JPH01110798A - 電波吸収用化粧板 - Google Patents

電波吸収用化粧板

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JPH01110798A
JPH01110798A JP26014087A JP26014087A JPH01110798A JP H01110798 A JPH01110798 A JP H01110798A JP 26014087 A JP26014087 A JP 26014087A JP 26014087 A JP26014087 A JP 26014087A JP H01110798 A JPH01110798 A JP H01110798A
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JP
Japan
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material layer
decorative
wave absorbing
radio wave
layer
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Pending
Application number
JP26014087A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
毅 鈴木
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電波吸収用化粧板に係り、特に建物の外壁等に
容易に施工することができ、しかも電波を吸収して電波
障害の問題を解決する電波吸収用化粧板に関する。
[従来の技術] 土地の有効利用、建物の機能向上に伴い、都心部はもと
より地方都市においても建物が高層化し、高層建物によ
るテレビ(VHF)電波ゴースト等の電波受信障害が大
きな社会問題として取り上げられている。
電波受信障害の原因の1つとして建物の壁面における電
波の反射が挙げられることから、従来より壁面における
電波反射の問題を改善するために電波吸収体を利用した
壁面材料の研究がなされている。
電波吸収体は、入射した電波を吸収し減衰させる物体、
あるいは入射した電波を殆ど反射させない物体をいい、
電磁エネルギーに対して損失を与える物質からできてい
る。電波吸収体にはカーボン、導電性繊維、フェライト
などがあるが、これらのうち、テレビ電波周波数帯域に
最も効果のある材料はフェライトである。
フェライトは酸化鉄に酸化ニッケル、酸化亜鉛などの金
属酸化物を混ぜて1200℃前後で焼成したものとして
提供されており、粒子径60μm以上のフェライト粒子
を含むフェライト板は、80〜350MHzの周波数帯
で99%以上の電波吸収特性を有する。このような、フ
ェライト焼結体を高層ビル等の壁に装着する場合、電波
障害の源となる電波の入射面にだけ装着すればよく、従
って、4面ある壁の1面もしくは2面だけに装着すれば
よい。
従来、このようなフェライト板等の電波吸収材を用いて
電波吸収壁を構成するには、第2図に示す如く、金属板
11及びフェライト板固定用モルタル12を施工した面
にフェライト板13を敷き並べて固定している。なお、
金属板11は、フェライト板13を透過してきた電波を
反射し、再度該フェライト板13に入射させて吸収させ
るために設けられている。
なお、実開昭59−138297号には、フェライトを
含有する板状体の背面に金属板を接着した電波吸収体が
記載されている。
ところで、フェライト焼結体自身の色は黒で、見栄えが
悪く、自由な色を付すこともできないので、外壁材とし
て考えると、そのままの状態では使用できない。そのた
め、実際には、フェライト板の上に化粧材を別に装着し
て美観の向上を図っている。例えば、第3図に示す如く
、このフェライト板13の上に、更に化粧ボードや化粧
タイル等の表面仕上化粧材14を施工することが行なわ
れている。また、第4図に示す如く、フェライト板13
の上に化粧材固定用モルタル15を施工し、この面に表
面仕上化粧材14を固定することが行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] 第3.4図の従来例においては、 ■ フェライト板を施工した後、更に別途化粧材を施工
する必要があるので、施工に手間がかかり、作業性が悪
い。
■ フェライト板、化粧材を別々に購入、設計する必要
があり、コスト高となる。
■ 第4図に示す如く、化粧材固定用モルタルを塗った
場合には、壁表面とフェライト板との間に相当の厚さの
異物が入ることになり、その厚さの分だけ電波吸収特性
が低下する。
因みに、反射用金属板の上に50mm厚さのモルタル層
を塗り、この上にフェライト等の電波吸収体(厚さ10
mm)を施工した面に、更にコンクリート層(厚さd 
mm)を施工して形成された電波吸収壁の反射率及び反
射減衰量は第5図に示す如く、dが大きくなる程低下す
る。
等の問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の電波吸収用化粧板は、化粧材層と電波吸収材層
とが一体に焼結されてなるものである。
[作 用コ 本発明の電波吸収用化粧板は、化粧材層と電波吸収材層
とが一体に焼結されているため、コンクリート等の躯体
表面に取り付けるだけで容易に電波吸収壁を施工するこ
とができ、別途表面仕上げ材の施工の必要がなく電波吸
収壁の施工作業が大幅に軽減される。また、購入、設計
作業も@減され、施工コストが大幅に低減される。
しかも、化粧材層と電波吸収材層とは焼結により一体化
されていることから、各層を別々に成形、焼成して接着
剤等で貼り合せたものに比し少ない作業工程で容易に低
コストで製造することができ、両層を極めて強固にかつ
密接に接合することができる。
このため、層剥離の問題がなく、また、電波吸収材層と
形成される壁面との間の異物の厚みを最小限にすること
ができるため、電波吸収材の特性が十分に発揮される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例に係る電波吸収用化粧板の施
