JPH02196500A - 外装タイル - Google Patents

外装タイル

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JPH02196500A
JPH02196500A JP1400489A JP1400489A JPH02196500A JP H02196500 A JPH02196500 A JP H02196500A JP 1400489 A JP1400489 A JP 1400489A JP 1400489 A JP1400489 A JP 1400489A JP H02196500 A JPH02196500 A JP H02196500A
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JP
Japan
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surface layer
tile
ferrite
thickness
frit
Prior art date
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Pending
Application number
JP1400489A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Kunieda
国枝 純雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電波吸収特性を有する外装タイルに関するもの
である。
(従来の技術) 従来、テレビの電波(VHF帯(1〜12ch、)90
〜250mmHz、 UHF帯(13〜62ch、)2
50〜800mmHz)が建造物に反射してゴーストや
偽像を生ずるような障害を防止するために、フェライト
焼結タイルを建造物の壁面に何らかの方法で設置し、電
波を吸収する対策を施すことが多い。
その−例として、フェライトを化粧材と組み合わせてモ
ルタル等と一体化した電波吸収壁体用パネルが、特開昭
60−94799号公報において開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した電波吸収体用パネルでは、パネ
ルに用いられる電波吸収用フェライトタイルは黒色のた
めそのまま外壁として使用できない問題があった。その
ため、フェライト表面に外装用の化粧タイルを設けなけ
ればならず、取付の手間がかかるとともにコストも高く
なる等の問題があった。
本発明の目的は外装タイルとしてそのまま用いることが
でき、かつ所定の帯域における吸収特性をも向上するこ
とができる外装タイルを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の外装タイルは、フェライトの表面に、釉薬また
はフリットからなる表面層を設けたことを特徴とするも
のである。
(作用) 上述した本発明の外装タイルの構成において、フェライ
トの表面に釉薬またはフリットからなる表面層にて着色
したり模様を付したりすることができ、そのまま外装タ
イルとして用いることができる。また、表面層の厚さや
表面層を構成する釉薬またはフリットの比誘電率(真空
の誘電率との比)を適宜変えることにより、後述する実
施例から明らかなように90〜300mmHzにおける
電波吸収特性を向上させることができる。
なお、表面層を多層にして、中間層にその特性がフェラ
イトと最外層との中間となるようなものを使用すれば、
−層の場合と比較して表面層がはく離しにくくなる等の
機械的特性および電気的特性を向上することができる。
さらに、フェライトタイル裏面に導電性の層を設けるこ
とにより、フェライトの吸収効果をより損なうことなく
発揮できる。
また、本発明の外装タイルを使用して壁体を構成すれば
、電波吸収特性の良好な壁体を簡単に得ることができる
ここで、フェライトと表面層との体膨張率の関係は、フ
ェライトに比して表面層を構成する釉薬等の方がO〜1
0χ低いと好ましい。なお、通常フェライトの体膨張率
は290〜300 Xl0−7、釉薬の体膨張率は27
0〜290 Xl0−7である。フェライトの体膨張率
が表面層を構成する釉薬等より低い場合は、焼付時に表
面層にクラックを生じるとともに、フェライトの体膨張
率が表面層を構成する釉薬と比べて10χを越えて高く
なると付着力が低下するため好ましくない。また、その
差は0〜5χであるとさらに好ましい。
さらに、表面層の比誘電率は3以上が好ましい。
比誘電率が3未満であると表面層との複合による電波吸
収特性の向上はあまり期待できないためである。例えば
、表面層の厚さが0.2 mm以下である場合は比誘電
率が15以上あると、また表面層の厚さが0.2〜1.
0順のときは比誘電率が10〜15であると、また表面
層の厚さが1.0〜3.0mmのときは比誘電率が3〜
10であると好ましい。
また、表面層の厚さは製造技術の点から3 mm以下で
あることが好ましい。
(実施例) 第1図(a) 、 (b)はそれぞれ本発明の外装タイ
ルの一例の構成を示す断面図である。第1図(a)に示
す例では、従来から公知の種々のフェライト1の表面に
、所定の着色顔料等を含有した釉薬またはフリットから
成る表面N2を設けた例を示している。この表面層2の
誘電率は3以上が好ましく、表面層2の厚さが0.2 
mm以下であるときは比誘電率を15以上とし、表面層
2の厚さが0.2〜1.0 mのときは比誘電率を10
〜15とし、表面層2の厚さが1.0〜3.0閣のとき
は比誘電率を3〜10とすると好ましい。さらに、表面
層2の厚さは製造技術の点で3mm以下であることが好
ましい。また、表面層2の体膨張率をフェライト1の体
膨張率に比してO〜10χ低く選ぶと、はく離等がなく
なり好ましい。
第1図(b)に示す例では、表面層2を表面層21およ
