JPH06173871A - スクリュー圧縮機の軸受装置 - Google Patents
スクリュー圧縮機の軸受装置Info
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- JPH06173871A JPH06173871A JP4323986A JP32398692A JPH06173871A JP H06173871 A JPH06173871 A JP H06173871A JP 4323986 A JP4323986 A JP 4323986A JP 32398692 A JP32398692 A JP 32398692A JP H06173871 A JPH06173871 A JP H06173871A
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- Japan
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- load
- bearing
- male
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/02—Arrangements of bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/12—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
- F04C18/14—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
- F04C18/16—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/50—Bearings
- F04C2240/52—Bearings for assemblies with supports on both sides
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】吐出側に配置される軸受７，８をアンギュラ玉
軸受のみで構成し、ロータ１，２を吐出端壁に近付ける
方向の荷重を支えるアンギュラ玉軸受が、ロータ１，２
を吐出端壁から離す軸方向の荷重を支えるアンギュラ玉
軸受の吐出端壁側に配置する。また、アンギュラ玉軸受
と吐出端壁の間の軸上に、外径が軸を包含するハウジン
グの内径よりも大きなスペーサ１４を配置する。 【効果】簡単な構造でラジアル荷重、およびスラスト荷
重を支えることができ、ロータのたわみを小さくでき、
さらに、軸を軸受から抜き取る場合に、容易に軸を軸受
から抜き取ることができる。
軸受のみで構成し、ロータ１，２を吐出端壁に近付ける
方向の荷重を支えるアンギュラ玉軸受が、ロータ１，２
を吐出端壁から離す軸方向の荷重を支えるアンギュラ玉
軸受の吐出端壁側に配置する。また、アンギュラ玉軸受
と吐出端壁の間の軸上に、外径が軸を包含するハウジン
グの内径よりも大きなスペーサ１４を配置する。 【効果】簡単な構造でラジアル荷重、およびスラスト荷
重を支えることができ、ロータのたわみを小さくでき、
さらに、軸を軸受から抜き取る場合に、容易に軸を軸受
から抜き取ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍，空調機などに用
いられるスクリュー圧縮機の軸受装置の構造に関する。
いられるスクリュー圧縮機の軸受装置の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクリュー圧縮機は、一対の雄，雌ロー
タを噛み合わせ、小さな隙間を保ってケーシング内に配
設した機械であり、雄，雌ロータの歯溝はケーシングの
壁とともに作動室を形成する。ケーシングの一端部には
吸入ポートが形成され、他端部には吐出ポートが形成さ
れている。
タを噛み合わせ、小さな隙間を保ってケーシング内に配
設した機械であり、雄，雌ロータの歯溝はケーシングの
壁とともに作動室を形成する。ケーシングの一端部には
吸入ポートが形成され、他端部には吐出ポートが形成さ
れている。
【０００３】電動機等によりロータが回転されると、低
圧力のガスが吸入ポートと連通する作動室に入る。雄ロ
ータと雌ロータが噛み合って回転すると、作動室は周方
向および軸方向に移動し、吸入ポートとの連通が閉じら
れる。回転がすすむと、作動室の容積は減少しガスは圧
縮されて圧力が高められる。回転がさらにすすむと、作
動室は吐出ポートと連通し、高圧のガスは排出される。
圧力のガスが吸入ポートと連通する作動室に入る。雄ロ
ータと雌ロータが噛み合って回転すると、作動室は周方
向および軸方向に移動し、吸入ポートとの連通が閉じら
れる。回転がすすむと、作動室の容積は減少しガスは圧
