JP3966198B2 - ヘッド支持装置およびこれを用いたディスク装置 - Google Patents

ヘッド支持装置およびこれを用いたディスク装置 Download PDF

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    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータ等の記録再生装置として用いられる浮上形のヘッドを有するディスク装置、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等が備えるヘッド支持装置において、ヘッドを支持してディスクのデータ記録面上を目標位置に移動して位置決めするヘッド支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスク装置(HDD)等のディスク記録再生装置(以下ディスク装置と略記する)は、ヘッドにより記録媒体であるディスクの記録面に対して、データの記録再生を行う。HDDでは、ヘッド支持装置が設けられて、これにより、ヘッドはディスクのデータ記録面に対して、所定の間隔を以て浮上した状態で支持されて、ディスク上を半径方向に移動(回転移動)するように構成されており、これらの構成、構造を含めて多くの提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来の浮上形のヘッドを有するディスク装置のヘッド支持装置の一例として、HDD等の磁気記録再生装置におけるヘッド支持装置について、磁気記録再生装置の主要部の構成を平面図で示した図9、およびヘッド支持装置の構成と作用を説明するために要部斜視図で示した図10を用いて説明する。
【0004】
図9において、ヘッド支持装置71は、比較的剛性の低い支持アーム72、板ばね部73、比較的剛性の高いベースアーム74、支持アーム72の一方の端部であってディスクに対向する面に設けられたスライダ75、およびこのスライダ75に搭載されたヘッド(図示せず)から構成されている。支持アーム72は比較的剛性が低く設計されており、その他方の端部は折り曲げられて板ばね部73を構成し、この板ばね部73がベースアーム74に接続されている。さらに、ベースアーム74は、回動軸受部76で回動自在に軸支され、ベースアーム74に取り付けられた駆動手段77により、ヘッド支持装置71はディスク78面に平行な方向に所定の角度範囲で回動することができる。なお、ヘッド支持装置71、回動軸受部76および駆動手段77からヘッド駆動装置70が構成される。
【0005】
ディスク78は回転駆動手段79によって所定の回転速度で回転する。磁気記録再生装置の記録再生時には、ディスク78の回転に伴って生じる空気流による浮揚力と、スライダ75をディスク78面側へ付勢する付勢力との力の釣り合いにより、スライダ75は一定の浮上量で浮上し、ヘッドはこの一定の浮上状態で記録再生を行う。なお、ディスク78面側へスライダ75を付勢する力は、ヘッド支持装置71の板ばね部73により主として加えられる。
【0006】
すなわち、記録再生時には、ヘッド支持装置71は、ベースアーム74に設けられた駆動手段77により、回動軸受部76を中心として回動し、スライダ75に搭載されたヘッドがディスク78表面から所定の浮上量で浮上した状態で所定のトラックに位置決めされて、記録再生が行われる。
【0007】
さらに、図10を用いて、ヘッド支持装置71の構成および作用について説明する。図10は、図9のヘッド支持装置71における磁気ヘッドが設けられた部分の要部斜視図である。
【0008】
図10において、磁気ヘッド(図示せず)は、支持アーム72の一端の下面側に設けられたスライダ75の磁気記録媒体(図示せず)との対向面に設けられている。一方、支持アーム72の他端が折り曲げられて板ばね部73が構成され、板ばね部73がベースアーム74に係止されている。磁気記録媒体の上下動(面振れ等による)や、量産時のスライダ75と磁気記録媒体との間の距離の製造バラツキ等によるスライダ75の磁気記録媒体への荷重が変化することを抑えるために、板ばね部73には切り欠き部80が設けられ、板ばね部73の剛性を下げるとともに、ばね定数を小さくして、柔軟性を持たせるような構成となっている。
【0009】
