JPH02155679A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH02155679A
JPH02155679A JP31055988A JP31055988A JPH02155679A JP H02155679 A JPH02155679 A JP H02155679A JP 31055988 A JP31055988 A JP 31055988A JP 31055988 A JP31055988 A JP 31055988A JP H02155679 A JPH02155679 A JP H02155679A
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gear
carriage
driving
reverse rotation
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Satoshi Iwasaki
岩崎 聡史
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタの駆動系に係り、特に、サーマルヘッ
ドをプラテンに対して接離させるヘッド駆動系およびキ
ャリッジ駆動系を同一の駆l]源によって適正に駆動す
るプリンタの駆動系に関する。
〔従来の技術〕
一般的なり一マルヘッドの構成を第8図に示す。
図において、符号1は本体フレームであり、この本体フ
レーム1には、左右方向に長い平板状のプラテン2が設
けられている。また、本体フレーム1の一部である左右
のフレーム1a、lb間には、プラテン2に沿ってほぼ
平行にしてガイドシャフト3が配設されている。このガ
イドシャフト3と前方フレーム1Cには、キャリッジ4
が■トは渡され、かつガイドシャフト3の軸方向に摺動
自在にして支持されている。キャリッジ4には、プラテ
ン2への対向面に複数の発熱素子を備えたサーマルヘッ
ド5が装着されている。また、前方フレーム1Gの内方
端縁には、前記ガイドシャフト3と平行にラック6が形
成されており、ラック6はキャリッジ4内に設けられた
キャリッジ駆動用の駆動ギア13(第9図参照)と噛合
うようになっている。さらに、前記プラテン2の奥部下
方には、紙送りローラ7およびこれに圧接された小ロー
ラ8が本体フレーム1に回転自在に支持されている。
一方の紙送りローラ7は減速歯車群9を介してモータ1
0に連結されており、モータ10の回転により回転駆動
され、小ロー58との間に用紙を挟持しつつ所望の紙送
りがなされる。
このようなり−マルプリンタにおけるキャリッジ4の駆
動系およびサーマルヘッド5の駆動系の従来例を第9図
を用いて説明する。
前述したキャリッジ4内には、キャリッジ駆動用モータ
11が設けられており、このキャリッジ駆動用モータ1
1の出力ビニオン12は駆動ギア13を介して前記ラッ
ク6に噛合されている。そして、モータ11の正逆回転
によりキャリッジ4が前記ガイドシャフト3に沿って往
復駆動自在とされている。
愛、た、前記キャリッジ4のプラテン2側には、サーマ
ルヘッド5の固定部材15が支点14を−bっで枢着さ
れており、この固定部材15の先端部にサーマルヘッド
5が装着されて、プラテン2に対して接離自在とされて
いる。このサーマルヘッド5の固定部材15には、従動
節であるベルクランク状をしたカムフォロワ16の一端
FiA 16 aが当接されている。カムフォロワ16
は支点17を中心に回動するようになっており、その他
端部16bは原動節であるカム部材18の無端状のカム
満19に摺動自在に係合されている。このカム部材18
の外周に一体的に形成されたギア20は、ギア21を介
して前記キャリッジ4に搭載されているサーマルヘッド
アップダウン用のモータ22の出力ビニオン22aに連
結されている。そして、モータ22の回転によりカム部
材18が回転され、このカム部材18の回転に伴ってカ
ムフォロワ16が回動され、このカムフォロワ16の回
動によりカムフォロワ16の一端部16aに押圧されて
固定部材15がプラテン2に対して進退操作され、サー
マルヘッド5によるインクリボンおよび記録紙のプラテ
