JPH02163035A - 皮付き魚切身の切身片への分割方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮付きの魚切身を複数の切身部分（切身片）
に分割するための方法と、その様な方法を実施するため
の装置とに関する。

〔従来の技術〕

魚を横力向に切断した複数の切身片に分割するための一
般的な機構は、西ドイツ特許第６９０３５７号から公知
である。上記機構では、魚体が垂直に配置された容器内
へ導入され、その容器は一方の側が複数の弾性帯状体で
覆われているとともに、横方向に配置された複数のスロ
ットを備えており、そこを通してエントレイニング刃物
が導入され、又、魚体が裏側から捕まれる。その結果、
魚体は弾性帯状体によシ容器からその縦方向軸忙対して
横の方向に押し出され、列状態の複数の円形刃物の側へ
移動させられ、又、それらの刃物は所望の切身片長さに
対応するだけの間隔を相互に有している。その様な機構
では、魚体が軟らかいために、魚体の処理を行うこ襄が
できない。

切身を製造するために切身分機械的に処理することは、
ＤＥ−Ｏ８２１４６３５２によル方法ｔ−使用すれば可
能である。この方法では、運搬手段上に複数の切身を互
いに重なり合う状態で連続体として並べ、それを横方向
に切断して複数の切身片を形成し、上記運搬手段からパ
ックへ移送するようになっている。その機械は、切身の
連続体を受は取るために、横方向スロットを備えた複数
の運搬要素を運搬機構上に一列に並ぶ状態で備えている
。運搬要素は、１組の円形刃物を備えた切断ステーショ
ンに案内され、その刃物が横方向スロットへ導入された
後に戻り、運搬要素がバックの上側まで回転させられて
、切身片がその上に乗せられる。

この方法では、特に処理容量に関して現在の必要条件を
満足させることができない。切身片の長さを変更できな
いことも不具合となっている。

〔発明の目的〕

本発明の主要な目的は、高い効率で魚切身を分割できる
技術を提供することにある。更に本発明の目的は、本発
明によシ構成された装置と１完全に自動化された切身加
工ラインに組み込めるようにすることにある。更に本発
明の目的は、生産される切身片の長さを容易に調整でき
るようにすることＫある。

〔発明の構成〕

上記目的を達成するために、本発明による方法は、魚切
身に少なくとも部分的に結合状態で皮が残るような切れ
目が設けられ、切れ目の設けられた切身が次に皮取り処
理が施されることを特徴としている。その方法では、切
身を内側から概ね皮の内側まで切断し、又、その場合の
複数の切れ目の間の間隔が所望の切身片長さに対応し、
この様にして準備した切身片に皮取り処理を施すことに
よ）、個々の切身片に分けることができ、この様にして
効果的な処理を行うことができる。

特に、２個の切身部分が背線で結合したままとなってい
る開き（双身）状態の切身を処理する場合、熱論、切れ
目が背線に沿って概ね直角に入れられて肉（及び必要又
は望ましい場合には皮）が分離され、背線の近傍の領域
だけが切断されずに残るように方法を変更できる。

方法を実施するための装置としては、一般にそれ自体は
公知である皮取シ装置と、その装置に接続してその上流
側に配置される切断装置とを備え、その切断装置が、１
対の重なり合うローラーを備え、該ローラーが、平行軸
を中心にして互いに反対方向に回転するように駆動され
るとともに、所定の圧力で相互に接触し、上記１対のロ
ーラーの内の第１ローラーが、概ね半径方向く延びる刃
物ブレードを備えたカッターブロック又はホイール又は
ローラーとして構成されておｐ、上記刃物ブレードの切
断縁部が円筒形の外周面に位置しておシ、上記１対のロ
ーラーの内の第２ローラーが弾性のある表面を有してい
る構成であることが好ましい。この様な切断機構では、
はぼ全ての魚切身皮取り機を切身片（切身部分）カッタ
ーに変更することが可能である。

開き状態の切身を処理するための方法を実施するために
は、開き状態の切身を運搬するためのコンベヤに皮取シ
装置を組み合せ、そのコンベヤが、開き状態の切身の背
線に直接沿う範囲において、切身と運搬係合状態となる
ようにし、皮取シ装置の上流側にそれと接続する状態で
切断装置を配置し、その切断装置に少なくとも１個の被
駆動型インパクト刃物を設け、その刃物が、開き状態の
切身の背線の両側に作用するとともに、回転軸を中心に
して回転するようにし、又、その回転軸がコンベヤの運
搬平面と概ね平行な方向であるとともに、インパクト刃
物の外周表面がその最大接近位置の範囲において、開き
状態の切身の背線に対して概ね対称に延びる間隙を残す
ようにすると効果的である。この目的のために、切断装
置に併設するコンベヤは、回転駆動される１対の幅の狭
い無端ベルトを備え、そのベルトが支持レールの溝に案
内されて、開き状態の切身の背線の両側に予め形成され
た切れ目に入シ込むようになっていることが好ましい。

