JPH1137072A - 気体圧縮機 - Google Patents

気体圧縮機

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Publication number
JPH1137072A
JPH1137072A JP20543097A JP20543097A JPH1137072A JP H1137072 A JPH1137072 A JP H1137072A JP 20543097 A JP20543097 A JP 20543097A JP 20543097 A JP20543097 A JP 20543097A JP H1137072 A JPH1137072 A JP H1137072A
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JP
Japan
Prior art keywords
vane
lubricating oil
compression chamber
rotor
gas compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20543097A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Yoda
誠一郎 依田
Makoto Ijiri
誠 井尻
Osamu Yawatahara
修 八幡原
Takashi Jinbo
敬志 神保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベーンの両側面に生ずる摩擦を低減させ動力
の低減や磨耗を防止し、かつ、ベーンの両側面のシール
性を向上させ、吐出ガスの温度上昇を防ぐ。 【解決手段】 ベーン17は、ロータの軸方向に対向す
る一対の側面17e、17fに、長さ方向に向けて潤滑
油を収納する溝からなる潤滑油収納部31、32を形成
した。このため、気体圧縮機の運転中には、潤滑油収納
部31、32に潤滑油が引き込まれて保持され、ベーン
17の側面と圧縮室の側壁との間の隙間の潤滑状態が常
に良好になるので、ロータの回転に要する動力を減少で
き、ベーン17の側面の磨耗を防止できる。また、その
潤滑油は、上記の隙間のシール性を向上させるため、圧
縮中の冷媒ガスの一部が、その隙間を介してベーン17
の回転方向の後方側に漏れて再び圧縮されず、その結
果、圧縮室からの吐出ガスの温度上昇を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機や空気調和
装置に用いられる気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベーンロータリ式気体圧縮機の一
例として、図6に示すようなものが知られている。この
ベーンロータリ式気体圧縮機は、図6に示すように、軸
方向(図6の前後方向)の断面が楕円形状の内周面を有
する筒状のシリンダブロック1を有し、このシリンダブ
ロック1の両端面(図6の前後方向の端面)には、図8
に示すように2つのサイドブロック6、7が固着され、
シリンダブロック1とその2つのサイドブロック6、7
により圧縮室2が形成されている。この圧縮室2内に
は、ロータ3が回転自在に配置されている。ロータ3の
径方向には、図7に示すように、複数からなるベーン溝
(スリット)4が設けられ、この各ベーン溝4内の径方
向にベーン5が摺動自在に収納されている。ベーン5と
サイドブロック6とが接する面は、互いに凹凸のない平
面で構成され、両面間の隙間(クリアランス)8aは数
10μm程度になるようにに品質管理されている。同様
に、ベーン5とサイドブロック7とが接する面は、互い
に凹凸のない平面で構成され、両面間の隙間8bは数1
0μm程度になるようにに品質管理されている。圧縮室
2の吐出側は、図示しない吐出室と接続され、この吐出
室の底部に潤滑油が収容される油溜りが形成され、この
油溜りの潤滑油がベーン溝4の底部に供給されるように
構成されている。
【0003】このような構成からなる気体圧縮機では、
ロータ3が回転すると、ベーン5は遠心力により圧縮室
2の内周面に押しつけられて摺動する。また、気体圧縮
機の運転中には、圧縮室2と吐出室との間では吐出室側
が高圧の圧力差が生ずるため、吐出室の底部に設けた油
