JPH0431226A - 無菌充填装置 - Google Patents

無菌充填装置

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JPH0431226A
JPH0431226A JP12920090A JP12920090A JPH0431226A JP H0431226 A JPH0431226 A JP H0431226A JP 12920090 A JP12920090 A JP 12920090A JP 12920090 A JP12920090 A JP 12920090A JP H0431226 A JPH0431226 A JP H0431226A
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Nobuyuki Takakusaki
高草木 信之
Gakuo Watanabe
学夫 渡辺
Nobuaki Hase
宣昭 長谷
伊福 靖
野上 健次
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、容器への内容物の充填を無菌状態で行なう無
菌充填法及びその装置に関する。
(従来の技v#) 従来、飲料やその他の食品の瓶詰や缶詰等の製造に際し
て、滅菌のためにホットパック又は充填後に加熱して後
殺菌を行なっている。特に、コーヒー飲料や茶飲料等P
H4,5以上の低酸性飲料や食品はボツリヌス菌による
内容物の腐敗や変敗を防ぐために120℃で4分間以上
のレトルト殺菌が義務付けられている。そのため、容器
も加熱に耐えられる材質のものに限定され、また内容物
は容器充填後再度加熱されることになり、本来の風味が
損われることは避けることができなかった。
そこで、近時腐敗しやすい飲料や食品であっても、風味
を損わないで缶詰等にする方法として、無菌充填法が実
用化されている。無菌充填法は、クリーンルーム内で容
器を滅菌してから内容物を充填するものであり、それに
より容器や大気からの汚染を防ぎ、充填後の加熱の必要
性を無くするものである。
従来の無菌充填法における容器の滅菌は、前工程で洗浄
してクリーンルーム内に搬送されてきた容器の内外面に
過酸化水素等の滅菌剤を噴震し、次いで容器を加熱して
容器内外に付着した滅菌剤を蒸発させることにより行な
っている。また、他の方法として容器に紫外線を照射し
て滅菌する方法も行なわれている。しかしながら、これ
らの方法は、容器内面全体に均一に薬液を噴霧したり、
紫外線を照射することが困難であり、殺菌ムラが生じや
すい欠点がある。特に、狭口のボトルや巻締部のある缶
等の場合は、その傾向が顕著である。
また、例えばPETボトル等の場合は、過酸化水素噴震
後の乾燥で容器が収縮したり、紫外線照射による場合は
殺菌効果が発揮されないので、従来の無菌充填法は、容
器の材質や形状等に制限を受けていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、従来の無菌充填法における容器滅菌の上
記問題点を解決する方策として、従来の滅菌法に代えて
容器内に薬液を満杯にすることによって容器の材質や形
状が如何なるものであってもムラなく滅菌できることを
見出し、それによる無菌充填方法および装置を先に提案
した(特開平2−4692号公報)。このような、無菌
充填方法がより効果に実行されるためには、容器と環境
の無菌性の向上及び容器への滅菌剤の異臭残留を無くす
ことが必要である。クリーンルーム内の無菌性の向上を
図るには、例えば内部の装置等から発生する微粉等汚染
の原因となるものをクリーンルーム内に拡散させないこ
と、またクリーンルーム内への人間の立ち入り等により
外部から埃等を浸入させない事が望ましい。そのために
は、クリーンルーム内へ人間が立ち入らないように無人
化を図ることが望ましい。しかしながら、ラインを高速
で移動する容器はまれに倒れたりして、詰りが生じるこ
とがあり、その場合は人間がクリーンルーム内に入って
調節しなければならなくなり、不都合が生じる。従って
、無菌充填をより効果的に行なうためには、容器のより
完全な滅菌洗浄工程の確立と共に、装置内での容器の倒