少なくとも滑υの少ない状態又は滑シのない状態で開き
状態の切身を運搬するためＫ、上記無端ベルトに対向し
てそれと同期状態で駆動される平ベルトを設けることが
できる。切身部分に切れ目を入れる際に、肉部分の完全
な分離を確実に行うためＫ、インパクト刃物を、それら
が回転しながら、ベルトを案内支持する支持レールの側
面に入るように配置することもできる。インパクト刃物
の回転速度を制御又は調節することによシ、切身片長さ
を容易に調節できる。

切身の先頭端部かもの距離に関連して、最初の切身片の
切れ目の位置を制御することについて、各切身の先頭端
部の具体的な位置を監視及び記録するための監視装置を
設け、その装置で対応する制御信号を発生させるように
することが好ましい。

カッターブロックの刃物ブレードの回転位置を監視して
位置信号を得ると、それに関連させて、時間的に限定さ
れた回転数の変化のための制御変数をその信号から引き
出すことができ、インパクト刃物を利用する場合、イン
パクト刃物の回転速度についての時間的に限定された変
化のための調節変数が、回転位置の監視から得られた位
置信号と、処理しようとする開き状態の切身の特定の位
置信号とから引き出すことができ、それによ）、切身の
先頭端部の到達と、刃物ブレードの作動時間とを時間的
に一致させることができる。

装置をそのコンベヤとともに切身処理機の排出頭載に位
置させると、特に重要な経済的効果が得られる。その効
果は、切身を本発明による装置に対して所定の整列又は
配列状態で供給することができ、余分な整列処理や配列
処理が不要でアシ、切身処理機の生産能力に装置の能力
を自動的に対応させることができるというものである。

次に本発明を図示の実施例によシ説明する。図面には本
発明を実施する場合に最良の形態であると思われる実施
例が示しである。その原理と同−又は同等の原理を具体
化し九本発明の別の実施例を使用することもでき、必要
に応じて、本発明の範囲から逸脱することなく、構造を
変更することもできる。

〔実施例〕

第１図においで、皮取シ装置自体は公知であるが、本発
明に従って構成されており、ドラム１を備えている。ド
ラム１は、適当な方法によシ矢印方向く水平軸３を中心
にして回転されるようになっており、図示されていない
フレームに配置されている。ドラム１の外周表面２は、
無端ベルト５を受は入れるためのトラック溝４により中
央部で分割されており、２つの外周表面７．８を備えて
いる。ベルト５は２個の丸形断面のベルト部材６で構成
されている。外周表面７，８は、それらに良好なグリッ
プ性を与えるように設計できる。２個の丸形断面のベル
ト部材６のそれぞれは、ドラム１の上流側及び下流側に
配置した２重溝付きプーリー９．１１で案内されている
。プーリー９．１１はそれらの軸１０．１２を結ぶ線１
３がドラム１の外周円に対して割線（２点以上で交わる
線）となるように配置しである。すなわち、丸形断面の
ベルト部材６はドラム１の周囲に対して、その外周の下
向きの部分上で巻き付いておシ、ベルト部材６はトラッ
ク溝４内において、溝の底面に面する外側で案内されて
いる。上記巻き付けが行われている領域において、皮取
シ工具１４がドラム１の外周表面２から短い距離を隔て
た位置に固定状態で配置されている。工具１４は互いに
錐状に延びる１対の切断縁部１５を有しておシ、両端部
１５は、外周表面２と密着状態で係合するように鋭利な
形状となっている。皮取り工具１４は押し付は手段１６
で覆われている。押し付は手段１６は、トランク溝４の
領域において分割された２個の横方向の弾性を有する柔
軟な平ベルト１９を備えており、それらは、反転ローラ
ー１７，１８の領域において反転及び案内されて、少な
くとも皮取υ工具１４の領域でドラム１と係合するよう
になっている。

２個の丸形断面のベルト６は更に２個の溝付きブーＩＪ
−２１，２２上で反転させられて無端状態に案内されて
おり、開き状態の切身用のコンベヤ２０を形成している
。溝付きプーリー２１は溝付きプーリー９の上流側に配
置されており、ベルト部材６の上側走行部２３が概ね水
平方向に同一の走行部を延び、それによシ、僅かに屋根
形断面を有する支持レール２４の溝内で両ベルト部材が
支持状態で案内されるようになっている。