溜りの潤滑油がベーン溝4の底部に供給される。このた
め、ベーン5は、ロータ3の回転による遠心力、および
ベーン溝4の底部に作用する圧力(ベーン背圧)により
圧縮室2の内周壁に密着しながら回転する。このような
ベーン5の作用により、ベーン5と圧縮室2の内周面で
形成される空間の容積が変化するので、この容積の変化
を利用して気体の吸込み、圧縮、吐出が行われる。さら
に、このような気体圧縮機の運転中には、圧縮室2に吸
入される冷媒ガス中に含まれる潤滑油と、油溜まりから
ベーン溝4に供給される潤滑油とが、上記の隙間8aと
隙間8bに介在し、これらの潤滑油によりベーン5の摺
動抵抗を低減させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の気体圧
縮機では、上記のようにベーン5が両サイドブロック
6、7とが接する面は、互いに凹凸のない平面で構成さ
れている。このため、圧縮室2の吸入圧力と吐出圧力と
の圧力差などの違いにより、ベーン溝4への潤滑油が供
給不足になった場合には、ベーン5と両サイドブロック
6、7とが接する面の隙間8a、8bに供給される潤滑
油が不足して潤滑不良が生じる。この結果、ロータ3を
駆動するための動力の増加、およびベーン5の摺動面の
磨耗の発生などの弊害が生ずる。さらに、潤滑油の供給
不足は、その隙間8a、8bのシール性(密着性)を低
下させると考えられる。このため、圧縮中の冷媒ガスの
一部が、その隙間8a、8bを介してベーン5の回転方
向の後方側に漏れ、この漏れた冷媒ガスを再び圧縮する
ために、圧縮室2から吐出される冷媒ガスの温度が上昇
するという弊害がある。
【0005】そこで、本発明は、ベーンの両側面に生ず
る摩擦を低減させて動力の低減や磨耗の防止を図るとと
もに、ベーンの両側面のシール性を向上させ、吐出ガス
の温度上昇の防止を図るようにした気体圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、圧縮室2と、この圧縮室2内に回転自
在に収容されたロータ3と、このロータ3の軸方向に形
成された複数のベーン溝4内に収容され、ロータ3の径
方向に摺動自在に保持された板状の複数のベーン17
と、圧縮室2から吐出される気体を収容する吐出室25
と、この吐出室25の圧力が作用する油溜まり27と、
吐出室25と圧縮室2との圧力差により、油溜まり27
の潤滑油を圧縮室2に供給するオイル供給手段とを具備
し、ベーン溝4内に保持される各ベーン17は、ロータ
3の軸方向に対向する一対の側面17e、17fに、こ
の側面の長さ方向に向けて潤滑油を収容する潤滑油収容
部31、32を形成させたものである。上記の潤滑油収
容部31、32は、ベーン17の側面の長さ方向に向け
て形成される、少なくとも1つの溝(311、312
等)から構成する。上記の溝の断面形状は、方形、逆3
角形、または半円形のうちのいずれかである。
【0007】このように本発明では、各ベーン17は、
ロータ3の軸方向に対向する一対の側面17e、17f
に、この側面17e、17fの長さ方向に向けて潤滑油
を収容する潤滑油収容部31、32を形成するようにし
た。このため、気体圧縮機の運転中には、潤滑油収容部
31、32に潤滑油が引き込まれ、この引き込まれた潤
滑油が潤滑油収容部31、32内に保持される。このた
め、ベーン17の側面と圧縮室2の側壁との間の隙間の
潤滑状態が常に良好になるので、ロータ3の回転に要す
る動力を減少できる上に、ベーン17の側面の磨耗を防
止できる。さらに、潤滑油収容部31、32に保持され
る潤滑油は、ベーン17の側面と圧縮室2の側壁との間
の隙間のシール性を向上させる。このため、圧縮中の冷
媒ガスの一部が、その隙間を介してベーン17の回転方
向の後方側に漏れるのを防止できるので、この漏れた冷
媒ガスが再び圧縮される弊害がなくなり、その結果、圧
縮室2から吐出される冷媒ガスの温度の上昇を防止でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
実施の形態の気体圧縮機の断面を表し、図2のB1−B
2線の断面である。図2は、図1のA1−A2線から見
た図である。なお、図6と同一部材については、同一符
号を使用する。この気体圧縮機は、図1に示すように、