縮されて圧力が高められる。回転がさらにすすむと、作
動室は吐出ポートと連通し、高圧のガスは排出される。
【０００４】このようなガスの圧力が高められる効果
は、雄，雌ロータにラジアル方向の荷重、およびロータ
を吐出端壁から離す方向のスラスト荷重を作用させるこ
とになる。また、圧縮機の停止時などの非定常時には、
通常の圧縮機作動中に発生するロータ推力とは逆に、ロ
ータを吐出端壁に近付ける方向にスラスト荷重が作用す
ることが知られている。
は、雄，雌ロータにラジアル方向の荷重、およびロータ
を吐出端壁から離す方向のスラスト荷重を作用させるこ
とになる。また、圧縮機の停止時などの非定常時には、
通常の圧縮機作動中に発生するロータ推力とは逆に、ロ
ータを吐出端壁に近付ける方向にスラスト荷重が作用す
ることが知られている。
【０００５】従来、この種のスクリュー圧縮機では、例
えば、特開昭63−90689 号公報，特開平2−61383号公報
に記載されるように、雄ロータおよび雌ロータの吐出側
には、円筒ころ軸受、および２連または３連の組合せア
ンギュラ玉軸受が設けられており、ラジアル荷重は円筒
ころ軸受で、またスラスト荷重は組合せアンギュラ玉軸
受で支えるようになっている。このような軸受構造で
は、スラスト軸受がラジアル荷重を負担すると軸受寿命
が短くなるため、スラスト軸受がラジアル荷重を負担し
ないようにスラスト軸受の外輪外周はすきまとしてい
る。
えば、特開昭63−90689 号公報，特開平2−61383号公報
に記載されるように、雄ロータおよび雌ロータの吐出側
には、円筒ころ軸受、および２連または３連の組合せア
ンギュラ玉軸受が設けられており、ラジアル荷重は円筒
ころ軸受で、またスラスト荷重は組合せアンギュラ玉軸
受で支えるようになっている。このような軸受構造で
は、スラスト軸受がラジアル荷重を負担すると軸受寿命
が短くなるため、スラスト軸受がラジアル荷重を負担し
ないようにスラスト軸受の外輪外周はすきまとしてい
る。
【０００６】また、このように構成される軸受装置で、
スラスト荷重を支承するために配置された軸受がラジア
ル荷重を実質的に負担しないスラスト軸受取付装置とし
て、特開昭60−116920号公報に示されるように、スラス
ト荷重を主に支承するスラスト軸受の保持装置をラジア
ル方向にたわむようにした構造が提案されている。
スラスト荷重を支承するために配置された軸受がラジア
ル荷重を実質的に負担しないスラスト軸受取付装置とし
て、特開昭60−116920号公報に示されるように、スラス
ト荷重を主に支承するスラスト軸受の保持装置をラジア
ル方向にたわむようにした構造が提案されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の軸
受構造では、ラジアル軸受とスラスト軸受を別に設けて
いるため、スラスト軸受がラジアル荷重を負担しないよ
うに特別の構造が必要であった。
受構造では、ラジアル軸受とスラスト軸受を別に設けて
いるため、スラスト軸受がラジアル荷重を負担しないよ
うに特別の構造が必要であった。
【０００８】そこで、本発明ではラジアル荷重とスラス
ト荷重を考慮した特別の構造を必要とせず、簡単な構造
の軸受装置を提供しようとするものである。
ト荷重を考慮した特別の構造を必要とせず、簡単な構造
の軸受装置を提供しようとするものである。
【０００９】また、スクリュー圧縮機では雄，雌ロータ
とケーシングとの隙間が小さく、ラジアル荷重によるロ
ータのたわみが大きいと、ロータとケーシングが接触す
るという不具合がある。
とケーシングとの隙間が小さく、ラジアル荷重によるロ
ータのたわみが大きいと、ロータとケーシングが接触す
るという不具合がある。
【００１０】本発明の目的は、ロータのたわみが小さい
簡単な構造の軸受装置を提供しようとするものである。
簡単な構造の軸受装置を提供しようとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、吐出側に配置される軸受をアンギュラ玉
軸受のみで構成し、通常の圧縮機作動中に発生するロー
タを吐出端壁から離す軸方向の荷重を支える複数のアン
ギュラ玉軸受と、ロータを吐出端壁に近付ける軸方向の
荷重を支える１個のアンギュラ玉軸受により構成され
る。
達成するため、吐出側に配置される軸受をアンギュラ玉
軸受のみで構成し、通常の圧縮機作動中に発生するロー
タを吐出端壁から離す軸方向の荷重を支える複数のアン
ギュラ玉軸受と、ロータを吐出端壁に近付ける軸方向の
荷重を支える１個のアンギュラ玉軸受により構成され
る。
【００１２】
【作用】本発明では、上記のように吐出側に配置される
軸受をアンギュラ玉軸受のみで構成し、ラジアル荷重と
スラスト荷重の両方を支承する。
軸受をアンギュラ玉軸受のみで構成し、ラジアル荷重と
