JP2815755B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JP2815755B2 JP9839592A JP9839592A JP2815755B2 JP 2815755 B2 JP2815755 B2 JP 2815755B2 JP 9839592 A JP9839592 A JP 9839592A JP 9839592 A JP9839592 A JP 9839592A JP 2815755 B2 JP2815755 B2 JP 2815755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動力配分に使
用する油圧式動力伝達継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願昭63−204043
号において、下記のような油圧式動力伝達継手を提案し
ている。すなわち、この油圧式動力伝達継手は、相対回
転可能な入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転速度差
に応じた量の流体を流動させる流量発生手段と、前記流
体の吐出路に流動抵抗を発生する手段を備え、前記流体
の流動抵抗により前記入出力軸間の伝達トルクが制御さ
れるトルク伝達継手において、前記吐出路の開口部に回
転自在に収納されオリフィスと突出部とフライホイール
と開放孔を有し車両の急加速時には継手の角加速度を検
知して前記吐出路を閉止し急減速時には吐出路を開放す
るロータリバルブと、該ロータリバルブの前記突出部に
係合するリターンスプリングと、該リターンスプリング
をその突起部を介して位置決めを行う蓋部材と、を備え
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式動力伝達継手にあっては、ABS付の
車両で急ブレーキ状態のとき、ロックタイヤに継がる位
置にある継手は、回転方向に大きな減速度が生じ、慣性
を有するロータリバルブはリターンスプリングの力に打
勝って、油圧回路を開き、トルクの伝達特性を下げ、ブ
レーキ力の継手に伝達される干渉トルクを低くするが、
ABSのシステムはタイヤのロック状態を回避するため
ブレーキをゆるめたり強めたりを繰り返す。
【0004】このため、ゆるめた時は油圧継手の回転方
向の減速度も減じるため、ロータリバルブはスプリング
の力によりもとの位置に戻される。このため、油圧継手
の伝達特性も強くなり、継手に伝達される干渉トルクは
上昇する。また、車両のブレーキの減速度で、スプリン
グ力やロータリバルブの慣性による側面に生じるフリク
ション、スプリング力によって生じる各部の偏荷重によ
るフリクションなどに打勝って、高圧のロータリバルブ
を作動させるためには、大きな慣性重量が必要となり、
蓋部材の中に入れると完成品は全体として非常に大きな
構造となる。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、ABSとの干渉を防止し、重
量を低減することができる油圧式動力伝達継手を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の本発明は、相対回転可能な入出力軸間に設け
られ、両軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させ、
流体の流動抵抗により入出力軸間の伝達トルクを制御す
る油圧式動力伝達継手において、前記入出力軸の一方に
連結される第1回転部材と入出力軸の他方に連結される
第2回転部材の間に、第回転部材のカム面に弁体の外
周に形成した突起を係合することで回転方向により所定
位置に回動自在に設けられ、フライホイール部と開放孔
を有し、トルク伝達時には継手内部の高圧路を閉止し、
継手の回転が所定値より大きい減速度の時には、前記フ
ライホイール部により高圧路を前記開放孔に連通させる
弁体と、該弁体と前記第1回転部材の間に設けられ摩擦
抵抗を与える摩擦部材とを備えたものである。また、前
記目的を達成するために、第2の発明は、 相対回転可能
な入出力軸間に設けられ、両軸の回転速度差に応じた量
の流体を流動させ、流体の流動抵抗により入出力軸間の
伝達トルクを制御する油圧式動力伝達継手において、
記入出力軸の一方に連結される第1回転部材と入出力軸
の他方に連結される第2回転部材の間に、第2回転部材
のカム面に弁体の外周に形成した突起を係合することで
