JPH02153272A - 斜板式圧縮機の潤滑構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野］ 本発明はシリンタブ１７ツクに形成された複数のシリン
ダボア内に往復摺動可能に収容されたピストンを、シリ
ンダブロックに回転自存に支持さｔｔた１財動シヤフト
に対して嵌合固定されｌ：斜板を介して往復駆動させて
Ｊ１縮を行う斜板式圧縮機の潤滑＃Ｊ造に関するもので
ある。

［従来の技術１ −・般に斜板式圧縮機は第６図に示すように、相互に接
合さｈたシリンダブ１１ツク１，２の両端部かバルブプ
レート３．４を介して）１７ントハウジング５及びりＡ
・ハウジング６により閉塞され、適数本のボルト（図示
せず）により結合固定されている。シリンダブ１７ツク
１，２の接合部分には斜板室８か形成され、斜板室８に
は両シリンダブロック１，２の中心に貫設された軸孔１
．ａ、２ａを貫通づるＩＧＩ式動シャフト９に固着され
た状態で斜板１０が収容されている。前記斜板１０のボ
ス部１０ａ両端面とシリンダブロック１，２との間にス
ラス１〜ベアリング１１が介在され、シリンダボア１２
内に往復動可能に収容されたビス１−ン１３がシュー１
４を介して斜板１０の回転に伴い往復動されてＬ）・縮
動作が１ｊわれるようになっている。

そして、前記スラス１〜ベアリング１１やシュー１４の
潤滑を行うため、リヤハウジング６に駆動シャ７１〜９
の回転により作動されるオイルポンプ１５を設け、該オ
イルポンプ１５の作動によりオイル貯留室１６から給油
管１７及び吸入通路１８を経てポンプ室１９内にオイル
を汲みＬげ、駆動シャフト９に形成された給油通路２０
からスラストベアリング１１に供給する強制給油方式が
多く採用されている（例えば、実開昭５９−［０７０７
／１号公報）。又、オイルを直接スラストベアリングに
供給する代わりにオイルをミスト状にして冷奴回路（吸
入室、シリンダボア、吐出室）及び斜板室を循環させる
ことによりスラストベアリングやシューの潤滑を行う方
法もある。

［発明か解決しようとする課題］ 斜板式圧縮機では斜板室８内の）トカは吸入側の圧力と
等しいことが好ましいか、圧縮時にシリンダボア１２か
ら斜板室８への冷媒カスのリークが生じ、斜板室８内の
圧力が高くなる。斜板室８と吸入室２１とはラジ７゛ル
ベアリング２２の隙間を介して連通状態にあるか、それ
たＣＪでは両名の差圧をＯとするには不十分なため、一
般に斜板室８と冷媒回路の吸入側すなわち吸入室２１あ
るいは吸入通路とを連通ずるバランス孔（図示せず）が
形成されている。ところか、前記強制給油方式では駆動
ジャ７１〜９の回転数か５０００　ｒｐＨ以上になると
、斜板室８と吸入側との差圧が大きくなりかつ斜板室８
と吸入側とを連通ずる通路長さが短いため、冷媒ガスと
ともに高密度のオイルが斜板室８から冷媒回路へ流出す
る。これにより流入するオイルより流出するオイルの量
が多くなり、斜板室８内のオイルの量が不十分となって
各部の潤滑不良が生じ、シュー１４が焼き付いたり各部
の摩耗が大きくなるという不都合かあった。又、圧縮機
の冷媒回路内に流入したオイルは、吐出室２３から冷媒
カスとともに冷房回路ノ＼と吐出され、冷房回路に設Ｇ
ｆられな＃発器等に付着して悪影響を及ばずという問題
かあった。

方、オイルをミスト状にして冷奴回路及び斜板室を循環
させる方式の場合には、吐出室から吐出された冷媒カス
からオイルをフィルタで分離してハ二縮機の吸入側に戻
し、冷房回路へオイルが供給されるのを防止するように
しているが−フィルタによるオイルの分離は完全ではな
く、オイルが冷房回路に設けられた蒸発器等に付着して
悪影響を及ぼずという問題があった。

本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は駆動シャフトの高速回転時にも潤滑オイルが
冷媒回路ｌ＼流出するのを防止することができる斜板式
圧ｉａの潤滑構造を提供することにある。

［課題を解決するための手段−１ 前記の目的を達成するため本発明においては、シリンダ
ブロックに形成された複数のシリンダボア内に往復摺動
可能に収容されたピストンを、シリンダブロックに回転
自存に支持された駆動シャツｌ−に対して嵌合固着され
た斜板を介して１復駆動させて圧縮を行う斜板式圧縮機
において、斜板室と、冷奴回路と、シャツ１−シール室
とを分＾「形成し、斜板室内の圧力１−昇を防止するな
め斜板室とシャフトシール室、シャフトシール室と冷媒
回路の吸入側とをそれぞれ断面積の小さな通路で沖結し
た。

