JPH02156493A - 浮上型磁気ヘッド構体 - Google Patents

浮上型磁気ヘッド構体

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Publication number
JPH02156493A
JPH02156493A JP63311063A JP31106388A JPH02156493A JP H02156493 A JPH02156493 A JP H02156493A JP 63311063 A JP63311063 A JP 63311063A JP 31106388 A JP31106388 A JP 31106388A JP H02156493 A JPH02156493 A JP H02156493A
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JP
Japan
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slider
recording medium
floating
magnetic head
magnetic recording
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Pending
Application number
JP63311063A
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English (en)
Inventor
Kosei Wada
和田 好世
Masakatsu Moriyama
森山 正克
Yasuhiro Yamaguchi
泰弘 山口
Norio Onozato
小野里 紀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/32Maintaining desired spacing between record carrier and head, e.g. by fluid-dynamic spacing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/50Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
    • G11B23/505Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of disk carriers

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高密度磁気記録再生に適する浮上型磁気ヘッド
構体に関する。
(従来の技術) 磁気記録媒体円盤(磁気ディスク)記録再生装置におい
て、磁気記録媒体面を傷付けることなく安定に信号の記
録再生ができるようにするために。
磁気ディスクに対する情報信号の記録動作時と磁気ディ
スクからの情報信号の再生動作時とに、磁気記録媒体面
に対して磁気ヘッドの磁気空隙部が、所定の微小な間隔
を隔てて浮上した状態で使用されるようにすることは従
来から一般的に実施されて来ている。
また、磁気ディスクの回転動作時に生じる面振れによっ
ても磁気ヘッドの浮上量が大きく変化しないようにした
り、あるいはコンタクト・スタート・ストップの動作や
ロード・アンロードの動作が容易になされるようにする
ために、例えば特公昭44−18667号公報に開示さ
れているように、磁気記録媒体面とスライダ部の浮上面
との間の薄層気体流によってスライダ部の浮上面に生じ
る揚力により磁気記録媒体面上でそれぞれ浮上状態にな
されうる親スライダと磁気ヘッドを備えている子スライ
ダとの2つのスライダを備えて、スライダの浮上量変動
を小さくしてスライダの安定な浮上量を確保し、また、
外乱によってスライダの支持機構に続発される振動や共
振が抑圧できるようにして安定な浮上動作が行われるよ
うにした、M予成の浮上型磁気ヘッド装置(第19図参
照)が提案された。
第19図において2.2.2はそれぞれ親スライダ1の
浮上面となされている直径が25mmの3個の円板であ
り、この3個の円板2,2.2は円板の中心部が対向す
る磁気ディスク面に向って突出するような態様で彎曲さ
れていて、毎分1600〜2400回転している直径が
35amの磁気ディスクの磁気記録媒体面上の薄層気体
流によって親スライダ1の3個の浮上面2,2.2に生
じる揚力により、親スライダ1の3個の浮上面2゜2.
2が磁気記録媒体面から300ミクロン程浮上した状態
になされるように、親スライダlには磁気記録媒体面方
向に押圧力が加えられている。
子スライダ4,4.4は、親スライダ1にそれぞれ各一
対の板バネ3,3・・・によって連結されており、それ
ぞれの子スライダ4,4.4には複数個の磁気ヘッドが
設けられている。子スライダ4゜4.4は、前記のよう
に毎分1600〜2400回転している直径が35cm
の磁気ディスクの磁気記録媒体面上の薄−層気体流が、
子スライダ4゜4.4の下面に形成されている浮上面に
生じさせる揚力によって磁気記録媒体面上で浮上するが
その浮上量は前記した各一対の板バネ3,3によって子
スライダ4,4.4の背面に10〜15グラムの押圧力
が加えられている状態の下において2〜2.5ミクロン
程度となされる。
次に、第20図は特開昭62−99967号公報に例示
されている親子式の浮上型磁気ヘッド装置であり、この
第20図に示されている親子式の浮上型磁気ヘッド装置
は、親スライダ5に対して粘弾性膜6を用いて構成した
支持機構によって子スライダ7を連結させることにより
、支持機構に機械的共振が生じないようにし、第21図
に示されているように親子式の浮上型磁気ヘッド装置が
安定浮上状態で動作できるようにしたものである。
また、第22図は前記した第20図に例示されている親
子式の浮上型磁気ヘッド装置では、粘弾性lll6を用
いて構成した支持機構によって子スライダ7がそれの背
面の全面で連結されているために、子スライダ7に加え
られる押圧力の印加点で不定であることにより、浮上動
作が不安定になることを改善するために、親スライダ8
に対して粘弾性II!I9を用いて構成した支持機構に
よって子スライダ10を連結させることにより、支持機
構に機械的共振が生じないようにした上に、板状部材1
1の先端部によって子スライダ10の背面の一点に所定
の押圧力を与えるように構成させた親子式の浮上型磁気
ヘッド装置である。
(発明が解決しようとする課j!I) ところで、第19図乃至第22図に例示されている親子
式の浮上型磁気ヘッド装置を含めて従来の親子式の浮上
型磁気ヘッド装置では、面振れのある状態で駆動回転さ
れている磁気ディスクにおける磁気記録媒体面上におけ
る磁気ヘッドの安定走行動作と、浮上型磁気ヘッド装置
における機械的共振の除去などの観点に立って親子式の
浮上型磁気ヘッド装置の機能の向上を計ろうとしている
のが一般的であり、近年、特に必要になった高密度記録
再生を達成す−るために、浮上磁気ヘッドを磁気ディス
クの磁気記録媒体面に極めて近接させた状態で安定に浮
上させようといった発想は従来なされていなかった。
前記の点を従来例の内容の説明を通じて明らかにする。
まず、第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装
置は、!5!スライダ1の浮上面2゜2.2がそれぞれ
直径25mmの3個の円板であって全体として大型な装
置であり、子スライダ4゜4.4の浮上量も2.5ミク
ロン程度というように大きな値であり、高密“度記録が
行えるような装置ではなく、前記のように装置が大型で
あるためにトラック間の移動のアクセス速度を大にする
ことが困難であり、そのために最近のように高速アクセ
ス速度化に対しては何等かの対応が必要とされる。
既述のように子スライダ4はそれに板バネ3によって印
加されている10〜15グラムの押圧力の下で磁気ディ
スクの磁気記録媒体面上に2〜2゜5ミクロンだけ浮上
するが、仮に1wA子スラスライダける浮上の状態が不
安定であって、外部からの機械的なショック等によって
子スライダ4の一部が磁気ディスクの磁気記録媒体面に
接触するようなことが起こると、10〜15グラムとい
うような大きな押圧力が印加されているスライダ4は磁
気ディスクの磁気記録媒体面を一瞬にして破壊してしま
う恐れがあるので、この第19図示の従来装置において
は子スライダ4を2〜2.5ミクロンというように磁気
ディスクの磁気記録媒体面から大きく離れた位置に浮上
させておいて、前記のような磁気ディスクの磁気記録媒
体面の破壊が起こらないようにすることが必要であるた
めに、浮上量を小さくすることはできなかった。
そして、前記のように浮上量が大であるということは、
記録密度が低いということを意味するから、最近のよう
に小型で大容量の記録再生装置が強く要望されている場
合には、浮上量を小にして高密度記録が実現できるよう
にするための手段が必要とされる。
また、第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装
置は記録再生−の対象にされている磁気ディスクに磁気
ヘッドが接触した場合にも磁気ディスクが変形しないソ
リッド状の磁気ディスクに対して用いられるものとして
構成されているものであり、第19図示の従来の親子式
の浮上型磁気ヘッド装置が可撓性を有する磁気記録媒体
に対して用いられた場合には、磁気ヘッド装置の重量が
大き過ぎて磁気記録媒体が回転できないか、あるいは磁
気記録媒体が回転できたとしても磁気記録媒体面の沈み
込み量が大き過ぎて親スライダ1の浮上面2と磁気記録
媒体面との対向部分の曲率が大きく異なるものになるた
めに良好な浮上動作は期待できないものと考えられる。
しかしソリッド状の磁気ディスクだけでなく、例えばシ
ート状、テープ状、その他の形状の可撓性を有する磁気
記録媒体についても良好に使用できる浮上型磁気ヘッド
は磁気記録再生装置にとって有意義であり、そのような
機能を有する浮上型磁気ヘッドの出現が強く待望された
さて第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装置
において、それの子スライダ4,4.4は親スライダ1
に対してそれぞれ各一対の板バネ3.3を片持ち梁とし
て支持されているが、今、子スライダ4を親スライダ1
に支持させる片持ち梁の板バネ3が第23図示のように
1枚として実施されている場合と、第24図示のように
平行な2枚の板バネ3,3を用いて実施されている場合
とについてそれぞれ考えてみる。
まず、第23図の(a)は子スライダ4を親スライダ1
に支持させる片持ち梁として使用されている板バネ3が
1枚の場合に、親子の両スライダ1゜4の浮上面2,4
aが磁気ディスクDの磁気記録媒体面から所定の距離だ
け浮上している状態を示している図であり、また第23
図の(b)は前記した第23図の(a)に示されている
浮上状態から親スライダ1が下降してそれの浮上面2が
磁気ディスクDの磁気記録媒体面に接近した状態を例示
している。
前記のように第23図の(a)に示されている浮上状態
から親スライダ1が下降してそれの浮上面2が磁気ディ
スクDの磁気記録媒体面に接近した状態になされるとき
には、子スライダ4も親スライダ1の下降動作がバネ板
3を介して伝えられて下降するが、この状態において親
子のスライダ1゜4の浮上面2,4aに対して磁気記録
媒体面と親子のスライダ1,4の浮上面との間の薄層気
体流によって親子のスライダ1,4の浮上面2,4aに
生じる揚力によって、親子のスライダ1,4の浮上面2
,4aは第23図の(a)に示されているもとの浮上状
態に戻ろうとするために、子スライダ4の浮上面4aは
それの1端が磁気ディスクDの磁気記録媒体面に接触す
る方向に移動し、それにより大きな押圧力が与えられて
いる子スライダ4の浮上面4aの1端が磁気記録媒体面
に激突し、磁気ディスクDの磁気記録媒体面を破壊して
しまうことも起こる。
次に第23図の(c)は前記した第23図の(a)に示
されている浮上状態から親スライダ1が上昇してそれの
浮上面2が磁気ディスクDの磁気記録媒体面から離れた
状態を例示しているが、この状態において子スライダ4
はバネ板3の支点に対して頭を下げる形で降下するため
に、子スライダ4の浮上面4aはそれの1端が磁気ディ
スクDの磁気記録媒体面に激突して磁気ディスクDの磁
気記録媒体面を破壊してしまうことも起こるが、このよ
うな現象は子スライダ4の形態が大きな程起こり易いこ
とは当然である。
第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装置では
、既述のように装置の形状が大きいためもあって、子ス
ライダ4の浮上量は2〜2.5ミクロンが最適であると
されているのであるが、より一層の高密度記録を行うよ
うにするためには。
子スライダ4の浮上量を前記の浮上量よりも一桁以上も
下げることが必要であるが、前記のように子スライダ4
の浮上量を前記の浮上量よりも一桁以上も下げて、しか
も安定な浮上状態を保たせるためには親子式の浮上型磁
気ヘッド装置の大きさや構成形態の変更が必要なことは
容易に理解できる。
次に、第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装
置において、それの子スライダ4,4゜4を親スライダ
1に支持させる片持ち梁の板バネ3が第24図示のよう
に平行な2枚の板バネ3゜3を用いて実施されている場
合について考えてみる。
まず、第24図の(a)は子スライダ4を親スライダ1