回転方向により所定位置に回動自在に設けられ、フライ
ホイール部と開放路と該開放路に連通する開放孔を有
し、トルク伝達時は継手内部の高圧路を閉止し、継手の
回転が所定値より大きい減速度の時には前記フライホイ
ール部により高圧室を前記開放路および前記開放孔に連
通させる弁体と、 前記開放路の出口部を閉止し前記第1
回転部材と該弁体の間に吐出圧による摩擦抵抗を与える
ための蓋部材と、前記出口部の周囲に設けたシール部材
とを備えたものである。また、前記目的を達成するため
に、第3の発明は、 相対回転可能な入出力軸間に設けら
れ、両軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させ、流
体の流動抵抗により入出力軸間の伝達トルクを制御する
油圧式動力 伝達継手において、 前記入出力軸の一方に連
結される第1回転部材と入出力軸の他方に連結される第
2回転部材の間に、第2回転部材のカム面に弁体の外周
に形成した突起を係合することで回転方向により所定位
置に回動自在に設けられ、フライホイール部とオリフィ
スと開放孔を有し、トルク伝達時には継手内部の高圧路
を前記オリフィスに連通させ、継手の回転が所定値より
大きい減速度の時には前記フライホイール部により高圧
路を前記開放孔に連通させる弁体と、 該弁体と前記第1
回転部材の間に設けられ摩擦抵抗を与える摩擦部材とを
備えたものである。
【0007】
【作用】本発明においては、フライホイール部を有する
弁体をばねで位置決めするのでなく、第1回転部材との
間で供廻りができる程度のわずかのフリクション抵抗を
与えることにより、供廻りをするようにし、第2回転部
材に設けたカム面に、弁体より突起を出し、通常の駆動
時には常に流動抵抗発生手段に流動抵抗が生じるように
回転させている。
【0008】一方、車両にブレーキがかけられると、フ
ライホイール部を有する弁体は、わずかのフリクション
抵抗に打勝って、弁体を第1回転部材に対して相対的に
回転し、流動抵抗発生手段に流動抵抗が生じないように
する。すなわち、継手はトルクを伝達しないようにす
る。この状態はブレーキの減速度が小さくなっても、ま
た、タイヤからの回転が増速方向となっても、すなわ
ち、ロックしたタイヤのブレーキ力を弱めることによ
り、路面との摩擦力により回転上昇してきても、ブレー
キの効いている車輪側の回転より、ブレーキ力がゆるめ
られて回転上昇するタイヤ側の回転が早くなるまでは継
手は流動抵抗が生じない状態、即ちトルクを伝達しない
状態を保持している。
【0009】ABSブレーキはブレーキ力の強弱を繰り
返すが、本継手をつけることにより、前輪が後輪よりも
早く回転する条件、特に、ABSブレーキで一番大切な
初期段階においての干渉が、大幅に避けられるためAB
Sのシステムとしての特性の向上が計られる。また、弁
体は、カム面により位置決定がされるが、カム面はこの
継手のサイズを決定する最大径近くに設計されるため、
弁体は最大径の設計に対応することができる。その結
果、慣性重量を大きくし、全重量を小さくおさえるため
に最も有利な設計構造とすることができる。
【0010】なお、ABSのシステムは未だ高価なシス
テムであり、ユーザーにより付ける場合と付けない場合
がある。本継手はフライホイール部のみを取り除き、油
圧回路の孔加工をやめることにより、従来の普通の継手
とすることができるため、対応が極めて容易であり、生
産ラインの構成を単純にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図5は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、図1および図2において、1
は例えばファイナルドライブユニットのケースであり、
ケース1にはベアリング2を介して出力軸3の一端が回
転自在に支持される。出力軸3には雄のスプライン部4
が形成され、また、ねじ部5が形成されている。
【0012】6は出力軸3に連結される継手7のロータ
ーシャフト(第1回転部材)であり、ローターシャフト
6には中空部8が形成されている。この中空部8には段
部9が形成され、段部9の右側の小径部10には前記出
力軸3のスプライン部4に嵌合する雌のスプライン部1
1が形成されている。ローターシャフト6と出力軸3を
スプライン部11,4により、スプライン嵌合し、ねじ
部5にワッシャー12を段部9に当接するまで挿入し、
ナット13で締結する。