このようなヘッド支持装置においては、ディスクへの記録再生時にディスクの上下動が生じても、スライダを安定に浮上させてヘッドがディスクの所定のトラック位置からずれる、いわゆるオフトラックを防止するとともに、ディスクの上下動に対しても十分に追従できるようにするために、スライダに対して所定の荷重をディスク方向へ付勢する付勢力を主として板ばね部で印加し、支持アームは柔軟性を有する構成としてある。したがって、スライダをディスク面方向に付勢するために必要な付勢力を板ばね部により確実に確保することが要求される。また、スライダの浮上量には製造バラツキが生じるので、これによりスライダのディスク面方向への付勢力が変動することを防ぐことも必要とされる。このために、図9に例示したように支持アームに切り欠き部を設けたり薄板構造とすることで、剛性を下げるとともにばね定数も小さくして、ヘッド支持装置にある程度の柔軟性を与えて付勢力の変動を吸収することがなされている。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−82052号公報(第4頁、第1図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来のヘッド支持装置では、支持アームを薄板構造にしているため、主共振点の周波数、いわゆる共振周波数が低くなる。この結果、所定のトラックへ位置決めするためにヘッド支持装置が回動動作をする場合に、ねじれ等の振動モードが発生する。この振動モードをセトリング(整定)するにはある程度の時間を要し、結果としてアクセス時間を短くすることが困難になるという課題があった。
【0012】
さらに、従来のヘッド支持装置においては、その重心は板ばね部よりもヘッドが取り付けられている部位に近いところに位置している。このため、磁気記録再生装置に外部からの強い衝撃等が加わった場合、スライダ部分ではディスクの回転によって発生する空気流による浮揚力と、スライダをディスク側へ付勢する付勢力とのバランスが崩れ、スライダがディスク表面から跳躍するような現象が発生しやすい。このような跳躍が生じると、スライダがディスクに衝突して、ディスクが磁気的または機械的損傷を生じる場合があるという課題があった。
【0013】
また、切り欠き部を設けたり薄板構造とすることで、剛性を下げるとともにばね部のばね定数を小さくして、付勢力の変動を吸収することは可能になっていたが、ばね定数のバラツキの許容範囲を広げることは困難であったし、スライダの荷重を加えるときのばねの発生応力を小さくして、しかもスライダの押圧を大きくできるような理想的なばねの設計はほとんどなされていなかった。
【0014】
このような課題は、上述した磁気記録再生装置だけでなく、浮上形のヘッドを有するディスク装置、例えば光ディスク装置や光磁気ディスク装置等においても同様である。
【0015】
また、磁気記録再生装置の小型化、特に薄型化が要求されており、ヘッド支持装置の薄型化が装置の薄型化を実現するためにも必要とされている。
【0016】
本発明は、これらの課題を解決するためになされたもので、支持アームのばね部の発生応力を小さくすることができ、ヘッドに必要十分な付勢力を与えながら、高い柔軟性を有し、耐衝撃性に優れ、かつ、薄型のヘッド支持装置およびこれを用いたディスク装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明のヘッド支持装置は、ヘッドを搭載したスライダと、スライダがフレクシャーを介して一方の端部に配設され、他方の端部の近傍にその長手方向の中心線に沿って弾性部材が一体に形成された支持アームと、支持アームに当接する一対のピボットを設けた第1のベースアームとを有し、弾性部材の先端部が第1のベースアームに固着され、かつ、弾性部材の中央部に開ロ部を設けた構成を有する。また、開口部を支持アームの中心線に対して対称に形成した構成を有する。また、開ロ部を円形状、楕円形状または多角形状に形成した構成を有する。また、開ロ部を菱形形状に形成した構成を有する。また、開ロ部をスリット形状に形成した構成を有する。さらに、開口部を支持アームの中心線に平行で弾性部材の略中心を通る線に垂直な線に対して非対称に形成した構成を有する。
【0018】
また、上記の目的を達成するため本発明のヘッド支持装置は、ヘッドを搭載したスライダと、スライダがフレクシャーを介して一方の端部に配設され、他方の端部の近傍にその長手方向の中心線に沿って弾性部材が一体に形成された支持アームと、支持アームに当接する一対のピボットを設けた第1のベースアームとを有し、弾性部材の先端部が第1のベースアームに固着され、かつ、弾性部材に中央部がその支持アームと第1のベースアームとの連結部の幅よりも幅が狭くなる狭小部を設けた構成を有する。また、狭小部を支持アームの中心線に対して対称に形成した構成を有する。また、狭小部を半円形状、半楕円形状に形成した構成を有する。また、狭小部を多角形状に形成した構成を有する。さらに、狭小部を支持アームの中心線に平行でかつ弾性部材の略中心を通る線に垂直な線に対して非対称に形成した構成を有する。