第１図において、２個のＶ溝付きプーリー９．２１の間
の範囲には切断装置２５が設置してｓｂ、その切断装置
は、１対のインパクト刃物２６を支持レール２４の両側
に配置された状態で備えている。各インパクト刃物２６
は刃物ブレード２Ｔで形成されており、各ブレード２Ｔ
は回転軸２８を中心にして回転するように取シ付けであ
る。両軸２８はコンベヤ２０の上側走行部２３と平行に
それと同じ水平面上を延びている。両インパクト刃物２
６は、その速度を調節できるように適当な方法で駆動さ
れる。インパクト刃物２６の回転軸２８の位置は、刃物
ブレード２Ｔが支持レール２４の側面に入シ込むように
選択されている。このため、それに対応する挿入ポケッ
ト又は侵入ポケット２９が側面に設けである。コンベヤ
２０の上側走行部２３には、無端平ベルト３０が対向し
ている。ベルト３０は、図面を明瞭にするために、−転
鎖線で示されているが、２個の反転プーリー３１の周囲
をコンベヤ２０と同期して駆動され、又、適当な方法で
上記上側走行部２３に対して弾性的に押し付けられた状
態に保たれている。グリップ性を高めるため、すなわち
、充分な滑シ抵抗を得るために、平ベルト３０は、例え
ば、歯付きベルトとして構成されており、両刃物ブレー
ド２７の回転面の間で下側走行部が僅かに離れるだけの
幅を有している（第２図参照）。

第３図による装置は変形構造の切断装置を備えている。

この装置も従来の皮取シ装置を基礎としておシ、良好な
グリップ特性を得るために、複数の縦方向溝を外周表面
に設けた皮取シローラー３２と、限定された間隔でロー
ラー３２に対向する皮取シ刃物３３とを備えておシ、上
記ローラーの外周表面に対向する刃物３３の表面が押し
付は表面３４として構成され、更に、無端コンベヤベル
ト３５を設けた運搬手段を備え、ベルト３５は、皮取り
ローラー３２の外周表面のすぐ上流側において、案内〈
さび３６によシ戻夛走行部側へ反転させられている。皮
取シローラー３２とコンベヤベルト３５は同一方向に適
当な方法で回転させられる。コンベヤベルト３５の作業
走行部は、案内くさび３６で形成された反転点の上流側
で裏当てローラー３７により支持されている。裏当てロ
ーラー３γの軸３８は皮取シローラー３２の軸と平行に
延びておシ、それに弾性カバーを設けることができる。

熱論、裏当てローラー３７は、その外周速度がコンベヤ
ベルト３５の走行速度と対応するように駆動される。裏
当てローラー３７にはカッターブロック４０（カッター
ローラー）が両者間にコンベヤベルト３５を挾んだ状態
で対向している。カンタ−ブロック４０は、軸３８と平
行な軸４１を中心にして、裏当てローラー３１と同期し
てそれと逆方向に回転するように駆動され、ｏ　−ラー
３１に対して弾性的に押し付けられた状態に保持されて
いる。カッターブロック４０には複数の刃物ブレード４
１が設けてｓｂ、それらは、概ね半径方向に向いて軸方
向に平行に延びており、均等なピッチで配置されている
。すなわち、複数のブレード４１の切断縁部４２は軸３
８と同心の包絡面に位置しておシ、半径方向に延びる複
数の円形切断縁部４４によシ区切ることができるように
なっている。

本発明による装置の機能を以下に説明するが、その場合
、皮を下向きにして切身４６を運搬手段上に置いた状態
から説明する。

まず第１図の装置について説明すると、切身４６は、こ
の例では、皮の手前まで背線に沿って両側の内側から切
られた開き状態の切身の形態でｓｂ、その切身４６がコ
ンベヤ２０と平ベルト３０との間の引き込み領域内へ進
む。切身はこの様にして強固に固定され、切断装置２５
へ供給される。２個の切身部分は、支持レール２４の両
側面から垂れ下がった状態でインパクト刃物２Ｂの作動
範囲内へ進み、切身が連続的に通過する際に、刃物２６
が開き状態の切身に切れ目を入れる。刃物プレード２Ｔ
が支持レール２４の側面の侵入ポケット２９に入ること
によシ、皮の切断も行われる。従って、皮取シ装置に供
給される開き状態の切身は、その切身部分に背線の領域
まで切れ目を備えておシ、その切れ目の間隔は開き状態
の切身の前進速度に対するインパクト刃物の速度で決定
される。開き状態の切身は、最初に、ドラム１上で丸形
断面のベルト部材２６の上昇点の領域に侵入する。そこ
を通過した後、皮がドラム１の７ランジ溝４の底とベル
ト部材６との間に挾まるので、確実に固定される。同時
に、平ベルト１９が、背線の両側の切身部分をドラム１
の外周表面Ｔ、８に密着状態で係合させ、それにより、
開き状態の切身は平ベルト１４で支持されながら皮取シ
工具１４に到達し、縁部１５が、背線に沿う分離切れ目
を始点として、皮を切身部分から外方向に分離させる。

