JPS63101567A - 回転差感応型継手 - Google Patents
回転差感応型継手Info
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- JPS63101567A JPS63101567A JP24608686A JP24608686A JPS63101567A JP S63101567 A JPS63101567 A JP S63101567A JP 24608686 A JP24608686 A JP 24608686A JP 24608686 A JP24608686 A JP 24608686A JP S63101567 A JPS63101567 A JP S63101567A
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- oil
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、四輪駆動車等の駆動力配分装置等として用い
られる回転差感応型継手に関する。
られる回転差感応型継手に関する。
(従来の技術)
従来の回転差感応型継手としては、例えば、特開昭60
−116529号公報に記載されているような継手が知
られている。
−116529号公報に記載されているような継手が知
られている。
この従来継手は、前輪に駆動力を伝達する第1の回転軸
と、後輪に駆動力を伝達する第2の回転軸と、前記第1
と第2の回転軸の連結手段として使用され、且つ第1と
第2の回転軸の回転速度差によって駆動されると共に回
転速度差に応じた油量を吐出する油圧ポンプとからなる
四輪駆動用連結装置において、油圧ポンプの吐出口と吸
込口側油路間に油流通制御手段を有する副油路を設けた
ことを特徴とするもので、前記油流通制御手段としては
マニホールド負圧やパワーステアリング油圧に応動して
開度が変化するようなオリフィスが示されている。
と、後輪に駆動力を伝達する第2の回転軸と、前記第1
と第2の回転軸の連結手段として使用され、且つ第1と
第2の回転軸の回転速度差によって駆動されると共に回
転速度差に応じた油量を吐出する油圧ポンプとからなる
四輪駆動用連結装置において、油圧ポンプの吐出口と吸
込口側油路間に油流通制御手段を有する副油路を設けた
ことを特徴とするもので、前記油流通制御手段としては
マニホールド負圧やパワーステアリング油圧に応動して
開度が変化するようなオリフィスが示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来継手にあっては、以下に
述べるような問題点があった。
述べるような問題点があった。
■ 開度が変化するオリフィスはボンプハウジングの油
路に設けである為、オリフィス開度を調整するニードル
弁51が遠心力を受け、車速が大の時にはオリフィスが
開状態となり、4WD走行をしたい時であるにもかかわ
らず2WD走行となってしまう。
路に設けである為、オリフィス開度を調整するニードル
弁51が遠心力を受け、車速が大の時にはオリフィスが
開状態となり、4WD走行をしたい時であるにもかかわ
らず2WD走行となってしまう。
■ 開度が変化するオリフィスはスプリングを有し、伝
達トルク特性はスプリング付勢力により一義的定まった
ものである為、走行状態や運転者の自由意志により任意
に駆動力配分特性を変更したい時であっても対応出来な
い。
達トルク特性はスプリング付勢力により一義的定まった
ものである為、走行状態や運転者の自由意志により任意
に駆動力配分特性を変更したい時であっても対応出来な
い。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
し、この目的達成のために本発明では、第1の回転軸と
、該第1の回転軸と相対回転可能な第2の回転軸と、前
記第1と第2の回転軸の連結手段として使用され、且つ
第1と第2の回転軸の回転速度差によって駆動されるロ
ーターとハウジングを有すると共に回転速度差に応じた
油量を吐出する油吐出手段と、該油吐出手段の吐出口に
連通ずる流路に設けられ油の流通を抑制するオリアイス
とからなる回転差感応型継手において、前記ローターの
中心軸部に、オリフィス及び該オリフィスの開度を変更
するオリフィス開度変更手段を設けた事を特徴とする手
段とした。
し、この目的達成のために本発明では、第1の回転軸と
、該第1の回転軸と相対回転可能な第2の回転軸と、前
記第1と第2の回転軸の連結手段として使用され、且つ
第1と第2の回転軸の回転速度差によって駆動されるロ
ーターとハウジングを有すると共に回転速度差に応じた
油量を吐出する油吐出手段と、該油吐出手段の吐出口に
連通ずる流路に設けられ油の流通を抑制するオリアイス
とからなる回転差感応型継手において、前記ローターの
中心軸部に、オリフィス及び該オリフィスの開度を変更
するオリフィス開度変更手段を設けた事を特徴とする手
段とした。
(作 用)
従って、本発明の回転差感応型継手では、上述のような
手段としたため、基本的には、第1の回転軸と第2の回
転軸との間に回転速度差が生じると、オリフィスによる
流動抵抗により油圧が発生し、両回転軸の回転速度差に
応じたトルクが一方の軸から他方の軸へ伝達される。
手段としたため、基本的には、第1の回転軸と第2の回
転軸との間に回転速度差が生じると、オリフィスによる
流動抵抗により油圧が発生し、両回転軸の回転速度差に
応じたトルクが一方の軸から他方の軸へ伝達される。
また、ローターの中心軸部に、オリフィス及び該オリフ
ィスの開度を変更するオリフィス開度変更手段を設けた
為、遠心力の影響をほとんど受けないで、オリフィス開
度変更手段を外部から作動させてオリフィスの開度を変
更することにより、走行状態や運転者の意志に基いた任
意の駆動力配分特性に設定出来る。
ィスの開度を変更するオリフィス開度変更手段を設けた
為、遠心力の影響をほとんど受けないで、オリフィス開
度変更手段を外部から作動させてオリフィスの開度を変
更することにより、走行状態や運転者の意志に基いた任