に支持させる片持ち梁として使用されている2枚の平行
な板バネ3により、親子の両スライダ1,4の浮上面2
,4aが磁気ディスクDの磁気記録媒体面から所定の距
離だけ浮上している状態を示している図であり、また第
24図の(b)は前記した第24図の(a)に示されて
いる浮上状態から親スライダ1が降下している状態、ま
た第24図の(c)は前記した第24図の(a)に示さ
れている浮上状態から親スライダ1が上昇している状態
を示している。
そして、前記のように子スライダ4を親スライダ1に支
持させる片持ち梁として使用されている2枚の板バネ3
は平行四辺形のリンクとして動作するから、親子のスラ
イダ1,4が磁気ディスクDの磁気記録媒体面からの浮
上量が変化しても子スライダ4の浮上面4aは磁気ディ
スクDの磁気記録媒体面に平行な状態に保たれる。
しかし子スライダ4の浮上量が第24図の(a)に示さ
れている正規の浮上量の状態から、第24図の(b)、
(Q)に示されるような浮上量の状態に変化した場合に
は、子スライダ4の位置が記録跡の延長する方向にΔΩ
だけずれるので、浮上量の変動と対応して磁気ヘッドと
磁気記録媒体面との相対速度が変化してジッタ成分を生
じ、それは信号再生のアイパターンにノイズとして観測
されるようになる。
前記した子スライダ4の変位の状態は、磁気ディスクD
の磁気記録媒体面に対して垂直な方向の自由度ではなく
、第24図の(d)に示されているように、子スライダ
4の変位の状態は、磁気ディスクDの磁気記録媒体面に
対して垂直な方向の浮上量Yの成分と、記録跡の延長方
向における位置の変化分Δaとのベクトル和で示される
合成ベクトルAで示されるものとなる。
ところで、前記した子スライダ4の浮上動作では、磁気
ディスクDの磁気記録媒体面に対して垂直な方向だけに
浮上量の変化と対応する変位Yを生じさせうるような自
由度だけが必要なのであり、子スライダ4の浮上量の変
動に応じて記録跡の延長方向にも位置の変化分ΔΩが生
じることは望ましいことではなく、それの改善策が必要
とされる。
さて、第19図示の従来の親子式の浮上型磁気ヘッド装
置において、それの子スライダ4,4゜4は既述のよう
に親スライダ1に対して板バネ3による片持ち梁によっ
て支持されているが、子スライダ4が第25図の(a)
に示されているように矢印X方向に移動されている磁気
ディスクDの磁気記録媒体面上の薄層気体流によって子
スライダ4の浮上面4aに生じた揚力Y′によって浮上
している状態においては、子スライダ4には前記した揚
力Y′と磁気ディスクDの磁気記録媒体面上の薄層気体
流による力X′とが加わっている。
前記した揚力Y′と薄層気体流による力X′との合成力
が加わっている子スライダ4は、それの−側壁で板バネ
3による線状の支持点PQにおいて支持されているから
、前記の子スライダ4は前記した揚力Y″と薄層気体流
による力X′との合力が支持点Pに加えられることによ
り、子スライダ4の一端部が磁気記録媒体面に接近し、
また。
子スライダ4の他端部が磁気記録媒体面から離れる状態
になって第25図の(a)に示されているように、浮上
面4aが磁気記録媒体面に非平行の状態で対向するよう
になるが、このような傾向を有するということは子スラ
イダ4が時として磁気ディスクDの磁気記録媒体面に接
触して磁気記録媒体面を破壊させることも起こる。
第25図の(b)は第25図の(a)の状態を上方から
見た状態を示している図であるが、第25図の(b)か
ら判かるように親子式の浮上型磁気ヘッド装置では、そ
れの子スライダ4の巾Vの方向の力が点状の支持点に加
えられるのではなく線上の支持点PQに加えられる。
それで、図中のVの方向に磁気ディスクの磁気記録媒体
面の振れの成分があるときでも、板バネ3の巾方向にお
ける支持点PQでY方向(上下)にしか動かないから、
前記した図中の■の方向における磁気ディスクの磁気記
録媒体面の振れの成分が大きい場合には子スライダ4に
おけるVの方向の片方の縁部が磁気ディスクの磁気記録
媒体面に近付き、場合によっては子スライダ4における
Vの方向の片方の縁部−が磁気ディスクの磁気記録媒体
面に接触して磁気ディスクの磁気記録媒体面と子スライ
ダの磁気ヘッドとが破壊されてしまうことも起こる。
前記したような問題点は子スライダー4を単独の安定し
た浮上素子として機能させうるように、第25図の(c
)、(d)にそれぞれ示されている子スライダ4の面の
略々中心点に対応している部分Pに押圧力が加えら−れ
るようにすることにより解決できる。
前記した第19図示の親子式の浮上型磁気ヘッド装置に
ついて説明された欠点を除去しつるようにした親子式の
浮上型磁気ヘッド装置として従来提案されたものとして
、例えば特開昭62−99967号公報、特開昭62−
167681〜167683号公報などに開示された親
子式の浮上型磁気ヘッド装置があり、前記した特開昭6
2−99967号公報に例示されている親子式の浮上型
磁気ヘッド装置の一例構成として第20図に示されてい
る親子式の浮上型磁気ヘッド装置は、既述もしたように
親スライダ5に対して粘弾性W!46を用いて構成した
支持機構によって子スライダ7を連結させることにより
、支持機構に機械的共振が生じないようにして第21図
に示されているように親子式の浮上型磁気ヘッド装置が
安定浮上状態で動作できるようにしたものであり、まず
、前記した第20図に例示されている親子式の浮上型磁
気ヘッド装置では、大きな機械抵抗を有する粘弾性ll
l6を用いて構成した支持機構が採用されているから、
大きな機械抵抗を有する粘弾性膜6により機械系の共振
が良好に抑圧できるために高い周波数帯域までの上下動
成分に追従できる可能性を有しているが、粘弾性1II
6は3次元方向におけるどの方向にも延びるような性質
を有するから、この第20図に例示されている親子式の
浮上型磁気ヘッド装置を高速回転している磁気ディスク
Dにおける磁気記録媒体面上で第26図の(a)に例示
されているように浮上させた場合には、磁気ディスクD
の磁気記録媒体面上の薄層気体流によって子スライダ7
の浮上面7aに生じた揚力Y′によって浮上している状
態において、子スライダ7には第26@の(b)に例示
されているように前記した揚力Y′と磁気ディスクDの
磁気記録媒体面上の薄層気体流による力X′とが加わっ
ている。
前記した揚力Y′と薄層気体流による力X′との合成力
が加わっている子スライダ7は、第26図の(b)中に
示されている想像線位置から実線位置に変位して磁気デ
ィスクDの移動方向にΔ2だけ変位するとともに、浮上
面7aが磁気ディスクDの磁気記録媒体面に対してθだ
け傾斜した状態になり、子スライダ7の一端部が磁気記
録媒体面に接近し、また、子スライダ7の他端部が磁気
記録媒体面から離れる状態になって第26図の(b)中
の実線図示のように、浮上面7aが磁気記録媒体面に非
平行の状態で対向するようになる。
次に、特開昭62−167681号公報に例示されてい
る親子式の浮上型磁気ヘッド装置の一例構成として第2
2図に示されている親子式の浮上型磁気ヘッド装置は、
親スライダ8に対して粘弾性膜9を用いて構成した支持
機構によって子スライダ10を連結させて支持機構に機
械的共振が生じないようにした上で、板状部材11の先
端部によって子スライダ10の背面の一点に所定の押圧
力を与えるように構成させた親子式の浮上型磁気ヘッド
装置であって、この第22図示の親子式の浮上型磁気ヘ
ッド装置では第20図に例示した1成の親子式の浮上型
磁気ヘッド装置が浮上動作を行っている際に、子スライ
ダ7が第26図の(b、〕中に示されている想像線位置
から実線位置に変位して磁気ディスクDの移動方向にΔ
aだけ変位するとともに、浮上面7aが磁気ディスクD
の磁気記録媒体面に対してθだけ傾斜した状態になって
いたのを、1Mスライダ8に対して粘弾性膜9を用いて
構成した支持機構によって子スライダ10を連結させる
ことにより、支持機構に機械的共振が生じないようにし
た上に、板状部材11の先端部によって子スライダ10
の背面の一点に所定の押圧力を与えるように構成させる
ことにより、浮上動作時においても子スライダ10の浮
上面と磁気ディスクDの磁気記録媒体面との傾斜角を、
第20図に示した親子式の浮上型磁気ヘッド装置におけ
る子スライダ7について第26図の(b)中に示した実
線図示のような傾斜角θよりも小さな傾斜角にすること
ができる。
しかし、第22図示の親子式の浮上型磁気ヘッド装置に
おいても子スライダ10が磁気ディスクの移動方向にΔ
Ωだけ変位することを防止できないし、そのなめに子ス
ライダの作用軸の自由度方向に対して、前記した変位Δ
2の存在によって他の1つの方向の自由度との2つの自
由度の他に、既述した角度θをも含めて3つの自由度が
存在することになり安定性上で問題がある。
これまでに第19図乃至第26図を参照して記述したと
ころから明らかなように、従来の親子式の浮上型磁気ヘ
ッド装置においては、安定走行の実現や機械的な共振の
除去などを目的として磁気ディスクの磁気記録媒体面上
に比較的に大きな浮上間隙を安定に構成させるようにさ
せるものであったので、高密度記録を実現させるのには
適してはいないものであったが、近年、小型で大容量の
磁気記録再生装置の必要性の高まりに伴って、これまで
よりも磁気ディスクの磁気記録媒体面に極めて接近した
位置に浮上して高密度記録再生動作ができるようにする
技術の出現が求められた。
また、前記のように磁気ディスクの磁気記録媒体面に極
めて接近した位置に浮上型磁気ヘッドを浮上させて高密
度記録再生動作が行われるようにした場合には、それの
浮上面となされる磁気空隙面に付着した塵埃が次第に増
大して、塵埃が浮上型磁気ヘッドの浮上面と磁気ディス
クの磁気記録媒体面との間隙にまで充満して塵埃によっ
て磁気ディスクの磁気記録媒体面が摩擦されて磁気ディ
スクの磁気記録媒体面が発熱したり磁気ディスクの磁気
記録媒体面が破壊したりすることが起こるので、それの
解決策−も求められた。
(課題を解決するための手段) 本発明は磁気記録媒体面と浮上面との間の薄層気体流に
よって浮上面に生じる揚力により磁気記録媒体面に対し
てそれぞれ浮上状態になされうる小型軽量な第1のスラ
イダ部と第1のスライダ部よりも大きな面積を有する第
2のスライダ部との2つのスライダ部からなり前記した
第1のスライダ部に磁気ヘッドを備えさせてある浮上型
磁気ヘッド構体であって、第1のスライダ部の面積に比
較して大きな面積を有する第2のスライダ部における浮
上面に略々直交する方向だけの直線運動が可能な状態の
第1のスライダの支持部を第2のスライダ部の中央部付
近に設け、第1のスライダ部の浮上面の部分を第2のス
ライダ部の浮上面から突出させるような支持態様を以っ
て前記した第1のスライダの支持部によって第1のスラ
イダを支持させる手段と、第2のスライダ部における浮
上面が構成されている側とは反対側の第2のスライダ部
の面の中央部付近に設けた第2のスライダ部への押圧力
の印加部を支点として浮上型磁気ヘッド構体のアームに
回動自在に第2のスライダを連接させる手段と、前記の
浮上型磁気ヘッド構体のアームに設定された押圧力を前
記した第2のスライダ部への押圧力の印加部を介して第
2のスライダに供給する手段と、前記した第1のスライ
ダの支持部によって第1のスライダに押圧力を印加する
手段とを備えてなる浮上型磁気ヘッド構体を提供するも
のである。
(作用) 磁気記録媒体面とスライダ部の浮上面との間の薄層気体
流によってスライダ部の浮上面に生じる揚力により磁気
記録媒体面上でそれぞれ浮上状態になされうる第1のス
ライダ部と第2のスライダ部との2つのスライダ部から
なり前記した第1のスライダ部に磁気ヘッドを備えさせ
てある浮上看磁気ヘッド構体における前記の第1のスラ
イダ部を、それの浮上面に比較して大きな面積の浮上面
を有する第2のスライダ部における浮上面の方向に略々
直交する方向だけで直線運動が可能な状態の支持部によ
り第2のスライダ部に支持させておき、磁気記録媒体面
と前記した第1及び第2のスライダ部の浮上面との間の
薄層気体流によって前記した第1及び第2のスライダ部
における浮上面にそれぞれ作用している揚力に抗して第
1のスライダ部の支持部及び第2のスライダ部における
略々中央位置に設定された加圧点に対してそれぞれ個別
の押圧力、すなわち、第1のスライダ部に加えられる押
圧力よりも第2のスライダ部に加えられる押圧力の方が
小さく、かつ、前記の第1のスライダ部と第2のスライ
ダ部に加えられる前記の押圧力の単位面積当りの押圧力
の値を、第1のスライダ部における単位面積当りの押圧
力の値の方が第2のスライダ部における単位面積当りの
押圧力の値よりも大であるようにして、第1のスライダ
の浮上面が磁気記録−媒体面に極く近接した状態で浮上
して面荒れの山谷部に対応して変位し、また、前記した
第2のスライダ部は磁気記録媒体の面荒れの山谷部の山
の最頂部よりも上方に設定された高さの位置で磁気記録
媒体面の面振れに対応して変位し、それの浮上面が磁気
記録媒体面に略々平行な姿態を保つようにする。
また、浮上型磁気ヘッド構体の第1のスライダ部の浮上
面となされる磁気空隙面に塵埃が付着し難いような形状
の磁気空隙面を備えている磁気ヘッドは、浮上型磁気ヘ
ッド構体における第1のスライダ部の浮上面に塵埃が付
着しても塵埃が自動的に除かれるように機能する。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の浮上型磁気ヘッド構
体の具体的な内容について詳細に説明する。第1図は本
発明の浮上型磁気ヘッド構体の平面図、第2図は本発明
の浮上型磁気ヘッド構体の側面図、第3図は本発明の浮
