JPH02159424A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JPH02159424A
JPH02159424A JP31153188A JP31153188A JPH02159424A JP H02159424 A JPH02159424 A JP H02159424A JP 31153188 A JP31153188 A JP 31153188A JP 31153188 A JP31153188 A JP 31153188A JP H02159424 A JPH02159424 A JP H02159424A
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JP
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orifice
valve
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pressure chamber
speed difference
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Satoru Suzuki
悟 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達
継手に関する。
[従来の技術] 本出願人は、温度上昇により継手をロックするようにし
た油圧式動力伝達継手を特願昭63−2’18841号
で提案している。
この油圧式動力伝達継手は、吐出路の開口部にあって、
回転により吐出路の開口面積が連続的に変化するオリフ
ィス孔を備え、温度により変形する感温変形部材の一端
を受けて回転力に変換する突出部を備えたロータリーバ
ルブと、 前記感温変形部材の他の一端を受は突起部を備えたふた
部材と、 前記ロータリーバルブの突出部と、ふた部材の突起部に
作用して位置決めするリターンスプリングと前記感温変
形部材と、 を備えている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の油圧式動力伝達継手に
あっては、温度上昇によりロックするようにしたので、
温度の異常上昇時の保II能をもつものの、砂地走行時
などの走り始めにおいては、継手温度が低いため、継手
はロックせず、第4図のAに示すようなトルク特性で作
動するが、この時前輪に対して後輪が大きな差動を発生
するため、後輪だけが砂の中に埋まってしまい、走行不
能となることがあるという問題点があった。
また、−度温度が上昇すると、温度はなかなか低下しな
いため、砂地などを走行中にロックすると、舗装路に戻
ってもしばらくはロックしたままの状態となり、タイト
コーナブレーキング現象が発生してしまうという問題点
もあった。
ざらに、砂地などの低μ路の走行中には常に高差動が発
生するため、温度が上昇して耐久性が低下するという問
題点もあった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、オリフィスバルブとニードルバルブを設け
ることにより、走行不能となることがなく、またタイト
コーナブレーキング現象が生じず、さらに耐久性を向上
させた油圧式動力伝達継手を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、相対回転可能な
入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転速度差に応じた
量の流体を流動させる流量発生手段と、前記流体の流動
抵抗を発生する手段を備え、前記流体の流動抵抗により
前記入出力軸間の伝達トルクが制胛されるトルク伝達継
手において、プランジャーが収納されるプランジャー室
間を吐出路および吸入路を介して連通させる主通路内に
、オリフィスを有し所定の吐出圧に達するとスプリング
に抗して移動するオリフィスバルブと、該オリフィスバ
ルブが移動したとき前記オリフィスを閉止するニードル
バルブを備えたものである。
[作用] 本発明においては、吐出圧が所定値を超えるときは、オ
リフィスバルブが移動してニードルバルブによりオリフ
ィスが閉止され、ロック状態になり、吐出圧が所定値以
下になると、ロック状態が解除されて通常のトルク特性
に戻る。
したがって、砂地や雪路などの高差動が発生する条件に
おいては、走り始めに継手がロックし、この走行中はロ
ックが維持されるため、走行不能となることがなく、走
破性を高めることができる。
また、高差動による内部発熱を抑制することができるた
