JPH0216075Y2 - - Google Patents

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JPH0216075Y2
JPH0216075Y2 JP7033886U JP7033886U JPH0216075Y2 JP H0216075 Y2 JPH0216075 Y2 JP H0216075Y2 JP 7033886 U JP7033886 U JP 7033886U JP 7033886 U JP7033886 U JP 7033886U JP H0216075 Y2 JPH0216075 Y2 JP H0216075Y2
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JP
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rotor
increasing
shaft
casing
male
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JP7033886U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスクリユー圧縮機に関し、特に増減速
機構を内蔵したスクリユー圧縮機に関するもので
ある。
〔従来技術〕
スクリユー圧縮機では任意の容量を必要とする
場合、特開昭58−10174号公報等にも開示されて
いるように、増減速歯車機構を一体的に設けてロ
ータの回転数を変えることによつて対処するよう
にした構造が知られている。具体例を示すと、第
3図に示すように、ケーシング21内に回転自在
に支持され内蔵された雄ロータ22と雌ロータ2
3のうち、雄ロータ22の駆動側軸部22aの一
端に歯車24を固定し、この歯車24と噛合して
増減速歯車機構25を構成する歯車26を入力軸
27に取付けて構成されている。
ところが、このような構成では歯車24に大き
なラジアル荷重が発生するため、雄ロータ22の
駆動側軸部22aを支持するラジアル軸受28に
は、ガス圧縮によりロータに加わるラジアル荷重
と歯車24に生じるラジアル荷重の両方が加わる
ことになる。従つて、一般に低負荷条件ではこの
ような構成でも問題にならないが、高負荷条件に
おいてはラジアル荷重が前記ラジアル軸受28の
強度を超え、そのため設計不可能になるという問
題があつた。
従つて、従来スクリユー圧縮機を高負荷条件で
使用する場合は、次のような2つの方法を採用し
ている。
(1) 増減速機構を内蔵しないスクリユー圧縮機を
用いる。この場合、必要容量に応じてスクリユ
ー圧縮機を製作するか、若しくは最も近い大き
めの容量を有するスクリユー圧縮機を用いてそ
のスライド弁の調整によつて部分負荷運転する
ようにするしかない。このため、スクリユー圧
縮機を必要容量に合わせて個々に製作すると多
大なコストアツプとなり、又、部分負荷運転で
は動力特性が悪くなるという問題が生じる。
(2) 増減速機構を内蔵しないスクリユー圧縮機3
1に、第4図に示すように、別体の増減速装置
32を接続する。この場合、増減速装置32の
分だけコストアツプを招来し、占有スペースが
大きくなり、増減速装置32用の潤滑系統も別
に必要になる等の問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の問題点を解決するために
なされたものであつて、増減速機構を内蔵して成
りかつ高負荷条件での運転が可能となるスクリユ
ー圧縮機の提供を目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案のスクリユー圧縮機は、ロータ軸を内蔵
するとともにその両端を軸受を介して回転自在に
支持するケーシング内の軸方向側に増減速機構を
配設し、軸受を介してケーシングにて回転自在に
支持された前記増減速機構の出力軸と前記ロータ
軸を中間軸継手で接続して成り、1つのケーシン
グ内に増減速機構を内蔵するとともに、その増減
速機構に作用するラジアル荷重とロータに作用す
るラジアル荷重とをそれぞれの軸受で支持するよ
うにして、高負荷条件でも各軸受に過大なラジア
ル荷重が加わらないようにしたことを特徴とする
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。ケーシング1内に雄ロータ2
と雌ロータ3が互いに噛合した状態で回転自在に
内蔵されている。雄ロータ2の両側の軸部2a,
2bはラジアル軸受4a,4bで回転自在に支持
されるとともに、駆動側の軸部2aに嵌合された
スラスト軸受6にてスラスト荷重が支持されるよ
うに構成されている。雌ロータ3の両側の軸部3
a,3bも同様にラジアル軸受5a,5bで回転
自在に支持されるとともに、駆動側の軸部3aに
嵌合されたスラスト軸受7にてスラスト荷重が支
持されるように構成されている。雄ロータ2と雌
ロータ3の噛合部の下部には軸方向に移動可能に
スライド弁8が配設され、シリンダ装置9にて駆
動可能に構成されている。また、ケーシング1に
は、雄・雌ロータ2,3の駆動側とは反対側端部
