JPH0215305B2 - - Google Patents

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JPH0215305B2
JPH0215305B2 JP1969785A JP1969785A JPH0215305B2 JP H0215305 B2 JPH0215305 B2 JP H0215305B2 JP 1969785 A JP1969785 A JP 1969785A JP 1969785 A JP1969785 A JP 1969785A JP H0215305 B2 JPH0215305 B2 JP H0215305B2
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JP
Japan
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mold
core
cylinder
temporary installation
siamese
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Application number
JP1969785A
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JPS61180661A (ja
Inventor
Shizuo Ebisawa
Kyoshi Shibata
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61180661A publication Critical patent/JPS61180661A/ja
Publication of JPH0215305B2 publication Critical patent/JPH0215305B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、サイアミーズ型シリンダブロツク素
材、特に複数のシリンダバレルを結合してなるサ
イアミーズシリンダバレルと、前記サイアミーズ
シリンダバレルを囲繞するシリンダブロツク外壁
と、前記サイアミーズシリンダバレルと前記シリ
ンダブロツク外壁間に該サイアミーズシリンダバ
レルの外周が臨むように設けられた水ジヤケツ
ト;を備えたものの鋳造装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種鋳造装置においては、天壁を有し
筒形をなす水ジヤケツト用中子を、シリンダボア
を形成するボアピンに被せ、天壁の長手方向両端
に設けられた各位置決め孔にボアピンの位置決め
突起を係合して中子の位置決めを行うようにして
いる。
(3) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のように構成すると、キヤビ
テイへの溶湯の充填中およびその溶湯の加圧中に
中子が動いたり、またシリンダバレル配列方向と
直交する方向に脹らんでサイアミーズシリンダバ
レルの肉厚が不均一になるといつた問題がある。
本発明は上記に鑑み、中子を正しい位置に確実
に拘束し得ると共に中子の脹らみを防止し得るよ
うに前記中子を支持するようにした前記装置を提
供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明は、固定の下型と、型閉め時互いに接近
し得るように前記下型上に相対向して摺動自在に
設けられた側型と、型閉め時互いに接近した前記
側型上に重合される昇降自在な上型とを備え、前
記下型には水ジヤケツト用中子を仮設置するため
の仮設置部材を、該部材が前記上型の上昇時該下
型の頂面より突出し得るように出没自在に設け、
相対向する前記側型のシリンダバレル配列方向に
沿う対向面に中子受を、該中子受が前記側型の接
近により前記仮設置部材に仮設置された前記中子
の幅木と係合して該中子を位置決めすると共に挟
持し得るように設け、前記上型および下型の少な
くとも一方に仮設置解除部材を、該部材が該上型
の下降により前記仮設置部材を前記下型内に没入
し得るように設けたことを特徴とする。
(2) 作 用 仮設置部材に中子を仮設置して両側型を接近さ
せると、各中子受が中子の各幅木に係合して中子