れや詰りゃ装置の故障等が発生せず、且つ装置から発生
する汚染原因物を拡散させないようにするように環境か
らの汚染防止の確立が、特に要求される。
本発明は上記の要求を満たし、より効果的に無菌充填を
行なうことができるように創案されたもので、容器と環
境の滅菌度及び洗浄度を格段に向上させ、且つ滅菌剤に
よる残留異臭を皆無にすることができる無菌充填法およ
び装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決する手段) 上記問題点を解決する本発明の無菌充填法は、容器の内
面を薬液で洗浄する容器薬液内面洗浄工程、容器外面を
薬液で洗浄する容器外面薬液洗浄工程、容器に薬液を充
填した状態で容器を搬送して搬送中に容器内部の滅菌を
行なう容器滅菌工程、容器から内部の薬液を除去する薬
液抜き工程、容器外部を無菌水で洗浄する容器外部無菌
水洗浄工程、容器内部を無菌水で洗浄する容器内部無菌
水洗浄工程、容器に内容物を充填する内容物充填工程、
滅菌された蓋を内容物が充填された容器開口部に被冠し
て前記容器を密封する密封工程からなることを特徴とす
る。
前記各工程は、上記の順で行なわれる場合に限らず、例
えば容器薬液内面洗浄工程と容器外面薬液洗浄工程は同
時に行なっても良く、また′場合によってその逆の順に
行なっても良い。
また、上記無菌充填法を実施するための装置は、容器の
内面に薬液を噴射して容器内面を洗浄する第1リンサー
、容器外面に薬液を噴射するノズルを有する第1外面洗
浄器、ジグザグ状に配置されたコンベヤと該コンベヤの
上流寄りに配置されて搬送中の容器に薬液を充填する薬
液充填器とからなる容器滅菌装置、該容器滅菌装置の下
流側に配置され、薬液が満注された容器を倒立させて内
部の薬液を抜き再び容器を正立させて排出する容器の薬
液抜き装置、容器外部を無菌水で洗浄する第2外面洗浄
器、容器内部を無菌水で洗浄する第2リンサー、容器に
内容物を充填する充填装置、蓋を内容物が充填された容
器開口部に被冠して該容器を密封する密封装置からなり
、前記各装置間をコンベヤで連接してなることを特徴と
する。
さらに、上記目的をより一層効果的に達成するために、
前記装置に次のような方策を講じた。
前記空筒1リンサーと前記第1外面洗浄器から排出され
る薬液を夫々内洗薬液タンクと外洗薬液タンクに回収す
るようにした。前記容器滅菌装置に、容器内に充填され
た薬液のこぼれ分を補充充填する薬液補充充填器をジグ
ザグコンベヤを横断して設けた。前記薬液抜き装置は、
容器をサポート装置で支持しながら180°反転させて
液抜きを行なうロータリー式に構成した。また、前記第
2リンサーに、内面洗浄噴射ノズルの他に、容器外部よ
り容器ネック部に清浄水を噴射するネック部洗浄ノズル
を設けた。前記コンベヤに倒れた容器をコンベヤから排
除するための倒れ容器排除手段を設けた。そして、前記
コンベヤの戻り側に滅菌槽を設け、該滅菌槽内を通過さ
せることによってコンベヤの滅菌を行なうようにした。
(作用) クリーンルーム内に搬入された空容器はまず。
第1リンサーに供給され、内面に薬液を噴射されて容器
内面を洗浄し、ついで第1容器外面洗浄器の位置を通過
することにより、容器外面に薬液を噴射されて外面洗浄
が行なわれる。その際、第1リンサーで使用された薬液
と第1外面洗浄器で使用された薬液を別々の薬液タンク
に回収して再循環使用することにより、汚染度が相違す
る薬液が混ざることがなく、薬液の管理が容易である。
内外面が薬液で洗浄された容器は、滅菌装置に送られて
薬液充填器の下部を通過することにより、上部から流下
する薬液が容器に溢れるまで充填され、ジグザグコンベ
ヤで搬送されて所定時間容器内部を薬液と接触させて容
器内部の滅菌を行なう。
その際、ジグザグコンベヤのターン部を通過する時など
容器から液こぼれが起り、温性状態が維持できなくなる
ことがあるが、ジグザグコンベヤを横断してこぼれ分を
補充充填する薬液補充充填器を設けることによって、液
こぼれが生じても直ぐに補充充填され満注状態を維持す
ることができ、容量内面に薬液と非接触部が生じること
がなく。
滅菌性がより向上する。
