JPH021559Y2 - - Google Patents

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JPH021559Y2
JPH021559Y2 JP1986052945U JP5294586U JPH021559Y2 JP H021559 Y2 JPH021559 Y2 JP H021559Y2 JP 1986052945 U JP1986052945 U JP 1986052945U JP 5294586 U JP5294586 U JP 5294586U JP H021559 Y2 JPH021559 Y2 JP H021559Y2
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spring
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diameter
small diameter
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JP1986052945U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は家庭電気製品、事務機器等の如く弱い
引張力のばねを取付ける部分に適用されるばね掛
け突起構造に関する。
[背景技術] 家庭電気製品等には比較的引張力が弱い引張ば
ねを用いることが多い。
この引張コイルばねはそのフツク部をビスで機
器本体へ取付けるのが一般的である。しかし引張
方向の変更に対応できるように、ビスと引張コイ
ルばねとを相対回転させる目的でビス頭部を段付
形状とし、フツク部を機器本体へ押付けないよう
にする必要がある。従つて、ビスの締付工数が多
い上に、ビスのコストが高くなる。
これを改善するため、第7図に示される如く引
張コイルばね10の端部に形成されるフツク部1
2をばね掛け突起14の小径基部16で支持させ
る構成が用いられている。この小径基部16には
先端へ拡径部18が一体的に形成され、フツク部
12の小径基部16からの外れを防止している。
しかしこの拡径部18はフツク部12の外れを
防止するための充分な大きさを有すると、フツク
部12を小径基部16へ取付け難くなるため、フ
ツク部12の内径寸法と拡径部18の外径寸法と
の差はあまりない。
このため引張コイルばね10へその軸線方向と
外れた方向の引張力が作用するとフツク部12は
拡径部18を乗越えて外れ易くなる。
この対策としてフツク部12の先端部に鉤部2
0を形成してフツク部12の入口を狭くすること
によりばね掛け突起14から脱落し難くした構成
が用いられる。しかしこの場合には引張コイルば
ね10の軸寸法が長くなると共に、鉤部20をフ
ツク部12部分へ特別に後加工する必要があり、
コストアツプの原因となる。
また第8図に示されるばね掛け突起14では、
拡径部18が小径基部16の外径と同幅で長円状
に形成されている。これに対応してフツク部12
は小径基部16への挿入時にこの拡径部18を通
過できるように長いU字型に形成される。このた
め挿入後に引張コイルばね10の軸線を90度回転
させればフツク部12が拡径部18を乗越えるこ
とがなく、確実な取付手段となる。
しかしこの改良例においては、第7図の場合と
同様に引張コイルばね10の軸寸法が長く、引張
コイルばね10の引張方向が拡径部18の長手方
向と略直角方向に限定される。また引張コイルば
ね10に加わる引張力が弱い組付途中の状態等に
おいては引張コイルばね10が小径基部16回り
に回転して抜け易くなる。
本考案は上記事実を考慮し、簡単な構成でばね
の取付けが容易であり、かつ取付後は確実にばね
の脱落を防止することができるばね掛け突起構造
を得ることが目的である。
[考案の概要] 本考案に係るばね掛け突起構造では、拡径部の
一部から放射方向にばねのフツク部内径よりも小
さな断面積の突出部を突出させている。また、拡
径部の小径基部と反対側の面に、突出部が挿入さ
れたばねのフツク部を弾性変形させつつ小径基部
に案内する曲面を形成している。
このためばねのフツク部をばね掛け突起へ取付
ける場合には、最初にばねのフツク部内へこの突
出部を挿入し、フツク部へ小径基部方向に向けて
拡径部に形成された曲面に案内されてフツク部が
弾性変形して拡径部を容易に通過し小径基部へと
取付けられることになる。従つて突出部はばねの
取付時のガイドとしても使用でき、組付後はばね
の引張方向に拘らず確実に脱落を防止できる。ま
た、拡径部に形成した曲面によつてばねのフツク
部を弾性変形させつつ小径基部に案内して引つ掛
かりなく小径基部に容易に対応させることがで
き、しかも小径基部にばねのフツク部が対応され
た状態では拡径部及び突出部によつてばねの引張
方向にかかわらずばねのフツク部の脱落を確実に
防止できる。
[考案の実施例] 第2図及び第3図には本考案がオーデイオ装置
のコンパクトデイスクに用いられるコンパクトデ
イスク押さえアーム22に適用された構成が示さ
れている。このデイスク押さえアーム22は合成
樹脂により形成され、中間部に設けられる一対の
軸24が図示しない装置本体へ軸支されて回転す
るようになつている。またこのデイスク押さえア
ーム22の一端にはデイスク押さえ26が若干量
だけ相対移動可能に取付けられており、このデイ
スク押さえ26内へ固着された磁石が図示しない
ターンテーブルへ吸着されることにより、デイス
ク押さえ26が図示しないコンパクトデイスクを
ターンテーブルとの間に挟持する構成である。
デイスク押さえアーム22の他の一端付近には
開口28が形成され、第1図に示される如くこの
開口28内へばね掛け突起30が突出している。
このばね掛け突起30は開口28から突出する断
面長円状の台座32から小径基部34が一体的に
突出し、この小径基部34の先端へ同軸的に拡径
部36が形成されている。この拡径部36は先端
が球面となつており、その一部からは放射方向に
突出部38が形成されている。
この突出部38はばね掛け突起30へ取付けら
れる引張コイルばね40のフツク部42の内径寸
法D(第4図)よりも小さな断面積を有している。
しかし拡径部36の外径はフツク部42の内径よ
りも大きく、小径基部34はフツク部42の内径
よりも小さくなつている。
また第4図に示される如くフツク部42を突出
