JPH02162023A - 積層印刷長尺物の製造方法 - Google Patents

積層印刷長尺物の製造方法

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Publication number
JPH02162023A
JPH02162023A JP63317845A JP31784588A JPH02162023A JP H02162023 A JPH02162023 A JP H02162023A JP 63317845 A JP63317845 A JP 63317845A JP 31784588 A JP31784588 A JP 31784588A JP H02162023 A JPH02162023 A JP H02162023A
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JP
Japan
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laminated
ethylene
layer
ethylene copolymer
printed
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Pending
Application number
JP63317845A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
尚 竹内
Masataka Kotani
政孝 小谷
Shozo Hatano
波多野 庄蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Publication of JPH02162023A publication Critical patent/JPH02162023A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷性のすぐれた積層印刷長尺物の製造方法に
関する。さらにくわしくは、エチレンと少なくともα、
β−不飽和モノカルボン酸、α。
β−不飽和ジカルボン酸およびその無水物からなる群か
らえらばれた少なくとも一種のモノマーとの共重合体層
とオレフィン系重合体層からなる積層長尺物にあらかじ
め印刷したオレフィン系重合体の長尺物を熱圧着させて
なる積層印刷長尺物、特に等間隔で印刷模様の長尺物を
連続的に積層させてなる積層印刷長尺物の製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン系樹脂(オレフィン系重合体)の印刷さ
れた長尺物(シート)は文具、ファイル、ビデオテープ
レコーダー(VTR)のカセットケース用などに広く利
用されている。
これらの印刷シートは一枚のカット板を用意し、シート
−枚ごとにシルクスクリーン用印刷などを施さねばなら
ず、また多色刷の場合では、色ごとに印刷を施さねばな
らない。
そのためにたとえばインキの乾燥を80℃位の温度で行
うとポリオレフィンシートが乾燥し、カール現象を引き
起こす。したがって、この方式では、アニール処理を行
った後、シートのカット工程を行うというような極めて
めんどうな作業を要し、カット板の調整を行うにあたり
精度よくカット板を調整しなくてはならない。
そのほか、グラビア印刷による方法も実施されている。
このグラビア印刷方法はドクターナイフにより過剰のイ
ンキをかきとり、版胴の四部のみにインキを残して印刷
を行うのが特徴となっており、この方法による多色刷は
印刷ユニット(インキ皿、版胴、圧胴、乾燥ドラム)を
その数だけ設置すればよく、大皿生産方式としてすぐれ
ている。
しかしながら、このグラビア印刷方法は、フィルムの厚
さが厚くなるにともない、印刷が難しくなるという欠点
がある。
そのため、あらかじめグラビア印刷したフィルムをポリ
オレフィン系樹脂のシート成形時に貼合せる方法などが
提案されている。
また、本発明者らは積層印刷長尺物を得るにあたり、印
刷模様が等間隔であり、しかも原板印刷長尺物と比較し
て伸びがなく、かつ積層時のシワが発生しない印刷長尺
物を得るために以前に下記のごとき発明を提案した(特
願昭(i3−209782号)。
「エチレン−酢酸ビニル共重合体層とオレフィン系重合
体層からなる積層長尺物のエチレン−酢酸ビニル共重合
体層を加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体
の長尺物を加熱して該エチレンー酢酸ビニル共重合体層
に熱圧着させ、さらに熱圧着・積層させることを特徴と
する積層印刷長尺物の製造方法。」 【発明が解決しようとする課題〕 しかし、この貼合せる方法では、貼合せを行うさい、バ
ンク溜りをのり越えなければならない。