意の駆動力配分特性に設定出来る。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、四輪駆動車のエン
ジン駆動力伝達系に設けられる回転差感応型継手を例に
とる。
ジン駆動力伝達系に設けられる回転差感応型継手を例に
とる。
まず、第1実施例の構成を第1図〜第4図に示す図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1実施例の回転差感応型継手A1は、第4図に示すよ
うに、前輪駆動をベースにした四輪駆動車の後輪駆動系
の途中に、センターディファレンシャルと、後輪への駆
動力配分制御装置を兼用する継手として設けられている
。
うに、前輪駆動をベースにした四輪駆動車の後輪駆動系
の途中に、センターディファレンシャルと、後輪への駆
動力配分制御装置を兼用する継手として設けられている
。
第1実施例継手A1が適用される四輪駆動車の駆動系は
、前輪駆動系として、エンジン1、トランスミッション
(クラッチを含む)2、フロントディファレンシャル3
、フロントドライブシャフト4,5、フロントドライブ
シャフトジヨイント6・・・、前輪7,8を備えていて
、後輪駆動系として、トランスファギヤトレーン9、フ
ロントプロペラシャフトlO、センタプロペラシャフト
(第1の回転軸)11、回転差感応型継手(油吐出手段
)Al、リヤプロペラシャフト(第2の回転軸)12、
プロペラシャフトジヨイント13・・・、センターベア
リング14、リヤディファレンシャル15、リヤドライ
ブシャフト16.17、リヤドライブシャフトジヨイン
ト18・・・、後輪19゜20を備えている。
、前輪駆動系として、エンジン1、トランスミッション
(クラッチを含む)2、フロントディファレンシャル3
、フロントドライブシャフト4,5、フロントドライブ
シャフトジヨイント6・・・、前輪7,8を備えていて
、後輪駆動系として、トランスファギヤトレーン9、フ
ロントプロペラシャフトlO、センタプロペラシャフト
(第1の回転軸)11、回転差感応型継手(油吐出手段
)Al、リヤプロペラシャフト(第2の回転軸)12、
プロペラシャフトジヨイント13・・・、センターベア
リング14、リヤディファレンシャル15、リヤドライ
ブシャフト16.17、リヤドライブシャフトジヨイン
ト18・・・、後輪19゜20を備えている。
前記フロントディファレンシャル3は、トランスミッシ
ョン2の最終段ギヤ21と、前記フロントドライブシャ
フト4,5との間に介装された前輪7,8の差動装置で
ある。
ョン2の最終段ギヤ21と、前記フロントドライブシャ
フト4,5との間に介装された前輪7,8の差動装置で
ある。
前記トランスファギヤトレーン9は、前記フロントディ
ファレンシャル3のデフケース22からエンジン駆動力
を後輪19.20側へ取り出す駆動力分割装置で、この
トランスファギヤトレーン9と前記フロントディファレ
ンシャル3と共にトランスアクスルケース23に納めら
れている。
ファレンシャル3のデフケース22からエンジン駆動力
を後輪19.20側へ取り出す駆動力分割装置で、この
トランスファギヤトレーン9と前記フロントディファレ
ンシャル3と共にトランスアクスルケース23に納めら
れている。
前記リヤディファレンシャル15は、前記リヤプロペラ
シャフト12と、リヤドライブシャフト16.17との
間に介装された後輪19.20の差動装置である。
シャフト12と、リヤドライブシャフト16.17との
間に介装された後輪19.20の差動装置である。
第1実施例の回転差感応型継手AIの構成を説明する。
第1実施例継手Alは、第1図〜第3図に示すように、
ピストン式の油吐出手段によるもので、ドライブハウジ
ング30、ローター40、ドライビングピストン50、
シリンダー室60、油流通制御油路70、レギュレータ
ー油路80、リリーフ油路90、アキュムレータ室10
0、オリフィスバルブ110、ソレノイドアクチュエー
ター120を主要な構成としている。
ピストン式の油吐出手段によるもので、ドライブハウジ
ング30、ローター40、ドライビングピストン50、
シリンダー室60、油流通制御油路70、レギュレータ
ー油路80、リリーフ油路90、アキュムレータ室10
0、オリフィスバルブ110、ソレノイドアクチュエー
ター120を主要な構成としている。
前記ドライブハウジング3oは、第1の回転軸であるセ
ンタプロペラシャフト11に対し、ボルト止め等により
一体に設けられる部材で、その内周部には略正方形によ
るカム面31が形成されている。
ンタプロペラシャフト11に対し、ボルト止め等により
一体に設けられる部材で、その内周部には略正方形によ
るカム面31が形成されている。
前記ローター40は、前記ドライブハウジング30のカ
ム面31内に挿入状態で配置され、第2の回転軸である
リヤプロペラシャフト12がボルト止め等によって一体
に設けられると共に、前記ドライブハウジング30に対
しビス止めされたストッパプレート41によって相対回
転を許容しながら軸方向に固定状態で設けられている。
ム面31内に挿入状態で配置され、第2の回転軸である
リヤプロペラシャフト12がボルト止め等によって一体
に設けられると共に、前記ドライブハウジング30に対
しビス止めされたストッパプレート41によって相対回
転を許容しながら軸方向に固定状態で設けられている。
尚、このローター40には、前記カム面31に対向する
位置で放射半径方向に等間隔で4個所にシリンダー穴4
2・・・が形成されている。
位置で放射半径方向に等間隔で4個所にシリンダー穴4
2・・・が形成されている。
前記ドライビングピストン50は、前記シリンダー穴4
2に対しシールリング51により油密状態で設けられた
カム部材で、周方向に45度ズした位置でカム面31に
周接し、カム面31との周接面は滑らかな接触移動を確
保する為に球面50aに形成され、前記ドライブハウジ
ング30とローター40との相対回転時に往復動する。
2に対しシールリング51により油密状態で設けられた
カム部材で、周方向に45度ズした位置でカム面31に