工態様を示す断面図である。
図示の如く、本発明の電波吸収用化粧板1は、化粧材層
2と電波吸収材層3とが一体に焼結されてなるものであ
る。このような本発明の電波吸収用化粧板1は、反射用
金属短絡面4の上に固定用モルタル層5を設け、・これ
に化粧板1を貼着することにより、容易に施工すること
ができ、有効な電波吸収壁を形成することができる。し
かして、壁面に達した電波Xはこの電波吸収用化粧板1
の電波吸収層3に効果的に吸収される。
また、コンクリート面を透過した電波は反射用金属短絡
面4にて反射され、電波障害は有効に防止される。
本発明の電波吸収用化粧板1の化粧材層2及び電波吸収
材層3の厚さについては特に制限はないが、一般には、
化粧材層2の厚さd+は0.1〜2mm程度が好ましく
、電波吸収材層3の厚さd2は8〜12mm程度である
ことが好ましい。
本発明において、電波吸収材層3の電波吸収材としては
、Ni−Znフェライト等のフェライト粉体等を用いる
のが好ましい。
また、化粧材層2の化粧材料としては、長石、粘土、珪
石等よりなる、例えばタイル用釉薬又はタイル用素地材
料等の通常の化粧板材料を用いることができる。
なお、化粧材層2と電波吸収材層3とは、化粧板1の反
り等の問題を防止するために、乾燥、焼成中における収
縮率及び焼成素地の熱膨張率ができるだけ近似している
ことが好ましい。従って、この2層間の収縮率を合わせ
るために、電波吸収材層3の材料、例えばフェライト粉
体は本発明の化粧板の製造に先立ち予め必要な温度で仮
焼しておくことが好ましい。
本発明の電波吸収用化粧板1は、固定用モルタル層5の
施工面との接合強度向上のために、その裏面に凹部7や
アリ足のような凸部等の凹凸を設けても良い。また、適
宜の粗面化処理を施すことにより化粧板1の裏面を非平
坦とするようにしても良い。
このような本発明の電波吸収用化粧板1は、乾式プレス
又は押出し法等により、一体成形したものを、焼結する
ことにより容易に製造することができる。
、以下に、本発明の電波吸収用化粧板1の製造方法の一
例を、第6図(a)〜(h)を参照して詳細に説明する
。(第6図(a)〜(h)は本発明の電波吸収用壁材の
成形工程の一例を説明する図であり、第6図(a)〜(
d)は断面図、第6図(e)〜(h)は平面図を示すも
のである。)まず、第6図(a)の上型21、枠22a
及び下型22よりなる成形型、2種類の原料、即ち、電
波吸収材層3用の粉体材料23a、化粧材層2用の粉体
材料24aを準備し、これを各々、同(e)の如く、粉
:x入れ23.24に充填する。
まず、粉体入れ23を移動させて粉体23aを下型22
内に充填する(同(f)、(b)。
(g))。次いで下型22の底面部を下げ(同(C))
、粉体入れ24を移動させて粉体24aを下型22内に
充填する(同(h)。
(d))。
図示の方法において、粉体23a、24aの投入量、即
ち得られる化粧板の各層の厚さは、下型22の底面部の
下げ具合により容易に調整することができる。
第6図(a)〜(h)に示すような方法で乾式プレス成
形された成形体は、電波吸収材層、化粧材層の2層が一
体に成形されたものであり、通常の方法に従って、ロー
ラーハースキルンやトンネルキルン、迅速焼成炉等の焼
成炉に入れて1200〜1300℃程度で焼成すること
により本発明の電波吸収用化粧板とすることができる。
本発明の電波吸収用化粧板は、建物の外壁等に施工する
ことにより、到来した電波を吸収して電波反射障害を防
止するものであるが、本発明の電波吸収用化粧板は、外
壁のみならず、内壁材、天井材、床材としても用いるこ
とができ、電波を効果的に吸収する。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の電波吸収用化粧板は、化粧
材層と電波吸収材層とが一体に焼結されてなるものであ
って、 ■ 少ない作業工数で容易に施工することができる。
■ 電波吸収体前面と電波入射面との間の異物(化粧材
)の厚みが最小限にできるので、電波吸収特性の低下も
最小限となり、電波吸収特性が十分に発揮される。
■ 一体成形、一体焼成であるため、低コストで容易に
製造することができ、層間の密着強度も高い。
等の効果を有し、極めて高性能の電波吸収壁を低コスト
で効率的に形成することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電波吸収用化粧板の施
工態様を示す断面図、第2図、第3図、及び第4図は、
各々、従来の電波吸収壁を示す断面図、第5図は電波吸
収壁の特性を示すグラフである。第6図(a)〜(h)
は本発明の電波吸収用化粧板の製造方法を説明する図で
あり、(a)〜(d)は断面図、(e)〜(h)は平面
図である。 1・・・電波吸収用化粧板、  2・・・化粧材層、3
・・・電波吸収材層。 特許出願人  株式会社イナックス 代理人   弁理士 重 野  剛 第1図 絶6図 (a)              (b)(c)  
             (d)第6図 (e)(f)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化粧材層と電波吸収材層とが一体に焼結されてな
    る電波吸収用化粧板。
JP26014087A 1987-07-22 1987-10-15 電波吸収用化粧板 Pending JPH01110798A (ja)

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JP26014087A JPH01110798A (ja) 1987-07-22 1987-10-15 電波吸収用化粧板

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18295387 1987-07-22
JP62-182953 1987-07-22
JP26014087A JPH01110798A (ja) 1987-07-22 1987-10-15 電波吸収用化粧板

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