ン2への圧接およびその解除操作がなされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した従来のサーマルプリンタにあっ
ては、サーマルヘッド5をプラテン2へ圧接、解除する
ヘッド駆動系の駆動源と、キャリッジ4をプラテン2の
長手方向に往復移動させるキルリッジ駆動用の駆動源と
がそれぞれ別のモータ11.22からなっていたため、
キャリッジ4の大型化および重量の増大化をまねくとと
もに、2種類の駆a源用電気回路も必要となり、プリン
タそのものが大型化するとともに、また、両モータを適
正に関連動作させるためには前述したサーマルヘッド5
の圧接、解除位Uを検知するセンサを必要とし、回路的
にも複雑になり、コストアップが生じることとなるとい
う問題がある。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、1
gの駆動源によりヘッド駆動系とキャリッジ駆動系とを
適正に駆動することができ、これによ゛′リサーマルヘ
ッドの圧接、解除4D置を検知するセンサを含めた種々
の部品点数の削減を図り、小型、かつ、軽量でコストも
極めて低廉なプリンタの駆動系を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するため、本発明のプリンタの駆動
系は、1つの回転駆動源と、所定中心角の正逆回転によ
りヘッドをプラテンに対して接離せしめるカム部材と、
前記回転駆!l1lIlの正逆回転を前記カム部材に前
記所定中心角の正逆回転として伝達可能であるとともに
、ヘッドをプラテンから離間させる位置までカム部材を
回転させた状態でその後の回転を伝達しない伝達不能状
態に保持可能な正逆回転出力系と、前記ヘッド駆動用正
逆回転出力系の出力を所定中心角の正逆回転とさせる以
上の前記回転駆動源の正逆回転のみをキャリッジ駆動系
へ伝達するキャリッジ駆動用正逆回転出力系とをもって
形成されている。
〔作 用〕
本発明によれば、1つの回転駆動源を所定範囲内で正逆
回転させると、ヘッド駆動用正逆回転出力系を介してカ
ム部材が所定中心角だけ正逆回転させられて、ヘッドが
プラテンに対して所望の接ia作を行なう。この間、キ
ャリッジ駆動用正逆回転出力系によりキャリッジ駆動系
への回転伝達が遮断されているので、キャリッジは不動
状態にある。
そして、ヘッドをプラテンに圧接させるまで、回転駆動
源を正回転させた復に、更に正回転させると、ヘッドは
圧接されたまま保持され、かつ、キャリッジ駆動用正逆
回転出力系を介してキャリッジ駆動系に正回転が伝達さ
れ、キャリッジが桁上げ方向に移動させられる。
一方、ヘッドをプラテンから完全に離間させるまで、回
転駆動系を逆回転させた後に、更に逆回転させると、ヘ
ッドは離間されたまま保持され、かつ、キャリッジ駆動
用正逆回転出力系を介してキャリッジ駆動系に逆回転が
伝達され、キャリッジが桁下げ方向に移動させられる。
また、ヘッド駆動用正逆回転出力系を回転を伝達じ−な
い伝達不能状態に保持すると、カム部材によってヘッド
はプラテンから離間される。この状態で回転駆動源を正
回転させると、前記所定中心角を回転さける以上の正回
転がキャリッジ駆動用正逆回転出力系を介してキャリッ
ジ駆動系に伝達され、キャリッジが桁上げ方向に移動さ
せられ、テープセーブが行なわれる。
テープセーブ動作の終了侵に、前記ヘッド駆動用正逆回
転出力系を伝達不能状態から通常の伝達状態に戻すこと
により、前述した通常のヘッドのプラテンへの接離とキ
ャリッジ駆動とが適正に行なわれる。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を第1図から第7図について説明
する。
第1図から第7図は本発明の一実施例を示し、従来と同
一部分には同一符号を付しである。
本実施例はキャリッジ4に設けた1個の回転駆動源であ
るモータ30によりサーマルヘッド5とキャリッジ4と
を適正に駆動するものである。
一方のサーマルヘッド5は、モータ30の正逆回転をヘ
ッド駆動用正逆回転出力系31を介してカム部材32に
伝達し、このカム部材32の所定中心角の正逆回転によ
りカムフォロワ34等を有するヘッド駆動系33を介し
てプラテン2に対して接離させられる。本実施例におい
ては、モータ30が正回転する場合にサーマルヘッド5
