JPH02162025A - 積層印刷長尺物の製造方法 - Google Patents

積層印刷長尺物の製造方法

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JPH02162025A
JPH02162025A JP63317847A JP31784788A JPH02162025A JP H02162025 A JPH02162025 A JP H02162025A JP 63317847 A JP63317847 A JP 63317847A JP 31784788 A JP31784788 A JP 31784788A JP H02162025 A JPH02162025 A JP H02162025A
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JP
Japan
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laminated
copolymer
printed
temperature
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Application number
JP63317847A
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English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
尚 竹内
Masataka Kotani
政孝 小谷
Shozo Hatano
波多野 庄蔵
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷性のすぐれた積層印刷長尺物の製造方法に
関する。さらにくわしくは、エチレンと不飽和カルボン
酸エステルとの共重合体層とオレフィン系重合体層から
なる積層長尺物にあらかじめ印刷したオレフィン系重合
体の長尺物を熱圧着させてなる積層印刷長尺物、特に等
間隔で印刷模様の長尺物を連続的に積層させてなる積層
印刷長尺物の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン系樹脂(オレフィン系重合体)の印刷さ
れた長尺物(シート)は文具、ファイル、ビデオテープ
レコーダー(VTR)のカセットケース用などに広く利
用されている。
これらの印刷シートは一枚のカット板を用意し、シート
−枚ごとにシルクスクリーン用印刷などを施さねばなら
ず、また多色刷の場合では、色ごとに印刷を施さねばな
らない。
そのためにたとえばインキの乾燥を80℃位の温度で行
うとポリオレフィンシートが乾燥し、カール現象を引き
起こす。したがって、この方式では、アニール処理を行
った後、シートのカット工程を行うというような極めて
めんどうな作業を要し、カット板の調整を行うにあたり
精度よくカット板を調整しなくてはならない。
そのほか、グラビア印刷による方法も実施されている。
このグラビア印刷方法はドクターナイフにより過剰のイ
ンキをかきとり、版胴の凹部のみにインキを残して印刷
を行うのが特徴となっており、この方法による多色刷は
印刷ユニット(インキ肚、版胴、圧胴、乾燥ドラム)を
その数だけ設置すればよく、大量生産方式としてすぐれ
ている。
しかしながら、このグラビア印刷方法は、フィルムの厚
さが厚くなるにともない、印刷が難しくなるという欠点
がある。
そのため、あらかじめグラビア印刷したフィルムをポリ
オレフィン系樹脂のシート成形時に貼合せる方法などが
提案されている。
また、本発明者らは積層印刷長尺物を得るにあたり、印
刷模様が等間隔であり、しかも原板印刷長尺物と比較し
て伸びがなく、かつ積層時のシワが発生しない印刷長尺
物を得るために以前に下記のごとき発明を提案した(特
願昭63−209782号)。
「エチレン−酢酸ビニル共正合体層とオレフィン系重合
体層からなる積層長尺物のエチレン−酢酸ビニル共重合
体層を加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体
の長尺物を加熱して該エチレンー酢酸ビニル共重合体層
に熱圧着させ、さらに熱圧着・積層させることを特徴と
する積層印刷長尺物の製造方法。」 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、この貼合せる方法では、貼合せを行うさい、バ
ンク溜りをのり越えなければならない。
そのために等間隔で印刷模様フィルムを連続的に積層製
造することができず、しかもポリオレフィン系樹脂シー
トを加熱して印刷したフィルムを貼合せる場合、ポリオ
レフィン系樹脂が結晶性であることによって固体から溶
融状態、溶融状態から固体状態に変化する。したがって
、粘性が急激に変化するため、積層時にシワが発生する
が、シワを消去するために貼合したフィルムが伸び、伸
びた印刷模様の積層シートしか得られないなどの問題が
