JPS6367230A

JPS6367230A - 自動カ−トン包装システム

Info

Publication number: JPS6367230A
Application number: JP20891186A
Authority: JP
Inventors: 雄二川村; 影山　公志; 隠岐　幸子; 喜一郎広瀬; 功牧野
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1986-09-05
Filing date: 1986-09-05
Publication date: 1988-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｌ・産業上の利用分野）本発明はジエース、酒等の液体を収容するたとえば直方
体容器、すなわちカートンの成形、内容物充填、密封を
連続的におとなり一連の自動包装システムにおいて、内
容物の充填工程ならびに、その前後の工程における殺菌
、異物除去をよシ完全におこなうためのシステムに関す
る。

（従来の技術）近年、ポリエチレン等の熱可塑性グラスチック・フィル
ムを紙の両面に積層してなる積層紙から、まず、たとえ
ば有底角筒状の容器（カートン）を作成し、ついで、被
充填物を充填したのち開口部を封止してたとえば直方体
形状の包装品を完成させる自動カートン包装システムが
開発されている。

この場合、被充填物がジエース、酒等の食品である場合
は、内容物充填工程部を中心として、有底角筒状カート
ン成形部からカートン上部開口部密封部に至る工程部分
は最も汚染され易い部分であるとともに、洗浄殺菌に最
も神経が注がれなければならない部分でもある。

（発明が解決しようとする問題点）しかるに従来の自動カートン包装システムにおいては、
この内容物充填工程部を中心とする工程部分の洗浄殺菌
システムが必ずしも満足なものとは云えず、その改善が
望まれていた。

仁の発明は上記事情に鑑みて表されたものであって、そ
の目的とするところは内容物充填工程部を中心としてそ
の前後の工程部における殺菌、異物除去を簡単かつ完全
におこなうことのできる自動カートン包装システムを提
供することでおる。

（問題点を解決するための手段）との発明は上記問題点を解決するための手段として、以
下の構成からなるシステムを提供するものである。

すなわち、この発明は紙および熱可塑性プラスチックフ
ィルムを積層してなる積層紙を罫線付けし、一定単位寸
法に裁断し、有底角筒状のカートンに成形し、内容物を
該カートンに充填し、カートン上部開口部をくせ折りし
たのち密封し、耳折りしたのち耳部融着をおこなう自動
カートン包装シスデ五において、少なくとも有底角筒状
カートン成形部からカートン上部開口部密封部に至る装
置主要部分を、その前後工程から実質的に区分された一
つのチャンバ内に収容し、この各工程部のチャンバ上部
に殺菌剤ミストを下方に向けて噴霧させる殺菌ノズルを
配設するとともに、この殺菌ノズルとは別に各工程部の
装置に向けて洗浄水を噴射させる洗浄水ノズルを工程部
の装置の近傍に配設したことを特徴とするシステムを提
供するものである。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第３図人は、本発明の一実施例を適用した自動カートン
包装システム装置の前部の構成を、また第３図Ｂは後部
の構成をそれぞれ模式的に示す図である。

この自動カートン包装システム装置は、大別して第４図
に示すように片百に化粧印刷が施された紙１の両面にが
りエチレン・フィルム等の熱可塑性プラスチック・フィ
ルム２，２を積層した積層紙からなるカートン素材３ｏ
から有底筒状のカートン３．を製造するカートン製造工
程部５と、このカートン製造工程部５によシ製造された
有底筒状の容器３．内にたとえば酒、ジエースなどの被
充填物６を充填して開口部を密閉封止して第５図に示す
ような密閉カートン３．として製品Ａを完成させる充填
／包装工程部７とから構成されている。

上記カートン製造工程部５は、第３図人および第３図Ｂ
の左側部位に示すような構成となっている。すなわち、
とのカートン製造工程部５は、その前段部分にウェブ状
のカートン素材３゜を繰出し供給するカートン素材供給
部８、このカートン素材供給部８から供給されたカート
ン素材３゜に必要な印字を付与する印字部９、この印字
部９にカートン素材３゜の被印字位置が合うようにウェ
ブ状のカートン素材３゜の張シ具合を調整する印字位置
合せ部１０．カートン素材３゜に成形用の縦罫線を付与
する第１の罫線付与部１１、接合部となる端面部分に液
漏れ防止用のチーｆ１２を張付けるエツジｆμテクト部
１３、カートン素材３゜に成形用の縦罫線以外の罫線を
付与する第２の罫線付与部１４、マーク合せセンタ一部
１５、所定の成形用罫線が付与されたカートン素材３゜
を１個分毎に切断する定寸送シ／切断部１６、切断され
た罫線付き展開状のカートン素材３．を後工程に搬送す
る搬送部１２等が順次配置されている。

