JPH0650131B2 - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents
油圧式動力伝達継手Info
- Publication number
- JPH0650131B2 JPH0650131B2 JP31153188A JP31153188A JPH0650131B2 JP H0650131 B2 JPH0650131 B2 JP H0650131B2 JP 31153188 A JP31153188 A JP 31153188A JP 31153188 A JP31153188 A JP 31153188A JP H0650131 B2 JPH0650131 B2 JP H0650131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- orifice
- valve
- fluid
- torque
- plunger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
継手に関する。
た油圧式動力伝達継手を特願昭63−218841号で
提案している。
回転により吐出路の開口面積が連続的に変化するオリフ
イス孔を備え、温度により変形する感温変形部材の一端
を受けて回転力に変換する突出部を備えたロータリーバ
ルブと、 前記感温変形部材の他の一端を受け突起部を備えたふた
部材と、 前記ロータリーバルブの突出部と、ふた部材の突起部に
作用して位置決めするリターンスプリングと前記感温変
形部材と、 を備えている。
あっては、温度上昇によりロックするようにしたので、
温度の異常上昇時の保護機能をもつものの、砂地走行時
などの走り始めにおいては、継手温度が低いため、継手
はロックせず、第4図のAに示すようなトルク特性で作
動するが、この時前輪に対して後輪が大きな差動を発生
するため、後輪だけが砂の中に埋まってしまい、走行不
能となることがあるという問題点があった。
いため、砂地などを走行中にロックすると、舗装路に戻
ってもしばらくはロックしたままの状態となり、タイト
コーナブレーキング現象が発生してしまうという問題点
もあった。
生するため、温度が上昇して耐久性が低下するという問
題点もあった。
のであって、オリフィスバルブとニードルバルブを設け
ることにより、走行不能となることがなく、またタイト
コーナブレーキング現象が生じず、さらに耐久性を向上
させた油圧式動力伝達継手を提供することを目的として
いる。
入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転速度差に応じた
量の流体を流動させる流量発生手段と、前記流体の流動
抵抗を発生する手段を備え、前記流体の流動抵抗により
前記入出力軸間の伝達トルクが制御されるトルク伝達継
手において、プランジャーが収納されるプランジャー室
間を吐出路および吸入路を介して連通させる主通路内
に、オリフィスを有し所定の吐出圧に達するとスプリン
グに抗して移動するオリフィスバルブと、該オリフィス
バルブが移動したとき前記オリフィスを閉止するニード
ルバルブを備えたものである。
リフィスバルブが移動してニードルバルブによりオリフ
ィスが閉止され、ロック状態になり、吐出圧が所定値以
下になると、ロック状態が解除されて通常のトルク特性
に戻る。
おいては、走り始めに継手がロックし、この走行中はロ
ックが維持されるため、走行不能となることがなく、走
破性を高めることができる。また、高差動による内部発
熱を抑制することができるため、温度の上昇を防止する
ことができ、耐久性を向上させることができる。
が低下すると、瞬時に通常のトルク特性となるため、タ
イトコーナブレーキング現象を回避することができる。
る。
にカム面11Aを形成したカムリングであり、カムリン
グ11は入力軸または出力軸に連結され、入力軸または
出力軸と一体で回転する。
が回転角の変化に対して常に一定となり、かつ、プラン
ジャー室及び主通路を含むロータ内容積も常に一定とな
るカム形状としている。
であり、ロータ12は出力軸または入力軸に連結され、
出力軸または入力軸と一体で回転する。なお、13はカ
ムリング11とロータ12との間に介装されたオイルシ
ールである。
のプランジャー室14が形成され、プランジャー室14
内には複数個のプランジャー15が摺動自在に収納され
ている。また、ロータ12の中心部には主通路16が形
成されており、主通路16を介して吐出路17および吸
入路18によりプランジャー室14間が連通している。
吸入路18にはスプリング19により吸入弁(逆止弁)
20が、吐出路17にはスプリング21により吐出弁2
2が、それぞれ介装されている。
ルブ24がスプリング25を介して所定の吐出圧で移動
可能に収納されており、このオリフィスバルブ24によ
り主通路16内はA室(高圧室)16AとB室(低圧
室)16Bに画成されている。26は主通路16内に固
定されたニードルバルブであり、ニードルバルブ26は
オリフィスバルブ24が図中右方向に移動したとき、そ
のオリフィス23を閉止するようになっている。
グ28を介して逆止弁30が介装されており、この逆止
弁30により、プランジャー室14及び主通路16を含
むロータ12内の部屋(内室)とカムリング11とロー
タ12との間に形成された部屋(外室)が画成されてい
る。31はピストン、32は保持部材、33は保持部材
32とピストン31との間に介装されたスプリングであ
る。また、34〜36は入力軸または出力軸の取付孔、
37はオイルシール、38は取付ボルト、39は閉止弁
である。
きは、プランジャー15は作動せず、トルクは伝達され
ない。
じると、吐出行程にあるプランジャー15はカムリング
11により軸中心方向に押し込まれる。このため、プラ
ンジャー15はプランジャー室14のオイルを吐出弁2