周接し、カム面31との周接面は滑らかな接触移動を確
保する為に球面50aに形成され、前記ドライブハウジ
ング30とローター40との相対回転時に往復動する。
尚、前記球面50aの曲率半径は、カム面31より小さ
いが、シリンダー穴42の径に合うドライビングポール
よりも大きく設定されていて、ヘルツの接触応力が高く
、高容量(高トルク)に耐えられるようにしている。
いが、シリンダー穴42の径に合うドライビングポール
よりも大きく設定されていて、ヘルツの接触応力が高く
、高容量(高トルク)に耐えられるようにしている。
前記シリンダー室60は、前記シリンダー穴42と前記
ドライビングピストン50との間に形成された室で、ド
ライビングピストン50の往復動に伴なって体積変化す
る。
ドライビングピストン50との間に形成された室で、ド
ライビングピストン50の往復動に伴なって体積変化す
る。
前記油流通制御油路70は、第1図及び第3図に示すよ
うに、前記ローター40に形成され、各シリンダー室6
0・・・とアキュムレーター室100とをオリフィスバ
ルブ110を介して連結する油路で、シリンダー室60
側でありローター径方向(ラジアル方向)に配置される
高圧側油路71と、アキュムレーター室100側であり
ローター軸方向(アキシャル方向)に配置される低圧側
油路72とによって構成されている。
うに、前記ローター40に形成され、各シリンダー室6
0・・・とアキュムレーター室100とをオリフィスバ
ルブ110を介して連結する油路で、シリンダー室60
側でありローター径方向(ラジアル方向)に配置される
高圧側油路71と、アキュムレーター室100側であり
ローター軸方向(アキシャル方向)に配置される低圧側
油路72とによって構成されている。
前記レギュレータ油路80は、第1図及び第2図に示す
ように、アキュムレーター室100の内圧設定の為に、
一つ置きに配置されるシリンダー室60,60.60と
前記アキュムレーター室lOOとをワンウェイバルブ8
3を介して連通ずる油路で、ローター径方向(ラジアル
方向)の放射油路81と、ローター軸方向の軸方向油路
82とによって構成され、前記放射油路81には、アキ
ュムレーター室100からシリンダー室6oへの作動油
流通のみを許すポール弁構造のワンウェイバルブ83が
設けられ、軸方向油路82には油路が形成されたビス8
4が設けられている。
ように、アキュムレーター室100の内圧設定の為に、
一つ置きに配置されるシリンダー室60,60.60と
前記アキュムレーター室lOOとをワンウェイバルブ8
3を介して連通ずる油路で、ローター径方向(ラジアル
方向)の放射油路81と、ローター軸方向の軸方向油路
82とによって構成され、前記放射油路81には、アキ
ュムレーター室100からシリンダー室6oへの作動油
流通のみを許すポール弁構造のワンウェイバルブ83が
設けられ、軸方向油路82には油路が形成されたビス8
4が設けられている。
尚、前記ワンウェイバルブ83は、バルブポール83a
と、バルブスプリング83bと、バルブリテーナ83c
とによって構成されている。
と、バルブスプリング83bと、バルブリテーナ83c
とによって構成されている。
前記リリーフ油路90は、第1図及び第2図に示すよう
に、一つ置きに配置されるシリンダー室60.60.6
0(レギュレータ油路80が設けられていない側)と前
記アキュムレーター室100とをリリーフバルブ93を
介して連通する油路で、ローター径方向(ラジアル方向
)の径方向油路91と、ローター軸方向の軸方向油路9
2とによって構成され、前記軸方向油路92には、ポー
ル弁構造のリリーフバルブ93が設けられている。
に、一つ置きに配置されるシリンダー室60.60.6
0(レギュレータ油路80が設けられていない側)と前
記アキュムレーター室100とをリリーフバルブ93を
介して連通する油路で、ローター径方向(ラジアル方向
)の径方向油路91と、ローター軸方向の軸方向油路9
2とによって構成され、前記軸方向油路92には、ポー
ル弁構造のリリーフバルブ93が設けられている。
尚、前記リリーフバルブ93は、バルブポール93aと
、バルブスプリング93bとを備え、バルブリテーナ9
4は前記ビス84によって固定されている。
、バルブスプリング93bとを備え、バルブリテーナ9
4は前記ビス84によって固定されている。
前記アキュムレータ室100は、作動油の一時的貯留及
び放出により油量の増減吸収を行なう室で、ローター4
0に往復動可能に油密状態で設けられたアキュムレータ
ピストン101と、該ピストン101とスプリングリテ
ーナ102との間に介装されたコイルスプリング103
と、によって構成されている。
び放出により油量の増減吸収を行なう室で、ローター4
0に往復動可能に油密状態で設けられたアキュムレータ
ピストン101と、該ピストン101とスプリングリテ
ーナ102との間に介装されたコイルスプリング103
と、によって構成されている。
尚、前記アキュムレータピストン101には、その中央
部(中心軸上)にエアー及び油抜き用のシールプラグ1
04が設けられていて、このシールプラグ104によっ
て回転アンバランスを防止しながらエアーや油抜き作業
を短時間で効果的に出来るようにしている。
部(中心軸上)にエアー及び油抜き用のシールプラグ1
04が設けられていて、このシールプラグ104によっ
て回転アンバランスを防止しながらエアーや油抜き作業
を短時間で効果的に出来るようにしている。
前記オリフィスバルブ110は、前記低圧側油路72に
軸方向移動可能に設けられた円筒状のバルブ部材で、3
箇所に油溝111,112,113が切られており、各
油溝111,112,113の底部にはオリフィス孔1
14,115,116が開けられている。
軸方向移動可能に設けられた円筒状のバルブ部材で、3
箇所に油溝111,112,113が切られており、各
油溝111,112,113の底部にはオリフィス孔1
14,115,116が開けられている。
尚、第2図及び第3図において、上半分はオリフィスバ
ルブ110によって高圧側油路71と低圧側油路72と