の位置決めおよび挟持が行われ、中子が正しい位
置に拘束される。そして上型を下降させると仮設
置解除部材により仮設置部材が下型内に没入させ
られる。
中子は各中子受に挟持されるので、シリンダバ
レル配列方向と直交する方向への中子の脹らみが
防止される。
(3) 実施例 第1〜第3図はサイアミーズ型シリンダブロツ
クSを示し、それはアルミニウム合金製シリンダ
ブロツク本体2と、その本体2に鋳ぐるまれた鋳
鉄製スリーブ3とよりなる。シリンダブロツク本
体2は、直列に並ぶ複数、図示例は4個のシリン
ダバレル11〜14相互を結合してなるサイアミー
ズシリンダバレル1と、そのサイアミーズシリン
ダバレル1を囲繞するシリンダブロツク外壁4
と、その外壁部4の下縁に連設されたクランクケ
ース5とより構成され、各シリンダバレル11
4に前記スリーブ3が鋳ずるまれており、各ス
リーブ3によりシリンダボア3aが形成される。
サイアミーズシリンダバレル1とシリンダブロ
ツク外壁4間には、サイアミーズシリンダバレル
1の外周が臨む水ジヤケツト6が形成される。そ
の水ジヤケツト6におけるシリンダヘツド側端部
において、サイアミーズシリンダバレル1と外壁
部4間は複数の補強デツキ部8により部分的に連
結され、相隣る補強デツキ部8間はシリンダヘツ
ド側への連通口7として機能する。これによりシ
リンダブロツクSはクローズドデツキ型に構成さ
れる。
第5〜第9図は、第4図に示すシリンダブロツ
ク素材Smの鋳造装置を示し、その装置は金型M
を備え、その金型Mは固定の下型11と、型閉め
時互いに接近し、また型開き時互いに離間し得る
ように下型11上に相対向して摺動自在に設けら
れた左右二つ割の第1および第2側型101,1
2ならびに第7図において左右二つ割の第3お
よび第4側型103,104と、型閉め時互いに接
近した前記各側型101〜104上に重合し、また
型開き時各側型101〜104より離間し得るよう
に図示しない装置本体に昇降自在に設けられた上
型9とより構成される。
上型9の下面には各側型101〜104の上半部
と協働してサイアミーズシリンダバレル1および
シリンダブロツク外壁4を成形するための第1キ
ヤビテイC1を画成する型締め用凹部12が形成
され、その凹部12と嵌合する型締め用凸部13
が各側型101〜104の上面に突設される。
第7、第8図に示すように、下型11に溶解炉
(図示せず)よりアルミニウム合金よりなる溶湯
を受ける湯溜部14と、その湯溜部14に連通す
る給湯シリンダ15と、その給湯シリンダ15に
摺合されるプランジヤ16と、湯溜部14より2
本に分岐して第1キヤビテイC1の長手方向に、
且つそれと略同一長さに亘つて延びる一対の湯道
17とが設けられる。また下型11は両湯道17
間において上方へ突出する成形ブロツク18を有
し、その成形ブロツク18は両側型各側型101
〜104の下半部と協働してクランクケース5を
成形するための第2キヤビテイC2を画成する。
そのキヤビテイC2の上端は前記第1キヤビテイ
C1に連通し、また両側の下端は両湯道17に複
数の堰19を介して連通する。
成形ブロツク18は、所定の間隔で形成された
背の高い4個のかまぼこ形第1成形部181と、
相隣る第1成形部181間および最外側の両第1
成形部181の外側に位置する凸字形第2成形部
182とよりなり、各第1成形部181はクランク
ピンおよびクランクアーム用回転空間20(第
2、第3図)を成形するために用いられ、第2成
形部182はクランクジヤーナルの軸受ホルダ2
1(第2、第3図)を成形するために用いられ
る。
各堰19は各第2成形部182に対応して設け
られており、第2キヤビテイC2の容量の大きな
部分を溶湯を早期に充填するようになつている。
両湯道17の断面積が湯溜部14側より湯道先
17aに向けて段階的に減少するように、湯道1
7底面は湯溜部14側より数段の上り階段状に形
成されている。各段部17bい連なる各立上がり
部17cは溶湯を各堰19にスムーズに導くこと
ができるように斜めに形成される。
このように湯道17の断面積を段階的に減少さ
せると、断面積の大きな部分では大量の溶湯を遅
い速度で堰19を通じて第2キヤビテイC2に充
填し、また断面積の小さな部分では少量の溶湯を
速い速度で堰19を通じて第2キヤビテイC2
充填することができるので、そのキヤビテイC2