部38に近い小径基部34の外周へ当接させた状
態でフツク部42の他の内周部が拡径部36の外
周へ当接する状態となつており、このためこのフ
ツク部42の内周部が当接する小径基部34の外
周と、突出部38の反対側の拡径部36の外周端
部との間の寸法Lはフツク部42の内径寸法Dよ
りも大きくなつている。
なお、突出部38は先端部にかけて小径とする
場合には、少なくとも先端部がコイル部42の内
径より、小さくすればよい。
引張コイルばね40の図示しない他端部に形成
されるフツク部は図示しない機器本体へ取付けら
れるようになつている。
次に本実施例による引張コイルばね40の取付
手順を説明する。
フツク部42を第4図に示される如く突出部3
8へ通過させ一部を拡径部36の外周へ当接する
と、フツク部42の内径寸法Dが寸法Lよりも小
さいので、フツク部42の他の内周部は拡径部3
6の球面へと対応する。ここで引張コイルばね4
0のフツク部42を小径基部34へ当つている部
分を中心に台座32方向へ回転すると、すなわち
第4図矢印M方向に回転すると拡径部36の球面
に案内されてフツク部42は弾性変形により拡径
して引つ掛かりなく拡径部36を通過し、第5図
に示される如く小径基部34へと対応し、引張コ
イルばね40がばね掛け突起30へと組付けられ
る。ここで引張コイルばね40の図示しない他端
を装置本体へと取付ければ組付が完了する。
このように組付時に突出部38をフツク部42
の取付案内用として使用でき、また拡径部36の
球面によつてフツク部42を引つ掛かりなく容易
に小径基部34に対応させることができるので、
組付作業が容易である。
これによつてデイスク押さえアーム22は軸2
4を中心に第3図時計方向に回転付勢されること
になり、デイスク押さえ26が装置本体から常に
離間することになる。
図示しないコンパクトデイスクの固定時には、
デイスク押さえアーム22を軸24を中心として
第3図反時計方向に回転すれば、デイスク押さえ
26が磁力によつて図示しないターンテーブルへ
と吸着され、ターンテーブルとの間にコンパクト
デイスクを挟持することができる。
引張コイルばね40はフツク部42がばね掛け
突起30へと取付けられた後は突出部38によつ
て拡径部36の外径が実質的に拡大されているた
め、ばね掛け突起30から不用意に脱落すること
はない。
第6図にはばね掛け突起30の変形例が示され
ており、拡径部36が平板部44とこの平板部4
4から立設される突片46とを備えた構成となつ
ている。この突片46は先端面が円弧面となつて
おり、好ましくは球面とすることにより前記実施
例と同様の役目を果たすことができる。この実施
例では、前記実施例よりも拡径部の体積が小さい
ため使用材料を節約でき、かつ引張コイルばね4
0のフツク部を組付ける場合にフツク部との間の
摩擦力を低減することができる。
なお本考案は引張コイルばねをばね掛け突起へ
取付ける場合に限らずコイルばね以外の他の種類
の引張ばねを取付ける場合にも適用可能である。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係るばね掛け突起構
造では、拡径部の一部から放射方向にばねのフツ
ク部内径よりも小さな断面積の突出部を突出させ
るとともに、拡径部の小径基部と反対側の面に、
突出部が挿入されたばねのフツク部を弾性変形さ
せつつ小径基部に案内する曲面を形成したので、
ばねのフツク部を取付ける場合に取付けが容易で
かつ取付後は脱落を確実に防止することできる優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るばね掛け突
起構造を示す斜視図、第2図は本考案が適用され
たコンパクトデイスクのデイスク押さえアームを
示す平面図、第3図は第2図の底面図、第4図
A,Bはばね掛け突起へのばね取付状態の側面図
及び斜視図、第5図は第2図−線断面図、第
6図は本考案の第2実施例を示すばね掛け突起の
斜視図、第7図及び第8図は従来のばね掛け突起
構造を示す斜視図である。 30……ばね掛け突起、34……小径基部、3
6……拡径部、38……突出部、40……引張コ
イルばね、42……フツク部、44……平板部、
46……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ばねのフツク部を支持するための小径基部の先
    端にフツク部外れ防止用の拡径部が形成されたば
    ね掛け突起構造であつて、前記拡径部の一部から
    放射方向にばねのフツク部内径よりも小さな断面
    積の突出部を突出させるとともに、拡径部の小径
    基部と反対側の面に、突出部が挿入されたばねの
    フツク部を弾性変形させつつ小径基部に案内する
    曲面を形成したことを特徴とするばね掛け突起構
    造。
JP1986052945U 1986-04-09 1986-04-09 Expired JPH021559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052945U JPH021559Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052945U JPH021559Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62166338U JPS62166338U (ja) 1987-10-22
JPH021559Y2 true JPH021559Y2 (ja) 1990-01-16

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ID=30878559

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986052945U Expired JPH021559Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57136033U (ja) * 1981-02-20 1982-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62166338U (ja) 1987-10-22

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