2および吐出路17を介して高圧室16Aへ押し出し、
吸入弁20は吸入路18を閉じる。この時、オリフィス
バルブ24のオリフィス23の抵抗により高圧室16A
及びプランジャー室14に油圧が発生するため、プラン
ジャー15に反力が発生する。このプランジャー反力に
逆ってカムリング11を回転させることでトルクが発生
する。さらに、カムリング11が回転すると、プランジ
ャー15は吸入行程となる。この時、吐出行程となって
いる他のプランジャー室14から吐出された流体は逆止
弁30の作用により外室に出ることはできないため、吸
入弁20を通して、この吸入行程となっているプランジ
ャー15をカム面11に沿って戻す。
となるようなカム形状としているため、内室と外室との
流体の出入は発生しない。
る。
る高圧室16A及び吐出行程にあるプランジャー室14
の圧力PがP1を超えないときは、オリフィスバルブ2
4はスプリング25の作用により高圧室16A側に押さ
れており、流体抵抗はオリフィス23のみに発生するた
め、トルク特性Aとなる。
高圧室16Aの圧力PがP1を超えるため、オリフィス
バルブ24は軸方向低圧室16B側に移動し、オリフィ
ス23はニードルバルブ26によって閉止される。した
がって、継手はロックされ、トルク特性はB点からC点
に移動する。
1以上であれば、継手はロック状態を維持する。また、
走行状態が変化して継手に加えられるトルクTがT1以
下となれば、トルク特性は、C点からB点を経て通常の
トルク特性Aに戻る。
が発生するような条件において、走り始めに継手がロッ
クし、走行中はそのロック状態が維持されるため、走行
不能となることがなく、走破性を高めることができる。
これは急発進でも同様である。
度の上昇を防止することができ、耐久性を向上させるこ
とができる。
ルクが低下すると、瞬時に通常のトルク特性Aとなるた
め、タイトコーナブレーキング現象を回避することがで
きる。なお、図中Dはタイトコーナブレーキング発生領
域を示す。
ジャー室14からの吐出流体が外室に出ることなく、吸
入行程にあるプランジャー15をカム面11Aに沿って
戻す作用をする。
ークがあるため、内室内の流体が徐々に減少する。
昇した際には、図示しないリリーフバルブを通して流体
が外室に流出する。こうして内室内の流体が減少する
と、吸入行程でもプランジャー15が戻りきれない状態
となる。
ンジャー15に遠心力が作用するため、プランジャー1
5自体がカム面11aに密着しようとする。
ら内室に流体が流入し、初期状態に戻る。
を吸収するためのものである。
定値を超えた時、継手をロックし、所定値以下になった
とき、ロックを解除するようにしたため、砂地や雪路な
どの走り始めにおいて走行不能となることがなく走破性
を高めることができる。また、高差動による内部発熱が
抑制されるため、温度の上昇を防止することができ、耐
久性を向上させることができる。さらに、トルクが所定
値以下になると通常のトルク特性に戻るため、タイトコ
ーナブレーキング現象を回避することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前
記両軸の回転速度差に応じた量の流体を流動させる流量
発生手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、 前記流体の流動抵抗により前記入出力軸間の伝達トルク
が制御されるトルク伝達継手において、 流体の吐出路および吸入路を連通させる主通路内に、オ
リフィスを有し吐出路側が所定の吐出圧に達するとスプ
リングに抗して移動するオリフィスバルブと、該オリフ
ィスバルブが移動したとき前記オリフィスを閉止するニ
ードルバルブを備えたことを特徴とする油圧式動力伝達
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31153188A JPH0650131B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 油圧式動力伝達継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31153188A JPH0650131B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 油圧式動力伝達継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159424A JPH02159424A (ja) | 1990-06-19 |
JPH0650131B2 true JPH0650131B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=18018359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31153188A Expired - Lifetime JPH0650131B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 油圧式動力伝達継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650131B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP31153188A patent/JPH0650131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02159424A (ja) | 1990-06-19 |
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Legal Events
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