ケーシング11内に気体圧縮部10が収納され、ケーシ
ング11の一端側の開口部にフロントヘッド12が取り
付けられている。気体圧縮部10は、軸方向の断面が楕
円形状の内周面を有する筒状のシリンダブロック1と、
その両端面に互いに平行に固着されたフロントサイドブ
ロック14およびリアサイドブロック15とにより構成
され、これらによって楕円筒状の圧縮室2が形成されて
いる。
【0009】その圧縮室2の内部には、ロータ3が回転
自在に収容されている。ロータ3の径方向には、図2に
示すように、複数のベーン溝4が形成されている。この
各ベーン溝4内には、ベーン17が摺動自在に保持され
ている。ロータ3の左右に一体のロータ軸3a、3b
は、これらよりも若干径が大きくフロントサイドブロッ
ク14、リアサイドブロック15に形成された軸支承孔
18a、18bに、それぞれ回転自在に支持されてい
る。ロータ軸3aの端部は、図示しない原動機に接続さ
れており、ロータ3が回転駆動されることで、5枚のベ
ーン17が遠心力およびベーン背圧により圧縮室2の内
周壁に密着しながら回転して冷媒ガスを圧縮するように
構成されている。
【0010】次に、ベーン17の構成について、図3お
よび図4を参照して説明する。ベーン17は、図3に示
すように、全体が板状からなり、ベーン溝4の摺動面と
対向する平坦な表裏面17b、17aと、ベーン溝4の
底部と対向する背面17cと、圧縮室2の内壁に接する
湾曲状の前面17dと、ベーン溝4の長さ方向(幅方
向)の開口部側に位置してフロントサイドブロック1
4、リアサイドブロック15と対向する2つの側面17
e、17fとを備えている。各ベーン17の側面17
e、17fの長さ方向には、図3および図4に示すよう
に、潤滑油を収容する潤滑油収容部31、32が形成さ
れている。この潤滑油収容部31と潤滑油収容部22と
は、図示のように、左右対称に形成するのが好ましい。
【0011】潤滑油収容部31は、ベーン17の側面1
7eの長さ方向に並行に設けた2つの細い溝311、3
12から形成される。この溝311と溝312とは、同
一の長さからなり、その断面は図4に示すように方形か
らなる。同様に、潤滑油収容部32は、ベーン17の側
面17fの長さ方向に並行に設けた2つの細い溝32
1、322から形成される。この溝321と溝322と
は、同一の長さからなり、その断面は図4に示すように
方形からなる。なお、溝311、312の断面形状は図
4に示すように方形としたが、これに代えて、図5
(A)に示すように逆三角形の溝311a、312a、
または図5(B)に示すように半円形の溝311b、3
12bのようにしても良い。この点は、溝321、32
2の断面形状についても同様である。
【0012】ここで、各ベーン17の側面17eに形成
される潤滑油収容部31は、潤滑油を収容でき、かつ気
体圧縮機の運転中に、ベーン17の側面17eとこの側
面17eに接するフロントサイドブロック14との間の
隙間の潤滑状態を常に良好に保つ機能を発揮できれば良
い。従って、このような機能を発揮できれば、潤滑油収
容部31は2つの溝311、312から形成させる必要
はなく、少なく1つの溝から形成すれば良い。また、そ
の溝311、312は、その機能を発揮できるように、
その幅、長さ、深さ、および間隔などを決定すれば良
い。これらの点は、ベーン17の側面17fに形成され
る潤滑油収容部32についても同様である。
【0013】なお、潤滑油収容部31と潤滑油収容部3
2とは、図3に示すように、ベーン17の背面17c側
は除かれている。これは、背面側17cは後述のベーン
背圧室28a、28dに面して潤滑油で満たされている
ので、特に必要がないからである。しかし、潤滑油収容
部31と潤滑油収容部32とは、背面17cの近傍まで
延長して設けるようにしても良い。
【0014】フロントヘッド12には、図1に示すよう
に、吸入室22が形成され、この吸入室22には、図示
しないエバポレータから圧縮すべき冷媒ガスを吸引する
吸気口23が形成されている。フロントサイドブロック
14には、吸入室22と圧縮室2とを連通する吸入口1
4aが形成され、この吸入口14aの一部がシリンダブ
ロック1内に設けられた吸入路1aの入口側と接続され
ている。その吸入路1aの出口側は、リアサイドブロッ
ク15に設けられ、圧縮室2と連通する吸入口15aに