ある。
以上のことから、本発明はこれらの欠点がなく、すなわ
ちポリオレフィン系樹脂の長尺物(たとえば、シート)
にあらかじめ印刷したポリオレフィン系樹脂の長尺物(
たとえば、フィルム)を積層させた積層印刷長尺物を得
るにあたり、印刷模様が等間隔であり、しかも原板印刷
長尺物と比較して伸びがなく、かつ積層時のシワが発生
しないなどの効果を以前に提案した発明と同等あるいは
それ以上に発揮する、印刷長尺物を得ることを目的とす
るものである。
〔発明が解決しようとする課題および作用〕本発明にし
たがえば、これらの課題は、オレフィン系重合体の層と
該オレフィン系重合体よりも差動走査熱量計で4−1定
した融点が20℃よりも低いエチレンと不飽和カルボン
酸エステルとの共重合体(以下「エチレン系共重合体」
と云う)の層からなる積層長尺物の該共重合体層を40
〜100℃に加熱し、あらかじめ印刷したオレフィン系
重合体の長尺物を前記温度範囲に加熱して該エチレン系
共重合体層に熱圧着させ、熱圧着物を前記熱圧着温度よ
りも高い温度であるが、エチレン系共重合体が溶融しな
い温度でさらに熱圧着・積層させることを特徴とする積
層印刷長尺物の製造方法、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)  エチレン系共重合体 本発明のエチレン系共重合体層を製造するために使われ
るエチレン系共重合体のメルトインデックス[JIS 
K7210にしたがい、条件が4で測定、以下rMl)
Jと云う〕は通常1.0−1000g/lO分であり、
5.0〜800g/ 10分が好ましく、特に10〜8
00g/ 10分が好適である。M I (1)がl 
、 Og/lO分未満のエチレン系重合体を用いると、
流動性が悪いために後記のオレフィン系重合体層と積層
することが困難である。一方、l000g/10分を超
えたエチレン系共重合体を使用するならば、オレフィン
系共重合体層との接着強度が弱く、オレフィン系重合体
層と積層することが難しい。
差動走査熱量計で測定した融点は、該エチレン系共重合
体は後記のオレフィン系重合体よりも20℃以上低いこ
とであり、25℃以上低いことが望ましく、とりわけ3
0℃以上低いことが好適である。
該エチレン系共重合体の融点がオレフィン系重合体の融
点よりも20℃未満低い(オレフィン系重合体の融点−
エチレン系共重合体の融点が20℃未満)ならば、オレ
フィン系重合体と積層するさい、シワが発生するか、あ
るいは伸びた印刷模様の積層長尺物しか得られない。し
かし、融点の差が大きい場合、積層時の接着強度が弱く
、長尺物と長尺物の間で剥離して実用に耐え得る積層長
尺物が得られない。これらのことから、該エチレン系共
重合体の融点は使われる後記のオレフィン系重合体より
も70℃(好適には、60℃)よりも差がないことが好
ましい。
本発明のコモノマーは不飽和カルボン酸エステルである
。不飽和カルボン酸エステルの炭素数は通常4〜40個
であり、4〜30個のものが好ましく、特に4〜20個
のものが好適である。好適な不飽和カルボン酸エステル
の代表例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレートなどがあげられる。
オレフィン系重合体と該エチレン系重合体の融点は前記
のごとき差異を必要とする。そのために使われるオレフ
ィン系重合体の種類によって該エチレン系共重合体のコ
モノマーの種類ならびに共重合割合が異なる。しかし、
コモノマーの共重合割合は融点差の点から5.0fff
量%以上が必要である。コモノマーの共重合割合が5.
0重量%未満では、オレフィン系重合体と積層するさい
にシワが発生し易い。また、コモノマーの共重合割合が
60重量%以下(好ましくは、50重量%以下)でない
と、接着強度が弱く、実用に適しない。
(B)  オレフィン系重合体 また、本発明のオレフィン系重合体層を製造するために
用いられるオレフィン系重合体の代表例としては、ポリ
プロピレンがあげられるが、他にプロピレンとエチレン
とのランダムまたはブロック共重合体、プロピレンおよ
び/またはエチレンと炭素数が多くとも12個の他のα
−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合体(α
−オレフィンとの共重合割合は多くとも20重量%)、
エチレンの単独重合体、エチレンと炭素数が3〜12個
のα−オレフィンとの共重合体、炭素数が4〜6個のα
−オレフィンの単独重合体もあげられる。
さらに、本発明においてはこれらのオレフィン系重合体
に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(たとえば
、不飽和のカルボン酸、ビニルシラン化合物)をグラフ
ト重合することによって得られる変性ポリオレフィンも
含まれる。これらのオレフィン系重合体および変性ポリ
オレフィンは、それぞれ単独で使用してもよく、2種以
上併用してもよい。