そのために等間隔で印刷模様フィルムを連続的に積層製
造することができず、しかもポリオレフィン系樹脂シー
トを加熱して印刷したフィルムを貼合せる場合、ポリオ
レフィン系樹脂が結晶性であることによって固体から溶
融状態、溶融状態から固体状態に変化する。したがって
、粘性が急激に変化するため、積層時にシワが発生する
が、シワを消去するために貼合したフィルムが伸び、伸
びた印刷模様の積層シートしか得られないなどの問題が
ある。
以上のことから、本発明はこれらの欠点がなく、すなわ
ちポリオレフィン系樹脂の長尺物(たとえば、シート)
にあらかじめ印刷したポリオレフィン系樹脂の長尺物(
たとえば、フィルム)を積層させた積層印刷長尺物を得
るにあたり、印刷模様が等間隔であり、しかも原板印刷
長尺物と比較して伸びがなく、かつ積層時のシワが発生
しないなどの効果を以前に提案した発明と同等あるいは
それ以上に発揮する、印刷長尺物を得ることを目的とす
るものである。
〔発明が解決しようとする課題および作用〕本発明にし
たがえば、これらの課題は、オレフィン系重合体の層と
該オレフィン系重合体よりも差動走査熱量計で−p+定
した軸点が20℃以上低いエチレンならびに「α、β−
不飽和カルボン酸、α、β−不飽和ジカルボン酸および
その無水物からなる群からえらばれた少なくとモ一種の
モノマー」 〔以下「コモ/7−(1)Jと云う〕との
エチレン系共重合体またはエチレンと該コモノマー(1
)ならびに「ビニルエステルおよび/もしくは不飽和カ
ルボン酸エステル」 〔以下「コモノマー(2)」と云
う〕とのエチレン系共重合体の層からなる積層長尺物の
該エチレン系共重合体の層を40〜+00 ’Cに加熱
し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物を
前記温度範囲に加熱して該エチレン系共重合体層に熱圧
着させ、熱圧着物を前記熱圧着温度よりも高い温度であ
るが、エチレン系共重合体が溶融しない温度でさらに熱
圧着・積層させることを特徴とする積層印刷長尺物の製
造方法、によって解決することができる。以下、本発明
を具体的に説明する。
(A)  エチレン系共重合体 本発明のエチレン系共重合体層を製造するために使われ
るエチレン系共重合体のメルトインデックス(JIS 
K7210にしたがい、条件が4で測定、以下rM I
 (1) Jと云う〕は通常1.0−1000g /l
O分であり、 1.0〜800g/10分が好ましく、
特に2.0〜700g/ 10分が好適である。M !
 (1)が1.0g/l(1分未満のエチレン系重合体
を用いると、流動性が悪いために後記のオレフィン系重
合体層と積層することが困難である。一方、looog
/lO分を超えたエチレン系共重合体を使用するならば
、オレフィン系共重合体層との接6強度が弱く、オレフ
ィン系重合体層と積層することが難しい。
差動走査熱量計で測定した融点は、該エチレン系共重合
体は後記のオレフィン系重合体よりも20℃以上低いこ
とであり、25℃以上低いことが望ましく、とりわけ3
0℃以上低いことが好適である。
該エチレン系共重合体の融点がオレフィン系重合体の融
点よりも20℃未満の低い(オレフィン系重合体の融点
−エチレン系共重合体の融点が20’C’未満)ならば
、オレフィン系重合体と1a層するさい、シワが発生す
るか、あるいは伸びた印刷模様の積層長尺物しか得られ
ない。しかし、融点の差が大きい場合、積層時の接若強
度が弱く、長尺物と長尺物の間で剥離して実用に耐え得
る積層長尺物が得られない。これらのことから、該エチ
レン系共重合体の融点は使われる後記のオレフィン系重
合体よりも80℃(好適には、80℃)よりも差異がな
いことが好ましい。
該エチレン系共重合体はエチレンと代表例などが後記さ
れているコモノマー(+)とからなるエチレン系共重合
体でもよく、エチレンとコモノマー(1)および代表例
が後記されているコモノマー(2)とからなるエチレン
系多元共重合体でもよい。
コモノマー(1)はα、β−不飽和モノカルボン酸、α
、β−不飽和ジカルボン酸およびその無水物からえらば
れた少なくとも一種のコモノマーである。
コモノマー(1)のうち、α、β−不飽和モノカルボン
酸の炭素数は一般には3〜20個であり、3〜15個の
ものが望ましく、とりわけ3〜10個のものが好適であ
る。好適なα、β−不飽和モノカルボン酸の代表例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、モノア
ルキルマレート、モノアルキルフマレートなどがあげれ
る。また、a、β−不飽和ジカルボン酸の炭素数は通常
4〜30個であり、4〜20個のものが好ましく、特に
4〜16個のものが好適である。好適なα、β−不飽和