上型磁気ヘッド構体、の正断面図、第4図は浮上型磁気
ヘッド構体の浮上面側の底面図、第5図及び第7図は浮
上型磁気、ヘッド構体の斜視図、第6図は第5図に示さ
れている浮上型磁気ヘッド構体の分解斜視図、第8図は
第7図に示されている浮上型磁気ヘッド構体に使用され
ている磁気ヘッドの斜視図、第9図は第7図に示されて
いる浮上型磁気ヘッド構体を破砕して内部を示す斜視図
、第10図及び第11図は磁気ヘッドの説明用の図、第
12図乃至第14図は浮上型磁気ヘッド構体の動作説明
用の正面図、第15図は磁気ディスクの表面の突起によ
る山谷部の説明用の図、第16図乃至第18図は磁気ヘ
ッドによる記録再生動作の説明用図である。
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明の浮上型磁気ヘッド
構体の平面図と側面図と正断面図であって、浮上型磁気
ヘッド構体についての具体的な構造は第3図乃至第9−
図等の各図を参照して後述されているとおりに、第1の
スライダ部5LDIと、第2のスライダ部5LD2と、
アーム部AMDとによって構成されている。
第2図及び第3図中に示されているDは磁気記録媒体で
あり1本発明の浮上型磁気ヘッド構体における磁気ヘッ
ドによって記録再生されるべき磁気記録媒体としては、
それがソリッド状の磁気ディスクであっても、あるいは
可撓性を有する磁気ディスクであっても、その他、シー
ト状、テープ状の磁気記録媒体等、どのような構成形態
のものであってもよいのである。
さて、浮上型磁気ヘッド構体によって高密度記録を実現
するためには、磁気ヘッドが設けられているスライダを
磁気記録媒体面に極めて近接させた状態に安定に浮上さ
せることが必要である。
ところで、磁気記録再生に使用される磁気ディスクDの
磁気記録媒体面は理想的な鏡面ではなく、凹凸の連続し
ている山谷部状のものになっている。
第15図は基体15(第16図〜第18図参照)上に塗
布磁性M16(第16図〜第18図参照)を構成させた
磁気ディスクにおける磁気記録媒体面の凹凸の状態をタ
リーステップ接針式表面荒さ計によって実測した結果の
一例を示す。
このように、磁気記録媒体面は凹凸の連続している山谷
部状のものになっているから、前記のように浮上型磁気
ヘッド構体によって高密度記録を実現するため必要だか
らといって、磁気ヘッドが設けられているスライダを無
条件に磁気記録媒体面に極めて近接させた状態にするこ
とはできない。
磁気ディスク、その他の磁気記録媒体に磁気ヘッドを用
いて情報信号の記録動作が行われる場合。
あるいは磁気ヘッドを用いて磁気ディスク、その他の磁
気記録媒体から情報信号の再生が行われる場合における
磁気ヘッドと磁気記録媒体面との関係は、第16図に例
示されているように磁気ヘッドHの摺動面(磁気空隙面
)と磁気記録媒体面とが密着された状態で記録再生が行
われるようにされる場合と、第17図に例示されている
ように磁気ヘッドHの磁気空隙面を磁気記録媒体面から
浮上させた状態で記録再生が行われるようにされる場合
との2種類に大別されることは周知のとおりである。
そして、第16図に示されている例のように磁気ヘッド
Hの摺動面が磁気記録媒体面に密着された状態で記録再
生が行われる場合に、記録再生に使用されている磁気デ
ィスクDの磁気記録媒体面が凹凸の連続している山谷部
になっているときには、磁気記録媒体面に密着された状
態で記録再生を行っている磁気ヘッドHにより磁気ディ
スクDの磁気記録媒体面における大きな凹凸が押しつぶ
されるために凹凸の起伏が滑めらかにされて磁気記録媒
体面には一種の光沢が生じる。
第16図〜第18図において、15は基体であり、また
16は塗布磁性層である。第16図における17は磁気
ヘッドHによって削られた塗布磁性層材料の屑を示して
いる。
そして、前記のように磁気ヘッドHが磁気記録媒体面と
接触して記録再生動作を行うようになされている場合に
は、使用に伴って当然のことながら磁気ヘッドHも摩耗
して行くことになる。
ところで、磁気記録媒体面に起伏の大きな凹凸のある面
荒れがある場合にはC/Nが悪化するために、高密度記
録用の磁気記録媒体ではそれの製作時に磁気記録媒体面
の凹凸をつぶして滑めらかにすることも行われているが
、そのような加工を施こしても磁気記録媒体面には凹凸
が残っている状態のものになっている。
一方、第17図に例示されているようにスライダに設け
られている磁気ヘッドHの磁気空隙面が磁気記録媒体面
から浮上されている状態で記録再生が行われる場合に、
磁気記録媒体面における面荒れの山谷部における山の頂
部よりも上方に磁気ヘッドHの磁気空隙面が位置するよ
うに磁気ヘッドHを浮上させた状態にして記録再生が行
われるようにすれば磁気ヘッドを摩耗させることもなく
記録再生動作を行わせることができる。
ところが、前記のように磁気記録媒体面の上方に離れた
位置に磁気ヘッドのHの磁気空隙面が位置するようにス
ライダを浮上させて記録再生が行われるようにした場合
には、磁気ヘッドの磁気空隙と記録媒体面との距離が大
きいことにより磁気ヘッドの磁気空隙からの記録用の磁
束が拡がってしまって高密度記録が困戴になる他、高密
度記録のために大きな抗磁力を有する磁気記録媒体が使
用される際に、その磁気記録媒体に磁気記録を行うこと
ができるような磁束を発生させるために磁気ヘッドに大
きな記録電流を流すことが必要とされたり、再生時に浮
上のためのギャップ損失が大きくなったりするので、磁
気記録媒体面の上方に離れた位置に磁気ヘッドのHの磁
気空隙面が位置するようにスライダを浮上させるように
した既述した従来の浮上型磁気ヘッドにおいては高密度
記録再生を実現することが困難であった。
すなわち、浮上型磁気ヘッドによって高密度記録再生を
実現するためには、磁気記録媒体面から浮上している磁
気ヘッドの磁気空隙面と磁気記録媒体面とが極めて接近
した状態になされるようにスライダを浮上させることが
必要なのであり、前記のようにスライダにより磁気記録
媒体面から浮上している磁気ヘッドの磁気空隙面と磁気
記録媒体面とが極めて接近した状態にスライダが浮上さ
れた場合には、高密度の磁気記録再生のために磁気記録
媒体として大きな抗磁力を有する磁気記録媒体が使用さ
れたとしても、通常のバルクのフェライトコアを用いた
磁気ヘッドのコアに磁気飽和を起こさせない程度の記録
電流を流した状態において大きな抗磁力を有する磁気記
録媒体に対して充分に良好な記録動作を行うことができ
、また、再生時のギャップ損失も少ないために浮上型磁
気ヘッドによって高密度記録再生を実現することも可能
となる。
しかし、従来の浮上型磁気ヘッドはスライダの形態が大
で質量も大であり、また、磁気記録媒体面に対する応答
性も充分な構成にはなっていながったので、スライダを
磁気記録媒体面に極めて近接させた状態に浮上させて記
録再生動作を行わせた場合には、スライダと磁気記録媒
体との接触あるいは衝突によって瞬時に磁気ヘッドと磁
気記録媒体との破壊が生じたり、磁気ヘッドの磁気空隙
面と磁気記録媒体面とが極めて接近した状態となるよう
に浮上させているスライダにおける小さな欠けや凹部な
どに塵埃が入り込んだり、その他の部分に塵埃が付着し
た場合にその塵埃が雪だるま式に大きくなり、走行する
磁気記録媒体と摩擦しながら接触して磁気ヘッドと磁気
記録媒体とが破壊されるということが起こるので従来の
浮上型磁気ヘッドではスライダを磁気記録媒体面に極め
て近接させた状態に浮上させて記録再生動作を行わせる
ことはできず、したがって従来の浮上型磁気ヘッドでは
高密度記録を実現することができなかった・ 本発明の浮上型磁気ヘッド構体は、第1.第2のスライ
ダSLI、5LD2を小型で軽量なものとして、第1の
スライダ部5LDIは磁気ヘッド12を含んで構成され
、浮上型磁気ヘッド構体の動作時にそれの浮上面13が
磁気ディスクDの磁気記録媒体面の面荒れの凹凸が連続
している山谷部の山の最頂部付近と谷の上方とを通過し
つるような態様で磁気記録媒体面上に浮上している状態
になされ、また、浮上型磁気ヘッド構体の動作時におけ
る第2のスライダ部5LD2は、磁気ディスクDの磁気
記録媒体の面荒れの山谷部の山の最頂部よりも上方に設
定された高さの位置で磁気記録媒体面の面振れに対応し
てそれの浮上面14(第2のスライダ5LD2の浮上面
の各部には、図中で14a〜14fのようにそれぞれ別
の図面符号を付して各部を区別しているが、第2のスラ
イダ部5LD2の浮上面の全体を示す場合には浮上面1
4のように記載する)が磁気記録媒体面に正しく対向す
る姿態を保って浮上している状態になされるようにして
、例えば第18図に例示されているように磁気ディスク
Dの磁気記録媒体の面荒れの山谷部の山の最頂部付近と
谷の上方とを通過しうるような態様で磁気記録媒体面上
に浮上している状態にできるのである。
すなわち、前記した第1のスライダ部5LDIの浮上面
13は、第2のスライダ部5LD2の浮上面14から突
出している状態で磁気記録媒体面上に浮上している状態
となされており、磁気記録媒体面における山谷部が例え
ば第15図に例示されているように凹凸の高さが0.5
ミクロン(500オングストローム)程度の場合におけ
る第1のスライダ部5LDIの浮上面13の磁気記録媒
体面上の高さは、0.05ミクロン(500オングスト
ローム)程度となされるように第1のスライダ部5LD
Iにおける浮上面に作用している揚力に抗する押圧力を
、第1のスライダ部5LDIの支持部(18,19)に
設定し、また第2のスライダ部5LD2の浮上面14は
、前記した第1のスライダ部5LDIの浮上面13の磁
気記録媒体面からの高さ0.05ミクロンの3倍以上の
高さ、すなわち磁気記録媒体面から0.15ミクロン以
上の位置となされるように、第2のスライダ部5LD2
における略々中央位置に設定された加圧点Pに第2のス
ライダ部5LD2における浮上面14に作用している揚
力に抗する押圧力を設定することにより、第2のスライ
ダ部5LD2が磁気記録媒体の面荒れの山谷部の山の最
頂部よりも上方に設定された高さの位置で磁気記録媒体
面の面振れに対応してそれの浮上面14が磁気記録媒体
面に正しく対向する姿態を保つように変位され、また、
前記した第2のスライダ部5LD2における浮上面14
の方向に略々直交する方向だけで直線運動が可能な状態
の支持板18.19により第2のスライダ部5LD2に
支持されている第1のスライダ部5LDIは、それの浮
上面13が磁気記録媒体面の面荒れの山谷部の山の最頂
部付近と谷の上方とを通過しうるような態様で面荒れの
山谷部に対応して変位して、第1のスライダ部5LDI
の浮上面13が磁気記録媒体面に極めて近接した状態に
浮上されていても、第1のスライダ部5LDlが磁気記
録媒体面と接触することなく磁気ヘッド12によって高
密度記録再生ができるのである。
前記のように第2のスライダ部5LD2が磁気記録媒体
面から大巾に離隔した位置に浮上するようになされてい
ることにより、磁気記録媒体面上の塵埃は第2のスライ
ダ部5LD2に磁気記録媒体面と第2のスライダ部5L
D2との間隙を通過するために第2のスライダ部5LD
2には付着するようなことはなく、また、第1のスライ
ダ部5LDIについても、それを例えば−辺が0.22
平方ミリメートルの浮上面に欠けや穴が無いように単結
晶フェライトにより重量が5ミリグラム程度というよう
に極めて微小なものとして作り、それの浮上面としては
例えば第10図及び第11図に例示されているように塵
埃の排除機能を有する形態のものとすることにより、第
1のスライダ部5LDIにも塵埃が付着するようなこと
がなく。
小型軽量な第1のスライダ部5LDIは、磁気記録媒体
面の山谷部における最頂部をかすめ、また大きな塵埃に
は応答してそれの上方に浮上するような態様で浮上動作
を行うのである。
アーム部AMDは例えば薄い弾性板2oを所定の形状に
打抜き折曲げ加工を施して作られており、それの基端部
20aがねじ22,23によって固定部24に固着され
ている。前記したアーム部AMDにおける基端部に近い
20bの部分は、その部分の曲げの弾力によって第2の
スライダ部5LD2に加圧点Pを介して所定の押圧力を
供給する。
25は極めて薄い弾性板で作られた連結部材であり、こ
の連結部材25には、それの一端部付近にコ字状の溝2
7が穿設されることによって舌片28が構成されており
、その舌片28には加圧点Pとして用いられる突起Pが
例えばポンチによって構成されている。
前記の連結部材25における前記し舌片28が構成され
た端部とは反対側の端部は、アーム部AMDの端部20
cの裏面に例えば溶着手段により固着26,26.26
されており、また、連結部材25の舌片28の下面は第
2のスライダ部5LD2の端部に固着させであるカバー
プレート29に固着させる。
前記のように連結部材25の下面が第2のスライダ部5
LD2の端部に固着させであるカバープレート29に固
着された状態において、前記した連結部材25の舌片2
8に構成させた突起Pの先端がアーム部AMDの先端部
付近の裏面に点接触の状態で当接することにより、アー
ム部AMDにおける基端部に近い20bの部分の曲げの
弾力が前記した突起Pを第2のスライダ部5LD2に印
加されるべき押圧力の加圧点Pとして第2のスライダ部
5LD2に所定の押圧力を供給するのに使用される。
そして、第2のスライダ部5LD2は、前述のようにそ
れの端部に固着されているカバープレート29に連結部
材25の舌片28の下面が固着されていることにより、
連結部材25を介してアーム部AMCに連結されている
状態になっているが、前記のように連結部材25は極め
て薄く弾性板で作られており、しかも、連結部材25は