スラスト荷重の両方を支承する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１に本発明を適用したスクリュー圧縮機の構造
を示す。
する。図１に本発明を適用したスクリュー圧縮機の構造
を示す。
【００１４】雄ロータ１および雌ロータ２は互いに噛み
合わされてメインケーシング４内に収納されており、
雄，雌ロータの吸入側は、メインケーシング４に収納さ
れた軸受５，６で、また吐出側は、吐出ケーシング９に
内蔵された吐出側軸受７，８で支えられている。雄ロー
タ１の吸入側の軸は、同じくメインケーシング４に収納
された電動機３に直結されて駆動され、雌ロータ２は雄
ロータ１により駆動される。
合わされてメインケーシング４内に収納されており、
雄，雌ロータの吸入側は、メインケーシング４に収納さ
れた軸受５，６で、また吐出側は、吐出ケーシング９に
内蔵された吐出側軸受７，８で支えられている。雄ロー
タ１の吸入側の軸は、同じくメインケーシング４に収納
された電動機３に直結されて駆動され、雌ロータ２は雄
ロータ１により駆動される。
【００１５】メインケーシング４の一端には、ガスの流
入口１２を有するモータカバー１０が、また他端にはガ
スの流出口１３を有する吐出チャンバ１１が設けられて
いる。
入口１２を有するモータカバー１０が、また他端にはガ
スの流出口１３を有する吐出チャンバ１１が設けられて
いる。
【００１６】図１に示したスクリュー圧縮機の吐出ケー
シング９部分を拡大して図２に示す。本実施例では、雄
ロータ側の軸受は、圧縮機作動中に発生するロータを吐
出端壁９ａから離す軸方向の荷重を支える３個のアンギ
ュラ玉軸受７ａ，７ｂ，７ｃ、および逆にロータを吐出
端壁に近付ける方向の荷重を支える１個のアンギュラ玉
軸受７ｄからなり、また雌ロータ側の軸受も、ロータを
吐出端壁から離す軸方向の荷重を支える３個のアンギュ
ラ玉軸受８ａ，８ｂ，８ｃおよび逆にロータを吐出端壁
に近付ける方向の荷重を支える１個のアンギュラ玉軸受
８ｄから構成されている。アンギュラ玉軸受と吐出端壁
の間の軸上には、ロータと吐出端壁の隙間を設定する環
状のスペーサ１４，１５が設けられ、軸受の内輪はナッ
ト１６，１７で軸に固定され、外輪はナット１８，１９
で吐出ケーシング９に固定されている。
シング９部分を拡大して図２に示す。本実施例では、雄
ロータ側の軸受は、圧縮機作動中に発生するロータを吐
出端壁９ａから離す軸方向の荷重を支える３個のアンギ
ュラ玉軸受７ａ，７ｂ，７ｃ、および逆にロータを吐出
端壁に近付ける方向の荷重を支える１個のアンギュラ玉
軸受７ｄからなり、また雌ロータ側の軸受も、ロータを
吐出端壁から離す軸方向の荷重を支える３個のアンギュ
ラ玉軸受８ａ，８ｂ，８ｃおよび逆にロータを吐出端壁
に近付ける方向の荷重を支える１個のアンギュラ玉軸受
８ｄから構成されている。アンギュラ玉軸受と吐出端壁
の間の軸上には、ロータと吐出端壁の隙間を設定する環
状のスペーサ１４，１５が設けられ、軸受の内輪はナッ
ト１６，１７で軸に固定され、外輪はナット１８，１９
で吐出ケーシング９に固定されている。
【００１７】このように構成されたスクリュー圧縮機に
おいて、低圧力のガスは流入口１２からメインケーシン
グ内に流入し、図示されていない吸入ポートから雄，雌
ロータの歯溝およびケーシングの壁で形成される作動室
に入る。電動機３によりロータが駆動されると、雄ロー
タ１と雌ロータ２の噛み合いにより作動室は周方向およ
び軸方向に移動し、吸入ポートとの連通が閉じられる。
回転が進むと、作動室の容積は減少しガスは圧縮されて
圧力が高められる。回転がさらに進むと、作動室は図示
されていない吐出ポートと連通し、高圧のガスは吐出チ
ャンバ１１内に排出される。吐出チャンバ内のガスは流
出口１３から圧縮機外に流出する。
おいて、低圧力のガスは流入口１２からメインケーシン
グ内に流入し、図示されていない吸入ポートから雄，雌
ロータの歯溝およびケーシングの壁で形成される作動室
に入る。電動機３によりロータが駆動されると、雄ロー
タ１と雌ロータ２の噛み合いにより作動室は周方向およ
び軸方向に移動し、吸入ポートとの連通が閉じられる。
回転が進むと、作動室の容積は減少しガスは圧縮されて
圧力が高められる。回転がさらに進むと、作動室は図示
されていない吐出ポートと連通し、高圧のガスは吐出チ
ャンバ１１内に排出される。吐出チャンバ内のガスは流
出口１３から圧縮機外に流出する。
【００１８】このようにガスの圧力を高めることによ
り、雄，雌ロータにはラジアル方向の荷重、およびロー
タを吐出端壁から離す方向のスラスト荷重が作用する。
また、圧縮機の停止時などの非定常時には、通常の圧縮
機作動中に発生するロータ推力とは逆に、ロータを吐出
端壁に近付ける方向にスラスト荷重が作用することが知
られている。
り、雄，雌ロータにはラジアル方向の荷重、およびロー