内では両側下端よりその全長に亘つて略均等に湯
面が上昇し、したがつて溶湯がキヤビテイC2
で乱流を起こすことがなく、空気等のガスが溶湯
に巻き込まれることを防止して巣の発生を回避す
ることができる。また溶湯の充填作業が効率良く
行われるので、鋳造能率を向上させることができ
る。
第5、第6図に示すように各第1成形部181
の頂面には、鋳鉄製スリーブ3の内周面と嵌合す
る位置決め突起22が突設され、その位置決め突
起22の中心には凹部23が形成される。また両
側に位置する2つの第1成形部181には、位置
決め突起22の両側においてて第1成形部181
を貫通する貫通孔24が形成され、それら貫通孔
24に一対の仮設置部材としての仮設置ピン25
がそれぞれ摺合され、それら仮設置ピン25は、
後述する水ジヤケツト用中子としての砂中子の仮
設置のために用いられる。両仮設置ピン25の下
端は、成形ブロツク18の下方に配設された取付
板26に固定される。その取付板26には2本の
支持ロツド27が挿通され、各支持ロツド27の
下部と取付板26の下面との間にはコイルばね2
8が縮設される。上型9が上昇位置にある型開き
時には、取付板26は各コイルばね28の弾発力
を受けて各支持ロツド27先端のストツパ27a
に当接するまで上昇し、これにより各仮設置ピン
25の先端は第1成形部181頂面より突出して
いる。各仮設置ピン25の先端面には砂中子の下
縁と係合する凹部25aが形成される。
また両側に位置する2つの第1成形部181
は、両貫通孔24間の二等分位置において第1成
形部181を貫通する貫通孔29が形成され、そ
の貫通孔29に、下端を取付板26に固定された
仮設置解除部材としての作動ピン30が摺合され
る。型開き時には、作動ピン30の先端は凹部2
3内に突出し、また上型9が下降位置にある型閉
め時には後述する拡径機構により押し下げられ、
これにより両仮設置ピン25を第1成形部181
内に没入させるようになつている。
第1キヤビテイC1を画成する第1および第2
側型101,102におけるシリンダバレル配列方
向に沿つた上部対向面中央部には砂中子を本設置
するための中子受31が2個所宛設けられてい
る。各中子受31は砂中子の位置決めを行う係合
孔31aと、その開口部外周に形成されて砂中子
を挟持する挟持面31bとよりなる。
上型9の型締め用凹部12には、第1キヤビテ
イC1に連通して溶湯をオーバフローさせるため
の複数の第3キヤビテイC3および連通口7を成
形するための第4キヤビテイC4がそれぞれ形成
され、また上型9には各第3キヤビテイC3およ
び第4キヤビテイC4に連通する貫通孔32,3
3がそれぞれ形成される。
それら貫通孔32,33には閉鎖ピン34,3
5がそれぞれ挿入され、それら閉鎖ピン34,3
5の上端は上型9の上方に配設される取付板36
に固定される。
各貫通孔32,34の、両第1キヤビテイC3
C4に対する連通端から上方へ所定の長さに亘つ
て延びる小径部32a,33aは各閉鎖ピン3
4,35と嵌合して第3キヤビテイC3および第4
キヤビテイC4を閉鎖し得るが、その外の部分の
直径は各閉鎖ピン34,35の直径よりも大き
く、これにより各閉鎖ピン34,35と各貫通孔
32,33間に空気通路37,38が形成され
る。
上型9の頂面と取付板36間には、油圧シリン
ダ39が介装され、その油圧シリンダ39の作動
により取付板36を昇降して各閉鎖ピン34,3
5により各小径部32a,33aを開閉するよう
になつている。40は取付板36の案内ロツドで
ある。
上型9は、各シリンダバレル11〜14に鋳ぐる
まれるスリーブ3を保持するための拡径機構41
を備えており、その機構41は下記のように構成
される。
上型9には、作動ピン30の延長軸線に中心線
を合致させた貫通孔42が形成され、その貫通孔
42に支持ロツド43が遊挿される。その支持ロ
ツド43の上端は上型9の頂面に立設されたブラ
ケツト44に固定され、またその下端に溶湯浸入
防止板45が固着される。溶湯浸入防止板45の
下面には、下型11における第1成形部181
面の凹部23に嵌合し得る凸部45aが形成され
る。
中空の保持筒46は円形の外周面と、上部から
下部に向けて下り勾配のテーパ孔47を有し、上
型9から下方へ突出する支持ロツド43の下部は
保持筒46のテーパ孔47に遊挿され、その保持
筒46の上端面は上型9の凹部12に突設された