１作用ｌ 従って、本発明の圧縮機では駆動シャフトが晶遠回転と
なりシリンダボアの圧縮部からの冷媒ガスのリークによ
り斜板室内の■・力が高まった場合にも、シャツ１〜シ
ール室の存在により斜板室の圧力はシャフトシール室を
介して冷媒回路の吸入側に間接的に作用し、斜板室とシ
ャフトシール室、シャフトシール室と冷媒回路の吸入側
との差圧変動が小さくなる。又、斜板室から冷媒回路の
吸入側に至る通路が長くその断面積も小さいため、オイ
ルが冷媒回路の吸入側まで流出し誼いたけてなく、シャ
ツｌ−シール室かオイル溜まりの役割を果たし、溜まっ
たオイルがシャフトシール室から斜板室Ｉ＼戻る。従っ
て、駆動シャフトの高速回転時にも斜板室のオイルの星
か不１−分となることはなく、潤滑不良をきたすことは
ない。

１実施例１］　　　　　　　　　　　　・つ。

以下、本発明を具体化した一実繕例を第１．２図に従っ
て説明する。この実施例の装置ではオイルポンプを使用
ぜずに斜板１０で偵１２：Ａイルを１見拌してスラスト
ベアリング１】、ラジアルべｚ′リンク２２等の潤滑を
１１う点と、シ・＼・フトシール室２４か吸入室２１か
ら分離された状態に形成されている点とか従来装置と大
きく異なっている６その他の構成は基本的に従来装置゛
と同　であり、同一部分は同一符号をイ（１して説明を
省略する。

潤滑用のオイルは斜板１０の−・部かオイルに７ψるよ
うに、オイル貯留室１６から溢れてその上面が斜板室８
の下部に達する状態にオイル貯留室１６に貯留されてい
る。

シャフトシール室２４は隔壁２５により吸入室２１から
分離された状態で）１７ン１〜ハウジンク５の中央部に
形成されている。フＩＴＩン１−側のバルブプレート３
にはシャツ１〜シール室２４及び吸入室２１と対応する
位置に透孔２６．２７か形成されている。又、シリンダ
ブロック１のフ１７７ント側にはＭｉｆ記両透孔２６，
２７を連通させる断面積の小さな渭２８が形成され、両
速孔２６，２７及び？１１４２８によりシャフトシール
室２／］と冷奴回路の吸入側とを連通させる通路か構成
されている。一方、シャツ１〜シール室２／１と斜板室
８とを連通ずる通路としてはラジアルベアリング２２の
隙間かその役割を果なずようになっている。

さ”（、駆動シャフト９の回転により駆動シャフトつと
−・体向に斜板１０か回転され、斜板１０がオイルを撹
拌することにより斜板室８内でオイルか飛散してスラス
トベアリング１１、シュー１４、ラジアルベアリング２
２の潤滑が行われる。

シリンタボア１２のＦＦ９部からのリークにより斜板室
８内のＦｆｇ力が高まると、斜板室８から冷媒回路の吸
入側である吸入室２１に向かって冷媒ガスか流出する。

斜板室８と吸入室２１との間に設剪られたシャツ１〜シ
ール室２４は中間圧室となり、タンパ−の役ＩＪを果た
す。従って、駆動シャフト９か高速で回転され斜板室８
内の圧力がより高まった場合でも、斜板室８とシャフト
シール室２４との差圧の変動及びシャフトシール室２４
と吸入室２１との差圧の変動は小さくなり、斜板室８か
らのオイルの流出か少なくなる。又、斜板室８／ｌ）ら
吸入室２１に至る通路か長くその断面積も小さいため、
オイルか冷媒回路の吸入ｆｕｌｌまで流出しフ１［くな
る。又、シャフトシール室２４かオイル溜よりの役割を
果たし、溜まったオイルかシャツ１〜シール室２４から
斜板室８へ戻ることも期４、ｖできる。

従って、駆動シャツｌ−９の高速回転時にも斜板室８内
のオイルの量は十分あり、潤滑不良をきたずことはない
。従来の斜板式圧縮機では駆動シャフト９の回転数が５
０００ｒｐｎ＋を超えるとオイル貯留室１６内にオイル
か溜まらなくなって潤滑不良か生じる虞があったか、本
発明のものでは９０００ｒＤｌでもオイルは潤滑に必要
な址か確保される。