それの一端部付近に穿設されたコ字状の溝27で囲まれ
て形成された舌片28に設けられた突起Pの位置から長
い距離を隔てた位置でアーム部AMDに固着26.26
.26されているために、第2のスライダ部5LD2は
連結部材2Sの舌片28に構成されている突起Pによる
点接触の状態で実質的にアーム部AMDに連結している
状態になっている。
そして前記した突起Pはアーム部AMDにおける基端部
に近い20bの部分の曲げの弾力を第2のスライダ部5
LD2に印加させるための押圧力の加圧点Pとして機能
するものであるために、前記した突起Pの位置は第2の
スライダ部5LD2の浮上動作時における浮上姿態の状
態に大きく関係しているものであるとともに、前記した
突起Pの位置は第1のスライダ5LDIの動作軸の位置
の延長上にあることが必要とされるために、連結部材2
5の舌片28に構成されている前記した突起Pの位置と
第1.第2のスライダ部5LDI。
5LD2との相対的な関係位置が正しく定められた状態
で、第2のスライダ5LD2の端部に対するカバープレ
ート29の固着と、カバープレート29に対する連結部
材25の舌片28の下面の固着とが行われなければなら
ない。
前記した第2のスライダ5LD2の端部に対するカバー
プレート29の固着と、カバープレート29に対する連
結部材25の舌片28の下面の固着とが相対的に正しい
関係で、しかも、組立て作業が容易に行われるようにす
るために、前記したカバープレート29に予め正しい取
付は位置を示す表示を例えば孔等によって施しておくこ
とは浮上型磁気ヘッド構体の生造上で大きな利点となる
次に、浮上型磁気ヘッド構体をそれの浮上面側から見た
第4図において、14 a H14b g l 4 c
 v14dは第2のスライダ部5LD2の主要な浮上面
であり、また、14 e、14 fは前記した第2のス
ライダ部5LD2の主要な浮上面14a〜14dと同一
の平面上に存在している副次的な浮上面であり、さらに
31a、31bは第2のスライダ部5LD2における薄
層気体流の流入側に面する側壁に形成された傾斜面によ
る導入面であり。
さらに、30a、30b、30c、30dは磁気記録媒
体面と対向する部分の角部に面取りを施した部分である
第2のスライダ部5LD2には、浮上面14a。
14s、14bからなる連続している浮上面と。
浮上面14b、14f、14cからなる連続している浮
上面との間に溝32が構成されており、また、前記の溝
32の長手方向の中央部付近には丸孔33が穿設されて
おり、この丸孔33中には第1のスライダ5LDIにお
ける磁気ヘッド12の部分が2枚の平行な支持板18.
19によって構成されている支持部によって変位可能な
状態に支持されている。
すなわち、第1のスライダ部5LDIはそれの浮上面1
3となされている磁気ヘッド12の磁気空隙面13に近
い端部付近を嵌入させる孔18cを備えている第1の支
持板18に磁気ヘッド12の磁気空隙面13に近い端部
付近を嵌入させて固着した後に、前記の支持板18の両
端部付近18a、18bを前記した第2のスライダ部5
LD2における溝32の底面に固着させ、また、磁気ヘ
ッド12の端部との固着面19aに磁気ヘッド12の端
部を固着させた第2の支持板19の縁部を第2のスライ
ダ部5LD2の支持板取付は面34゜35に固着させる
ことによって第2のスライダ部5LD2における丸孔3
3中で磁気ヘッド12が変位可能に支持されているので
ある。
そして、前記のように第1のスライダ部5LD1を第2
のスライダ部5LD2に支持させるために使用されてい
る第1の支持板18と第2の支持板19との2枚の支持
板は互に平行になされているから、前記の2枚の支持板
18.19からなる第1のスライダ部5LDIの支持部
によって、第1のスライダ部5LDIは第2のスライダ
部5LD2における浮上面に直交する一方向だけに変位
させうるように支持されていることになる。
第1のスライダ部5LDIの支持部を構成している前記
の2枚の支持板18.19は1例えば数十ミリグラムの
加圧力によっても良好に変位できるような大きなコンプ
ライアンスを有するものとなされるように1例えば第6
図に示されている第1のスライダ部5LDIの分解斜視
図における第6図の(a)、(c)に例示されている支
持板18゜19の例のように所定のパターンの透孔を備
えた形状のものとして構成できるが、これの製作時に機
械的な歪が残るような加工が行われた場合には一方向に
しかバネとしての作用を行わないようなことも起こるの
でそのようなことが生じないようにして作ることが必要
である。
なお、第6図の(a)、(c)に例示されている支持板
18.19は1例えば数十ミリグラムの加圧力によって
も良好に変位できるように極めて薄い厚さ(例えば10
ミクロンの厚さ)のステンレス鋼板にフォトリソグラフ
ィ法により所定のパターンの透孔が形成されるようにし
て容易に製作することができる0図中に示されている透
孔のパターンは一例である。
前記のように2枚の支持板18.19からなる第1のス
ライダ部5LDIの支持部は、第2のスライダ部5LD
2における浮上面に直交する一方向だけに自由度を持っ
ているために、第1のスライダ部5LDIは第12図の
(a)〜(c)に示されているように図のY線上で変位
することになる。
第12図において第1のスライダ部5LDIは磁気記録
媒体面とそれの浮上面13との間の図中のX方向の薄層
気体流によって生じる揚力により磁気記録媒体面上で浮
上状態になされると、第11のスライダ部5LDIには
前記した2枚の支持板18.19からなる第1のスライ
ダ部5LDIの支持部によって押圧力が加えられること
になるが、その押圧力は前記したY線方向に加えられる
ことは容易に理解できる。
前記した第1のスライダ部5LDIをそれの支持部を介
して支持している第2のスライダ部5LD2は、磁気記
録媒体面とそれの浮上面14との間の図中のX方向の薄
層気体流によって生じる揚力によって、ソリッドな状態
の磁気記録媒体りの面上では第13図に示されているよ
うな態様で浮上状態になされ、また、可撓性を有する磁
気記録媒体りの面上では第14図に示されているような
態様で浮上状態になされる。
ところで、磁気記録媒体面上のX方向の薄層気体流が、
第2のスライダ部5LD2の浮上面14との間の図中の
第4図に示されている導入口31a、31bから磁気記
録媒体面と第2のスライダ部5LD2の浮上面14との
間に流入すると、前記した磁気記録媒体面上のX方向の
薄層気体流は、浮上面14における14a→14e→1
4bの各部と、浮上面14における14c→14f→1
4dの各部とに作用してそれぞれの部分に揚力を加える
とともに溝32の中を流れる。
前記した第2のスライダ部5LD2における溝32が一
定の巾であったとした場合に磁気記録媒体面上のX方向
の薄層気体流によって第2のスライダ部5LD2の浮上
面14に加えられる揚力の大きさの分布は、前記した薄
層気体流のX方向の流れに沿って次第に小さくなる傾向
となることが実験の結果として得られているが、第4図
に示されている第2のスライダ部5LD2の浮上面14
のように、浮上面14を2分する溝32の中央部付近に
丸形、の拡がりがあってX方向の薄層気体流の流れに沿
って浮上面14a→14e→14b及び浮上面14c→
14f→14dの大きさが大→小→大のように変化して
いる場合に、前記した浮上面14 a 414 e 4
14 b及び浮上面14cm+14f→14dに沿って
流れる薄層気体流によって前記の各部の浮上面14a、
14e、14b及び浮上面14c、14f、14dにそ
れぞれ生じる揚力は、浮上面14a、14cについては
大、浮上面14e、14fについては小、浮上面14b
、14dについては中のようになるが、第4図に示され
ている第2のスライダ部5LD2の浮上面14では浮上
面14を2分する溝32の中央部付近に丸形の拡がりが
あって、その中を流れるX方向の薄層気体流が前記した
溝32の中央部付近の丸形の拡がりの部分における壁に
衝突して浮上面14b、14dに吹出すことにより、前
記した浮上面14b、14dにおける揚力が増大するた
めに、第4図に示されている第2のスライダ部5LD2
の浮上面14における四隅の主要な浮上面14a〜14
dに加わる揚力は略々等しくなされて、第2のスライダ
部5LD2の浮上面14は磁気記録媒体面に略々平行に
浮上している状態、すなわち、正しい浮上姿態で安定に
浮上している状態になされる。
第2のスライダ部5LD2が前記のようにそれの浮上面
14が磁気記録媒体面に略々平行となる正しい浮上姿態
で安定に浮上している状態であれば、第2のスライダ部
5LD2における浮上面14に直交する方向にだけ変位
するように支持部によって第2のスライダ部5LD2に
支持されている第1のスライダ部5LDIも、それの浮
上面13が磁気記録媒体面に略々平行に浮上している状
態になされることは明らかである。
既述もしたように、第1のスライダ部5LDIの浮上面
13は磁気記録媒体面に極めて接近している位置に浮上
し、磁気記録媒体面の面荒れの山谷部の山の最頂部付近
と谷の上方とを通過しうるような態様で面荒れの山谷部
に対応して変位している状態となされ、また第2のスラ
イダ部5LD2の浮上面14は磁気記録媒体の面荒れの
山谷部の山の最頂部よりも上方に設定された高さの位置
で磁気記録媒体面の面振れに対応してそれの浮上面が磁
気記録媒体面に正しく対向する姿態を保つように変位し
ている状態になされるのである。
第5図及び第7図はそれぞれ浮上型磁気ヘッド構体の斜
視図であり、第5図と第7図とにそれぞ九示されている
浮上型磁気ヘッド構体は、それの第1のスライダ部5L
DIに用いられている磁気ヘッド12における磁気空隙
面の形状を異にしている点が異なっている。
第6図の(a)〜(c)は第5図に示されている浮上型
磁気ヘッド構体における第1のスライダ部5LDIを分
解して、支持板18と磁気ヘッド12と支持板19との
具体例を示している図であり、また、第6図の(d)は
第5図に示されている浮上型磁気ヘッド構体を中央部分
で切断して内部の構造を示した図であり、また、第8図
は第7図に示されている浮上型磁気ヘッド構体における
第1の・スライダ部5LD1で使用されている磁気ヘッ
ド12の具体例を示している図であり、また、第9は第
7図に示されている浮上型磁気ヘッド構体を中央部分で
切断して内部の構造を示した図である。
第7図乃至第9図に示されている浮上型磁気ヘッド構体
は、それの第1のスライダ部5LDIに使用されている
磁気ヘッド12として、第1のスライダ部5LDIの浮
上面13となされている磁気空隙面の形状が、第1のス
ライダ部5LDIの浮上動作時に磁気記録媒体面と第1
のスライダ部5LDIの浮上面13との間に流れる薄層
気体流の方向Xに一方の対角線が存在しているような平
行四辺形を基本とするような形状となされてお2す。
また、前記した磁気空隙面における平行四辺形め2つの
対角線の交点付近に磁気空隙が設けられており、前記の
平行四辺形における他方の対角線分方向が浮上型磁気ヘ
ッド構体の移動方向Y′に−致し、さらに、前記した薄
層気体流の導入側に薄層気体流の導入を滑らかにする導
入部が構成されており、さらにまた、前記した一方の対
角線の延長線部分が稜線となされるように面落し加工が
施こされているものが使用されている。
前記のように磁気空隙面における平行四辺形の2つの対
角線の交点付近に磁気空隙が設けられている構成形態の
浮上磁気ヘッド12(以下、単に磁気ヘッド12と記載
する)磁気ヘッド12の構造を第8図を参照して具体的
に説明すると次のとおりである。
第8図において36は一単結晶フエライトのコア、37
はコイル、38は平行四辺形状のヘッドスライダ面であ
り、このヘッドスライダ面38の略々中央部に磁気空隙
が設け−られている。
39〜42は前記した平行四辺形状のへラドスライダ面
38と対応して導入部と導出部とを形成させる面取り部
、また、43は前記した導入部の面取り部39.40と
対応して形成された峰部。
44は前記した導入部の面取り部41.42と対応して
形成された峰部、45は磁気へラドコアを溶着するガラ
ス材、45aは前記したガラス材の表面であり、このガ
ラス材の表面45aは前記したヘッドスライダ面38と
の間に段差が生じないようにして鏡面研磨されている。
単結晶フェライトのコア36の表面を鏡面研磨して平行
四辺形状にしたヘッドスライダ面38における2つの対
角線の交点付近には所定の磁気空隙巾とトラック巾、例
えば磁気空隙巾が0.4ミクロンでトラック巾が7〜1
5ミクロンであるような磁気空隙が設けられている。
導入部の面39.40は薄層気体流の導入が容易になる
ようにするためとコンタクト・スタート・ストップ動作
時に磁気記録媒体との当接走行が良好に行われるように
するために傾斜面に形成されている。
第8図に示されている磁気ヘッドは、単結晶フェライト
のコア材によって所定の磁気空隙巾とトラック巾とを有
する磁気空隙が形成されるように溶融ガラスによって接
着させて磁気ヘッドを製作する際に用いられる周知の製
作法によって製作できるが、第8図示の磁気ヘッドは例
えば次のようにして製作されてよい。
すなわち、寿命寸法を約15〜20ミクロンに設定して
荒面取りを行った後に、39〜42の各面を形成するた
めに約12度の角度で導入、導出傾斜面が磁気ヘッドの
中央部を軸として4つの角部にかけて−様な4つの鏡面
とじてに仕上げられるように鏡面研磨される。
前記の鏡面研磨加工に際しては、単結晶フェライトのコ
ア36の表面の平行四辺形状にされたヘッドスライダ面
38と、39〜42の各面との境界にはわずかな欠けや
凹部も生じないようにされることが必要である。
