第９〜１０図に示した構造の場合も、
加工が面倒で製作費が高くなる原因となる。又、第１０
図に示した構造の場合、レース１５の一部で、溝２２と
対向する部分の支えが失われる為、使用に伴なって次第
にレース１５の一部が変形し、スラスト軸受８の寿命が
短くなる恐れがある。
更に、何れの構造にしても吐出口から噴出する潤滑油を
スラスト軸受８に向けて効率良く導く事は出来なかった
。
本発明の軸受の潤滑装置は、上述の様な不都合を何れも
解消するものである。
（課題を解決する為の手段） 本発明の軸受の潤滑装置は、前述した従来の潤滑装置と
同様に、放射方向に配列された複数のころを保持器によ
り保持して成る軸受と、この軸受を構成する複数のころ
を当接させるレースと、軸受により回転自在に支持され
た部材に設りられ、放射方向に亙って潤滑油を送り出す
吐出口と、軸受を通過した潤滑油を受け入れる受け入れ
口とから構成されている。
更に、本発明による軸受の潤滑装置に於いては、上記レ
ースの周縁部で軸受からはみ出した部分を折り曲げる事
により、吐出口から受け入れ口に向けて流れる潤滑油の
案内とした事を特徴としている。
（作　　用） 上述の様に構成される本発明の軸受の潤滑装置の場合、
軸受に付属のレースにより潤滑油の案内をする為、軸受
に十分量の潤滑油を供給する構造を、面倒な加工を行な
う事なく構成する事が出来るだけでなく、潤滑油を案内
する部品の組み付けを忘れる事もなくなる。
（実施例） 次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を更に詳しく
説明する。
第１図は本発明の第一実施例として、本発明の潤滑装置
を遊星歯車装置に組み込んだ状態を示す断面図である。
軸１の外周面に固定した支持板２の側面には、ころ軸受
１２を介して遊星歯車４（第６．９図参照）を支承する
為の、遊星軸３の一端が内嵌支持されている。リング歯
車７（第６．９図）を支持する為のリングキャリア６と
支持板２との間には、保持器１３により保持された複数
のころ１４から成るスラスト軸受８と、このスラスト軸
受８を挟む１対のレース１５．１６とを設けて、上記両
部材６．２同士の相対的回転を自在としている。
このスラスト軸受８に付属した１対のレース１５．１６
の内、内輪である一方のレース１５の外周縁部複数箇所
には、ころ１４と反対側に向けて折れ曲がった係止突片
２３を形成している。そしてこの係止突片２３を、」二
記支持板２に穿設した係止孔２４に挿入して、このレー
ス１５の位置決めを図っている。
一方、外輪である他方のレース１６の外周縁に形成した
立壁２５は、リングキャリア６の側面に形成した係止突
部２６の内周側に当接させて、このレース１６の位置決
めを図っている。
又、このリングキャリア６の側面に装着された他方のＩ
ノース１６の内周縁部は、支持板２に装着された一方の
レース１５の内周縁よりも内方に迄延長させており、こ
の内周側延長部分を一方のレース１５とは反対方向に折
り曲げて、内方側案内部２７としている。そして、軸１
の中心部に設けた潤滑油供給路９からスラスト軸受８に
向けて潤滑油を送り出す為の吐出口】０を、この内方側
案内部２７に向けて開口させている。
更に、レース１６の外周縁に形成した立壁２５の端縁か
ら外方に向は折り曲げて、一方のレース１５の外周縁よ
りも外方に突ＩＪさせた外周側延長部分を、外周側端縁
に向かう程支持板２に近付く方向に傾斜させる事で、外
方側案内部２８としている。そして、遊星軸３の中心に
形成した通油路１１の開口部には導油板１８を設けて、
この導油板１８と支持板２との間に形成される空間２９
と、上記外方側案内部２８と支持板２との間に形成され
る隙間３０とを対向させている。
上述の様に構成される本発明の潤滑装置により、遊星歯
車装置に組み込まれたスラスト軸受８ところ軸受１２（
第６．９図）との潤滑を行なう場合、軸１の中心部に設
