JPH02162024A - 積層印刷長尺物の製造方法 - Google Patents

積層印刷長尺物の製造方法

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Publication number
JPH02162024A
JPH02162024A JP63317846A JP31784688A JPH02162024A JP H02162024 A JPH02162024 A JP H02162024A JP 63317846 A JP63317846 A JP 63317846A JP 31784688 A JP31784688 A JP 31784688A JP H02162024 A JPH02162024 A JP H02162024A
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JP
Japan
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ethylene
propylene copolymer
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printed
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Pending
Application number
JP63317846A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
尚 竹内
Masataka Kotani
政孝 小谷
Shozo Hatano
波多野 庄蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Publication of JPH02162024A publication Critical patent/JPH02162024A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷性のすぐれた積層印刷長尺物の製造方法に
関する。さらにくわしくは、エチレン−プロピレン系共
重合体層とオレフィン系重合体層からなる積層長尺物に
あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物を熱圧
着させてなる積層印刷長尺物、特に等間隔で印刷模様の
長尺物を連続的に積層させてなる積層印刷長尺物の製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン系樹脂(オレフィン系重合体)の印刷さ
れた長尺物(シート)は文具、ファイル、ビデオテープ
レコーダー(VTR)のカセットケース用などに広く利
用されている。
これらの印刷シートは一枚のカット板を用意し、シート
−枚ごとにシルクスクリーン用印刷などを施さねばなら
ず、また多色刷の場合では、色ごとに印刷を施さねばな
らない。
そのためにたとえばインキの乾燥を80℃位の温度で行
うとポリオレフィンシートが乾燥し、カール現象を引き
起こす。したがって、この方式では、アニール処理を行
った後、シートのカット工程を行うというような極めて
めんどうな作業を要し、カット板の調整を行うにあたり
精度よくカット板を調整しなくてはならない。
そのほか、グラビア印刷による方法も実施されている。
このグラビア印刷方法はドクターナイフにより過剰のイ
ンキをかきとり、版胴の凹部のみにインキを残して印刷
を行うのが特徴となっており、この方法による多色刷は
印刷ユニット(インキ皿、版胴、圧胴、乾燥ドラム)を
その数だけ設置すればよく、大量生産方式としてすぐれ
ている。
しかしながら、このグラビア印刷方法は、フィルムの厚
さが厚くなるにともない、印刷が難しくなるという欠点
がある。
そのため、あらかじめグラビア印刷したフィルムをポリ
オレフィン系樹脂のシート成形時に貼合せる方法などが
提案されている。
また、本発明者らは積層印刷長尺物を得るにあたり、印
刷模様が等間隔であり、しかも原板印刷長尺物と比較し
て伸びがなく、かつ積層時のシワが発生しない印刷長尺
物を得るために以前に下記のごとき発明を提案した(特
願昭θ3−209782号)。
「エチレン−酢酸ビニル共重合体層とオレフィン系重合
体層からなる積層長尺物のエチレン−酢酸ビニル共重合
体層を加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体
の長尺物を加熱して該エチレンー酢酸ビニル共重合体層
に熱圧着させ、さらに熱圧着・積層させることを特徴と
する積層印刷長尺物の製造方法。」 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、この貼合せる方法では、貼合せを行うさい、バ
ンク溜りをのり越えなければならない。
そのために等間隔で印刷模様フィルムを連続的に積層製
造することができず、しかもポリオレフィン系樹脂シー
トを加熱して印刷したフィルムを貼合せる場合、ポリオ
レフィン系樹脂が結晶性であることによって固体から溶
融状態、溶融状態から固体状態に変化する。したがって