また、これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレ
フィンのうち、2種以上を任意の割合で樹脂ブレンドと
して用いてもよい。
さらに、これらのオレフィン系重合体にさらに無機充填
剤を配合してもよく、無機充填剤は、般に合成樹脂およ
びゴムの分野において広く使われているものである。こ
れらの無機充填剤とじては、酸素および水と反応しない
無機化合物であり、混練時および成形時において分解し
ないものが好んで用いられる。該無機充填剤としては、
アルミニウム、銅、鉄、鉛、ニッケル、マグネシウム、
カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデ
ン、ケイ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、
その水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩の
ごとき化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に
大別される。該無機充填剤の代表例としては、前記の酸
化アルミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カル
シウム、酸化マグネシウム(マグネシア)、水酸化マグ
ネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹および鉛白のごと
き鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、アスベスト
、マイカ、タルク、ガラス繊維、ガラス粉末、ガラスピ
ーズ、クレー、ケイソウ土、シリカ、ワラストナイト、
酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、リ
トポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、ケイ
サンジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、
ドロマイト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる
。これらの無機充填剤のうち、粉末状のものはその径が
20郁以下(好適には10−以下)のものが好ましい。
また繊維状のものでは、径が1〜500 m (好適に
は1〜300μm)であり、長さが0.1〜6III1
1(好適には0.1〜5mm)のものが望ましい。さら
に、平板状のものは径が30−以下(好適には10μs
以下)のものが好ましい。これらの無機充填剤のうち、
特に平板状(フレーク状)のものおよび粉末状のものが
好適である。
前記オレフィン系重合体のメルトインデックス(JIS
 K7210にしたがい、条件が14で測定、以下rM
1(2)Jと云う〕またはM I (1)は、通常0.
005〜50 g / 10分であり、0.O1〜20
g/10分のものが望ましく、とりわけ0.02〜25
g/10分のものが好適である。M 1 (2)が0.
005g/10分未満のオレフィン系重合体を使用する
と、流動性が悪いために後記のエチレン系共重合体と共
押し出しラミネートや、該オレフィン系1体のみの長尺
物(フィルムないしシート)を製造するとき、成形性が
よくない。一方、50g/lo分を超えたオレフィン系
重合体を使うならば、これらの共押し出しラミネートや
長尺物を製造するさいにドローダウンが大きく良好な製
品を得ることができない。
なお、無機充填剤を配合する場合、オレフィン系重合体
と無機充填剤との合計量中に占める無機充填剤の配合割
合は、一般には多くとも80重量%であり、70重出火
以下が好ましく、特に60重量%以下が好適である。こ
れらの合計量中に占める無機充填剤の配合割合が80重
量%を超えるならば、長尺物に成形する押出成形が難し
く良好な長尺物が得られない。
(C)  積層長尺物(A)およびその製造方法本発明
の積層印刷長尺物を製造するにあたり、前記オレフィン
系重合体層とエチレン系共重合体層とからなる積層長尺
物【以下「積層長尺物(A)」と云う〕を用意する。
該積層長尺物(^)を製造する方法としては、般的に実
施されているダイ内で積層する共押出成形法、あらかじ
めそれぞれの重合体の長尺物を製造し、それらの長尺物
を貼合せる方法があげられる。
このようにして得られる積層長尺物(A)の厚さはこれ
らの重合体の層の総和として、一般には0、lO〜5.
Oarmであり、0.15〜3.0 mmが望ましく、
とりわけ0.15〜2.5mが好適である。積層長尺物
(A)の厚さがO,10mm未満では、後記の印刷した
長尺物を貼合せなくても、直接グラビア印刷などができ
るが、厚みが薄いために形状が必要な板状物、箱、容器
などに使用することができない。一方、5.0關を超え
る積層長尺物(^)では、加工性がよくない。
該積層長尺物(^)のエチレン系共重合体層1に対する