次いで容器は薬液が満注された状態で薬液抜き装置に送
られ、反転されて液抜きが行なわれ再び正立されて次工
程に送出される0反転機構として、ボトル口部を把持し
てターレットの回転によりボトルが次第に反転されるが
、大容量のPETボトル等の場合、材質が柔軟なため満
注状態では容器が変形し反転させることが困難であるが
、容器をサポート装置で支持しながら反転させることに
よって、薬液が満注されて重くしかも柔軟材料で形成さ
れた容器であっても確実に反転させることができる。ま
た、前記滅菌装置及び薬液抜き装置がチャンバー内に隔
離され、該チャンバーに清浄空気を送って強制換気を行
なうことによって、薬液の異臭をクリーンルーム内に拡
散させず、容器への異臭の付着を防止する。
薬液抜き装置から出た容器はその下流側に配置された第
2外面洗浄器の位置を通過する際、外面に無菌水が噴射
されて無菌水による外面洗浄が行なわれ、それにより外
面付着した薬液が除去される。外面洗浄が行なわれた容
器は、コンベヤにより第1リンサーに送られるが、コン
ベヤからの汚染を防ぎ容器の無菌状態を確保するために
、洗浄された容器を搬送するコンベヤは、その戻り側で
薬液槽に貯溜されている薬液内を常に潜らして滅菌を行
なう。
第2リンサーでは、容器内部に無菌水を噴射して容器内
部に付着した薬液を除去する。同時に容器ネック部に外
部から洗浄液を噴射し、ネック部を再度洗浄することに
よって、ネジ等に付着して残留している薬液等も完全に
除去することができ、容器の清浄度をより高めることが
できる。内外部の洗浄が終了した容器は、充填機に供給
されて内容物が充填され、次いで密封装置において蓋が
被冠されて密封される。蓋は予め、滅菌されてから充填
機に供給される。
以上のように、本発明の無菌充填法は、上記の各工程を
経ることによって、容器の無菌化及び環境の無菌化がよ
り完全に行なわれ、より完全な無菌充填が達成され、弱
酸性飲料や中性飲料等従来加熱殺菌が義務付けられてい
た内容物であっても、加熱なしの無菌充填を可能にする
。そして、上記装置は上記無菌充填を確実に且つ自動的
に行なうことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の実施例である無菌充填システムを示し
ている0本無菌充填システムは、全体として無菌室(ク
リーンルーム)l内に配置されている。
図中、2はロータリー式の第1リンサーであり、ターレ
ットが1回転する間に供給コンベヤ3から供給される容
器を王立状態から倒立状態に反転させ再び正立状態に反
転させ、その間に容器内部に薬液をノズルから噴射して
容器内部を洗浄する。
4は第1リンサー2と容器滅菌装置との間のコンベヤ5
に沿って設けられた第1外面洗浄器であり、コンベヤに
よって搬送される容器の外面に複数のノズルから薬液を
噴射して容器外面を洗浄する。
6は前記第1リンサーと第1外面洗浄器で使用される薬
液を回収して、一定程度汚れるまで再循環して使用する
ための薬液タンクであり、本実施例では内法薬液タンク
61と外洗薬液タンク62の2槽に分割されており、夫
々から排出される薬液を別々に溜めるようになっている
。それによって、汚染度の違う薬液を別々に回収するこ
とができ、より効果的に薬液を使用することができる。
7は容器滅菌装置であり、全体が壁で囲われたチャンバ
ー8内にコンベヤ9がジグザク状に配置され、入口部側
に搬送方向に沿って複数個のノズルが形成されている薬
液充填N10がコンベヤ上方に設けられている。前工程
で内外面を薬液で洗浄されて王立状態でコンベヤ5によ
り搬送されてくる容器に、薬液充填器10によって上方
より薬液を流下させて溢れるまで充填し、その状態でジ
グザグコンベヤ9で搬送させて時間を稼ぎ、容器内面全
体に薬液を一定時間接触させて内面の滅菌を行なう、1
1はジグザグコンベヤの上方を横断して設けられた薬液
補充充填器であり、特にジグザグコンベヤのコーナ一部
では、容器から液がこぼれが生じ易いが、容器が該補充
充填器の下部を通過することによって、該補充充填器か
ら流下している薬液が補充され、容器を常に満杯状態に
維持することができ、内部全体の殺菌を確実に行なうこ
とができる。
13は前記工程で容器内に満注された薬液を容器から排