の上部位置にガス吸込口10が形成され、雄・雌
ロータ2,3の駆動側端部の下部位置にガス吐出
口11が形成されている。
ケーシング1内の駆動側には増減速機構12が
内蔵されており、この増減速機構12の出力軸1
3は前記雄ロータ2と同一軸心上に配置され、雄
ロータ2の駆動側軸部2aの突出端部とこの出力
軸13の雄ロータ2側突出端部とが中間軸継手1
4にて連結されている。増減速機構12は、前記
出力軸13に固定された歯車15と、この歯車に
噛合する歯車16と、この歯車16を固定する入
力軸17とを備え、出力軸13と入力軸17はそ
れぞれ両端部が軸受18,19にて回転自在に支
持されている。なお、入力軸17の一端部17a
はケーシング1から外部に突出し、図示しない駆
動装置に連結可能となつている。
以上の構成において、入力軸17を回転駆動す
ると、増減速機構12を介して雄ロータ2が回転
駆動され、雄・雌ロータ2,3が噛合状態で回転
し、ガス吸込口10からガスを吸込むとともに
雄・雌ロータ2,3間で圧縮してガス吐出口11
から吐出する。その際、雄・雌ロータ2,3には
ガス圧によるラジアル荷重Aが発生するととも
に、雄ロータ2を駆動する増減速機構12の出力
軸13にもラジアル荷重Bが発生する。しかし、
雄ロータ2と増減速機構12の出力軸13とは中
間軸継手14を介して連結され、一体結合されて
いないので、ラジアル荷重Aはラジアル軸受4
a,4bにて、またラジアル荷重Bは軸受18に
てそれぞれ別々に支持される。このようにラジア
ル荷重を分割して支持することによつて、高負荷
条件の圧縮も可能となるのである。また、必要容
量を変更する場合は、増減速機構12の歯数比を
変えればよい。
なお、上記実施例では雄ロータ2に増減速機構
12を連結したものを例示したが、雌ロータ3に
増減速機構12を連結してもよいことは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
本考案のスクリユー圧縮機によれば、以上のよ
うに、ケーシング内に増減速機構を内蔵するとと
もにロータと増減速機構の出力軸を中間軸継手を
介して連結し、ロータと出力軸を別々に軸受で支
持するようにしているので、各軸受に過大な荷重
が負荷されず、増減速機構を内蔵していながら高
負荷条件での使用が可能となる。したがつて、従
来のようにスクリユー圧縮機を必要容量毎に製作
したり、別体の増減速装置を連結したりする必要
がなく、高負荷条件での使用が可能でかつ低コス
トで製作でき、しかも占有スペースも小さくて済
む等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は横断平面図、第2図は縦断正面図、第3
図は従来例の横断平面図、第4図は他の従来例の
横断平面図である。 1はケーシング、2は雄ロータ、3は雌ロー
タ、4a,4b,5a,5bはラジアル軸受、1
2は増減速機構、13は出力軸、18は軸受であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ軸を内蔵するとともにその両端を軸受を
    介して回転自在に支持するケーシング内の軸方向
    側に増減速機構を配設し、軸受を介してケーシン
    グにて回転自在に支持された前記増減速機構の出
    力軸と前記ロータ軸を中間軸継手で接続したこと
    を特徴とするスクリユー圧縮機。
JP7033886U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0216075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7033886U JPH0216075Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7033886U JPH0216075Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62180689U JPS62180689U (ja) 1987-11-16
JPH0216075Y2 true JPH0216075Y2 (ja) 1990-05-01

Family

ID=30911886

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JP7033886U Expired JPH0216075Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JP (1) JPH0216075Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08542Y2 (ja) * 1989-05-12 1996-01-10 大晃機械工業株式会社 増速機を内蔵したコンプレッサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62180689U (ja) 1987-11-16

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