ジカルボン酸の代表例としては、マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸、シトラコン酸、3.6−エンドメチレン
−1,2,3,6−チトラヒドローシスーフタル酸(ナ
ディック酸町があげられる。
該コモノマー(1)として、これらのα、β−不飽和ジ
カルボン酸の無水物も好んで使用することができる。
さらに、コモノマー(2)はビニルエステルおよび不飽
和カルボン酸エステルからえらばれる。
コそツマ−(2)のうち、ビニルエステルの炭素数は一
般には4〜25個であり、4〜20個のものが望ましく
、とりわけ4〜16個のものが好適である。
好適なビニルエステルの代表例としては、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、ビニルブチレート、ビニルビバレ
ートなどがあげられる。
不飽和カルボン酸エステルの炭素数は通常4〜40個で
あり、4〜30個のものが好ましく、特に4〜20個の
ものが好適である。好適な不飽和カルボン酸エステルの
代表例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレートなどがあげられる。また、不飽和
カルボン酸エステルとしてアルコキシアルキル(メタ)
アクリレ−トモコモノマー(2)としてあげられる。該
アルコキシアルキル(メタ)アクリレートのアルキル基
の炭素数が1〜8個(好適には、1〜4個)のものが好
ましい。また、アルコキシ基の炭素数が1〜8個(好適
には、1〜4個)のものが望ましい。
好適なアルコキシアルキル(メタ)アクリレートの代表
例としては、メトキシメチル(メタ)アクリレート、メ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(
メタ)アクリレートおよびブトキシエチル(メタ)アク
リレートがあげられる。
オレフィン系重合体と該エチレン系重合体の融点は前記
のごとき差異を必要とする。そのために使われるオレフ
ィン系重合体の種類によって該エチレン系共重合体のコ
モノマー(1)およびコモノマー(2)の種類ならびに
共重合割合が異なる。しかし、コモノマー(1)の共重
合割合は融着点などの点から1.0ffi量%以上が必
要である。しかし、コモノマー(2)をさらに共重合さ
せた多元共重合体の場合でも、1.5重量%以上が望ま
しい。コモノマー(1)単独またはコモノマー(1)と
コモノマー(2)の共重合割合が、いずれも下限未満と
は、オレフィン系重合体と積層するさいにシワが発生し
、良好な積層長尺物が得られない。また、コモノマー(
1)単独またはコモノマー(1)とコモノマー(2)と
を共重合させた共重合体中のこれらのコモノマーの共重
合割合が70重二%以下(好適には、60重量%以下)
でないと、接若強度が弱く、実用に適しない。
(B)  オレフィン系重合体 また、本発明のオレフィン系if1合体層を製造するだ
めに用いられるオレフィン系重合体の代表例としては、
ポリプロピレンがあげられるが、他にプロピレンとエチ
レンとのランダムまたはブロック共重合体、プロピレン
および/またはエチレンと炭素数が多くとも12個の他
のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合体
(α−オレフィンとの共重合割合は多くとも20重二%
)、エチレンの単独重合体、エチレンと炭素数が3〜1
2個のα−オレフィンとの共重合体、炭素数が4〜6個
のα−オレフィンの単独重合体もあげられる。
さらに、本発明においてはこれらのオレフィン系重合体
に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(たとえば
、不飽和のカルボン酸、ビニルシラン化合物)をグラフ
ト重合することによって得られる変性ポリオレフィンも
含まれる。これらのオレフィン系重合体および変性ポリ
オレフィンは、それぞれ単独で使用してもよく、2種以
上併用してもよ′い。
また、これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレ
フィンのうち、2gi以上を任意の割合で樹脂ブレンド
として用いてもよい。
さらに、これらのオレフィン系重合体にさらに無機充填
剤を配合してもよく、無機充填剤は、般に合成樹脂およ
びゴムの分野において広く使われているものである。こ
れらの無機充填剤としては、酸素および水と反応しない
無機化合物であり、混練時および成形時において分解し
ないものか好んで用いられる。該無機充填剤としては、
アルミニウム、銅、鉄、鉛、ニッケル、マグネシウム、
カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデ
ン、ケイ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、