次に、単結晶フェライトのコア36の表面の平行四辺形
状のへラドスライダ面38は、単結晶フェライトのコア
36の底面を商として底面に平行な面となるように鏡面
研磨される。前記の鏡面研磨加工は、単結晶フェライト
のコア36の表面の平行四辺形状のへラドスライダ面3
8に薄層気体流によって所定の揚力を生じさせうるよう
な面積となるように行われるのである。
例えば、磁気ヘッド12の寿命寸法が10ミクロンとな
るように前記の面39〜42が形成され、単結晶フェラ
イトのコア36の表面の平行四辺形状のへラドスライダ
面38の対角長が例えば0゜3mmであり、単結晶フェ
ライトのコア36の表面の平行四辺形状のへラドスライ
ダ面38の一辺の長さが約0.21mmであるような条
件を満たすように単結晶フェライトのコア36の表面の
平行四辺形状のへラドスライダ面38の面の仕上げが鏡
面研磨によって行われる。
単結晶フェライトのコア36の表面に平行四辺形状のへ
ラドスライダ面38の面を鏡面研磨によって形成する際
にも単結晶フェライトのコア36の表面の平行四辺形状
にされたヘッドスライダ面38と、39〜42の各面と
の境界にはわずかの欠けや凹部も生じないようにされる
べきことはいうまでもない。
前記した39〜42の各面の鏡面研磨加工や単結晶フェ
ライトのコア36の表面の平行四辺形状のへラドスライ
ダ面38の鏡面研磨加工によって。
前記したヘッドスライダ面38が所定の正しい平行四辺
形状になされたり、ヘッドスライダ面38の中央部に磁
気空隙が正しく位置している状態に作製されることが望
ましいことはいうまでもないが、前記の各部の製作時に
多少の製作誤差があってもスライダ部の作用機能に対す
る影響は少ないので、前記した磁気ヘッドの製作は通常
のVTR用の磁気ヘッドと同程度に容易にできる。
前記のように製作された磁気ヘッドは、単結晶フェライ
トのコア36の表面に形成された平行四辺形状のへラド
スライダ面38の対角線の方向が磁気記録媒体面上の薄
層気体流の流れの方向に一致するような状態で使用され
たり、あるいは単結晶フェライトのコア36の表面に形
成された平行四辺形状のへラドスライダ面38の対角線
の方向が磁気記録媒体の径方向に一致するような状態で
使用されることにより、磁気ヘッド12の浮上動作中に
おける磁気ヘッド12の浮上面に対する塵埃の付着が少
なくなり、また、浮上面に付着した塵埃の除去も自動的
に行われるようになるのである。
すなわち、第10図の(a)において磁気ヘッド12は
図中の矢印入方向に走行する磁気記録媒体りの磁気記録
媒体面上の薄層気体流によって磁気ヘッド12の浮上面
13における平行四辺形状のヘッドスライダ面38に加
わる揚力によって浮上動作を行っている状態を例示して
いるが、この状態において磁気ヘッド12における浮上
面13には第10図の(b)に示すように磁気ヘッド1
2の浮上面13における導入面となされている面取り部
39.40が磁気記録媒体面の移動にょる薄層気体流の
流れに面しているので、磁気ヘッド12の浮上面13に
おける導入面となされている面取り部39.40には磁
気記録媒体面上の薄層気体流中の塵埃が付着しようとす
るが、磁気ヘッド12の浮上面13における導入面とな
されている面取り部39.40と平行四辺形状のへラド
スライダ面38との境界の部分は、図中の矢印X方向に
走行する磁気記録媒体りの磁気記録媒体面上の薄層気体
流の方向に対して約45度に傾斜している状態になされ
ているために、前記した塵埃46は磁気ヘッド12の浮
上面13における導入面となされている面取り部39.
40と平行四辺形状のへラドスライダ面38との境界の
部分に沿って図中の点線矢印の方向に流れるので塵埃4
6が付着し戴く、また、たとえ塵埃46が付着したとし
ても前記したように磁気′記録媒体面上の薄層気体流の
方向Xに対して約45度に傾斜している状態の面取り部
39.40と平行四辺形状のへラドスライダ面38との
境界の部分から容易に剥離して前記の境界の部分に沿っ
て自動的に除去されてしまうために、磁気ヘッド12の
浮上面13における導入面となされている面取り部39
.40と平行四辺形状のへラドスライダ面38との境界
の部分に付着した塵埃46が次第に増大し、それが磁気
記録媒体面と磁気ヘッド12の浮上面13との間に充満
して磁気記録媒体面との間で摩擦熱を発生させる等の支
障を生じたり、磁気記録媒体面を破壊させるなどの問題
を起こすことがない。
したがって、第8図に示すような構成の磁気ヘッド12
を使用する浮上型磁気ヘッド構体の磁気記録再生装置は
、それの組立て製作をクリーンルーム中で行って密封型
に構成した従来装置とは異なり、それの組立て製作をク
リーンルーム中で行う必要もなく、また、磁気記録媒体
を磁気記録再生装置に着脱自在に交換できるようにして
使用することも可能となるので、生産性や運用性にも優
れたものとなる。
第11図は浮上型磁気ヘッド構体が磁気記録媒体りにお
ける径方向Y″に移動される際(第11図の(a)参照
)に、第11図の(b)のように面取り部40,42と
平行四辺形状のヘッドスライダ面38との境界の部分に
磁気記録媒体面上の薄層気体流中の塵埃が付着しようと
したり、あるいは第11図の(Q)のように面取り部3
9.41と平行四辺形状のへラドスライダ面38との境
界の部分に磁気記録媒体面上の薄層気体流中の塵埃が付
着しようとしたりするが、磁気ヘッド12の浮上面13
における面取り部40.42(または39゜41)と平
行四辺形状のへラドスライダ面38との境界の部分は、
図中の矢印Y′の方向に対して約45度に傾斜している
状態になされているために、前記した塵埃46は磁気ヘ
ッド12の浮上面13における面取り部40.42(ま
たは39゜41)と平行四辺形状のへラドスライダ面3
8との境界の部分に沿って図中の実線矢印の方向及び−
点鎖線の方向に流れるので塵埃46.46’(または4
6.46″′)が付着し戴く、また、たとえ塵埃46.
46’(または46.46’りが付着したとしても前記
したように図中の矢印Y′の方向に対して約45度に傾
斜している状態の面取り部40゜42(または39.4
1)と平行四辺形状のへラドスライダ面38との境界の
部分から容易に剥離して前記の境界の部分に沿って自動
的に除去されてしまうために、磁気ヘッド12の浮上面
13における導入面となされている面取り部40.42
(または39.41 )と平行四辺形状のへッドスライ
ダ面38との境界の部分に付着した塵埃46,46″が
次第に増大し、それが磁気記録媒体面と磁気ヘッド12
の浮上面13との間に充満して磁気記録媒体面との間で
摩擦熱を発生させる等の支障を生じたり、磁気記録媒体
面を破壊させるなどの問題を起こすことがない。
前記のように磁気ディスクDの磁気記録媒体面上に浮上
している第1のスライダ部の浮上面13として動作する
磁気ヘッドの磁気空隙面には、第11図中に示されてい
る矢印x、y’に面する側に塵埃が付着し、それが除去
されない場合には雪だるま式に大きくなって磁気ヘッド
と磁気記録媒体面との隙に充満して浮上型磁気ヘッド構
体の浮上動作に支障を与えることが起き易いのであるが
、前記したように第1のスライダ部5LDIの浮上面1
3となされている磁気空隙面の形状が、第1のスライダ
部5LDIの浮上動作時に磁気記録媒体面と第1のスラ
イダ部5LDIの浮上面13との間に流れる薄層気体流
の方向Xに一方の対角線が存在しているような平行四辺
形を基本とするような形状となされていた場合には、磁
気ディスクDの磁気記録媒体面上に浮上している第1の
スライダ部の浮上面13として動作する磁気ヘッドの磁
気空隙面に付着した塵埃が自動的に除去されるために、
浮上型磁気ヘッド構体における第1のスライダ部5LD
Iが磁気記録媒体面に極めて近接して浮上されるように
なされても第1のスライダ部5LD1に使用ざ−れてい
る磁気ヘッド12の浮上面13には塵埃が付−着するこ
とがなく安定な浮上動作が行われる。
なお、磁気記録媒体面に極めて近接して浮上されるよう
になされている第1のスライダ部5LDlに使用されて
いる磁気ヘッド12の浮上面13に、小さな凹み、ある
いは小さな欠けが存在すると、そこに入り込んだ塵埃が
そのまま保持されてしまい、その保持された塵埃を核と
して新たな塵埃が次々に付着して行って第1のスライダ
部5LD1の良好な浮上動作が損われてしまうことも起
こる。
それで、第1のスライダ部5LDIの構成材料に材質自
体に凹凸のあるもの(例えば焼結状態のフェライト)の
使用は不適当なのであり、また、浮上面に磁気ヘッドの
コア材と基板のガラス材とを樹脂系の接着剤によって接
着させた接着層が現われているような構成のものも、そ
れに用いられている接着層の樹脂材に塵埃が付着するた
めに不適当であり、第1のスライダ部5LDIの構成材
料としては1例えば滑らかな単結晶材料を用いるように
したり、あるいはガラス基板と磁性材料のコア材との間
の接着をガラス溶着によって行ったものなどが用いられ
るが、浮上面に対する鏡面研磨加工の際に、前記のガラ
ス溶着層に極くわずかな段差が形成された場合には、そ
この部分に塵埃が入り込んでそのまま保持されてしまい
、その保持された塵埃を核として新たな塵埃が次々に付
着して行って第1のスライダ部5LDIの良好な浮上動
作が損われてしまうことも起こるので、浮上面に対する
鏡面研磨加工は良好な状態で行われることが必要である
前記した第1のスライダ部5LDIや第2のスライダ部
5LD2の構成材料としては、凹凸や欠けのない材料が
用いられるべきことは既述のとおりであるために、実用
的には単結晶フェライト材、チタンアルミナ材、セラミ
ック材、サファイヤ材などが第1のスライダ部5LDI
や第2のスライダ部5LD2の構成材料として用いられ
る。また、第1のスライダ部5LDIや第2のスライダ
部5LD2の構成材料としては、静電気の発生量の少な
い材料の方が塵埃の付着の問題の点からみて有利である
なお、第1のステイーダ部5LDIや第2のスライダ部
5LD2の構成材料として、磁気記録媒体面に発生する
静電気の極性と同じ極性の静電気を発生するような材料
を使用したり、あるいは導電性を有する材料が用いられ
ることは塵埃の付着の問題の点から考えて望ましい。
既述のように互に平行になされている2枚の支持板18
.19からなる第1のスライダ部5LDI支持部により
第2のスライダ部5LD2における浮上面に直交する一
方向だけに変位されるように第2のスライダ部5LD2
に支持されている第1のスライダ部5LDIを、それの
浮上面13は例えば方形で一辺が0.22mmというよ
うに極めて小さいものとし、前記した2枚の支持板18
゜19からなる支持部によって第1のスライダ部5LD
Iに印加される押圧力が50 m g rのときに。
毎分2400回転されている磁気記録媒体における中心
から76mmの位置において、前記の第1のスライダ部
5LDIの浮上面13は磁気記録媒体面から500オン
グストロームだけ浮上されるのであり、このときに第1
のスライダ部5LDIの浮上面13における単位面積(
1ミリ平方メートル)当りの前記の押圧力は約1grに
なっている。
前記のように磁気記録媒体面から500オングストロー
ムの高さに浮上している第1のスライダ部5LDIは極
めて軽いために、それが磁気記録媒体面に存在している
山谷部の最頂部に衝突して。
それを削り取るような動作を行ったとしても、前記の動
作により磁気記録媒体面を傷付けるような状態を生じる
ことがない。
そして、第1のスライダ部5LDIは極めて小型軽量で
、しかも浮上面13が既述のように塵埃の付着し難い形
状にされているために塵埃の付着がなく、また大きな塵
埃や異物が磁気記録媒体面に存在している場合や磁気記
録媒体面が変形している場合などには、第1のスライダ
部が上下動で応答して浮上動作を行うために、第1のス
ライダ部5LDIが大きな塵埃や異物、あるいは磁気記
録媒体面に衝突するようなことは生ぜず、さらに第1の
スライダ部5LD1が極めて小型軽量なために、浮上面
13と磁気記録媒体面との間に入り込んだ塵埃が第1の
スライダ部5LDIによって押しつぶされることがなく
、シたがってその押しつぶされた塵埃が第1のスライダ
部5LDIに付着した状態で高速に移動じている磁気記
録媒体面との間で摩擦熱を発生させるようなことも生じ
ることがない。
前記した第1のスライダ部5LDIを支持した状態で磁
気記録媒体面上に浮上動作を行う第2のスライダ部5L
D2は、第1のスライダ部5LDIに比べて磁気記録媒
体面から高い位置に浮上した状態で動作されるのである
が、磁気記録媒体面から離隔した位置においては磁気記
録媒体面とスライダの浮上面との間の薄層気体流によっ
てスライダの浮上面に与えられる揚力が小さくなるから
第2のスライダ部5LD2はそれの浮上面の面積を大き
なものとして磁気記録媒体面から離隔した高い位置に浮
上した状態になるようにする。
したがって、第2のスライダ部5LD2としては大きな
面積の浮上面を備えているものにされ、かつ、既述した
突起Pを介して比較的に小さな押圧力が加えられる状態
にして、第2のスライダ部5LD2が磁気記録媒上の薄
層気体流との摩擦が小さな領域で浮上されている状態に
なされる。
前記した第2のスライダ部5LD2は例えば約0.05
平方ミリメートルの面積を有するようなものとして構成
されている第1のスライダ部5LD1に比べて大きな面
積1例えば約12平方ミリメートルの面積を有するもの
として構成されており、この第2のスライダ部5LD2
は既述した突起Pを介して約3grの押圧力が加えられ
た状態で、毎分24oO回転されている磁気記録媒体に
おける中心から76mmの位置において、第2のスライ
ダ部5LD2の浮上面14は磁気記録媒体面から約0.