【0019】
これらの構成により、耐衝撃性の高い、高速アクセスが可能で、かつ、弾性部材のばね部に発生する応力を均一化でき、ばね定数を高めずに支持アームの小型化を可能にし、弾性部材のばね部の軽量化が図ることができる。
【0020】
また、本発明のディスク装置は、上記に説明したいずれかのヘッド支持装置を備えた構成を有する。この構成により、耐衝撃性が高く、アクセス速度を向上させたディスク装置の実現を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1、図2は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持アームおよびヘッド支持装置を説明するための図である。以下、ディスク装置として磁気記録再生装置を例に挙げて説明する。図1(a)はコンピュータの記憶装置等に用いられるディスク装置の浮上形のヘッドを有するヘッド支持装置のヘッド支持アームの構成を示す主要部斜視図、図1(b)はヘッド支持アームの主要部である支持アーム部分の平面図である。図2はヘッド支持装置のヘッド支持アーム部の主要部を破断面にして示した側面図である。なお、図1は主要部の形状をより詳しく見えるようにするため、実際の配置状態とは上下逆転した形態で示している。図2は実際の配置状態を示している。
【0023】
図1、図2において、磁気ヘッド(図示せず)を搭載したスライダ1が、例えばSUS等の金属薄板とフレキシブル配線板とが一体になったいわゆるジンバル装置を兼ね備えたフレクシャー2に固着され、さらに、フレクシャー2は支持アーム3に固着されている。支持アーム(サスペンションとも言う)3に設けられたディンプル20(図1に図示せず)の頂点がフレクシャー2に当接し、フレクシャー2に固着されたスライダ1がディンプル20の頂点の周りに自在に動くことができるように構成されている。支持アーム3にはその長手方向の中心線4の近傍の一部を切り欠いて舌片状をした板ばね様の弾性部材5が形成され、この舌片状をした板ばね様の弾性部材5の一端が第1のベースアーム6にスポット溶接法、超音波溶接法、レーザ溶接法等の周知の方法によって固着されている。なお、弾性部材5は支持アーム3とは異なる別個の材料部材で構成してもよく、別個の材料部材としたときには、上述の周知の溶接法等の方法によって、舌片状をした板ばね様の弾性部材5の一端を支持アーム3に、他端を第1のベースアーム6に固着する。また、第1のベースアーム6には、支持アーム3の長手方向の中心線4に対して左右が対称になる位置に2個のピボット7が設けられ、これらのピボット7のそれぞれの頂点が支持アーム3に当接している。したがって、第1のベースアーム6に配設された2個のピボット7のそれぞれの頂点を支点として、第1のベースアーム6に固着された支持アーム3の弾性部材5の弾性力に抗して支持アーム3を揺動させるように構成されており、支持アーム3に固着されたスライダ1が記録媒体(図示せず)の表面を押圧するようにスライダ1を記録媒体側に付勢している。さらに、第1のベースアーム6の他端には第2のベースアーム(図示せず)と一体化するための結合部9が形成されている。磁気ヘッドが搭載されたスライダ1、フレクシャー2、弾性部材5を有する支持アーム3および第1のベースアーム6によってヘッド支持アーム11を構成している。
【0024】
また、支持アーム3の長手方向の中心線4の付近の一部を中心線4に対して対称に切り欠いて弾性部材5が形成され、支持アーム3の左右両側面はそれぞれその長手方向に対して略全域にわたって連続した形状になっており、したがって、左右両側面を略全域にわたってそれぞれ曲げ加工によりサイド補強部10を設けてもよい。支持アーム3にサイド補強部10を設けることによって、支持アーム3の剛性を非常に大きくすることができ、支持アーム3の共振周波数を、従来の2kHz前後から10kHz前後へと大幅に大きくすることができるので、ヘッド支持アーム11の回動速度を非常に速くすることができ、したがって、アクセス速度を非常に速くすることも可能となる。
【0025】
第1のベースアーム6と第2のベースアームとは結合部9で結合され、後述するディスク装置で説明するように、回動軸受部(図1、図2に図示せず)と回動軸受部を挟んで第1のベースアーム6とは反対側に例えばボイスコイルモータ等の駆動手段が構成されている。ヘッド支持アーム11と第2のベースアームからヘッド支持装置が構成され、これにより記録媒体の大きさに応じて、ヘッド支持アーム11の第1のベースアーム6または第2のベースアームのいずれかのアーム部の長さを変えて対応させることができ、大きさや種類の異なる記録媒体を有する磁気記録再生装置を作成する場合の標準化に対して実用的な構成とすることができる。