の遮断状態が示され、下半分はオリフィスバルブ110
によって高圧側油路71と低圧側油路72とをオリフィ
ス孔114,115.116にて連通状態が示されてい
る。
ルブ110によって高圧側油路71と低圧側油路72と
の遮断状態が示され、下半分はオリフィスバルブ110
によって高圧側油路71と低圧側油路72とをオリフィ
ス孔114,115.116にて連通状態が示されてい
る。
前記ソレノイドアクチュエーター120は、外部からの
スイッチ操作等で前記オリフィスバルブ110を切り換
え作動させるアクチュエーターで、ローター40に対し
0−リング121で油密状態を保ちなから螺合固定され
ている。
スイッチ操作等で前記オリフィスバルブ110を切り換
え作動させるアクチュエーターで、ローター40に対し
0−リング121で油密状態を保ちなから螺合固定され
ている。
尚、第2図の122は電気信号用端子で、図外のユニッ
ト(例えば、スリップリングで外部より回転部分に電気
信号を伝えるようにしたデフのコンパニオンフランジ部
等)から引き出された電線が接続される。
ト(例えば、スリップリングで外部より回転部分に電気
信号を伝えるようにしたデフのコンパニオンフランジ部
等)から引き出された電線が接続される。
また、123.124はバネで、先端に接触子を有し、
ソレノイドアクチュエーター120に電気信号を供給す
るようにしている。
ソレノイドアクチュエーター120に電気信号を供給す
るようにしている。
また、図示していないが、切り換え操作用のスイッチは
車室内に設けられ、オートモード(2WDから4WDま
で前後輪の回転速度差に応じて駆動力配分が自動的に変
更されるモード)と、4WD固定モード(走行状態にか
かわらず4輪駆動状態であるモード)との切り換えが行
なえるようにしている。
車室内に設けられ、オートモード(2WDから4WDま
で前後輪の回転速度差に応じて駆動力配分が自動的に変
更されるモード)と、4WD固定モード(走行状態にか
かわらず4輪駆動状態であるモード)との切り換えが行
なえるようにしている。
次に、第1実施例の作用を説明する。
(イ)オートモード時
スイッチをオートモード側に操作し、オリフィスバルブ
110を第2図及び第3図で下半分の状態にしたオート
モード時であって、前後輪に回転速度差ΔNが発生しな
い時は、ドライブハウジング30とローター40とに相
対回転がなく、ドライビングピストン50が径方向に往
復動しない為・、回転差感応型継手Aによる後輪19.
20側への伝達トルクΔTの発生がなく、エンジン駆動
力は前輪7.8のみに伝達される前輪駆動状態となる。
110を第2図及び第3図で下半分の状態にしたオート
モード時であって、前後輪に回転速度差ΔNが発生しな
い時は、ドライブハウジング30とローター40とに相
対回転がなく、ドライビングピストン50が径方向に往
復動しない為・、回転差感応型継手Aによる後輪19.
20側への伝達トルクΔTの発生がなく、エンジン駆動
力は前輪7.8のみに伝達される前輪駆動状態となる。
しかしながら1前後輪に回転速度差ΔNが発生しない時
であっても、高速道路を高速直進走行する場合には、後
輪19.20の回転に伴なって高速回転するローター4
0に設けられているドライビングピストン50には遠心
力Fcが作用し、この遠心力Fcによってドライビング
ピストン50がカム面31に押し付けられることになり
、この遠心力Fcにより、第5図に示すように、伝達ト
ルクΔTcoが発生することになる。尚、遠心力Fcは
、 m”v” Fc=− m;質量(ドライビングピストン) r;回転中心軸から質量重心までの距離V;ローター回
転速度 であり、回転速度V、すなわち車速Vの2乗に比例して
発生する。
であっても、高速道路を高速直進走行する場合には、後
輪19.20の回転に伴なって高速回転するローター4
0に設けられているドライビングピストン50には遠心
力Fcが作用し、この遠心力Fcによってドライビング
ピストン50がカム面31に押し付けられることになり
、この遠心力Fcにより、第5図に示すように、伝達ト
ルクΔTcoが発生することになる。尚、遠心力Fcは
、 m”v” Fc=− m;質量(ドライビングピストン) r;回転中心軸から質量重心までの距離V;ローター回
転速度 であり、回転速度V、すなわち車速Vの2乗に比例して
発生する。
従って、高速道路等での高速直進走行時には、後輪19
.20側への伝達トルクΔTcoが発生して4輪駆動状
態となり、高速直進安定性を高めることができる。
.20側への伝達トルクΔTcoが発生して4輪駆動状
態となり、高速直進安定性を高めることができる。
オートモード時であって、路面状況や運転状態等によっ
て前後輪に回転速度差ΔNを生じた場合には、ドライブ
ハウジング30とローター40とに相対回転が発生し、
この相対回転によりカム面31に周接するドライビング
ピストン50は径方向に往復動し、この往復動のうち回
−転軸中心に向かうことでシリンダー室60の容積を縮
小させようとする時には、オリフィス孔114,115
゜116による流動抵抗でシリンダー室60内の圧力が
高まり、この発生油圧とピストン50の受圧面積とを掛
は合せた油圧力がドライビングピストン50をカム面3
1に押し付ける力となり、この押し付は力によって後輪
19.20側への伝達トルクΔTが発生する。
て前後輪に回転速度差ΔNを生じた場合には、ドライブ
ハウジング30とローター40とに相対回転が発生し、
この相対回転によりカム面31に周接するドライビング
ピストン50は径方向に往復動し、この往復動のうち回
−転軸中心に向かうことでシリンダー室60の容積を縮
小させようとする時には、オリフィス孔114,115
゜116による流動抵抗でシリンダー室60内の圧力が
高まり、この発生油圧とピストン50の受圧面積とを掛
は合せた油圧力がドライビングピストン50をカム面3
1に押し付ける力となり、この押し付は力によって後輪
19.20側への伝達トルクΔTが発生する。
尚、後輪19.20側への伝達トルクΔTは、回転速度
差ΔNが大きければ大きい程、オリフィス62の前後圧