、粘性が急激に変化するため、積層時にシワが発生する
が、シワを消去するために貼合したフィルムが伸び、伸
びた印刷模様の積層シートしか得られないなどの問題が
ある。
以上のことから、本発明はこれらの欠点がなく、すなわ
ちポリオレフィン系樹脂の長尺物(たとえば、シート)
にあらかじめ印刷したボリオレ。
フィン系樹脂の長尺物(たとえば、フィルム)を積層さ
せた積層印刷長尺物を得るにあたり、印刷模様が等間隔
であり、しかも原板印刷長尺物と比較して伸びがなく、
かつ積層時のシワが発生しないなどの効果を以前に提案
した発明と同等あるいはそれ以上に発揮する、印刷長尺
物を得ることを目的とするものである。
〔発明が解決しようとする:S題および作用〕本発明に
したがえば、これらの課題は、オレフィン系重合体の層
と該オレフィン系重合体よりも差動走査熱量計で測定し
た融点が20℃よりも低く、かつプロピレンの共重合割
合が15〜40重量%であり、メルトインデックス[J
IS K7210にしたがい、条件が14で測定、以下
rMI (1)Jと云う〕が0.O1〜5.0g/10
分であ・す、差動走査熱量計で11定した融解ピークが
80℃以上であり、X線でβ1定した結晶化度が3%以
上であり、しかもゲルパーミェーションクロマトグラフ
ィーでハ1定した分子量分(lの指標である重量平均分
子ffi(My)/数平均分子量(Mn)が4以上であ
るエチレン−プロピレン系共重合体の層から積層長尺物
の該エチレン−プロピレン系共重合体を40〜100℃
に加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長
尺物を前記温度範囲に加熱して該エチレン−プロピレン
系共重合体層に熱圧着させ、熱圧着物を前記熱圧着温度
よりも高い温度であるが、エチレン−プロピレン系共重
合体が溶融しない温度でさらに熱圧着・積層させること
を特徴とする積層印刷長尺物の製造方法、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)  エチレン−プロピレン系共重合体本発明にお
いて使われるエチレン−プロピレン系共重合体のプロピ
レンの含有量は15〜40重量%であり、18〜40重
量%が好ましく、特に20〜38重量%が好適である。
プロピレンの含有量が15fflffi26であるエチ
レン−プロピレン系共重合体を使うと、積層したさいに
接着強度が弱い。一方、40重量%を超えたエチレン−
プロピレン系共重合体を用いると、積層時にシワが発生
し、良好な積層シートが得られない。
また、該エチレン−プロピレン系共重合体のM ! (
1)は0.O1〜5.0 g/10分であり、0,02
〜5.0g/10分が望ましく、とりわけ0.05〜5
,0g/10分が好適である。M I (+)が0.0
1 g / 10分未満のエチレン−プロピレン系共重
合体を使用するならば、加工性がよくない。一方、5.
0g/10分を超えたエチレン−プロピレン系共重合体
を使うと、加工性が悪く、オレフィン系重合体層に積層
することができない。
該エチレン−プロピレン系共重合体のムーニ粘度(ML
、+4.100℃)は通常10〜180であり、lO〜
170が好ましく、特にIO〜150が好適である。
ムーニー粘度が10未満のエチレン−プロピレン系共重
合体を用いると、加工性がよくない。一方、100を超
えたエチレン−プロピレン系共重合体を使用するならば
、オレフィン系重合体層に積層することが難しい。
なお、該エチレン−プロピレン系共重合体は、通常差動
走査熱量計(Dirfcrentlal Scanni
ngCalorimeter、 DSC)で測定した融
解ピークが80℃以上であり、かつX線で測定した結晶
化度が326以上であり、80〜125℃が好ましく、
特に85〜125℃が好適である。前記融解ピークが8
0℃未満のエチレン−プロピレン系共重合体では、積層
時の接着強度が弱いために実用に適しない。
また、該エチレン−プロピレン系共重合体はX線で測定
した結晶化度が396以上であり、3〜50%が望まし
く、とりわけ3〜45%が好適である。
この結晶化度が3%未満のエチレン−プロピレン系共重
合体を使うと、積層するさいにシワが発生し易い。
さらに、該エチレン−プロピレン系共重合体はゲルパー
ミェーションクロマトグラフィー(GPC)で1111
定した分子量分布の指標である重量平均分子m (My
)/数平均分子量(Mn)は4以上であり、4〜8が好
ましい。My/Mnが4未満のエチレン−プロピレン系
共重合体を使用するならば、加工性が悪く、オレフィン
系重合体層で良好に積層することが難しい。
(B)  オレフィン系重合体 また、本発明のオレフィン系重合体層を製造するために
用いられるオレフィン系重合体の代表例としては、ポリ
プロピレンがあげられるが、他にプロピレンとエチレン
とのランダムまたはプロ・ツク共重合体、プロピレンお
よび/またはエチレンと炭素数が多(とも12個の他の
α−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合体(
α−オレフィンとの共重合割合は多くとも20重二%)
、エチレンの+1を独重合体、エチレンと炭素数が3〜