【0026】
上述のスライダ1が記録媒体の表面を押圧する押圧力は、弾性部材5の材質、厚み、2個のピボット7のそれぞれの頂点の高さ、支持アーム3と弾性部材5の接続部あるいは固着部の位置によって任意に設定することができる。例えば、弾性部材5を剛性の高い材料で、厚く形成することにより大きな付勢力を印加することができる。あるいは、2個のピボット7の頂点の高さを高くしても、大きな付勢力を印加することもできる。また、押圧力による弾性部材5に生ずる応力は弾性部材5の形状を変更することにより小さくすることが可能であり、本発明の実施の形態1では、菱形形状をした開口部8を形成して、ばねの発生応力を小さくするように設計している。
【0027】
次に、弾性部材5に中心線4に対して対称な開口部8を設けた場合の弾性部材5に発生する応力について図3、図4を参照して説明する。図3(a)は図1に示したヘッド支持アーム11の主要部である支持アーム部分を示した平面図であり、図3(b)は支持アーム部分の中心線4に沿って切断した支持アーム3および弾性部材5の断面図に、弾性部材5に垂直方向の力f1が働くときのスライダ1に作用するロード荷重f0、ピボット7に作用するピボット押圧力Fpおよび弾性部材5に全体的に働く反時計方向のモーメント−M1をそれぞれブロック矢印で模式的に記入して示している。
【0028】
図4(a)は弾性部材に開口部が形成されていない場合の応力の状態を示している。
【0029】
このとき、ばねに発生する曲げ応力分布は図中の下部に示すように、両端部が最大(σ1)となり中央は曲げ応力がゼロになる。弾性部材5のばね部の荷重発生能力の最適化を図るためには発生応力の均一化が必要となる。そこで、図4(b)に示すように弾性部材5の中央部に菱形形状の開口部8を形成すると、図中の下部に示したように応力分布は、両端部の曲げ応力σ2が中央部までなだらかに続いており、均一化が図られることとなる。σ1>σ2であるので、ばね定数は開口部8を設けない場合に比べ小さくできることが推察できる。
【0030】
この場合、歪みエネルギとばね形状から弾性部材5の応力分布は理論的に計算でき、以下に(式1)、(式2)で示したように表わされる。
【0031】
0<x≦lEでは、
【0032】
【数1】
Figure 0003966198
【0033】
E<x<lAでは、
【0034】
【数2】
Figure 0003966198
【0035】
ただし、数式中の、hは弾性部材5の厚さ、Iは弾性部材5の右端面の断面慣性モーメント、f0はスライダに与える荷重力、nは弾性部材5における菱形形状の開口部8以外の部分が残存する割合を示す閉口率であってn=b/cで表わされ、rは弾性部材5の長さとばね部始点から開口部8中心までの距離の比でr=lE/lA、mは弾性部材5の長さとばね部始点からピボット位置までの距離の比でm=lB/lAである。
【0036】
また、ばね定数Kは以下に(式3)で示したように表わされる。
【0037】
【数3】
Figure 0003966198
【0038】
実際に(式1)、(式2)を用いて、板厚40μm、ばね部幅1.8mm、アーム長13mmで、菱形形状の開口部を設けたSUS304製の弾性部材について閉口率nに対する応力分布を数値計算した結果を図5に示す。この結果から、閉口率nの値が小さい程、弾性部材の応力そのものを下げられるとともに、応力分布が均一化できることがわかる。したがって、弾性部材に開口部を設けることにより、設計の自由度が高まることになる。また、(式3)に示したばね定数の関係式から、ばね定数は極小値を取るので、ばね定数を低減できることを示している。また。弾性部材に開口部を設ければ、弾性部材の重量が低減されるので、支持アームの軽量化が図れることになる。
【0039】
なお、上述した支持アームの弾性部材の開口部の形状は、弾性部材の長さとばね部始点から開口部中心までの距離の比rがr=0.5となる左右対称の開口部の例で説明してきたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、左右非対称な開口部を形成してもよい。この左右非対称な開口部を設けた弾性部材の場合も、弾性部材の応力を低下でき、応力分布は左右対称ではないが開口部の両端部でそれぞれ均一化できることが示されている。
【0040】