出するための薬液抜き装置であり、その詳細が第2図及
び第3図に示されている。該薬液抜き装置13は、ロー
タリー式になっており、直立状態で搬送されてくる満注
容器すをターレット14と共に回転させてその間に容器
すをサポート装置15で支持しながら180°反転させ
て薬液抜きを行ない再び正立状態に復帰させてコンベヤ
に移載する。反転させる容器は満注容器であるため重く
、従来の空容器のように容器の口部のみを保持して反転
させることは困難であるが、本実施例の薬液抜き装置は
サポート装置を備えているので、例えば1.5リツトル
用のPETボトルであっても、確実に反転させて液抜き
を行なう事ができる。
前記サポート装置15は、第3図に示すように、容器の
ネック部を把持して反転させる反転部材40から突出形
成されて容器胴部を支持するよになっている0反転部材
40の反転軸41はターレット14から突出したブラケ
ット42に回転自在に軸受され、その途中に反転駆動用
のリンク43が形成されている。該リンク43の他端は
、機台に設けられターレットの周囲に配置された反転作
動ガイド棒(又はカム)44に沿って移動できるように
基端が係合されているリンク45と回動自在に結合され
、リンク機構を構成している。前記反転作動ガイド44
は、リンク45がそれに沿って移動する行程で、該リン
クを作動させて反転軸41を約18o°の範囲で回転駆
動させることができるように、リンク45を反転軸41
に対して三次限移動させる径路を有して配置されている
。従って、薬液抜き装置に供給されたボトルは、反転部
材40と押え部材47とでネック部が把持されると共に
、サポート装置15によって胴部を支持され、その状態
でターレットの回転と共に公転し、その間リンク45も
ガイド44に沿って移動し、リンク機構によって反転軸
41を180°回転させ、容器を反転させ、薬液の抜き
を行なう。なお。
上記押え部材47は、ターレットに回動可能に設けられ
、その先端が容器のネック部に点接触して、反転部材と
共にボトルを把持するためのものであり、容器の供給位
置及び排出位置では開くように、適宜のカム機構によっ
て作動される。なお、上記の例では反転棒41をリンク
機構によって回動させるようにしたが、反転棒にピニオ
ンを固定し、ガイド棒によって突出駆動されるラックと
噛み合わせれるように構成することもできる。
前記滅菌装置7及び薬液抜き装置13は、薬液の臭気が
クリーンルーム内に拡散しないように個別にチャンバー
8.16内に設置されており、該チャンバー内に清浄空
気供給装置17によりダクト18.19を介して清浄空
気を送り、チャンバー内の空気をダクト20を介してク
リーンルーム外に排気して強制換気を行なっている。
21は薬液抜き装置の出口部に設けられた第2外面洗浄
器であり、第2図に示すように、内部を滅菌されて王立
状態で搬送される容器すの外面にノズルにより、無菌水
を噴射して外面に付着した薬液等を洗い落として外面を
洗浄する。また、薬液抜き装置出口から後述する充填室
までのコンベヤは、トンネル状にカバーで覆われたラミ
ナーフローコンベヤ22となっており、内部にクラス1
00程度の清浄空気を送って陽圧にし、トンネル内に外
部から菌が浸入することを防止している。
23はクリーンルーム内にさらに囲って設けられた充填
室であり、該充填室内に第2リンサー24、充填装置2
5及び密封装置26が設置されている。第2リンサーは
前記ラミナーフローコンベヤで搬送されてくる容器を受
けとって、前記第1リンサーと同様に容器を反転させて
容器内面を6浄するものであるが、第2リンサーでは容
器白和に無菌水を内面洗浄噴射ノズル(図示せず)で噴
射して内部を洗浄する。該第2リンサーには、34図に
示すように、容器を保持して回転するターレット33の
外側に位置して、容器のネック部に洗浄水を噴射する複
数個のネック部洗浄ノズルを有するネック部洗浄器34
が固定されている。それにより、薬液等が残留し易いボ
トル容器の螺子部を集中的に洗浄することができ、より
完全な洗浄ができる。
洗浄された容器は、充填装置25に送られて内容物が充
填さ九、次いで密封装置126で容器の関口部を蓋で密
