JPH11268315A - ラインプリンタ - Google Patents

ラインプリンタ

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Publication number
JPH11268315A
JPH11268315A JP7872698A JP7872698A JPH11268315A JP H11268315 A JPH11268315 A JP H11268315A JP 7872698 A JP7872698 A JP 7872698A JP 7872698 A JP7872698 A JP 7872698A JP H11268315 A JPH11268315 A JP H11268315A
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JP
Japan
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head
cassette
ink sheet
gear
paper feed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7872698A
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English (en)
Inventor
Hideki Omori
英樹 大森
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減させ、簡単な構造で、印字中
におけるインクシートカセットの抜け出しを確実に防止
すること。 【解決手段】 インクシートカセット36に係止用凹部
68を設けるとともに、フレーム3に前記インクシート
カセット36の装着時に前記係止用凹部68に係合して
このインクシートカセット36を保持するカセット係止
部材62を配設し、印字ヘッド1の接離動作を行なうヘ
ッド移送用部材5に、印字ヘッド11のヘッドアップ位
置以外の位置で、前記カセット係止部材62の前記係止
用凹部68に対する係合の解除を阻止するカセット取出
し阻止部70を配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラインプリンタに係
り、特に、印字ドットがライン状に形成された印字ヘッ
ドによりインクシートのインクを用紙に転写して印字を
行なうラインプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印字ドットがライン状に形成さ
れた印字ヘッドによりインクシートのインクを用紙に転
写して印字を行なうラインプリンタが用いられている。
【0003】このようなラインプリンタにおいては、円
筒状のプラテンを配設するとともに、このプラテンに対
して印字ドットがライン状に形成された印字ヘッドを接
離自在に配設し、内部にインクシートが収容されたイン
クシートカセットを着脱自在に配設して構成されてい
る。
【0004】そして、前記プラテンと印字ヘッドとの間
に搬送される用紙に対して、インクシートカセットのイ
ンクシートを介して印字ヘッドを圧接させた状態で、前
記用紙の搬送およびインクシートの巻取りを行ないなが
ら、所望の印字情報に基づいて印字ヘッドを駆動するこ
とにより、前記用紙に対して所望の印字を行なうように
なっている。
【0005】この場合に、前記ラインプリンタにおいて
は、前記インクシートカセットが装着された状態でイン
クシートカセットに係合するカセット係止部材を設け、
このカセット係止部材をインクシートカセットに係合さ
せることにより、インクシートカセットを装着した状態
に保持してインクシートカセットの抜け出しを防止する
ことができるとともに、カセット係止部材を操作するこ
とにより、インクシートカセットとの係合を解除してイ
ンクシートカセットを取外すことができるようになって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のプリンタにおいては、印字中において、カセッ
ト係止部材を操作してしまうと、インクシートカセット
が抜け出してしまい、印字を適正に行なうことができな
くなってしまうという問題を有している。
【0007】そのため、従来から、印字中においては、
インクシートカセットを取り出すことができないよう
に、ストッパ機構を別個に設けるようにしたものがあ
る。
【0008】しかし、このようなストッパ機構を設ける
構造では、部品点数の増大を招くとともに、構造が複雑
となってしまい、製造効率が悪く、製造コストも高くな
ってしまうという問題を有している。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
で、部品点数を低減させ、簡単な構造で、印字中におけ
るインクシートカセットの抜け出しを確実に防止するこ
とのできるラインプリンタを提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るラインプリンタは、フレー
ムにプラテンを配設するとともに、このプラテンに対し
て印字ドットがライン状に形成された印字ヘッドを接離
自在に配設し、内部にインクシートが収容されたインク
シートカセットを着脱自在に配設し、前記プラテンと印
字ヘッドとの間に用紙を搬送して前記インクシートを巻
取りながら印字ヘッドを動作させることにより、前記用
紙に所望の印字を行なうラインプリンタであって、前記
インクシートカセットに係止部を設けるとともに、前記
フレームに前記インクシートカセットの装着時に前記係
止部に係合してこのインクシートカセットを保持するカ
セット係止部材を配設し、前記印字ヘッドの接離動作を
行なうヘッド移送用部材に、印字ヘッドのヘッドアップ
位置以外の位置で、前記カセット係止部材の前記係止部
に対する係合の解除を阻止するカセット取出し阻止部を
配設したことを特徴とするものである。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、ヘッ
ド移送用部材にカセット取出し阻止部を配設し、このカ
セット取出し阻止部により、印字ヘッドのヘッドアップ
位置以外の位置で、カセット係止部材とインクシートカ
セットの係止部との係合の解除を阻止するようにしてい
るので、印字時等の印字ヘッドがヘッドダウンしている
位置において、カセット係止部材とインクシートカセッ
トの係止部との係合を解除することができず、インクシ
ートカセットの抜け出しを確実に防ぐことができる。ま
た、印字ヘッドがヘッドアップしている位置において
は、カセット係止部材とインクシートカセットの係止部
との係合を解除することができるので、インクシートカ
セットの着脱を容易に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図9を参照して説明する。
【0013】図1から図9は本発明に係るラインプリン
タの実施の一形態を示したもので、底板1およびこの底
板1の両側からそれぞれ立設される一対の側板2,2と
からなるフレーム3を有しており、これら各側板2の間
には、円筒状のプラテン4が回転自在に取付けられてい
る。
【0014】前記フレーム3の各側板2の内側には、一
対のヘッド移送用部材5,5がその基端部の揺動軸6を
中心として上下方向に揺動自在に取付けられている。こ
れら各ヘッド移送用部材5の一側には、それぞれヘッド
圧接部材7,7が前記揺動軸6を中心として上下方向に
揺動自在に取付けられており、このヘッド移送用部材5
の先端部とヘッド圧接部材7の先端部の間には、ヘッド
圧接ばね8が介設されている。また、前記ヘッド移送用
部材5の先端部には、平面形状ほぼエ字状を有する放熱
板9の先端縁両端部が固着されており、この放熱板9の
先端縁下面には、ヘッド取付板10を介してフレーム3
の幅方向に延在する平板状の印字ヘッド11が前記プラ
テン4に対向するように取付けられている。
【0015】また、前記フレーム3の一方の側板2に
は、ヘッドアップダウンモータ12が配設されており、
このヘッドアップダウンモータ12の出力ギア13に
は、ヘッドアップダウンモータ12の正逆回転により正
逆回転されるヘッド位置切換え伝達ギア14が噛合され
ている。このヘッド位置切換え伝達ギア14には、この
ヘッド位置切換え伝達ギア14と一体に回転するヘッド
位置切換え揺動ギア15が同軸状に配設されており、こ
のヘッド位置切換え揺動ギア15には、ヘッド位置切換
え用揺動板16が前記ヘッド位置切換え揺動ギア15の
回転軸を中心として揺動自在に配設されている。このヘ
ッド位置切換え用揺動板16には、前記ヘッド位置切換
え揺動ギア15にそれぞれ噛合されるヘッドダウン用ギ
ア17およびヘッドアップ用ギア18が回転自在に取付
けられており、前記ヘッド位置切換え伝達ギア14の近
傍には、ヘッド位置切換え用カムギア19が配設されて
いる。そして、前記ヘッド位置切換え用揺動板16の揺
動動作により、前記ヘッドダウン用ギア17またはヘッ
ドアップ用ギア18がヘッド位置切換え用カムギア19
に対して選択的に噛合されるようになされている。
【0016】また、前記ヘッド位置切換え用カムギア1
9の一面には、ほぼ渦巻き状を有するヘッド位置切換え
用カム溝20が形成されており、このヘッド位置切換え
用カム溝20には、前記ヘッド圧接部材7の基端部に形
成されたカムピン21が係合されるようになされてい
る。
【0017】さらに、前記ヘッド位置切換え伝達ギア1
4には、このヘッド位置切換え伝達ギア14の回転力を
直交する方向に変換して伝達するクラウンギア22が噛
合されており、このクラウンギア22には、歯車伝達機
構23を介してファン24が接続されている。このファ
ン24は、前記放熱板9に対向する位置に配置されてお
り、前記ヘッドアップダウンモータ12の回転駆動によ
り、ヘッド位置切換え伝達ギア14、クラウンギア22
および歯車伝達機構23を介してファン24が回転駆動
され、これにより、放熱板9を冷却するようになってい
る。
【0018】また、前記フレーム3の各側板2の一端側
には、複数の用紙を積層して載置するための圧接板25
がその基端部の両側に突設された支持ピン26を中心と
して上下に揺動自在に配設されており、この圧接板25
の先端側両側には、係止用切欠き27が形成されてい
る。この圧接板25は、図示しないばねの付勢力によ
り、常に上方に付勢されている。
【0019】前記各側板2の間であって前記圧接板25
の先端部上方には、給紙切換え用カム軸28が回転自在
に配設されており、この給紙切換え用カム軸28の前記
各係止用切欠き27に対応する位置には、それぞれ切換
えレバー29,29が取付けられている。前記各側板2
の間であって前記圧接板25の先端部上方には、給紙用
駆動軸30が配設されており、この給紙用駆動軸30の
ほぼ中央部には、給紙ローラ31が取付けられている。
さらに、前記各側板2の間であって前記給紙ローラ31
とプラテン4との間には、紙送りローラ32が回転自在
に配設されている。
【0020】さらに、前記フレーム3の一方の側板2に
は、巻取りボビンユニット33が配設されており、この
巻取りボビンユニット33には、インクシート巻取りギ
ア34が回転自在に取付けられるとともに、巻取りボビ
ン35が取付けられている。
【0021】さらに、前記フレーム3の他方の側板2に
は、インクシートカセット36を前記印字ヘッド11と
プラテン4との間に挿入するためのカセット挿入孔37
が形成されており、図8および図9に示すように、側板
2のカセット挿入孔37の上方には、弧状に形成された
ガイド用孔38および軸支用孔39がそれぞれ形成され
ている。
【0022】また、前記カセット挿入孔37の上方に
は、カセット係止部材62が取付けられており、このカ
セット係止部材62の基端部には、軸支用孔39に係合
される図示しない軸支用突起が突出形成されている。さ
らに、カセット係止部材62の一側には、前記ガイド用
孔38に係合されるとともに先端部が前記側板2を貫通
してヘッド移送用部材5側に延在するガイド突起63が
突出形成されており、このカセット係止部材62は、前
記ガイド突起63がガイド用孔38に沿って案内されな
がら、前記軸支用突起を中心として上下に揺動自在とさ
れている。
【0023】また、前記カセット係止部材62の下端部
には、インクシートカセット36の抜け出しを防止する
ためのカセット係止用突起64が形成されており、カセ
ット係止部材62の前記軸支用突起に対応する反対側面
には、インクシートカセット36を位置決めするための
位置決め用突起65が形成されている。さらに、カセッ
ト係止部材62の基端部上側には、先端部が前記側板2
に連結されカセット係止部材62に対して下方への付勢
力を付与するための弾性アーム66が一体に取付けられ
ており、カセット係止部材62の先端部上面には、この
カセット係止部材62を揺動操作するための操作板67
が一体に形成されている。
【0024】また、前記インクシートカセット36の一
端部ほぼ中央には、前記カセット係止部材62のカセッ
ト係止用突起64が係合される係止部としての係止用凹
部68が形成されており、前記インクシートカセット3
6の一端面には、前記カセット係止部材62の位置決め
用突起65に係合される位置決め用孔69が形成されて
いる。そして、前記インクシートカセット36をカセッ
ト挿入孔37から挿入することにより、位置決め用孔6
9をカセット係止部材62の位置決め用突起65に係合
させるとともに、カセット係止用突起64をインクシー
トカセット36の係止用凹部68に係合させることによ
り、インクシートカセット36を装着するようになって
いる。
【0025】さらに、前記インクシートカセット36の
内部の両端部には、図示しない一対の巻取り軸が配設さ
れており、これら各巻取り軸には、図示しないインクシ
ートが各巻取り軸の間でその一部が外部に露出するよう
に巻回されている。前記インクシートカセット36の少
なくとも一端部一側には、前記巻取り軸と一体に回転す
る巻取りリール(図示せず)が外部に露出するように配
設されており、前記インクシートカセット36を装着し
た状態で、前記巻取りリールが巻取りボビン35に係合
され、この巻取りボビン35の回転により、巻取りリー
ルを回転させることによりインクシートを巻取るように
なっている。
【0026】さらに、本実施形態においては、前記カセ
ット係止部材62の形成側に位置するヘッド移送用部材
5の先端部には、側板2に近接するようにこの側板2に
沿って延在するカセット取出し阻止部70が一体に形成
されており、このカセット取出し阻止部70は、ヘッド
移送用部材5が上方に揺動されて印字ヘッド11がヘッ
ドアップ状態の時は、前記カセット係止部材62のガイ
ド突起63に当接せず、ヘッド移送用部材5が下方に揺
動されて印字ヘッド11がヘッドダウン状態の時に、前
記カセット係止部材62のガイド突起63の先端部に当
接するようになっている。
【0027】前記フレーム3の側板2の一側には、紙送
りモータ44が配設されており、この紙送りモータ44
の出力ギア45には、2段ギアとされた紙送り伝達ギア
46の大径部が噛合されている。この紙送り伝達ギア4
6の小径部には、紙送りローラ32の一端部に同軸状に
固着され2段ギアとされた紙送りギア47の大径部が噛
合されており、この紙送りギア47の小径部には、第2
伝達ギア48を介して給紙用駆動軸30の一端部に同軸
状に固着された給紙切換え伝達ギア49が噛合されてい
る。この給紙切換え伝達ギア49には、給紙切換え伝達
ギア49と一体に回転する給紙切換え揺動ギア50が同
軸状に配設されており、この給紙切換え揺動ギア50に
は、給紙切換え用揺動板51が前記給紙切換え揺動ギア
50の回転軸を中心として揺動自在に配設されている。
この給紙切換え用揺動板51には、前記給紙切換え揺動
ギア50にそれぞれ噛合される給紙用ギア52および給
紙停止用ギア53が回転自在に取付けられており、前記
給紙切換え伝達ギア49の近傍には、給紙切換え用カム
軸28の一端部に同軸状に固着された給紙切換え用カム
ギア54が配設されている。そして、前記給紙切換え用
揺動板51の揺動動作により、前記給紙用ギア52また
は給紙停止用ギア53が給紙切換え用カムギア54に対
して選択的に噛合されるようになされている。
【0028】また、前記給紙切換え用カムギア54の一
面には、ほぼ扇形を有し半径方向ほぼ中央部に当接用突
起55が形成された給紙切換え用カム溝56が形成され
ており、この給紙切換え用カム溝56には、前記給紙切
換え用揺動板51に形成されたカムピン57が係合され
るようになされている。
【0029】また、前記紙送りギア47の一側には、イ
ンクシート巻取り用揺動板58の基端部が紙送りローラ
32を中心として揺動自在に取付けられており、このイ
ンクシート巻取り用揺動板58の先端部には、紙送りギ
ア47の小径部に常時噛合されるとともにインクシート
巻取りギア34に選択的に噛合されるインクシート巻取
り伝達ギア59が回転自在に取付けられている。さら
に、前記インクシート巻取り用揺動板58には、上方に
延在する揺動動作部60が一体に形成されており、前記
ヘッド移送用部材5の先端部一側には、前記側板2を貫
通して延在し、印字ヘッド11のヘッドダウン時に前記
揺動動作部60に圧接される揺動動作片61が形成され
ている。
【0030】次に、前述した構成からなる本実施形態の
作用について説明する。
【0031】通常の状態では、ヘッド圧接部材7のカム
ピン21がヘッド位置切換え用カムギア19のヘッド位
置切換え用カム溝20の最外周部に位置しており、印字
ヘッド11がヘッドアップ状態に保持されている。ま
た、切換えレバー29が、圧接板25の各係止用切欠き
27に係合されており、圧接板25が下方に揺動された
状態に保持されている。
【0032】そして、カセット挿入孔37からインクシ
ートカセット36を前記印字ヘッド11とプラテン4と
の間に挿入して、位置決め用孔69をカセット係止部材
62の位置決め用突起65に係合させるとともに、カセ
ット係止用突起64をインクシートカセット36の係止
用凹部68に係合させることにより、インクシートカセ
ット36を装着し、インクシートカセット36の巻取り
リールを巻取りボビン35に係合させておくとともに、
圧接板25の上面に複数枚の用紙を積層して載置してお
く。
【0033】まず、最初に紙送りモータ44を正方向
(時計方向)に回転駆動することにより、紙送り伝達ギ
ア46を介して紙送りギア47が図3において時計方向
に回転駆動される。このとき、印字ヘッド11はヘッド
アップ状態に保持されているので、ヘッド移送用部材5
の揺動動作片61がインクシート巻取り用揺動板58の
揺動動作部60に当接されておらず、そのため、インク
シート巻取り伝達ギア59がインクシート巻取りギア3
4に噛合されず、インクシート巻取りギア34は回転駆
動されない。さらに、前記紙送りギア47の回転駆動に
より、第2伝達ギア48を介して給紙切換え伝達ギア4
9が時計方向に回転され、給紙ローラ31が回転駆動さ
れるとともに、給紙切換え揺動ギア50の回転に伴って
給紙切換え用揺動板51が揺動し、給紙用ギア52が給
紙切換え用カムギア54に噛合され、給紙切換え用カム
ギア54が時計方向に回転駆動される。これにより、給
紙切換え用カム軸28が回転されて切換えレバー29が
回転され、切換えレバー29と圧接板25の係止用切欠
き27との係合が解除されて、圧接板25が上方に揺動
される。
【0034】この圧接板25の上方への揺動により、最
上位にある用紙が給紙ローラ31に当接され、給紙ロー
ラ31の回転に伴って紙送りローラ32の方向に用紙が
搬送される。このとき、紙送りローラ32が時計方向、
すなわち、用紙の搬送方向と反対の方向に回転駆動され
ているので、用紙は、その先端縁が紙送りローラ32に
突き当てられるまで、搬送されることになる。
【0035】続いて、紙送りモータ44を逆方向に回転
駆動することにより、紙送り伝達ギア46を介して紙送
りギア47が図3において反時計方向に回転駆動され、
これにより、紙送りローラ32により用紙が搬送されバ
ックフィード動作が行なわれる。さらに、前記紙送りギ
ア47の回転駆動により、第2伝達ギア48を介して給
紙切換え伝達ギア49が反時計方向に回転され、給紙ロ
ーラ31が回転駆動されるとともに、給紙切換え揺動ギ
ア50も一体に回転してこの回転に伴って給紙切換え用
揺動板51が揺動し、給紙停止用ギア53が給紙切換え
用カムギア54に噛合され、給紙切換え用カムギア54
が反時計方向に回転駆動される。これにより、給紙切換
え用カム軸28が回転されて切換えレバー29が回転さ
れ、切換えレバー29が圧接板25の係止用切欠き27
に係合されて、圧接板25が下方に揺動される。この状
態で、用紙の給紙ローラ31に対する当接が解除され
る。
【0036】用紙の後端縁が所定位置まで搬送され、バ
ックフィード動作が完了したら、ヘッドアップダウンモ
ータ12を正方向(反時計方向)に回転駆動することに
より、ヘッド位置切換え伝達ギア14が時計方向に回転
され、このヘッド位置切換え伝達ギア14とともに回転
されるヘッド位置切換え揺動ギア15の回転により、ヘ
ッド位置切換え用揺動板16が揺動して前記ヘッドダウ
ン用ギア17がヘッド位置切換え用カムギア19に噛合
される。このヘッドダウン用ギア17の噛合により、ヘ
ッド位置切換え用カムギア19が時計方向に回転され、
これにより、ヘッド圧接部材7のカムピン21がヘッド
位置切換え用カム溝20に追随してヘッド位置切換え用
カム溝20の内周側に移動され、ヘッド圧接部材7が下
方に揺動され、このヘッド圧接部材7と一体となってヘ
ッド移送用部材5も下方に揺動される。
【0037】そして、このヘッド圧接部材7の揺動動作
により、印字ヘッド11がプラテン4に近接すると、前
記ヘッド移送用部材5の揺動により、このヘッド移送用
部材5の揺動動作片61がインクシート巻取り用揺動板
58の揺動動作部60に当接し、このインクシート巻取
り用揺動板58が揺動されてインクシート巻取り伝達ギ
ア59がインクシート巻取りギア34に噛合される。
【0038】この状態で、紙送りモータ44を正方向に
回転駆動することにより、紙送り伝達ギア46を介して
紙送りギア47が時計方向に回転駆動され、インクシー
ト巻取り伝達ギア59を介してインクシート巻取りギア
34が時計方向に回転されて、巻取りボビン35の回転
により、巻取りリールを回転させることによりインクシ
ートが巻取り駆動され、インクシートの頭出し動作が行
なわれる。
【0039】インクシートの頭出しが終了したら、さら
にヘッドアップダウンモータ12を正方向に回転駆動す
ることにより、ヘッド圧接部材7を下方に揺動動作さ
せ、この揺動動作により、印字ヘッド11がインクシー
トおよび用紙を介してプラテン4に当接されると、ヘッ
ド移送用部材5は、揺動されなくなるが、ヘッド圧接部
材7は、このカムピン21がヘッド位置切換え用カムギ
ア19のヘッド位置切換え用カム溝20の最内周部に位
置するまで、ヘッド圧接ばね8の付勢力に抗してさらに
下方に揺動され、これにより、ヘッド圧接ばね8の付勢
力をもって印字ヘッド11がプラテン4に圧接した状態
に保持される。
【0040】この状態で、紙送りモータ44を正方向に
回転駆動することにより、紙送り伝達ギア46を介して
紙送りギア47が時計方向に回転駆動され、インクシー
ト巻取り伝達ギア59、インクシート巻取りギア34を
それぞれ介して巻取りボビン35を回転させることによ
りインクシートが巻取り駆動される。同時に、前記紙送
りギア47の回転駆動により、紙送りローラ32が回転
駆動され、用紙が搬送される。この状態で、所定の印字
信号に基づいて前記印字ヘッド11を駆動することによ
り、前記インクシートのインクを用紙に転写して用紙に
対して所望の印字を行なうようになっている。
【0041】この場合において、図6に示すように、イ
ンクシートの頭出し動作時および印字時においては、ヘ
ッド移送用部材5が下方に揺動されており、ヘッド移送
用部材5のカセット取出し阻止部70がカセット係止部
材62のガイド突起63の先端部に当接され、これによ
り、前記カセット係止部材62の上方への揺動が規制さ
れることになるので、カセット係止用突起64のインク
シートカセット36の係止用凹部68に対する係合を解
除することができず、インクシートカセット36の抜け
出しを確実に防ぐことができる。
【0042】そして、印字が終了したら、ヘッドアップ
ダウンモータ12を逆方向(時計方向)に回転駆動する
ことにより、ヘッド位置切換え伝達ギア14が反時計方
向に回転され、このヘッド位置切換え伝達ギア14とと
もに回転されるヘッド位置切換え揺動ギア15の回転に
より、ヘッド位置切換え用揺動板16が揺動して前記ヘ
ッドアップ用ギア18がヘッド位置切換え用カムギア1
9に噛合される。このヘッドアップ用ギア18の噛合に
より、ヘッド位置切換え用カムギア19が反時計方向に
回転され、これにより、ヘッド圧接部材7のカムピン2
1がヘッド位置切換え用カム溝20に追随してヘッド位
置切換え用カム溝20の外周側に移動され、ヘッド圧接
部材7がヘッド移送用部材5とともに上方に揺動され、
印字ヘッド11がプラテン4から離隔される。
【0043】その後、紙送りモータ44を正方向に回転
駆動することにより、紙送り伝達ギア46を介して紙送
りギア47が時計方向に回転駆動され紙送りローラ32
が回転して用紙の排紙動作を行なう。このとき、印字ヘ
ッド11はヘッドアップ状態に保持されているので、イ
ンクシート巻取り伝達ギア59がインクシート巻取りギ
ア34に噛合されておらず、インクシート巻取りギア3
4は回転駆動されない。
【0044】また、図7に示すように、印字ヘッド11
がヘッドアップ状態となることにより、ヘッド移送用部
材5のカセット取出し阻止部70がカセット係止部材6
2のガイド突起63の先端部から離隔され、これによ
り、前記カセット係止部材62の上方への揺動が可能と
なる。そのため、この状態では、カセット係止部材62
を上方に揺動操作することにより、カセット係止用突起
64のインクシートカセット36の係止用凹部68に対
する係合を解除することができ、インクシートカセット
36の取出しを行なうことが可能となる。
【0045】続いて、前記紙送りローラ32の正方向へ
の回転駆動により、第2伝達ギア48を介して給紙切換
え伝達ギア49が時計方向に回転され、給紙ローラ31
が回転駆動されるとともに、給紙切換え用揺動板51が
揺動して給紙用ギア52が給紙切換え用カムギア54に
噛合され、給紙切換え用カムギア54が時計方向に回転
駆動される。これにより、切換えレバー29が回転さ
れ、切換えレバー29が圧接板25の係止用切欠き27
から解除されて圧接板25が上方に揺動され、次の用紙