また、上述した支持アームの弾性部材の開口部の数は、そのほぼ中央部に1箇所だけ設けた例で説明してきたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、弾性部材内の複数箇所に開口部を形成してもよい。そして、開口部の配置は支持アームの中心線に対して対称に配置するのが望ましい。このように、複数箇所に配置した開口部を設けた弾性部材の場合も、弾性部材の応力を低下でき、応力分布を均一化できる。
【0041】
また、上述の支持アームの弾性部材に設ける開口部の形状は、菱形形状で説明してきたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、弾性部材に設ける開口部の形状は円形状、楕円形状、多角形状等の形状であってもよい。このような円形状、楕円形状、多角形状等の形状の開口部を設けた弾性部材の場合も、弾性部材の応力を低下でき、応力分布を均一化できる効果は変わらない。
【0042】
さらに、支持アームの弾性部材に設ける開口部は菱形形状や円形状、楕円形状、多角形状等の形状で複数箇所に配置してもよい。これらのほかに、開口部をスリット状形状で複数箇所に配置することも可能である。ただし、このような場合も、支持アームの中心線に対して対称に開口部を配置することが望ましい。図6は支持アームの弾性部材に設ける各種開口部の例を示しており、これらの例のほかにも開口部の数や形状、配置箇所を組み合わせて構成することが可能である。
【0043】
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2におけるヘッド支持アームおよびヘッド支持装置を説明するための図である。図7(a)はコンピュータの記憶装置等に用いられるディスク装置の浮上形のヘッドを有するヘッド支持装置のヘッド支持アームの構成を示す主要部斜視図、図7(b)はヘッド支持アームの主要部である支持アーム部分の平面図である。なお、図7は主要部の形状をより詳しく見えるようにするため、図1と同様に実際の配置状態とは上下逆転した形態で示している。
【0044】
本発明の実施の形態2が実施の形態1と異なるところは、図7から明らかなように弾性部材55の形状にある。すなわち、実施の形態1における支持アーム3では形状が長方形状の弾性部材5に開口部8を設けた構成であったが、実施の形態2における支持アーム2では、第1のベースアーム6上に一端が固着されたその弾性部材55の中央部に中心線4に対称で両端部より幅が狭くなる切り欠き状の狭小部58を2箇所に有し、開口部8は設けられていない。そのほかの構成については、実施の形態1におけるヘッド支持装置と同じである。図7においては、実施の形態1におけるヘッド支持アーム、ヘッド支持装置と同じ構成要素には同じ符号を付している。実施の形態2におけるヘッド支持アーム、ヘッド支持装置およびこれらを用いたディスク装置の構成が実施の形態1と同じ部分については、重複を避けるため説明を省略する。
【0045】
本発明の実施の形態2におけるヘッド支持アーム、ヘッド支持装置は、スライダ1が記録媒体の表面を押圧する押圧力は、弾性部材55の材質、厚み、2個のピボット7のそれぞれの頂点の高さ、支持アーム3と弾性部材55の接続部あるいは固着部の位置によって任意に設定することができる。例えば、弾性部材55を剛性の高い材料で厚く形成することにより大きな付勢力を印加することができる。あるいは、2個のピボット7の頂点の高さを高くしても、大きな付勢力を印加することもできる。また、押圧力による弾性部材55に生ずる応力は弾性部材55の形状を変更することにより小さくすることが可能であり、本発明の実施の形態2では、弾性部材55の中央部に中心線4に対称で両端部より幅が狭くなる切り欠き状の狭小部58を2箇所設けて、ばねの発生応力を小さくするように設計している。
【0046】
この弾性部材55の中央部に中心線4に対称で両端部より幅が狭くなる狭小部58を2箇所設けた場合の弾性部材55に発生する応力については、実施の形態1と同様に理論計算が可能である。実施の形態2における弾性部材55は、中心線4で切断して上下を逆にして接続すれば、実施の形態1における支持アーム3における弾性部材5と同じ形状になり、同様の計算により、同様の結果が得られることは容易に理解できる。実施の形態2における弾性部材55の応力分布およびばね定数を示す結果は(式1)、(式2)、(式3)における正負符号を一部変えた形で求められる。ただし、この場合、nは閉口率ではなく、残存率と称する。
【0047】
実施の形態2においては、弾性部材55の狭小部58の残存率nの値が小さい程、弾性部材55の応力そのものを下げられるとともに、応力分布が均一化できる。したがって、弾性部材55に狭小部を設けることにより、設計の自由度が高まることになる。また、ばね定数は得られる関係式がやはり極小値を取るので、ばね定数を低減できることになる。また、弾性部材55に狭小部58を設ければ、弾性部材55の重量が低減されるので、支持アーム3の軽量化が図られることになる。