12個のα−オレフィンとの共重合体、炭素数が4〜6
個のα−オレフィンの単独重合体もあげられる。
さらに、本発明においてはこれらのオレフィン系重合体
に少なくとも1個の二重結合をHする化合物(たとえば
、不飽和のカルボン酸、ビニルシラン化合物)をグラフ
ト重合することによって得られる変性ポリオレフィンも
含まれる。これらのオレフィン系重合体および変性ポリ
オレフィンは、それぞれ単独で使用してもよく、2種以
上併用してもよい。
また、これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレ
フィンのうち、2種以上を任意の割合で樹脂ブレンドと
して用いてもよい。
さらに、これらのオレフィン系重合体にさらに無機充填
剤を配合してもよく、無機充填剤は、般に合成樹脂およ
びゴムの分野において広く使われているものである。こ
れらの無機充填剤としては、酸素および水と反応しない
無機化合物であり、混練時および成形時において分解し
ないものが好んで用いられる。該無機充填剤としては、
アルミニウム、銅、鉄、鉛、ニッケル、マグネシウム、
カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデ
ン、ケイ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、
その水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩の
ごとき化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に
大別される。該無機充填剤の代表例としては、前記の酸
化アルミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カル
シウム、酸化マグネシウム(マグネシア)、水酸化マグ
ネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹および鉛白のごと
き鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、アスベスト
、マイカ、タルク、ガラス繊維、ガラス粉末、ガラスピ
ーズ、クレー、ケイソウ土、シリカ、ワラストナイト、
酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、リ
トポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、ケイ
サンジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、
ドロマイト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる
。これらの無機充填剤のうち、粉末状のものはその径が
20−以下(好適には108m以下)のものが好ましい
。また繊維状のものでは、径が1〜500 m (好適
には1〜300m)であり、長さが0.1〜6mm (
好適には0.1〜5mm)のものが望ましい。さらに、
平板状のものは径が30wn以ド(好適には101m以
下)のものが好ましい。これらの無機充填剤のうち、特
に平板状(フレーク状)のものおよび粉末状のものが好
適である。
前記オレフィン系重合体のメルトインデックス(JIS
 K72101:したがい、条件カ4テallj定、以
下rM 1 (2> Jと云う〕またはM ! (+)
は、通常0.005〜50g/10分であり、0.O1
〜20g/10分のものが望ましく、とりわけ0.02
〜25g/10分のものが好適である。M 1 (1)
またはM 1 (2)が0.005g/10分未満のオ
レフィン系重合体を使用すると、流動性が悪いために後
記のエチレン−プロピレン系共重合体と共押し出しラミ
ネートや、該オレフィン系重合体のみの長尺物(フィル
ムないしシート)を製造するとき、成形性がよくない。
一方、50g/10分を超えたオレフィン系重合体を使
うならば、これらの共押し出しラミネートや長尺物を製
造するさいにドローダウンが大きく良好な製品を得るこ
とができない。
なお、無機充填剤を配合する場合、オレフィン系重合体
と無機充填剤との合計量中に占める無機充填剤の配合割
合は、一般には多くとも80重量%であり、70重量%
以下が好ましく、特に60重量96以下が好適である。
これらの合#1皿中に占める無機充填剤の配合割合が8
0重量%を超えるならば、長尺物に成形する押出成形が
難しく良好な長尺物が得られない。
(C)  積層長尺物(A)およびその製造方法本発明
の積層印刷長尺物を製造するにあたり、前記オレフィン
系重合体層とエチレン−プロピレン系共重合体層とから
なる積層長尺物〔以下「積層長尺物(A)」と云う〕を
用意する。
該積層長尺物(A)を製造する方法としては、−般的に
実施されているダイ内で積層する共押出成形法、あらか
じめそれぞれの重合体の長尺物を製造し、それらの長尺
物を貼合せる方法があげられる。
このようにして得られる積層長尺物(A)の厚さはこれ
らの重合体の層の総和として、一般には0.10〜5.