オレフィン系重合体層の厚さの比は1〜2000であり
、2〜1000が好ましく、特に3〜500が好適であ
る。エチレン系共重合体層1に対するオレフィン系重合
体層の厚さが1未満では、ペース樹脂であるオレフィン
系重合体の特性が失なわれる。一方、2000を超える
と、後記の印刷したオレフィン系重合体の長尺物との接
希強度が弱く、良好な製品が得られない。
(D)  積層長尺物(B)の製造方法本発明の積層長
尺物(B)は以上のようにして得られた積層長尺物(A
)のエチレン系共重合体層を40〜100℃に加熱し、
あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物をこの
温度範囲に加熱して積層長尺物(A)のエチレン系共重
合体層に熱圧着させることによって熱圧着物〔以下「積
層長尺物(B)」と云う〕を製造する。
熱圧着の方法としてはゴムロールのごとき比較的に表面
が硬くないロールと金属ロールのごとく比較的に表面が
硬いロールの間で熱圧着させる方法があげられる。この
さい、前者のロールは金属ロールにゴムなどを被覆して
もよい。また、後者の場合では、金属ロールの表面にテ
フロンのごとき樹脂を被覆したものでもよい。
積層長尺物(B)を製造するにあたり、加熱温度および
熱圧前温度はいずれも40〜100’cであるが、特に
50〜100℃が好ましい。40℃未満の温度で加熱ま
たは熱圧着すると、エチレン系共重合体層と印刷したオ
レフィン系重合体の長尺物との接着強度が弱く、良好な
積層長尺物(B)が得られない。
一方、 100℃を超えた温度では、印刷したオレフィ
ン系重合体の長尺物の伸びが生じ、等間隔で印刷模様を
有する後記の積層印刷長尺物を得ることができない。
熱圧着するにあたり、いずれのロールでも金属ロールの
ごとく表面が硬いロールを用いると、積層長尺物(A)
のエチレン系共重合体層と印刷したオレフィン系重合体
の長尺物との積層面にシワが入り易(、良好な積層印刷
長尺物を得ることができない。また、いずれのロールで
もゴムロールのごとく表面が比較的に硬くないロールを
使うならば、これらの層の積層面にシワが入り品<、良
好な印刷長尺物を得ることができない。
このようにして得られた積層長尺物(B)では接着強度
が弱く、実用に耐える接着強度を白゛する積層印刷長尺
物を得ることができない。
(IE)  積層印刷長尺物およびその製造方法本発明
の積層印刷長尺物はこのようにして得られた積層長尺物
(B)をさらに該積層長尺物(B)を製造するさいに熱
圧着した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン系
共重合体が溶融しない温度で熱圧着・積層させることに
よって製造することができる。
このさい、金属ロールのごとく表面が比較的に硬いロー
ル間が熱圧着させることが好ましい。かりに、ゴムロー
ルとゴムロールまたはゴムロールと金属ロールのごとく
、少なくともいずれかのロールが、表面が比較的に硬く
ないロールで熱圧着するならば、接着強度が均一でなく
、しかも実用に耐え得る接着強度を有する積層印刷長尺
物を得ることができない。
熱圧着温度は積層長尺物(B)を製造するさいに熱圧着
した温度よりも高い温度であるが、前記エチレン系共重
合体が溶熾しない温度である。かりに積層長尺物(13
)を製造するさいに熱圧着した温度よりも低い温度で熱
圧着を行うならば、実用に耐え得る接着強度を有する積
層印刷長尺物を得ることができない。一方、エチレン系
共重合体が溶融する温度で熱圧着すると、圧着時にシワ
が入り易く、良好な積層印刷長尺物を得ることができな
い。
本発明の積層印刷長尺物の製造に使われる印刷したオレ
フィン系重合体の長尺物の厚さは、一般には1〜300
μsであり、5〜250μsが望ましく、とりわけlO
〜200μsが好適である。tVさが1μm未満のオレ
フィン系重合体に印刷する場合、シワが発生するばかり
でなく、積層印刷長尺物を製造するときでもシワが発生
し易く、取扱い上問題がある。一方、300℃mを超え
たオレフィン系重合体の長尺物に印刷すると、インキの
乾燥が遅く、商業的生産上問題がある。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、接着強度は得られ
た積層印刷長尺物のうち、15龍幅の試料をサンプリン
グし、この試料を引取速度が300mIlZ分、180
度の方向に剥離試験を行い、接着強度を求めた。また、
積層印刷長尺物の伸び率はド式によって求めた。
ここで、Aは積層印刷長尺物の方眼loo目盛であり、
Bは積層前の印刷したオレフィン系重合体の長尺物の方
眼100目盛である。
さらに、積層印刷長尺物の見掛けの状態をド記のように
表わす。
Q:良 好、   ×:シワがある。
なお、実施例および比較例において使ったエチレン系共
重合体、オレフィン系重合体および印刷したオレフィン
系重合体の長尺物の物性および製造方法を下記に示す。
((A)エチレン系共重合体〕 エチレン系共重合体として、M I (+)が109g