けた潤滑油供給路９内に潤滑油を送り込み、この潤滑油
を、軸１に設けた吐出口１０から外方に噴出させる。
吐出口１０から噴出した潤滑油は、レース１６に設８−
また内方側案内部２７に案内されて、１対のレース１５
．１６０間に送り込まれ、両レース１５．１６の間に存
在する、ころ１４を含むスラスト軸受８を潤滑する。
この様にしてスラスト軸受８を潤滑した後の潤滑油は、
レース１６に設けた外方側案内部２８と支持板２との間
の隙間３０を通って外方に流出し、そのまま導油板１８
と支持板２との間の空間２９に送り込まれる。この様に
して空間２９内に送り込まれた潤滑油は更に、一端をこ
の空間２９に開口した通油路１１に送り込まれ、この通
油路１１の他端開口から遊星軸３の外周面と遊星歯車４
（第６．９図）の内周面との間の空間に吐出し、この空
間に設けられたころ軸受１２（第６．９図）の潤滑を行
なう。
上述の様に、本発明の潤滑装置の場合、スラスト軸受已
に付属のレース１６により潤滑油の案内をする為、スラ
スト軸受８及びこのスラスト軸受８の下流側に存在する
ころ軸受１２に十分量の潤滑油を供給する事が出来る。
次に、第２図は本発明の第二実施例を示している。
本実施例の場合、リングキャリア６側に装着するレース
１６の内周部分に形成する内方側案内部２７を、断面ク
ランク形とし、この内方側案内部２７を上記リングキャ
リア６の内周縁に嵌合させる事で、レース１６の位置決
めを図っている。この為、レース１６の外周縁部には、
上記第一実施例の場合の様な立壁２５を形成していない
。
又、支持板２側に装着するレース１５の内周縁には立壁
３１を形成しており、この立壁３１を支持板２の側面に
形成した段部３２に外嵌する事で、レース１５の位置決
めを図っている。
その他の構成及び作用に就いては、上記第−実施例の場
合と同様である為、同等部分には同一符合を付して、重
複する説明を省略する。
次に、第３図は本発明の第三実施例を示している。
本実施例の場合、リングギヤリア６側に装着するレース
１６の内周部分には内方側案内部２７を形成せず、この
レース１６の内周縁を上記リングキャリア６の側面に形
成した段部３３に突き当てる事で、レース１６の位置決
めを図っている。
本実施例の場合は、レース１６に内方側案内部を形成し
ない代わりとして、リングキャリア６の内周縁部に傾斜
面３４を形成し、この傾斜面３４によって、吐出口１０
から吐出した潤滑油をスラスト軸受８に送り込む様にし
ている。
その他の構成及び作用に就いては、上記第二実施例の場
合と同様である為、同等部分には同一符合を付して、重
複する説明を省略する。
次に、第４図は本発明の第四実施例を示している。
本実施例の場合、レース１６とリングキャリア６との位
置決めは、レース１６の本体部分と内方側案内部２７と
の折れ曲がり部を、リングキャリア６の内周縁部に突き
当てる事で図っており、レース１５と支持板２との位置
決めは、レース１５の外周縁に形成した立壁３５を支持
板２の側面に形成した段部３６に内嵌する事で図ってい
る。
本実施例の場合、軸１に設けた吐出口１ｏから噴出し、
内方側案内部２７に案内されてスラスト軸受８に導かれ
た潤滑油は、このスラスト軸受８を潤滑してから、上記
立壁３５の端縁とレース１６の外周縁との間の隙間から
外方に流出する。
更に、第５図は本発明の第五実施例を示している。
本実施例の場合、前記第９〜１０図に示した従来構造の
場合の様に、遊星歯車４か遊星軸３から抜は出ない様に
する為の抜は止め板２ｏの内周側部分に形成した通路２
１を通じて、スラスト軸受８を通過後の潤滑油を、遊星
軸３内の通油路１１に導く様にしている。
外周縁に形成した係止突片３７と太陽歯車５の外周縁と
の係合により、この太陽歯車５の端面に装着したレース
１６の内周部分には、内方側案内部２７を形成して、軸
１の吐出口１０から噴出した潤滑油を、スラスト軸受８
