JPH0266325A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JPH0266325A
JPH0266325A JP21884188A JP21884188A JPH0266325A JP H0266325 A JPH0266325 A JP H0266325A JP 21884188 A JP21884188 A JP 21884188A JP 21884188 A JP21884188 A JP 21884188A JP H0266325 A JPH0266325 A JP H0266325A
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JP
Japan
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torque
plunger
temperature
rotary valve
orifice
Prior art date
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Pending
Application number
JP21884188A
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English (en)
Inventor
Satoru Suzuki
悟 鈴木
Hideaki Ina
伊奈 秀明
Masahiro Takada
雅弘 高田
Hisashi Izumi
泉 寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Technica Inc
Original Assignee
Fuji Technica Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達
継手に関する。
[従来の技術] 車両用駆動力配分装置としては、入力軸と出力軸の回転
速度差に応じて伝達トルクが変化する継手を第8図に示
すように配置したものがある。
第8図において、フロントデファレンシャル1とリヤデ
ファレンシャル2との間に介装された継手3は、前輪4
および後輪5へのトルク伝達の配分をコントロールし、
左前輪4Aと右前輪4Bとの間に介装された継手6は、
左前輪4△および右前輪4Bへのトルク伝達をコントロ
ールし、更に左後輪5Aと右後輪5Bとの間に介装され
た継手7は左後輪5Aおよび右後輪5Bへのトルク伝達
の配分をコントロールする。
従来このような用途に用いる継手としては、液体の粘性
を使用したビスカスカップリングがあり、第7図に示す
ように、インナーケース8にスプライン結合したインナ
ープレート8Aと、アウターケース9にスプライン結合
したアウタープレート9Aとを有し、回転速度差が生じ
たき、これらのインナープレート8Aとアウタープレー
ト9Aとの間に充填した粘性流体の剪断抵抗により駆動
力を伝達するようにしたものがある。
また、特願昭61−129424号には、相対回転可能
な入出力軸間の回転速度差に応じた量の流体を流動させ
る流量発生手段を備え、前記流体の流動抵抗により前記
入出力軸間の伝達トルクが制御されるトルク伝達装置が
提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 4輪駆動車の前輪トルク配分に前記継手を使用した場合
(第8図の継手3)について説明する。
後輪が大きなトルクを伝達する場合、タイヤのすべりに
より前輪と後輪との回転速度差が大きくなる。
このような状態では前輪へのトルク配分を増やすことに
より車両全体の駆動力を増加せしめた方が走破性、加速
性が向上する。
また、低速急旋回時に発生するタイトコーナーブレーキ
ング現象を回避するためには、回転速度差が小さい時の
伝達トルクが小さい方が良い。
すなわち、このような用途に用いる継手の伝達トルク特
性は、入出力軸間の回転速度差が大きいほど伝達トルク
が大きくなる特性(第9図−BまたはC)が好ましい。
他方、路面状態によっても継手の必要性能は変化する。
すなわち、タイヤがすべり難い舗装路面等では前記タイ
トコーナーブレーキング現象を回避するため、伝達トル
クが小さい方(第9図−8)が好ましいが、すべり易い
砂地や雪路においては継手の結合度を高めたく第9図−
C)の方が走破性が高く、かつ内部発熱による過大な温
度上昇を抑制することができる。
このような必要性能に対し、ビスカスカップリングは第
9図−へのような特性を持っているため、車両用駆動力
配分装置に適さないという欠点があった。
また、特願昭61−129424号においても、基本特
性は第9図−Bの如くなるものの、路面状態によってト
ルク特性を変化させることができず、内部発熱による過
大な温度上昇を抑制することもできないという欠点があ
る。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、回転速度差が大きい程大きなトルクを得る
基本特性(第9図−BまたはC)を持ち、かつ路面状態
により連続的、自動的にトルク特性が変化し、車両が必
要とする性能が得られる油圧式動力伝達継手を提供する
ことを目的としている。
また、併せて内部発熱による過大な温度上昇を抑制して
、耐久性に優れた油圧式動力伝達継手を提供することを
