JPH02152631A - 包装材料の殺菌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、無菌充填包装に用いる包装材料の殺菌装置に
関するものである。

〈従来技術〉 近年、ポリエチレン等の熱可塑性プラスチックフィルム
、アルミ箔を紙に積層した積層材料を殺菌ｌ＆により殺
菌し、その後殺菌液を除去、乾燥し、容器成形、被充填
物を充填後、密封シールして成形包装する無菌充填包装
システムが行なわれないようになってきている。

このような無菌充填包装システムにおいて、稼動前に、
無菌チャンバー　エア配管、充填配管等を予め殺菌し、
装置内を無菌状態とすることが必要であった。

従来から、無菌チャンバー　エア配管等の殺菌は、予め
加温状態の殺菌液を噴霧する方法、予じめ装置を加温状
態としておき、殺菌液を噴霧する方法、殺菌液を噴霧し
た後、加温無菌エアーを送風して殺菌する方法のいずれ
かを用いるのが一般的であった。

〈発明が解決しようとする課題〉 前記殺菌液を用いた殺菌方法において、殺菌後の殺菌液
の除去は、加熱無菌エアーを用いて乾燥除去するのが一
般的であった。

このように、加熱無菌エアーによる除去は時間がかかる
うえ、微量の殺菌液が残留する問題があった。

そこで、前記方法を無菌充填包装システムの包装材料の
殺菌装置において、殺菌液による包装材料の殺菌工程と
包装材料の乾燥工程との間に殺菌液の除去効率を高める
ため無菌水による除去工程を設けた殺菌装置の前記除去
工程を構成する無菌水チャンバーおよび無菌水チャンバ
ーに無菌水を供給および１４環する無菌水タンクの殺菌
に用いると、残留した微量の殺菌液が無菌水中に混入し
てしまい、無菌水による除去工程を経ても、包装材料に
殺菌液が残留する重大な問題となってしまう。

本発明の目的は、無菌水チャンバーからなる殺菌液除去
工程を備えた包装材料の殺菌装置において、殺菌液の除
去工程の殺菌が確実で、しかも用いた殺菌液の除去が迅
速、かつ−１実に行うことを可能とした殺菌装置を提供
することである。

本発明は、内部に殺菌液除去装置を備え、かつ下方に殺
菌液を満した殺蛍液チャンバー、同様に内部に除去装置
を備え、下方に無菌水を満たした無菌水チャンバー、お
よび乾燥チャンバーを連続して備え、かつ前記殺菌液チ
ャンバーにパイプを介して連結する殺菌液タンク、無菌
水チャンバーにパイプを介して連結する無菌水タンクを
備え、また前記無菌水チャンバー、乾燥チャンバーおよ
び無菌水タンクには、噴霧ノズルが設けら、無菌水チャ
ンバーおよび無菌水タンクには殺菌液および無菌水用啓
噴霧ノズルを設けた乾燥チャンバ→には殺菌液用噴霧ノ
ズルを設けた包装材料の殺菌装置である。

なお、無菌水チャンバーおよび無菌水タンクに設けた噴
霧ノズルは、殺菌液用と無菌水用と別々に設けるばかり
でなく、１つのノズルを切換えて両方に兼用するものも
含む。

く作用〉 無菌水チャンバーおよび無菌水タンクは、殺菌液で殺菌
された後、無菌水を噴霧ノズルからの噴霧することによ
り、残留する殺菌液が洗浄、除去される・。

〈実施例〉 第１図は、本発明の一実施例の概略説明図である。

まず、内部に絞りロール９とエアーナイフ１０からなる
殺菌液除去装置Ａを備え、かつ下方に殺菌液を満した殺
菌液チャンバー２、同様に内部に絞りロール１１とエア
ナイフ１２からなる無菌水除去装置Ｂを備え、かつ下方
に無菌水を満した無菌水チャンバー３、および乾燥チャ
ンバー４を連続的に設けてなる包装材料の殺菌装置であ
る。

そして、殺菌液チャンバー２は、内部に加温ヒーター６
を備えた殺菌液タンク１と、下部は間にポンプ７を介し
て、また上部は、間にフィルター８を介してそれぞれパ
イプにより連結している。

一方、無菌水チャンバー３は、内部に加温ヒーター１３
を備えた無菌水タンク５と、下部は、間にポンプ１４、
三方弁２４を介して、また上部は、間に三方弁２３を介
してそれぞれパイプにより連結している。

前記無菌水タンク５には、フィルター１７、バルブ２２
を経て、無菌水が供給される。

さらに、無菌水チャンバー３、無菌水タンク５、乾燥チ
ャンバー４には、それぞれ噴霧ノズル１８が設けられて
いる。

これら噴霧ノズ、ル１８のうち、無菌水チャンバー３お
よび無菌水タンク５に設けられたものは、三方弁２１、
バルブ１９．２０を介して噴霧用無菌水タンク１５およ
び噴霧用殺菌液タンク１６に一連結している。