を挟んた１対のレース１５．１６の間に効率良く送り込
める様にしている。
又、内周縁に形成した立壁３１と段部３８との嵌合によ
り、支持板３９に装着されたレース１５の外周部分には
、外方側案内部４ｏを設けて、スラスト軸受８を通過後
の潤滑油を、上記通路２１の開口部に向けて、効率良く
送り込める様にしている。
上記各実施例は、吐出口１０とスラスト軸受８との距離
等、各部の寸法や形状に応じて、適当な構造を選択して
使用する。
（発明の効果） 本発明による軸受の潤滑装置は、以上に述べた通り構成
され作用する為、軸受に十分量の潤滑油を供給する構造
を、面倒な加工を行なう事なく構成する事が出来るたＧ
づてなく、潤滑油を案内する部品の組み付けを忘れる事
もなくなり、潤滑性能か良好で、しかも信頼性の高い潤
滑装置を、安価に提供する事か出来る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の第一実施例を、第２図は同第二実施例
を、第３図は同第三実施例を、第４図は同第四実施例を
、第５図は同第五実施例を、それぞれ示す断面図、第６
図は従来の潤滑装置を組み込んだ遊星歯車装置を示す断
面図、第７図は従来の潤滑装置の第２例を、第８図は同
第３例を、それぞれ示す、第６図のＡ部に相当する断面
図、第９図は従来の潤滑装置の第４例を組み込んだ遊星
歯車装置を示す断面図、第１０図は従来の潤滑装置の第
５例を示す、第９図のＢ部に相当する断面図である。 １・軸、２・支持板、３．遊星軸、４・遊星歯車、５　
太陽歯車、６：リングキャリア、７：リング歯車、８　
スラスト軸受、９：潤滑油供給路、１０・吐出口、１１
　通油路、１２．ころ軸受、１３−保持器、１４　ころ
、１５．１６レース、１７　堰板、１８：導油板、１９
：膨出部、２０：抜は止め板、２１１通路、２２：溝、
２３　係止突片、２４：係止孔、２５　立壁、２６：係
止突部、２７　内方側案内部、２８：外方側案内部、２
９　空間、３０・隙間、３１：立壁、３２．３３０段部
、３４：傾斜面、３５：立壁、３６１段部、３７．係止
突片、３８　段部、３９：支持板、４０・外方側案内部
。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）放射方向に配列された複数のころを保持器により
    保持して成る軸受と、この軸受を構成する複数のころを
    当接させるレースと、軸受により回転自在に支持された
    部材に設けられ、放射方向に亙って潤滑油を送り出す吐
    出口と、軸受を通過した潤滑油を受け入れる受け入れ口
    とから成る軸受の潤滑装置に於いて、上記レースの周縁
    部で軸受からはみ出した部分を折り曲げる事により、吐
    出口から受け入れ口に向けて流れる潤滑油の案内とした
    事を特徴とする軸受の潤滑装置。
JP63315008A 1988-12-15 1988-12-15 軸受の潤滑装置 Pending JPH02163515A (ja)

Priority Applications (2)

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JP63315008A JPH02163515A (ja) 1988-12-15 1988-12-15 軸受の潤滑装置
US07/450,208 US4968157A (en) 1988-12-15 1989-12-13 Bearing lubricating system

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JP63315008A JPH02163515A (ja) 1988-12-15 1988-12-15 軸受の潤滑装置

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