JPH0216038B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0216038B2 JPH0216038B2 JP62155319A JP15531987A JPH0216038B2 JP H0216038 B2 JPH0216038 B2 JP H0216038B2 JP 62155319 A JP62155319 A JP 62155319A JP 15531987 A JP15531987 A JP 15531987A JP H0216038 B2 JPH0216038 B2 JP H0216038B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio waves
- frequency band
- ferrite
- molded body
- based molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、建造物からの反射波によるテレビ受
信障害を防止するための電波吸収壁体に関する。
信障害を防止するための電波吸収壁体に関する。
建物、とくに高層ビルデイング等、大きな建造
物の周囲では、しばしば、いわゆる「ゴースト」
等のテレビ受信障害が問題となる。
物の周囲では、しばしば、いわゆる「ゴースト」
等のテレビ受信障害が問題となる。
これは、第2図に示すように、受信アンテナa
へ直進して到達する希望波W1と、建造物bの躯
体外壁で反射され、あるいは外壁を透過し該建造
物b内の設備機器やその他の電波反射体(金属導
体)によつて反射されて受信アンテナaへ到達す
る反射波W2との、到達時間のずれによつて起こ
るものである。
へ直進して到達する希望波W1と、建造物bの躯
体外壁で反射され、あるいは外壁を透過し該建造
物b内の設備機器やその他の電波反射体(金属導
体)によつて反射されて受信アンテナaへ到達す
る反射波W2との、到達時間のずれによつて起こ
るものである。
このため、近年、VHF周波数帯域あるいは
UHF周波数帯域において著しく電波のエネルギ
を吸収するフエライト系成形体の磁気特性を利用
した電波吸収壁体が開発され、建造物の躯体外壁
のカーテンウオール等に使用されている。
UHF周波数帯域において著しく電波のエネルギ
を吸収するフエライト系成形体の磁気特性を利用
した電波吸収壁体が開発され、建造物の躯体外壁
のカーテンウオール等に使用されている。
しかし、この従来の電波吸収壁体はVHF、
UHFのうちのいずれかの周波数帯域に対しての
み電波吸収機能を発揮するものであるため、
VHFの帯域において電波吸収機能をもつものは、
UHFの帯域における受信障害を防止することが
できず、逆に、UHFの帯域において電波吸収機
能をもつものは、VHF周波数帯域における受信
障害を防止することができない。
UHFのうちのいずれかの周波数帯域に対しての
み電波吸収機能を発揮するものであるため、
VHFの帯域において電波吸収機能をもつものは、
UHFの帯域における受信障害を防止することが
できず、逆に、UHFの帯域において電波吸収機
能をもつものは、VHF周波数帯域における受信
障害を防止することができない。
そこで本発明は、VHFおよびUHFの双方の帯
域にわたつて電波吸収機能を有する電波吸収壁体
を提供するものである。
域にわたつて電波吸収機能を有する電波吸収壁体
を提供するものである。
本発明に係る電波吸収壁体は、VHF周波数帯
域の電波を吸収する第1のフエライト系成形体
と、VHF周波数帯域の電波は反射し、UHF周波
数帯域の電波は通過する金属メツシユ状の第1の
反射板と、UHF周波数帯域の電波を吸収する第
2のフエライト系成形体と、UHF周波数帯域の
電波を反射する第2の反射板とを互いに層積して
なる構成とすることによつて、上記問題点の解決
を可能とするものである。
域の電波を吸収する第1のフエライト系成形体
と、VHF周波数帯域の電波は反射し、UHF周波
数帯域の電波は通過する金属メツシユ状の第1の
反射板と、UHF周波数帯域の電波を吸収する第
2のフエライト系成形体と、UHF周波数帯域の
電波を反射する第2の反射板とを互いに層積して
なる構成とすることによつて、上記問題点の解決
を可能とするものである。
この電波吸収壁体は、建造物の外装材の内部等
に、第1のフエライト系成形体が該建造物に対し
て外側、第2のフエライト系成形体が内側となる
ように設けられる。
に、第1のフエライト系成形体が該建造物に対し
て外側、第2のフエライト系成形体が内側となる
ように設けられる。
外部からの電波のうち、VHF周波数帯域の電
波は外側の第1のフエライト系成形体によつて吸
収され、吸収し切れなかつた該VHF帯域の電波
は第1の反射板によつて反射されて再び第1のフ
エライト系成形体に入るため、往復で吸収される
こととなる。
波は外側の第1のフエライト系成形体によつて吸
収され、吸収し切れなかつた該VHF帯域の電波
は第1の反射板によつて反射されて再び第1のフ
エライト系成形体に入るため、往復で吸収される
こととなる。
UHF周波数帯域の電波は、第1のフエライト
系成形体および第1の反射板を通過してその内側
に存する第2のフエライト系成形体によつて吸収
され、吸収し切れなかつた該電波は第2の反射板
によつて反射されて再び第2のフエライト系成形
体へ入るため、往復で吸収されることとなる。
系成形体および第1の反射板を通過してその内側
に存する第2のフエライト系成形体によつて吸収
され、吸収し切れなかつた該電波は第2の反射板
によつて反射されて再び第2のフエライト系成形
体へ入るため、往復で吸収されることとなる。
つぎに、第1図に示す本発明の一実施例に係る
電波吸収壁体は、建造物の躯体外壁に使用される
もので、1は当該壁体の最外層に敷詰められた外
装タイルで、電波を透過する材質からなる。この
外装タイル1の内側には、VHF周波数帯域の電
波を吸収する作用を有する第1のフエライト系成
形体2が固設され、また、その内側には金属メツ
シユからなる第1の反射板3を間に介して、
UHF周波数帯域の電波を吸収する作用を有する
第2のフエライト系成形体4が固設されており、
さらにその内側に金属メツシユからなる第2の反
射板5が配されている。
電波吸収壁体は、建造物の躯体外壁に使用される
もので、1は当該壁体の最外層に敷詰められた外
装タイルで、電波を透過する材質からなる。この
外装タイル1の内側には、VHF周波数帯域の電
波を吸収する作用を有する第1のフエライト系成
形体2が固設され、また、その内側には金属メツ
シユからなる第1の反射板3を間に介して、
UHF周波数帯域の電波を吸収する作用を有する
第2のフエライト系成形体4が固設されており、
さらにその内側に金属メツシユからなる第2の反
射板5が配されている。
ここで、第1のフエライト系成形体2と第2の