また、中段部分には１個分Ｋ１．ｒＩ断された展開状の
カートン素材３．の長手方向に位置する両端面部を貼り
合せて筒状のカートン素材Ｊ、に成形する胴シール部２
０．この胴シール部２０／Ｃよシ成形された筒状のカー
トン素材３．を受取って偏平状態に潰した状態で搬送す
る受渡し搬送部２１、この受渡し搬送部２１によシ送シ
込まれた筒状カートン素材３８を受取シ、その搬送途上
で筒状カートン素材３．の殺菌および外側に付着してい
る異物の除去を行なう殺菌／異物除去部２２、筒状カー
トン素材３．の内側の洗浄を行汝う洗浄部２３、および
洗浄部２３で洗浄が完了した筒状カートン素材３．を受
取つて角筒状態の状態で搬送する受渡し搬送部２４が順
次配置されている。

また、後段部分には上記受渡し搬送部２４によシ送シ込
まれた角筒状のカートン素材３ｍを受取って有底角筒状
のカートン３．に成形し、開口部が上に位置するように
して後述する充填／包装工程部ｒに受渡す有底角筒状カ
ートン成形部２５が配置された構成となっている。

また、上記殺菌／異物除去部２２は、間欠的に無端走行
するカートン搬送手段２６によシカ−トン３．を保持し
て殺菌浴槽２７内の過酸化水素（ＨｚＯｔ）などの殺菌
液に浸漬した後、絞シロール、エアーナイフなどを備え
た異物除去装置２８でカートン３．の外側の殺菌液やご
み等を除去するようになっている。

また、洗浄部２３は洗浄水シャワーで容器３゜内の殺菌
液およびごみ等を洗い流した後、エアーナイフで水切シ
を行まうことによシ清浄な状態にするようになっている
。

しかして、このように構成されたカートン製造工程部５
においては、ウェブ状のカートン素材３゜かも、自動的
に有底角筒状のカートン３．を製造して清浄な状態とし
て、開口部が上になる状態で後工程である充填／包装工
程部７に順次供給することができることになる。

また、充填／包装工程部７は、第４図Ｂの右方部位に示
すような構成となりている。

すなわち、この充填／包装工程部７は、カートン製造工
程部５から順次供給されたカートン３１内に充填ノズル
３０を介して被充填物６を充填する充填部３１と、この
充填部３１で被充填物６が充填されたカートン３３の開
口部を封止するとともに封止部を所定の状態に整形する
封止／整形部３２と、この封止／整形部３２で包装を完
了した製品Ａを搬出する搬出部３３を有した構成となっ
ている。

上記封止／整形部３２は、充填を完了したカートン３３
の開口部を一文字に成形して閉塞する一文字整形部３４
、−文字整形された開口部を脱気状態で高周波シールす
る脱気／封止部３５、高周波シールを完了した密閉カー
トン３４を搬送手段の箱型キャリア（図示しない）から
取出して反転した状態とする取出／反転部３６、および
密閉カートン３４のシール部の両端耳部を密閉カートン
３４の両測部部に折重ねて融着する耳折／融看部３７を
有した構成となっている。

しかして、このように構成された充填／包装工程部７に
おいては、上記カートン製造工程部５から供給されて箱
型キャリア内に挿入された有底筒状のカートン３．が搬
出部３３に到達するまでの間に包装を完了して排出する
ことになる。

また、殺菌／異物除去部２２から脱気／封止部３５に至
るまでの間は無菌チャンバ３８　ａ、　３ｇｂで覆われ
た状態となっているとともに後述するように無菌エアー
が強制的に導通されていて殺菌／異物除去部２２で除去
された殺菌液や異物が下流側に流れ込んで二次汚染をし
ないようになっておシ、清潔（衛生的）な充填包装が行
なえるようになっている。

また、上記殺菌／異物除去部２２は、第１図に示すよう
に、−殺菌装置３９と、この殺菌装置３９の下流側に設
けられた外面異物除去装置４０と、外面異物除去装置４
００下流儒に設けられた内面異物除去装置（洗浄装置）
４１で構成されている。