【0013】ローターシャフト6の外径部14の円筒面
は精密加工仕上され、外径部14とケース1の間にはオ
イルシール15が介装される。16は図示しない入力軸
に連結されるエンドブロックであり、エンドブロック1
6はカム面17を有するハウジング18に溶接で一体に
結合され、エンドブロック16とハウジング18が第2
回転部材を構成している。
【0014】エンドブロック16には平面部19、イン
ロー部20およびボルト孔21がそれぞれ形成されてい
る。ローターシャフト6には、放射方向に複数個のプラ
ンジャー室22が形成され、プランジャー室22内は複
数個のプランジャー23がリターンスプリング24を介
して摺動自在に収納されている。
【0015】プランジャー23には吸入吐出孔25が形
成され、プランジャー23の内部であって吸入吐出孔2
5にはチェックバルブ26が設けられ、チェックバルブ
26はスプリング27を介してリテーナ28により保持
される。チェックバルブ26には流動抵抗発生手段とし
てのオリフィス29が形成されている。また、ローター
シャフト6にはプランジャー室22に連通する高圧室3
0と高圧室30に連通する高圧路31が形成されてい
る。
【0016】32は弁体としてのロータリバルブであ
り、ロータリバルブ32はハウジング18とローターシ
ャフト6の間に回転方向により所定の位置に回動自在に
設けられる。すなわち、ロータリバルブ32はハウジン
グ18の内周に形成したカム面17に係合する位置決め
用の突起33を有する。ロータリバルブ32はフライホ
イール部34が一体に形成されるとともに、高圧路31
に連通可能な開放孔35を有している。
【0017】36はロータリバルブ32とローターシャ
フト6の間に設けられた皿(または波)形の摩擦部材で
あり、摩擦部材36はロータリバルブ32の位置決めを
行うのではなく、わずかな摩擦抵抗を与えることにより
ローターシャフト6と供廻りさせる機能を持つ。37は
ハウジング18とともに回転するアキュムレータピスト
ンであり、アキュムレータピストン37は内圧に応じて
移動し、封入油の熱膨張を吸収する。アキュムレータピ
ストン37とリテーナ38との間には、リターンスプリ
ング39が介装され、アキュムレータピストン37とロ
ーターシャフト6の間にはオイルシール40が介装され
ている。
【0018】なお、41はオイルシール、42はニード
ルベアリング、43はスナップリング、44はOリング
である。次に、作用を説明する。まず、通常動作時につ
いて説明する。ハウジング18とローターシャフト6と
の間に回転差が生じると、吐出行程にあるプランジャー
23はハウジング18のカム面17により放射方向に押
し込まれる。
【0019】プランジャー室22のオイルは、オリフィ
ス29を通って吸入吐出孔25から低圧室に供給され
る。この時、オリフィス29の抵抗によりプランジャー
室22、高圧室30、高圧路31の油圧が上昇し、プラ
ンジャー23に反力が発生する。このプランジャー反力
に逆ってハウジング18を回転させることによりトルク
が発生し、ハウジング18とローターシャフト6の間で
トルクが伝達される。
【0020】すなわち、図5のAで示すように、ロータ
ーシャフト6とハウジング18の相対回転の2乗に比例
したトルクが伝達される。この場合、図3に示すよう
に、ハウジング18がローターシャフト6よりも相対的
に早く右回転しているが、通常動作時にはフライホイー
ル部34には回転慣性力が作用せず、ロータリバルブ3
2とローターシャフト6は図示の位置関係にあり、プラ
ンジャー23がオイルを締込む位相のとき、高圧路31
はロータリバルブ32により閉止され、開放孔35とは
連通しない。
【0021】次に、急減速時について説明する。車両に
ABSがはたらくような急ブレーキがかけられると、図
4に示すように、ハウジング18がローターシャフト6
よりも相対的に早く右回転しているが、フライホイール
部34によりロータリバルブ32が回転慣性力でまわる
ため、プランジャー23がオイルを締込む位相のとき、
高圧路31と開放孔35が連通する。
【0022】このときのトルク特性は、図5のBに示す
ようなものとなり、前後のブレーキ力の干渉を避けるこ
とができる。なお、通常使用条件における逆転時の状態
については、図4の矢印を逆でみた状態となり、トルク
を通常動作時のように伝達することができる。また、ロ
ータリバルブ32はカム面17により位置決めされる
が、カム面17は継手サイズを決定する最大径近くに設
計されるため、ロータリバルブ32は最大径の設計に対