力差も大きくなることから、第5図の実線に示すように
、2次関数曲線であられされる伝達トルク特性を示し、
車速Vが高い程、遠心力による伝達トルクΔTcが付加
された特性を示す。
差ΔNが大きければ大きい程、オリフィス62の前後圧
力差も大きくなることから、第5図の実線に示すように
、2次関数曲線であられされる伝達トルク特性を示し、
車速Vが高い程、遠心力による伝達トルクΔTcが付加
された特性を示す。
尚、前記リリーフ油路90には、回転差感応型継手AI
及び該継手A1を介して後輪19.20に駆動力を伝え
る駆動伝達系の破壊強度より小さな圧力で吐出油をリリ
ーフするリリーフバルブ93を設けた為、最大駆動トル
クΔTcmaxまでのトルクが後輪19.20へ入力さ
れる。
及び該継手A1を介して後輪19.20に駆動力を伝え
る駆動伝達系の破壊強度より小さな圧力で吐出油をリリ
ーフするリリーフバルブ93を設けた為、最大駆動トル
クΔTcmaxまでのトルクが後輪19.20へ入力さ
れる。
従って、前輪7.8がスリップした場合には、前輪7.
8のスリップ度合に応じて、自動的に前輪駆動状態から
4輪駆動状態へと駆動力配分が制御されることになり1
発進性や加速性の向上、両路や雪路での走破性向上、及
び泥ねい地での脱出性向上を図ることができる。
8のスリップ度合に応じて、自動的に前輪駆動状態から
4輪駆動状態へと駆動力配分が制御されることになり1
発進性や加速性の向上、両路や雪路での走破性向上、及
び泥ねい地での脱出性向上を図ることができる。
また、低速での小旋回時にも前後輪の旋回走行軌跡の差
で、前後輪にわずかの回転速度差ΔNが生じるが、この
時には後輪19.20側への伝達トルク4丁が小さな状
態である為、前後輪の回転速度差ΔNは回転差感応型継
手A1で吸収され(センタディファレンシャル機能)、
タイトコーナブレーキ現象の発生が防止される。
で、前後輪にわずかの回転速度差ΔNが生じるが、この
時には後輪19.20側への伝達トルク4丁が小さな状
態である為、前後輪の回転速度差ΔNは回転差感応型継
手A1で吸収され(センタディファレンシャル機能)、
タイトコーナブレーキ現象の発生が防止される。
また、高速旋回時においては、前後輪に大きな回転速度
差ΔNが生じ、後輪19.20側への伝達トルクΔTが
高い4輪駆動状態となる為、駆動力とコーナリングフォ
ースとの関係から限界旋回性能(コーナリング時の限界
速度)が高まる。
差ΔNが生じ、後輪19.20側への伝達トルクΔTが
高い4輪駆動状態となる為、駆動力とコーナリングフォ
ースとの関係から限界旋回性能(コーナリング時の限界
速度)が高まる。
(ロ)4WD固定モ一ド時
スイッチを4W−D固定モード側に操作し、オリフィス
バルブ110を第2図及び第3図で上半分の状態にした
4WD固定モ一ド時には、高圧側油路71が塞がれドラ
イビングピストン50がストロークできない状態となる
為、前後輪の回転速度差ΔNにかかわらずセンタプロペ
ラシャフト11とリヤプロペラシャフト12を直結する
継手として作用し5前後輪駆動力伝達系が直結の4輪駆
動状態となる。
バルブ110を第2図及び第3図で上半分の状態にした
4WD固定モ一ド時には、高圧側油路71が塞がれドラ
イビングピストン50がストロークできない状態となる
為、前後輪の回転速度差ΔNにかかわらずセンタプロペ
ラシャフト11とリヤプロペラシャフト12を直結する
継手として作用し5前後輪駆動力伝達系が直結の4輪駆
動状態となる。
しかしながら、極端に過大なトルクが発生すると、リリ
ーフバルブ93が開いて作動油を低圧側、すなわちアキ
ュムレーター室lOOに逃すトルクリミッタ−作用をし
くトルク特性としては第5図の1点鎖線に示す特性)、
少なくとも最大駆動トルクΔTcmaxを越えることが
なく、ドライビングピストン50のカム面31への過大
接触面圧の発生が防止されるし、過大トルクによる負荷
から後輪駆動系部品が保護される。
ーフバルブ93が開いて作動油を低圧側、すなわちアキ
ュムレーター室lOOに逃すトルクリミッタ−作用をし
くトルク特性としては第5図の1点鎖線に示す特性)、
少なくとも最大駆動トルクΔTcmaxを越えることが
なく、ドライビングピストン50のカム面31への過大
接触面圧の発生が防止されるし、過大トルクによる負荷
から後輪駆動系部品が保護される。
このように、4WD固定モードでは駆動直結状態となる
ことで、オートモードでの4輪駆動状態のような動力の
損失もなく(相対回転の許容できる状態では油の流動に
よる発熱がありわずかであるが動力の損失がある)、後
輪への伝達駆動力を大きく、しかも発熱がないために連
続して発揮させることが出来る。
ことで、オートモードでの4輪駆動状態のような動力の
損失もなく(相対回転の許容できる状態では油の流動に
よる発熱がありわずかであるが動力の損失がある)、後
輪への伝達駆動力を大きく、しかも発熱がないために連
続して発揮させることが出来る。
従って、オフロード(泥ねい地、悪路、砂地等)や雪路
や氷結路等の過酷な走行条件に対しても運転席からのス
イッチ操作によって4WD固定モードを選択することで
対応させることが出来る。
や氷結路等の過酷な走行条件に対しても運転席からのス
イッチ操作によって4WD固定モードを選択することで
対応させることが出来る。
以上説明してきたように、第1実施例の回転差感応型継
手Atにあっては、以下に述べるような効果が得られる
。
手Atにあっては、以下に述べるような効果が得られる
。
■ カム面31に対し径方向内側からドライビングピス
トン50が接触するように配置されている為、ローター
40が高回転する時に前記ドライビングピストン50に
作用する遠心力Fcで、前後輪に回転速度差ΔNの発生
がない時でも高車速時には所定の伝達トルクΔTcoが
発生して高速走行安定性が高まるし、回転速度差ΔNの
発生時には伝達トルクΔTcが付加されたトルク伝達特
性、すなわち回転速度差ΔNと車速Vとに対応したトル
ク伝達特性(第5図)を得ることができる。
トン50が接触するように配置されている為、ローター
40が高回転する時に前記ドライビングピストン50に