接続されている。従って、吸気口23に吸引された冷媒
ガス(吸入ガス)は、図示のように、吸入口14aから
圧縮室2に吸入される一方、吸入口14a、吸入路1
a、および吸入口15aを経由して圧縮室2へ吸入され
る。
【0015】シリンダブロック1には、図2に示すよう
に、吐出孔1bが形成されており、この吐出孔1bから
吐出された冷媒ガスは、リアサイドブロック15の内部
に形成された図示しない通路を通って油分離器24に至
り、油分離器24で油と分離されるように構成されてい
る。気体圧縮部10とケーシング11との間には、吐出
室25が形成されており、油分離器24で分離された冷
媒ガスが、この吐出室25に吐出される。吐出室25の
上部のケーシング11には、吐出口26が形成され、吐
出室25内の冷媒ガスは、この吐出口26を経由して外
部へと吐出され、図示しないコンデンサに供給されるよ
うになっている。油分離器24で分離された油は、吐出
室25の底部に形成される油溜まり27内に収容され
る。
【0016】フロントサイドブロック14の圧縮室2側
の中央には、扇型のベーン背圧室(サライ)28aが設
けられている。このベーン背圧室28aは、軸支承孔1
8a、フロントサイドブロック14内に設けた油供給路
29d、シリンダブロック1内に設けた油供給路29
c、リアサイドブロック15内に設けられた油供給路2
9a、29bを経由して油溜まり27に接続されてい
る。また、リアサイドブロック15の圧縮室2側の中央
には、扇型のベーン背圧室28bが設けられている。こ
のベーン背圧室28bは、軸支承孔18b、リアサイド
ブロック15内に設けられた油供給路29aを経由して
油溜まり27に接続されている。
【0017】次に、このように構成される実施の形態の
動作について説明する。いま、図示しない原動機によっ
てロータ3が回転駆動されると、吸入ガスが吸入口23
から吸入室22などを経由して圧縮室2へと吸い込ま
れ、ベーン17によって圧縮されて吐出口1bから吐出
される。この吐出された吐出ガスは、油分離器24で油
と分離され、吐出ガスのみが吐出室25の吐出口26か
ら外部へ吐出される。
【0018】このような気体圧縮機の運転中には、吐出
室25とベーン背圧室28a、28bとの間に、吐出室
25側が高圧の圧力差が生じている。このため、吐出室
25の油溜り27の油(潤滑油)は、油供給路29a、
油供給路29b、油供給路29c、油供給路29d、軸
支承孔18a、およびベーン背圧室28aを経由してロ
ータ3のベーン溝4の底部に流れていく。また、これと
同時に、油溜まり27の油は、油供給路29a、軸支承
孔18b、およびベーン背圧室28bを経由してベーン
溝4の底部に流れていく。このため、ベーン17は、ロ
ータ3の回転による遠心力およびベーン溝4の底部に作
用する圧力(ベーン背圧)により圧縮室2の内周壁に密
着しながら回転する。
【0019】ところで、各ベーン17の側面17eと側
面17fには、側面17e、17fの長さ方向に向けて
溝311、312からなる潤滑油収容部31と、溝32
1、322からなる潤滑油収容部32とが形成されてい
る。したがって、気体圧縮機の運転中には、各ベーン1
7の溝311、312と溝321、322に、圧縮室2
内に吸入される冷媒ガス中の潤滑油や、油溜まり27か
らベーン背圧室28a、28bに供給される潤滑油が引
き込まれ、この引き込まれた潤滑油が溝311、312
内と溝321、322内に保持される。このため、ベー
ン17の側面17eとフロントサイドブロック14との
間の隙間と、ベーン17の側面17fとリアサイドブロ
ック15との間の隙間の潤滑状態が常に良好になるの
で、ロータ3の回転に要する動力を減少できる上に、ベ
ーン17の側面17e、17fの磨耗を防止できる。さ
らに、上記の溝311、312内と溝321、322内
に保持される潤滑油は、ベーン17の側面17eとフロ
ントサイドブロック14との間の隙間と、ベーン17の
側面17fとリアサイドブロック15との間の隙間のシ
ール性を向上させる。このため、圧縮中の冷媒ガスの一
部が、その隙間を介してベーン17の回転方向の後方側
に漏れるのを防止できるので、この漏れた冷媒ガスが再
び圧縮される弊害がなくなり、その結果、圧縮室2から
吐出される冷媒ガスの温度の上昇を防止できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の気体圧縮機