【0048】
なお、支持アーム3の弾性部材55の中央部に中心線4に対称で両端部より幅が狭くなる切り欠き状の狭小部58の形状については、図7においては三角形状の例を示したが、本発明はこの例に限るものではなく、直線ではなく半円形状や半楕円形状等の曲線で形成してもよい。また、弾性部材55の中心線4と平行な辺部に複数箇所の切り欠き形状を組み合わせて狭小部を形成してもよい。そして、これらの狭小部58の形状は実施の形態1と同様に左右非対称であってもよい。これらの直線で形成されていない半円形状や半楕円形状の狭小部を有する弾性部材の場合も、複数箇所に組み合わせて形成した狭小部を有する弾性部材の場合も、弾性部材の応力を低下でき、応力分布を均一化できる効果は変わらない。さらに、これらの狭小部58と、実施の形態1で説明した各種形状の開口部8を組み合わせて形成した弾性部材を用いることも可能である。図8に、支持アーム3の弾性部材55の中心線4と平行な辺部に設けた狭小部58の形状の例、および各種形状の狭小部58と開口部8を組み合わせて形成した形状の例をいくつか示す。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のヘッド支持アーム、ヘッド支持装置は、一端にヘッドを搭載したスライダを有する支持アームと第1のベースアームを弾性部材を介して固着し、支持アームあるいは第1のベースアームのいずれか一方に2個のピボットを設け、2個のピボットのそれぞれの頂点の押圧力によって、支持アームを記録媒体の表面側に回動させ、スライダを記録媒体の表面に押圧する構成とし、さらに、支持アームの弾性部材には開口部または狭小部を設ける構成を有しているので、耐衝撃性の高い、高速アクセスが可能なヘッド支持装置を提供することができ、弾性部材のばね部に発生する応力を均一化でき、ばね定数を高めずに支持アームの小型化を可能にし、弾性部材のばね部の軽量化が図られ、耐衝撃性を向上できるという優れた効果を有している。
【0050】
また、このようなヘッド支持アームを搭載したヘッド支持装置を用いることにより、耐衝撃性が高く、アクセス速度が高い等の信頼性の高いディスク装置を実現することができるという大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持アームの構成を示す主要部斜視図
(b)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持アームの主要部である支持アーム部分の平面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のヘッド支持アームの主要部を破断面にして示した側面図
【図3】(a)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持アームの主要部である支持アーム部分の平面図
(b)は本発明の実施の形態1における支持アーム部分の中心線に沿って切断した支持アームおよび弾性部材の断面図
【図4】(a)は弾性部材に開口部が形成されていない場合の応力の状態を示す図
(b)は弾性部材の中央部に菱形形状の開口部が形成されている場合の応力の状態を示す図
【図5】本発明の実施の形態1における菱形形状の開口部を設けた弾性部材について閉口率に対する応力分布を数値計算した結果の例を示すグラフ
【図6】本発明の実施の形態1における支持アームの弾性部材に設ける各種開口部の形状の例を示す図
【図7】(a)は本発明の実施の形態2におけるヘッド支持アームの構成を示す主要部斜視図
(b)は本発明の実施の形態2におけるヘッド支持アームの主要部である支持アーム部分の平面図
【図8】本発明の実施の形態2における支持アームの弾性部材に設ける各種形状の狭小部、および各種形状の狭小部と開口部を組み合わせて形成した例を示す図
【図9】従来の磁気記録再生装置の主要部の構成を示す平面図
【図10】従来のヘッド支持装置の構成と作用を説明するための要部斜視図
【符号の説明】
1,75 スライダ
2 フレクシャー
3,72 支持アーム
4 中心線
5,55 弾性部材
6 第1のベースアーム
7 ピボット
8 開口部
9 結合部
10 サイド補強部
11 ヘッド支持アーム
58 狭小部
70 ヘッド駆動装置
71 ヘッド支持装置
73 板ばね部
74 ベースアーム
76 回動軸受部
77 駆動手段

Claims (28)