め、温度の上昇を防止することができ、耐久性を向上さ
せることができる。
さらに、舗装路などに戻って、継手に加えられるトルク
が低下すると、瞬時に通常のトルク特性となるため、タ
イl−コーナブレーキング現象を回避することができる
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す図である
まず、構成を説明すると、第1図において、11は内周
にカム面’11Aを形成したカムリングであり、カムリ
ング11は入力軸または出力軸に連結され、入力軸また
は出力軸と一体で回転する。
なお、カム面11Aは、後述するオリフィスを通る流量
が回転角の変化に対して常に一定となり、かつ、プラン
ジャー室及び主通路を含むロータ内容積も常に一定とな
るカム形状としている。
12はカムリング11内に回転自在に収納されたロータ
であり、ロータ12は出力軸または入力軸に連結され、
出力軸または入力軸と一体で回転する。なお、13はカ
ムリング11とロータ12との間に介装されたオイルシ
ールである。
ロータ12には、第2図に示すように、周方向に複数個
のプランジャー室14が形成され、プランジャー室14
内には複数個のプランジャー15が摺動自在に収納され
ている。また、ロータ12の中心部には主通路16が形
成されており、主通路16を介して吐出路17および吸
入路18によりプランジャー室14間が連通している。
吸入路18にはスプリング19により吸入弁(逆止弁)
20が、吐出路17にはスプリング21により吐出弁2
2が、それぞれ介装されている。
主通路16内にはオリフィス23を有するオリフィスバ
ルブ24がスプリング25を介して所定の吐出圧で移動
可能に収納されてあり、このオリフィスバルブ24によ
り主通路16内はA室(高圧室)16AとB室(低圧室
)16Bに画成されている。26は主通路16内に固定
されたニードルバルブでおり、ニードルバルブ26はオ
リフィスバルブ24が図中右方向に移動したとき、その
オリフィス23を閉止するようになっている。
また、低圧室16Bに連通ずる通路27内にはスプリン
グ28を介して逆止弁30が介装されており、この逆止
弁30により、プランジャー室14及び主通路16を含
むロータ12内の部屋(内室)とカムリング11とロー
タ12との間に形成された部屋(外室)が画成されてい
る。31はピストン、32は保持部材、33は保持部材
32とピストン31との間に介装されたスプリングでお
る。また、34〜36は入力軸または出力軸の取付孔、
37はオイルシール、3Bは取付ボルト、39は閉止弁
である。
また、継手内には作動流体が満たされている。
次に作用を説明する。
ロータ12とカムリング11の間に回転差が生じないと
きは、プランジャー15は作動せず、トルクは伝達され
ない。
次に、カムリング11とロータ12との間に回転差が生
じると、吐出行程にあるプランジャー15はカムリング
11により軸中心方向に押し込まれる。このため、プラ
ンジャー15はプランジャー室14のオイルを吐出弁2
2および吐出路17を介して高圧室16Aへ押し出し、
吸入弁20は吸入路18を閉じる。この時、オリフィス
バルブ24のオリフィス23の抵抗により高圧室’16
A及びプランジャー室14に油圧が発生するため、プラ
ンジャー15に反力が発生する。このプランジャー反力
に逆ってカムリング11を回転させることでトルクが発
生する。さらに2、カムリング11が回転すると、プラ
ンジャー15は吸入行程となる。この時、吐出行程とな
っている他のプランジャー室14から吐出された流体は
逆止弁30の作用により外室に出ることはできないため
、吸入弁20を通して、この吸入行程となっているプラ
ンジャー15をカム面11に沿って戻す。
そして、回転角に対してロータ12内の容積が常に一定
となるようなカム形状としているため、内室と外室との
流体の出入は発生しない。
こうして、速度差に応じたトルクが伝達されることにな
る。
すなわち、第3図に示すように、速度差ΔN1に対応す
る高圧室16A及び吐出行程にあるプランジャー室14
の圧力PがPlを超えないときは、オリフィスバルブ2
4はスプリング25の作用により高圧室’16A側に押
されており、流体抵抗はオリフィス23のみに発生する
ため、トルク特性Aとなる。
ここで、前後輪の速度差ΔNがΔN1を超えるときは、
高圧室16Aの圧力PがPlを超えるため、オリフィス
バルブ24は軸方向低圧室16B側に移動し、オリフィ
ス23はニードルバルブ26によって閉止される。した
がって、継手はロックされ、トルク特性はB点から0点
に移動する。