「実施例２」 次に第２実施例を第３図に従って説明するにの実施例で
はシャツ１〜シール室２４に流出した」イルを斜板室８
へ戻り易くするりターン孔２９を設けた点が前記実施例
と大きくＷなっている。づなわち、フロン１−側のバル
ブブレー トシール室２４の下端と対応する位置に形成さり。

た透孔３０と対応する位置に一端か開［ｌさｉＩ、（１
１’。

端か斜板室８に開口する状態で斜板室８側へ向かって十
降傾斜するようにリターン孔２９が形成されている。又
、シャツ１〜シール室２４と吸入室２１とを連通させる
通路を構成する前記透孔２６。

２７及び満２８（いずれも図示せず）はシャフトシール
室２４の上部側に設Ｃ′）られている。

従って、この実施例の場合にはｆ１板′ｉｆ８からシャ
フトシール室２４内に流出したオイルがリターン孔２９
から斜板室８に戻るので吸入室２１ノ＼のオイルの流出
かより確実に防止される。

なお、本発明は前記両実施例に限定されるものではなく
、例えば、シャツ１−シール室２４と吸入室２１とを連
通ずる通路をできるたけ長くするため、シリンダブ１７
ツク１に形成される？ｓ２８を第４、５図に小ずように
蛇行した状態で形成してもよいにの場合には冷奴カスと
ともにオイルがシャツ１〜シール室２４から吸入室２１
ノ＼向かって移動する途中で講２８の壁面に（−１着す
るとともに重力の作用によりシャフトシール室２４）＼
徐々に戻ってシャフトシール室２４内に溜まり易くなる
。

又、シャフトシール室２４と吸入室２１とを連通ずる代
わりにシャフトシール室２４を冷媒回路の吸入側の任意
の位置と連通したり、ジャブｌ〜シール室２４と斜板室
８とを連通する通路としてラジアルベアリング２２の隙
間以外にシリンダブ１７ツク１に連通孔を設けてもよい
。さらには従来装：６と同様にオイルポンプを使用して
オイルを直接スラストベアリングに供給する強制給油方
式に適用してもよい。

［発明の効果１ 以−り詳述したように、本発明によれば斜板室の圧力は
シャフトシール室を介して冷媒回路の吸入側に間接的に
作用するので斜板室とシャフトシール室、シャフトシー
ル室と冷媒回路の吸入側との差圧変動が小さくなり、し
かも斜板室から冷媒（０」路の吸入側に至る通路が長く
その断面積も小さいため、オイルが冷媒回路の吸入側ま
で流出し汁いたけでなく、中間ル室となるシャツ１へシ
ール室かオイル溜まりの役割を果たし、ジャブｌ〜シー
ル室の潤滑も十分性われるとともに、溜まったオイルが
シャツＩ・シール室から斜板室へ戻るので、駆動シャフ
トの高速回転時（９０００ｒｐｌ）にもオイル溜まりに
潤滑に必要なオイルが存在し、潤滑不良をきたずことは
ない。又、オイル溜まり内のオイル量が安定するため、
オイル貯留室（オイルパン）を極めて小さくすることが
でき、圧縮機の小型、軽量化が可能となる。又、冷媒回
路の吸入側へのオイルの流出が極めて少なくなるので、
冷房回路への悪影響も防廿できる。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は本発明を具体化した一実施例を示すもので
あって、第１図は第２図のＢ−ｒｌ線断面図、第２図は
第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２実施例の部分断
面図、第４図は変更例の部分断面図、第５図は第４　Ｉ
ｓのＣ−Ｃ線断面図、第６図は従来装置の断面図である
。 シリンダブロック１，２、バルブプレート３゜４、フロ
ントハウジング５、斜板室８、駆動シャフト９、斜板１
０、シリンダボア１２、ピストン１３、オイル「；°留
室１６、吸入室２１、シャツ１〜シール室２４、斜板室
とシャフトシール室とを連通する通路を構成するラジア
ルベアリング２２、シャフトシール室と冷媒回路の吸入
側とを連通ずる通路を構成する透孔２６，２７．湧２８
゜特許出願人　株式会社　豊田自動線機製作所代　理　
人　弁理士　恩田博宣

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　シリンダブロックに形成された複数のシリンダボ
   ア内に往復摺動可能に収容されたピストンを、シリンダ
   ブロックに回転自存に支持された駆動シャフトに対して
   嵌合固着された斜板を介して往復駆動させて圧縮を行う
   斜板式圧縮機において、斜板室と、冷媒回路と、シャフ
   トシール室とを分離形成し、斜板室内の圧力上昇を防止
   するため斜板室とシャフトシール室、シャフトシール室
   と冷媒回路の吸入側とをそれぞれ断面積の小さな通路で
   連結した斜板式圧縮機の潤滑構造。