  1. ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端に保持する支持アームと、
    前記支持アームと第1のベースアームとを連結する弾性部材と、
    前記支持アームと前記第1のベースアームとの間に設けられたピボット軸受部と、
    を有し、
    前記弾性部材の一端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダの反対側に設けてあり、前記弾性部材の他端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダ側に設けるとともに、前記第1のベースアームに固着されており、
    前記弾性部材に開ロ部を設けたことを特徴とするヘッド支持装置。
  2. 前記開口部が、前記弾性部材の中央部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  3. 前記開口部を前記支持アームの前記中心線に対して対称に形成したことを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  4. 前記開ロ部を円形状、楕円形状または多角形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  5. 前記開ロ部を菱形形状に形成したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のヘッド支持装置。
  6. 前記開ロ部をスリット形状に形成したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のヘッド支持装置。
  7. 少なくとも2個の前記開口部を有し、前記支持アームの中心線に対して前記開口部をそれぞれ対称な位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  8. ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端に保持する支持アームと、
    前記支持アームと第1のベースアームとを連結する弾性部材と、
    前記支持アームと前記第1のベースアームとの間に設けられたピボット軸受部と、
    を有し、
    前記弾性部材の一端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダの反対側に設けてあり、前記弾性部材の他端は前記支持アームの長手方向
    において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダ側に設けるとともに、前記第1のベースアームに固着されており、
    前記弾性部材の前記支持アームと前記第1のベースアームとの連結部の幅よりも幅が狭くなる狭小部を前記弾性部材に設けたことを特徴とするヘッド支持装置。
  9. 前記狭小部を前記支持アームの長手方向の中心線に対して対称に形成したことを特徴とする請求項8に記載のヘッド支持装置。
  10. 前記狭小部の前記支持アームと前記第1のベースアームとの連結部以外の辺を、半円形状、半楕円形状、または多角形状に形成したことを特徴とする請求項8に記載のヘッド支持装置。
  11. 前記狭小部の形状を半円形状、半楕円形状または多角形状に形成したことを特徴とする請求項8に記載のヘッド支持装置。
  12. 前記弾性部材の長手方向に平行な辺部にそれぞれ少なくとも2個の前記狭小部を有し、前記支持アームの中心線に対して前記狭小部をそれぞれ対称な位置に形成したことを特徴とする請求項8に記載のヘッド支持装置。
  13. ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端に保持する支持アームと、
    前記支持アームと第1のベースアームとを連結する弾性部材と、
    前記支持アームと前記第1のベースアームとの間に設けられたピボット軸受部と、
    を有し、
    前記弾性部材の一端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダの反対側に設けてあり、前記弾性部材の他端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダ側に設けるとともに、前記第1のベースアームに固着されており、
    前記弾性部材に開ロ部と、前記弾性部材の両端部より幅が狭くなる狭小部とを設けたことを特徴とするヘッド支持装置。