0 mmであり、0.15〜3.0 順が望ましく、と
りわけ0.15〜2.5鰭が好適である。積層長尺物(
A)の厚さが0.10mm未満では、後記の印刷した長
尺物を貼合せなくても、直接グラビア印刷などができる
が、厚みが薄いために形状が必要な板状物、箱、容器な
どに使用することができない。一方、5.0mmを超え
る積層長尺物(A)では、加工性かよくない。
該積層長尺物(A)のエチレン−プロピレン系共重合体
層1に対するオレフィン系重合体層の厚さの比は1〜2
000であり、2〜1000が好ましく、特に3〜50
0が好適である。エチレン−プロピレン系共重合体層1
に対するオレフィン系重合体層の厚さが1未満では、ベ
ース樹脂であるオレフィン系重合体の特性が失なわれる
。一方、2000を超えると、後記の印刷したオレフィ
ン系重合体の長尺物との接着強度が弱く、良好な製品が
得られない。
(D)  積層長尺物(B)の製造方法本発明の積層長
尺物(B)は以上のようにして得られた積層長尺物(A
)のエチレン−プロピレン系共重合体層を40〜100
℃に加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の
長尺物をこの温度範囲に加熱して積層長尺物(A)のエ
チレン−プロピレン系共重合体層に熱圧着させることに
よって熱圧着物〔以下「積層長尺物(B)」と云う〕を
製造する。
熱圧着の方法としてはゴムロールのごとき比較的に表面
が硬くないロールと金属ロールのごとく比較的に表面が
硬いロールの間で熱圧着させる方法があげられる。この
さい、前者のロールは金属ロールにゴムなどを被覆して
もよい。また、後者の場合では、金属ロールの表面にテ
フロンのごとき樹脂を被覆したものでもよい。
積層長尺物(B)を製造するにあたり、加熱温度および
熱圧着温度はいずれも40〜100℃であるが、特に4
5〜90℃が好ましい。40℃未満の温度で加熱または
熱圧着すると、エチレン−プロピレン系共重合体層と印
刷したオレフィン系重合体の長尺物との接着強度が弱(
、良好な積層長尺物(B)が得られない。一方、 10
0℃を超えた温度では、印刷したオレフィン系重合体の
長尺物の伸びが生じ、等間隔で印刷模様を有する後記の
積層印刷長尺物を得ることができない。
熱圧着するにあたり、いずれのロールでも金属ロールの
ごとく表面が硬いロールを用いると、積層長尺物(A)
のエチレン−プロピレン系共重合体層と印刷したオレフ
ィン系重合体の長尺物との積層面にシワが入り易く、良
好な積層印刷長尺物を得ることができない。また、いず
れのロールでもゴムロールのごとく表面が比較的に硬く
ないロールを使うならば、これらの層の積層面にシワが
入り昌<、良好な印刷長尺物を得ることができない。
このようにして得られた積層長尺物(B)では接着強度
が弱く、実用に耐える接着強度を有する積層印刷長尺物
を得ることができない。
(E)  積層印刷長尺物およびその製造方法本発明の
積層印刷長尺物はこのようにして得られた積層長尺物(
B)をさらに該積層長尺物(B)を製造するさいに熱圧
着した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン−プ
ロピレン系共重合体が溶融しない温度で熱圧着・積層さ
せることによって製造することができる。
このさい、金属ロールのごとく表面が比較的に硬いロー
ル間が熱圧着させることが好ましい。かりに、ゴムロー
ルとゴムロールまたはゴムロールと金属ロールのごとく
、少なくともいずれかのロールが、表面が比較的に硬く
ないロールで熱圧着するならば、接着強度が均一でなく
、しかも実用に耐え得る接着強度を有する積層印刷長尺
物を得ることができない。
熱圧着温度は積層長尺物(B)を製造するさいに熱圧着
した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン−プロ