タを吐出端壁から離す方向のスラスト荷重が作用する。
また、圧縮機の停止時などの非定常時には、通常の圧縮
機作動中に発生するロータ推力とは逆に、ロータを吐出
端壁に近付ける方向にスラスト荷重が作用することが知
られている。
【００１９】雄，雌ロータの吸入側に配置された軸受
５，６は、ラジアル荷重を支え、また吐出側に配置され
た軸受７，８はラジアル荷重、およびスラスト荷重を支
える。
５，６は、ラジアル荷重を支え、また吐出側に配置され
た軸受７，８はラジアル荷重、およびスラスト荷重を支
える。
【００２０】本実施例では、雄ロータ側の軸受は、圧縮
機作動中に発生するロータを吐出端壁９ａから離す軸方
向の荷重を支える３個のアンギュラ玉軸受７ａ，７ｂ，
７ｃ、および逆にロータを吐出端壁に近付ける方向の荷
重を支える１個のアンギュラ玉軸受７ｄからなり、４個
のアンギュラ玉軸受は、スラスト荷重を支えるとともに
ラジアル荷重をも支承する。また、雌ロータ側の軸受に
ついても同様である。アンギュラ玉軸受と吐出端壁の間
の軸上には、ロータと吐出端壁の隙間を設定する環状の
スペーサ１４，１５が設けられ、軸受の内輪はナット１
６，１７で軸に固定され、外輪はナット１８，１９で吐
出ケーシング９に固定されている。
機作動中に発生するロータを吐出端壁９ａから離す軸方
向の荷重を支える３個のアンギュラ玉軸受７ａ，７ｂ，
７ｃ、および逆にロータを吐出端壁に近付ける方向の荷
重を支える１個のアンギュラ玉軸受７ｄからなり、４個
のアンギュラ玉軸受は、スラスト荷重を支えるとともに
ラジアル荷重をも支承する。また、雌ロータ側の軸受に
ついても同様である。アンギュラ玉軸受と吐出端壁の間
の軸上には、ロータと吐出端壁の隙間を設定する環状の
スペーサ１４，１５が設けられ、軸受の内輪はナット１
６，１７で軸に固定され、外輪はナット１８，１９で吐
出ケーシング９に固定されている。
【００２１】本実施例では、上記のように構成したから
１組のアンギュラ玉軸受でラジアル荷重、およびスラス
ト荷重を支えることができ、従来のようにスラスト軸受
がラジアル荷重を負担するのを防止するような特別な構
造を必要としない。
１組のアンギュラ玉軸受でラジアル荷重、およびスラス
ト荷重を支えることができ、従来のようにスラスト軸受
がラジアル荷重を負担するのを防止するような特別な構
造を必要としない。
【００２２】図３は本発明の他の実施例であり、吐出ケ
ーシング９の部分のみを抜き出して示している。本実施
例では、ロータを吐出端壁に近付ける方向の荷重を支え
るアンギュラ玉軸受７ｄ，８ｄが、それぞれロータを吐
出端壁から離す軸方向の荷重を支えるアンギュラ玉軸受
７ａ，７ｂ，７ｃ，８ａ，８ｂ、および８ｃの吐出端壁
側に配置される。アンギュラ玉軸受の玉の中心と荷重の
作用点を結ぶ線は各玉の中心を結ぶ中心線に対して傾い
ており、荷重の支点も中心線からずれている。アンギュ
ラ玉軸受７ｄ，８ｄの荷重の支点は中心線より吐出端壁
側にあるから、軸受を本実施例のように配置することに
より、図２の実施例の場合に比べてラジアル荷重の支点
は吐出端壁側（荷重点側）、また吸入側軸受の支点に近
付く。従って、本実施例ではラジアル荷重の支点間の距
離が短くなるから、ロータのたわみが小さくなり、ロー
タとケーシングの接触が防止され、さらに異常な振動が
防止されるなど、安全に運転できるスクリュー圧縮機を
提供できる。
ーシング９の部分のみを抜き出して示している。本実施
例では、ロータを吐出端壁に近付ける方向の荷重を支え
るアンギュラ玉軸受７ｄ，８ｄが、それぞれロータを吐
出端壁から離す軸方向の荷重を支えるアンギュラ玉軸受
７ａ，７ｂ，７ｃ，８ａ，８ｂ、および８ｃの吐出端壁
側に配置される。アンギュラ玉軸受の玉の中心と荷重の
作用点を結ぶ線は各玉の中心を結ぶ中心線に対して傾い
ており、荷重の支点も中心線からずれている。アンギュ
ラ玉軸受７ｄ，８ｄの荷重の支点は中心線より吐出端壁
側にあるから、軸受を本実施例のように配置することに
より、図２の実施例の場合に比べてラジアル荷重の支点
は吐出端壁側（荷重点側）、また吸入側軸受の支点に近
付く。従って、本実施例ではラジアル荷重の支点間の距
離が短くなるから、ロータのたわみが小さくなり、ロー
タとケーシングの接触が防止され、さらに異常な振動が
防止されるなど、安全に運転できるスクリュー圧縮機を
提供できる。
【００２３】さらに本発明の他の実施例を図４に示す。
本実施例ではアンギュラ玉軸受７ｄ，８ｄと吐出端壁９
ａの間の軸上に配置されたロータと吐出側端壁の隙間を
設定する環状スペーサ１４，１５の外径が、スペーサと
吐出側端壁の間の軸を包含するハウジング９ｂ，９ｃの
内径よりも大きく構成されている。軸受がラジアル荷重
およびスラスト荷重を支承する作用については図３の実
施例と同様であるのでその説明は省略する。