作用する遠心力Fcで、前後輪に回転速度差ΔNの発生
がない時でも高車速時には所定の伝達トルクΔTcoが
発生して高速走行安定性が高まるし、回転速度差ΔNの
発生時には伝達トルクΔTcが付加されたトルク伝達特
性、すなわち回転速度差ΔNと車速Vとに対応したトル
ク伝達特性(第5図)を得ることができる。
■ 相対回転する回転部材のうち、内側に配置されるロ
ーター40に油室60及び油路61が形成されている為
、ローター40が高回転する時に各油路70,80.9
0及びアキュムレータ室100を流通する作動油に対す
る遠心力影響がほとんど発生せず、安定したトルク伝達
特性が得られると共に、振れ回りの原因となることもな
く、各油路70,80.90がコンパクトにローター4
0の回転軸部に形成される。
ーター40に油室60及び油路61が形成されている為
、ローター40が高回転する時に各油路70,80.9
0及びアキュムレータ室100を流通する作動油に対す
る遠心力影響がほとんど発生せず、安定したトルク伝達
特性が得られると共に、振れ回りの原因となることもな
く、各油路70,80.90がコンパクトにローター4
0の回転軸部に形成される。
■ 構造的にショックアブソーバタイプでありシリンダ
ー室60のシール性は、シールリング51だけで油のリ
ークを防止する高いシール性が確保される為、低い回転
速度差ΔNの領域でもトルク伝達特性に従って伝達トル
クΔTを発生させることができる。
ー室60のシール性は、シールリング51だけで油のリ
ークを防止する高いシール性が確保される為、低い回転
速度差ΔNの領域でもトルク伝達特性に従って伝達トル
クΔTを発生させることができる。
■ カム面31をドライブハウジング30の内周部に形
成させている為、カム面31の全体の径を大きくとるこ
とができ、これによってカム面31を精度良く加工でき
ると共に、カム面31の凹凸がなめらかになるので、回
転速度差ΔNが大であってもカム面31とドライビング
ピストン50の衝突音発生を防止できる。
成させている為、カム面31の全体の径を大きくとるこ
とができ、これによってカム面31を精度良く加工でき
ると共に、カム面31の凹凸がなめらかになるので、回
転速度差ΔNが大であってもカム面31とドライビング
ピストン50の衝突音発生を防止できる。
■ 各油路70,80.90の端部は、アキュムレータ
室lOOに導かれている為、油量変動吸収と共に、トル
ク伝達系に生じる衝撃的なトルクのダンパーとなるし、
ドライビングピストン50その他各部の摺動部分の耐久
による摩耗等の補正手段としても作用する。
室lOOに導かれている為、油量変動吸収と共に、トル
ク伝達系に生じる衝撃的なトルクのダンパーとなるし、
ドライビングピストン50その他各部の摺動部分の耐久
による摩耗等の補正手段としても作用する。
■ リリーフ油路90には、回転差感応型継手Al及び
該継手A1を介して後輪19.20に駆動力を伝える駆
動伝達系の破壊強度より小さな圧力で吐出油をリリーフ
するリリーフバルブ93を設けた為、従来と同様に、油
圧系の破損を防止するリリーフ弁機能と共に、継手At
を介してエンジントルクを後輪に伝達する後輪駆動系の
設計強度を低下させつつも、その駆動系に大トルクが入
力する事を防止するトルクリミッタ−機能が発揮される
。
該継手A1を介して後輪19.20に駆動力を伝える駆
動伝達系の破壊強度より小さな圧力で吐出油をリリーフ
するリリーフバルブ93を設けた為、従来と同様に、油
圧系の破損を防止するリリーフ弁機能と共に、継手At
を介してエンジントルクを後輪に伝達する後輪駆動系の
設計強度を低下させつつも、その駆動系に大トルクが入
力する事を防止するトルクリミッタ−機能が発揮される
。
■ 2個分のシリンダ容M(油量)を1個のオリフィス
孔で絞る為、オリフィス面積は2倍に設定できる。換言
すれば、オリフィス径は1シリンダ1個のオリフィスに
比べ 2倍の大きさとなり、コンタミネーション(内部
のゴミのこと)の影響は激減する。
孔で絞る為、オリフィス面積は2倍に設定できる。換言
すれば、オリフィス径は1シリンダ1個のオリフィスに
比べ 2倍の大きさとなり、コンタミネーション(内部
のゴミのこと)の影響は激減する。
■ ワンウェイバルブ83を径方向(ラジアル方向)に
配設した為、アキシャル方向に配設した場合のように、
バルブポール83aに対する遠心力影響でバルブポール
83aがバルブシートから外れっばなしとなり(バルブ
スプリング83bは比較的にバネ力が弱い)、アキュム
レーター室100の内圧が高い時に回転差に起因しない
伝達トルクの発生が防止される。
配設した為、アキシャル方向に配設した場合のように、
バルブポール83aに対する遠心力影響でバルブポール
83aがバルブシートから外れっばなしとなり(バルブ
スプリング83bは比較的にバネ力が弱い)、アキュム
レーター室100の内圧が高い時に回転差に起因しない
伝達トルクの発生が防止される。
■ ソレノイドアクチュエーター120への切り換え操
作で、伝達トルク特性が全く異なるオートモードと4W
D固定モードとの選択が出来る為、例えば1通常走行時
にはオートモードを選択し、オフロード走行時には4W
D固定モードを選択するというように、走行条件や運転
者の好みに応じて最適な特性を選択することが出来る。
作で、伝達トルク特性が全く異なるオートモードと4W
D固定モードとの選択が出来る為、例えば1通常走行時
にはオートモードを選択し、オフロード走行時には4W
D固定モードを選択するというように、走行条件や運転
者の好みに応じて最適な特性を選択することが出来る。
[株] オリフィスバルブ110及びソレノイドアクチ
ュエーター120をローター40の軸心位置に設けた構
成とした為、遠心力影響により予期しない伝達トルク特
性になってしまうようなことがない。
ュエーター120をローター40の軸心位置に設けた構
成とした為、遠心力影響により予期しない伝達トルク特
性になってしまうようなことがない。
次に、第6図に示す第2実施例の回転差感応型継手A2
について説明する。