6ミクコンだけ浮上するが、このとき第2のスライダ部
5LD2の浮上面14には単位面積(1ミリ平方メート
ル)当りに約0.25 g rの押圧力が加えられてい
る状態になっている。
前記のように第2のスライダ部5LD2は第1のスライ
ダ部5LDIに比べて磁気記録媒体面から高い位置に浮
上している状態となされるが、この状態において第2の
スライダ部5LD2は磁気記録媒体面の山谷部の最頂部
よりも上方に浮上している状態、すなわち第2のスライ
ダ部5LD2が磁気記録媒上の薄層気体流との摩擦が小
さな領域に浮上している状態になされているから、浮上
動作中にこの第2のスライダ部5LD2が磁気記録媒体
面と接触するようなことはなく、また、磁気記録媒体面
上に存在する塵埃の大きさと量との関係が、塵埃の大き
さが小さくなるのに従って急激に量が増大しているもの
であるために、磁気記録媒体面上の塵埃は磁気記録媒体
面と第2のスライダ部5LD2との間の大きな間隙を流
れて通過して第2のスライダ部5LD2に塵埃が付着す
るようなことを起こさない。
前記のように、第2のスライダ部5LD2が磁気記録媒
体面の山谷部の最頂部よりもはるかに上方に浮上してい
る状態にされた場合には、第2のスライダ部5LD2の
浮上面と磁気記録媒体面との平行度が多少筋れたとして
も前記の両者が接触して破壊してしまうようなことを起
り難くすることにも役立つのである。
ところで、磁気記録媒体面からの第2のスライダ部5L
D2の浮上面14の高さが高くなればなる程、磁気記録
媒体面とスライダの浮上面14との間の薄層気体流によ
ってスライダの浮上面に与えられる揚力が小さくなり、
かつ、第2のスライダ部5LD2に加えるべき押圧力も
小さくなされるから、浮上型磁気ヘッド構体に対して与
えられる外部からの衝撃などの影響も強く現われること
になる。
それで、第2のスライダ部5LD2の磁気記録媒体面か
らの高さは、第2のスライダ部5LD2の浮上面と磁気
記録媒体“面との平行度からのずれの量と、外部からの
衝撃の影響などによって、第1のスライダ部5LDIの
動作に支障が生じない範囲内に限られるのであって、磁
気記録媒体面からの第2のスライダm−8LD2の浮上
面14の高さとしては、例えば0.6〜3ミクロン程度
にされるのがよい。
浮上型磁気ヘッド構体を用いて行われる記録再生の対象
にされている磁気記録媒体りがソリッドな状態の磁気記
録媒体の場合には、浮上型磁気ヘッド構体を用いて行わ
れる記録再生動作時においても第13図に例示されてい
るように磁気記録媒体面が沈み込むようなことは起こら
ないが、浮上型磁気ヘッド構体を用いて行われる記録再
生の対象にされている磁気記録媒体りが可撓性の磁気記
録媒体の場合には、浮上型磁気ヘッド構体が大型であっ
たり記録再生動作時に記録媒体面に大きな押圧力を及ぼ
すような場合には可撓性の磁気記録媒体は回転すること
ができないか、あるいは可撓性の磁気記録媒体が回転で
きたとしても浮上型磁気ヘッド構体によって可撓性の磁
気記録媒体が損傷を受けたりすることが起きるために、
従来構成の浮上型磁気ヘッドによって可撓性の磁気記録
媒体に対して記録再生動作が満足に行われるようにする
ことは期待できないことであったが、本発明の浮上型磁
気ヘッド構体を用いて行われる記録再生動作時には第1
4図に例示されているように磁気記録媒体面が沈み込み
を起こしている状態で浮上型磁気ヘッド構体の浮上動作
が行われうるようにできるのである。
第14図においてDは可撓性を有する磁気記録媒体であ
り、との可撓性を有する磁気記録媒体りは、それの面上
で浮上動作を行う浮上型磁気ヘッド構体における第1.
第2のスライダ部5LDI。
5LD2におけるそれぞれの浮上面13.14から離隔
するように変形するとともに、第4図中で30a〜30
d(第4図中では30の図面符号が付されている)で示
されている角部の面取り部からも、それぞれ離隔するよ
うに変形されている。
すなわち1本発明の浮上型磁気ヘッド構体で可撓性の磁
気記録媒体に記録再生動作が行われる場合には、軽量な
第2のスライダ部5LD2における浮上面14の周囲の
角部に施した面取りによる面30a〜30dの部分にも
、可撓性を有する磁気記録媒体りの磁気記録媒体面上に
流れる薄層気体流によって揚力が与えられて、第2のス
ライダ部5LD2における浮上面14の周囲の角部に施
した面取りによって構成された面30a〜30dの部分
も磁気記録媒体面上に浮上している状態になされるので
あり、既述した突起Pによる実質的な点接触の状態によ
ってアーム部AMDに変位自在に連結されている前記し
た軽量な第2のスライダ部5LD2が、磁気記録媒体面
から高い浮上位置においてそれの浮上面14.30が磁
気記録媒体面に正しく対向している状態になされるので
あり、また、前記した第2のスライダ部5LD2の浮上
面14に直交する1方向にだけに変位可能に支持されて
いる小型軽量な第1のスライダ部5LD1の浮上面13
も磁気記録媒体面に正しく対向している状態になされる
のである。
さて、浮上型磁気ヘッド構体における軽量な第2のスラ
イダ部5LD2の浮上面14の周囲の角部に施した面取
りによる面30a〜30dの部分の存在意義及び面30
a〜30dの形成方法などについて具体的に説明すると
次のとおりである。
第1.第2のスライダ部5LDI、5LD2を備えて構
成されている浮上型磁気ヘッド構体を可撓性を有する磁
気記録媒体り上にコンタクト・スタート・ストップ式で
浮上動作を行わせる場合に、磁気記録媒体面から浮上す
る以前の浮上型磁気ヘッド構体と可撓性を有する磁気記
録媒体との接触の状態は、可撓性を有する磁気記録媒体
に対して沈み込んだ浮上型磁気ヘッド構体における第2
のスライダ部5LD2の四隅の角部が、最も強く可撓性
を有する磁気記録媒体に接触している状態に・なされる
それで、前記のように第2のスライダ部5LD2の四隅
の角部が強く可撓性を有する磁気記録媒体に接触してい
る状態の浮上型磁気ヘッド構体を可撓性を有する磁気記
録媒体上に浮上させるべく可撓性を有する磁気記録媒体
を高速に回転させた場合には、前記した浮上型磁気ヘッ
ド構体における第2のスライダ部5LD2の四隅の角部
によって、それに強く接触している可撓性を有する磁気
記録媒体が破損してしまうことになる。
可撓性を有する磁気記録媒体に前記のような破損を生じ
させないようにするために、浮上型磁気ヘッド構体にお
ける第2のスライダ部5LD2の四隅の部分の角部の面
取りを行って、その面取りを行って形成させた面30a
〜30dに可撓性を有する磁気記録媒体の面上の薄層気
体流により前記した面30a〜30dに生じる揚力が、
磁気記録媒体の面上の薄層気体流によって第2のスライ
ダ部5LD2における主要な浮上面14a〜14dに生
じる揚力と同様なものにすると、浮上型磁気ヘッド構体
は第1のスライダ部5LDIにおける浮上面13と第2
のスライダ部5LD2における浮上面14と、前記した
第2のスライダ部5LD2の角部に形成させた各面30
a〜30dとの各部に発生された揚力により、浮上型磁
気ヘッド構体は可撓性を有する磁気記録媒体上に第14
図示のような態様で浮上される。
すなわち1本発明の浮上型磁気ヘッド構体を浮上動作さ
せるべき磁気記録媒体がソリッド状のものであっても、
あるいは磁気記録媒体が可撓性を有するものであっても
、浮上型磁気ヘッド構体における第1.第2のスライダ
部5LDI、5LD2の各浮上面13.14と磁気記録
媒体面との間には第13図と第14図とにそれぞれ例示
されているように、前記の何れの場合であっても略々同
様な浮上間隙が形成されて、浮上型磁気ヘッド構体は第
13図及び第14図にそれぞれ例示されているように磁
気記録媒体面上に良好な浮上の状態で浮上されつるので
ある。
前述のように浮上型磁気ヘッド構体を浮上動作させるべ
き磁気記録媒体がソリッド状のものでも、あるいは磁気
記録媒体が可撓性を有するものであっても、浮上型磁気
ヘッド構体を同様に磁気記録媒体面上に浮上させるよう
にするために、浮上型磁気ヘッド構体における第2のス
ライダ部5LD2の四隅の角部の部分の面取りを行って
形成される面30a〜30dは、例えば、次のようにし
て第2のスライダ部5LD2に形成させることができる
すなわち、まず浮上型磁気ヘッド構体における第2のス
ライダ部5LD2の浮上面14a〜14fとスライダ部
5LD2の浮上面14の四隅の部分の角部の面取りによ
る面30a〜30dとが形成されていない状態の第2の
スライダ部5LD2だけをアーム部AMDに取付けて、
最初は通常の平面研磨盤を用いて第2のスライダ部5L
D2の浮上面14a〜14fを平面ラップ仕上げにより
形成させ、次に、第2のスライダ部5LD2だけが取付
けられているアーム部AMDから突起Pを介して第2の
スライダ部5LD2に押圧力を加えた状態でスライダ部
5LD2の浮上面14の四隅の角部の面取り仕上げを行
っ丁酉30 a ” 30 dを形成させる。
前記の加工は一種の実装病M9に相当しており。
研磨盤と1.では浮上型磁気ヘッド構体を用いて記録再
生の対象にされるべき可撓性を有する磁気記録媒体と同
様な機械的な諸特性と厚みとを有するディスクシート上
に、粒径が約002ミクロンのダイヤモンド粉を均一に
薄くすり込んだものを用いて、記録再生の対象にされる
べき可撓性を有する磁気記録媒体から浮に型磁気ヘッド
構体により記録再生を行う場合の磁気記録媒体の回転数
と同一の回転数、例えば毎分2400回転で研磨盤を回
転させ、また記録再生の対象にされるべき可撓性を有す
る磁り、記録媒体から浮上型磁気ヘッド構体により記録
再生が行われる場合に浮上型磁気ヘッド構体に加えるべ
き加圧力よりも僅かに大きな加圧力を第2のスライダ部
S T、 D 2だけが取付けられているアーム部AM
Dから突起Pを介して第2の入ライダ部S N、 D 
2に加えた状態でスライダ部s L D 2の浮上面]
−4の四隅の角部の面取り仕上げを前記した@磨盤によ
って行う。
前記した研磨盤によるスライダ部5LD2の浮上面】、
4のrIg隅の角部の部分の面取り仕上げ工程の最初に
おいて、被加工物の第2のスライダS 11D2の浮−
表面】−4の四隅には角部が存在し丁いろ状態にあるか
ら、研磨盤に半分埋め込まれている状態のもの、あるい
は研磨盤の表面に存在しているもの等が混在(,5てい
る状態で研磨盤にすり込まれている0、2ミクロンの粒
径のダイヤモンド粉は、前記した角部り二接触1)でそ
こが実装研磨さゎ。
る。
研磨が進行して面取りにより面が形成2 ti、て来る
と、次第にその血に揚力が作用して第2のスライダS 
L D 2が浮」ニし、前記の第2のスライダ5LD2
の浮上面14、の四隅に形成さti、た面取り部に対す
る研磨盤のダイヤモンド粉の圧接力が低下して行き、研
磨の状態が次第にソフ1−なものに移行して面取り部は
きれいに仕上げら力4で行くのである。なお、研磨盤に
すり込1、るダイヤ壬゛ノド粉の量が多すぎるとダイヤ
モンド粉ががたまりの集合になって研磨加工によっても
きれいな面が形成されないので、研磨盤にすり込んでお
くダイヤモンド粉は適量でなければならない。
さて、前記したように本発明のが」二型磁り、ヘッド樋