第１図に示すように上記無菌チャンバ３８ａ内の殺菌／
異物除去部２２には、矢印Ａで示すように容器素材３．
の流れと逆の方向に無菌エアーを流すための第１の無菌
エアー導通経路７２が形成されておシ、また、上記殺菌
／異物除去部２２よシも下流側のチャンバ３８ｂには、
矢印Ｂで示すように容器素材３．の流れ方向に無菌エア
ーを流すための第２の無菌エアー導通経路７３が形成さ
れた状態となっている。さらに、これら第１．第２の無
菌エアー導通経路７２．７３内に無菌エアーを送り込む
無菌エアー発生手段７４が設けられた状態となっている
。

上記無菌エアー発生手段７４は、圧縮エアー発生手段と
してのブロワ−７５と、このプロワ−７５によシェアー
中の菌を除去する除菌フィルタ７６と、この除菌フィル
タ７６を通過したエアーを加熱する加熱手段７７と、無
菌エアーを無菌チャンバ３８ａ、３８ｂ内に導くダクト
７８とを具備した構成となっている。

また、ダクト７８は凹陥部８０を境にして２本に分岐さ
れていて、これら分岐ダクト７８ａ。

７８ｂは、それぞれ殺菌／異物除去部２２側のチャンバ
３８ａと有底筒状カートン成形部２５側のチャンバ３８
ｂＶｃそれぞれ接続されている。

また、第１の無菌エアー導通経路７２内を流れる無菌エ
アーの圧力又は風量よシも第２の無菌エアー導通経路７
３内を流れる無菌エアーの圧力又は風量の方が大きくな
るようになっておシ、殺菌／異物除去部２２で除去され
た殺菌液４２や紙屑、はこシカどの異物が有底角筒状カ
ートン成形部２５以降に流れ込んで二次汚染を招かない
ようＫなりているとともに、第１．第２の無菌エアー導
通経路７２．７３の終端部には排気処理装置８１ａ、Ｂ
ｌｂがそれぞれ接続されていて、環境汚染を招かないよ
う罠なっている。

しかして、上記の構成によれば、殺菌／異物除去部２２
で除去した殺菌液、洗浄液のミストや異物による二次汚
染を確実に防止でき、清潔な充填包装が可能と力る。

チャンバ３８ｂは殺菌／異物除去部２２を収容するチャ
ンバ５ｔｔａから凹陥部８０および隔壁８２を介して実
質的に分離された一つの独立したチャンバを構成し、そ
の中に、殺菌／異物除去部よシ下流側、す々わち少なく
とも有底角筒状カートン成形部（あるいはボトム戒形部
）２５、充填部３１およびカートン上部開口部密封部（
又は封止／整形部３２のうち、−文字整形部３４および
脱気／封止部３５が設けられている部分）の主要部分（
汚染防止上、問題となる部分）を収容し、外気からの遮
断が図られている。

このチャンバ３８ｂの上部の適当個所には第１図で示す
ように、滅菌剤溶液（たとえば過酸化水素溶液）をミス
ト状に下方に向けて噴霧させるための殺菌ノズル８３が
多数設けられている。この殺菌ノズル８３はそれぞれパ
イプ８４を介して殺菌液タンク８５に接続されていて、
必要時に加圧空気とともに殺菌剤溶液がこれらノズル８
３から噴霧されるようＫなっている。

このチャンノＺ　３　ｇ　ｂ内には記載上の繁雑化を避
けるため別途水した第２図に示す如く上記殺菌ノズル８
３とは別に各工程部の装置に向けて洗浄水を噴射させる
ための洗浄水ノズル８６が各工程部の装置近傍に多数配
設されている。この洗浄水はタンク８７からパルプ８８
、ストレーナ８９およびポンプ９０を介してバイア０９
１へ送られ、このパイプ９１を介して各洗浄水ノズル８
６へ送られるようになっている。洗浄水ノズル８６から
噴射された洗浄水はのちにパイプ９２を介して外部へ排
水され、あるいはパイプ９３を介してタンク８７へ戻さ
れる。なお、図中９４はヒータであって、タンク８７内
の水を必要温度に加熱し得るようになっている。