凸部48に当接し、また下端面は溶湯浸入防止板
45に当接する。第9図に示すように保持筒46
の周壁部にはその内周面および外周面より半径方
向に延びる複数のすり割溝49が交互に且つ円周
上等間隔に形成される。
支持ロツド43には、保持筒46を拡径するた
めの中空状作動ロツド50が支持ロツド43の略
全長に亘つて摺合され、その作動ロツド50は保
持筒46のテーパ孔47に嵌合するテーパ部50
aと、そのテーパ部50aに連設されて上型9の
貫通孔42に摺合されると共に上型9より突出す
る真円部50bとよりなる。テーパ部50bには
複数のピン57が突設され、それらピン57は保
持筒46の上下方向に長いピン孔58に挿入さ
れ、これによりテーパ部50aの上下動を許容し
つつ保持筒46の回止めがなされる。
上型9の頂面には、油圧シリンダ51が固定さ
れ、その中空ピストン52の上端面および下端面
に突設された中空ピストンロツド531,532
シリンダ本体54の上端壁および下端壁をそれぞ
れ貫通している。中空ピストン52および中空ピ
ストンロツド53を貫通する貫通孔55には作動
ロツド50の真円部50bが挿入され、その真円
部50bの環状溝に嵌めた抜止めストツパ561
562を中空ピストンロツド531,532の上、
下端面にそれぞれ当接させて中空ピストン52に
より作動ロツド50を昇降するようになつてい
る。前記拡径機構41はシリンダブロツクSの各
シリンダバレル11〜14に対応して4機設けられ
る。
第10、第11図は水ジヤケツト用砂中子59
を示し、その砂中子59は、シリンダブロツクS
の4本のシリンダバレル11〜14に対応して4本
の円筒部601〜604を備えると共それらの相隣
るもの相互の重合する周壁を欠如させた中子本体
61と、水ジヤケツト6をシリンダヘツドの水ジ
ヤケツトに連通する連通口7および補強デツキ部
8を形成すべく、中子本体61の上端面に突設さ
れた複数の突起62と、中子本体61の中間に位
置する2本の円筒部602,603の両外側面にそ
れぞれ突設された幅木63とより構成される。各
幅木63は中子本体61と一体の大径部63a
と、その端面に突設される小径部63bとより形
成される。
次に前記鋳造装置によるシリンダブロツク素材
Smの鋳造作業について説明する。
先ず第5図に示すように、上型9を上昇させ、
また相対向する両側型101,102;103,1
4を互いに離間するように摺動させて型開きを
行う。拡径機構41においては、各油圧シリンダ
51を作動させて中空ピストン52により作動ロ
ツドを下降させ、テーパ部50aの下方移動によ
り保持筒46を縮径させておく。また上型9上の
油圧シリンダ39を作動させて取付板36を上昇
させ、これにより各閉鎖ピン34,35を第3、
第4キヤビテイC3,C4に連通する小径部32a,
33aより離脱させる。さらに給湯シリンダ15
内のプランジヤ16を下降させる。
略真円の鋳鉄製スリーブ3を各保持筒46に遊
嵌し、スリーブ3の上端開口を上型9の凸部48
に嵌合して閉鎖し、またスリーブ3の下端面を溶
湯浸入防止板45の凸部45a下端面に合致させ
ると共に溶湯浸入防止板45によりスリーブ3の
下端開口を閉鎖する。そして拡径機構41の油圧
シリンダ51を作動させ、その中空ピストン52
により作動ロツド50を上昇させる。これにより
テーパ部50aが上方へ移動するので保持筒46
が拡径し、スリーブ3は拡径力を受けて保持筒4
6に確実に保持される。
第5、第11図に示すように砂中子59におけ
る両側の円筒部601,604下縁を下型11にお
ける両側の第1成形部181の頂面に突出する各
仮設置ピン25の凹凹部25aに係合させて砂中
子59の仮設置を行う。
両側型101,102をそれらが接近する方向に
所定距離摺動させ、各中子受31と各幅木63と
を係合して砂中子59の本設置を行う。即ち、各
中子受31の係合孔31aに砂中子59における
各幅木63の小径部63bを嵌合して砂中子59
を位置決めし、また各大径部63aのシリンダバ
レル配列方向と平行な端面を各中子受31の挟持
面31bに衝合して砂中子59をそれら挟持面3
1bにより挟持するものである。また、他の両側
型103,104も同様に移動させる。
第6図に示すように、上型9を下降させて互い
に接近した相対向する両側型101,102;10