がプラテン2へ当接させられるように設定されている。
また、前記ヘッド駆動用正逆回転出力系31はサーマル
ヘッド5がプラテン2から若干離間した状態の時に、カ
ム部材32へ回転を伝達しない伝達不能状態に保持でき
るようにも形成されている。
他方のキャリッジ駆動系36を形成する駆動ギア13に
はキャリッジ駆動用正逆回転出力系35を介してモータ
30の回転が伝達される。そして、このキャリッジ駆動
用正逆回転出力系35は、モータ30がカム部材32を
前記所定中心角だけ正逆回転させる中心角だけ回転して
いる場合には駆動ギア13への回転伝達を遮断し、前記
中心角以上に正逆回転する場合にのみその正逆回転を伝
達しで−、駆動ギア13を正逆回転させて、キャリッジ
4を桁上げ方向または桁下げ方向に駆動させる。
なお、モータ30の正回転は第1図において時計方向お
よび反時計方向のいずれでもよく、モータ30が正回転
している場合にサーマルヘッド5がプラテン2に当接す
る方向に揺動させられ、かつ、キャリッジ4が桁上げ方
向に移動させられればよく、本実施例においては第1図
時計方向を正回転としている。
更に説明すると、第1図、第4図、第5図に示ずように
ヘッド駆動用正逆回転出力系31はギア群によってカム
部材32に回転を適正に伝達するように形成されている
。すなわち、モータ30の出力ピニオン30aにはギア
37が噛合させられており、このギア37の上部には一
体的に中心ギア38が形成されており、両ギア37.3
8は中心軸39を中心に回転自在にしてキャリッジ4上
に装着されている。この中心@39には、中心ギア38
の上方に略U字形をした揺動板40が揺動自在に装着さ
れている。この揺動板40の下面に垂下された各支軸4
1.42にはそれぞれ中心ギア38と噛合する正回転伝
達ギア43および逆回転伝達ギア44が上下方向に位置
をずらして支承されている。更に、揺動板40の下面に
はカム部材32の上面に突設された後述する円弧状の壁
部46と係脱するビン45が突設されている。この壁部
46の外周部分には、後述するテープセーブ時にビン4
5が係合する凹入部45bが形成されている。一方、短
円柱状のカム部材32は中心軸47を中心として回転自
在に支承されており、その上面にはカムフォロワ34を
駆動する略渦巻状のカム溝48が刻設されており、その
外周面には上部に正回転伝達ギア43と噛合するヘッド
当接用ギア49が、下部に逆回転伝達ギア44と噛合す
るヘッド離間用ギア50がそれぞれ形成されている。そ
して、一方のヘッド当接用ギア49には、サーマルヘッ
ド5のプラテン2への圧接が完了した時に正回転伝達ギ
ア43との噛合を解かれる欠歯部51が形成されており
、他方のヘッド離間用ギア50にはサーマルヘッド5の
プラテン2からの陰−間が完了した時に逆回転伝達ギア
44との噛合を解かれる欠歯部52が形成されている。
次に、カム部材32の正逆回転によってサーマルヘッド
5を平板状のプラテン2に接離せしめるヘッド駆動系3
3を第1図および第4図により説明する。
本実施例においては、キャリッジ4は前述した従来のも
のと同様に、プラテン2と平行移動するようにガイドシ
ャフト3(第8図に示す)に軸方向摺動自在に支持され
ている。キャリッジ4のプラテン2に向う部分には、ヘ
ッド圧接レバー53が支点54をもってカムフォロワ3
4の上方位置に配して枢着されている。このヘッド圧接
レバー53の自由端部には、前記サーマルヘッド5が設
けられている。また、カム部材32とヘッド圧接レバー
53とを連結する略く字形状のカムフォロワ34は、中
心軸34aをもってキャリッジ4に枢着されている。そ
して、カム部材32の上端面に形成された回転中心から
外周に向う渦巻き状のカム溝48には、前記カムフォロ
ワ34の一端部34bに下方へ突設された回転自在のコ
ロ55が摺動および転勤自在に係合されている。カムフ
ォロワ34の細端部34cとヘッド圧接レバー53の先
端部との間には引張りばね56が展張されており、この
引張りばね56の弾力を介してヘッド圧接レバー53が
カムフォロワ34の動きに追随するようにしている。
次に、駆動ギア13へヘッド駆動用正逆回転出力系31
がカム部材32を所定中心角以上に正逆回転させようと