切断装置２５での前加工によシ、これらの切身部分は皮
上に複数の切身片として残っていた部分であるので、複
数の切身が皮を除去した切身片として得られる。

第３図による装置の場合、切身はコンベヤベルト３５に
乗った状態で切断装置３９へ供給され、カッターブロッ
ク４０の刃物ブレード４２が切身の肉を貫通する。その
肉は皮の手前まで分割される。コンベヤベルト３５又は
裏当てローラー３７の外周表面に弾性があるので、皮は
損傷を受けない状態で残り、そのために、皮取り作業は
一般的な作業で行われるが、皮を除去した切身片が生産
され、その場合、カッターブロック４０に半径方向（３
Ｊ状）の切断縁部４４をも設けると、立方体状の切身片
となる。

異なるカッターブロック４０を使用すると、上記装置に
おいて、切身片の長さを変えることができ、そのために
、刃物ブレード４２の間隔がそれぞれ異なる複数のブロ
ック４０を準備し、それらを交換が容易な状態ではめ込
むようにする。第１図による装置の場合、切身片長さは
インパクト刃物２６の速度を変えることＫよシ調節でき
る。

最初に切断された切身片の長さをそれ以後の切断によシ
得られる切身片の長さく対応させるためには、制御装置
を設けることができる。その装置には、例えば、切身４
６の先頭端部を記録するための光バリアー４５と、各コ
ンベヤに連結されたタイミング発生器とを設け、その装
置によシカツタ−ブロック４０又はインパクト刃物２６
を図示されていないステッピングモーターによシ駆動す
ればよい。光バリアー４５からの対応する信号を、ステ
ッピングモータの１回転毎に発生する基準信号と関連さ
せ、カッターブロック４０又はインパクト刃物２６の刃
物ブレード４２．２７の回転位置と同期させる。これに
よシ、回転速度についての時間的に限定された変化のた
めの制御変数を得ることができ、それによシ、切身４６
の先頭端部の到着と、刃物ブレード４２又は２Ｔの作動
時間とを時間的に一致させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は切身片切断皮取シ装置の斜視略図、第２図は第
１図のト」線に沿う切断装置の断面図、第３図は別の構
造の皮取シ装置を備えた切身片切断装置の別の実施例の
斜視略図である。 ３２・・・・皮取シローラー　３３・・・・皮取υ刃物
、３４・・・・押し付は表面、３５・・９・コンベヤベ
ルト、３７・・・・裏当テローラ４０−・・・カッター
ブロック、４２・・・・刃物ブレード、４３・・・・切
断縁部。 特許出願人　　ノルデイシェル・マシーネンパウ・ルド
・バアテル・ケ噛エムペーハー・ラント　・コンパニ・
カーグー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）皮付きの魚切身を切身片に分割するための方法で
   あつて、魚切身に、少なくとも部分的に結合状態で皮が
   残るような切れ目が設けられ、切れ目の設けられた切身
   に次に皮取り処理が施されることを特徴とする皮付き魚
   切身の切身片への分割方法。
2. （２）皮取り装置を備え、皮付きの魚切身を切身片に分
   割するための装置であつて、切断装置（３９）が上記皮
   取り装置（３２、３３、３４）に接続してその上手側に
   設けてあるとともに、１対の重なり合うローラー（３７
   、４０）を備え、該ローラーが、平行軸を中心にして互
   いに反対方向に回転するように駆動されるとともに、所
   定の圧力で相互に接触し、上記１対のローラーの内の第
   １ローラー（４０）が、概ね半径方向に延びる刃物ブレ
   ード（４２）を備えたカッターブロックとして構成され
   ており、上記刃物ブレード（４２）の切断縁部（４３）
   が円筒形の外周面に位置しており、上記１対のローラー
   の内の第２ローラー（３７）が弾性のある表面を有して
   いることを特徴とする皮付き魚切身の切身片への分割装
   置。