び表面層2−2による二層に構成した例を示している。
このとき、フェライト1と表面層2−2との間の表面層
2−1の各種特性を、フェライト1の特性と表面層2−
2の特性との中間の特性にすると好ましい。例えば、表
面層2−1の体膨張率をフェライト1と表面N2−2と
の間に設定すると、−層の場合と比較してはく離しにく
くなる。
第1図(c)に示す例では、裏面に導電層3を設けた例
を示している。この導電層3は、金属箔、金層板等を接
着することにより、若しくは体積抵抗率が1Ω・cm以
下の導電性塗料を塗付することにより形成される。導電
N3を設けることにより、鉄筋などのように、フェライ
トタイルと離れた位置の反射体を用いるよりも効果的な
電波吸収を期待できる。
第2図(a) 、 (b)は本発明の外装タイルを使用
した壁体の一例の構成を示す図である。第2図(a)に
示す例では、複数の本発明の外装タイルをその表面層が
壁体の表面になるよう設けるとともに、裏面に例えば鉄
製の電波反射体4を設け、これら外装タイルと電波反射
体4とをセメント5により一体化して構成している。そ
のため、壁面に直接外装タイルを使用することができ、
従来法と比べて簡単に壁体を構成することができる。な
お、鉄筋コンクリート製のカーテンウオールの前面にタ
イルがある場合には、鉄筋が電波反射体の役目を果し、
パネル裏面に別体の電波反射体4を設ける必要がない。
第2図(b)に示す例では、複数の本発明の外装タイル
の表面層2の存在しない裏面に金属箔や金属板を直接接
着したり、導電性塗料などの塗付により、導電性N3を
設けて電波反射体4を不要とした構成としている。
上述した外装タイルを作製するには、所定のタイル形状
のフェライトの表面に、加熱により溶融しガラス質層に
変わる釉薬あるいはフリットよりなる表面層をデイツプ
、塗布、スプレー、粉がけ等により形成し充分乾燥した
後、700〜1200°Cの炉中で3〜5分間焼成する
ことにより、着色または模様を施したガラス質の表面層
を有する外装タイルを得ることができる。例えば、チタ
ンフリットを使用すると白色の表面層を得ることができ
る。
なお、多層構造や厚みのある表面層を得るためには上述
した塗布を複数回繰り返すことにより得ることができる
NiZnフェライトに表面層の厚みを一定とし裏面に直
接電波反射体としての金属板を設けて比誘電率を種々に
変化したときの周波数と吸収率(ここで吸収率は単位が
dB(デシベル)であり、電波が垂直に入射した場合の
反射係数Fを用いて、吸収率(dB)=20j!og 
(1/r’ )で表わされる値である。)との関係を計
算して求めた。結果を第3図〜第6図に示す。第3図で
は表面層の厚みが0.2Mのときの結果を、第4図では
表面層の厚みが0.5 mmのときの結果を、第5図で
は表面層の厚みが1 mmのときの結果を、第6図では
表面層の厚みが2Mのときの結果をそれぞれ示している
。これらの結果から、50〜300mmHzにおける表
面層の厚みと吸収効果との関係は比誘電率によって異な
り、比誘電率が低い場合は厚さが厚くなっても各周波数
ともフェライト単体のものより吸収率は増加するととも
に、比誘電率が高い場合は低い100〜200mmHz
の周波数で非常に吸収率は増加するが、高い周波数では
低下することがわかる。従って、表面層の厚みは使用周
波数および所望の吸収率によって最適のものを選択する
必要がある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の外装タイルに
よれば、フェライトに所定の表面層を設けることにより
、着色または模様を外装タイルに付すことができるため
、そのまま外装タイルとして用いることができ、90〜
300mmHzの電波吸収特性を向上させることができ
るとともに、表面層をはく離しにくくできる。そのため
、他の外装材が不必要で、かつ従来の外装タイルと同様
にコンクリート打込み工法により美観に優れたカーテン
ウオール等が形成でき、大幅なコストダウンが期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) 、 (c)はそれぞれ本発
明の外装タイルの一例の構成を示す断面図、 第2図(a) 、 (b)はそれぞれ本発明の外装タイ
ルを使用した壁体の一例の構成を示す図、第3図〜第6
図はそれぞれ表面層の厚みを一定として比誘電率を種々
に変化したときの周波数と吸収率との関係を示すグラフ
である。 1・・・フェライト   2.2−1.2−2・・・表
面層3・・・導電体     4・・・電波反射体5・
・・セメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.フェライトの表面に、釉薬またはフリットからなる
    表面層を設けたことを特徴とする外装タイル。
  2. 2.表面層の比誘電率が3〜10であるときは表面層の
    厚さを1.0〜3.0mmに、表面層の比誘電率が10
    〜15であるときは表面層の厚さを0.2〜1.0mm
    に、表面層の比誘電率が15以上であるときは表面層の
    厚さを0.2mm以下にした請求項1記載の外装タイル
JP1400489A 1989-01-25 1989-01-25 外装タイル Pending JPH02196500A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04294599A (ja) * 1991-03-23 1992-10-19 Inax Corp 電波吸収体
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JPS5814627U (ja) * 1981-07-22 1983-01-29 和泉電気株式会社 オルタネイトブロツク

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