封する。密封装置で密封が完了した容器は排出コンベヤ
30でクリーンルーム外に排出され、次工程に送られる
、 27は密封装置に供給される蓋の滅菌を行なう蓋滅菌装
置であり、外部より供給される蓋をジグザグ状に搬送し
てその間に蓋の内外面に薬液をノズルより噴射して滅菌
を行なう。そして、蓋滅菌装置から排出される蓋は、蓋
洗浄コンベヤ28によって密封装置に搬送される。蓋洗
浄コンベヤ28の上流側には、無菌水を噴射するノズル
群を有する蓋洗浄器29が設けられている。
以上のシステムにおいて、容器は各装置間をコンベヤで
搬送されるが、まれに搬送中に容器が転倒することがあ
り、このような場合転倒した容器をコンベヤより除去し
ないと次工程でつまりが発生して故障の原因となる。そ
のため、本発明では、第5図及び第6図に示すように、
倒れた容器をコンベヤから除去する倒れ容器排除手段が
設けられている。図示の実施例ではコンベヤのコーナ一
部では外側の下段ガイド30を除去して、外側は上段ガ
イド31だけで容器を案内するようにしている。それに
より、もし容器が転倒していると、コーナ一部で容器を
規制するものがないので、容器は慣性力でそのまま直進
してコンベヤから落下して、自動的に除去される。
また、コンベヤを常に無菌状態で保つために。
第7図示すように、コンベヤのリターン側に滅菌槽32
を設けて、コンベヤが薬液内を通過するようにしてコン
ベヤの滅菌を行なっている。特に、容器の滅菌終了後は
コンベヤからの汚染を防止する必要があり1本実施例で
はラミナーフローコンベヤと充填機出口コンベヤのリタ
ーン側に上記の滅菌槽が設置されている。
本実施例の無菌充填装置は以上のように、容器を薬液に
よる内部洗浄、外部洗浄、薬液満注状態での滅菌、無菌
水での外部洗浄、内部洗浄、ネック部の洗浄を行ない、
且つ蓋も薬液での洗浄、無菌水での洗浄の各工程を経て
滅菌洗浄するので、極めて高度の滅菌洗浄が達成される
。且つ、環境も薬液の臭気排除及び清浄空気の導入、及
びコンベヤの滅菌等で極めて高い清浄度に維持されるの
で、より完全な状態で無菌充填を行なうことができる。
以上本発明の実施例を示したが1本発明は上記実施例に
限るものでなく、その技術的思想の範囲で種々の設計変
更が可能である。例えば、第1リンサーに第1外面洗浄
器を組み込んで、薬液による内面洗浄と外面洗浄を同時
に行なっても良い。
(効果) 本発明は、以上のような構成からなり、次のような格別
の効果を奏する。
容器の完全滅菌及び洗浄ができるので、より完全な形で
無菌充填が可能であり、且つ加熱や紫外線照射等を行な
わないので容器の材質や形状も限定されず、より広汎な
容器への無菌充填が可能である。
請求項3の構成によれば、第1リンサーと第1外面洗浄
器から排出される薬液が夫々内法薬液タンクと外洗薬液
タンクに回収することによって、汚染度が相違する薬液
が混ざることがないので、薬液の循環使用管理を効果的
に行なうことができる。
請求項4の構成によれば、薬液のこぼれ分を補充充填し
て容器に薬液を満注状態に維持することができるので、
容器内面全体を洩れなく滅菌できる。
請求項5の構成によれば、薬液抜き装置が、容器をサポ
ート装置で支持しながら180°反転させて薬液抜きを
行なうことによって、薬液が満注されて重い容器であっ
ても確実に反転させることができる。
請求項6の構成によれば、容器ネック部に清浄水を噴射
するネック部洗浄ノズルが設けられているので、薬液が
付着残留し易いボトルのネジ部も完全に洗浄できる。
請求項7の構成によれば、倒れた容器をコンベヤから自
動的に排除できるので、装置に詰り等が発生せず、クリ
ーンルーム内に人間が立入ることを極端に減少させると
かできる。
請求項8の構成によれば、コンベヤの滅菌も完全に行な
うことができ、洗浄された容器がコンベヤから汚染され
ることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は1本発明の無菌充填装置の実施例を示し、第1図
は全体の配置を示す平面配置図、第2図は薬液抜き装置
の概略図、第3図はその要部概略図、第4図は第2リン
サーの概略側面図、第5図はコンベヤの倒れ容器排除手