について説明する。
この第2実施例は、基本的構成は全く同じであるが、ド
ライブハウジング30とローター40の形状及び組合わ
せ方が異なる例で、第2実施例では、ローター40を図
面右方向から組み付けるような構成としている。
ライブハウジング30とローター40の形状及び組合わ
せ方が異なる例で、第2実施例では、ローター40を図
面右方向から組み付けるような構成としている。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、本発明の回転差感応型継手は、実施例で示した
適用例に限られるものではなく、後輪駆動ベースの四輪
駆動車の前輪側プロペラシャフトの途中に設けることも
できる。
適用例に限られるものではなく、後輪駆動ベースの四輪
駆動車の前輪側プロペラシャフトの途中に設けることも
できる。
また、本実施例では、駆動力配分が自動的に変更される
オートモードと4輪駆動状態に固定される4WD固定モ
ードとに切り換える例を示したが、オリフィスバルブに
オリフィス径の異なるオリフィス孔を設け、回転速度差
に対する伝達トルク特性として、4輪駆動傾向の大きな
特性と2輪駆動傾向の大きな特性が得られるようにして
もよい。
オートモードと4輪駆動状態に固定される4WD固定モ
ードとに切り換える例を示したが、オリフィスバルブに
オリフィス径の異なるオリフィス孔を設け、回転速度差
に対する伝達トルク特性として、4輪駆動傾向の大きな
特性と2輪駆動傾向の大きな特性が得られるようにして
もよい。
また、実施例では、オリフィス開度変更手段としてソレ
ノイドアクチュエーターの例を示したが、モーターアク
チュエーターや油圧、空気圧を利用した流体圧アクチュ
エーター等であってもよい。
ノイドアクチュエーターの例を示したが、モーターアク
チュエーターや油圧、空気圧を利用した流体圧アクチュ
エーター等であってもよい。
また、実施例では、ピストン式の回転差感応型継手の例
を示したが、本出願人が先に提案した特願昭61−12
9424号に記載したようなものでもよいし、また、従
来例の特開昭60−116529号に示されているよう
なベーンポンプ型のものであってもよい。
を示したが、本出願人が先に提案した特願昭61−12
9424号に記載したようなものでもよいし、また、従
来例の特開昭60−116529号に示されているよう
なベーンポンプ型のものであってもよい。
また、実施例では、四輪駆動車のエンジン駆動力伝達系
に設けられる回転差感応型継手を例に示したが、これに
限るものではなく、二輪駆動車の左右駆動輪間に設け、
両部動輪の差動制限装置としても適用できる事は言うま
でもない。
に設けられる回転差感応型継手を例に示したが、これに
限るものではなく、二輪駆動車の左右駆動輪間に設け、
両部動輪の差動制限装置としても適用できる事は言うま
でもない。
(発明の効果)
以上説明してきたように、本発明の回転差感応型継手に
あっては、ローグーの中心軸部に、オリフィス及び該オ
リフィスの開度を変更するオリフィス開度変更手段を設
けた手段とした為、遠心力の影響をほとんど受けないで
、オリフィス開度変更手段を外部から作動させてオリフ
ィスの開度を変更することにより、走行状態や運転者の
意志に基いた任意の駆動力配分特性に設定出来るという
効果が得られる。
あっては、ローグーの中心軸部に、オリフィス及び該オ
リフィスの開度を変更するオリフィス開度変更手段を設
けた手段とした為、遠心力の影響をほとんど受けないで
、オリフィス開度変更手段を外部から作動させてオリフ
ィスの開度を変更することにより、走行状態や運転者の
意志に基いた任意の駆動力配分特性に設定出来るという
効果が得られる。
第1図は本発明第1実施例の回転差感応型継手を示す縦
断正面図、第2図は第1図I−I線による断面図、第3
図は第1図■−■線による断面図、第4図は第1実施例
継手を適用したエンジン駆動系を示す概略図、第5図は
第1実施例継手でのトルク伝達特性図、第6図は第2実
施例の回転差感応型継手を示す要部断面図である。 AI 、A2・・・回転差感応型継手 (油吐出手段) 11・・・センタプロペラシャフト (第1の回転軸) 12・・・リヤプロペラシャフト (第2の回転軸) 30・・・ドライブハウジング 40・・・ローター 50・・・ドライビングピストン 60・・・シリンダー室 70・・・油流通制御油路 80・・・レギュレーター油路 90・・・リリーフ油路 100・・・アキュムレーター室 110・・・オリフィスバルブ(オリフィス)120・
・・ソレノイドアクチュエーター(オリフィス開度変更
手段)
断正面図、第2図は第1図I−I線による断面図、第3
図は第1図■−■線による断面図、第4図は第1実施例
継手を適用したエンジン駆動系を示す概略図、第5図は
第1実施例継手でのトルク伝達特性図、第6図は第2実
施例の回転差感応型継手を示す要部断面図である。 AI 、A2・・・回転差感応型継手 (油吐出手段) 11・・・センタプロペラシャフト (第1の回転軸) 12・・・リヤプロペラシャフト (第2の回転軸) 30・・・ドライブハウジング 40・・・ローター 50・・・ドライビングピストン 60・・・シリンダー室 70・・・油流通制御油路 80・・・レギュレーター油路 90・・・リリーフ油路 100・・・アキュムレーター室 110・・・オリフィスバルブ(オリフィス)120・
・・ソレノイドアクチュエーター(オリフィス開度変更
手段)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)第1の回転軸と、該第1の回転軸と相対回転可能な
第2の回転軸と、前記第1と第2の回転軸の連結手段と
して使用され、且つ第1と第2の回転軸の回転速度差に
よって駆動されるローターとハウジングを有すると共に
回転速度差に応じた油量を吐出する油吐出手段と、該油
吐出手段の吐出口に連通する流路に設けられ油の流通を
抑制するオリフィスとからなる回転差感応型継手におい
て、 前記ローターの中心軸部に、オリフィス及び該オリフィ
スの開度を変更するオリフィス開度変更手段を設けた事