した時だけ当該正逆回転を伝達するキャリッジ駆動用正
逆回転出力系35を第1図、第6図および第7図につい
て説明する。
本実施例においては、駆動ギア13と同軸にしかも相対
回転自在にしてアイドルギア57を設け、モータ30の
出力ビニオン30aを、ギア37および中心ギア38か
らなる減速歯車群を介してこのアイドルギア57に歯車
連結している。そして、駆動ギア13とアイドルギア5
7との対向面すなわち駆動ギア13の下面とアイドルギ
ア57の上面とには、それぞれ相対的に約1回転すると
互いに係°、合してそれ以上の回転を伝達するための突
起58a、59aおよび突起58b、59bが突設され
ている。本実施例においては、モータ30がカム部材3
2を所定中心角だけ正逆回転させる大きさの中心角の範
囲で正逆回転している場合には、前記駆動ギア13およ
びアイドルギア57の各組の突起58a、59aと突起
58b、59bとが互いに係合しない遊びの状態になる
ように;出力ビニオン30aからアイドルギア57まで
の減速歯車群の減速比が設定されている。これにより、
モータ30がカム部材32を所定中心角だけ正逆回転さ
せる中心角より大きく正逆回転した時だけ、その正逆回
転を駆動ギア13に伝達して、キャリッジ4を移動させ
ることができる。本実施例におイテ、2組の突起58a
、59aおよび58b。
59bを設けたのは、1組でも回転力の伝達は可能であ
るが、強度を高めるために半径方向に位置をずらして2
組設けである。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、第1図に示すようにサーマルヘッド5がプラテン
2から離間しているヘッドアップ状態から第2図に示す
ようにサーマルヘッド5がプラテン2に当接しているヘ
ッドダウン状態に移動して、印字を行なう場合を説明す
る。
この場合、印字指令に従って、第1図に示すようにモー
タ30を出力ビニオン30aが時計方向に回転するよう
に正回転させる。この出力とニオン30aの回転はギア
37を介して中心ギア38に伝達される。この中心ギア
38は第1図において反時計方向に回転し、この回転力
が2つの回転伝達ギア43.44に作用すると揺動板4
0が中心軸39回りに反時計方向に回転し、両回転伝達
ギア/13.44は同図破線位置から実線位置まで揺動
して、一方の正回転伝達ギア43がカム部材32のヘッ
ド当接用ギア49と噛合する。この時、揺動板40の下
面に突設されたビン45は、切欠き部46aを通って壁
部46の内周面より径方向内側の円満60内に入る。第
1図はこの時の状態を示している。これにより当該正回
転伝達イア43およびヘッド当接用ギア49を介して、
カム部材−32が同図反時計方向に正回転させられる。
このカム部材32の正回転に伴って、カム溝48の最小
半径部分に係合しているカムフォロワ34のコロ55が
、カム溝48の最大半径部分方向に徐々に移動して行き
、これに伴ってカムフォロワ34は中心@34a回りに
時計方向に回動し、弓張りばね56を介してヘッド圧接
レバー53を支点54回りに時計方向に回動させ、サー
マルヘッド5をプラテン2へ近接させて行く。この時揺
動板40に突設されたピン45は、カム部材32の円満
60内を移動する。そして、正回転伝達ギア43の回転
によりヘッド当接用ギア49が回転し、正回転伝達ギア
43がヘッド当接用ギア49の欠歯部51部分に入ると
カム部材32のそれ以上の正回転が停止さUられ、この
時同時に4ノーマルヘツド5がカムフォロワ34、ヘッ
ド圧接レバー53および引張りばね56等を介してイン
クリボンおよび用紙(共に図示Vす)を挟在させてプラ
テン2に適正な押圧力をもって圧接され、その状態を保
持する。このようにしてカム部材32か所定中心角だけ
正回転してサーマルヘッド5がヘッドダウン状態とされ
るまでの間のモータ30の回転はキャリッジ駆動用正逆
回転出力系35にも伝達されるが、アイドルギア57と
駆動ギア13との各組の突起58a、59aおよび58
b、59bが遊び状態とされていて、駆動ギア13は回
転されず、キャリジ4の移動は行なわれない。
このヘッドダウン状態に移行した後に、更にモータ30
を同方向に回転させると、アイドルギア57と駆動ギア
13との前記各組の突起58a。