段を示すコンベヤコーナ一部の平面図、第6図はその側
面図、第7図はコンベヤ滅菌装置の側面図である。 1:クリーンルーム  2:第1リンサー4:第1外面
洗浄器  6:薬液タンク  7:容器滅菌装置  l
O:薬液充填器  13:薬液抜き装置!   15:
サポート装W  17:清浄空気供給装置  21:第
2外面洗浄器22:ラミナーフローコンベヤ  23:
充填室  24:第2リンサー  25:充填装置26
:密封装置  27:蓋滅菌装置  28:蓋洗浄コン
ベヤ  29:蓋洗浄器  30:上段ガイド  31
:下段ガイド  34:ネック部洗浄器 特許出願人  東洋製罐株式会社 出願人代理人 弁理士 佐藤文男 (他2名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)容器の内面を薬液で洗浄する容器薬液内面洗浄工程
    、容器外面を薬液で洗浄する容器外面薬液洗浄工程、容
    器に薬液を充填した状態で容器を搬送して搬送中に容器
    内部の滅菌を行なう容器滅菌工程、容器から内部の薬液
    を除去する薬液抜き工程、容器外部を無菌水で洗浄する
    容器外部無菌水洗浄工程、容器内部を無菌水で洗浄する
    容器内部無菌水洗浄工程、容器に内容物を充填する内容
    物充填工程、滅菌された蓋を内容物が充填された容器開
    口部に被冠して前記容器を密封する密封工程からなるこ
    とを特徴とする容器の無菌充填法。 2)容器の内面に薬液を噴射して容器内面を洗浄する第
    1リンサー、容器外面に薬液を噴射するノズルを有する
    第1外面洗浄器、ジグザグ状に配置されたコンベヤと該
    コンベヤの上流寄りに配置されて搬送中の容器に薬液を
    充填する薬液充填器とからなる容器滅菌装置、該容器滅
    菌装置の下流側に配置され、薬液が満注された容器を倒
    立させて内部の薬液を抜き再び容器を正立させて排出す
    る容器の薬液抜き装置、容器外部を無菌水で洗浄する第
    2外面洗浄器、容器内部を無菌水で洗浄する第2リンサ
    ー、容器に内容物を充填する充填装置、蓋を内容物が充
    填された容器開口部に被冠して該容器を密封する密封装
    置からなり、前記各装置間をコンベヤで連接してなるこ
    とを特徴とする容器の無菌充填装置。 3)前記第1リンサーと前記第1外面洗浄器から排出さ
    れる薬液廃液が夫々内洗薬液タンクと外洗薬液タンクに
    回収されるようにした請求項2記載の容器の無菌充填装
    置。 4)前記容器滅菌装置に、容器内に充填された薬液のこ
    ぼれ分を補充充填する薬液補充充填器が前記ジグザグコ
    ンベヤを横断して設けられている請求項2又は3記載の
    容器の無菌充填装置。 5)前記薬液抜き装置が、直立状態で搬送されてくる薬
    液が満たされた容器をターレツトと共に回転させてその
    間に容器をサポート装置で支持しながら180°反転さ
    せて薬液抜きを行ない再び正立状態に復帰させてコンベ
    ヤに移載するロータリー式である請求項2、3又は4記
    載の容器の無菌充填装置。 6)前記第2リンサーは、容器の内面に清浄水を噴射す
    る内面洗浄噴射ノズルと、容器外部より容器ネック部に
    清浄水を噴射するネック部洗浄ノズルを有している請求
    項2、3、4又は5記載の容器の無菌充填装置。 7)前記コンベヤに倒れた容器をコンベヤから排除する
    ための倒れ容器排除手段が設けられている請求項2、3
    、4、5又は6記載の容器の無菌充填装置。 8)前記コンベヤの戻り側に滅菌槽を設け、該滅菌槽に
    貯溜された薬液内を通過させることによってコンベヤの
    滅菌を行なうようにした請求項2〜7の何れか記載の容
    器の無菌充填装置。 9)前記滅菌装置及び又は前記薬液抜き装置がチャンバ
    ー内に隔離され、該チャンバー内に清浄空気を供給して
    チャンバー内の強制換気を行なうようにした請求項2乃
    至8の何れか記載の無菌充填装置。
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