  14. ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端に保持する支持アームと、
    前記支持アームと第1のベースアームとを連結する弾性部材と、
    前記支持アームと第1のベースアームとの間に設けられたピボット軸受部と、
    を有し、
    前記弾性部材の一端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダの反対側に設けてあり、前記弾性部材の他端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダ側に設けるとともに、前記第1のベースアームに固着されており、
    前記支持アームの長手方向に垂直な方向の前記弾性部材の長さが、前記弾性部材の中央部に比べて、前記支持アームの端部近傍において長いことを特徴とするヘッド支持装置。
  15. 前記軸受部が第1のベースアームに設けられ、前記軸受部の先端が前記支持アームに当接していることを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  16. 前記軸受部が前記支持アームに設けられ、前記軸受部の先端が前記第1のベースアームに当接していることを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  17. 前記スライダを前記支持アームの端部に配設するフレクシャーを有することを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  18. 前記弾性部材は、前記支持アームと一体に形成されたことを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  19. 前記軸受部が、2個のピボットであることを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  20. 前記ピボットが、前記支持アームの長手方向の中心線に対して対称な位置に設けられたことを特徴とする請求項19に記載のヘッド支持装置。
  21. 前記支持アームは、前記軸受部を回動中心として回動可能であることを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  22. 前記支持アームは、前記スライダの表面に対して垂直な方向に、前記弾性部材により付勢力を付与されることを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13および請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  23. 前記支持アームは、サイド補強部を設けたことを特徴とする請求項1、請求項8、請求項13、請求項14のいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  24. 記録媒体と、
    ヘッドを搭載したスライダと、
    前記スライダを一端に保持する支持アームと、
    前記支持アームと第1のベースアームとを連結し、前記支持アームに対して前記記録媒体の記録面の方向への付勢力を付与する第1の弾性部材と、
    前記支持アームと第1のベースアームとの間に設けられた第1のピボット軸受部と、
    を有し、
    前記弾性部材の一端は前記支持アームの長手方向において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダの反対側に設けてあり、前記弾性部材の他端は前記支持アームの長手方向 において、前記ピボット軸受部を挟んで前記スライダ側に設けるとともに、前記第1のベースアームに固着されており、
    前記第1の弾性部材に設けられた開口
    を有することを特徴とするディスク装置。
  25. 前記支持アームは、前記第1の軸受部を回動中心として回動可能であることを特徴とする請求項24に記載のディスク装置。
  26. 前記支持アームは、前記スライダの表面に対して垂直な方向に、前記第1の弾性部材により付勢力を付与されることを特徴とする請求項24に記載のディスク装置。
  27. 前記支持アームを前記記録媒体の半径方向へ回動させる回動中心となる第2の軸受部を有することを特徴とする請求項24に記載のディスク装置。
  28. 前記支持アームは、サイド補強部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
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