を特徴とする回転差感応型継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61246086A JPH07103901B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 回転差感応型継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61246086A JPH07103901B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 回転差感応型継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63101567A true JPS63101567A (ja) | 1988-05-06 |
JPH07103901B2 JPH07103901B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17143280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61246086A Expired - Lifetime JPH07103901B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 回転差感応型継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103901B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02197426A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-06 | Nissan Motor Co Ltd | 回転差感応型差動制限装置 |
JPH0351559A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-05 | Nissan Motor Co Ltd | 制御型回転差感応継手 |
DE4121443A1 (de) * | 1990-06-29 | 1992-01-09 | Nissan Motor | Drehmoment-uebertragungsvorrichtung mit beruecksichtigung von drehzahldifferenzen |
US5611461A (en) * | 1992-03-13 | 1997-03-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink container |
JP2007131193A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Suzuki Motor Corp | 車両の駆動力配分制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102326A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-21 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用動力伝達装置 |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP61246086A patent/JPH07103901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102326A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-21 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用動力伝達装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02197426A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-06 | Nissan Motor Co Ltd | 回転差感応型差動制限装置 |
JPH0351559A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-05 | Nissan Motor Co Ltd | 制御型回転差感応継手 |
DE4121443A1 (de) * | 1990-06-29 | 1992-01-09 | Nissan Motor | Drehmoment-uebertragungsvorrichtung mit beruecksichtigung von drehzahldifferenzen |
US5194053A (en) * | 1990-06-29 | 1993-03-16 | Nissan Motor Co., Ltd. | Rotational speed differential responsive type control coupling with variable transfer torque control means |
US5611461A (en) * | 1992-03-13 | 1997-03-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink container |
JP2007131193A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Suzuki Motor Corp | 車両の駆動力配分制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07103901B2 (ja) | 1995-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |