JPH02219673A

JPH02219673A - インクリボンカセット

Info

Publication number: JPH02219673A
Application number: JP3920489A
Authority: JP
Inventors: Seiji Hoshino; 誠治星野
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1989-02-21
Filing date: 1989-02-21
Publication date: 1990-09-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、熱転写方式のファクシミリ、プリンタ等の印
字装置に使用されるインクリボンカセットに関するもの
である。

（従来の技術）熱転写方式の印字装置では、インクリボンの多色化が進
んだ今日では、インクリボンの交換頻度が高まり、また
当然ながら、セットしたインクリボンの転写が完了した
ときは新しいものとの交換が必要になる。そこで、イン
クリボンの交換を容易に行なうために、最近では、はと
んどのインクリボンがカセット化されてきた。また、イ
ンクリボンカセットを使用する熱転写方式印字装置が種
々提案されている（例えば、特開昭６０−１２５６８５
号公報、特開昭６１−６３４７１号公報、特開昭６３−
８７２６８号公報参照）。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、印字装置へのカセットの着脱を誤ると、
印字不良が発生したり、最悪の場合は、カセットや印字
装置を破損するおそれもある。特に、インクリボンが弛
んだまま印字を行なったときはシワが発生し、転写不良
を引き起こすことがある。

本発明は、インクリボンカセットの交換が容易かつ確実
にできるようにし、特に、インクリボンカセットを印字
装置にセットしていないときは、インクリボン供給側巻
芯が空転してインクリボンの弛みが発生しないようにし
たインクリボンカセットを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）この目的を達成するために、本発明は、インクリボン供
給側巻芯につめ車を固着し、かつ、カセットが印字装置
にセットされていないときはつめ車に係合して供給側巻
芯の空転を阻止し、カセットが印字装置にセットされた
ときはそのセット動作に連動してつめ車への係合が解除
されるラッチつめを設けた構成とする。

（作　用）この構成によれば、カセットが印字装置にセットされて
いない単体のときは、つめ車にラッチつめが係合して供
給側巻芯の空転が防止されるので、供給側巻芯からのリ
ボンの引き出しはなく、カセットが印字装置にセットさ
れるとそのセット動作に連動してリボンの引き出しが可
能になる。従って、インクリボンの弛み発生をなくし、
カセット交換を容易、確実に行なうことができる。

（実施例）以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。

図は本発明の一実施例を示したもので、１は印字装置に
着脱自在のインクリボンカセット、２は印字装置本体側
に配設されたサーマルヘッド、３は記録紙搬送機構部で
、プラテンローラ４、記録紙５を記録部に送り込む供給
ローラ６及び排出ローラ７を保持し、軸８を中心に回動
可能である。

インクリボンカセット１は、一端に配置された供給側巻
芯１２から未使用インクリボンｌｌａを送り出し、使用
済みインクリボンｔｉｂは他端に配置された巻取側巻芯
１３に巻き取る。インクリボン供給側には、供給側巻芯
１２に固着されたつめ車１４と、支点１５で回動でき、
ばね１６により常に付勢されて、カセットが立った位［
Ａの状態でつめ車１４に係合するラッチつめ１７とが設
けられている。ラッチつめ１７の他端には係合解除ボタ
ン１８が付いている。

また、インクリボン巻取側の巻芯１３には、リボンカセ
ット駆動ギア１９に噛合するリボン巻取ギア２１と、逆
転防止ギア２２が固着され、またこの逆転防止ギア２２
に係合するつめ２３が設けられている。なお、２４はタ
ーンローラ、２５は剥離ローラである。

次に、本実施例の動作を説明する。まず、記録紙搬送機
構部３を軸８中心に回動させ、Ｂの位置に立てる。そこ
で、インクリボンカセット１を着脱容易なＡの位置に立
て、リボンカセット駆動ギア１９を反時計方向に回転さ
せると、逆転防止ギア２２とつめ２３の係合により、リ
ボン巻取ギア２１が回転できず、カセット１自体が実線
で示す所定の位置に自動的に倒れる。なおこのとき、イ
ンクリボン供給側のつめ車１４にはラッチつめ１７が係
合しているので、供給側巻芯１２の空転は防止され、未
使用インクリボンｌｌａが引き出されることはない。

次いで、記録紙搬送機構部３を倒すと、このとき記録紙
搬送機構部３の一部が係合解除ボタン１８を押すことか
ら、ラッチつめ１７がつめ車１４から離れ、供給側巻芯
１２はフリーの状態になる。そこで、供給側巻芯１２か
らインクリボンが引き出され、供給ローラ６を介して送
り込まれた記録紙５と重ねられ、プラテンロー５４とサ
ーマルヘッド２との間にセットされる。印字は、未使用
インクリボン１１ａが記録紙５と共にサーマルヘッド２
の熱印加部に順次送られて選択的に加熱され、加熱され
た部分のインクが溶けて記録紙５に転写される。印字後
の記録紙は排出ローラ７により排出され、−方、使用済
みインクリボンｌｌｂは記録紙から剥離されて巻取側巻
芯１３に巻き取られる。

インクリボンが全て使用されたインクリボンカセットを
取り出すときは、記録紙搬送機構部３を８の位置へ立て
、次にリボンカセット駆動ギア１９を時計方向に回転さ
せる。このときインクリボン供給側はつめ車１４にラッ
チっめ１７が係合して供給側巻芯１２は回転できない状
態にあるので、弛んだインクリボンが巻取側巻芯１３に
巻き取られ、インクリボンが供給側巻芯と巻取側巻芯間
で強く張られた後もなおリボンカセット駆動ギア１９を
時計方向に回転させると、インクリボンカセット１自体
がＡの位置に自動的に立ち上がり、その時点でリボンカ
セット駆動ギア１９が止まるように制御される。このよ
うにして、インクリボンカセット１は着脱容易な位置に
くるので、使用者は、容易かつ確実に取り外すことがで
きる。

一般に、使用済み熱転写インクリボンにはインクが溶融
した部分に反転画像が残っており、その反転画像は第三
者が見れば容易にその内容が判読できるものであるから
、容易に引出可能であると機密漏洩を防ぐ上で好ましく
ない０本実施例では、インクリボン巻取側に設けた逆転
防止ギア２２とつめ２３により、巻取側巻芯１３に巻き
取られた使用済みインクリボンは逆方向に引き出すこと
ができないので、機密漏洩防止効果がある。

（発明の効果）以上説明したように１本発明によれば、インクリボンカ
セットを取付け、取外しの容易な位置にセットし、後は
リボンカセット駆動ギアを回転させるだけで、自動的か
つ確実に着脱が行なわれ。

また、インクリボンカセットが印字可能な状態にセット
されていない限り、インクリボン供給側巻芯の空転が防
止され、未使用インクリボンが引き出されて弛みが発生
することはない、さらに、インクリボン巻取側では逆転
防止機構により１巻取側巻芯に巻き取られた使用済みイ
ンクリボンは逆方向に引き出すことができず、機密漏洩
防止効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は１本発明の一実施例の構成図である。１・・・インクリボンカセット、　２・・・サーマルヘ
ッド、　３・・・記録紙搬送機構部、４・・・プラテン
ローラ、　５　・・・記録紙、１１ａ　　・・・未使用
インクリボン、１１ｂ　・・・使用済みインクリボン、
１２・・・供給側巻芯。１３・・・巻取側巻芯、１４・・・つめ車、１７・・・
ラッチつめ、１８・・・係合解除ボタン、１９・・・　
リボンカセット駆動ギア、２１・・・　リボン巻取ギア
、２２・・・逆転防止ギア、２３・・・つめ。特許出願人　　株式会社　リ　コー

Claims

【特許請求の範囲】熱転写方式印字装置に使用されるインクリボンカセット
であって、インクリボン供給側巻芯につめ車を固着し、かつ、カセ
ットが印字装置に、印字可能状態にセットされていない
ときは前記つめ車に係合して前記供給側巻芯の空転を防
止し、カセットが印字可能状態にセットされたときはそ
のセット動作に連動して前記つめ車への係合が解除され
るラッチつめを設けたことを特徴とするインクリボンカ
セット。