によれば、各ベーンは、ロータの軸方向に対向する一対
の側面に、この側面の長さ方向に向けて潤滑油を収容す
る潤滑油収容部を形成するようにした。このため、本発
明では、運転中に、潤滑油収容部に潤滑油が引き込ま
れ、この引き込まれた潤滑油が潤滑油収容部内に保持さ
れ、ベーンの側面と圧縮室の側壁との間の隙間の潤滑状
態が常に良好になるので、ロータの回転に要する動力を
減少できる上に、ベーンの側面の磨耗を防止できる。ま
た、本発明では、潤滑油収容部に保持される潤滑油は、
ベーンの側面と圧縮室の側壁との間の隙間のシール性を
向上させるので、圧縮中の冷媒ガスの一部が、その隙間
を介してベーンの回転方向の後方側に漏れるのを防止で
きる。このため、この漏れた冷媒ガスが再び圧縮される
弊害がなくなるので、圧縮室から吐出される冷媒ガスの
温度の上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の気体圧縮機の全体構成の
断面を示し、図2のB1−B2線の断面図である。
【図2】同気体圧縮機を図1のA1−A2線から見た図
である。
【図3】ベーンの構成を示す斜視図である。
【図4】図3のC−C線の断面図である。
【図5】ベーンの他の構成の一部を示す断面図である。
【図6】従来の気体圧縮機の構成を示す図である。
【図7】従来のロータとベーンの関係を示す斜視図であ
る。
【図8】図7の矢印Aの方向から見た図である。
【符号の説明】 1 シリンダブロック 2 圧縮室 3 ロータ 4 ベーン溝 14 フロントサイドブロック 15 リアサイドブロック 17 ベーン 17a 裏面 17b 表面 17e、17f 側面 25 吐出室 27 油溜まり 31、32 潤滑油収容部 311、312、321、322 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神保 敬志 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室と、 この圧縮室内に回転自在に収容されたロータと、 このロータの径方向に形成された複数のベーン溝内に収
    容され、前記ロータの径方向に摺動自在に保持された板
    状の複数のベーンと、 前記圧縮室から吐出される気体を収容する吐出室と、 この吐出室の圧力が作用する油溜まりと、 前記吐出室と前記圧縮室との圧力差により、前記油溜ま
    りの潤滑油を前記圧縮室に供給するオイル供給手段とを
    具備し、 前記ベーン溝内に保持される各ベーンは、前記ロータの
    軸方向に対向する一対の側面に、この側面の長さ方向に
    向けて潤滑油を収容する潤滑油収容部を形成したことを
    特徴とする気体圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記潤滑油収容部は、前記ベーンの前記
    側面の長さ方向に向けて形成される、少なくとも1つの
    溝から構成することを特徴とする請求項1記載の気体圧
    縮機。
  3. 【請求項3】 前記溝の断面形状は、方形、逆3角形、
    または半円形のうちのいずれかであることを特徴とする
    請求項2記載の気体圧縮機。
JP20543097A 1997-07-15 1997-07-15 気体圧縮機 Pending JPH1137072A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020090694A (ko) * 2001-05-29 2002-12-05 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 진공펌프의 베인
KR100635817B1 (ko) * 2005-02-04 2006-10-19 엘지전자 주식회사 선회베인 압축기의 슬라이더 급유장치
US11149730B2 (en) 2018-07-11 2021-10-19 Taiho Kogyo Co., Ltd. Vane pump driven by an engine of an automobile
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