本実施例ではアンギュラ玉軸受７ｄ，８ｄと吐出端壁９
ａの間の軸上に配置されたロータと吐出側端壁の隙間を
設定する環状スペーサ１４，１５の外径が、スペーサと
吐出側端壁の間の軸を包含するハウジング９ｂ，９ｃの
内径よりも大きく構成されている。軸受がラジアル荷重
およびスラスト荷重を支承する作用については図３の実
施例と同様であるのでその説明は省略する。
【００２４】このように構成した軸受装置において、軸
を軸受から抜き取る場合は、軸受の内輪を軸に固定して
いるナット１６，１７を取外した後、軸端を吐出端壁方
向に押し込む。環状スペーサ１４，１５の外径はハウジ
ング９ｂ，９ｃの内径よりも大きいから、スペーサがハ
ウジングと協同して、軸受内輪の軸方向位置を固定す
る。従って、軸受が軸にしまりばめで固定されている場
合でも容易に軸を軸受から抜き取ることができる。
を軸受から抜き取る場合は、軸受の内輪を軸に固定して
いるナット１６，１７を取外した後、軸端を吐出端壁方
向に押し込む。環状スペーサ１４，１５の外径はハウジ
ング９ｂ，９ｃの内径よりも大きいから、スペーサがハ
ウジングと協同して、軸受内輪の軸方向位置を固定す
る。従って、軸受が軸にしまりばめで固定されている場
合でも容易に軸を軸受から抜き取ることができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でラジアル
荷重、およびスラスト荷重を支えることができる。
荷重、およびスラスト荷重を支えることができる。
【図１】本発明の一実施例のスクリュー圧縮機の断面
図。
図。
【図２】図１の吐出側軸受部分の断面図。
【図３】本発明の他の実施例を示す吐出側軸受部分の断
面図。
面図。
【図４】本発明の他の実施例を示す吐出側軸受部分の断
面図。
面図。
１…雄ロータ、２…雌ロータ、７，８…吐出側軸受、９
…吐出ケーシング、１４…スペーサ、１６，１７…ナッ
ト。
…吐出ケーシング、１４…スペーサ、１６，１７…ナッ
ト。
Claims (1)
- 【請求項１】軸部をそれぞれ回転自在に軸受で支えられ
た一対の雄ロータと雌ロータを、ケーシング内に互いに
噛み合わせて収納し、前記雄ロータおよび前記雌ロータ
の回転により、低圧のガスを吸い込み、圧縮して高圧の
ガスを吐き出すようにしたスクリュー圧縮機において、
吐出側に配置された軸受が、ラジアル荷重およびスラス
ト荷重を支えるアンギュラ玉軸受で構成され、前記ロー
タを吐出端壁から離す軸方向の荷重を支える複数のアン
ギュラ玉軸受と、前記ロータを吐出端壁に近付ける軸方
向の荷重を支える１個のアンギュラ玉軸受により構成さ
れることを特徴とするスクリュー圧縮機の軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4323986A JPH06173871A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | スクリュー圧縮機の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4323986A JPH06173871A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | スクリュー圧縮機の軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173871A true JPH06173871A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18160849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4323986A Pending JPH06173871A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | スクリュー圧縮機の軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173871A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6488480B1 (en) * | 2001-05-11 | 2002-12-03 | Carrier Corporation | Housing for screw compressor |
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1992
- 1992-12-03 JP JP4323986A patent/JPH06173871A/ja active Pending
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