応することができる。このため、フライホイール部34
の慣性を大きくしても、全重量を小さくおさえることが
できる。
【0023】次に、図6〜図8は本発明の第2実施例を
示す図である。なお、図7は図6のA−A断面矢視図、
図8は図6のB−B断面矢視図である。図6〜図8にお
いて、51はロータリバルブであり、ロータリバルブ5
1には、プランジャー室22に連通する高圧路52に連
通可能な開放路53が形成され、開放路53には開放孔
54が連通している。開放路53の出口部は蓋部材55
により閉止され、蓋部材55に続いてスラストニードル
ベアリング56、リテーニングプレート57およびスナ
ップリング58が設けられている。蓋部材55はハウジ
ング18とローガシャフト6との間に吐出圧による摩擦
抵抗を与えるために設けられている。
【0024】開放路53の出口部の周囲には溝59が形
成され、溝59内にはOリング60が挿入されている。
また、ロータリバルブ51は、フライホイール部61が
一体に形成され、ハウジング18のカム面17に係合す
る突起62を有する。通常動作時には、高圧路52はロ
ータリバルブ51に閉止され、オリフィス29により流
動抵抗を発生させる。これにより、図5のAで示すトル
ク特性が得られる。
【0025】急減速時には、フライホイール部61によ
り、ロータリバルブ51が回動し、高圧路52と開放路
53および開放孔54が連通し、図5のBで示すトルク
となる。本実施例においても前記実施例と同様な効果を
得ることができる。次に、図9〜図12は本発明の第3
実施例を示す図である。
【0026】図9および図10において、22はロータ
ーシャフト6に形成されたプランジャー室であり、プラ
ンジャー室22内には複数のプランジャー71がリター
ンスプリング72を介して放射方向に摺動自在に収納さ
れる。プランジャー室22に連通する高圧室73がロー
ターシャフト6に形成され、高圧室73には高圧路74
が連通している。
【0027】75はハウジング18のカム面17に係合
する突起76を有するロータリバルブであり、ロータリ
バルブ75はハウジング18とローターシャフト6の間
に回動自在に設けられる。ロータリバルブ75にはフラ
イホイール部77が一体に形成されるとともに、高圧路
74に連通可能なオリフィス78および開放孔79がそ
れぞれ形成されている。80はローターシャフト6とロ
ータリバルブ75の間に設けられた摩擦部材であり、摩
擦部材80はわずかな摩擦抵抗を与え、ロータリバルブ
75がローターシャフト6と供廻りするようにしてい
る。
【0028】通常動作時には、図11に示すように、プ
ランジャー71がオイルを締込む位相において、高圧路
74はオリフィス78に連通しており、図5のAで示す
トルクが得られる。一方、車両にABSがはたらくよう
な急ブレーキがかけられた急減速時には、フライホイー
ル部77によりロータリバルブ75が回動し、図12に
示すように、プランジャー71がオイルを締込む位相に
おいて、高圧路74が開放孔79に連通する。これによ
り、トルク特性は図5のBで示すようなものになる。
【0029】本実施例においても前記実施例と同様な効
果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、急減速時にオイルを開放孔に逃がしトルクを伝達し
ないようにしたため、ABSとの干渉を防止することが
できる。また、慣性重量を大きくし、全重量を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図
【図2】図1のA−A断面矢視図
【図3】図1のB−B断面矢視図
【図4】図1のB−B断面矢視図
【図5】トルク特性を示すグラフ
【図6】本発明の第2実施例を示す図
【図7】図6のA−A断面矢視図
【図8】図6のB−B断面矢視図
【図9】本発明の第3実施例を示す図
【図10】図9のA−A断面矢視図
【図11】図9のB−B断面矢視図
【図12】図9のB−B断面矢視図
【符号の説明】