,104上に重合し、各スリーブ3を砂中子59
の各円筒部601〜604内に挿入して溶湯浸入防
止板45の凸部45aを第1成形部181頂面の
凹部23に嵌合する。これにより溶湯浸入防止板
45の凸部45aにより作動ピン30が押し下げ
られるので各仮設置ピン24が下降して第1成形
部181内に没入する。また上型9の型締め用凹
部12が各側型101〜104の型締め用凸部13
に嵌合して型締めが行われる。
下型11の湯溜部14に溶解炉よりアルミニウ
ム合金よりなる溶湯を供給し、プランジヤ16を
上昇させて溶湯を両湯道17より堰19を通じて
第2キヤビテイC2の両下縁よりそのキヤビテイ
C2および第1キヤビテイC1に充填する。両キヤ
ビテイC1,C2内の空気等のガスは、溶湯により
押し上げられ第3、第4キヤビテイC3,C4に連
通する空気通路37,38を経て上型9の上方へ
抜ける。
この場合両湯道17の断面積が前述のように湯
道先17aに向けて段階的に減少するように、湯
道底面が湯溜部14側より数段の上り段階状に形
成されているので、プランジヤ16の上昇により
溶湯は両湯道17より各堰19を通じて第2キヤ
ビテイC2の両側下端よりその全長に亘つて略均
等にそのキヤビテイC2内をスムーズを押し上げ
られる。したがつて溶湯が両キヤビテイC1,C2
内で乱流を起こすことがなく、溶湯中への空気等
のガスの巻込みを防止して巣の発生を回避するこ
とができる。
第3、第4キヤビテイC3,C4に溶湯が充填さ
れた時点で、上型9上の油圧シリンダ39を作動
させて取付板36を下降させ、閉鎖ピン34,3
5によつて両キヤビテイC3,C4に連通する小径
部32a,33aを閉鎖する。
前記注湯作業において、第2キヤビテイC2
よび第1キヤビテイC1に溶湯を充填するための
プランジヤ16の変位および溶湯圧力は第12図
に示すように制御される。
即ち、プランジヤ16はその移動速度を第1〜
第3速V1〜V3の3段階に制御される。本実施例
では第1速V1は0.08〜0.12m/sec、第2速V2
0.14〜0.18m/sec、第3速V3は大幅な減速状態
となるように0.04〜0.08m/secにそれぞれ設定さ
れ、この3段階の速度制御によつて溶湯の波立を
防止して空気等のガスを巻き込むことのない静か
な溶湯流を形成し、その溶湯を前記両キヤビテイ
C2,C1に効率良く充填することができる。
またプランジヤ16の第1速V1では、溶湯は
両湯道17等に充満するだけであるから溶湯の圧
力P1は略一定に保持され、プランジヤ16の第
2、第3速V2,V3では溶湯は両キヤビテイC1
C2に充填されるので溶湯の圧力P2は急激に上昇
する。プランジヤ16を第3速V3で所定時間移
動させた後は、溶湯の充填圧P3を約1.5秒間、150
〜400Kg/cm2に保持し、これにより砂中子59を
溶湯により完全に包んでその表面に溶湯凝固膜を
形成する。
前記時間経過後において、プランジヤ16を速
度V4で減速移動させるので溶湯の圧力P4は上昇
し、その圧力P5が200〜600Kg/cm2となつたとき
プランジヤ16の移動を止めてこの状態で溶湯を
凝固させる。
前記のように溶湯の圧力を所定時間略一定に保
つことにより砂中子59の表面に溶湯凝固膜を形
成すること、次の溶湯加圧時の砂中子59が前記
膜により保護されて破損することがない。
また砂中子59は、それの各幅木63を介して
両側型101,102により正確な位置に挟持され
ているので、第1キヤビテイC1内への溶湯の充
填時およびそのキヤビテイC1の溶湯の加圧時に
おいて砂中子59が浮き上がつたりするとことが
ない。また各幅木63の大径部63aの端面が両
側型101〜104における中子受31の挟持面3
1bに衝合しているので、砂中子59が脹らみ傾
向になると、その変形力は各挟持面31bにより
支承され、これにより砂中子59の変形が防止さ
れて各スリーブ3回りの肉厚が均一なサイアミー
ズシリンダバレル1が得られる。
前記のようにプランジヤ16の移動速度および
溶湯の圧力を制御することによつてダイカスト鋳
造と略同じ生産効率を以てクロードデツキ型のシ
リンダブロツク素材を鋳造することができる。
溶湯が凝固を完了した後、拡径機構41の油圧
シリンダ51を作動させ、作動ロツド50を下降
させてスリーブ3に対する保持筒46の拡径力を
除去し、型開きを行うと第4図に示すシリンダブ