59aおよび58b、59bが互いに係合し、アイドル
ギア57の正回転が駆動ギア13に伝達され、駆動ギア
13とラック6との噛合によりキャリッジ4が同図右方
向(桁上げ方向)に移動される。
このキャリッジ4の桁上げ方向への移動と同時に、イン
クリボンの巻取りが開始されるとともにサーマルヘッド
5の各発熱素子に通電されて印字が行なわれる。
次に、サーマルヘッド5を第2図のへラドダウン伏−態
から第1図のへラドアップ状態に移動させる場合を説明
する。
この場合、モータ30を第2図に示すように逆回転させ
る。これによりヘッド駆動用正逆回転出力系31の中心
ギア38も第2図において時計方向に回転し、両伝達ギ
ア43.44と一緒に揺動板40も中心@39回りに第
1図の状態がら時51方向に回転し、一方のギア43が
ヘッド当接用ギア49の欠歯部51部分から離れ、使方
のギア44がヘッド離間用ギア50に噛合する。この時
、揺動板40のピン45は、切欠き部46aを通って壁
部46の外周面より径方向外側へ出される。
このギア44とヘッド離間用ギア50との噛合と同時に
カム部材32が逆回転させられ、カムフォロワ34のコ
ロ55がカム溝48の最大半径部分から最小半径部分ま
で徐々に移動して行き、引張ばね56およびヘッド圧接
レバー53を介して1ノーマルヘツド5を徐々にプラテ
ン2から離間させて行く。この時揺動板40のビン45
は、壁部46の外方を移動する。そして、逆回転伝)ヱ
ギア44がヘッド離間用ギア50の欠歯部52に入ると
、カム部材32が所定中心角だけ逆転した状態で停止さ
れ、プラテン2からサーマルヘッド5の離間が完了する
。このようにしてカム部材32が所定中心角だけ逆回転
している場合には、キャリッジ駆動用正逆回転出力系3
5において、アイドルギア50と駆動ギア13との各組
の突起58a。
59a、58b、59bが遊び状態にあるので、キャリ
ッジ4は移動しない。
このヘッドアップ状態に移行した後に、更にモータ30
を同方向に回転させると、アイドルギア57と駆動ギア
13との前記各組の突起58a。
59aおよび58b、59bが互いに係合し、アイドル
ギア57の逆回転が駆動ギア13に伝達され、キャリッ
ジ4が同図左方向(桁下げ方向)に移動される。
次に、印字中において、1行の途中桁部分に印字不要部
分がある場合に、サーマルヘッド5をプラテン2から離
間させてキャリッジ4を桁上げ方向に移動させるテープ
セーブ方法を説明する。
π・ず、テープセーブを行なうために、第2図に示すよ
うに、ヘッドダウン状態からサーマルヘッド5を若干ヘ
ッドアップさせるためにモータ30を逆回転させる。こ
れにより前記した通常のへラドアップ動作時と同様に、
揺動板40が時計方向に回転し、第2図に示すように一
方の逆回転伝達ギア44がヘッド離間用ギア50と噛合
し、ビン45も壁部46の切欠き部46aを通って壁部
46より外方に出る。その後、モータ30を更に逆回転
させて第3図に示すように揺動板40のビン45が壁部
46の外周面に凹設された凹入部46bの外方に達する
まで回転させて、サーマルヘッド5をプラテン2より離
間させる。次に、モータ30を正回転させる。これによ
り揺動板40は第3図においてビン45が壁部46の凹
入部46bの外周面に当接するまで、若干反時計方向に
回転するが、それ以上は壁部46に回転を阻止され、正
回転伝達ギア43および逆回転伝達ギア47がそれぞれ
ヘッド当接用ギア49およびヘッド離間用ギア50と噛
合不可能となり、カム部材32へはモータ30の正回転
が伝達不可能な状態に保持される。この状態で、モータ
30をカム部材32を所定中心角だけ正回転させる場合
以上に更に正回転させると、キャリッジ駆動用正逆回転
出力系35を介して駆動ギア13が正回転させられ、キ
ャリッジ4の桁上げ方向への移動が行なわれる。
所定桁数に亘るテープセーブが終了した後に、モータ3
0を再び逆回転させてサーマルヘッド5のへラドアップ
動作を完了させ、その侵前述と同様にモータ30を再び
正回転させて印字を再開する。
このように本実施例によれば、1つの駆動源であるモー
タ30を用いて、ヘッド駆動用正逆回転出力系31およ
びキャリッジ駆動用正逆回転出力系35を介して、サー
マルヘッド5のプラテン2への接離動作、キャリッジ4