ピレン系共重合体が溶融しない温度である。かりに積層
長尺物(B)を製造するさいに熱圧着した温度よりも低
い温度で熱圧着を行うならば、実用に耐え得る接着強度
を有する積層印刷長尺物を得ることができない。一方、
エチレン−プロピレン系共重合体が溶融する温度で熱圧
着すると、圧管時にシワが入り易く、良好な積層印刷長
尺物を得ることができない。
本発明の積層印刷長尺物の製造に使われる印刷したオレ
フィン系重合体の長尺物の厚さは、一般には1〜800
廂であり、5〜250 urnが望ましく、とりわけ1
0〜2008mが好適である。厚さが1節未満のオレフ
ィン系重合体に印刷する場合、シワが発生するばかりで
なく、積層印刷長尺物を製造するときでもシワが発生し
易く、取扱い上問題がある。一方、300−を超えたオ
レフィン系重合体の長尺物に印刷すると、インキの乾燥
が遅く、商業的生産上問題がある。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、接着強度は得られ
た積層印刷長尺物のうち、1sIIII幅の試料をサン
プリングし、この試料を引取速度が300關/分、18
0度の方向に剥離試験を行い、接着強度を求めた。また
、積層印刷長尺物の伸び率は下式によって求めた。
わ ここで、Aは積層印刷長尺物の方眼100目盛であり、
Bは積層前の印刷したオレフィン系重合体の長尺物の方
眼100目盛である。
さらに、積層印刷長尺物の見掛けの状態を下記のように
表わす。
○:良 好、    ×:シワがある。
なお、実施例および比較例において使ったエチレン−プ
ロピレン系共重合体、オレフィン系重合体および印刷し
たオレフィン系重合体の長尺物の物性および製造方法を
下記に示す。
〔(A)エチレン−プロピレン系共重合体〕エチレンー
プロピレン系共重合体として、Ml(1)が1.0g/
10分であり、プロピレンの共重合割合が22.1重量
%であり、かっムーニー粘度(ML   、100℃)
が115であるエチレン−プロ1+4 ピレン共重合体〔融点ピーク  120℃、結晶化度5
.1%、Mv/Mn  5.0、以下rEPR(a)J
と云う〕およびM ! (1)が4.8g/10分であ
り、プロピレンの共重合割合が24.5重量%であり、
かつムーニー粘度(ML   、100℃)が34、l
である工1+4 チレンープロピレン共重合体〔融点ピーク 80℃、結
晶化度 3.5%、My/Mn  7.5、以下rEP
R(b)Jと云う〕を使った。
〔(B)オレフィン系重合体〕
また、オレフィン系重合体として、M I (1)が2
、OgllO分であるプロピレン単独重合体〔以下rP
P(1)Jと云う)、Ml(1)が5.0g/lo分で
あり、かつエチレンの共重合割合が18重量%であるエ
チレン−プロピレンブロック共重合体〔以下rPP(2
)Jと云う〕およびM 1 (2)が3.0g/10分
であり、かつ密度が0.980g/eJであるエチレン
qt独重合体〔以下rPE(A)Jと云う〕を用いた。
〔(C)印刷したオレフィン系重合体の長尺物〕さらに
、印刷したオレフィン系重合体の長尺物として、M I
 (1)が10.0g710分のプロピレン単独重合体
のフィルム(厚さ 25℃m)をlO關間隔の方眼にグ
ラビア印刷した印刷フィルム(以下rPPF (I)J
と云う〕およびM I (+)が3,0g710分であ
り、かつエチレンの共重合割合が20mm%であるエチ
レン−プロピレンブロック共重合体のフィルム(厚さ 
50μm)を10mm間隔の方眼にグラビア印刷した印
刷フィルム〔以下rPPF(■)」と云う〕を使用した
実施例1〜4、比較例1〜4 Tダイを備えた二台の押出機(径が65順と径が40m
m)を使い、フィードブロック方式で第1表にそれぞれ
の社類が示されているオレフィン系重合体を第−層とし
、第1表にそれぞれの種類が示されているエチレン−プ
ロピレン系共重合体を第二層とし、それぞれの押出温度