この走行状態において、継手に加えられるトルクTがT
1以上であれば、継手はロック状態を維持する。また、
走行状態が変化して継手に加えられるトルクTがT1以
下となれば、トルク特性は、0点からB点を経て通常の
トルク特性Aに戻る。
以上のように、砂地や雪路などの走行時において高差動
が発生するような条件において、走り始めに継手がロッ
クし、走行中はそのロック状態が維持されるため、走行
不能となることがなく、走破性を高めることができる。
これは急発進でも同様である。
また、高差動による内部発熱を抑制することができ、温
度の上昇を防止することができ、耐久性を向上させるこ
とができる。
さらに、舗装路などに戻ったとき、継手に加えられるト
ルクが低下すると、瞬時に通常のトルク特性Aとなるた
め、タイトコーナブレーキング現象を回避することがで
きる。なお、図中りはタイトコーナブレーキング発生領
域を示す。
ここで、逆止弁30の作用を補足説明する。
通常の作動状態では前述の如く、吐出行程にあるプラン
ジャー室14からの吐出流体が外室に出ることなく、吸
入行程にあるプランジャー15をカム面11Aに沿って
戻す作用をする。
しかしながら、プランジャーシール37よりわずかなリ
ークがあるため、内室内の流体が徐々に減少する。
また、温度上昇による流体の膨張により内室の圧力が上
昇した際には、図示しないリリーフバルブを通して流体
が外室に流出する。こうして内室内の流体が減少すると
、吸入行程でもプランジャー15が戻りきれない状態と
なる。
しかしながら、継手自体がおる回転以上になると、プラ
ンジャー15に遠心力が作用するため、プランジャ−1
5自体がカム面’11aに密着しようとする。
この時、内室は負圧となり、逆止弁30を通して外室か
ら内室に流体が流入し、初期状態に戻る。
なお、ピストン31は継手の温度上昇による流体の膨張
を吸収するためのものである。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、吐出圧が所
定値を超えた時、継手をロックし、所定値以下になった
とき、ロックを解除するようにしたため、砂地や雪路な
どの走り始めにおいて走行不能となることがなく走破性
を高めることができる。また、高差動による内部発熱が
抑制されるため、温度の上昇を防止することができ、耐
久性を向上させることができる。さらに、トルクが所定
値以下になると通常のトルク特性に戻るため、タイトコ
ーナブレーキング現象を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図のA−A矢視図、 第3図は本発明のトルク特性を示すグラフ、第4図は従
来のトルク特性を示すグラフである。 図中、 11・・・カムlリング、 ’l’lA・・・カム面、 12・・・ロータ、 13・・・オイルシール、 14・・・プランジャー室、 15・・・プランジャー 16・・・主通路、 16A・・・A室(高圧室)、 ’16B・・・B室(低圧至)、 17・・・吐出路、 18・・・吸入路、 1つ・・・スプリング、 20・・・吸入弁、 21・・・スプリング、 22・・・吐出弁、 23・・・オリフィス、 24・・・オリフィスバルブ、 25・・・スプリング、 26・・・ニードルバルブ、 27・・・通路、 28・・・スプリング、 30・・・逆止弁、 31−・・ピストン、 32・・・保持部材、 33・・・スプリング、 34〜36・・・取付孔、 37・・・オイルシール、 38・・・取付ボルト、 39・・・閉止弁。 特許出願人 株式会社富士鉄工所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転
    速度差に応じた量の流体を流動させる流量発生手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、前記流体の
    流動抵抗により前記入出力軸間の伝達トルクが制御され
    るトルク伝達継手において、流体の吐出路および吸入路
    を連通させる主通路内に、オリフィスを有し吐出路側が
    所定の吐出圧に達するとスプリングに抗して移動するオ
    リフィスバルブと、該オリフィスバルブが移動したとき
    前記オリフィスを閉止するニードルバルブを備えたこと
    を特徴とする油圧式動力伝達継手。
JP31153188A 1988-12-09 1988-12-09 油圧式動力伝達継手 Expired - Lifetime JPH0650131B2 (ja)

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