体を浮」−動作さ(するべき磁気記録媒体がソリッド状
のものであった場合には第13図に例示されているよう
に、また浮上増磁り、ヘッド構体を浮」−動作させるべ
き磁気記録媒体が可撓性を有するものであった場合には
第14図に例示されているように、浮上型磁気ヘッド構
体における第1.第2のスライダ部S L Dl、 S
 T、 D2の各浮上面13゜14と磁り12録媒体面
との間にはそれぞわ、所定の浮上間隙が形成されて、浮
上型磁気ヘッド構体は第1−3図及び第14図にそれぞ
れ例示されているように磁り1記@媒体面上に良好な浮
J−の状態で浮上されうるのであり、浮り型磁気ヘッド
構体における第]。のスライダ部SIユD1は、磁気記
録媒体面における表面の山谷部における最頂部付近に浮
上付近に浮上し、また、前記した浮上型磁気ヘッド構体
における第2のスライダ部5LD2は磁り。
記録媒体面にj′昌Jろ表面の山谷部1.乙お4゛七ろ
最頂部よりもはるかに高い位置に浮」−シた状態j、:
′なされる。
今、−例として浮」−増磁り1ヘッド構体1成おいて互
に平行になされrいる2枚の支持W i、 8 、−+
、 9からなる第1−のスライダ部S L D 1支持
部によって第2のスライダ部S L D 2の浮上面1
−41.:直交する一方向だけに変位されるように第2
の入ライダ部S T、 D 2に支持さi]、ている第
1のスライダ部S T−D I &、−,おりる浮上面
】:3が例えば方形で一辺が0.22 m mであり、
また、前記しフ′−、第1−のスライダ部S L D 
Iに備λられている磁気ヘッドは磁り、空+1w長がO
03== 005ミクロン、1−ラック中が0.007
 =0.02であり、さらに前記した2枚の支持板]、
、 8 、19からなる支持部1.1−よって第1−の
スライダ部S T−D 1に印加される押圧力が50 
m K r (第1.のスライダ部SLI]のがJ二面
j3における単位面積(1−ミリ平方メ−・トル)当り
の前記の押圧力は約IFcr )であるとするととも1
こ、前記した第1のスライダ部S1、Dlを前記しf:
m1のスライダ部5LDI支持部を介して支持している
第2のスライダ部5LD2は前記した第1のスライダ部
5LDIに比べて大きな面積1例えば約12平方ミリメ
ートルの面積を有するものとして構成されていて、この
第2のスライダ部5LD2には既述した突起Pを介して
約3grの押圧力が加えられた状態(第2のスライダ部
5LD2の浮上面14には単位面積(1ミリ平方メート
ル)当りに約0.25 g rの押圧力が加えられてい
る状態)とされている場合に、毎分2400回転されて
いる磁気記録媒体における中心から76量園の位置にお
いて、第2のスライダ部5LD2の浮上面14は磁気記
録媒体面から約0.6ミクロンだけ浮上した状態になさ
れ、前記の第1のスライダ部5LDIの浮上面13は磁
気記録媒体面から500オングストロームだけ浮上され
た状態になる。
前記の例において浮上型磁気ヘッド構体における第1の
スライダ部5LDIに設けられている磁気ヘッド12の
磁気空隙面となされる第1のスライダ部5LDIの浮上
面13は、磁気記録媒体面上の約500オングストロー
ムの位置に浮上した状態になされているから、前記した
第1のスライダ部5LDIに備えられている磁気ヘッド
としては磁気空隙長Gと磁気記録媒体面上の磁気ヘッド
12の磁気空隙面の高さHとの比G/Hが3以上となる
磁気空隙長を0.3〜0.5ミクロン程度というように
極めて小さな磁気ヘッド12を使用しても良好に記録再
生ができることになり1本発明の浮上型磁気ヘッド構体
では高密度記録が容易に行われ得るのであり、また、前
記のように磁気記録媒体面から500オングストローム
の高さに浮上している第1のスライダ部5LDIは極め
て軽いために、それが磁気記録媒体面に存在している山
谷部の最頂部に衝突して、それを削り取るような動作を
行ったとしても、前記の動作により磁気記録媒体面を傷
付けるような状態を生じることもなく、さらに前記した
第1のスライダ部5LDIを支持した状態で磁気記録媒
体面上に浮上動作を行う第2のスライダ部5LD2は、
それの浮上面14が第1のスライダ部5LDIの浮上面
13の位置に比べて磁気記録媒体面から高い位置に浮上
した状態で動作されるので、この状態において第2のス
ライダ部5LD2は磁気記録媒体面の山谷・部の最頂部
よりも上方に浮上している状態、すなわち第2のスライ
ダ部5LD2が磁気記録媒上の薄層気体流との摩擦が小
さな領域に浮上している状態になされているから、浮上
動作中にこの第2のスライダ部5LD2の浮上面と磁気
記録媒体面との平行度が多少崩れたとしても前記の両者
が接触して破壊してしまうようなことを起り難くするし
、また、磁気記録媒体面上の塵埃は磁気記録媒体面と第
2のスライダ部5LD2との間の大きな間隙を流れて通
過して第2のスライダ部5LD2に塵埃が付着するよう
なことも起らない。
また1本発明の浮上型磁気ヘッド構体により磁気記録媒
体での記録再生動作が行われる際には。
磁気記録媒体がソリッドな状態のものでは第1゜第2の
スライダ部5LDI、5LD2が既述のように安定に浮
上した状態で記録再生動作が行われることは勿論のこと
、磁気記録媒体が可撓性の磁気記録媒体に記録再生動作
が行われる場合でも、軽量な第2のスライダ部5LD2
における浮上面14の周囲の角部に施した面取りによる
面30a〜30dの部分にも、可撓性を有する磁気記録
媒体りの磁気記録媒体面上に流れる薄層気体流によって
揚力が与えられて、第2のスライダ部5LD2における
浮上面14の周囲の角部に施した面取りによって構成さ
れた面30a〜30ciの部分も磁気記録媒体面上に浮
上している状態になされるのであり、既述した突起Pに
よる実質的な点接触の状態によってアーム部AMDに変
位自在に連結さ九ている前記した軽量な第2のスライダ
部5LD2が、磁気記録媒体面から高い浮上位置におい
てそれの浮上面14.30が磁気記録媒体面に正しく対
向している状態になされるのであり、また、前記した第
2のスライダ部5LD2の浮上面14に直交する1方向
にだけに変位可能に支持されている小型軽量な第1のス
ライダ部5LDIの浮上面13も磁気記録媒体面に正し
く対向している状態になされて、記録再生動作が良好に
行われるのである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように1本発
明は磁気記録媒体面と浮上面との間の薄層気体流によっ
て浮上面に生じる揚力により磁気記録媒体面に対してそ
れぞれ浮上状態になされうる小型軽量な第1のスライダ
部と第1のスライダ部よりも大きな面積を有する第2の
スライダ部との2つのスライダ部からなり前記した第1
のスライダ部に磁気ヘッドを備えさせてある浮上型磁気
ヘッド構体であって、第1のスライダ部の面積に比較し
て大きな面積を有する第2のスライダ部における浮上面
に略々直交する方向だけの直線運動が可能な状態の第1
のスライダの支持部を第2のスライダ部の中央部付近に
設け、第1のスライダ部の浮上面の部分を第2のスライ
ダ部の浮上面から突出させるような支持態様を以って前
記した第1のスライダの支持部によって第1のスライダ
を支持させる手段と、第2のスライダ部における浮上面
が構成されている側とは反対側の第2のスライダ部の面
の中央部付近に設けた第2のスライダ部への押圧力の印
加部を支点として浮上型磁気ヘッド構体のアームに回動
自在に第2のスライダを連接させる手段と、前記の浮上
型磁気ヘッド構体のアームに設定された押圧力を前記し
た第2のスライダ部への押圧力の印加部を介して第2の
スライダに供給する手段と、前記した第1のスライダの
支持部によって第1のスライダに押圧力を印加する手段
とを備えてなる浮上型磁気ヘッド構体であって、この本
発明の浮上型磁気ヘッド構体では磁気記録媒体面とスラ
イダ部の浮上面との間の薄層気体流によってスライダ部
の浮上面に生じる揚力により磁気記録媒体面上でそれぞ
れ浮上状態になされうる第1のスライダ部と第2のスラ
イダ部との2つのスライダ部からなり前記した第1のス
ライダ部に磁気ヘッドを備えさせてある浮上型磁気ヘッ
ド構体における前記の第1のスライダ部を。
それの浮上面に比較して大きな面積の浮上面を有する第
2のスライダ部における浮上面の方向に略々直交する方
向だけで直線運動が可能な状態の支持部により第2のス
ライダ部に支持させておき、磁気記録媒体面と前記した
第1及び第2のスライダ部の浮上面との間の薄層気体流
によって前記した第1及び第2のスライダ部における浮
上面にそれぞれ作用している揚力に抗して第1のスライ
ダ部の支持部及び第2のスライダ部における略々中央位
置に設定された加圧点に対してそれぞれ個別の押圧力、
すなわち、第1のスライダ部に加えられる押圧力よりも
第2のスライダ部に加えられる押圧力の方が小さく、か
つ、前記の第1のスライダ部と第2のスライダ部に加え
られる前記の押圧力の単位面積当りの押圧力の値を、第
1のスライダ部における単位面積当りの押圧力の値の方
が第2のスライダ部における単位面積当りの押圧力の値
よりも大であるようにして、第1のスライダの浮上面が
磁気記録媒体面に極く近接した状態で浮上して面荒れの
山谷部に対応して変位し、また、前記した第2のスライ
ダ部は磁気記録媒体の面荒れの山谷部の山の最頂部より
も上方に設定された高さの位置で磁気記録媒体面の面振
れに対応して変位し、それの浮上面が磁気記録媒体面に
略々平行な姿態を保つようにし、さらに、浮上型磁気ヘ
ッド構体の第1のスライダ部の浮上面となされる磁気空
隙面に塵埃が付着し難いような形状の磁気空隙面を備え
ている磁気ヘッドを使用することにより、浮上型磁気ヘ
ッド構体における第1のスライダ部の浮上面に塵埃が付
着しても塵埃が自動的に除かれるようにすることにより
高密度記録再生が容易に行われ得るのであり、さらにま
た、前記のように磁気記録媒体面に極めて近接して浮上
している第1のスライダ部5LDIは極めて軽いために
、それが磁気記録媒体面に存在している山谷部の最頂部
に衝突して、それを削り取るような動作を行ったとして
も、前記の動作により磁気記録媒体面を傷付けるような
状態を生じることもなく、さらに前記した第1のスライ
ダ部5LDIを支持した状態で磁気記録媒体面上に浮上
動作を行う第2のスライダ部5LD2は、それの浮上面
14が第1のスライダ部5LDIの浮上面13の位置に
比べて磁気記録媒体面から高い位置に浮上した状態で動
作されるので、この状態において第2のスライダ部5L
D2は磁気記録媒体面の山谷部の最頂部よりも上方に浮
上している状態、すなわち第2のスライダ部5LD2が
磁気記録媒上の薄層気体流との摩擦が小さな領域に浮上
している状態になされているから、浮上動作中にこの第
2のスライダ部5LD2の浮上面と磁気記録媒体面との
平行度が多少崩れたとしても前記の両者が接触して破壊
してしまうようなことを起り難くするし、また、磁気記
録媒体面上の塵埃は磁気記録媒体面と第2のスライダ部
5LD2との間の大きな間隙を流れて通過して第2のス
ライダ部5LD2に塵埃が付着するようなことも起らな
いのであり、さらに本発明の浮上型磁気ヘッド構体によ