ロツク素材Smが得られる。
前記シリンダブロツク素材Smに研削加工を施
して各第4キヤビテイC4と砂中子59の各突起
62との協働により成形された各突出部64を除
去すると突起62により連通口7が、また相隣る
連通口7間に補強デツキ部8がそれぞれ形成さ
れ、また砂抜きを行うことにより水ジヤケツト6
が得られ、さらに各スリーブ3の内周面に真円加
工を施し、さらにまたその他の所定の加工を施す
と第1〜第3図に示すシリンダブロツクSが得ら
れる。
なお、幅木63は砂中子59の両外側面にそれ
ぞれ2以上設けることもある。また幅木63は前
記実施例のように段付でなくてもよく、その場合
には幅木63の先端面が中子受31における係合
孔31aの底面に衝合する。さらに仮設置解除部
材、例えば、前記作動ピン30を上型9に設けて
もよく、また必要に応じて仮設置解除部材を2分
割式に構成して一方を上型9に、他方を下型11
にそれぞれ設けてもよい。
C 発明の効果 本発明によれば、型開き時に仮設置部材に水ジ
ヤケツト用中子を仮設置すると、型閉め時におい
て両側型の中子受と中子の幅木との係合による中
子の位置決めと挟持、それに引き続く仮設置部材
の下型内への没入の各動作が一連に且つスムーズ
に行われ、中子を正しい位置に確実に拘束するこ
とができ、また中子はシリンダバレル配列方向に
沿う外面を各中子受により挟持されているので、
その方向と直交する方向への中子の脹らみが防止
される。これにより肉厚の均一なサイアミーズシ
リンダバレルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第3図はサイアミーズ型シリンダブロ
ツクを示し、第1図は上方からみた斜視図、第2
図は第1図―線断面図、第2A図は第2図
a―a線断面図、第3図は下方から見た斜視
図、第4図はサイアミーズ型シリンダブロツク素
材を上方から見た斜視図、第5図は本発明の一実
施例を示す鋳造装置の型開き時の縦断正面図、第
6図は前記鋳造装置の型閉め時の縦断正面図、第
7図は第6図―線断面図、第8図は第7図
―線断面図、第9図は第5図―線断面図、
第10図は砂中子を上方から見た斜視図、第11
図は第10図XI―XI線断面図、第12図は時間に
対するプランジヤの変位および時間に対する溶湯
の圧力の関係を示すグラフである。 C1……第1キヤビテイ、、Sm……シリンダブ
ロツク素材、1……サイアミーズシリンダバレ
ル、11〜14……シリンダバレル、4……シリン
ダブロツク外壁、6……水ジヤケツト、9……上
型、101,102……側型、11……下型、25
……仮設置部材としての仮設置ピン、30……仮
設置解除部材としての作動ピン、31……中子
受、59……中子、63……幅木。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のシリンダバレルを結合してなるサイア
    ミーズシリンダバレルと、前記サイアミーズシリ
    ンダバレルを囲繞するシリンダブロツク外壁と、
    前記サイアミーズシリンダバレルと前記シリンダ
    ブロツク外壁間に該サイアミーズシリンダバレル
    の外周が臨むように設けられた水ジヤケツトとを
    備えたサイアミーズ型シリンダブロツク素材の鋳
    造装置であつて、固定の下型と、型閉め時互いに
    接近し得るように前記下型上に相対向して摺動自
    在に設けられた側型と、型閉め時互いに接近した
    前記側型上に重合される昇降自在な上型とを備
    え、前記下型には水ジヤケツト用中子を仮設置す
    るための仮設置部材を、該部材が前記上型の上昇
    時該下型の頂面より突出し得るように出没自在に
    設け、相対向する前記側型のシリンダバレル配列
    方向に沿う対向面に中子受を、該中子受が前記側
    型の接近により前記仮設置部材に仮設置された前
    記中子の幅木と係合して該中子を位置決めすると
    共に挟持し得るように設け、前記上型および下型
    の少なくとも一方に仮設置解除部材を、該部材が
    該上型の下降により前記仮設置部材を前記下型内
    に没入し得るように設けてなる、サイアミーズ型
    シリンダブロツク素材の鋳造装置。
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