1:ケース 2:ベアリング 3:出力軸 4:スプライン部 5:ねじ部 6:ローターシャフト 7:継手 8:中空部 9:段部 10:小径部 11:スプライン部 12:ワッシャー 13:ナット 14:外径部 15:オイルシール 16:エンドブロック 17:カム面 18:ハウジング 19:平面部 20:インロー部 21:ボルト孔 22:プランジャー室 23:プランジャー 24:リターンスプリング 25:吸入吐出孔 26:チェックバルブ 27:スプリング 28:リテーナ 29:オリフィス 30:高圧室 31:高圧路 32:ロータリバルブ(弁体) 33:突起 34:フライホイール部 35:開放孔 36:摩擦部材 37:アキュムレータピストン 38:リテーナ 39:リターンスプリング 40:オイルシール 41:オイルシール 42:ニードルベアリング 43:スナップリング 44:Oリング 51:ロータリバルブ 52:高圧路 53:開放路 54:開放孔 55:蓋部材 56:スラストニードルベアリング 57:リテーニングプレート 58:スナップリング 59:溝 60:Oリング 61:フライホイール部 62:突起 71:プランジャー 72:リターンスプリング 73:高圧室 74:高圧路 75:ロータリバルブ 76:突起 77:フライホイール部 78:オリフィス 79:開放孔 80:摩擦部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 31/00 F16D 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、両
    軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させ、流体の流
    動抵抗により入出力軸間の伝達トルクを制御する油圧式
    動力伝達継手において、 前記入出力軸の一方に連結される第1回転部材と入出力
    軸の他方に連結される第2回転部材の間に、第回転部
    材のカム面に弁体の外周に形成した突起を係合すること
    で回転方向により所定位置に回動自在に設けられ、フラ
    イホイール部と開放孔を有し、トルク伝達時には継手内
    部の高圧路を閉止し、継手の回転が所定値より大きい減
    速度の時には、前記フライホイール部により高圧路を前
    記開放孔に連通させる弁体と、該弁体と前記第1回転部
    材の間に設けられ摩擦抵抗を与える摩擦部材とを備えた
    ことを特徴とする油圧式動力伝達継手。
  2. 【請求項2】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、両
    軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させ、流体の流
    動抵抗により入出力軸間の伝達トルクを制御する油圧式
    動力伝達継手において、 前記入出力軸の一方に連結される第1回転部材と入出力
    軸の他方に連結される第2回転部材の間に、第回転部
    材のカム面に弁体の外周に形成した突起を係合すること
    で回転方向により所定位置に回動自在に設けられ、フラ
    イホイール部と開放路と該開放路に連通する開放孔を有
    し、トルク伝達時は継手内部の高圧路を閉止し、継手の
    回転が所定値より大きい減速度の時には前記フライホイ
    ール部により高圧室を前記開放路および前記開放孔に連
    通させる弁体と、 前記開放路の出口部を閉止し前記第1回転部材と該弁体
    の間に吐出圧による摩擦抵抗を与えるための蓋部材と、
    前記出口部の周囲に設けたシール部材とを備えたことを
    特徴とする油圧式動力伝達継手。
  3. 【請求項3】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、両
    軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させ、流体の流
    動抵抗により入出力軸間の伝達トルクを制御する油圧式
    動力伝達継手において、 前記入出力軸の一方に連結される第1回転部材と入出力
    軸の他方に連結される第2回転部材の間に、第回転部
    材のカム面に弁体の外周に形成した突起を係合すること
    で回転方向により所定位置に回動自在に設けられ、フラ
    イホイール部とオリフィスと開放孔を有し、トルク伝達
    時には継手内部の高圧路を前記オリフィスに連通させ、
    継手の回転が所定値より大きい減速度の時には前記フラ
    イホイール部により高圧路を前記開放孔に連通させる弁
    体と、 該弁体と前記第1回転部材の間に設けられ摩擦抵抗を与
    える摩擦部材とを備えたことを特徴とする油圧式動力伝
    達継手。
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