その水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩の
ごとき化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に
大別される。該無機充填剤の代表例としては、前記の酸
化アルミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カル
シウム、酸化マグネシウム(マグネシア)、水酸化マグ
ネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹および鉛白のごと
き鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、アスベスト
、マイカ、タルク、ガラス繊維、ガラス粉末、ガラスピ
ーズ、クレー、ケイソウ土、シリカ、ワラストナイト、
酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、リ
トポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、ケイ
サンジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、
ドロマイト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる
。これらの無機充填剤のうち、粉末状のものはその径が
20睡以下(好適には108m以下)のものが好ましい
。また繊維状のものでは、径が1〜500 un(好適
には1〜300tm)であり、長さがQ、1〜6m+m
 (好適には0.1〜5mm)のものが望ましい。さら
に、平板状のものは径が30μs以下(好適には10廂
以下)のものが好ましい。これらの無機充填剤のうち、
特に平板状(フレーク状)のものおよび粉末状のものが
好適である。
前記オレフィン系重合体のメルトインデックス(JIS
 K7210にしたがい、条件が14で測定、以下rM
I (2)Jと云う〕は、通常0.005〜50 r:
 / t。
分であり、0.O1〜20g/10分のものが望ましく
、とりわけ0.02〜25g/10分のものが好適であ
る。
M I (2)が0.005g/10分未満のオレフィ
ン系重合体を使用すると、流動性が悪いために後記のエ
チレン系共重合体と共押し出しラミネートや、該オレフ
ィン系重合体のみの長尺物(フィルムないしシート)を
製造するとき、成形性がよくない。
一方、50 g / 10分を超えたオレフィン系重合
体を使うならば、これらの共押し出しラミネートや長尺
物を製造するさいにドローダウンが大きく良好な製品を
得ることができない。
なお、無機充填剤を配合する場合、オレフィン系重合体
と無機充填剤との合計量中に占める無機充填剤の配合割
合は、一般には多くとも80重量%であり、70重量%
以下が好ましく、特に60重皿%以下が好適である。こ
れらの合計量中に占める無機充填剤の配合割合が80重
量%を超えるならば、長尺物に成形する押出成形が難し
く良好な長尺物が得られない。
(C)  積層長尺物(A)およびその製造方法本発明
の積層印刷長尺物を製造するにあたり、前記オレフィン
系重合体層とエチレン系共重合体層とからなる積層長尺
物〔以下「積層長尺物(A)」と云う〕を用意する。
なる。
該積層長尺物(A)を製造する方法としては、般的に実
施されているダイ内で積層する共押出成形法、あらかじ
めそれぞれの重合体の長尺物を製造し、それらの長尺物
を貼合せる方法があげられる。
このようにして得られる積層長尺物(A)の厚さはこれ
らの重合体の層の総和として、一般には0.10〜5.
0關であり、0.15〜3.0mmが望ましく、とりわ
け0.15〜2.5mmが好適である。積層長尺物(A
)の厚さが0.10m11未満では、後記の印刷した長
尺物を貼合せなくても、直接グラビア印刷などができる
が、厚みが薄いために形状が必要な阪状物、箱、容器な
どに使用することができない。一方、5.0關を超える
積層長尺物(A)では、加工性がよくない。
該積層長尺物(A)のエチレン系共重合体層1に対する
オレフィン系重合体層の厚さの比は1〜2000であり
、2〜10口0が好ましく、特に3〜500が好適であ
る。エチレン系共重合体層1に対するオレフィン系重合
体層の厚さが1未満では、ペース樹脂であるオレフィン
系重合体の特性が失なわれる。一方、2000を超える
と、後記の印刷したオレフィン系重合体の長尺物との接
着強度が弱(、良好な製品が得られない。
(D)  積層長尺物(B)の製造方法本発明の積層印
刷長尺物は以上のようにして得られた積層長尺物(A)
のエチレン系共重合体層を40〜100℃に加熱し、あ
らかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物をこの温
度範囲に加熱して積層長尺物(A)のエチレン系共重合
体層に熱圧着させることによって熱圧着物〔以下「積層
長尺物(B)」と云う〕を製造する。
熱圧着の方法としてはゴムロールのごとき比較的に表面
が硬くないロールと金属ロールのごとく比較的に表面が
硬いロールの間で熱圧着させる方法があげられる。この
さい、前者のロールは金属ロールにゴムなどを被覆して
もよい。また、後者の場合では、金属ロールの表面にテ
フロンのごとき樹脂を被覆したものでもよい。
積層長尺物(B)を製造するにあたり、加熱温度および
熱圧着温度はいずれも40〜lOO℃であるが、特に5
0〜100℃が好ましい。40℃未満の温度で加熱また
は熱圧着すると、エチレン系共重合体層と印刷したオレ
フィン系重合体の長尺物との接着強度が弱く、良好な積
層長尺物(B)が得られない。
一方、 100℃を超えた温度では、印刷したオレフィ
ン系重合体の長尺物の伸びが生じ、等間隔で印刷模様を
有する後記の積層印刷長尺物を得ることができない。
熱圧着するにあたり、いずれのロールでも金属ロールの
ごとく表面が硬いロールを用いると、積層長尺物(A)
のエチレン系共重合体層と印刷したオレフィン系重合体
の長尺物との積層面にシワが入り品<、良好な積層印刷
長尺物を得ることができない。また、いずれのロールで
もゴムロールのごとく表面が比較的に硬くないロールを
使うならば、これらの層の積層面にシワが入り易く、良
好な印刷長尺物を得ることができない。
このようにして得られた積層長尺物(B)では接着強度
が弱く、実用に耐える接着強度を有する積層印刷長尺物
を得ることができない。
(H)  積層印刷長尺物およびその製造方法本発明の
積層印刷長尺物はこのようにして得られた積層長尺物(
B)をさらに該積層長尺物(B)を製造するさいに熱圧
着した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン系共
重合体が溶融しない温度で熱圧着・積層させることによ
って製造することができる。
このさい、金属ロールのごとく表面が比較的に硬いロー
ル間が熱圧着させることが好ましい。かりに、ゴムロー
ルとゴムロールまたはゴムロールと金属ロールのごとく
、少なくともいずれかのロールが、表面が比較的に硬く
ないロールで熱圧着するならば、接着強度が均一でなく
、しかも実用に耐え得る接着強度を有する積層印刷長尺
物を得ることができない。
熱圧着温度は積層長尺物(B)を製造するさいに熱圧着
した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン系共重
合体が溶融しない温度である。かりに積層長尺物(B)
を製造するさいに熱圧着した温度よりも低い温度で熱圧
着を行うならば、実用に耐え得る接着強度を有する積層
印刷長尺物を得ることができない。一方、エチレン系共
重合体が溶融する温度で熱圧着すると、圧着時にシワが
入り易く、良好な積層印刷長尺物を得ることができない
本発明の積層印刷長尺物の製造に使われる印刷したオレ
フィン系重合体の長尺物の厚さは、一般には1〜300
睡であり、5〜250帳が望ましく、とりわけlO〜2
00 tlnが好適である。厚さが1部未満のオレフィ
ン系重合体に印刷する場合、シワが発生するばかりでな
く、積層印刷長尺物を製造するときでもシワが発生し品
<、取扱い上問題がある。一方、300tlnを超えた
オレフィン系重合体の長尺物に印刷すると、インキの乾
燥が遅く、商業的生産上問題がある。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、接着強度は得られ
た積層印刷長尺物のうち、15mm幅の試料をサンプリ
ングし、この試料を引取速度が300關/分、180度
の方向に剥離試験を行い、接着強度を求めた。また、積
層印刷長尺物の伸び率は下式によって求めた。
ここで、Aは積層印刷長尺物の方眼100目盛であり、
Bは積層前の印刷したオレフィン系重合体の長尺物の方
眼100目盛である。
さらに、積層印刷長尺物の見掛けの状態を下記のように
表わす。
0:良 好、   X:シワがある。
なお、実施例および比較例において使ったエチレン系共
重合体、オレフィン系重合体および印刷したオレフィン
系重合体の長尺物の物性および製造方法を下記に示す。
10分であるエチレン−アクリル酸−無水マレイン酸三
元共重合体(アクリル酸の共重合割合 24.5m;%
、無水マレイン酸の共重合割合 4.4重量26、以下
rEAA(1)Jと云う)、MI(1)が7.0g/1
0分であるエチレン−メタクリレート−無水マレイン酸
三元共重合体〔メチルメタクリレートの共重合割合 7
.7重量%、無水マレイン酸の共重合割合 2.9重f
f1Q6、以下rEMA(a)Jと云う〕およびM !