の桁上げ、桁下げ方向への移動およびサーマルヘッド5
をプラテン2から離間させた状態でキャリッジ4を桁上
げ方向に移動さぼるテープセーブとを適正に切換えっつ
行な゛・うことができる。
なお、前記実施例において、モータ30からキャリッジ
駆動用正逆回転出力系35のアイドルギア57への回転
伝達にギア37および中心ギア38を用いたが、これら
とは別個の減速#A巾群を用いてもよい。また、駆動ギ
ア13とアイドルギア57との遊び係合には、@記突起
58a、59a、58b、59b以外の機構を用いても
よい。
また、テープセーブ時における揺動板40のビン45が
係合する壁部46の凹入部46bは、前記ビン45が壁
部46の外周面に当接するまでに両伝達ギア43.43
が各ギア49.50と噛合不能な状態となれば、省略し
てもよい。
また、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。
〔発明の効果〕
このように本発明のプリンタの駆動系は構成され作用す
るものであるから、1つの駆動源であるモータを用いて
、ヘッド駆動用正逆回転出力系およびキャリッジ駆動用
正逆回転出力系を介して、サーマルヘッドのプラテンへ
の接1動作、キトリッジの桁上げ、桁下げ方向への移動
およびサーマルヘッドをプラテンから離間させた状態で
キャリッジを桁上げ方向に移動させるテープセーブとを
適正に切換えつつ行なうことができ、これによりサーマ
ルヘッドの圧接、解除位置を検知するセンサを含めた種
々の部品点数の削減を図ることができ、小型、かつ、軒
昂でコストも極めて低部とすることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図11本発明のプリンタの駆動系の一実
施例を示し、第1図はヘッドダウン状態へ移行する場合
を示すキャリッジ部の平面図、第2図はへラドアップ状
態へ移行する場合を示すキャリッジ部の平面図、第3図
はテープセーブ状態を示すキャリッジ部の平面図、第4
図はカム部材の斜視図、第5図はヘッド駆動用正逆回転
出力系の1工動板部分の側面図、第6図はキャリッジ駆
動用正逆回転出力系の駆動ギア部分の平面図、第7図は
反−転させた駆動ギアとアイドルギアどの分解斜視図、
第8図および第9図はそれぞれ従来のサーマルヘッドの
仝体斜視図およびキャリッジ部の平面図である。 1・・・本体フレーム、2・・・プラテン、4・・・キ
ャリッジ、5・・・サーマルヘッド、23・・・インク
リボン巻取りボビン、30・・・モータ、31・・・ヘ
ッド駆動用正逆回転出力系、32・・・ノJム部材、3
4・・・カムフォロワ、35・・・キャリッジ駆動用正
逆回転出力系、40・・・揺動板、43・・・正回転伝
達ギア、44・・・逆回転伝達ギア、45・・・ビン、
46・・・壁部、48・・・カム溝、49・・・ヘッド
当接用ギア、50・・・ヘッド離間用ギア、51.52
・・・欠歯部、57・・・アイドルギア、58a、58
b、59a、59b・・・突起。 出願人代理人  中  尾  俊  輔孝、4 閏 尾5 凹 尾7凹

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1つの回転駆動源と、所定中心角の正逆回転によりヘッ
    ドをプラテンに対して接離せしめるカム部材と、前記回
    転駆動源の正逆回転を前記カム部材に前記所定中心角の
    正逆回転として伝達可能であるとともに、ヘッドをプラ
    テンから離間させる位置までカム部材を回転させた状態
    でその後の回転を伝達しない伝達不能状態に保持可能な
    ヘッド駆動用正逆回転出力系と、前記ヘッド駆動用正逆
    回転出力系の出力を所定中心角の正逆回転とさせる以上
    の前記回転駆動源の正逆回転のみをキャリッジ駆動系へ
    伝達するキャリッジ駆動用正逆回転出力系とを有するプ
    リンタの駆動系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0789181A (ja) * 1993-09-21 1995-04-04 Seikosha Co Ltd プリンタ

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