も目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、相対回転可能な
入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転速度差に応じた
量の流体を流動させる流量発生手段と、前記流体の吐出
路に流動抵抗を発生する手段を備え、前記流体の流動抵
抗により前記入出力軸間の伝達トルクが制御される1〜
ルク伝達継手において、前記吐出路の開口部にあって、
回転により吐出路の開口面積が連続的に変化するオリフ
ィス孔を備えたロータリーバルブであって、温度により
変形する感温変形部材の一端を受けて回転カに変換する
突出部を備えたロータリーバルブと、前記感温変形部材
の他の一端を受ける突起部を備えたふた部材と、前記ロ
ータリーバルブの突出部と、ふた部材の突起部に作用し
て位置決めするリターンスプリングと前記感温変形部材
と、を備えたものである。
[作用] 本発明においては、吐出路に形成したオリフィスの流動
抵抗によりプランジャー室の油圧を発生させ、トルク伝
達を行なうようにしたため、車両用駆動力配分装置に適
した基本トルク特性(第9図−B又はC)を得ることが
できる。
また、路面状態によって継手の内部発熱による温度上昇
が異なることを利用し、路面状態に適したトルク特性が
連続的、自動的に得られるような可変オリフィス機構を
設けた。
すなわち、タイヤのすべり難い舗装路等では前後輪間の
回転速度差は小さいため、継手の内部発熱は小さく、温
度はそれほど上昇しないが、タイヤのすべり易い砂地や
雪路等では前後輪間の回転速度差が大きくなるため、継
手の内部発熱は大きく温度が高くなる。
この継手の温度上昇による変化を検出して、プランジャ
ー室からのオイル吐出口を連続的に絞る可変オリフィス
機構を設け、継手温度が高くなる程この可変オリフィス
を絞るようにした。
そのため、タイヤのすべり難い路面では低いトルク特性
(第9図−B)となり、すべり易い路面では高いトルク
特性(第9図−C)となるよう路面状態に応じて継手の
トルク特性が連続的、自動的に変化する。
また、継手の温度が許容限界(t4)に達した場合には
、前記可変オリフィス機構によってオイル吐出口を閉止
するようにしたため、継手は回転速度差のほとんどない
ロック状態となり、内部発熱もなくなって温度上昇は抑
制される。
すなわち、継手温度が許容限界を越えることを防止する
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図において、11は内周
にカム面11Aを形成したカムリングであり、カムリン
グ11は入力軸または出力軸に連結され、入力軸または
出力軸と一体で回転する。
12はカムリング11内に回転自在に収納されたロータ
であり、ロータ12は出力軸または入力軸に連結され、
出力軸または入力軸と一体で回転する。なお、13はカ
ムリング11とロータ12との間に介装されたオイルシ
ールである。
ロタ12には、第2図に示すように、周方向に複数個の
プランジャー室14が形成され、プランジャー室14内
には複数個のプランジャー15がスプリング29を介し
て囲動自在に収納されている。また、ロータ12の中心
部には大径部16Aと小径部16Bとを有する主通路1
6が形成されており、主通路16を介して吐出路17お
よび吸入路18によりプランシレー室14間が連通して
いる。吸入路18にはスプリング19により吸入弁(逆
止弁>20が介装されている。
主通路16の大径部16A内にはリング状のロータリバ
ルブ21が吐出路17を閉止可能に回動自在に収納され
ており、ロータリバルブ21はオリフィス21Aと突出
部21Bとを有している。
第3図に示すように、ロータリバルブ21の突出部21
Bを挟むようにリターンスプリング22が介装され、リ
ターンスプリング22は蓋部材23の突起部23Aによ
り位置決めされるようになっている。また、リターンス
プリング22の内側にはらせん状に形成された感温変形
部材24例えば、バイメタル、形状記憶合金などが設け
られ、ロータリバルブ21の突出部21B及び蓋部材2
3の突起部23Aに係合している。
したがって、所定の温度を超えると、温度に応じて感温
変形部材24が変形して突出部21Bを介してロータリ
バルブ21を回転させることで吐出路170開ロ面積を
連続的に変えて閉止するようになっている。また、通常
の作動時にあっては、吐出路17はオリフィス21Aを
介して大径部16Aに連通している。
25はピストン、26は保持部材、27はピストン25
と保持部材26との間に介装されたリターンスプリング
である。
次に、作用を説明する。
ロータ12とカムリング11の間に回転差が生じないと
きは、プランジャー15は作動せず、トルクは伝達され
ない。
なお、カムリング11とロータ12の間の空間とプラン
ジャー室14、主通路16などは互いに連通路28によ
り結ばれており、ピストン25によりわずかな予圧が加
えられているが、プランジャー15の外側と内側では同
じ圧力であるため、ピストン25による予圧では戻る力
は発生しない。
したがって、プランジャー18はリターンスプリング2
9によりカム面11Aに押しつけられている。
次に、カムリング11とロータ12との間に回転差が生
じると、吐出行程にあるプランジャー15はカムリング
11により軸中心方向に押し込まれる。このため、プラ