一方、乾燥チャンバー４に設けられたものは、バルブ２
０を介して噴霧用殺菌液タンク１６に連結している。

次に、包装材料として連続ウェブの場合を用いて上記装
置の殺菌について説明する。

まず、おくられてきた包装材料２５は、まず包装材料の
殺菌を行なう殺菌液チャンバー２内の殺菌液中を殺菌に
必要な時間約１０秒浸漬させる。殺菌液から出た包装材
料は絞りロール９、およびエアーナイフ１０で包装材料
２５表面に付着している殺菌液を除去する。殺菌液チャ
ンバー２内の殺菌液は殺菌液タンク１内の殺菌液加温ヒ
ーター６により７０〜８０°Ｃ程度に加温され、送りポ
ンプ７により送り込まれる。殺菌液チャンバー２内の殺
菌液と殺菌液タンク１内の殺菌液は循環している。殺菌
液タンクへの戻りはオーバーフローによる自然落下を使
用し、戻りラインには殺菌液中の不純物を取り除くため
のフィルター８がつけられている。殺菌液チャンバーを
通過した包装材料２５は無菌水チャンバー３に送られる
。無菌水中チャンバーには無菌水が満たされており、絞
りロール９およびエアーナイフ１０で除去不良が生じた
場合の包装材料に付着している殺菌液を洗浄し、包装材
料からの殺菌液の除去を完全なものとする。無菌水は無
菌水タンク５内の無菌水加温ヒーターにより６０°Ｃ〜
８０°Ｃ程度に加温され、送りポンプ１４により送り込
まれる。洗浄された包装材料２５は絞りロール１１およ
びエアーナイフ１２により、包装材料２５に何着してい
る無菌水を除去する。その後、包装材料は乾燥チャンバ
ー４を通過し、充填・成形工程へ送られる。

次に第２図、第３図、第４図、第５図を参照し装置の殺
菌方法について説明する。第２図は装置殺菌における殺
菌液噴霧工程を示す図である。各チャンバー内には殺菌
；・夜噴霧ノズル１８とが設けられている殺菌液タンク
１６を加圧することにより殺菌液はパルプ２０および三
方弁２１を通し、各チャンバー内の殺菌液噴霧ノズル１
８に送られ、各チャンバー内に殺菌液を噴霧する。この
状態で３０分程度保持し、各チャンバー内の殺菌が行な
われる。第３図は無菌水の噴出によるチャンバー内の一
次洗浄工程を示すもので、噴霧用無菌水タンク１５がら
無菌水をバルブ１９および三方弁２１を通し、三方弁以
降は殺菌液と同一のラインで同一の噴霧ノズル１８によ
り無菌水が噴霧される。噴霧用無菌水タンクの殺直は上
記によりあらかじめ行なう、このときフィルター１７を
通して、パルプ２２の開口により、無菌水クンク５に無
菌水を供給する。無菌水タンク５および無菌水チャンバ
ー３に供給された無菌水は送りポンプ１４と三方弁２４
により外部へ排出される。第４図は二次洗浄工程を示す
もので、フィルター１７はあらかじめ蒸気により殺菌し
である。

フィルター１７を通過させた無菌水はバルブ２２の開口
により無菌水タンク５に次々に供給され、無菌水タンク
５に送られた無菌水は送りポンプ１４により無菌水チャ
ンバー３に三方弁２４を通過させ、送られる。無菌水冷
３に送られた無菌水はオバーフローにより三方弁２３を
通し外部へ排出される。無菌水は一部三方弁２４により
外部へ排出される。上記した装置を数回くり返す。これ
により無菌水チャンバーおよび無菌水タンクに噴霧され
た殺菌；夜を完全に洗浄する。第５図は殺菌液除去後の
無菌水チャンバー３および無菌水タンク５の無菌水循環
状態をしめした説明図である。

上記の装置の構成とすることにより、装置殺菌後の殺菌
液を比較的短時間に確実に除去することが可能となった
。

〈発明の効果〉 本発明の殺菌装置は、以上の構成からなるので、包装材
料を無菌水により洗浄するので、殺菌時に用いた殺菌液
が短時間に確実に殺菌可能とした安全性が高いものであ
る。

また、所定個所に噴霧ノズルを設け、無菌水チャンバー
および無菌水タンクにおいては、殺菌液と共に無菌水の
噴霧を行なえるので、洗浄に用いる無菌水に装置の殺菌
に用いた殺菌液が混入することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す概略説明図第２図か
ら第５図は、第１図の殺菌装置の殺菌工程を示す説明図
である。 ２・・・殺菌液チャンバー　３・・・無菌水チャンバー
４・・・乾燥チャンバー　　５・・・無菌水タンク１８
・・・噴霧ノズル 特　　許　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に殺菌液除去装置を備え、かつ下方に殺菌液
   を満した殺菌液チャンバー、同様に内部に除去装置を備
   え、下方に無菌水を満たした無菌水チャンバー、および
   乾燥チャンバーを連続して備え、かつ前記殺菌液チャン
   バーにパイプを介して連結する殺菌液タンク、無菌水チ
   ャンバーにパイプを介して連結する無菌水タンクを備え
   、また前記無菌水チャンバー、乾燥チャンバーおよび無
   菌水タンクには、噴霧ノズルが設けら、無菌水チャンバ
   ーおよび無菌水タンクには殺菌液および無菌水用噴霧ノ
   ズルを設け、乾燥チャンバーには殺菌液用噴霧ノズルを
   設けた包装材料の殺菌装置。