フエライト系成形体4の間の第1の反射板3のメ
ツシユ間隔は、VHF周波数帯域の電波は反射す
るがUHF周波数帯域の電波は通過させるものを、
また、第2の反射板5はUHF周波数帯域の電波
を十分反射するものを選択する必要があり、具体
的には、第2のフエライト系成形体4での吸収対
象であるUHF周波数を500MHzとした場合、第1
の反射板3は直径1mmの金属線で40cm×40cmピツ
チの格子状としたメツシユを、また、第2の反射
板5は、直径5mmの金属線で5cm×10cmピツチの
格子状としたメツシユを用いる。
フエライト系成形体4の間の第1の反射板3のメ
ツシユ間隔は、VHF周波数帯域の電波は反射す
るがUHF周波数帯域の電波は通過させるものを、
また、第2の反射板5はUHF周波数帯域の電波
を十分反射するものを選択する必要があり、具体
的には、第2のフエライト系成形体4での吸収対
象であるUHF周波数を500MHzとした場合、第1
の反射板3は直径1mmの金属線で40cm×40cmピツ
チの格子状としたメツシユを、また、第2の反射
板5は、直径5mmの金属線で5cm×10cmピツチの
格子状としたメツシユを用いる。
本発明の電波吸収壁体は、上述のように、
VHF周波数帯域の電波吸収用の第1のフエライ
ト系成形体と、UHF周波数帯域の電波吸収用の
第2のフエライト系成形体を重ね合わせ、広い周
波数帯域のテレビ電波を吸収できるようにしたも
ので、VHF、UHF各帯域の電波をそれぞれ第1
および第2の反射板で反射させることによつて、
前記各成形体が入射および反射の往復で電波吸収
を行なうといつた特徴を有し、テレビ受信障害の
防止に大きく貢献するものである。
VHF周波数帯域の電波吸収用の第1のフエライ
ト系成形体と、UHF周波数帯域の電波吸収用の
第2のフエライト系成形体を重ね合わせ、広い周
波数帯域のテレビ電波を吸収できるようにしたも
ので、VHF、UHF各帯域の電波をそれぞれ第1
および第2の反射板で反射させることによつて、
前記各成形体が入射および反射の往復で電波吸収
を行なうといつた特徴を有し、テレビ受信障害の
防止に大きく貢献するものである。
第1図は本発明電波吸収壁体の一実施例を示す
要部断面図、第2図はテレビ受信障害の原理を示
す説明図である。 1……外装タイル、2……第1のフエライト系
成形体、3……第1の反射板、4……第2のフエ
ライト系成形体、5……第2の反射板。
要部断面図、第2図はテレビ受信障害の原理を示
す説明図である。 1……外装タイル、2……第1のフエライト系
成形体、3……第1の反射板、4……第2のフエ
ライト系成形体、5……第2の反射板。
Claims (1)
- 1 VHF周波数帯域の電波を吸収する第1のフ
エライト系成形体と、VHF周波数帯域の電波は
反射し、UHF周波数帯域の電波は通過する金属
メツシユ状の第1の反射板と、UHF周波数帯域
の電波を吸収する第2のフエライト系成形体と、
UHF周波数帯域の電波を反射する第2の反射板
とを互いに層積してなることを特徴とする電波吸
収壁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-155319A JPH011298A (ja) | 1987-06-24 | 電波吸収壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-155319A JPH011298A (ja) | 1987-06-24 | 電波吸収壁体 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS641298A JPS641298A (en) | 1989-01-05 |
JPH011298A JPH011298A (ja) | 1989-01-05 |
JPH0216038B2 true JPH0216038B2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070204A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Takenaka Komuten Co Ltd | 電磁波反射吸収体及び電波障害防止方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555719A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | Suzuki Yasuo | Centrifuge |
JPS58188193A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 住友電気工業株式会社 | 電波吸収体 |
JPS594696B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1984-01-31 | キヤノン株式会社 | デンシシヤシンホウ |
JPS60257198A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-18 | グレ−スジャパン株式会社 | 共振形電波吸収体 |
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS594696B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1984-01-31 | キヤノン株式会社 | デンシシヤシンホウ |
JPS555719A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | Suzuki Yasuo | Centrifuge |
JPS58188193A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 住友電気工業株式会社 | 電波吸収体 |
JPS60257198A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-18 | グレ−スジャパン株式会社 | 共振形電波吸収体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070204A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Takenaka Komuten Co Ltd | 電磁波反射吸収体及び電波障害防止方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS641298A (en) | 1989-01-05 |
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