ンジャー15はプランジャー室14のオイルをオリフィ
ス21Aを通して主通路16へ押し出し、吸入弁20は
吸入路18を閉じる。この時、オリフィスの抵抗により
プランジャー室に油圧が発生する為プランジャーに反力
が発生する。このプランジャー反力に逆ってカムリング
11を回転させることでトルクが発生ずる。
さらに、カムリング11が回転すると、プランジャー1
5は吸入行程となり、吸入弁20を介してオイルが吸入
路18に吸入され、プランジャー15はリターンスプリ
ング29によりカムリング11のカム面11Aに沿って
戻る。
ロータリバルブ21は通常はリターンスプリング22に
より位置決めされており(第5図(A)。
第6図(A)、参照)、ロータリバルブ21のオリフィ
ス21Aは吐出路17の位置と一致している(第4図(
A)、参照)。
このように、ロータリバルブ21のオリフィス21Aに
よりオイル流量を規制するようにしたため、第9図の破
線Bで示すようなトルク特性を得ることができる。すな
わち、回転差が大きくなったとき、大きなトルクを得る
ことができる。
また、第10図に示すように、温度がある温度t1を超
えると、感温変形部材24が変形してロータリバルブ2
1の突出部21Bを介してロータリバルブ21を回転さ
せ(第5図(B)、第6図(B)、参照)、この回転に
よりロータリバルブ21が吐出路17を絞りはじめ、温
度t2.t3の上昇に応じて吐出路17を徐々に絞り、
許容限界温度t4で吐出路17を完全に閉止するように
したため、第11図に示すように、トルク特性を連続的
に変えることができ、かつ継手の過大な温度上昇を抑制
できるため、耐久性を向上させることができる。
したがって、差動回転が大きい使用状態のとき、次第に
大きなトルクを得ることができ、すべり易い雪路や砂地
などの路面における4輪駆動車の走破性、脱出性を向上
させることができる。
なお、本発明は、ラジアルプランジャ型ポンプに限らず
、アキシャルピストン型、ベーン型、ギア式などのあら
ゆるポンプに適用することができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、入出力軸間
の回転速度差が大きくなる程大きなトルクを得る基本特
性(第9図−BまたはC)を持つことができる。
また、路面状態により連続的、自動的にトルク特性が変
化し、車両が必要とする性能が得られる。
すなわち、タイヤのすべり難い舗装路等では低いトルク
特性(第9図−B)となり、低速急旋回時のタイトコー
ナーブレーキング現象を回避することができ、タイヤの
すべり易い砂地や雪路等では高いトルク特性(第9図−
C)となって車両の走破性を高めることができる。
また、併せて内部発熱による過大な温度上昇を抑制して
、耐久性の優れた車両の駆動力配分装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は他の
断面図、 第3図はロータリバルブの断面図、 第4図(A>、(B)はロータリバルブのバルブの作動
を説明する各説明図、 第5図(A>、(B)はリターンスプリングの作用を説
明する各説明図、 第6図(A)、(B)は感温変形部材の作用を説明する
各説明図、 第7図は従来のビスカスカップリングの断面図、第8図
は従来のビスカスカップリングの使用例を示す図、 第9図はトルク特性を示すグラフ、 第10図は温度とトルクの関係を示すグラフ、第11図
はトルク特性を示すグラフである。 図中、 11・・・カムリング、 11A・・・カム面、 12・・・ロータ、 13・・・オイルシール、 14・・・プランジャー至、 15・・・プランジャー 16・・・主通路、 16A・・・大径部、 16B・・・小径部、 17・・・吐出路、 18・・・吸入路、 19・・・スプリング、 20・・・吸入弁、 21・・・ロータリバルブ、 21A・・・オリフィス、 2’lB・・・突出部、 22・・・リターンスプリング 23・・・蓋部材、 23A・・・突起部、 24・・・感温変形部材、 25・・・ピストン、 26・・・保持部材、 27・・・リターンスプリング、 28・・・連通路、 29・・・スプリング。 特許出願人 株式会社富士鉄工所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転
    速度差に応じた量の流体を流動させる流量発生手段と、 前記流体の吐出路に流動抵抗を発生する手段を備え、 前記流体の流動抵抗により前記入出力軸間の伝達トルク
    が制御されるトルク伝達継手において、前記吐出路の開
    口部にあって、回転により吐出路の開口面積が連続的に
    変化するオリフィス孔を備えたロータリーバルブであっ
    て、温度により変形する感温変形部材の一端を受けて回
    転力に変換する突出部を備えたロータリーバルブと、 前記感温変形部材の他の一端を受ける突起部を備えたふ
    た部材と、 前記ロータリーバルブの突出部と、ふた部材の突起部に
    作用して位置決めするリターンスプリングと前記感温変
    形部材と、 を備えたことを特徴とする油圧式動力伝達継手。
JP21884188A 1988-09-01 1988-09-01 油圧式動力伝達継手 Pending JPH0266325A (ja)

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