/10分であるエチレン−メチルメタクリレート共重合
体〔メチルメタクリレートの共重合割合 20重量%、
以下rEMMAJと云う〕およびM I (1)が12
0g/lo分であるエチレン−エチルアクリレート共重
合体〔エチルアクリレートの共重合割合 18重量%、
以下rEEAJと云う〕を使った。
〔(B)オレフィン系重合体〕
また、オレフィン系重合体として、M I (2)が2
.0 g:710分であるプロピレン単独重合体〔以下
rPP(1)Jと云う)、M!(2)が5.0g/10
分であり、かつエチレンの共重合割合が18重量%であ
るエチレン−プロピレンブロック共重合体〔以下[PP
(2)Jと云う〕およびM I (+)が3.0g/l
O分であり、かつ密度が0.960g/c111である
エチレン単独重合体〔以下rPE(A)Jと云う〕を用
いた。
〔(C)印刷したオレフィン系重合体の長尺物〕さらに
、印刷したオレフィン系重合体の長尺物として、M I
 (2)が10.0g/lo分のプロピレン単独重合体
のフィルム(厚さ 25庫)をlon+m間隔の方眼に
グラビア印刷した印刷フィルム(以下rPPF (1)
Jと云う〕およびM I (2)が3.0g/10分で
あり、かつエチレンの共重合割合が20重量96である
エチレン−プロピレンブロック共重合体のフィルム(厚
さ 50廂)を10mm間隔の方眼にグラビア印刷した
印刷フィルム〔以ドrPP−F (n)Jと云う〕を使
用した。
実施例1〜4、比較例1〜4 Tダイを備えた二台の押出機(径が85mmと径が40
1)を使い、フィードブロック方式で第1表にそれぞれ
の種類が示されているオレフィン系重合体を第−層とし
、第1表にそれぞれの種類が示されているエチレン系共
重合体を第二層とし、それぞれの押出温度が第1表に示
される樹脂温度で各層の厚さが第1表に示されている積
層長尺物(^)を製造した。このようにして得られた各
積層長尺物(A)をその長尺物(^)のエチレン系共重
合体層をその表面温度が第1表に示すように加熱し、第
1表に種類が示されているあらかじめ印刷したオレフィ
ン系重合体の長尺物と各積層長尺物(^)のエチレン系
共重合体層とをゴムロールと金属ロール(ただし、比較
例1ではゴムロールとゴムロール、比較例2では金属ロ
ールと金属ロール)を用いて加熱しながら圧着しく以下
「第一段階熱圧着」と云う)、積層長尺物(B)を製造
した。このようにして得られた積層長尺物(B)は全実
施例ならびに比較例3および4ではシワの発生がなく、
良好であった。しかし、比較例1および2で得られた積
層長尺物(B)はいずれもシワが発生した。
全実施例ならびに比較例3および4によって得られた積
層長尺物(B)の印刷オレフィン系重合体層の表面を第
2表に示される温度になるように積層印刷長尺物を製造
した(以下「第二段階熱圧着」と云う)。この第二段階
熱圧着によって得られた積層印刷長尺物の見掛状態の観
察ならびに該長尺物の伸び率および接着強度の測定を行
った。それらの結果を第2表に示す。
(以ド余白) 矛 表 〔発明の効果〕 本発明によって得られる積層印刷長尺物はその製造工程
を含めて下記のごとき効果を発揮する。
(1)  安価であり、かつ印刷が鮮明である。
(2)厚さが薄い長尺物に印刷され、印刷面を積層する
ために印刷表面が傷つきにくい。
(3)  シートのごとき長尺物にも印刷が可能であり
、一般に行われている曲面印刷機などを使わなくても簡
j[1に印刷することができるために容器のごとく曲面
を有する製品でも製造することができる。
本発明によって得られる積層印刷長尺物は以上のごとき
効果を発揮するため、多方面にわたって利用することが
できる。代表的な用途を下記・に示す。
(1)  ビデオテープカセットケース(2)文具・フ
ァイル用シート (3)看板・表示用シート (4)菓子などの内装材シートおよび容器(5)各種ふ
た類 (6)家電用部品およびケース (7)e答用中仕切

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オレフィン系重合体の層と該オレフィン系重合体よりも
    差動走査熱量計で測定した融点が20℃よりも低いエチ
    レンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体の層から
    なる積層長尺物の該共重合体層を40〜100℃に加熱
    し、あらかじめ印刷したオレフィン系重合体の長尺物を
    前記温度範囲に加熱して該共重合体層に熱圧着させ、熱
    圧着物を前記熱圧着温度よりも高い温度であるが、共重
    合体が溶融しない温度でさらに熱圧着・積層させること
    を特徴とする積層印刷長尺物の製造方法。
JP63317847A 1988-12-15 1988-12-15 積層印刷長尺物の製造方法 Pending JPH02162025A (ja)

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