が第1表に示される樹脂温度で各層の厚さが第1表に示
されている積層長尺物(A)を製造した。このようにし
て得られた各積層長尺物(A)をその長尺物(A)のエ
チレン−プロピレン系共重合体層をその表面温度が第1
表に示すように加熱し、第1表にPI類が示されている
あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物と各積
層長尺物(A)のエチレン−プロピレン系共重合体層と
をゴムロールと金属ロール(ただし、比較例1では金属
ロールと金属ロール、比較例2ではゴムロールとゴムロ
ール)を用いて加熱しながら圧着しく以下「第一段階熱
圧着」と云う)、積層長尺物(It)を製造した。この
ようにして得ら゛れた積層長尺物(B)は全実施例なら
びに比較例3および4ではシワの発生がなく、良好であ
った。しかし、比較例1および2で得られた積層長尺物
(B)はいずれもシワが発生した。
全実施例ならびに比較例3および4によって得られた積
層長尺物(B)の印刷オレフィン系重合体層の表面を第
2表に示される温度になるように、積層印刷長尺物を製
造した(以下「第二段階熱圧着」と云う)。この第二段
階熱圧着によって得られた積層印刷長尺物の見掛状態の
観察ならびに該長尺物の伸び率および接着強度の測定を
行った。
それらの結果を第2表に示す。
(以下余白) 部 つ 表 〔発明の効果〕 本発明によって得られる積層印刷長尺物はその製造工程
を含めて下記のごとき効果を発揮する。
(1)  安価であり、かつ印刷か鮮明である。
(2)厚さが薄い長尺物に印刷され、印刷向を積層する
ために印刷表面が傷つきにくい。
(3)  シートのごとき長尺物にも印刷が可能であり
、一般に行われている曲面印刷機などを使わなくでも簡
単に印刷することができるために容器のごとく曲面を有
する製品でも製造することができる。
本発明によって得られる積層印刷長尺物は以上のごとき
効果を発揮するため、多方面にわたって利用することが
できる。代表的な用途を下記に示す。
(1)  ビデオテープカセットケース(2)文具・フ
ァイル用シート (3)看板・表示用シート (4)菓子などの内装材シートおよび容器(5)  各
種ふた類 (6)家電用部品およびケース (7)贈答用中仕切

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オレフィン系重合体の層と該オレフィン系重合体よりも
    差動走査熱量計で測定した融点が20℃よりも低く、か
    つプロピレンの共重合割合が15〜40重量%であり、
    メルトインデックスが0.01〜5.0g/10分であ
    り、差動走査熱量計で測定した融解ピークが80℃以上
    であり、X線で測定した結晶化度が3%以上であり、し
    かもゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し
    た分子量分布の指標である重量平均分子量/数平均分子
    量が4以上であるエチレン−プロピレン系共重合体の層
    から積層長尺物の該エチレン−プロピレン系共重合体を
    40〜100℃に加熱し、あらかじめ印刷したオレフィ
    ン系重合体の長尺物を前記温度範囲に加熱して該エチレ
    ン−プロピレン系共重合体層に熱圧着させ、熱圧着物を
    前記熱圧着温度よりも高い温度であるが、エチレン−プ
    ロピレン系共重合体が溶融しない温度でさらに熱圧着・
    積層させることを特徴とする積層印刷長尺物の製造方法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845760B1 (ko) * 2004-04-26 2008-07-11 폴라로이드 코포레이션 열 반응 수정 시스템

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