 (1)が230g/10分であるエチレン−メチルメ
タアクリレートの共重合割合24.1重量%、無水マレ
イン酸の共重合割合 4.4重量%、〔以−ドrEMA
(b)Jと云う〕を使った。
〔(B)オレフィン系重合体〕
また、オレフィン系重合体として、M I (2)が2
.0g/10分であるプロピレン単独重合体〔以下rP
P(1)Jと云う)、Ml(2)が5.0g/lo分で
あり、かつエチレンの共重合割合が18重量26である
エチレン−プロピレンブロック共重合体〔以下rPP(
2)Jと云う〕およびM l (1)が3.Og/10
分であり、かつ密度が0.90OK/−であるエチレン
単独重合体〔以下rPE(A)Jと云う〕を用いた。
〔(C)印刷したオレフィン系重合体の長尺物〕さらに
、印刷したオレフィン系重合体の長尺物として、M I
 (2)が10.0g / 10分のプロピレン単独重
合体のフィルム(厚さ 25tm)をIOm+w間隔の
方眼にグラビア印刷した印刷フィルム(以下「PPF 
(1)Jと云う〕およびM I (2)が3.0g/1
0分であり、かつエチレンの共重合割合が20¥1ff
i%であるエチレン−プロピレンブロック共重合体のフ
ィルム(厚さ 50μs)を10mm間隔の方眼にグラ
ビア印刷した印刷フィルム〔以下rPPF(■)」と云
う〕を使用した。
実施例1〜4、比較例1〜4 Tダイを備えた二台の押出機(径が65mmと径が40
mm)を使い、フィードブロック方式で第1表にそれぞ
れの種類が示されているオレフィン系重合体を第−層と
し、第1表にそれぞれの種類が示されているエチレン系
共重合体を第二層とし、それぞれの押出温度が第1表に
示される樹脂温度で各層の厚さが第1表に示されている
積層長尺物(A)を製造した。このようにして得られた
各積層長尺物(A)のエチレン系共重合体層を第1表に
示す表面温度で第1表に種類が示されているあらかじめ
印刷したオレフィン系重合体の長尺物をゴムロールと金
属ロール(ただし、比較例1では金属ロールと金属ロー
ル、比較例2ではゴムロールとゴムロール)を用いて加
熱しながら圧着しく以ド「第−段階熱圧前」と云う)、
積層長尺物(B)を製造した。このようにして得られた
積層長尺物(B)は全実施例および比較例3および4で
はシワの発生がなく、良好であった。しかし、比較例1
および2で得られた積層長尺物(B)はいずれもシワが
発生した。
全実施例および比較例3および4によって得られた積層
長尺物(B)の印刷オレフィン系重合体層の表面を第2
表に示される温度になるように、積層印刷長尺物を製造
した(以下「第二段階熱圧着」と云う)。この第二段階
熱圧着によって得られた積層印刷長尺物の見掛状態の観
察ならびに該長尺物の伸び率および接着強度の測定を行
った。それらの結果を第2表に示す。
(以下余白) 第 表 〔発明の効果〕 本発明によって得られる積層印刷長尺物はその製造工程
を含めて下記のごとき効果を発揮する。
(1)  安価であり、かつ印刷が鮮明である。
(2)厚さが薄い長尺物に印刷され、印刷面を積層する
ために印刷表面が傷つきにくい。
(3)  シートのごとき長尺物にも印刷が可能であり
、一般に行われている曲面印判機などを使わなくでも簡
単に印刷することができるために容器のごとく曲面を有
する製品でも製造することができる。
本発明によって得られる積層印刷長尺物は以上のごとき
効果を発揮するため、多方面にわた2て利用することが
できる。代表的な用途を下記に示す。
(1)  ビデオテープカセットケース(2)文具・フ
ァイル用シート (3)看板・表示用シート (4)菓子などの内装材シートおよび容器(5)各種ふ
た類 (8)  家電用部品およびケース (7)贈答用中仕切

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オレフィン系重合体の層と該オレフィン系重合体よりも
    差動走査熱量計で測定した融点が20℃以上低いエチレ
    ンならびにα,β−不飽和カルボン酸、α,β−不飽和
    ジカルボン酸およびその無水物からなる群からえらばれ
    た少なくとも一種のモノマーとのエチレン系共重合体ま
    たはエチレンと該モノマーならびにビニルエステルおよ
    び/もしくは不飽和カルボン酸エステルとのエチレン系
    共重合体の層からなる積層長尺物の該エチレン系共重合
    体層を40〜100℃に加熱し、あらかじめ印刷したオ
    レフィン系重合体の長尺物を前記温度範囲に加熱して該
    エチレン系共重合体層に熱圧着させ熱圧着物を前記熱圧
    着温度よりも高い温度であるが、エチレン系共重合体が
    溶融しない温度でさらに熱圧着・積層させることを特徴
    とする積層印刷長尺物の製造方法。
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