このチャンｐ４３ｇｋ）内の殺菌／異物除去機構によれ
ば、自動カートン包装システムの稼動の前後等の必要時
に殺菌液および洗浄水による洗浄と殺菌を自動的におこ
なうことができる。たとえば、タンク８７からヒータ９
４によって加温された洗浄水を一ンプ９０によジストレ
ーナ８９およびパイプ９１を介して各洗浄水ノズル８６
から各工程の装置に向けて噴出させ、付着する異物をパ
イプ９２を介して外部に除去する。次に殺菌液タンク８
５内の殺菌液を加圧空気の作用によシバイブ８４を介し
て各ノズル８３から適当時間、噴霧し、十分に殺菌する
。殺菌液は、ダクト７８ｂを通して導かれる加圧エアー
によル分解除去される。

なお、上記実施例ではチャンバ３８ｂ内に収容する工程
部分として有底角筒状カートン成形部からカートン上部
開口部密封部に至る装置までとしたが、これに限らず、
必要に応じて、その前後の若干の工程部分も、このチャ
ンバ３８ｂ内に収容するようにしてもよい。

（発明の効果）本発明の自動カートン包装システムによれば、有底角筒
状カートン成形部からカートン上部開口部密封部に至る
装置主要部分を、その前後工程から実質的に区分された
一つのチャンバ内に収容し、この各工程部のチャンバ上
部に殺菌剤ミストを下方に向けて噴霧させる殺菌ノズル
を配設するとともに、この殺菌ノズルとは別に各工程部
の装置に向けて洗浄水を噴射させる洗浄水ノズルを工程
部の装置の近傍に配設するようにしたから、この種の自
動包装システムの最も汚染が問題となる部分の殺菌、異
物除去を極めて操作上簡単で、かつ完全におこ々うこと
か可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例に係わる自動カ
ートン包装システムの要部を模式的に示す図、第３図Ａ
は本発明の一実施例を適用した自動包装システム装置の
前部の構成を模式的に示す図、第３図Ｂは本発明の一実
施例を適用した自動包装システム装量の後部の構成を模
式的に示す図、第４図はカートン素材の断面図、第５図
はカートン完成状態を示す斜視図である。３゜・・・ウェブ状カートン素材、３．・・・展開状カ
ートン素材、３．・・・筒状カートン、３．・・・有底
筒状カートン、３４・・・密閉カートン、５・・・カー
トン製造工程部、７・・・充填／包装工程部、８・・・
カートン素材供給部、９・・・印字部、１０・・・印字
位置合せ部、１１・・・第１の罫線付与部、１４・・・
第２の罫線付与部、１６・・・定寸送シ／切断部、１７
・・・搬送部、２０・・・胴シール部、２１・・・受渡
し搬送部、２２・・・殺菌／異物除去部、２３・・・洗
浄部、２５・・・有底角筒状カートン成形部、２７・・
・殺菌浴槽、２８・・・カートン内部連続洗浄装置、３
０・・・充填ノズル、Ｓｌ・・・充填部、３２・・・封
止／整形部、３５・・・脱気／封止部、３７・＠折／融
着部、３８ａ、ｓｓｂ・・・無菌チャンバ、３９・・・
殺菌装置、４０・・・外面異物除去装置、４１・・・内
面異物除去装置、７２・・・第１の無菌エアー導通経路
、７３・・・第２の無菌エアー導通経路、７４・・・無
菌エアー発生手段、７５・・・ブロワ−１７６・・・除
菌フィルタ、７８・・・ダクト、７８８．７８ｂ・・・
分岐ダクト、８０・・・凹陥部、８１ａ、ｌ１ｌｂ・・
・排気装置、８２・・・隔壁、８３・・・殺菌ノズル、
８４・・・パイプ、８５山殺菌液タンク、８６・・・洗
浄水ノズル、８７・・・タンク、８８・・・パルプ、８
９・・・ストレーナ、９１，９２．９３・・・パイプ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）紙および熱可塑性プラスチックフィルムを積層し
てなる積層紙を罫線付けし、一定単位寸法に裁断し、有
底角筒状のカートンに成形し、内容物を該カートンに充
填し、カートン上部開口部をくせ折りしたのち密封し、
耳折りしたのち耳部融着をおこなう自動カートン包装シ
ステムにおいて、少なくとも有底角筒状カートン成形部
からカートン上部開口部密封部に至る装置主要部分を、
その前後工程から実質的に区分された一つのチャンバー
内に収容し、この各工程部のチャンバー上部に殺菌剤ミ
ストを下方に向けて噴霧させる殺菌ノズルを配設すると
ともに、この殺菌ノズルとは別に各工程部の装置に向け
て洗浄水を噴射させる洗浄水ノズルを工程部の装置の近
傍に配設したことを特徴とするシステム。