の給紙動作が行なわれる。
【0046】また、例えば、前記インクシートを、例え
ば、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色毎のイ
ンクシートを順次連続して接続するように構成すること
により、フルカラーの印字を行なうことができる。この
場合に、前記各色のインクによる印字動作が終了した
後、バックフィード動作を行ない、この動作を繰り返し
て行なうことにより、複数の色のインクを印字すること
ができるものである。
【0047】したがって、本実施形態においては、ヘッ
ド移送用部材5のカセット取出し阻止部70により、イ
ンクシートの頭出し動作時および印字時等の印字ヘッド
11のヘッドダウン位置において、カセット係止部材6
2の上方への揺動を規制するようにしているので、カセ
ット係止用突起64のインクシートカセット36の係止
用凹部68に対する係合を解除することができず、イン
クシートカセット36の抜け出しを確実に防ぐことがで
きる。しかも、カセット取出し阻止部70をヘッド移送
用部材5に一体に形成しているので、部品点数が増加す
ることがなく、製造が容易で、製造コストの低減を図る
ことができる。
【0048】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係るラインプリンタは、ヘッド移送用部材のカセット
取出し阻止部により、印字ヘッドのヘッドアップ位置以
外の位置において、カセット係止部材とインクシートカ
セットの係止部との係合を解除を阻止するようにしたの
で、インクシートカセットの抜け出しを確実に防ぐこと
ができる。しかも、カセット取出し阻止部をヘッド移送
用部材に一体に形成しているので、部品点数が増加する
ことがなく、製造が容易で、製造コストの低減を図るこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラインプリンタの実施の一形態
を示す斜視図
【図2】 本発明のラインプリンタの分解斜視図
【図3】 本発明のラインプリンタの紙送り機構部分を
示す側面図
【図4】 本発明のラインプリンタのヘッドアップダウ
ン機構部分を示す概略平面図
【図5】 図4のヘッドアップダウン機構部分を示す概
略側面図
【図6】 本発明のラインプリンタのカセット係止部材
部分を示すヘッドダウン状態における概略側面図
【図7】 図6のカセット係止部材部分を示すヘッドア
ップ状態における概略側面図
【図8】 本発明のカセット挿入孔部分を示す分解斜視
【図9】 図8のインクシートカセットの装着状態を示
す一部の斜視図
【符号の説明】
3 フレーム 4 プラテン 5 ヘッド移送用部材 7 ヘッド圧接部材 11 印字ヘッド 12 ヘッドアップダウンモータ 25 圧接板 29 切換えレバー 31 給紙ローラ 32 紙送りローラ 34 インクシート巻取りギア 35 巻取りボビン 36 インクシートカセット 44 紙送りモータ 62 カセット係止部材 63 ガイド突起 64 カセット係止用突起 68 係止用凹部 70 カセット取出し阻止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにプラテンを配設するととも
    に、このプラテンに対して印字ドットがライン状に形成
    された印字ヘッドを接離自在に配設し、内部にインクシ
    ートが収容されたインクシートカセットを着脱自在に配
    設し、前記プラテンと印字ヘッドとの間に用紙を搬送し
    て前記インクシートを巻取りながら印字ヘッドを動作さ
    せることにより、前記用紙に所望の印字を行なうライン
    プリンタであって、前記インクシートカセットに係止部
    を設けるとともに、前記フレームに前記インクシートカ
    セットの装着時に前記係止部に係合してこのインクシー
    トカセットを保持するカセット係止部材を配設し、前記
    印字ヘッドの接離動作を行なうヘッド移送用部材に、印
    字ヘッドのヘッドアップ位置以外の位置で、前記カセッ
    ト係止部材の前記係止部に対する係合の解除を阻止する
    カセット取出し阻止部を配設したことを特徴とするライ
    ンプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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