り磁気記録媒体での記録再生動作が行われる際には、磁
気記録媒体がソリッドな状態のものでは第1.第2のス
ライダ部5LDI、5LD2が安定に浮上した状態で記
録再生動作が行われることは勿論のこと。
磁気記録媒体が可撓性の磁気記録媒体に記録再生動作が
行われる場合でも、軽量な第2のスライダ部5LD2に
おける浮上面14の周囲の角部に施した面取りによる面
30a〜30dの部分にも、可撓性を有する磁気記録媒
体りの磁気記録媒体面上に流れる薄層気体流によって揚
力が与えられて、第2のスライダ部5LD2における浮
上面14の周囲の角部に施した面取りによって構成され
た面30a〜30dの部分も磁気記録媒体面上に浮上し
ている状態になされるのであり、突起Pによる実質的な
点接触の状態によってアーム部AMDに変位自在に連結
されている前記した軽量な第2のスライダ部5LD2が
、磁気記録媒体面から高い浮上位置においてそれの浮上
面14.30が磁気記録媒体面に正しく対向している状
態になされるのであり、また、前記した第2のスライダ
部5LD2の浮上面14に直交する1方向にだけに変位
可能に支持されている小型軽量な第1のスライダ部5L
DIの浮上面13も磁気記録媒体面に正しく対向してい
る状態になされて、記録再生動作が良好に行われるので
ある。
また、ヘッドスライダ面38を平行四辺形状とし、その
ヘッドスライダ面38の対角線の方向を磁気記録媒体面
上の薄層気体流の流れの方向に一致するような状態で使
用したり、あるいは平行四辺形状のへラドスライダ面3
8の対角線の方向が磁気記録媒体の径方向に一致するよ
うな状態で使用さ、れるようにすることにより、磁気ヘ
ッド12の浮上動作中における磁気ヘッド12の浮上面
に対する塵埃の付着が少なくなり、また、浮上面に付着
した塵埃の除去も自動的に行われるようになるから、磁
気ヘッド12の浮上面13における導入面となされてい
る面取り部39〜42と平行四辺形状のへラドスライダ
面38との境界の部分に付着した塵埃が次第に増大し、
それが磁気記録媒5体面と磁気ヘッド12の浮上面13
との間に充満して磁気記録媒体面との間で摩擦熱を発生
させる等の支障を生じたり、磁気記録媒体面を破壊させ
るなどの問題を起こすことがなり、シたがって。
平行四辺形状のヘッドスライダ面38を備えている磁気
ヘッド12を使用している浮上型磁気ヘッド構体を用い
た磁気記録再生装置は、それの組立て製作をクリーンル
ーム中で行って密封型に構成している従来装置とは異な
り、それの組立て製作をクリーンルーム中で行う必要も
なく、また、磁気記録媒体を磁気記録再生装置に着脱自
在に交換できるようにして使用することも可能となるの
で、生産性や運用性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の浮上型磁気ヘッド構体の浮上動作方法
に使用される浮上型磁気ヘッド構体の平面図、第2図は
本発明の浮上型磁気ヘッド構体の浮上動作方法に使用さ
れている浮上型磁気ヘッド構体の側面図、第3図は本発
明の浮上型磁気ヘッド構体の浮上動作方法に使用されて
いる浮上型磁気ヘッド構体の正断面図、第4図は浮上型
磁気ヘッド構体の浮上面側の底面図、第5図及び第7図
は浮上型磁気ヘッド構体の斜視図、第6図は第5図に示
されている浮上型磁気ヘッド構体の分解斜視図、第8図
は第7図に示されている浮上型磁気ヘッド構体に使用さ
れている磁気ヘッドの斜視図、第9図は第7図に示され
ている浮上型磁気ヘッド構体を破砕して内部を示す斜視
図、第10図及び第11図は磁気ヘッドの説明用の図、
第12図乃至第14図は浮上型磁気ヘッド構体の動作説
明用の正面図、第15図は磁気ディスクの表面の突起に
よる山谷部の説明用の図、第16図乃至第18図は磁気
ヘッドによる記録再生動作の説明用図。 第19図乃至第22図は親子式の浮上型磁気ヘッド装置
の従来例を示す斜視図、第23図乃至第26図は従来例
の親子式の浮上型磁気ヘッド装置の問題点を説明するた
めの側面図である。 1.5.8・・・親スライダ、2,7・・・親スライダ
1の3個の浮上面、3・・・板バネ、4,7.10・・
・子スライダ、6,9・・・粘弾性膜、11・・・板状
部材、12・・・磁気ヘッド、13・・・第1のスライ
ダ部5LDIの浮上面、14 、14 a 〜14 f
−第2のスライダ部5LD2の浮上面、15・・・基体
、16・・・塗布磁性層、17・・・磁気ヘッドHによ
って削られた塗布磁性層材料の屑、SLI、5LD2・
・・第1゜第2のスライダ部、18.19・・・第2の
スライダ部5LD2における浮上面14の方向に略々直
交する方向だけで直線運動が可能な状態の平行な支持部
(支持板)、AMS・・・アーム部、2o・・・薄い弾
性板、20b・・・アーム部AMDにおける基端部に近
い部分、22.23川ねじ、24・・・固定部、25・
・・極めて薄い弾性板で作られた連結部材、27・・・
コ字状の溝、28・・・舌片、P・・・加圧点(突起)
、29・−・カバープレート、31a、31b・・・第
2のスライダ部5LD2に一診ける薄層気体流の流入側
に面する側壁に形成された傾斜面による導入面、30 
a 、 30 b 、 30 c 、 30 d −磁
気記録媒体面と対向する部分の一角部に面取りを施した
部分、32・・・溝、33・・・丸孔、34.35・・
・第2のスライダ部5LD2の支持板取付は面、36・
・・単結晶フェライトのコア、37・・・コイル、38
・・・ヘッドスライダ面、30〜42・・・面取り部、
43.44・・・峰部、45・・・ガラス溶着部、46
,46’ 、46”・・・塵埃、 晃 画 几230 浮上型磁気ヘッド構体 3.補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気記録媒体面と浮上面との間の薄層気体流によっ
    て浮上面に生じる揚力により磁気記録媒体面に対してそ
    れぞれ浮上状態になされうる小型軽量な第1のスライダ
    部と第1のスライダ部よりも大きな面積を有する第2の
    スライダ部との2つのスライダ部からなり前記した第1
    のスライダ部に磁気ヘッドを備えさせてある浮上型磁気
    ヘッド構体であって、第1のスライダ部の面積に比較し
    て大きな面積を有する第2のスライダ部における浮上面
    に略々直交する方向だけの直線運動が可能な状態の第1
    のスライダの支持部を第2のスライダ部の中央部付近に
    設け、第1のスライダ部の浮上面の部分を第2のスライ
    ダ部の浮上面から突出させるような支持態様を以って前
    記した第1のスライダの支持部によって第1のスライダ
    を支持させる手段と、第2のスライダ部における浮上面
    が構成されている側とは反対側の第2のスライダ部の面
    の中央部付近に設けた第2のスライダ部への押圧力の印
    加部を支点として浮上型、磁気ヘッド構体のアームに回
    動自在に第2のスライダを連接させる手段と、前記の浮
    上型磁気ヘッド構体のアームに設定された押圧力を前記
    した第2のスライダ部への押圧力の印加部を介して第2
    のスライダに供給する手段と、前記した第1のスライダ
    の支持部によって第1のスライダに押圧力を印加する手
    段とを備えてなる浮上型磁気ヘッド構体 2、第2のスライダ部として、同一平面上に形成されて
    いるそれの浮上面が、浮上動作時に磁気記録媒体面と前
    記した第2のスライダ部の浮上面との間に流れる薄層気
    体流の方向に設けられた溝によって部分されているとと
    もに、前記した溝の長手方向の中央部付近に設けられた
    溝巾の拡大部によって4個所の巾広の部分と2個所の巾
    狭の部分とを備えているものとして構成されているもの
    を用いた請求項の1に記載の浮上型磁気ヘッド構体 3、第2のスライダ部として、同一平面上に形成されて
    いるそれの浮上面が、浮上動作時に磁気記録媒体面と前
    記した第2のスライダ部の浮上面との間に流れる薄層気
    体流の方向に設けられた溝によって二分されているとと
    もに、前記した溝の長手方向の中央部付近に設けられた
    溝巾の拡大部によって4個所の巾広の部分と2個所の巾
    狭の部分とを備えているものとなされており、また、前
    記した薄層気体流の流入側に面する側壁に傾斜面による
    導入面を構成し、さらに、磁気記録媒体面と対向する部
    分の角部に面取りを行った構成とされているものを用い
    た請求項の1に記載の浮上型磁気ヘッド構体 4、第1のスライダ部の面積に比較して大きな面積を有
    する第2のスライダ部における浮上面に略々直交する方
    向だけの直線運動が可能な状態の第1のスライダの支持
    部によって第2のスライダ部の中央部付近で、第1のス
    ライダ部の浮上面の部分が第2のスライダ部の浮上面か
    ら突出されるような支持態様を以って支持されている第
    1のスライダ部に設けられている磁気ヘッドの磁気空隙
    部と、第2のスライダ部の面の中央部付近に設けた第2
    のスライダ部への押圧力の印加部とが第2のスライダの
    浮上面についての同一垂線付近に位置するようにされた
    請求項の1に記載の浮上型磁気ヘッド構体 5、第1のスライダ部に設けられるべき磁気ヘッドとし
    て、第1のスライダの浮上動作時に磁気記録媒体面と前
    記した第1のスライダ部の浮上面との間に流れる薄層気
    体流の方向に一方の対角線が存在しているような平行四
    辺形を基本とするような形状の対向面を備えており、前
    記した平行四辺形の2つの対角線の交点付近に磁気空隙
    が設けられているものを用いた請求項の1に記載の浮上
    型磁気ヘッド構体 6、第1のスライダ部に設けられるべき磁気ヘッドとし
    て、第1のスライダの浮上動作時に磁気記録媒体面と前
    記した第1のスライダ部の浮上面との間に流れる薄層気
    体流の方向に一方の対角線が存在し、かつ、他方の対角
    線の方向が浮上型磁気ヘッド構体の移動方向に一致する
    ような平行四辺形を基本とするような形状の対向面を備
    えており、前記した平行四辺形の2つの対角線の交点付
    近に磁気空隙が設けられているとともに、前記した薄層
    気体流の導入側に薄層気体流の導入を滑らかにする導入
    部を構成させたものを用いた請求項の1に記載の浮上型
    磁気ヘッド構体 7、第1のスライダ部に設けられるべき磁気ヘッドとし
    て、第1のスライダの浮上動作時に磁気記録媒体面と前
    記した第1のスライダ部の浮上面との間に流れる薄層気
    体流の方向に一方の対角線が存在しているような平行四
    辺形を基本とするような形状の対向面を備えているとと
    もに、前記した一方の対角線の延長線部分が稜線となさ
    れるように面落し加工が施こされているているものを用
    いた請求項の1に記載の浮上型磁気ヘッド構体
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